JPH0840260A - 搬送用自走トロリー - Google Patents
搬送用自走トロリーInfo
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- JPH0840260A JPH0840260A JP19595494A JP19595494A JPH0840260A JP H0840260 A JPH0840260 A JP H0840260A JP 19595494 A JP19595494 A JP 19595494A JP 19595494 A JP19595494 A JP 19595494A JP H0840260 A JPH0840260 A JP H0840260A
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- guide rail
- trolley
- self
- trolley body
- rollers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 1つの駆動輪を備えた搬送用自走トロリーに
おいて、登坂走行を確実に行わせることができ、しかも
水平経路部での走行時の抵抗を少なくして、全体の小型
軽量化とコストダウンを図ること。 【構成】 ガイドレール2の上面に当接する1つの駆動
輪4と、ガイドレール2の下面に隣接する前後2つのバ
ックアップローラ7a,7bと、これらバックアップロ
ーラを各別に上向きに付勢する2つの付勢手段8a,8
bとを有する搬送用自走トロリーであって、各付勢手段
8a,8bが、スプリング20と、当該スプリング20
の付勢力によりバックアップローラ7a,7bがガイド
レール2に圧接するのを阻止する第一ストッパー21
と、スプリング20の付勢力に抗してバックアップロー
ラ7a,7bがガイドレール2から離間する方向に一定
量以上後退移動するのを阻止する第二ストッパー22と
を備えている。
おいて、登坂走行を確実に行わせることができ、しかも
水平経路部での走行時の抵抗を少なくして、全体の小型
軽量化とコストダウンを図ること。 【構成】 ガイドレール2の上面に当接する1つの駆動
輪4と、ガイドレール2の下面に隣接する前後2つのバ
ックアップローラ7a,7bと、これらバックアップロ
ーラを各別に上向きに付勢する2つの付勢手段8a,8
bとを有する搬送用自走トロリーであって、各付勢手段
8a,8bが、スプリング20と、当該スプリング20
の付勢力によりバックアップローラ7a,7bがガイド
レール2に圧接するのを阻止する第一ストッパー21
と、スプリング20の付勢力に抗してバックアップロー
ラ7a,7bがガイドレール2から離間する方向に一定
量以上後退移動するのを阻止する第二ストッパー22と
を備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トロリー本体の下端部
で牽引または後押し作用を行ったり、当該トロリー本体
の下端部で被搬送物を吊り下げる搬送用自走トロリーに
関するものである。
で牽引または後押し作用を行ったり、当該トロリー本体
の下端部で被搬送物を吊り下げる搬送用自走トロリーに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の搬送用自走トロリーとして、下
端部に負荷が作用するトロリー本体と、このトロリー本
体の上端側に軸支されてガイドレールの上面に当接する
1つの駆動輪と、当該駆動輪を回転駆動するモータと、
ガイドレールの下面に隣接する前後2つのバックアップ
ローラと、昇降運動自在にトロリー本体に支持されて2
つのバックアップローラを各別に軸支する前後2つの軸
受部材と、各軸受部材を各別に上向きに付勢する2つの
付勢手段とを有し、前後2つのバックアップローラは、
駆動輪の真下位置に対し前後に離れた位置に設けられて
いる搬送用自走トロリーが、特公平1−39387号公
報により知られている。
端部に負荷が作用するトロリー本体と、このトロリー本
体の上端側に軸支されてガイドレールの上面に当接する
1つの駆動輪と、当該駆動輪を回転駆動するモータと、
ガイドレールの下面に隣接する前後2つのバックアップ
ローラと、昇降運動自在にトロリー本体に支持されて2
つのバックアップローラを各別に軸支する前後2つの軸
受部材と、各軸受部材を各別に上向きに付勢する2つの
付勢手段とを有し、前後2つのバックアップローラは、
駆動輪の真下位置に対し前後に離れた位置に設けられて
いる搬送用自走トロリーが、特公平1−39387号公
報により知られている。
【0003】このような構成の搬送用自走トロリーにお
けるバックアップローラは、特にガイドレールの上り勾
配部をトロリーが登坂走行するとき、駆動輪とガイドレ
ール上面との間の摩擦力が弱まって、負荷の大きさによ
っては駆動輪にスリップが生じて登坂走行できなくなる
のを防止するのに役立つものであるが、上り勾配部の終
端や下り勾配部の始端でガイドレールが上に凸の円弧状
に湾曲する部分では、駆動輪とバックアップローラとが
当接するガイドレールの上下2点間の距離が若干大きく
なることと、停止時にトロリーを垂直姿勢で安定させる
ために、当該バックアップローラは、昇降可能で且つ付
勢手段によりガイドレール側へ付勢する必要がある。
けるバックアップローラは、特にガイドレールの上り勾
配部をトロリーが登坂走行するとき、駆動輪とガイドレ
