JPH0840276A - ショッピングカート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 一定時間操作入力がないときはディスプレイ
装置３に宣伝データを表示し、場所標識の番号が入力さ
れたときはディスプレイ装置３に前記場所標識付近の地
図を表示し、物品の名称が入力されたときはディスプレ
イ装置３に前記物品の売場までの道順を案内表示する演
算制御装置４を備え、さらに、データ伝送線１１及び電
力線１０の接続用アダプタ７、６をさらに備え、前記演
算制御装置３が、カート収納器に収納されたときに、バ
ッテリの充電とデータのダウンロードを行う。 【効果】 買物客は各種の特売等の宣伝情報を受け取る
ことができ便利であり、簡単な操作で現在位置を認識で
きる。また、短時間で目的の売場まで行くことができ
る。さらに、電源やデータのメンテナンスが容易であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、大型店舗等におい
て、買物客に対し、行き先等の案内を行うショッピング
カートに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のショッピングカートは、各種の物
品を収納するかごを備えるのみであった。したがって、
大型店舗で買物をする際、目的の商品の売場の位置が分
からないことが多く、無駄な時間を費やしていた。更に
広い売場であれば自分の現在位置が分からなくなること
もあった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
ショッピングカートでは、目的の商品の売場の位置が分
からないことが多く、無駄な時間を費やしていたという
問題点があった。

【０００４】また、従来のショッピングカートでは、広
い売場であれば自分の現在位置が分からなくなるという
問題点があった。

【０００５】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、現在位置から目的地までの道案内
を行うことができ、商品名から販売場所を把握すること
ができるショッピングカートを得ることを目的とする。

【０００６】また、この発明は、簡単な操作で買物客の
現在位置を把握することができるショッピングカートを
得ることを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この発明の請求項１に係
るショッピングカートは、一定時間操作入力がないとき
はディスプレイ装置に宣伝データを表示する演算制御装
置を備えたものである。

【０００８】この発明の請求項２に係るショッピングカ
ートは、場所標識の番号が入力されたときはディスプレ
イ装置に前記場所標識付近の地図を表示する演算制御装
置を備えたものである。

【０００９】この発明の請求項３に係るショッピングカ
ートは、物品の名称が入力されたときはディスプレイ装
置に前記物品の売場までの道順を案内表示する演算制御
装置を備えたものである。

【００１０】この発明の請求項４に係るショッピングカ
ートは、データ伝送線及び電力線の接続用アダプタをさ
らに備え、前記演算制御装置が、カート収納器に収納さ
れたときに、バッテリの充電とデータのダウンロードを
行うものである。

【００１１】

【作用】この発明の請求項１に係るショッピングカート
においては、一定時間操作入力がないときはディスプレ
イ装置に宣伝データを表示する演算制御装置を備えたの
で、買物客は各種の特売等の宣伝情報を受け取ることが
でき便利である。

【００１２】この発明の請求項２に係るショッピングカ
ートにおいては、場所標識の番号が入力されたときはデ
ィスプレイ装置に前記場所標識付近の地図を表示する演
算制御装置を備えたので、買物客は簡単な操作で現在位
置を認識できる。

【００１３】この発明の請求項３に係るショッピングカ
ートにおいては、物品の名称が入力されたときはディス
プレイ装置に前記物品の売場までの道順を案内表示する
演算制御装置を備えたので、買物客は短時間で目的の売
場まで行くことができる。

【００１４】この発明の請求項４に係るショッピングカ
ートにおいては、データ伝送線及び電力線の接続用アダ
プタをさらに備え、前記演算制御装置が、カート収納器
に収納されたときに、バッテリの充電とデータのダウン
ロードを行うので、電源やデータのメンテナンスが容易
である。

【００１５】

【実施例】

実施例１．この発明の一実施例の構成について図１、図
２及び図３を参照しながら説明する。図１は、この発明
の実施例１に係るショッピングカートの側面を示す図で
ある。また、図２は、この発明の実施例１のディスプレ
イ装置の正面を示す図である。さらに、図３は、この発
明の実施例１に係るショッピングカートを用いた案内シ
ステムを示す図である。なお、各図中、同一符号は同一
又は相当部分を示す。

【００１６】図１において、ショッピングカートには、
買物客用の手摺１と車輪２、更に買物客からみて手前側
に各種情報を表示するディスプレイ装置３と、ＣＰＵ、
メモリ（ＲＯＭ、ＲＡＭ）等を含む演算制御装置４と、
カートの電力を賄うバッテリ５が付属している。

