JPH084122Y2 - 自動塗装装置 - Google Patents

自動塗装装置

Info

Publication number
JPH084122Y2
JPH084122Y2 JP10200789U JP10200789U JPH084122Y2 JP H084122 Y2 JPH084122 Y2 JP H084122Y2 JP 10200789 U JP10200789 U JP 10200789U JP 10200789 U JP10200789 U JP 10200789U JP H084122 Y2 JPH084122 Y2 JP H084122Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
cable
coating
power supply
supply cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10200789U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0343345U (ja
Inventor
廣次 高羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Trinity Industrial Corp
Original Assignee
Trinity Industrial Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Trinity Industrial Corp filed Critical Trinity Industrial Corp
Priority to JP10200789U priority Critical patent/JPH084122Y2/ja
Publication of JPH0343345U publication Critical patent/JPH0343345U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH084122Y2 publication Critical patent/JPH084122Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、静電塗装機を自動車ボディ等の幅広の被塗
装物に対して昇降、水平動およびチルト運動させて、そ
の形状に即した塗装を行なうように制御された自動塗装
装置に係り、より詳しくは、外部よりかかる運動をする
複数の静電塗装機に接続する高電圧給電ケーブルの配設
構造の改良に関する。
(従来の技術) 従来の一般的な塗装装置は、数機(通常3機)のベル
型静電塗装機を上下動可能な昇降架台に下方に向けてチ
ルト運動かつ左右動可能に搭載してなる。
そして、静電塗装機が広い範囲で複雑な運動をするこ
とから、該塗装機に給電するための高電圧ケーブルは、
昇降架台の上方にて宙吊りの状態でかつかなりの遊びを
持つように支持させ、そこより下方の架台上の各静電塗
装機の接続端子に接続するという配設構造が通常取られ
ていた。
ところで、近年の塗料色の豊富化傾向により、自動塗
装装置は、シンナー用、エア用ホースとは別に、塗装機
一機当り約十本またはそれ以上の各色ごとの塗料ホース
を接続することが必要となっている。
従来の塗装装置は、給電ケーブルの場合と同様に、こ
れら多数のホース類を上方より昇降架台に導き、架台上
の各塗装機のカラーチェンジバルブ組立体に接続すると
いう配管構成を通常取っていた。このため、塗装機の諸
運動に応じて数多くのホースが各々独立に揺れ動き、ホ
ース相互の接触や昇降架台上面との擦りによりホース表
面の付着塵埃や架台上の堆積塵埃などが、昇降架台の直
下方に搬送されるところの被塗装物の上へ落下し、塗装
不良をひき起こすという問題があった。
そこで、本出願人は、例えば特開昭63-88073号公報や
実願昭63-100810号に開示するように、ベル型静電塗装
機を備えたチルトボックスを、左右の装置本体間にチル
ト運動かつ揺動可能に吊持した構造の塗装装置であっ
て、ホース束(塗装ホース、シンナーホースおよびエア
ホース)を側方より、前記ボックスの左右に組み付けた
連結筒に通し同ボックス内の各ベル型静電塗装機にそれ
ぞれ配設する型式の自動塗装装置を開発した。
この装置は、被塗装物の上方においてホースの束をボ
ックスや筒の中に収めその動きを制限するので、ホース
の動きに伴う塵埃の被塗装物への落下が無く、塗装不良
の発生を有効に防止することができる。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記の自動塗装装置は、給電ケーブルの配設
構造に関してなお改良すべき点であった。
この塗装装置は、高電圧給電ケーブルをチルトボック
スの外側に固定するものであったので、自動塗装の際給
電ケーブルは塗装機等の運動に追動して前後等に揺れ動
き、とりわけ前記ボックスがチルト運動する際には給電
ケーブルの揺れ幅は大きく、ケーブルの揺動の過程で、
一時的ではあるが、鋭角に屈曲する部位も生じていた。
塗装の回数が多くなれば、それだけ給電ケーブルはかか
る屈曲を反復することになる。ケーブルの屈曲の反復
は、その力学的疲労を速く進行させ、絶縁破壊の発生を
引き起しやすくなる。従って、上記の新型式の塗装装置
は給電ケーブルの耐用期間が相対的に短いという問題が
あり、実際の使用においては通常その期間より速めの時
期にケーブルの交換を行なっていた。
