JPH084132Y2 - 塗料塗布装置 - Google Patents
塗料塗布装置Info
- Publication number
- JPH084132Y2 JPH084132Y2 JP1986129657U JP12965786U JPH084132Y2 JP H084132 Y2 JPH084132 Y2 JP H084132Y2 JP 1986129657 U JP1986129657 U JP 1986129657U JP 12965786 U JP12965786 U JP 12965786U JP H084132 Y2 JPH084132 Y2 JP H084132Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- paint
- coating material
- paint tank
- porous elastic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coating Apparatus (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は線材への塗料塗布装置に係り、特に平角線に
好適する塗布装置に関する。
好適する塗布装置に関する。
[考案の技術的背景] 従来、平角絶縁電線の製造方法として、硬アルミある
いは硬銅丸線を供給し、これを焼鈍した後、外周に絶縁
塗料を塗布焼付けし、次いでロールで圧下する各工程を
連続的に行う方法が知られている(特開昭54-50892号公
報)。
いは硬銅丸線を供給し、これを焼鈍した後、外周に絶縁
塗料を塗布焼付けし、次いでロールで圧下する各工程を
連続的に行う方法が知られている(特開昭54-50892号公
報)。
このような方法で製造された平角絶縁電線は、絶縁塗
料層に加工歪が残存し、電気的特性が低下するため、圧
下後の平角絶縁電線にさらに塗料を塗布することが検討
されている。
料層に加工歪が残存し、電気的特性が低下するため、圧
下後の平角絶縁電線にさらに塗料を塗布することが検討
されている。
[背景技術の問題点] しかしながら、上記の方法をタンデムに行うために
は、従来使用されてきた平角線用塗布ダイスを用いるこ
とができず、あるいはこれらを用いることは適さないと
いう難点がある。
は、従来使用されてきた平角線用塗布ダイスを用いるこ
とができず、あるいはこれらを用いることは適さないと
いう難点がある。
即ち、金属板や合成樹脂板を打抜いてダイス孔を設け
たダイスにおいては、予じめ心線をダイスに通しておく
必要があるが、圧下前の外径が圧下後の厚さよりも大き
いため、これを行うことは不可能であり、また平板を2
つ割り構造としたダイスは、圧下後の平角線の圧下方向
に垂直な側面が曲面をなすためダイスをサイズ毎に用意
せねばならない上、その加工も困難である。さらに平角
線のサイズに可変の組みダイス(実開昭50-10857号公
報)も知られているが、側面が曲面をなす平角線に対し
てその被膜厚さを均一にすることは困難であるという欠
点を有する。
たダイスにおいては、予じめ心線をダイスに通しておく
必要があるが、圧下前の外径が圧下後の厚さよりも大き
いため、これを行うことは不可能であり、また平板を2
つ割り構造としたダイスは、圧下後の平角線の圧下方向
に垂直な側面が曲面をなすためダイスをサイズ毎に用意
せねばならない上、その加工も困難である。さらに平角
線のサイズに可変の組みダイス(実開昭50-10857号公
報)も知られているが、側面が曲面をなす平角線に対し
てその被膜厚さを均一にすることは困難であるという欠
点を有する。
[考案の目的] 本考案は上記の欠点を解消するためになされたもの
で、製造開始前の線通しの状態では断面丸形で、製造時
には略平角形状を有する絶縁電線に好適する塗料塗布装
置を提供することをその目的とする。
で、製造開始前の線通しの状態では断面丸形で、製造時
には略平角形状を有する絶縁電線に好適する塗料塗布装
置を提供することをその目的とする。
[考案の概要] 本考案の塗料塗布装置は、線材通路に沿って2つの塗
料槽を互に対向して、かつ離間可能に配置し、これらの
塗料槽の線材通路側の側面にそれぞれ多孔性弾性部材を
配置するとともに、これらの多孔性弾性部材と各塗料槽
内部とを連通する連通孔を各塗料槽の側壁に設け、各塗
料槽を線材通路側に付勢するスプリング部材を備えたこ
とにより、ロール圧下により平角線を製造する際に、圧
下後の線材表面に均一に塗料を塗布することを可能にし
たものである。
料槽を互に対向して、かつ離間可能に配置し、これらの
塗料槽の線材通路側の側面にそれぞれ多孔性弾性部材を
配置するとともに、これらの多孔性弾性部材と各塗料槽
内部とを連通する連通孔を各塗料槽の側壁に設け、各塗
料槽を線材通路側に付勢するスプリング部材を備えたこ
とにより、ロール圧下により平角線を製造する際に、圧
下後の線材表面に均一に塗料を塗布することを可能にし
たものである。
[考案の実施例] 以下本考案の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本考案の塗料塗布装置1の断面を示したもの
で、第2図はその側面を示す。
で、第2図はその側面を示す。
図において2、2′は塗料槽であり、これらの塗料槽内
には絶縁塗料L、L′が収容されている。
には絶縁塗料L、L′が収容されている。
塗料槽2、2′は圧下後の平角線Wの走行方向に対し
