JPH03158496A - ナットねじ孔面のめっき方法 - Google Patents

ナットねじ孔面のめっき方法

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JPH03158496A
JPH03158496A JP29759689A JP29759689A JPH03158496A JP H03158496 A JPH03158496 A JP H03158496A JP 29759689 A JP29759689 A JP 29759689A JP 29759689 A JP29759689 A JP 29759689A JP H03158496 A JPH03158496 A JP H03158496A
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JP
Japan
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nut
plating
nuts
hole
tapped holes
Prior art date
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Pending
Application number
JP29759689A
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English (en)
Inventor
Akira Matsuda
晃 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はナツトねじ孔面のめっき方法に関し、更に詳し
くは、ナツトのねじ孔面に厚み分布が均一なめっき層を
形成することができるナツトねじ孔面のめっき方法に関
する。
(従来の技術) ボルトへの反復する着脱の過程でナツトのねじ山が変形
することを防止するために、ナツトのねじ孔面に、Ag
やSnのような軟質の金属を薄くめっきすることが行な
われている。
従来から、このめっき方法としては、例えば、電型容器
の中に個々バラバラの状態で複数個のナツトを収容した
のち、駕籠型容器を所定のめっき浴に浸漬してめっきを
施す方法や、また、個々のナツトを釣針状の係止具に引
っがけた状態でめっき浴に浸漬してめっきを施す方法が
一般に採用されている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記した従来の方法でめっき処理を施して得
られたナツトの場合、例えばねじ孔面に厚み1μmのめ
っき層を形成すると、一般に、ナットの外面には3〜l
Oμmのめっき層が形成され、しかもねし孔面のめっき
層の厚みは均一になりにくいという問題が生じている。
すなわち、ねじ孔面へのめっき形成の目的からすると、
ナツト外面のめっき層は不要であるにもかかわらず、従
来方法では、この不要めっき層の形成に高価なめっき浴
が浪費されてしまう。しかも、ねじ孔面のめっき層の厚
み分布が不均一であるため、めっき層形成の目的が充分
に達成されない。
本発明は、ナツトのねじ孔面にめっき層を形成する従来
の方法における上記問題を解決し、ねじ孔面に厚み分布
が均一なめっき層を選択的に形成することができ、もっ
てめっき浴の浪費も防止することができるナツトねし孔
面のめっき方法の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段・作用) 上記した目的を達成するために、本発明においては、互
いのねじ孔を合致せしめることにより連通孔が形成され
るように複数個のナツトを連設し、前記連通孔に不溶性
陽極を挿通しかつ前記複数個のナツトを陰極と接続し、
前記連通孔内にめっき浴を通液しながらめっき処理を施
すことを特徴とするナツトねじ孔面のめっき方法が提供
され、また、互いのねじ孔を合致せしめることにより連
通孔が形成されるように複数個のナツトを連設し、前記
連設された複数個のナツトの外側を熱収縮チューブで被
覆して前記複数個のナツトを一体化したのち、前記連通
孔に不溶性陽極を挿通しかつ前記ナツトの外面を陰極と
接続した状態で全体をめっき浴中に浸漬してめっき処理
を施すことを特徴とするナツトねじ孔面のめっき方法が
提供される。
本発明においては、まず、第1図で示したように、複数
個(図では5個)のナツトla〜1eを、互いのねし孔
2a〜2eが合致するように直列に突き合わせて連結し
、ねじ孔2aからねじ孔2eまでを貫ぬく1個の連通孔
3が形成される。この場合、ナツト1aとナツトleの
間を例えばクランプで緊締して、互いのナツトが位置ず
れを起さないような処理が施される。
また、各ナツトの間には、中央に所定径の孔が形成され
ている例えば穴あきゴムシートを介在させることもでき
る。
ついで、各ナツトが形成する連通孔3の中に、ptめっ
きTi線のように不溶性で線状の形をした陽極4を、ナ
ツトのねじ孔面に接触しないように挿通ずる(第2図)
。陽極4とねじ孔面の接触によるショートを防止するた
めに、陽極4の外周を通液性の濾布などで被覆すると好
適である。
ついで、連通孔3の中に所定のめっき浴を通液し、不溶
性陽極4をe極、ナラhla−1eをe極に接続してめ
っきを行なう。
このとき、例えば、ナツトlaとナツトleの各端面に