上述のような揺動反復による給電ケーブルの耐久性の
低下は、上記の新型式の塗装装置だけでなく、それ以前
の従来塗装装置のおいてもみられ、特に従来塗装装置の
場合、宙吊りとなった給電ケーブルがより大きい範囲で
揺れ動くので、より重大な問題であった。
本考案は、かかる問題を解決し、新型式の上記装置を
含め自動塗装装置をさらに改良するべくなされたもの
で、その目的は、塗装の際給電ケーブルの揺れの幅が小
さく、その使用寿命が大変長い自動塗装装置を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、ケーブル保持具をチルト運動する塗装機ボ
ックスに回転自在に取り付け、該ボックス内側の静電塗
装機に接続するための上方または側方からの高電圧給電
ケーブルを前記ケーブル保持具に固定してなることを特
徴とする自動塗装装置に関する。
本考案は、例えば特開昭63-88073号公報や実願昭63-1
00810号に開示されたような型式の自動塗装装置を始
め、それ以前の従来塗装装置にも適用される。
本考案における塗装機ボックスとは、その内側に静電
塗装機を通常下方に突き出して備えたボックスで、チル
ト等の連動可能に装置の左右部間に支持されてなるもの
をいい、上記新型式の塗装装置におけるチルトボックス
を含む。
ケーブル保持具は、塗装機ボックスの通常外側に適当
な軸受を介して好ましくはチルト運動面と平行に回転自
在に取り付けられた部材であって、そしてさらに高電圧
給電ケーブルを固定するための保持部を有するものであ
る。
(作用) 本考案においては、給電ケーブルを塗装機ボックスに
対して回転自在なケーブル保持具に固定したので、給電
ケーブルは、塗装機ボックスの動きにあまり拘束されず
ほぼ自由の状態にあり、塗装機ボックスや静電塗装機が
チルト運動等しても、それら運動に追動せず原姿勢を維
持する。よって塗装の際のケーブルの揺れの幅が小さく
なり、その屈曲も緩やかなものとなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により説明する。
本実施例は、実願昭63-100810号に開示した自動塗装
装置に適用したものである。
第1図および第2図は、実施例の塗装装置の右側主要
部を図示したもので、実施例装置の左側部分は左右対称
で同様の構成をなす。これらの図に示すように、本装置
は、揺動アーム3、3を左右両側のトラッキングボック
ス4、4に回動自在に支持し、ボックス4内の図示しな
い駆動機構により矢印±lのように揺動可能となってお
り、そして塗装機ボックス1を左右のアーム3、3の間
に連結筒5、5を介して吊持してなる。
ボックス1は、その内側に数機のベル型静電塗装機2
・・を備え、かつアーム3の支持部6に備えた駆動機構
の作動により連結筒5、5とともに第2図の矢印±tの
ように±90°の回転範囲でチルト運動するようになって
いる。
本実施例では、静電塗装機2に接続するための高電圧
給電ケーブル7は、装置上部の端子9に固定した後、塗
装機ボックス1の外側のケーブル保持具8に配設されて
いる。第3図および第4図に示すように、押えブラケッ
ト13を軸受10により、塗装機ボックス1に固着した支持
軸14を中心として回転自在に取り付け、そして結合ピン
15、15により該ブラケット13と接続ブラケット12を結合
してなり、保持具8は全体として軸14に対して偏心して
回転自在に取り付けられてなる。そして、給電ケーブル
7は、電流抑御用保護抵抗11を介して、接続ピン16、16
によりブラケット12に接続されてなる。
而して、冒頭に提案した従来の塗装装置は、ケーブル
の接続端部をチルトボックスに固定していたので、同ボ
ックスが大きい角度でチルト運動すると、該接続端部は
ほぼ水平の姿勢となり、よってケーブルの揺れ幅は大変
大きかった。
これに対し、実施例の塗装装置は、塗装の際、塗装機
ボックス1が大角度のチルト運動等をしても、保持具8
(接続ブラケット12)が自在に回転することにより、給
電ケーブル7の接続部分は常にほぼ垂直の姿勢に保たれ
る。従って、給電ケーブル7はいたって小さな幅で揺
れ、しかも緩やかな屈曲しか生じなかった。頻繁に長く
使用しても、給電ケーブル7の損傷、劣化の発生は殆ど
無く、長時間の耐用期間が得られた。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る自動塗装装置は、
給電ケーブルを回転自在に取り付けて塗装機ボックスの
動きに対してあまり追動を引き起こさない自由の状態に
したので、たとえ大角度でチルト運動等する際でも、給
電ケーブルは常に小さな幅で揺れ動きしかもその屈曲も
大変緩やかとなり、よって屈曲の反復によるケーブルの
絶縁破壊等の可能性もいたって低くなり、従って給電ケ
ーブルの使用寿命(耐用期間)が格段に長くなるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の自動塗装装置の要部を示す正
面図、 第2図は第1図の塗装装置を右方より見た図、 第3図は第1図の塗装装置における給電ケーブルの塗装
機ボックスへの取付部分を拡大して示す図(第4図のII
I-III線における断面図)、 第4図は第3図の取付部分を右方より見た図である。 図中、 1……塗装機ボックス 2……静電塗装機 3……揺動アーム 4……トラッキングボックス 7……給電ケーブル 8……ケーブル保持具 10……軸受 12……ブラケット ±l……アーム3の揺動方向 ±t……ボックス1のチルト運動方向