ール上面との間の摩擦力が弱まって、負荷の大きさによ
っては駆動輪にスリップが生じて登坂走行できなくなる
のを防止するのに役立つものであるが、上り勾配部の終
端や下り勾配部の始端でガイドレールが上に凸の円弧状
に湾曲する部分では、駆動輪とバックアップローラとが
当接するガイドレールの上下2点間の距離が若干大きく
なることと、停止時にトロリーを垂直姿勢で安定させる
ために、当該バックアップローラは、昇降可能で且つ付
勢手段によりガイドレール側へ付勢する必要がある。
【0004】しかして、先の特公平1−39387号公
報に記載された従来の構成では、付勢手段のスプリング
で前後2つのバックアップローラをガイドレールの下面
に常時圧接させるように構成していた。
報に記載された従来の構成では、付勢手段のスプリング
で前後2つのバックアップローラをガイドレールの下面
に常時圧接させるように構成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の構
成では、トロリーが停止したときに反動で当該トロリー
が前後に揺動するのを抑えて速やかに静止させるために
は、前後2つのバックアップローラをガイドレールの下
面に押圧させる付勢手段のスプリング力を強くする必要
がある。ところがこのようにバックアップローラがガイ
ドレール下面に強く圧接するように構成すると、本来は
トロリー下端部に垂直下向きに作用している負荷によっ
て駆動輪とガイドレールとの間の圧接力が十分に得られ
る水平経路部においても、前後2つのバックアップロー
ラとガイドレール下面との間の大きな圧接力がトロリー
走行に対する抵抗として作用することになり、駆動輪の
駆動用モータ容量を大きくしなければならないなど、ト
ロリー全体の大型化、大重量化、コストアップの原因と
なっていた。
成では、トロリーが停止したときに反動で当該トロリー
が前後に揺動するのを抑えて速やかに静止させるために
は、前後2つのバックアップローラをガイドレールの下
面に押圧させる付勢手段のスプリング力を強くする必要
がある。ところがこのようにバックアップローラがガイ
ドレール下面に強く圧接するように構成すると、本来は
トロリー下端部に垂直下向きに作用している負荷によっ
て駆動輪とガイドレールとの間の圧接力が十分に得られ
る水平経路部においても、前後2つのバックアップロー
ラとガイドレール下面との間の大きな圧接力がトロリー
走行に対する抵抗として作用することになり、駆動輪の
駆動用モータ容量を大きくしなければならないなど、ト
ロリー全体の大型化、大重量化、コストアップの原因と
なっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を括弧付きで付して
示すと、下端部に負荷が作用するトロリー本体(3) と、
このトロリー本体(3) の上端側に軸支されてガイドレー
ル(2) の上面に当接する1つの駆動輪(4) と、当該駆動
輪(4) を回転駆動するモータ(11)と、ガイドレール(2)
の下面に隣接する前後2つのバックアップローラ(7a,7
b) と、昇降運動自在にトロリー本体(3) に支持されて
2つのバックアップローラ(7a,7b) を各別に軸支する前
後2つの軸受部材(14a,14b) と、各軸受部材(14a,14b)
を各別に上向きに付勢する2つの付勢手段(8a,8b) とを
有し、前後2つのバックアップローラ(7a,7b) は、駆動
輪(4) の真下位置に対し前後に離れた位置に設けられて
いる搬送用自走トロリーであって、各付勢手段(8a,8b)
は、軸受部材(14a,14b) をガイドレール(2) 側へ押圧す
るスプリング(20)と、当該スプリング(20)の付勢力によ
りバックアップローラ(7a,7b) がガイドレール(2) に圧
接するのを阻止する第一ストッパー(21)と、スプリング
(20)の付勢力に抗してバックアップローラ(7a,7b) がガ
イドレール(2) から離間する方向に一定量以上後退移動
するのを阻止する第二ストッパー(22)とを備えている点
に特徴を有する。
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を括弧付きで付して
示すと、下端部に負荷が作用するトロリー本体(3) と、
このトロリー本体(3) の上端側に軸支されてガイドレー
ル(2) の上面に当接する1つの駆動輪(4) と、当該駆動
輪(4) を回転駆動するモータ(11)と、ガイドレール(2)
の下面に隣接する前後2つのバックアップローラ(7a,7
b) と、昇降運動自在にトロリー本体(3) に支持されて
2つのバックアップローラ(7a,7b) を各別に軸支する前
後2つの軸受部材(14a,14b) と、各軸受部材(14a,14b)
を各別に上向きに付勢する2つの付勢手段(8a,8b) とを
有し、前後2つのバックアップローラ(7a,7b) は、駆動
輪(4) の真下位置に対し前後に離れた位置に設けられて
いる搬送用自走トロリーであって、各付勢手段(8a,8b)
は、軸受部材(14a,14b) をガイドレール(2) 側へ押圧す
るスプリング(20)と、当該スプリング(20)の付勢力によ
りバックアップローラ(7a,7b) がガイドレール(2) に圧
接するのを阻止する第一ストッパー(21)と、スプリング
(20)の付勢力に抗してバックアップローラ(7a,7b) がガ
イドレール(2) から離間する方向に一定量以上後退移動
