JPH0840931A - 血栓症用剤 - Google Patents

血栓症用剤

Info

Publication number
JPH0840931A
JPH0840931A JP7073045A JP7304595A JPH0840931A JP H0840931 A JPH0840931 A JP H0840931A JP 7073045 A JP7073045 A JP 7073045A JP 7304595 A JP7304595 A JP 7304595A JP H0840931 A JPH0840931 A JP H0840931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasmin
plasminogen
composition
plasminogen activator
composition according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7073045A
Other languages
English (en)
Inventor
Johann Eibl
ヨハン・アイブル
Anton Philapitsch
アントン・フィラピッチュ
Hans Peter Schwarz
ハンス・ピーター・シュヴァルツ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oesterreichisches Institut fuer Haemoderivate
Original Assignee
Immuno AG
Immuno AG fuer Chemisch Medizinische Produkte
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Immuno AG, Immuno AG fuer Chemisch Medizinische Produkte filed Critical Immuno AG
Publication of JPH0840931A publication Critical patent/JPH0840931A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/16Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • A61K38/164Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria
    • A61K38/166Streptokinase
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/16Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • A61K38/43Enzymes; Proenzymes; Derivatives thereof
    • A61K38/46Hydrolases (3)
    • A61K38/48Hydrolases (3) acting on peptide bonds (3.4)
    • A61K38/482Serine endopeptidases (3.4.21)
    • A61K38/484Plasmin (3.4.21.7)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/16Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • A61K38/43Enzymes; Proenzymes; Derivatives thereof
    • A61K38/46Hydrolases (3)
    • A61K38/48Hydrolases (3) acting on peptide bonds (3.4)
    • A61K38/49Urokinase; Tissue plasminogen activator
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P7/00Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
    • A61P7/02Antithrombotic agents; Anticoagulants; Platelet aggregation inhibitors
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12YENZYMES
    • C12Y304/00Hydrolases acting on peptide bonds, i.e. peptidases (3.4)
    • C12Y304/21Serine endopeptidases (3.4.21)
    • C12Y304/21007Plasmin (3.4.21.7), i.e. fibrinolysin
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12YENZYMES
    • C12Y304/00Hydrolases acting on peptide bonds, i.e. peptidases (3.4)
    • C12Y304/21Serine endopeptidases (3.4.21)
    • C12Y304/21068Tissue plasminogen activator (3.4.21.68), i.e. tPA

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単かつ安全に施すことができる血栓症症状