【００１７】また、同図において、カート前面には、バ
ッテリ５の充電用電力を受電するための電源アダプタ
６、並びにデータをダウンロードするためのＬＡＮアダ
プタ７が付属している。

【００１８】さらに、同図において、カート前面の電源
アダプタ６とＬＡＮアダプタ７は、それぞれカート収納
器側の電力線１０、ＬＡＮケーブル（データ伝送線）１
１に接続されたそれぞれのアダプタ８、９と接続する。

【００１９】図２において、１２は各種情報を表示した
り、入力を行うディスプレイ画面である。このディスプ
レイ画面１２の表面はタッチシートになっており、買物
客の入力を行うこともできる。ディスプレイ画面１２の
下には音声で情報を流すためのスピーカ１３と、場所標
識のナンバーを入力するための場所入力ボタン１４、宣
伝を開始するための宣伝開始ボタン１５並びに物品検索
を開始するための物品検索ボタン１６が設けてある。

【００２０】案内システムの全体構成は、図３に示すよ
うにＬＡＮで構成されており、構成機器としてはデータ
の入力ならびに変更を行うキーボード等の入力端末１７
と、作成したデータを保存するディスク装置などのデー
タサーバ１８と、ショッピングカートの収納場所であ
り、データのダウンロード並びにバッテリ充電を行うア
ダプタ８、９を持つ多数のカート収納器１９とからな
る。

【００２１】つぎに、この実施例１のカート収納動作に
ついて図４、図５、図６及び図７を参照しながら説明す
る。図４は、この発明の実施例１の全体動作を示すメイ
ンのフローチャートである。また、図５は、この発明の
実施例１のカート収納動作を示すフローチャートであ
る。さらに、図６及び図７は、この実施例１のデータサ
ーバ１８及び演算制御装置４のメモリに記憶されたデー
タの構造を示す図である。

【００２２】図６において、（ａ）はメインデータであ
って、データコード、セッケン等の物品名、データを入
力した日付、物品の売り場を示す位置コード、物品の売
り場のフロアを示すフロアコード、地図コード、及び音
声コードから構成される。

【００２３】また、同図において、（ｂ）は地図データ
であって、地図コード、データを入力した日付、及び地
図の画像データである地図データから構成される。

【００２４】図７において、（ａ）は音声データであっ
て、音声コード、データを入力した日付、及び”エレベ
ータを降りて右手に向かってください”などの音声デー
タから構成される。

【００２５】また、同図において、（ｂ）は宣伝データ
であって、データコード、データを入力した日付、特定
日の日付、画像データコード、及び音声データコードか
ら構成される。

【００２６】演算制御装置４のメインの動作は以下のよ
うになる。すなわち、図４のステップ２０〜２１におい
て、カート収納器１９からショッピングカートが取り出
されて使用開始されると、まず、演算制御装置４は、カ
ート収納か否かを判断する。カート収納器１９のアダプ
タ８、９に電源アダプタ６、ＬＡＮアダプタ７が接続さ
れたかを判断する。カート収納の場合は、図５のカート
収納フローへ進む。

【００２７】ステップ２２〜２４において、キー（ボタ
ン）入力が有るか否かを判断し、一定時間経過した場合
は、宣伝データを表示出力する。つまり、例えば図７
（ｂ）に示す宣伝データに基づき、当日が特定日のとき
は特定日の画像や音声をディスプレイ画面１２やスピー
カ１３から出力する。したがって、買物をしながら各種
案内を受けることができる。なお、宣伝データは、一定
時間操作入力がない場合だけでなく、宣伝開始ボタン１
５が押された場合にも、ディスプレイ画面１２およびス
ピーカ１３を用いて宣伝情報を流す。

【００２８】ステップ２５において、場所標識の番号の
入力が有るか否かを判断する。つまり、場所入力ボタン
１４により場所標識の番号が入力された場合は、図８の
地図表示フローへ進む。

【００２９】ステップ２６において、物品検索ボタン１
６が押されたか否かを判断する。押された場合は、図１
１の物品検索フローへ進む。

【００３０】カート収納動作は以下のようになる。お買
得品や人気商品のお知らせ等の宣伝情報や売場各地の地
図情報、並びに取扱商品の名称情報を入力端末１７から
入力する。入力した情報はデータサーバ１８に保存して
おき、夜間ショッピングカートがカート収納器１９に収
納されている時にダウンロードする。また、入力したデ
ータがある特定日の情報である場合、指定された日にダ
ウンロードが実行される。