例えば樹脂製の可撓性パイプを押しつけ、ここに別置の
めっき浴タンクからめっき浴を供給して、前記連通孔3
の中にめっき浴を通液させることが好ましい。めっき浴
の流速が遅いと、不溶性陽極4から発生するガスが連通
孔3の中に滞留してねじ孔面に良好なめっき層が形成さ
れな(なるので、めっき浴の流速は1m/min以上に
管理することか好ましい。
このような方法によれば、ナツトの外側にめっき層は形
成されず、ナツトのねじ孔面にのみ選択的にめっき層を
形成することができる。
また、本発明方法においては、第1図で示したように各
ナツトを連設したのち、その全体の外側を絶縁性の熱収
縮チューブで被包し、ついで熱収縮チューブを加熱して
収縮せしめることにより、各ナツトを互いに固定して一
体化すると同時に、ナツトの外側を絶縁被覆し、連通孔
に不溶性陽極を挿通して所定のめっき浴中に浸漬し、め
っき処理を施すこともできる。
この方法の場合も、カットの外側にはめっき層は形成さ
れず、ナツトのねじ孔面にのみ所定のめっき層が選択的
に形成されることになる。
(発明の実施例) 実施例1 10個の真鍮型M8ナツト(ねじ孔径8mm)に、それ
ぞれ、アルカリ脱脂、水洗、 H! S O4H! O
sによる酸洗、水洗の各処理を順次族したのち、互いの
ねじ孔を合わせて全体をクランプで緊締した。
ついで、連通孔の中に、線径111fflのPtめっき
Ti線をサラン濾布で被覆した陽極線を挿入し、両端の
ナツトの端面に内径9印のポリエチレンチューブをそれ
ぞれ押しつけ、各ポリエチレンチューブの他端はめっき
浴タンクに投入して、連通孔にAgめっき青化浴を流速
2m/minで通液しながら、厚みが1.0μmとなる
ようなAgめっき処理を行なった。
めっき処理後、各ナツトのねじ孔面の4点におけるAg
めっき層の厚みを測定した。全測定点は40点である。
その結果、Agめっき層の平均厚みは1.01μm。
標準偏差値(σ)は0.05μmであり、その厚み分布
は極めて均一であった。
実施例2 実施例1で10個のナツトを連設したのち、全体にテフ
ロン製の熱収縮チューブをかぶせ、ドライヤーで熱風加
熱して収縮せしめた。10個のナツトは互いの端面が密
着した状態で一体化した。
ついで、一方の端部のナツトの表面に粘着テープを貼着
し、連通孔の中に実施例1で用いた陽極線を挿入し、全
体を硫酸すずめつき浴中に浸漬して、他方のナツトの端
部を陰極に接続し、めっき層の厚みが1.5μmとなる
ような条件でめっき処理を行なった。
各ナツトのねじ孔面に形成されためっき層の平均厚みは
l、45μm、標準偏差値(σ)は0.07μmであっ
た。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明方法によれば、ナ
ツトのねじ孔面に厚み分布が均一なめっき層を選択的に
形成することができる。したがって、従来のようにナツ
トの外側にもめっき層が形成されるということはないの
で、めっき浴の浪費は防止されて経済的であり、その工
業的価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はナツトを連設した状態を示す斜視図、第2図は
連通孔に不溶性陽極を挿通した状態を示す斜視図である
。 la、lb、lc、ld、  le−ナツト、2a。 2b、2c、2d、2e・・・ねじ孔、3・・・連通孔
、4・・・不溶性陽極。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)互いのねじ孔を合致せしめることにより連通孔が
    形成されるように複数個のナットを連設し、前記連通孔
    に不溶性陽極を挿通しかつ前記複数個のナットを陰極と
    接続し、前記連通孔内にめっき浴を通液しながらめっき
    処理を施すことを特徴とするナットねじ孔面のめっき方
    法。
  2. (2)互いのねじ孔を合致せしめることにより連通孔が
    形成されるように複数個のナットを連設し、前記連設さ
    れた複数個のナットの外側を熱収縮チューブで被覆して
    前記複数個のナットを一体化したのち、前記連通孔に不
    溶性陽極を挿通しかつ前記ナットの外面を陰極と接続し
    た状態で全体をめっき浴中に浸漬してめっき処理を施す
    ことを特徴とするナットねじ孔面のめっき方法。
JP29759689A 1989-11-17 1989-11-17 ナットねじ孔面のめっき方法 Pending JPH03158496A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008303463A (ja) * 2007-06-05 2008-12-18 Jung Gul Lee ナットねじ部の表面処理用ジグ
CN103031589A (zh) * 2012-12-12 2013-04-10 江西洪都航空工业集团有限责任公司 一种飞机外筒零件内孔电镀夹具
CN104439916A (zh) * 2014-10-15 2015-03-25 贵州航锐航空精密零部件制造有限公司 螺母内螺纹局部电镀工艺方法
CN107620097A (zh) * 2017-11-03 2018-01-23 中航飞机起落架有限责任公司 一种内孔电镀装置

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