の療法のための組成物を提供する。 【構成】 プラスミンおよびプラスミノーゲン活性化剤
を含む血栓溶解効果を持つ医薬組成物は全身投与ならび
に血栓症部位への局所投与のために有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は血栓溶解剤(血栓症用
剤)医薬的組成物に関する。血栓症とは血管内における
病理的血液凝固であって、殆どは静脈であるが動脈をも
含む血管の閉塞に到るものと理解されている。それ故
に、血管の血栓症においては青いしみまたは浮腫ならび
に疼痛および倦怠感のような血管欝血の兆候が現れる。
血栓症は腎臓、脳または肺臓(塞栓症)のような器官へ
の血塊の移動の危険のためにも殊に危険である。血栓症
の原因は血小板の蓄積ならびに血液凝固制御の障害(例
えば抗トロンビンIIIの欠損により)ならびに例えば
長期間の不動の間に起きるようなボルテクス形成および
循環閉塞による血液流動性の変化に到る血管壁の損傷で
ある。
【0002】血栓症の処置は2種の異なる方法で行われ
る。すなわち、(1)血塊の医薬的溶解(血栓溶解)に
よるものおよび(2)特に非溶解可能性の血塊について
は、外科的手術法によるものである。これに加え、
(1)と(2)との組合せの可能性も明らかに存在す
る。前記(1)に言及した医薬的溶解、すなわち血栓溶
解療法は血栓症の傾向がある患者の処置に特に有効であ
る。血管内フィブリンはそれによって溶解し、血栓が縮
小するかまたは除去される。これに関し、血栓溶解療法
の成功はできる限り早い時点において血球の流れが回復
されるような血栓の迅速な溶解に少なからず依存する。
【0003】塞栓症的にまたは血管の血栓症閉塞の場所
に発生した静脈および動脈の血栓はフィブリンを含む。
このフィブリンはフィブリン溶解的に活性な酵素である
プラスミンにより分解され、それによって血栓が溶解さ
れる。プラスミンはセリンプロテイナーゼである蛋白質
分解酵素の名称であって、それはフィブリンを含む血塊
を崩壊して溶解性生産物(フィブリノペプチド)にする
ことができ、それでフィブリン溶解剤(血栓溶解剤)と
して活性である。必要な場合には、プラスミンは血塊の
ある部位で不活性な前駆体であるプラスミノーゲン、す
なわちプラスミンのチモーゲンから発生するが、これは
血漿mLにつき約200mgの濃度で存在する。
【0004】プラスミノーゲンのプラスミンへの活性化
は種々の血漿因子によって、またはウロキナーゼまたは
血管壁−PAと同一でもある組織−PA(tPA、組織
プラスミノーゲン活性化因子)のようなセリンプロテイ
ナーゼに属する特定のプラスミノーゲン活性化剤によっ
て起こされる。tPAは分子量72000を持ち、ジス
ルフィド橋により安定化されている種々の構造的要素
(部位)、すなわちフィンガー、成長因子、クリングル
2個およびセリンプロテイナーゼ部位から構成されてい
る。このクリングル部位の力で、tPAはフィブリン血
塊に結合し、これにより活性化され、これもここに結合
しているプラスミノーゲンを分解する。例えばストレプ
トコッカス属からの外来性活性化剤であるストレプトキ
ナーゼは、それ自体ではキナーゼに典型的な、あるいは
蛋白質分解的な、活性を持たないが、プラスミノーゲン
とコンプレックスを形成した後にのみプラスミノーゲン
に酵素的に作用する(J.Biol.Chem.、25
3巻(1987年)1090〜1094頁)。
【0005】
【従来の技術】それ故、血栓溶解療法の間にはプラスミ
ノーゲン活性化剤として作用する酵素を投与することが
普通であって、そのような所謂、血栓溶解的に活性な酵
素は、例えば、tPA、ウロキナーゼ、プロ−ウロキナ
ーゼ、ストレプトキナーゼまたはスタフィロキナーゼで
あることができる。V.V.KakkarとF.M.S
cully、Haemostasis、18巻:補1
(1988年)127〜138頁はプラスミノーゲンの
点滴と後続する生体内におけるプラスミノーゲンの活性
化のためのストレプトキナーゼの点滴による患者の血栓
溶解処置を、ストレプトキナーゼ単独による患者の処置
と比較して記載している。これによって、プラスミノー
ゲンおよびプラスミノーゲン活性化剤の連続投与はスト
レプトキナーゼの単独投与よりも優れていることが証明
された。
【0006】血栓溶解療法のために天然のglu−プラ
スミノーゲンの代わりにlys−プラスミノーゲンを投
与することはA.Schoppmannなど、Haem
ostasis、18巻:補1(1988年)157〜
163頁に提唱されている。lys−プラスミノーゲン
は天然のプラスミノーゲン(glu−プラスミノーゲ
ン)のNH2−端からポリペプチドの切断により得られ
る蛋白質分解的に修飾された型について文献上で用いら
る一般的呼称である。現在まで、リジン、メチオニンお
よびバリンが既知のlys−プラスミノーゲンのN−端
アミノ酸として検出されている。90000〜9400
0に分布するglu−プラスミノーゲンの分子量とは対
照的に、lys−プラスミノーゲンには約80000が
示されている。lys−プラスミノーゲンは高い親和性
でフィブリンに吸着し、プラスミノーゲン活性化剤によ
って、より急速にプラスミンに変換されることができる
という利点がある。lys−プラスミノーゲンは血漿か
ら、例えば感染剤の伝達を排除するためにウイルス不活
化処理して製造される。
【0007】プラスミノーゲンとプラスミノーゲン活性
化剤との併用は両成分の複合体の型においても行うこと
ができる。Y.TakadaとA.Takada、Th
rombosis・Research、54巻(198
9年)133〜139頁はストレプトキナーゼとプラス
ミノーゲンとの等モル複合体の形成を記載している。こ
の複合体はフィブリン存在下にプラスミンの迅速な形成
をもたらす。しかし、フィブリンまたはフィブリノ−ゲ
ンの不在下にはストレプトキナーゼ−プラスミノーゲン
複合体のストレプトキナーゼ−プラスミン複合体への不
