JPH084121Y2 - 散布ホース - Google Patents

散布ホース

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JPH084121Y2
JPH084121Y2 JP4232691U JP4232691U JPH084121Y2 JP H084121 Y2 JPH084121 Y2 JP H084121Y2 JP 4232691 U JP4232691 U JP 4232691U JP 4232691 U JP4232691 U JP 4232691U JP H084121 Y2 JPH084121 Y2 JP H084121Y2
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JP
Japan
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elastic sheet
hose
hose body
injection hole
end side
Prior art date
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JP4232691U
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JPH04126755U (ja
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順一 宮本
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Maruyama Manufacturing Co Inc
Original Assignee
Maruyama Manufacturing Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ハウス等における薬
液散布に使用される散布ホースに係り、詳しくは各噴孔
からの吐出流量を均一化することができる散布ホースに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハウス内での薬液の散布作業では、散布
ホースが、ハウス内のほぼ両端間に延ばされ、基端側に
おいて少量散布機に接続され、複数個の噴孔から霧粒状
薬液を吐出するようになっている。このような従来の散
布ホースは、単に長手方向へほぼ等間隔でほぼ等径の噴
孔を有するのみである。
【0003】一方、実開昭61−75856号公報で
は、圃場において水平に保持されつつ長手方向に対して
直角方向へ進行され各噴口より粉粒状散布物を吐出する
多口ホースにおいて、開閉自在な噴き出し口を有する同
一の貼着座を各噴口に貼着することを開示する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】散布ホースの内圧は、
少量散布機から遠い位置程、低下するので、従来の散布
ホースでは、先端側の噴孔における薬液の吐出流量が、
基端側の噴孔に比して減少し、散布が不均一になる。一
方、実開昭61−75856号公報の多口ホースを散布
ホースに適用したとしても、貼着座の噴き出し口の開き
に対する抵抗力はどの貼着座においても等しいので、薬
液の吐出流量の均一化にはなんら寄与しない。
【0005】この考案の目的は、各噴孔からの霧粒状薬
液の吐出流量を均一化することができる散布ホースを提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。この考案の散布
ホース(18)では、ホース本体(19)は、霧粒状薬液を搬送
風と共に吐出する薬液散布機(10)へ基端側において接続
されるとともに、先端側において閉じられ、かつ長手方
向へほぼ等径の複数個の噴孔(24)を有している。弾性シ
ート(22)は、外側へ開き自在に各噴孔(24)を弾性力で閉
鎖するように、各噴孔(24)の近傍においてホース本体(1
9)の外面側に留められる。弾性シート(22)は、ホース本
体(19)の先端側の方にあるもの程、曲げ剛性を漸減され
ている。
【0007】
【作用】霧粒状薬液は、風に搬送されて、薬液散布機(1
0)からホース本体(19)の基端側へ送出され、ホース本体
(19)内を先端側の方へ進行する。各噴孔(24)では、ホー
ス本体(19)内からの吐出圧が、弾性シート(22)に作用
し、弾性シート(22)を、その弾性力に抗して外側へたわ
ませて、噴孔(24)を開放状態にする。これにより、霧粒
状薬液が各噴孔(24)から吐出される。
【0008】散布ホース(18)の内圧は、ホース本体(19)
の基端側の方へ進むに連れて、減少するので、噴孔(24)
における吐出圧は、先端側にある噴孔(24)程、減少す
る。一方、噴孔(24)における吐出圧に対する対向力とし
ての弾性シート(22)の弾性力は、ホース本体(19)の先端
側にある弾性シート(22)程、減少する。各弾性シート(2
2)のたわみ量、すなわち各弾性シート(22)の開度は、噴
孔(24)の吐出圧と弾性シート(22)の弾性力との均衡によ
り決まり、この結果、先端側の弾性シート(22)程、増大
する。これにより、先端側の噴孔(24)では、吐出圧の低
下にもかかわらず、弾性シート(22)の開度が増大し、霧
粒状薬液の吐出流量の低下が抑制される。
【0009】
【実施例】以下、この考案を図面の実施例について説明
する。図6はハウス12内における薬液の散布状況を示し
ている。少量散布機10は、一方の方向へ長く延びるハウ
ス12内の一方の側に配設され、薬液タンク及びコンプレ
ッサ(共に図示せず)を内蔵する散布機本体14と、散布
機本体14の上部に位置し霧粒状薬液を風に搬送させて吐
出する噴頭装置16とを有している。散布ホース18はホー
ス本体19と弾性シート22とを有し、ホース本体19は、ハ
ウス12内をハウス12の長手方向へ延ばされて、敷設さ
れ、基端側の端部において少量散布機10の噴頭装置16の
吐出口に装着され、先端部において紐20により閉塞され
ている。弾性シート22は、ホース本体19の上面側におい
て長手方向へほぼ等間隔で穿設されている噴孔24(図