するのを阻止する第二ストッパー(22)とを備えている点
に特徴を有する。
【0007】上記の本発明を実施するに際して、各軸受
部材(14a,14b) は、上下揺動自在にトロリー本体(3) に
軸支し、各付勢手段(8a,8b) は、トロリー本体(3) に取
付けられた筒状ガイド部材(16)と、この筒状ガイド部材
(16)を昇降移動自在に貫通する軸杆(17a,17b) と、この
軸杆(17a,17b) の上端に軸支されて軸受部材(14a,14b)
を支持するローラ(18a,18b) とから構成し、各付勢手段
(8a,8b) のスプリング(20)は、軸杆(17a,17b) の上端側
フランジ部(19)と筒状ガイド部材(16)の底部(16a) との
間で当該軸杆(17a,17b) に遊嵌し、第一ストッパー(21)
は、筒状ガイド部材(16)から下方に突出する軸杆(17a,1
7b) の下端突起部(23)と、軸杆上昇時に当該下端突起部
(23)を受け止める筒状ガイド部材(16)の底部(16a) とで
構成し、第二ストッパー(22)は、軸杆(17a,17b) の上端
側フランジ部(19)と、軸杆(17a,17b) の下降時に当該フ
ランジ部(19)を受け止める筒状ガイド部材(16)の上端内
側段部(16b) とで構成することができる。
部材(14a,14b) は、上下揺動自在にトロリー本体(3) に
軸支し、各付勢手段(8a,8b) は、トロリー本体(3) に取
付けられた筒状ガイド部材(16)と、この筒状ガイド部材
(16)を昇降移動自在に貫通する軸杆(17a,17b) と、この
軸杆(17a,17b) の上端に軸支されて軸受部材(14a,14b)
を支持するローラ(18a,18b) とから構成し、各付勢手段
(8a,8b) のスプリング(20)は、軸杆(17a,17b) の上端側
フランジ部(19)と筒状ガイド部材(16)の底部(16a) との
間で当該軸杆(17a,17b) に遊嵌し、第一ストッパー(21)
は、筒状ガイド部材(16)から下方に突出する軸杆(17a,1
7b) の下端突起部(23)と、軸杆上昇時に当該下端突起部
(23)を受け止める筒状ガイド部材(16)の底部(16a) とで
構成し、第二ストッパー(22)は、軸杆(17a,17b) の上端
側フランジ部(19)と、軸杆(17a,17b) の下降時に当該フ
ランジ部(19)を受け止める筒状ガイド部材(16)の上端内
側段部(16b) とで構成することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1A、図2において、1は本発明
一実施例に係る搬送用自走トロリー、2はガイドレール
である。搬送用自走トロリー1は、ガイドレール2の片
側に位置するトロリー本体3、駆動輪4、駆動輪4を駆
動する駆動手段5、振れ止め用垂直軸ローラ6、前後2
つのバックアップローラ7a,7b、および各バックア
ップローラごとに設けられた付勢手段8a,8bから構
成されている。なお、トロリー本体3は、その下端部に
ガイドレール2の真下に位置する左右一対の側枠9を備
えており、この側枠9の下端に、負荷連結用の左右水平
方向の連結孔10が設けられている。この連結孔10に
は、被搬送物吊り下げ手段や、この搬送用自走トロリー
1と遊動トロリーとを連結するロードバーなどが軸支さ
れる。勿論、このような連結孔10を使用せずに、先の
特公平1−39387号公報に記載のような牽引手段や
後押し用プッシャーなどをトロリー本体3の下端部に取
付けて使用することもできる。
づいて説明すると、図1A、図2において、1は本発明
一実施例に係る搬送用自走トロリー、2はガイドレール
である。搬送用自走トロリー1は、ガイドレール2の片
側に位置するトロリー本体3、駆動輪4、駆動輪4を駆
動する駆動手段5、振れ止め用垂直軸ローラ6、前後2
つのバックアップローラ7a,7b、および各バックア
ップローラごとに設けられた付勢手段8a,8bから構
成されている。なお、トロリー本体3は、その下端部に
ガイドレール2の真下に位置する左右一対の側枠9を備
えており、この側枠9の下端に、負荷連結用の左右水平
方向の連結孔10が設けられている。この連結孔10に
は、被搬送物吊り下げ手段や、この搬送用自走トロリー
1と遊動トロリーとを連結するロードバーなどが軸支さ
れる。勿論、このような連結孔10を使用せずに、先の
特公平1−39387号公報に記載のような牽引手段や
後押し用プッシャーなどをトロリー本体3の下端部に取
付けて使用することもできる。
【0009】ガイドレール2は、上側水平レール部2a
と下側水平レール部2bとを垂直壁部2cで縦断面倒伏
H形に連結一体化したものであり、図では省略している
が、垂直壁部2cの片側には給電レールが敷設される。
駆動手段5は、減速機11にモータ12を一体に連結し
たもので、この減速機11がトロリー本体3の上端に取
付けられ、駆動輪4は、当該減速機11の出力軸11a
に取付けられて、ガイドレール2の上側水平レール部2
aの上面を転動する。振れ止め用垂直軸ローラ6は、ト
ロリー本体3からガイドレール2を上下から挟むように
連設されたフレーム3a,3bに軸支されたもので、駆
動輪4の前後両側とその真下位置とでガイドレール2の
上下各水平レール部2a,2bを左右両側から挟む。
と下側水平レール部2bとを垂直壁部2cで縦断面倒伏
H形に連結一体化したものであり、図では省略している
が、垂直壁部2cの片側には給電レールが敷設される。