適当な遅い変換のみが起きる。プラスミノーゲンとプラ
スミノーゲン活性化剤、すなわちスタフィロキナーゼと
の複合体はEP−B−0337817からも公知であ
る。複合体は等モル比で製造され、単離されるので遊離
のスタフィロキナーゼは存在しない。プラスミノーゲン
のプラスミンへの部分的な変換は複合体形成によって起
きるので、そのためスタフィロキナーゼ/プラスミノー
ゲン(プラスミン)複合体は効果的に存在する。
【0008】フィブリン分解的に活性な酵素プラスミン
の直接的な投与を所望する時には、このようにしてプラ
スミノーゲンを生体外でプラスミンに変換する。それに
よれば、自働分解を防ぐため、プラスミンを通常は一般
的な安定化剤の添加によって安定化させる。プラスミン
の製造は、例えばWO−A−93/07893に記載さ
れているようにして、実施することができる。この方法
でプラスミノーゲンと固定化したプラスミノーゲン活性
化剤とを接触させて活性化プラスミンを製造する。こう
してプラスミン製剤がプラスミノーゲン活性化剤を含ま
ないことを保証するための試みが行われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は改良さ
れた血栓溶解効果を持ち、簡単かつ費用効率的に製造さ
れ、簡単にかつ安全な方式で利用することができるプラ
スミン含有医薬的製剤を提供することである。この目的
は本発明により解決される。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の主題は請求項1
によるプラスミンと少なくとも部分的には、好ましくは
少なくとも30%、一般的には少なくとも50%の遊離
型、即ち非複合体結合型でのプラスミノーゲン活性化剤
とを通常の医薬的な添加剤および/または担体とともに
含む血栓溶解効果を持つ医薬的製剤である。その好適な
態様は請求項2から12までの主題である。
【0011】他の主題は請求項13による全身または局
所投与のための本発明による組成物の使用および請求項
14によるプラスミノーゲン活性化剤および、要すれば
薬剤製造のためのプラスミノーゲンを伴う、プラスミン
の使用である。これらの使用の好適な態様は請求項15
から17までの主題である。
【0012】本発明の別の主題は請求項18による本発
明による組成物を製造するための方法であって、各成分
であるプラスミノーゲンおよび/またはプラスミンとプ
ラスミノーゲン活性化剤とを混合し、さらに要すればプ
ラスミンを形成するためにインキュベートする、ことを
特徴とするものである。本方法の適当な態様は請求項1
9から25までの主題である。
【0013】本発明による組成物、使用および/または
方法の適当な態様は請求項26の主題である。本発明の
別の主題は請求項27による本発明による組成物、本発
明による使用または本発明による方法の主題のためのプ
ラスミンの製法である。これらのものの適当な態様は請
求項28から30までの主題である。他の主題は請求項
31による哺乳類での血栓症症状発現の処置のための方
法である。
【0014】プラスミンとは、本発明の「活性プラスミ
ン」、すなわち、フィブリン分解的に活性なプラスミ
ン、例えば、そのチモーゲンであるプラスミノーゲンか
ら生体外で得られ、要すれば安定化されている、プラス
ミンであると理解される。驚くべきことに、本発明によ
る組成物はプラスミンを別にしてプラスミノーゲン活性
化剤を少なくとも部分的には遊離型で含むが、これには
プラスミン単独の使用により得られる効果を超える優れ
た血栓溶解活性を示すことが発見された。例えば外来性
活性化剤であるストレプトキナーゼはプラスミン(プラ
スミノーゲン)との複合体形成後にのみプラスミノーゲ
ンに作用するとする前記技術水準に基づいては期待され
るべきものではなかった。
【0015】本発明による組成物について(活性)プラ
スミンの直接的なフィブリン溶解的効果のみならず、体
内および/または血栓内に存在する内因性プラスミノー
ゲンを容易に活性化することのできる少なくとも部分的
に非結合の、それ故に、非複合体形成型におけるプラス
ミノーゲン活性化剤の効果の持続的な促進を開発するこ
とは可能である。プラスミンおよび少なくとも部分的に
は遊離の型で存在するプラスミノーゲン活性化剤を含む
本発明による組成物が実質的に、より効果的な結果およ
び全体としてプラスミンの単独投与と比較してもっと迅
速な血栓溶解を導くことは驚くべきことであると言わな
ければならない。
【0016】脳血塊を持つ患者で本発明の組成物が血栓
溶解療法の成功率を明らかに改善することが確認されて
いる。
【0017】本発明による組成物は全身または局所、例
えば血栓症および/または塞栓症の部位、に直接に投与
することができる。本発明により製剤を、例えば動脈内
のような対応する血管に挿入されたカテーテルを用い
て、血栓症および/または塞栓症の部位に直接適用する
ことは望ましいことである。この方法では全身投与に関
連するかもしれない副作用を避けることもできる。
【0018】それ故、本発明の主題は血栓症および/ま
たは塞栓症および関連する症状発現の処置および予防に
おける全身または、好ましくは局所(血栓症および/ま
たは塞栓症の部位に)投与のためにプラスミンおよびプ
ラスミノーゲン活性化剤を含む本発明による組成物の使
用でもある。本発明の別の主題は血栓症および/または
塞栓症および関連する症状発現の処置および予防におけ
る、例えば薬剤のような全身または好ましくは局所投与
システムの作製のためのプラスミノーゲン活性化剤を共
に含むプラスミンの使用である。
【0019】本発明の別の主題は本発明による組成物ま
たはプラスミンおよびプラスミノーゲン活性化剤、例え
ば血栓症および塞栓症および類似の症状発現の処置およ
び予防における局所投与のための装置に基づく投与シス
テムの製造または供用のための使用である。本発明の主