【００３１】すなわち、図５のステップ３０〜３１にお
いて、演算制御装置４は、当日が特定日の場合、特定日
のデータをダウンロードする。つまり、データサーバ１
８から、ＬＡＮケーブル１１、アダプタ９及びＬＡＮア
ダプタ７を通じて、メモリへ特定日のデータをダウンロ
ードする。

【００３２】ステップ３２〜３３において、データサー
バ１８のデータが更新されている場合は、図６及び図７
に示すデータを同様にダウンロードする。

【００３３】ステップ３４において、給電を行う。つま
り、電力線１０から、アダプタ８及び電源アダプタ６を
通じて、バッテリ５へ充電を行う。

【００３４】この実施例１に係るショッピングカート
は、カート前面に、ＬＡＮケーブル１１及び電力線１０
の接続用のＬＡＮアダプタ７と電源アダプタ６を設け、
専用のカート収納器１９に収納することにより、不使用
のときに、一度にバッテリ５の充電とメモリへのデータ
のダウンロードを可能としたものである。したがって、
地図情報や宣伝情報等、各種インフォメーション用のデ
ータは、夜間にダウンロードするため、ショッピングカ
ートの使用中（昼間）でもデータサーバ１８のデータの
入力、更新が可能である。

【００３５】つづいて、この実施例１の地図表示動作に
ついて図８、図９及び図１０を参照しながら説明する。
図８は、この発明の実施例１の地図表示動作を示すフロ
ーチャートである。また、図９は、この実施例１に係る
場所標識を入力する様子を示す図である。さらに、図１
０は、この実施例１のディスプレイ装置の表示例を示す
図である。

【００３６】図９に示すように、買物客が売場の天井に
設置された場所標識４９の番号を場所入力ボタン１４に
より入力すると、予め入力されている地図情報を基にそ
の売場周辺の地図をディスプレイ画面１２に表示する。
図９に示す場所標識４９は、店舗内各地に設置されてい
る。同図では天井から吊下げて表現しているが買物客が
簡単に確認できる方法であればよい。したがって、買物
客が店舗内フロアに表示された場所標識４９の番号を入
力することにより、簡単な操作で確実な場所把握を可能
とした。

【００３７】すなわち、図８のステップ４０〜４２にお
いて、演算制御装置４は、場所標識の番号（位置コー
ド）を検索し対応する地図データとショッピングカート
の現在位値をディスプレイ装置３に表示する。つまり、
図６（ａ）に示すメインデータから入力された位置コー
ドに対応する地図コードを抽出し、次に同図（ｂ）に示
す地図データから抽出された地図コードに対応する、図
１０に示すような、地図の画像データを抽出表示する。
なお、ショッピングカートの現在位置を表示する黒星を
点滅させてもよく、より一層現在位置を明確に認識でき
る。

【００３８】つづいて、この実施例１の物品検索動作に
ついて図１１、図１２及び図１３を参照しながら説明す
る。図１１は、この発明の実施例１の物品検索動作を示
すフローチャートである。また、図１２及び図１３は、
この実施例１のディスプレイ装置の表示例を示す図であ
る。なお、図１２において、濁点、半濁点等は簡単のた
め省略している。

【００３９】買物客が欲しい物品の名称を入力すること
により、目的の物品の売場までの道順を案内できるよう
にしたものである。欲しい物品がどこにあるか分からな
い場合は、買物客は物品検索ボタン１６を押すことによ
り物品検索を行う。物品検索ボタン１６が押されると、
ディスプレイ画面１２のタッチシートに、図１２のよう
なキーボードを表示し、欲しい物品の名称を入力する。
さらに、場所標識４９の番号を入力すると買物客の現在
位置から欲しい物品の売場までの道順を図１３のような
画面とスピーカ１３を用いて案内する。

【００４０】すなわち、図１１のステップ５０におい
て、演算制御装置４は、物品検索ボタン１６が押される
と、図１２に示すような物品名入力画面（キーボード）
をディスプレイ装置３に表示する。

【００４１】ステップ５１〜５２において、買物客によ
って、物品名が入力され、場所入力ボタン１４により場
所標識の番号が入力されると、図６（ａ）及び（ｂ）に
示すメインデータ及び地図データ、並びに図７（ａ）に
示す音声データの検索を開始する。なお、図１２に示す
ように、物品名の入力を間違えたときは修正キーを押
し、物品名の入力を終えたときは決定キーを押す。