駆動手段5は、減速機11にモータ12を一体に連結し
たもので、この減速機11がトロリー本体3の上端に取
付けられ、駆動輪4は、当該減速機11の出力軸11a
に取付けられて、ガイドレール2の上側水平レール部2
aの上面を転動する。振れ止め用垂直軸ローラ6は、ト
ロリー本体3からガイドレール2を上下から挟むように
連設されたフレーム3a,3bに軸支されたもので、駆
動輪4の前後両側とその真下位置とでガイドレール2の
上下各水平レール部2a,2bを左右両側から挟む。
【0010】トロリー本体3の左右一対の側枠9は、図
1B、図3および図4に示すように、この両側枠9の開
口部の上辺間に架設された水平連結板9aの下側に、片
側の側枠9の開口部を通じて両側枠9間に挿入されたト
ロリー本体3の下端屈曲先端部3cをボルト9bにより
結合することにより、トロリー本体3に一体化してい
る。前後2つのバックアップローラ7a,7bは、トロ
リー本体下端の両側枠9の上端部間に左右水平支軸13
により上下揺動自在に軸支された前後2つの軸受部材1
4a,14bに左右水平支軸15a,15bにより軸支
されて、ガイドレール2の下側水平レール部2bの下側
で、駆動輪4の真下位置に対し前後に等距離だけ離れた
位置にある。
1B、図3および図4に示すように、この両側枠9の開
口部の上辺間に架設された水平連結板9aの下側に、片
側の側枠9の開口部を通じて両側枠9間に挿入されたト
ロリー本体3の下端屈曲先端部3cをボルト9bにより
結合することにより、トロリー本体3に一体化してい
る。前後2つのバックアップローラ7a,7bは、トロ
リー本体下端の両側枠9の上端部間に左右水平支軸13
により上下揺動自在に軸支された前後2つの軸受部材1
4a,14bに左右水平支軸15a,15bにより軸支
されて、ガイドレール2の下側水平レール部2bの下側
で、駆動輪4の真下位置に対し前後に等距離だけ離れた
位置にある。
【0011】前後2つの付勢手段8a,8bは同一構造
のもので、図1B、図3および図4に示すように、夫々
トロリー本体下端の両側枠9の前側縁間(または後側縁
間)に取付けられた筒状ガイド部材16と、この筒状ガ
イド部材16を昇降移動自在に貫通する左右一対の軸杆
17a,17bと、この各軸杆17a,17bの上端に
軸支されて軸受部材14a(または14b)を支持する
ローラ18a,18bと、各軸杆17a,17bの上端
側フランジ部19と筒状ガイド部材16の底部16aと
の間で当該各軸杆17a,17bに遊嵌されたスプリン
グ20と、第一ストッパー21と、第二ストッパー22
とから構成されている。
のもので、図1B、図3および図4に示すように、夫々
トロリー本体下端の両側枠9の前側縁間(または後側縁
間)に取付けられた筒状ガイド部材16と、この筒状ガ
イド部材16を昇降移動自在に貫通する左右一対の軸杆
17a,17bと、この各軸杆17a,17bの上端に
軸支されて軸受部材14a(または14b)を支持する
ローラ18a,18bと、各軸杆17a,17bの上端
側フランジ部19と筒状ガイド部材16の底部16aと
の間で当該各軸杆17a,17bに遊嵌されたスプリン
グ20と、第一ストッパー21と、第二ストッパー22
とから構成されている。
【0012】第一ストッパー21は、筒状ガイド部材1
6から下方に突出する軸杆17a,17bの下端突起部
23と軸杆17a,17bの上昇時に当該下端突起部2
3を受け止める筒状ガイド部材16の底部16aとで構
成されたもので、搬送用自走トロリー1がガイドレール
2の水平経路部にあるとき、バックアップローラ7a,
7bがガイドレール2の下側水平レール部2bの下面に
接する位置で軸受部材14a,14bを支持して、これ
らバックアップローラ7a,7bがスプリング20の付
勢力でガイドレール2の下側水平レール部2bの下面に
押しつけられるのを阻止する。なお、軸杆17a,17
bの下端突起部23は、両軸杆17a,17bの下端部
間にわたって左右水平方向に挿通固定したピンにより構
成している。
6から下方に突出する軸杆17a,17bの下端突起部
23と軸杆17a,17bの上昇時に当該下端突起部2
3を受け止める筒状ガイド部材16の底部16aとで構
成されたもので、搬送用自走トロリー1がガイドレール
2の水平経路部にあるとき、バックアップローラ7a,
7bがガイドレール2の下側水平レール部2bの下面に
接する位置で軸受部材14a,14bを支持して、これ
らバックアップローラ7a,7bがスプリング20の付
勢力でガイドレール2の下側水平レール部2bの下面に
押しつけられるのを阻止する。なお、軸杆17a,17
bの下端突起部23は、両軸杆17a,17bの下端部
間にわたって左右水平方向に挿通固定したピンにより構
成している。
【0013】第二ストッパー22は、各軸杆17a,1
7bの上端側フランジ部19と、各軸杆17a,17b
の下降時に当該フランジ部19を受け止める筒状ガイド
部材16の上端内側段部16bとで構成されたもので、
スプリング20の付勢力に抗してバックアップローラ7
a,7b(軸受部材14a,14b)がガイドレール2
から離間する方向に一定量以上後退移動するのを阻止す
る。
7bの上端側フランジ部19と、各軸杆17a,17b
の下降時に当該フランジ部19を受け止める筒状ガイド
部材16の上端内側段部16bとで構成されたもので、
スプリング20の付勢力に抗してバックアップローラ7