題は哺乳類(ヒトおよび動物)の血栓症状発現の処置お
よび予防の方法であって、それによれば本発明による組
成物または成分であるプラスミン、プラスミノーゲン活
性化剤および要すればプラスミノーゲンが全身または局
所、例えば血栓症および/または塞栓症の部位に投与さ
れる。好ましくは、処置は血栓溶解療法の前、最中また
は後に行う。
【0020】このプラスミノーゲン活性化剤は本発明に
よれば少なくとも部分的には遊離型で、すなわち全部が
プラスミンおよび/またはプラスミノーゲンの複合体と
してでなく、使用する。好ましくは、局所投与のための
装置は血管に導入するためのカニューレまたはカテーテ
ルである。そのようなカニューレまたはカテーテルは血
管内に導入するために通常に用いられるカニューレまた
はカテーテルで、これに適する通常の型であり、および
これに適する通常の物質製のものである。
【0021】好ましくは、血管内に導入するためのカニ
ューレまたはカテーテルである装置は本発明による組成
物または成分であるプラスミン、プラスミノーゲン活性
化剤またはそれらの製造のための対応する出発物質を含
むことができる。あるいは、好ましくは本発明による組
成物または投与システムは、例えば成分であるプラスミ
ノーゲンおよび/またはプラスミンならびにプラスミノ
ーゲン活性化剤は、特にカニューレまたはカテーテルで
ある装置から同時または順次に導入されるが、ここでは
この装置は好ましくは体内に本発明による組成物または
投与システムが血栓症部位またはその直接的な周辺に達
するようにして用いられる。好ましくは、本発明による
組成物はさらに、特にlys−プラスミノーゲンであ
る、プラスミノーゲン1種または数種をも含む。
【0022】このことは各成分であるプラスミンおよび
プラスミノーゲン活性化剤についても当てはまる;好ま
しくは、プラスミノーゲン1種または数種はさらに共用
されて、投与は好ましくは同時にまたは短時間内に順次
に行うこともできる。医薬組成物のための担体および/
または添加剤としてまたは各成分の投与のための担体
(液体)として、この型の組成物および投与について一
般的に公知で通常の医薬的基剤、希釈剤および/または
添加剤が適当である。
【0023】以下に示すプラスミン、プラスミノーゲン
活性化剤および/またはプラスミノーゲンの好適な量お
よび量比は本発明による医薬的組成物に関するが、例え
ば、好ましくは血栓症および/または塞栓症の部位に導
入するべきカニューレまたはカテーテルである装置を用
いる本発明による使用における各成分の投与にも関す
る。プラスミン/プラスミノーゲン活性化剤のモル比
は、好ましくは1/0.01から1/3までである。プ
ラスミンおよびtPAは好ましくは1:0.1から1:
1000、殊に1:0.5から1:125、および一次
的には約1:4(CU/μg)の比率で使用される。こ
こでは、単位CUはカゼインからトリクロロ酢酸可溶性
断片を切断するプラスミンのカゼイン分解活性に対応
し、280nmでの吸光度の分光学的測定から算出でき
る。
【0024】プラスミン製剤中の遊離および/または非
複合型のプラスミノーゲン活性化剤の検出法は、例えば
ゲルクロマトグラフィー、SDS電気泳動(非還元性条
件下で)または固定化リジンへのプラスミンの吸着によ
る通常の方法で行うことができる。本発明により、プラ
スミノーゲン1種または数種をプラスミンおよびプラス
ミノーゲン活性化剤に加えて使用した時には、プラスミ
ンとプラスミノーゲンとのモル比は好ましくは1:0.
01から1:1に達する。本発明による組成物はプラス
ミンを、好ましくは全組成物に対して1から95重量
部、特に10から30重量部の量で含む。プラスミノー
ゲン活性化剤と要すれば添加するプラスミノーゲンの量
は前記した好適な量比から確定される。
【0025】全身ならびに局所投与すべき本発明による
組成物の用量は、症状の重篤度、患者の一般健康状態お
よび特にまた血栓症の症歴、すなわち、例えば以前に起
きた血栓症の症状発現の頻度および特性、によって決定
する。同じことは各成分の投与、例えばカテーテルまた
はカニューレを用いる本発明による使用、についても言
える。プラスミノーゲン活性化剤として、好ましくはt
PA、ウロキナーゼ、プロウロキナーゼおよびストレプ
トキナーゼからなる群から選択された活性化剤、組合せ
および/またはキメラも使用できる。プラスミノーゲン
活性化剤は本発明による組成物中に少なくとも部分的に
は非複合型で存在する。
【0026】本発明による組成物はこの型の組成物に対
して慣習的に使用される公知の方法に従って、成分であ
るプラスミン、プラスミノーゲン活性化剤および、要す
ればプラスミノーゲン1種または数種を、好ましくは撹
拌する時には、これに適する容器内で混合することによ
って製造することができる。意図する投与型に依存して
混合は担体としても適当な希釈剤(溶媒)、例えば点滴
溶液、中で行うことができるが、または医薬的に許容し
うる溶媒中で、要すれば他の添加剤および/または後続
する安定化のための担体とともに、行うことができる。
この方法で得られた製剤またはさらに処理すべき混合物
は、好ましくは適当な公知の安定化剤、例えばホスホリ
ピド、炭水化物、アルブミンのようなもの、の添加によ
って安定化させる。所望の投与形態に依存して、例えば
好適には凍結乾燥のような、さらに別の方法手段を混合
および後続する安定化による製造の後に続けることもで
きる。
【0027】驚くべきことにプラスミンおよび/または
プラスミノーゲンとプラスミノーゲン活性化剤との本発
明による組成物の製造のためのインキュベーションは簡
単な方法で行なうことができることが発見された。この
インキュベーションは過剰の複合体形成を避けるために
通常は非常に短時間のものである。技術水準の討論にお
ける概説のために指摘したように、ある種の外来性活性
化剤、例えばストレプトキナーゼ、は複合体形成後にの
