JPH084107Y2 - メタル触媒担体 - Google Patents

メタル触媒担体

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JPH084107Y2
JPH084107Y2 JP9820790U JP9820790U JPH084107Y2 JP H084107 Y2 JPH084107 Y2 JP H084107Y2 JP 9820790 U JP9820790 U JP 9820790U JP 9820790 U JP9820790 U JP 9820790U JP H084107 Y2 JPH084107 Y2 JP H084107Y2
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corrugated plate
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富士雄 上村
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、触媒コンバータに用いられるメタル触媒担
体に係わり、特に、フィルムアウト現象を有効に防止で
きるメタル触媒担体に関する。
〔従来の技術〕 一般に、自動車の排気系には、排気ガスを浄化するた
め、触媒コンバータが配置されている。
この触媒コンバータには、金属製の波板と平板とを交
互に積層してコア部を形成してなるメタル触媒担体を有
しているものがあるが、排気ガス流により波板と平板と
が相対移動するいわゆるフィルムアウト現象が生じ、こ
れを防止するために種々の対策が講じられている。
かかる要求に沿って、例えば特願平1-14684号に示す
メタル触媒担体が知られている(第5図,第6図図示) 第5図において、金属製の波板101と平板102とを重
ね、これ等を多重に巻回してコア部103が形成されてい
る。コア部103の両開口側部が中間部104より縮径され、
縮径部105,105が形成されている。
そして、波板101及び平板102は、第6図に示すよう
に、これ等の中央部に沿ってなだらかな形状の波板側凸
部101A及び平板側凹部102Aが形成され、これ等の波板側
凸部101A,平板側凹部102Aが相互に当接するように、波
板101と平板102とが重ねられている。
これにより、波板101と平板102との相対移動を防止し
てフィルムアウト現象の防止を図っている。
また、当該メタル触媒担体を造る際、波板101と平板1
02とを交互に重ね、巻回して、いわゆるレーストラック
状に成形した後、波板101と平板102とをロー付け,レー
ザ溶接,スポット溶接等により固定し、その後、大気中
で熱処理を行なえば、酸化皮膜の固着により波板101と
平板102とが固着され、波板101と平板102との接合強度
が高くなる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、従来のメタル触媒担体にあっては、波板側
凸部101A及び平板側凹部102Aは、なだらかな形状になっ
ているので、自動車の高振動,排気ガスの熱冷サイクル
条件下で波板101と平板102の保持力が低下し、波板101
と平板102とが相対移動するいわゆるフィルムアウト現
象が発生し易くなっている。波板101と平板102との相対
移動を確実に防止するためには、波板側凸部101A及び平
板凹部102Aの高さ方向の寸法Hを大きくしなければなら
ず、そのため、メタル触媒担体の高さ方向の寸法が大き
くなって自動車の狭いスペースの床下に収容できない場
合も生じる。
本考案は、上述の問題点を解決するためになされたも
ので、その目的は、波板と平板の相対移動を防止するた
めに必要な高さ方向の寸法が小さくても確実にフィルム
アウト現象を防止することができるメタル触媒担体を提
供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を達成するために、本考案は、波部が排気ガ
ス流れ方向を横切って形成される金属製の波板と、金属
製の平板とを交互に積層してコア部を形成してなるメタ
ル触媒担体において、波板に、排気ガス流れ方向に沿っ
て連続して形成される微小波部を設けるとともに、平板
に、排気ガス流れ方向に沿って連続して形成される微小
波部を設け、波板の微小波部と平板の微小波部とは係合
してなるものである。
〔作用〕
本考案においては、波板の微小波部と、平板の微小波
部とが排気ガス流れ方向に沿って係合している。従っ
て、波板,平板の各微小波部のそれぞれの山谷が相互に
接触しており、また、従来例に比して微小波部の山谷途
中の傾斜が大きく、波板,平板の微小波部がストッパの
機能を果たし、波板と平板の規制力が大きくなってい
る。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例に係わるメタル触媒担体を示
すもので、このメタル触媒担体では、コア部1は金属製
の波板2と平板3とを交互に重ね、これ等を多重に巻回
して形成されている。波板2では、その波部2Aが排気ガ
ス流れ方向を横切って形成されている。波板2と平板3
とにより多数のセル4が形成されている。
第2図に示すように、波板2には、連続する微小波部