a,7b(軸受部材14a,14b)がガイドレール2
から離間する方向に一定量以上後退移動するのを阻止す
る。
【0014】以上のように構成された搬送用自走トロリ
ー1が、ガイドレール2が水平状態にある水平経路部で
停止しているとき、当該トロリー1の前後2つのバック
アップローラ7a,7bは、付勢手段8a,8bのスプ
リング20による押し上げ力を軸杆17a,17b、ロ
ーラ18a,18b、および軸受部材14a,14bを
介して受けているが、第一ストッパー21が軸杆17
a,17bの上昇限位置を規制しており、この結果、バ
ックアップローラ7a,7bは、ガイドレール2の下側
水平レール部2bの下面に接する位置に保持されてい
て、当該ガイドレール2には圧接していない。この状況
は、押し上げ力のより大きなスプリング20を使用して
も変わらない。
ー1が、ガイドレール2が水平状態にある水平経路部で
停止しているとき、当該トロリー1の前後2つのバック
アップローラ7a,7bは、付勢手段8a,8bのスプ
リング20による押し上げ力を軸杆17a,17b、ロ
ーラ18a,18b、および軸受部材14a,14bを
介して受けているが、第一ストッパー21が軸杆17
a,17bの上昇限位置を規制しており、この結果、バ
ックアップローラ7a,7bは、ガイドレール2の下側
水平レール部2bの下面に接する位置に保持されてい
て、当該ガイドレール2には圧接していない。この状況
は、押し上げ力のより大きなスプリング20を使用して
も変わらない。
【0015】このような状況では、搬送用自走トロリー
1(トロリー本体3)が、駆動輪4の軸心または当該駆
動輪4とガイドレール2の上側水平レール部2aとの接
点を支点に前後に揺動するのを、前後2つのバックアッ
プローラ7a,7bが阻止することになり、搬送用自走
トロリー1(トロリー本体3)がガイドレール2に対し
垂直に起立する正立姿勢を安定的に保持する。若し、図
1に示すように駆動手段5が駆動輪4に対し後方側に延
出しているために、トロリー本体3の下端部が前方へ移
動する方向の回転力がトロリー本体3に作用しているな
らば、少なくとも前方側のバックアップローラ7aを上
向きに付勢する付勢手段8aのスプリング20の押し上
げ力を大きくして、搬送用自走トロリー1(トロリー本
体3)がガイドレール2に対し垂直に起立する正立姿勢
を安定的に保持するように構成すれば良い。
1(トロリー本体3)が、駆動輪4の軸心または当該駆
動輪4とガイドレール2の上側水平レール部2aとの接
点を支点に前後に揺動するのを、前後2つのバックアッ
プローラ7a,7bが阻止することになり、搬送用自走
トロリー1(トロリー本体3)がガイドレール2に対し
垂直に起立する正立姿勢を安定的に保持する。若し、図
1に示すように駆動手段5が駆動輪4に対し後方側に延
出しているために、トロリー本体3の下端部が前方へ移
動する方向の回転力がトロリー本体3に作用しているな
らば、少なくとも前方側のバックアップローラ7aを上
向きに付勢する付勢手段8aのスプリング20の押し上
げ力を大きくして、搬送用自走トロリー1(トロリー本
体3)がガイドレール2に対し垂直に起立する正立姿勢
を安定的に保持するように構成すれば良い。
【0016】上記の搬送用自走トロリー1は、モータ1
2により駆動輪4を回転駆動させることによりガイドレ
ール2に沿って自走させることができるのであるが、ト
ロリー本体3の下端部に規定範囲内の大きさの吊り下げ
負荷または牽引負荷もしくは後押し負荷が作用している
状況での水平経路部での走行時には、駆動輪4に作用す
る下向きの負荷荷重により当該駆動輪4とガイドレール
2との間には十分な摩擦力が生じており、駆動輪4がス
リップすることなく、上記のバックアップローラ7a,
7bの作用によりトロリー本体3がガイドレール2に対
する垂直起立姿勢を保ちながら、搬送用自走トロリー1
は安定的に自走して負荷を搬送することになる。しか
し、この水平経路部での安定走行時には、前後2つのバ
ックアップローラ7a,7bはガイドレール2に軽く接
して回転しているだけで、これらバックアップローラ7
a,7bとガイドレール2との間の転がり抵抗が搬送用
自走トロリー1の走行抵抗になることは実質的にない。
2により駆動輪4を回転駆動させることによりガイドレ
ール2に沿って自走させることができるのであるが、ト
ロリー本体3の下端部に規定範囲内の大きさの吊り下げ
負荷または牽引負荷もしくは後押し負荷が作用している
状況での水平経路部での走行時には、駆動輪4に作用す
る下向きの負荷荷重により当該駆動輪4とガイドレール
2との間には十分な摩擦力が生じており、駆動輪4がス
リップすることなく、上記のバックアップローラ7a,
7bの作用によりトロリー本体3がガイドレール2に対
する垂直起立姿勢を保ちながら、搬送用自走トロリー1
は安定的に自走して負荷を搬送することになる。しか
し、この水平経路部での安定走行時には、前後2つのバ
ックアップローラ7a,7bはガイドレール2に軽く接
して回転しているだけで、これらバックアップローラ7
a,7bとガイドレール2との間の転がり抵抗が搬送用
自走トロリー1の走行抵抗になることは実質的にない。
【0017】負荷を搬送するために走行している搬送用
自走トロリー1が、上り勾配部の終端または下り勾配部
の始端のガイドレール2が上に凸の円弧状に湾曲する部
分を通過するときは、駆動輪4とガイドレール2との接
点とバックアップローラ7a,7bとガイドレール2と