みプラスミノーゲンに酵素的に作用するので、このこと
は殊に驚くべきことである。
【0028】それ故、本発明による組成物は血栓溶解療
法の過程で意図する投与の直前に製造するのが最適であ
るが、または血栓溶解療法の間、特に点滴溶液の型で投
与する時または、例えば血栓症部位に導入するための装
置、例えばカニューレまたはカテーテル、を用いて形成
することができる。反応時間が短いために、本発明によ
る製剤は血栓溶解療法の間、例えば血栓症部位に導入す
るためのカニューレまたはカテーテルのような装置、例
えば本発明による各成分を同時的または迅速かつ順次
に、特に適当な希釈剤中で供給できるものの中で製造す
ることもできる。装置(カテーテルまたはカニューレ)
内への流入は、好ましくは反応時間が少なくとも30
秒、特に約1分、である十分な反応時間になるような速
度で、組成物が得られるまで、すなわち製造された本発
明による完成製剤が投与部位に達するまで行う。
【0029】前記のように、lys−プラスミノーゲン
は、特に本発明による組成物がプラスミノーゲンとプラ
スミノーゲン活性化剤との反応によって製造される時に
使用される。好ましくは、プラスミノーゲンはウイルス
−不活化したものである。プラスミノーゲンをプラスミ
ノーゲン活性化剤と接触させ、好ましくは15℃から3
7℃までの温度、特に室温で、通常は少なくとも30秒
間、好ましくは少なくとも1分間、所期のプラスミン活
性が得られるまでインキュベートする。インキュベーシ
ョン時間はプラスミノーゲンとプラスミノーゲン活性化
剤の量のみならず、例えば本発明によれば可能な限り避
けるべきであるプラスミノーゲン活性化剤との複合体形
成の程度により決定する。
【0030】最適化実験はtPA(CU/μgの比率=
1:4)100mgを加えて用いたlys−プラスミノ
ーゲン(25CU/mLの濃度で)の少なくとも50%
が、37℃でのインキュベーション時間2分間後には活
性化プラスミンに変換されることを示した。プラスミン
の形成速度はlys−プラスミノーゲンの濃度の増大に
よりおよび/またはtPAにより加速することができ
る。
【0031】本発明の構成において、本発明による組成
物の製造のためまたは本発明による各成分の投与のため
の包装単位の型におけるキットを本発明による製剤を全
身投与または、特に局所投与直前に、製造するために特
に適当な血栓症部位に導入さるべき適当な装置とともに
供用することもできる。キットは容器少なくとも2個か
らなり、各々は本発明による製剤の製造または本発明に
よる投与のために必要な成分少なくとも1種を含む。そ
の際、容器の一つは、例えば活性プラスミン形成成分ま
たは既に活性のある、好ましくは安定化されたプラスミ
ンまたはプラスミンのチモーゲン、即ちプラスミノーゲ
ン、好ましくはlys−プラスミノーゲンを含み、別の
容器は第2成分としてプラスミノーゲン活性化剤であっ
て少なくとも部分的にはプラスミンとは非複合の遊離型
であるものを含む。
【0032】しかしながら、このキットは各容器がプラ
スミン、プラスミノーゲン活性化剤およびプラスミノー
ゲンからなる群からの一成分を含む容器3個からなるこ
ともできる。別の態様において、このキットは1個は活
性プラスミンを、他方は成分プラスミノーゲンおよびプ
ラスミノーゲン活性化剤を含んでいる容器2個から構成
されることもできる。
【0033】
【実施例】ここで、本発明を以下の実施例によって、そ
れを限定するものとしてではなくさらに詳述する。
【0034】プラスミンのカゼイン分解活性の測定 カゼインを燐酸緩衝液(67mM、pH7.4)中の4
%溶液とする。カゼイン溶液2.0mLを燐酸緩衝液1.
6mLおよびサンプル0.4mLと混合し、37℃で3
0分間インキュベートする。その後、15%トリクロロ
酢酸6mLの添加により非分解カゼインを沈殿させる。
上清液の280nmにおける吸光度を測定する。カゼイ
ン分解活性は次式により計算する:
【数1】E280×16.3×サンプル希釈度=CU/
mL
【0035】プラスミンのアミド分解活性の測定 クロモーゲン基質S2403(Chromogenix
社)をプラスミンによりアミド分解的に切断する。そこ
でp−ニトロアニリンが放出されるので、これを405
nmの吸光度として分光光学的に測定することができ
る。測定値を標準プラスミン(Chromogenix
社、プラスミン)と比較して評価する。
【0036】実施例1 本発明による組成物を製造する。EP0353218に
よってlys−プラスミノーゲンを製造し、EP015
9311によるウイルス不活化を行い、次にtPA(A
ctilyse、Boehringer・Mannhe
im)とともに0.5mM−トリス/NaCl緩衝液
(pH=7.4)の中でインキュベートした。試験管内
で各2成分の溶液等量を種々の濃度で混合した。インキ
ュベーション混合物内のlys−プラスミノーゲンの濃
度は1.6、6.2、12.5、25および50CU/m
Lであった。tPAの量はCU/μgの比率が1:4に
なるように選択した。インキュベーション時間は2分お
よび/または6分であった。その後、プラスミン活性を
アミド分解法で測定した。結果を次表に示す。 表:tPA存在下の活性プラスミン製造
【表1】
【0037】実施例2 別の実験で、本発明による製剤を連続インキュベーショ
ンによって製造した。リンゲル液25mL中のlys−
プラスミノーゲン2500CUとリンゲル液125mL
中のtPA50mgとを調製した。溶液を同時に同じ比
率で医薬製剤を血管中に医療用に投与するために通常に
使用されるカテーテル中に導入した。カテーテルは長さ
1.5mで容積0.5mLであった。流速は毎秒30mL
であった。プラスミン活性は溶液の流出後にアミド分解
法で測定した。製剤の連続製造を45分間にわたって観
察した。tPA存在下におけるプラスミノーゲンのプラ
スミンへの変換は全観測期間の間では殆ど完全(98.
