JPH083931A - 路盤の地覆 - Google Patents

路盤の地覆

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JPH083931A
JPH083931A JP13767694A JP13767694A JPH083931A JP H083931 A JPH083931 A JP H083931A JP 13767694 A JP13767694 A JP 13767694A JP 13767694 A JP13767694 A JP 13767694A JP H083931 A JPH083931 A JP H083931A
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JP
Japan
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floor slab
concrete
blocks
roadbed
concrete block
Prior art date
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Pending
Application number
JP13767694A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Onobe
良一 小野辺
Takashi Arai
孝 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
Original Assignee
Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd, Ishikawajima Construction Materials Co Ltd filed Critical Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
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Publication of JPH083931A publication Critical patent/JPH083931A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地覆と床版との正確な位置合わせやボルトの
締結に要する作業を排除することにより、地覆の施工作
業の作業能率を向上するとともに、材料の運搬が容易で
ある地覆を提供することを目的とする。 【構成】 地覆12は、プレキャスト床版11の復員方
向端部に間隔を置いて設置されたコンクリートブロック
13、14と、コンクリートブロック13、14間に差
し渡された鉄筋15、15…と、プレキャスト床版11
の端部において上方へ突出するよう設けられた鉄筋1
6、16…と、コンクリートブロック13、14間にお
いて路盤の長さ方向に延在するよう配置された鉄筋1
7、17…と、プレキャスト床版11の端部およびコン
クリートブロック13、14により画成される空間内に
打設されたコンクリート部18とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、橋梁などの路盤の側部
に設けられる地覆に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、橋梁構造物の路盤の幅員方向端
部には、路盤上を走行する車両の路面からの逸脱等を防
止するために、路盤から立ち上がる壁体が設けられてい
る。図4は、橋梁の路盤に設けられた前記壁体の一例を
示す図である。図において、1は橋桁、2は橋桁上に設
置された路盤を構成するプレキャスト床版、3はプレキ
ャスト床版の幅員方向端部上面に設けられた壁体であ
る。壁体3は、所定の厚みを有するコンクリート板4、
5から構成されている。コンクリート板4は地覆、コン
クリート板5は壁高欄と称されている。
【0003】従来、地覆4の床版2への接合に関して
は、図5に示すように、床版2に複数の雌螺子孔6a、
6a…を有する雌螺子部材6、6…が埋設され、地覆4
において雌螺子孔6a、6a…に対応する位置に複数の
ボルト挿通孔7、7…が形成され、雌螺子孔6a、6a
…にボルト挿通孔7、7…が導かれるように床版2上で
地覆4の位置合わせを行ったのち、それぞれのボルト挿
通孔7にボルト8を挿入し、締結機などにより、雌螺子
孔6aにボルト8を螺着することにより、地覆4を床版
2へ接合していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す地覆4にお
いては、この地覆4を床版2へ設置する際に、床版2上
に地覆4を載置することで、雌螺子孔6aを作業中に目
視することができず、地覆4を正確に位置させることが
困難で、作業性が悪く、作業能率の低下の原因となって
いた。なお、雌螺子孔6aやボルト挿通孔7が正確な位
置に形成されていない場合は、ボルト8が雌螺子孔6a
に螺着されず、地覆4が床版2に接合できないことがあ
る。
【0005】また、地覆4が床版2に接合されるには、
多数のボルト8、8…が必要であり、これらボルトの締
結作業には多大な労力を必要とし、かつ、地覆4が中実
体のコンクリートブロックであることから、重量が重く
運搬費用がかさむという問題があった。
【0006】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、地覆と床版との正確な位置合わせやボルトの締結
に要する作業を排除することにより、地覆の床版への接
合作業の作業能率を向上するとともに、材料の運搬が容