て離間可能に配置されており、その線材通路側の側面2
a、2′aは半円柱状に形成されている。この側面には
フェルト等からなる多孔性弾性部材3、3′が密接配置
されており、多孔性弾性部材と塗料槽内とを連通する連
通孔4、4′が半円柱状の側面に複数箇所設けられてい
る。
て離間可能に配置されており、その線材通路側の側面2
a、2′aは半円柱状に形成されている。この側面には
フェルト等からなる多孔性弾性部材3、3′が密接配置
されており、多孔性弾性部材と塗料槽内とを連通する連
通孔4、4′が半円柱状の側面に複数箇所設けられてい
る。
上記の塗料槽2、2′は、その側面に係止されるスプ
リング部材5によって、塗布時には所定の圧力で線材W
側に付勢される。
リング部材5によって、塗布時には所定の圧力で線材W
側に付勢される。
平角線Wはその圧下面が多孔性弾性部材3、3′側に
位置するように走行せしめられ、製造開始時の断面丸形
から圧下時の断面略平角形まで塗料槽はその厚さに従っ
て追従し、さらに多孔性弾性部材内に保持された絶縁塗
料は塗料槽内より連通孔を通って補給されるため、その
外周に絶縁塗料が均一に塗布される。
位置するように走行せしめられ、製造開始時の断面丸形
から圧下時の断面略平角形まで塗料槽はその厚さに従っ
て追従し、さらに多孔性弾性部材内に保持された絶縁塗
料は塗料槽内より連通孔を通って補給されるため、その
外周に絶縁塗料が均一に塗布される。
[考案の効果] 以上述べたように本考案の塗料塗布装置は、離間可能
に配置された2つの塗料槽の側面の多孔性弾性部材によ
り線材表面に塗料を塗布し得る構造としたことにより、
ロール圧下等により製造される断面略矩形の平角線表面
に均一に塗料を塗布することができ、またその構造も簡
単である。
に配置された2つの塗料槽の側面の多孔性弾性部材によ
り線材表面に塗料を塗布し得る構造としたことにより、
ロール圧下等により製造される断面略矩形の平角線表面
に均一に塗料を塗布することができ、またその構造も簡
単である。
第1図は本考案の塗料塗布装置の一実施例を示す断面
図、第2図はその側面図である。 2、2′……塗料槽 3、3′……多孔性弾性部材 4、4′……連通孔
図、第2図はその側面図である。 2、2′……塗料槽 3、3′……多孔性弾性部材 4、4′……連通孔
Claims (2)
- 【請求項1】線材通路に沿って2つの塗料槽を互に対向
して、かつ離間可能に配置し、これらの塗料槽の線材通
路側の側面にそれぞれ多孔性弾性部材を配置するととも
に、これらの多孔性弾性部材と前記各塗料槽内部とを連
通する連通孔を前記各塗料槽の側壁に設け、前記各塗料
槽を線材通路側に付勢するスプリング部材を備えたこと
を特徴とする塗料塗布装置。 - 【請求項2】塗料槽の線材通路側の側面は、線材通路に
垂直な軸線を有する円柱状曲面に形成されてなることを
特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の塗料塗
布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986129657U JPH084132Y2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 | 塗料塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986129657U JPH084132Y2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 | 塗料塗布装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6335470U JPS6335470U (ja) | 1988-03-07 |
JPH084132Y2 true JPH084132Y2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=31026423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986129657U Expired - Lifetime JPH084132Y2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 | 塗料塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH084132Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5468154B1 (ja) * | 2013-03-22 | 2014-04-09 | 有限会社あぜがみシール印刷 | 潤滑剤塗布具及び潤滑剤塗布装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5136563A (ja) * | 1974-09-25 | 1976-03-27 | Hitachi Ltd | Wanisutofusochi |
-
1986
- 1986-08-25 JP JP1986129657U patent/JPH084132Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6335470U (ja) | 1988-03-07 |
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