6%)であることが示された。
【0038】実施例3 血栓溶解療法を実施例1により新たに製造した本発明に
よる組成物を用いて施した。頚動脈塞栓症の患者20名
を本発明による製剤の局所投与による研究の中で処置
し、これをプラスミノーゲン活性化剤のみによるものと
比較した。新規に製造した活性プラスミンおよびtPA
(Actilyse、Boehringer・Mann
heim社)との混合物を本発明による製剤として使用
した。lys−プラスミノーゲン(Immuno・AG
社)2500CUとtPA10mgとを各々0.9%N
aClの25mL中に溶解し、同じ比率で同時かつ並行
して点滴ポンプ2個からマイクロカテーテルへ1時間か
けて導入した。比較のためには、tPA(2時間に20
mL)のみを点滴した。診断アンジオグラフィーにより
血栓症部位での血栓溶解を15分間隔で監視した。本発
明による製剤が9例中の8例では平均45分間後には完
全な血栓溶解をもたらすことが示された。tPA単独使
用による比較実験では溶解は11例中の8例のみで完全
であり、処置時間は2倍の長さであり、平均溶解時間は
103分間であって2倍以上の長さであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 37/54 (72)発明者 ハンス・ピーター・シュヴァルツ オーストリア、アー−1180ヴィーン、シン トラーガッセ32番

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスミンと少なくとも部分的に遊離
    型、即ちプラスミンとの複合体でないプラスミノーゲン
    活性化剤および/またはプラスミノーゲンとを要すれば
    通常の医薬添加剤および/または担体とともに含む血栓
    溶解効果を持つ医薬組成物。
  2. 【請求項2】 プラスミノーゲン活性化剤の少なくとも
    30%、好ましくは少なくとも50%が遊離型として存
    在することを特徴とする請求項1の組成物。
  3. 【請求項3】 プラスミンがフィブリン分解性活性プラ
    スミンであることを特徴とする請求項1または2の組成
    物。
  4. 【請求項4】 プラスミンがプラスミノーゲンから生体
    外で得たプラスミンであることを特徴とする請求項1か
    ら3までのいずれかの組成物。
  5. 【請求項5】 プラスミンが安定型で存在することを特
    徴とする請求項1から4までのいずれかの組成物。
  6. 【請求項6】 組成物がさらに加えてプラスミノーゲン
    1種または数種を含むことを特徴とする請求項1から5
    までのいずれかの組成物。
  7. 【請求項7】 組成物がlys−プラスミノーゲンを含
    むことを特徴とする請求項6の組成物。
  8. 【請求項8】 プラスミノーゲン活性化剤がtPA、ウ
    ロキナーゼ、プロ−ウロキナーゼとストレプトキナーゼ
    から構成される群から選択されるプラスミノーゲン活性
    化剤1種または数種を含むことを特徴とする請求項1か
    ら7までのいずれかの組成物。
  9. 【請求項9】 プラスミン/プラスミノーゲン活性化剤
    のモル比が1/0.01から1/3までであることを特
    徴とする請求項1から8までのいずれかの組成物。
  10. 【請求項10】 組成物がプラスミノーゲン活性化剤と
    して少なくともtPAを含むことを特徴とする請求項1
    から9までのいずれかの組成物。
  11. 【請求項11】 組成物がプラスミンおよびtPAを
    1:0.1から1:1000、好ましくは1:0.5から
    1:125、特に約1:10CU/μgの比率で含むこ
    とを特徴とする請求項1から10までのいずれかの組成
    物。
  12. 【請求項12】 プラスミンとプラスミノーゲンとのモ
    ル比が1:0.01から1:1までであることを特徴と
    する請求項6から11までのいずれかの組成物。
  13. 【請求項13】 血栓症の処置および塞栓症の予防のた
    めの全身投与または局所投与のための請求項1から12
    までのいずれかの組成物の使用法。
  14. 【請求項14】 血栓症の処置および塞栓症の予防のた
    めの全身投与または局所投与のための医薬を生産するた
    めのプラスミンおよびプラスミノーゲン活性化剤の使
    用。
  15. 【請求項15】 血栓症および類似症状発現の処置また
    は予防における局所投与のための投与システム作製のた
    めの請求項1から12までのいずれかの組成物またはプ
    ラスミンおよびプラスミノーゲン活性化剤の使用。
  16. 【請求項16】 プラスミンおよびプラスミノーゲン活
    性化剤に加えてプラスミノーゲン1種または数種を採用
    することを特徴とする請求項13から15までのいずれ
    かの使用法。
  17. 【請求項17】 血管内に導入することのできるカニュ
    ーレまたはカテーテルの型における装置を使用すること
    を特徴とする請求項13から15までのいずれかの使用
    法。
  18. 【請求項18】 成分であるプラスミノーゲンおよび/
    またはプラスミンをプラスミノーゲン活性化剤と混合
    し、要すればプラスミンを形成するためにインキュベー
    トすることを特徴とする請求項1から12までのいずれ
    かの組成物の製造方法。
  19. 【請求項19】 混合を適当な担体中で、要すれば他の
    通常の医薬的添加剤とともに行うことを特徴とする請求
    項18の方法。
  20. 【請求項20】 組成物を混合後に適当な安定化剤の添
    加により安定化させることを特徴とする請求項18また
    は19の方法。
  21. 【請求項21】 組成物を安定化後に公知方法により所
    期の投与型に変換することを特徴とする請求項18から
    20までのいずれかの方法。
  22. 【請求項22】 組成物を凍結乾燥することを特徴とす
    る請求項21の方法。
  23. 【請求項23】 組成物の製造を血栓溶解療法の過程の
    直前にまたは血栓溶解療法の間に行うことを特徴とする
    請求項18から22までのいずれかの方法。
  24. 【請求項24】 各成分の混合を血栓症部位に導入すべ
    き装置内で行うことを特徴とする請求項18から23の
    方法。
  25. 【請求項25】 混合を各成分の同時または連続導入に
    より、要すれば適当な溶媒中で、行うことを特徴とする
    請求項24の方法。
  26. 【請求項26】 ウイルス−不活化プラスミノーゲンを
    使用することを特徴とする前記請求項のいずれかの組成
    物、使用および/または方法。
  27. 【請求項27】 プラスミンをプラスミノーゲンとプラ
    スミノーゲン活性化剤から生体外で製造することを特徴
    とする請求項1から26のいずれかによる組成物、使用
    および/または方法のためのプラスミンの製造方法。
  28. 【請求項28】 プラスミノーゲンがlys−プラスミ
    ノーゲンであることを特徴とする請求項27の方法。
  29. 【請求項29】 プラスミノーゲンとプラスミノーゲン
    活性化剤とを接触させ、所期のプラスミン活性が得れら
    れるまでインキュベートすることを特徴とする請求項2
    7または28のいずれかの方法。
  30. 【請求項30】 lys−プラスミノーゲンをプラスミ
    ノーゲン活性化剤と15から37℃までの温度で少なく
    とも30秒間インキュベートすることを特徴とする請求
    項29の方法。
  31. 【請求項31】 請求項1から13までのいずれかの組
    成物または各成分であるプラスミン、プラスミノーゲン
    活性化剤および要すればプラスミノーゲンを血栓症症状
    を発現している哺乳類に全身投与するか血栓症部位に投
    与することを特徴とする哺乳類における血栓症症状の処
    置のための方法。
JP7073045A 1994-03-30 1995-03-30 血栓症用剤 Pending JPH0840931A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4411143-6 1994-03-30
