JPH0839460A - ワーク反転装置 - Google Patents

ワーク反転装置

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JPH0839460A
JPH0839460A JP19762594A JP19762594A JPH0839460A JP H0839460 A JPH0839460 A JP H0839460A JP 19762594 A JP19762594 A JP 19762594A JP 19762594 A JP19762594 A JP 19762594A JP H0839460 A JPH0839460 A JP H0839460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
cylinder
work
thrust
pinion
Prior art date
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Pending
Application number
JP19762594A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinaga Sugiura
宜修 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH0839460A publication Critical patent/JPH0839460A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転中におけるアームの増速を抑制して反転
停止時にワークにかかる衝撃を小さくする。 【構成】 先端にワークWを載置する載置部11を有す
るアーム10の基端にピニオン3を一体に設け、このピ
ニオン3を中間ピニオン4を介してラック7に作動連結
し、ラック7は2つのシリンダ21、22を直列に接続
したタンデム型のシリンダ装置20に作動連結し、アー
ム10の60度回転までは、2つのシリンダ21、22
の推力をアーム10に加えて高トルクに打ち勝つ回転力
を発揮し、トルクが小さくなる60度以上の回転範囲で
は、前側のシリンダ21の推力のみをアーム10に加え
て、アーム10の回転が高速になるのを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークを姿勢変換する
ためのワーク反転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリンダ装置のピストンロッドの伸縮運
動を、ラック・ピニオン機構等の運動変換手段を介して
アームの回転運動に変換し、該アームに支持したワーク
を水平状態から垂直状態まで90度姿勢変換するワーク
反転装置は、従来より良く知られており、例えば製品の
組立等に多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のワーク反転装置によれば、アームの回転角度によっ
てアームにかかるトルクが変化する(水平時のトルクを
1とすると60度回転時のトルクは1/2となる)にも
かかわらず、シリンダ装置の推力が一定であるため、シ
リンダ装置のストローク途中からアームの回転速度が非
常に速くなり、例えば90度で反転停止した場合にワー
クに大きな衝撃力が加わって、ワークの位置ずれ、落下
等が生じる、という問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、その課題とするところは、回転中
におけるアームの増速を抑制して反転停止時にワークに
かかる衝撃を小さくし、もってワークの姿勢変換を安定
して行うことができるワーク反転装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、シリンダ装置のピストンロッドの伸縮運動
を運動変換手段を介してアームの回転運動に変換し、該
アームに支持したワークを反転させるワーク反転装置に
おいて、前記シリンダ装置を、前記アームの回転に応じ
たトルク変化に対応してその推力が変更されるように構
成したことを特徴とする。
【0006】本発明において、上記シリンダ装置は、複
数のシリンダを直列に接続したタンデム型に構成し、後
側のシリンダのピストンロッドを前側のシリンダ内に延
出させるようにすることができる。
【0007】
【作用】上記のように構成したシリンダ装置において
は、アームの回転角度に応じて、すなわちアームにかか
るトルク変化に対応してシリンダ装置の推力が変更され
ることにより、アームの増速を抑えることができる。ま
た、シリンダ装置をタンデム型として構成した場合は、
各シリンダのストローク長を調整することで、機械的に
推力を変更できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基いて説
明する。図1は、本発明の第1実施例であるワーク反転
装置の全体構造を示したものである。同図において、1
はベースで、ベース1上の一側部には一対の支持板2が
立設されている。一対の支持板2には、その上下方向に
配置して二つのピニオン3、4が軸5、6を用いてそれ
ぞれ回動自在に取付けられ、また、一対の支持板2の下
部には、適宜のガイド手段(図示略)を用いてラック7
が水平方向へ移動可能に取付けられている。上側ピニオ
ン(以下、これを駆動ピニオンという)3と下側ピニオ
ン(以下、これを中間ピニオンという)4は相互に噛み
合わされ、また、ラック5は中間ピニオン4に噛み合わ
されており、したがって、ラック5の移動は中間ピニオ
ン4を介して駆動ピニオン3に伝達されるようになる。
すなわち、これらラック5、二つのピニオン3、4は直
線運動を回転運動に変換する運動変換機構を構成してい
る。
【0009】しかして、駆動ピニオン3には、先端にワ
