JPH084046Y2 - ゴルフ用パター - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、ゴルフ用パターに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来のゴルフ用パターはヘッド上面に印
を付けてスウィートスポットを表示していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】しかし乍ら、従来のよ
うなヘッド上面の印によるスウィートスポット表示だけ
では、スウィートスポットをボールに正確に当てること
がむずかしい問題があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】然るに、本考案は、ヘッ
ドのフェース面のスウィートスポット部分にボールの一
部が嵌り込む程度の半円形陥没溝を形成すると共に、該
溝中央部に打球面を有する打球突条部を突設形成し、ヘ
ッドのフェース面から打球突条部の打球面までの深さを
ボール径の略１／３に設けたものである。

【０００５】

【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。図中（１）は本考案に係るゴルフ用パターのヘッ
ドであり、そのフェース面（２）のスウィートスポット
部分（略中央部分）に半円形の陥没溝である凹部（３）
を設けると共に、その凹部（３）の底中央部に角形の打
球突条部である凸部（４）を設け、その凸部（４）の中
心がスウィートスポットとなり、そのスウィートスポッ
トを表示する目印（５）が凸部（４）の上面中央に設け
られている。

【０００６】そして、前記凹部（３）の幅は、ボール
（６）の直径と略同じ長さに形成し、また前記凹部
（３）の深さと前記凸部（４）の張出し量は、ボール
（５）が略３分の１程度凹部（３）に嵌り込んだ所で凸
部（４）がボール（５）に当たるように形成している。

【０００７】而して、想定したライン上に目印（５）を
合せ、そのラインに沿って適正にスウィングした場合に
は、図２の実線に示す如く、ボール（５）は凹部（３）
の両端部の角部（７）（７）に当たることなく、その凹
部（３）内に嵌り込んで行き、前記角部（７）（７）と
若干隙間（８）（８）を保った状態でボール（６）が略
３分の１程度凹部（３）に嵌り込んだ時点で、ボール
（６）の中心に凸部（５）の中心が当たる。つまりスウ
ィートスポットでボール（６）を適正に打つ。

【０００８】また図２の仮想線に示す如く、例えスウィ
ートスポットから左右に多少ボール（６）が外れていた
としても、ボール（６）は前記左又は右の角部（７）に
当たり乍らも凹部（３）に嵌り込んで行き、その凹部
（３）内でボール（６）の位置が瞬時に図２の実線位置
に修正されることにより、スウィングミスした場合でも
適正にスウィングしたときと同様に、スウィートスポッ
トでボール（６）を適正に打つことができるものであ
る。

【０００９】

【考案の効果】以上実施例から明らかなように本考案
は、ヘッド（１）のフェース面（２）のスウィートスポ
ット部分にボール（６）の一部が嵌り込む程度の半円形
陥没溝（３）を形成すると共に、該溝（３）中央部に打
球面を有する打球突条部（４）を突設形成し、ヘッド
（１）のフェース面（２）から打球突条部（４）の打球
面までの深さをボール（６）径の略１／３に設けたもの
で、スウィングミスしてスウィートスポットから左右に
多少ボール（６）が外れたとしても、ボール（６）に対
する溝（３）の案内修正作用によって、突条部（４）の
打球面にボール（６）を当てる状態とさせて、スウィン
グ時には常にボール（６）に対しては打球面のみを作用
させて、このパターの距離及び方向性を著しく向上させ
ることができるなどの顕著な効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るゴルフ用パターのヘッドの斜視
図。

【図２】同平面図。

【符号の説明】

（１） ヘッド （２） フェース面 （３） 凹部 （４） 凸部（スウィートスポット） （６） ボール

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ヘッド（１）のフェース面（２）のスウ
   ィートスポット部分にボール（６）の一部が嵌り込む程
   度の半円形陥没溝（３）を形成すると共に、該溝（３）
   中央部に打球面を有する打球突条部（４）を突設形成
   し、ヘッド（１）のフェース面（２）から打球突条部
   （４）の打球面までの深さをボール（６）径の略１／３
   に設けたことを特徴とするゴルフ用パター。