5が排気ガス流れ方向に沿って形成されている。微小波
部5は、例えば、25-650セル/in2の密度でメタル触媒
担体のセル4が形成されている場合には、波形の高さは
0.01〜1.2mm,ピッチは0.1〜1.0mm,山谷の先端の曲がり
アールは0.3mm以上とされている。
第3図において、平板3は、第1図に示すように平面
状に形成されているものの、排気ガスの熱冷サイクル条
件による引張応力に耐えるように排気ガス流れ方向を横
切って、なだらかな波部3Aが形成されている。平板3に
は、連続する微小波部6が排気ガス流れ方向に沿って形
成されている。例えば、平板3の波部3Aの波形の高さを
0.1〜1.0mm,ピッチを0.5〜5mm,山谷の先端の曲がりアー
ルを0.5〜5mm以上とした場合、これに対して、平板3の
微小波部6の波形の高さは0.01〜1.2mm,ピッチは0.1〜
1.0mm,山谷の先端の曲がりアールは0.3mm以上とされて
いる。
そして、当該メタル触媒担体を造るには、第4図に示
すように波板2の微小波部5,平板3の微小波部6を係合
させた状態で、波板2と平板3とを交互に重ね、巻回し
て、いわゆるレーストラック状に成形する。成形後、波
板2と平板3とをロー付け,レーザ溶接,スポット溶接
等により固定するが、その場合も第4図に示すように波
板2の微小波部5,平板3の微小波部6を係合させる。そ
の後、大気中で熱処理を行ない(または真空ロー付
け)、酸化皮膜を固着し、波板2と平板3とが固着され
る。
次に、本実施例の作用,効果を説明する。
波板2の微小波部5と、平板3の微小波部6とが排気
ガス流れ方向に沿って係合している。従って、波板2,平
板3の各微小波部5,6のそれぞれの山谷が相互に接触し
ており、また、従来例に比して微小波部5,6の山谷途中
の傾斜が大きく、波板2,平板3の微小波部5,6のそれぞ
れの山谷がストッパの機能を果たし、波板2,平板3の規
制力が大きくなっている。
従って、自動車の高振動,排気ガスの熱冷サイクル条
件下において、波板2と平板3の相対移動が規制され、
フィルムアウト現象が発生しようとしても、これを確実
に防止することができる。
そして、これら波板2,平板3の微小波部5,6の高さ寸
法が小さくても、上述の如く波板2と平板3の相対移動
が規制されるので、従来例に比して波板2と平板3の相
対移動を防止するために必要な高さ方向の寸法も小さく
て済み、自動車の狭いスペースの床下に対応することが
できる。
なお、本実施例においては、波板2と平板3とを交互
に重ね、巻回してなるコア部1を例に挙げて説明してい
るが、多数の波板と平板とを積層した構造のコア部に対
しても適用することができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、波板の微小波部
と、平板の微小波部とが排気ガス流れ方向に沿って係合
している。従って、波板,平板の各微小波部のそれぞれ
の山谷が相互に接触しており、また、従来例に比して微
小波部の山谷途中の傾斜が大きく、波板,平板の微小波
部がストッパの機能を果たし、波板と平板の規制力が大
きくなっている。
従って、自動車の高振動,排気ガスの熱冷サイクル条
件下において、波板と平板の相対移動が規制され、フィ
ルムアウト現象が発生しようとしても、これを確実に防
止することができる。
そして、これら波板,平板の微小波部の高さ寸法が小
さくても、上述の如く波板と平板の相対移動が規制され
るので、従来例に比して波板と平板の相対移動を防止す
るために必要な高さ方向の寸法も小さくて済み、自動車
の狭いスペースの床下に対応することができる効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係わるメタル触媒担体の斜視
図である。 第2図は第1図の波板の一部を示す斜視図である。 第3図は第1図の平板の一部を示す斜視図である。 第4図は第1図のA方向矢視に係わり、第1図の波板と
平板の係合状態を示す断面図である。 第5図は従来におけるメタル触媒担体の斜視図である。 第6図は第5図のメタル触媒担体の波板と平板との関係
を示す斜視図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 1……コア部 2……波板 2A……波部 3……平板 5……微小波部 6……微小波部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】波部が排気ガス流れ方向を横切って形成さ
    れる金属製の波板と、金属製の平板とを交互に積層して
    コア部を形成してなるメタル触媒担体において、波板
    に、排気ガス流れ方向に沿って連続して形成される微小
    波部を設けるとともに、平板に、排気ガス流れ方向に沿
    って連続して形成される微小波部を設け、波板の微小波
    部と平板の微小波部とは係合してなることを特徴とする
    メタル触媒担体。
JP9820790U 1990-09-18 1990-09-18 メタル触媒担体 Expired - Fee Related JPH084107Y2 (ja)

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