の接点との間の距離が若干増大するが、このとき各バッ
クアップローラ7a,7bが軸受部材14a,14bと
ともに水平支軸13の周りに付勢手段8a,8bのスプ
リング20の付勢力に抗して下方へ揺動することができ
るので、支障なく通過走行することができる。
自走トロリー1が、上り勾配部の終端または下り勾配部
の始端のガイドレール2が上に凸の円弧状に湾曲する部
分を通過するときは、駆動輪4とガイドレール2との接
点とバックアップローラ7a,7bとガイドレール2と
の接点との間の距離が若干増大するが、このとき各バッ
クアップローラ7a,7bが軸受部材14a,14bと
ともに水平支軸13の周りに付勢手段8a,8bのスプ
リング20の付勢力に抗して下方へ揺動することができ
るので、支障なく通過走行することができる。
【0018】搬送用自走トロリー1が図1Aに示すよう
に上り勾配部を登坂走行するときは、駆動輪4とガイド
レール2との間の負荷荷重による圧接力が低下するが、
トロリー本体3の下端部に作用する吊り下げ負荷または
牽引負荷もしくは後押し負荷により、トロリー本体3の
下端部には後方向きの分力が働き、この分力による駆動
輪4の軸心または駆動輪4とガイドレール2との接点を
支点とする回転力で後方側のバックアップローラ7bが
ガイドレール2の下側水平レール部2bの下面に押しつ
けられる。このとき、図1Bに示すように、バックアッ
プローラ7bが軸受部材14bとともに水平支軸13の
周りに付勢手段8bのスプリング20の付勢力に抗して
下方へ揺動するが、第二ストッパー22の働きで軸杆1
7a,17bが下降できなくなった位置で軸受部材14
bが付勢手段8bのローラ18a,18bによって受け
止められ、バックアップローラ7bの下降限位置が決ま
る。
に上り勾配部を登坂走行するときは、駆動輪4とガイド
レール2との間の負荷荷重による圧接力が低下するが、
トロリー本体3の下端部に作用する吊り下げ負荷または
牽引負荷もしくは後押し負荷により、トロリー本体3の
下端部には後方向きの分力が働き、この分力による駆動
輪4の軸心または駆動輪4とガイドレール2との接点を
支点とする回転力で後方側のバックアップローラ7bが
ガイドレール2の下側水平レール部2bの下面に押しつ
けられる。このとき、図1Bに示すように、バックアッ
プローラ7bが軸受部材14bとともに水平支軸13の
周りに付勢手段8bのスプリング20の付勢力に抗して
下方へ揺動するが、第二ストッパー22の働きで軸杆1
7a,17bが下降できなくなった位置で軸受部材14
bが付勢手段8bのローラ18a,18bによって受け
止められ、バックアップローラ7bの下降限位置が決ま
る。
【0019】バックアップローラ7bが下降限位置に達
した以後は、前記のようにトロリー本体3の下端部に作
用している後方向きの分力による回転力が、当該バック
アップローラ7bとガイドレール2との接点X(図1B
参照)を支点とする回転力となり、この回転力で駆動輪
4がガイドレール2に強く押しつけられ、当該駆動輪4
とガイドレール2との間の摩擦力が増大することと当該
駆動輪4がガイドレール2に対し食い込み勝手に作用す
ることと相まって、駆動輪4がスリップする恐れがなく
なり、搬送用自走トロリー1を確実に登坂走行させるこ
とができる。
した以後は、前記のようにトロリー本体3の下端部に作
用している後方向きの分力による回転力が、当該バック
アップローラ7bとガイドレール2との接点X(図1B
参照)を支点とする回転力となり、この回転力で駆動輪
4がガイドレール2に強く押しつけられ、当該駆動輪4
とガイドレール2との間の摩擦力が増大することと当該
駆動輪4がガイドレール2に対し食い込み勝手に作用す
ることと相まって、駆動輪4がスリップする恐れがなく
なり、搬送用自走トロリー1を確実に登坂走行させるこ
とができる。
【0020】搬送用自走トロリー1を停止させるために
駆動輪4に制動をかけたとき、トロリー本体3の下端部
には前方向きの大きな慣性力が働いてトロリー本体3が
上端遅れ方向に傾倒し、搬送用自走トロリー1を走行さ
せるために駆動輪4を回転駆動させた発進時には、トロ
リー本体3が上端進み方向に傾倒しようとする。このと
きも、バックアップローラ7aまたは7bがガイドレー
ル2に押しつけられ、付勢手段8aまたは8bの付勢力
に抗して第二ストッパー22で規制される下降限位置ま
で下降する範囲内でトロリー本体3の傾倒を許容する。
しかしながら、このとき作用している付勢手段8aまた
は8bのスプリング20の反力を受けてトロリー本体3
は速やかに元の姿勢に復帰し、ガイドレール2に対し垂
直な起立姿勢で安定停止するかまたは当該姿勢で安定走
行に移ることになる。
駆動輪4に制動をかけたとき、トロリー本体3の下端部
には前方向きの大きな慣性力が働いてトロリー本体3が
上端遅れ方向に傾倒し、搬送用自走トロリー1を走行さ
せるために駆動輪4を回転駆動させた発進時には、トロ
リー本体3が上端進み方向に傾倒しようとする。このと
きも、バックアップローラ7aまたは7bがガイドレー
ル2に押しつけられ、付勢手段8aまたは8bの付勢力
に抗して第二ストッパー22で規制される下降限位置ま
で下降する範囲内でトロリー本体3の傾倒を許容する。
しかしながら、このとき作用している付勢手段8aまた
は8bのスプリング20の反力を受けてトロリー本体3
は速やかに元の姿勢に復帰し、ガイドレール2に対し垂