DE4411143A DE4411143C2 (de) 1994-03-30 1994-03-30 Thrombosemittel

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0840931A true JPH0840931A (ja) 1996-02-13

Family

ID=6514296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7073045A Pending JPH0840931A (ja) 1994-03-30 1995-03-30 血栓症用剤

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5776452A (ja)
EP (1) EP0674906A3 (ja)
JP (1) JPH0840931A (ja)
AT (1) AT408614B (ja)
CA (1) CA2145841A1 (ja)
DE (1) DE4411143C2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015520194A (ja) * 2012-06-07 2015-07-16 プレジデント・アンド・フェロウズ・オブ・ハーバード・カレッジ 薬物標的指向化のためのナノ療法

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69528573T2 (de) * 1995-01-27 2003-06-18 Tno Verwendung einer Zubereitung enthaltend einen Plasminogen-Aktivator für die Verbesserung der Wundheilung
US6964764B2 (en) * 1999-11-13 2005-11-15 Talecris Biotherapeutics, Inc. Method of thrombolysis by local delivery of reversibly inactivated acidified plasmin
US6969515B2 (en) 1999-11-13 2005-11-29 Talecris Biotherapeutics, Inc. Method of thrombolysis by local delivery of reversibly inactivated acidified plasmin
US7544500B2 (en) * 1999-11-13 2009-06-09 Talecris Biotherapeutics, Inc. Process for the production of a reversibly inactive acidified plasmin composition
US6355243B1 (en) * 1999-11-13 2002-03-12 Bayer Corporation Method of thrombolysis by local delivery of active plasmin
US6699230B2 (en) * 2000-05-10 2004-03-02 Minnesota Medical Physics, Llc Apparatus and method for out-of-hospital thrombolytic therapy
FR2917172B1 (fr) * 2007-06-07 2014-01-03 Inst Nat Sante Rech Med Methode de mesure de l'activite plasmine des microparticules presentes dans un echantillon de fluide biologique et utilisation
KR20110017903A (ko) * 2008-06-04 2011-02-22 테일크리스 바이오쎄러퓨틱스 아이엔씨. 플라스민의 제조를 위한 조성물, 방법 및 키트
PL2403865T3 (pl) 2009-03-03 2016-01-29 Grifols Therapeutics Inc Sposoby wytwarzania plazminogenu
WO2011004011A1 (en) 2009-07-10 2011-01-13 Thrombogenics Nv Variants of plasminogen and plasmin
WO2011023805A1 (en) 2009-08-28 2011-03-03 Thrombogenics N.V. Use of plasmin for the treatment of filtration failure after trabeculectomy
KR20140015289A (ko) 2011-01-05 2014-02-06 쓰롬보제닉스 엔.브이. 플라스미노겐 및 플라스민 변이체
RU2604810C2 (ru) 2011-08-12 2016-12-10 Тромбодженикс Н.В. Варианты плазминогена и плазмина
EP3391902B1 (en) * 2015-12-18 2023-10-18 Talengen International Limited Plasminogen for use in the treatment of diabetic angiocardiopathy
DK3395359T3 (da) 2015-12-18 2024-01-15 Talengen Int Ltd Plasminogen til anvendelse til forebyggelse eller behandling af akut trombose og kronisk trombose
WO2018107685A1 (zh) 2016-12-15 2018-06-21 深圳瑞健生命科学研究院有限公司 一种治疗冠状动脉粥样硬化及其并发症的方法
US20190314464A1 (en) 2016-12-15 2019-10-17 Talengen International Limited Novel method for treating diabetes
JP7168990B2 (ja) 2016-12-15 2022-11-10 タレンゲン インターナショナル リミテッド 肥満症を予防および治療するための方法および薬物
US11389515B2 (en) 2016-12-15 2022-07-19 Talengen International Limited Method for mitigating heart disease
CA3067890A1 (en) * 2017-06-19 2018-12-27 Talengen International Limited Method for regulating and controling glp-1/glp-1r and drug

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4178368A (en) * 1971-09-30 1979-12-11 Behringwerke Aktiengesellschaft Method for the treatment of thromboembolism
BE789596A (fr) * 1971-09-30 1973-04-02 Behringwerke Ag Activateur de fibrinolyse et son procede de preparation
FR2387241A1 (fr) * 1977-04-12 1978-11-10 Choay Sa Compositions purifiees d'urokinase et procede pour leur obtention
DE3065190D1 (en) * 1979-11-05 1983-11-10 Beecham Group Plc Enzyme derivatives, and their preparation
US4645668A (en) * 1983-08-04 1987-02-24 Biospecifics, Nv Method for the prevention and treatment of scars with enzymes