ーク載置部11を有するアーム10の基端が連結され、
また、ラック7にはベース1上に配置したシリンダ装置
20が作動連結されている。アーム10のワーク載置部
11は、ワークWをパレットPごと支持できる構造とな
っており、こゝにはアクチュエータ12により進退出し
てパレットPを位置決めする位置決めピン13が設けら
れている。アーム10は、駆動ピニオン3の回転に応じ
て軸5を中心に回転し、ワークWを水平姿勢から直立姿
勢に、または直立姿勢から水平姿勢に変換する。
【0010】一方、シリンダ装置20は、2つのシリン
ダ21と22を直列に接続したタンデム型として構成さ
れている。各シリンダ21、22は仕切り壁23を共通
にして一体に形成され、それぞれにはピストン24、2
5が摺動自在に内装されている。前側(図の左側)のシ
リンダ21内のピストン24からは、シリンダ21の前
壁を気密に挿通して前方へピストンロッド26が延ばさ
れ、これには上記ラック7が連結されている。また後側
のシリンダ22内のピストン25からは、前記仕切り壁
23を気密に挿通して前側のシリンダ21内へピストン
ロッド27が延ばされて、これにはシリンダ21内のピ
ストン24が当接可能となっている。
【0011】両シリンダ21、22の反ロッド側室に
は、流体圧源30およびタンク31に結ぶ切換弁32か
ら延ばした配管28が、それらのロッド側室には同じ切
換弁32から延ばした配管29がそれぞれ接続されてい
る。切換弁32は、流体圧源30とタンク31とに対し
て両シリンダ21、22の反ロッド側室とロッド側室を
選択的に接続する役割をなすもので、その作動により両
シリンダ21、22内のピストンロッド26、27は同
期して伸縮動するようになる。なお、この切換弁32の
作動は、コントローラ(プログラマブルコントローラ)
33により制御されるようになっている。
【0012】かゝるシリンダ装置20においては、前側
のシリンダ21のピストンロッド26が伸縮動すると、
その運動がラック7および中間ピニオン4を介して駆動
ピニオン3に伝達され、アーム10が軸5を中心に回転
し、この時、後側のシリンダ22のピストンロッド27
が同期して伸縮動するので、倍加された推力がアーム1
0に伝達されるようになる。こゝで、前側のシリンダ2
1は、アーム10を90度分だけ回転させるようにその
ストロークS1 が設定され、また、後側のシリンダ22
は、アーム10を60度分だけ回転させるようにそのス
トロークS2 が設定されている。したがって、こゝでは
アーム10が0度から60度に立ち上がるまで(図に2
点鎖線で示す)は前・後シリンダ21、22の推力がア
ーム10に共同して加えられ、一方、アーム10が60
度を越えて回転する場合は、前側のシリンダ21の推力
のみがアーム10に加えられることになる。すなわち、
シリンダ装置20の推力は、そのストロークの途中で高
推力から低推力へ自動的に変更されるようになる。
【0013】以下、上記のように構成したワーク反転装
置の作用を図2も参照して説明する。
【0014】ワークWの反転に際しては、図2のに示
すように、予め切換弁32の作動によりシリンダ装置2
0の各シリンダ21、22のロッド側室に配管29を通
じて圧力流体を供給し、各ピストンロッド26,27を
短縮端に移動させて、アーム10を水平状態に位置決め
しておく。そして、この状態のもと、アーム10のワー
ク載置部11にワークWをパレットPごと搬入し、これ
を位置決め固定する。次に、切換弁32の作動により前
記配管29をタンク31に切換えると共に、配管28を
流体圧源30側に切換える。この切換えにより両シリン
ダ21、22の反ロッド側室には圧力流体が供給され、
これにより両シリンダ21、22内のピストン24、2
5が前進し、対応するピストンロッド26、27が一体
的に伸長する。すると、ラック7が前進して、その移動
が中間ピニオン4を介して駆動ピニオン3に伝達され、
アーム10が軸5を中心に回転する。この時、アーム1
0には前・後シリンダ21、22の推力が加えられるの
で、アーム10にワークWおよびパレットPの重量が加
わって大きなトルクがかかっても、アーム10は円滑に
回転する。
【0015】そして、アーム10が60度に立ち上がる
と、図2のに示すように、後側のシリンダ22のピス
トン25が前進端に達して、そのピストンロッド27が
伸長端に停止し、その後は、前側のピストンロッド26
だけが伸長して、シリンダ21の推力のみがアーム10
に加えられる。前述のようにアーム10が60度回転し
た時のトルクは水平時の1/2となるので、同じシリン
ダ推力でアーム10を回転させれば、アーム10は60
度を越すと著しく回転速度を増すようになる。しかし、
本実施例では、前記したようにこの範囲では前側のシリ
ンダ21の推力のみがアーム10に加えられるので、ア
ーム10は大きく増速することなく直立状態(90度)
まで回転し、したがって、図2のに示すようにアーム
10を90度回転させて停止しても、ワークWに対する
衝撃は著しく緩和され、ワークWの位置ずれ、落下等は
未然に防止される。
【0016】図3は、本発明の第2実施例を示したもの
である。なお、全体的は構成は上記第1実施例と同じで
あるので、前出図1に示したものと同一部分には同一符
号を付し、その説明は省略することとする。本第2実施
例の特徴とするところは、シリンダ装置35を一つのシ
リンダ36を備えた構成とし、上記切換弁32と流体圧
源30との間に第2の切換弁37を介装すると共に、こ
の第2の切換弁37と前記切換弁(第1の切換弁)32
との間に逆止弁38を含む並列回路を設け、さらにこの
並列回路の一方に減圧弁39を介装した点にある。こゝ
で、シリンダ36は、上記第1実施例における前・後シ
リンダ21、22を合せた分の推力を発生するように大
型に形成されると共に、その全ストロークは、上記第1
実施例における前側のシリンダ21のストロークS1