直な起立姿勢で安定停止するかまたは当該姿勢で安定走
行に移ることになる。
【0021】なお、トロリー本体3の下端部にバックア
ップローラ7a,7bや付勢手段8a,8bを取付ける
のに、当該トロリー本体3の下端側方に左右一対の側枠
9を取付けたが、この側枠9に相当する部分をトロリー
本体3の下端部に一体に連設することもできる。また、
各付勢手段8a,8bには左右各2本づつのスプリング
20を設けたが、スプリングの本数は限定されず、各付
勢手段に1本であっても良いし3本以上であっても良
い。
ップローラ7a,7bや付勢手段8a,8bを取付ける
のに、当該トロリー本体3の下端側方に左右一対の側枠
9を取付けたが、この側枠9に相当する部分をトロリー
本体3の下端部に一体に連設することもできる。また、
各付勢手段8a,8bには左右各2本づつのスプリング
20を設けたが、スプリングの本数は限定されず、各付
勢手段に1本であっても良いし3本以上であっても良
い。
【0022】また、水平経路部を搬送用自走トロリー1
が走行するときには、バックアップローラ7a,7bは
ガイドレール2に対し軽く接して回転するだけであるよ
うに説明したが、負荷の大きさや付勢手段8a,8bの
付勢力の大きさによっては、後方側のバックアップロー
ラ7b(後進時にはバックアップローラ7a)が付勢手
段8b,8aの付勢力に抗して若干押し下げられた状態
かまたは、第二ストッパー22で規制される下降限位置
まで下降した状態となるように、トロリー本体3が傾倒
した状態で走行することもあり得る。
が走行するときには、バックアップローラ7a,7bは
ガイドレール2に対し軽く接して回転するだけであるよ
うに説明したが、負荷の大きさや付勢手段8a,8bの
付勢力の大きさによっては、後方側のバックアップロー
ラ7b(後進時にはバックアップローラ7a)が付勢手
段8b,8aの付勢力に抗して若干押し下げられた状態
かまたは、第二ストッパー22で規制される下降限位置
まで下降した状態となるように、トロリー本体3が傾倒
した状態で走行することもあり得る。
【0023】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明の搬送用自
走トロリーによれば、前後2つのバックアップローラ(7
a,7b) により、走行方向に関係なく上り勾配部での登坂
走行時の駆動輪(4) とガイドレール(2) との間の摩擦力
を増大させて、当該駆動輪(4) をスリップさせることな
く確実強力に登坂走行させることができるのであるが、
当該バックアップローラ(7a,7b) をガイドレール(2) 側
へ付勢する付勢手段(8a,8b) の付勢力を大きくして、停
止時や発進時のトロリー本体(3) の前後方向の揺れを速
やかに抑えるとともに、停止状態でのトロリー本体(3)
をガイドレール(2) に対し垂直起立姿勢に安定させるこ
とができるようにしても、付勢手段(8a,8b) が備える第
一ストッパー(21)の働きにより、本来、バックアップロ
ーラ(7a,7b) の機能が不要な水平経路部での走行時に当
該バックアップローラ(7a,7b) がガイドレール(2) に大
きな力で圧接して、これが搬送用自走トロリー(1) の走
行抵抗になるというような不都合がない。
走トロリーによれば、前後2つのバックアップローラ(7
a,7b) により、走行方向に関係なく上り勾配部での登坂
走行時の駆動輪(4) とガイドレール(2) との間の摩擦力
を増大させて、当該駆動輪(4) をスリップさせることな
く確実強力に登坂走行させることができるのであるが、
当該バックアップローラ(7a,7b) をガイドレール(2) 側
へ付勢する付勢手段(8a,8b) の付勢力を大きくして、停
止時や発進時のトロリー本体(3) の前後方向の揺れを速
やかに抑えるとともに、停止状態でのトロリー本体(3)
をガイドレール(2) に対し垂直起立姿勢に安定させるこ
とができるようにしても、付勢手段(8a,8b) が備える第
一ストッパー(21)の働きにより、本来、バックアップロ
ーラ(7a,7b) の機能が不要な水平経路部での走行時に当
該バックアップローラ(7a,7b) がガイドレール(2) に大
きな力で圧接して、これが搬送用自走トロリー(1) の走
行抵抗になるというような不都合がない。
【0024】従って、確実強力に登坂走行させることが
できて、しかも停止時や発進時のトロリー本体(3) の前
後方向の揺れを速やかに抑えるとともに、停止状態での
トロリー本体(3) をガイドレール(2) に対し垂直起立姿
勢に安定させることができる搬送用自走トロリーであり
ながら、駆動モータとして必要最小限の容量のものを使
用して、全体の小型軽量化とコストダウンを図ることが
できるに至ったのである。
できて、しかも停止時や発進時のトロリー本体(3) の前
後方向の揺れを速やかに抑えるとともに、停止状態での
トロリー本体(3) をガイドレール(2) に対し垂直起立姿
勢に安定させることができる搬送用自走トロリーであり
ながら、駆動モータとして必要最小限の容量のものを使
用して、全体の小型軽量化とコストダウンを図ることが
できるに至ったのである。
【図1】 A図は登坂走行時の様子を示す側面図であ
り、B図はA図の要部拡大縦断側面図である。
り、B図はA図の要部拡大縦断側面図である。
【図2】 正面図である。
【図3】 要部の拡大背面図である。
【図4】 要部の拡大平面図である。