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブル保持具をチルト運動する塗装機ボ
    ックスに回転自在に取り付け、該ボックス内側の静電塗
    装機に接続するための上方または側方からの高電圧給電
    ケーブルを前記ケーブル保持具に固定してなることを特
    徴とする自動塗装装置。
JP10200789U 1989-08-31 1989-08-31 自動塗装装置 Expired - Lifetime JPH084122Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10200789U JPH084122Y2 (ja) 1989-08-31 1989-08-31 自動塗装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10200789U JPH084122Y2 (ja) 1989-08-31 1989-08-31 自動塗装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0343345U JPH0343345U (ja) 1991-04-23
JPH084122Y2 true JPH084122Y2 (ja) 1996-02-07

Family

ID=31650927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10200789U Expired - Lifetime JPH084122Y2 (ja) 1989-08-31 1989-08-31 自動塗装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH084122Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0343345U (ja) 1991-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8846155B2 (en) Coating method and associated coating device
US7650852B2 (en) Modular painting apparatus
US20090007844A1 (en) Painting system having a wall-mounted robot
CA2309722A1 (en) An apparatus for performing an animal related operation
CN1020575C (zh) 缆绳卷绕装置
JPH084122Y2 (ja) 自動塗装装置
JP2818407B2 (ja) ロボット
JPH07228353A (ja) 移載装置
JPH07156093A (ja) 産業用ロボットの関節部におけるケーブル処理装置
CN113809684B (zh) 一种高空带电作业绝缘操作平台
CN113021303B (zh) 四自由度并联机构及工业机器人
CN101966504B (zh) 基于平面三自由度并联机构的组合喷涂机器人
JPH084127Y2 (ja) 自動塗装装置
JPH075883Y2 (ja) 自動塗装装置
JP2000085971A (ja) ドラム缶積上装置及びドラム缶積上方法
KR20110074015A (ko) 인공위성 탑재체 장착장치
JPH07228354A (ja) 移載装置
JPH0410931Y2 (ja)
JPS6225349Y2 (ja)
CN113319810B (zh) 可通过悬挂钢缆的驱动装置
JPS6377562A (ja) 塗装装置
CN219718624U (zh) 一种具有水平稳定翻转功能的板件夹持结构
KR0176536B1 (ko) 로보트
KR100202369B1 (ko) 산업용 로봇의 케이블 현가 장치
JPH0551587U (ja) 旋回体への配線・配管の支持構造