同一に設定されている。また、このシリンダ36には、
上記第1実施例における後側のシリンダ22に相当する
ストロークS2 を検出するストロークセンサ(図示略)
が付設され、該ストロークセンサの信号がコントローラ
33に送出されるようになっている。
【0017】本第2実施例においては、アーム10が6
0度まで立ち上がるまでは、図示のように減圧弁38を
含まない回路を通じてシリンダ36の反ローク側室に流
体圧が供給され、シリンダ36のピストン36aが前進
してピストンロッド36bが伸長し、大きなシリンダ推
力でアーム10が回転する。しかして、アーム10が6
0度に立ち上がると、図示を略すストロークセンサから
の信号に基いてコントローラ33から第2の切換弁37
に切換え指令が送出され、第2の切換弁37は、減圧弁
38を含む側に並列回路を切換える。これにより減圧弁
38で減圧された流体圧がシリンダ36の反ローク側室
に供給され、この結果、上記第1実施例と同様に小さな
シリンダ推力でアーム10が回転し、その増速が抑えら
れる。本第2実施例においては、シリンダ推力の切換え
を第2の切換弁37の作動により任意に行うことができ
るので、適用範囲は拡大する。
【0018】なお、上記二つの実施例において、シリン
ダ装置20、35のピストンロッドの伸縮動をアーム1
0の回転運動に変換する運動変換手段として、ラック・
ピニオン機構3,4,7を用いたが、この運動変換手段
の形式は任意であり、例えばリンク機構を用いることが
できる。
【0019】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かゝるワーク反転装置によれば、アームの回転角度に応
じてシリンダ装置の推力を変更し、アームの著しい増速
を抑えることができるので、反転停止時にワークにかか
る衝撃が緩和され、ワークの姿勢変換を安定して行うこ
とができる。また、ワークの姿勢変換が安定することか
ら、ワークを支持するアームを始め、各構成要素を高剛
性または高強度に形成する必要がなくなり、構造は簡単
かつ小型となって、コスト的にも有利となる。さらに、
シリンダ装置をタンデム型として構成した場合は、各シ
リンダのストローク長を調整することで、機械的に推力
を変更することができ、その利用価値は大なるものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかゝるワーク反転装置の第1実施例を
示す側面図である。
【図2】第1実施例の使用態様を順を追って示す模式図
である。
【図3】本発明にかゝるワーク反転装置の第2実施例を
示す側面図である。
【符号の説明】
3 ピニオン 4 ピニオン 7 ラック 10 アーム 11 ワーク載置部 20 シリンダ装置 21 シリンダ 22 シリンダ 26 ピストンロッド 27 ピストンロッド 32 切換弁 33 コントローラ 36 シリンダ 37 第2の切換弁 39 減圧弁 W ワーク P パレット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ装置のピストンロッドの伸縮運
    動を運動変換手段を介してアームの回転運動に変換し、
    該アームに支持したワークを反転させるワーク反転装置
    において、前記シリンダ装置を、前記アームの回転に応
    じたトルク変化に対応してその推力が変更されるように
    構成したことを特徴とするワーク反転装置。
  2. 【請求項2】 シリンダ装置を、複数のシリンダを直列
    に接続したタンデム型として構成し、後側のシリンダの
    ピストンロッドを前側のシリンダ内に延出させたことを
    特徴とする請求項1に記載のワーク反転装置。
JP19762594A 1994-07-29 1994-07-29 ワーク反転装置 Pending JPH0839460A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19762594A JPH0839460A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 ワーク反転装置

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JP19762594A JPH0839460A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 ワーク反転装置

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JPH0839460A true JPH0839460A (ja) 1996-02-13

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ID=16377602

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JP19762594A Pending JPH0839460A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 ワーク反転装置

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JP (1) JPH0839460A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108857322A (zh) * 2018-08-10 2018-11-23 上海大学 一种零部件的自动上料供给装置
CN112936328A (zh) * 2021-02-03 2021-06-11 安徽东昇新能源有限公司 一种太阳能翻转装置

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