1 搬送用自走トロリー 2 ガイドレール 3 トロリー本体 4 駆動輪 5 駆動手段 6 振れ止め用垂直軸ローラ 7a バックアップローラ 7b バックアップローラ 8a 付勢手段 8b 付勢手段 9 左右一対の側枠(トロリー本体の下端部) 11 減速機 12 モータ 13 左右水平支軸 14a 軸受部材 14b 軸受部材 16 筒状ガイド部材 16a 底部(第一ストッパー) 16b 上端内側段部(第二ストッパー) 17a 軸杆 17b 軸杆 18a ローラ 18b ローラ 19 軸杆の上端側フランジ部(第二ストッパー) 20 スプリング 21 第一ストッパー 22 第二ストッパー 23 軸杆の下端突起部(第一ストッパー)
Claims (2)
- 【請求項1】下端部に負荷が作用するトロリー本体(3)
と、このトロリー本体(3) の上端側に軸支されてガイド
レール(2) の上面に当接する1つの駆動輪(4) と、当該
駆動輪(4) を回転駆動するモータ(11)と、ガイドレール
(2) の下面に隣接する前後2つのバックアップローラ(7
a,7b) と、昇降運動自在にトロリー本体(3) に支持され
て2つのバックアップローラ(7a,7b) を各別に軸支する
前後2つの軸受部材(14a,14b) と、各軸受部材(14a,14
b) を各別に上向きに付勢する2つの付勢手段(8a,8b)
とを有し、前後2つのバックアップローラ(7a,7b) は、
駆動輪(4) の真下位置に対し前後に離れた位置に設けら
れている搬送用自走トロリーであって、 各付勢手段(8a,8b) は、軸受部材(14a,14b) をガイドレ
ール(2) 側へ押圧するスプリング(20)と、当該スプリン
グ(20)の付勢力によりバックアップローラ(7a,7b) がガ
イドレール(2) に圧接するのを阻止する第一ストッパー
(21)と、スプリング(20)の付勢力に抗してバックアップ
ローラ(7a,7b) がガイドレール(2) から離間する方向に
一定量以上後退移動するのを阻止する第二ストッパー(2
2)とを備えている搬送用自走トロリー。 - 【請求項2】各軸受部材(14a,14b) は、上下揺動自在に
トロリー本体(3) に軸支され、 各付勢手段(8a,8b) は、トロリー本体(3) に取付けられ
た筒状ガイド部材(16)と、この筒状ガイド部材(16)を昇
降移動自在に貫通する軸杆(17a,17b) と、この軸杆(17
a,17b) の上端に軸支されて軸受部材(14a,14b) を支持
するローラ(18a,18b) とを有し、各付勢手段(8a,8b) の
スプリング(20)は、軸杆(17a,17b) の上端側フランジ部
(19)と筒状ガイド部材(16)の底部(16a) との間で当該軸
杆(17a,17b) に遊嵌され、第一ストッパー(21)は、筒状
ガイド部材(16)から下方に突出する軸杆(17a,17b) の下
端突起部(23)と、軸杆上昇時に当該下端突起部(23)を受
け止める筒状ガイド部材(16)の底部(16a) とで構成さ
れ、第二ストッパー(22)は、軸杆(17a,17b) の上端側フ
ランジ部(19)と、軸杆(17a,17b) の下降時に当該フラン
ジ部(19)を受け止める筒状ガイド部材(16)の上端内側段
部(16b) とで構成されている請求項1に記載の搬送用自
走トロリー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19595494A JPH0840260A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 搬送用自走トロリー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19595494A JPH0840260A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 搬送用自走トロリー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0840260A true JPH0840260A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16349742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19595494A Pending JPH0840260A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 搬送用自走トロリー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0840260A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020097420A (ja) * | 2016-12-27 | 2020-06-25 | 株式会社ダイフク | 洗車機 |
-
1994
- 1994-07-27 JP JP19595494A patent/JPH0840260A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020097420A (ja) * | 2016-12-27 | 2020-06-25 | 株式会社ダイフク | 洗車機 |
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