AT389815B (de) * 1984-03-09 1990-02-12 Immuno Ag Verfahren zur inaktivierung von vermehrungsfaehigen filtrierbaren krankheitserregern in blutprodukten
US4774087A (en) * 1987-08-14 1988-09-27 Northwestern University Micro-size fibrinolytic plasmin
GB8721951D0 (en) * 1987-09-18 1987-10-28 Thrombosis Research Trust Organic compounds
JP2764264B2 (ja) * 1987-10-01 1998-06-11 株式会社ミドリ十字 線溶活性増強剤
KR0135980B1 (ko) * 1988-04-14 1998-04-25 구와하라 쥰 플라스미노겐 액티베이터 및 혈전용해제
AT390801B (de) * 1988-07-28 1990-07-10 Immuno Ag Verfahren zur herstellung von lys-plasminogen
US5116615A (en) * 1989-01-27 1992-05-26 Immunolytics, Inc. Method for treating benign prostatic hypertrophy
AT402367B (de) * 1990-10-11 1997-04-25 Immuno Ag Pharmazeutische zubereitung auf basis von lys-plasminogen
US5288489A (en) * 1991-08-28 1994-02-22 Orion Therapeutic Systems, Inc. Fibrinolysis and fibrinogenolysis treatment
US5520912A (en) * 1993-07-02 1996-05-28 Immuno Aktiengesellschaft Prevention and treatment of ischemic events and reperfusion injury resulting therefrom using lys-plasminogen

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015520194A (ja) * 2012-06-07 2015-07-16 プレジデント・アンド・フェロウズ・オブ・ハーバード・カレッジ 薬物標的指向化のためのナノ療法

Also Published As

Publication number Publication date
DE4411143A1 (de) 1995-10-05
DE4411143C2 (de) 1996-08-01
EP0674906A3 (de) 1998-07-08
CA2145841A1 (en) 1995-10-01
ATA55695A (de) 2001-06-15
EP0674906A2 (de) 1995-10-04
US5776452A (en) 1998-07-07
AT408614B (de) 2002-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0840931A (ja) 血栓症用剤
JP4988115B2 (ja) 可逆的に不活性化された酸性化プラスミンの局所送達による血栓溶解の方法
US6426071B2 (en) Methods for treating vascular disorders
Van de Werf et al. Coronary thrombolysis with recombinant single-chain urokinase-type plasminogen activator in patients with acute myocardial infarction.
JP2766986B2 (ja) 動脈の血栓症的閉塞または塞栓症を阻止するための医薬組成物
US6964764B2 (en) Method of thrombolysis by local delivery of reversibly inactivated acidified plasmin
Novokhatny et al. Thrombolytic potency of acid-stabilized plasmin: superiority over tissue-type plasminogen activator in an in vitro model of catheter-assisted thrombolysis
US6969515B2 (en) Method of thrombolysis by local delivery of reversibly inactivated acidified plasmin
JP2820699B2 (ja) 血栓溶解剤
JP2002530353A (ja) ウイルス性出血熱の処置法
US4999194A (en) Two-chain urokinase plasminogen activators for treatment of thrombotic disease
AU733756B2 (en) Methods for treating vascular disorders
Bergstein et al. Tissue plasminogen activator therapy of glomerular thrombi in the Shwartzman reaction
Renkin et al. Analysis of coagulation and fibrinolysis after intravenous anisoylated plasminogen streptokinase activator complex or heparin in patients with acute myocardial infarction: a Belgian multicentre study
EP1137432B1 (en) Use of protein c for the treatment of thrombocytopenic purpura and hemolytic uremic syndrome
Sasahara et al. Approach to the patient with venous thromboembolism: treatment with thrombolytic agents
Credo et al. Fibrinolytic mechanism, biochemistry, and preclinical pharmacology of recombinant prourokinase
CA1282694C (en) Agent comprising a plasmin inhibitor and a plasminogen activator for the treatment of thromboses
MIZUTANI et al. Potential thrombolysis under selective infusion of autologous plasmin (AP) solution
Berridge et al. 162 Fibrinolytic profiles in local low-dose thrombolysis with streptokinase (SK) and recombinant tissue plasminogen activator (r-TPA)
Müller et al. 160 Reperfusion of the carotid artery in rabbits: A new in vivo model of thrombolysis
Trübestein et al. 161 Streptokinase and urokinase in different dosage schemes in deep vein thrombosis