1)に対応して設けられている。
【0010】図1は散布ホース18の部分的な平面図であ
る。弾性シート22は長方形である。
【0011】図2はホース本体19への弾性シート22の貼
着状態を示している。図1及び図2において、弾性シー
ト22は、各噴孔24の近傍において一辺側の貼着部26にお
いてホース本体19の外面側に貼着され、散布ホース18の
内圧が零のときは弾性力により噴孔24を閉鎖している。
【0012】図3は弾性シート22の平面図である。弾性
シート22において、Aは貼着部26に隣接する辺の長さを
示し、Bは貼着部26の側の辺の長さを示している。図1
において、ホース本体19の長手方向へ隣接してそれぞれ
ホース本体19の基端側及び先端側となっている弾性シー
ト22において、弾性シート22のA及びBをそれぞれA
1,A2及びB1,B2と定義すると、A1=A2、B
1>B2の関係になっている。すなわち、Aはすべての
弾性シート22おいて等しいが、Bはホース本体19の先端
側にある弾性シート22程漸減されている。これにより、
弾性シート22の面積は、ホース本体19の先端側にある弾
性シート22程、漸減し、また、弾性シート22の厚さは等
しくなっているので、弾性シート22は、先端側の弾性シ
ート22程、曲げ剛性を漸減し、たわみに対する抵抗力を
減少させる。
【0013】実施例の作用について説明する。霧粒状薬
液は、風に搬送されて、少量散布機10からホース本体19
の基端側へ送出され、ホース本体19内を先端側の方へ進
行する。各噴孔24では、ホース本体19内からの吐出圧
が、弾性シート22に作用し、弾性シート22を、その曲げ
剛性に応じてたわませて、噴孔24を開放状態にする。こ
れにより、霧粒状薬液が各噴孔24から吐出される。
【0014】散布ホース18の内圧は、ホース本体19の基
端側の方へ進むに連れて、減少する。図4は散布ホース
18においてホース本体19の基端からの距離と散布ホース
18の内圧との関係を示している。散布ホース18の内圧は
ホース本体19の基端から遠い位置程減少し、噴孔24にお
ける吐出圧も、先端側にある噴孔24程、減少する。一
方、ホース本体19の先端側にある弾性シート22程、B
(図3)が減少するので、曲げ剛性も減少し、その結
果、噴孔24における吐出圧に対する対向力としての弾性
シート22の弾性力は減少する。各弾性シート22のたわみ
量、すなわち各弾性シート22の開度は、噴孔24の吐出圧
と弾性シート22の弾性力との均衡により決まり、先端側
の弾性シート22程、増大する。これにより、先端側の噴
孔24では、吐出圧の低下にもかかわらず、弾性シート22
の開度が増大し(図5はホース本体19の長手方向におけ
る弾性シート22のたわみ量、すなわち開度の相違を示し
ている。)、霧粒状薬液の吐出流量の低下が抑制され
る。
【0015】図示の実施例では、弾性シート22は、Bの
漸減により曲げ剛性を漸減されているが、Aの漸減、A
及びBの漸減、又は厚さの漸減によって曲げ剛性を漸減
されてもよい。また、弾性シート22は長方形であるが、
三角形及び楕円形等、他の形状であってもよい。
【0016】図示の実施例では、弾性シート22は貼着に
よりホース本体19に留められているが、融着等、他の固
定方法で留められることも可能である。
【0017】
【考案の効果】この考案では、弾性シートが、各噴孔の
近傍においてホース本体の外面側に留められて、外側へ
開き自在に各噴孔を閉鎖しているとともに、弾性シート
の曲げ剛性は、ホース本体の先端側の方にあるもの程、
漸減されている。したがって、先端側の噴孔では、散布
ホースの内圧、すなわち噴孔における吐出圧の低下にも
かかわらず、弾性シートの開度は増大するので、霧粒状
薬液の吐出流量の減少が抑制され、各噴孔からの霧粒状
薬液の吐出流量を均一化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】散布ホースの部分的な平面図である。
【図2】ホース本体への弾性シートの貼着状態を示して
いる。
【図3】弾性シートの平面図である。
【図4】散布ホースにおいてホース本体の基端からの距
離と散布ホースの内圧との関係を示すグラフである。
【図5】ホース本体の長手方向における弾性シートのた
わみ量の相違を示す図である。
【図6】ハウス内における薬液の散布状況を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 少量散布機(薬液散布機) 18 散布ホース 19 ホース本体 22 弾性シート 24 噴孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホース本体(19)が、霧粒状薬液を搬送風
    と共に吐出する薬液散布機(10)へ基端側において接続さ
    れるとともに、先端側において閉じられ、かつ長手方向
    へほぼ等径の複数個の噴孔(24)を有し、弾性シート(22)
    が、外側へ開き自在に前記各噴孔(24)を弾性力で閉鎖す
    るように、前記各噴孔(24)の近傍において前記ホース本
    体(19)の外面側に留められ、前記弾性シート(22)は、前
    記ホース本体(19)の先端側の方にあるもの程、曲げ剛性
    を漸減されていることを特徴とする散布ホース。
JP4232691U 1991-05-13 1991-05-13 散布ホース Expired - Lifetime JPH084121Y2 (ja)

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JP4232691U JPH084121Y2 (ja) 1991-05-13 1991-05-13 散布ホース

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Publication Number Publication Date
JPH04126755U JPH04126755U (ja) 1992-11-18
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