【００４２】ステップ５３〜５５において、ディスプレ
イ装置３に、まず、図１０のような現在位置のフロア地
図を表示し、物品の販売場所が同一フロアの場合は、図
１３に示すような、現在位置（黒星）から目的位置（白
星）まで矢印を表示する。

【００４３】ステップ５６〜６０において、フロアが異
なる場合には、現在、表示しているディスプレイ画面に
現在位置からエレベータまで矢印を表示し、目的位置の
階床をスピーカ１３によりインフォメーションする。次
に、目的階に到着したら、ディスプレイ装置３に目的階
の地図を表示する。なお、目的階に到着したか否かは、
例えば、目的階のエレベータ乗場付近の場所標識の番号
が入力されたことで判断する。そして、ディスプレイ装
置３に表示された目的階のフロア地図内に、現在位置
（エレベータ乗場）から目的位置まで矢印を表示する。

【００４４】

【発明の効果】この発明の請求項１に係るショッピング
カートは、以上説明したとおり、一定時間操作入力がな
いときはディスプレイ装置に宣伝データを表示する演算
制御装置を備えたので、買物客は各種の特売等の宣伝情
報を受け取ることができ便利であるという効果を奏す
る。

【００４５】この発明の請求項２に係るショッピングカ
ートは、以上説明したとおり、場所標識の番号が入力さ
れたときはディスプレイ装置に前記場所標識付近の地図
を表示する演算制御装置を備えたので、買物客は簡単な
操作で現在位置を認識できるという効果を奏する。

【００４６】この発明の請求項３に係るショッピングカ
ートは、以上説明したとおり、物品の名称が入力された
ときはディスプレイ装置に前記物品の売場までの道順を
案内表示する演算制御装置を備えたので、買物客は短時
間で目的の売場まで行くことができるという効果を奏す
る。

【００４７】この発明の請求項４に係るショッピングカ
ートは、以上説明したとおり、データ伝送線及び電力線
の接続用アダプタをさらに備え、前記演算制御装置が、
カート収納器に収納されたときに、バッテリの充電とデ
ータのダウンロードを行うので、電源やデータのメンテ
ナンスが容易であるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明の実施例１に係るショッピングカー
トの側面を示す図である。

【図２】 この発明の実施例１のディスプレイ装置の正
面を示す図である。

【図３】 この発明の実施例１に係る案内システムの全
体構成を示す図である。

【図４】 この発明の実施例１のメイン動作を示すフロ
ーチャートである。

【図５】 この発明の実施例１のカート収納動作を示す
フローチャートである。

【図６】 この発明の実施例１に係るデータ構造を示す
図である。

【図７】 この発明の実施例１に係るデータ構造を示す
図である。

【図８】 この発明の実施例１の地図表示動作を示すフ
ローチャートである。

【図９】 この発明の実施例１に係る場所標識の入力の
様子を示す図である。

【図１０】 この発明の実施例１に係る現在位置の表示
例を示す図である。

【図１１】 この発明の実施例１の物品検索動作を示す
フローチャートである。

【図１２】 この発明の実施例１に係るキーボードの表
示例を示す図である。

【図１３】 この把握の実施例１に係る現在位置から目
的位置までの道順の表示例を示す図である。

【符号の説明】

１ 手摺、２ 車輪、３ ディスプレイ装置、４ 演算
制御装置、５ バッテリ、６ 電源アダプタ、７ ＬＡ
Ｎアダプタ、８ アダプタ、９ アダプタ、１０ 電力
線、１１ ＬＡＮケーブル、１２ ディスプレイ画面、
１３ スピーカ、１４ 場所入力ボタン、１５ 宣伝開
始ボタン、１６ 物品検索ボタン、１７入力端末、１８
データサーバ、１９ カート収納器。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 一定時間操作入力がないときはディスプ
   レイ装置に宣伝データを表示する演算制御装置を備えた
   ことを特徴とするショッピングカート。
2. 【請求項２】 場所標識の番号が入力されたときはディ
   スプレイ装置に前記場所標識付近の地図を表示する演算
   制御装置を備えたことを特徴とするショッピングカー
   ト。
3. 【請求項３】 物品の名称が入力されたときはディスプ
   レイ装置に前記物品の売場までの道順を案内表示する演
   算制御装置を備えたことを特徴とするショッピングカー
   ト。
4. 【請求項４】 データ伝送線及び電力線の接続用アダプ
   タをさらに備え、前記演算制御装置は、カート収納器に
   収納されたときに、バッテリの充電とデータのダウンロ
   ードを行うことを特徴とする請求項１、２又は３記載の
   ショッピングカート。