易である地覆を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、路盤を構成す
るプレキャスト床版の幅員方向端部上面に、該幅員方向
に間隔をおいて路盤の長さ方向に延在するよう設置され
た第1、第2のコンクリートブロックと、これら第1、
第2のコンクリートブロック間に差し渡された第1の鉄
筋と、前記プレキャスト床版の端部に、前記第1、第2
のコンクリートブロック間において上方へ突出するよう
設けられた第2の鉄筋と、前記第1、第2のコンクリー
トブロック間において前記路盤の長さ方向に延在するよ
う配置された第3の鉄筋と、前記プレキャスト床版の端
部および前記第1、第2のコンクリートブロックにより
画成される空間内に、前記第1、第2、第3の鉄筋を埋
設する状態で打設されたコンクリート部とを備えてなる
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の路盤の地覆の施工においては、その施
工方法の一つとして、予め、幅員方向端部に上方に突出
する第2の鉄筋を設けたプレキャスト床版と、所定の幅
をもって離間して配置されると共に互いに並行して延
び、相互間が第1の鉄筋により連結された第1、第2の
コンクリートブロックとを製作しておく。次に、前記プ
レキャスト床版を、前記第2の鉄筋が路盤の幅員方向端
部に位置するように橋桁上に設置し、このプレキャスト
床版の前記端部上面に、その内部に前記第2の鉄筋を位
置させて前記第1、第2のコンクリートブロックを設置
する。さらに、これら第1、第2のコンクリートブロッ
ク間に第3の鉄筋を配置し、その後、前記プレキャスト
床版および前記第1、第2のコンクリートブロックによ
り画成される空間内にコンクリートを打設することで路
盤の地覆が施工される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1、図2は、本発明の第一実施例を示す図であっ
て、図1において、符号11は路盤を構成するプレキャ
スト床版(以下、床版と称す)、12は地覆である。
【0010】地覆12は、床版11の幅員方向端部上面
に、幅員方向に間隔をおいて路盤の長さ方向に延在する
よう設置された第1のコンクリートブロック13および
第2のコンクリートブロック14と、コンクリートブロ
ック13、14間に差し渡された第1の鉄筋15、15
…と、床版11の端部に、コンクリートブロック13、
14間において上方へ突出するよう設けられた第2の鉄
筋16、16…と、コンクリートブロック13、14間
において路盤の長さ方向に延在するよう配置された第3
の鉄筋17、17…と、床版11の端部およびコンクリ
ートブロック13、14により画成される空間内に、鉄
筋15、15…、鉄筋16、16…、鉄筋17、17…
を埋設する状態で打設されたコンクリート部18とから
構成されている。
【0011】鉄筋15は、棒状部15a、15aと、折
り返し部15bとを有する鉄筋であって、棒状部15a
の一端部はコンクリートブロック13に埋設され、折り
返し部15bはコンクリートブロック14に埋設されて
いる。また、鉄筋16は、コの字状の鉄筋であり、その
両端部は床版11の幅員方向端部に埋設されている。鉄
筋15、15…および鉄筋16、16…は、床版11の
幅員方向端部において、路盤の長さ方向にそれぞれ同じ
間隔で設けられている。床版11の幅員方向端部には、
複数の高さ調整用ボルト19、19…が路盤の長さ方向
等間隔おきに埋設され、高さ調整用ボルト19、19…
上にコンクリートブロック13が設置されている。ま
た、床版11上には、鉄板あるいはゴム板等のシール材
20が路盤の長さ方向に延在するように設置され、シー
ル材20上にコンクリートブロック14が設置されてい
る。コンクリートブロック13の外側面22と床版11
の外側面23との間には、これらの間に形成された間隙
25を覆うように当て板21が配置され、当て板21
は、外側面22と外側面23とに形成された図示しない
螺子孔に螺着するボルトによって固定されている。
【0012】図2は、コンクリートブロック13の支持
構造を示す図である。この図に示すように、床版11の
幅員方向端部には、雌螺子孔28、28…を有する螺子
筒27、27…が路盤の長さ方向等間隔おきに埋設され
ている。高さ調整用ボルト19は、軸部19aの一端に
雄螺子部29を形成し、他端に断面六角形の頭部30を
形成したものであり、頭部30の軸方向先端には、突起
部31が形成されている。
【0013】以下、上記の地覆の施工方法に関して説明
する。まず、予め、幅員方向端部に上方に突出する鉄筋
16、16…および螺子筒27、27…を埋設した床版
11と、所定の幅をもって離間して配置されると共に互
いに並行して延び、相互間が鉄筋15、15…により連
結されたコンクリートブロック13、14とを製作して
おく。次に、これらを現場に搬入し、床版11を、鉄筋
16、16…が路盤の幅員方向端部に位置するように橋
桁上に設置したのち、床版11に埋設された螺子筒2
7、27…の雌螺子孔28に高さ調整用ボルト19の雄
螺子部29を螺着すると共に、複数の高さ調整用ボルト
19、19…に所定の幅を置いてシール材20を設置す
る。次に、鉄筋16、16…がコンクリートブロック1
3、14の内部に位置するように、コンクリートブロッ
ク13を高さ調整用ボルト19、19…上に設置し、コ
ンクリートブロック14をシール材20上に設置する。
次に、コンクリートブロック13、14間に、路盤の長
さ方向に延在するように鉄筋17、17…を配置し、こ
れら鉄筋17を鉄筋15、鉄筋16に線材等により締結
する。次に、高さ調整用ボルト19、19…の高さを調
整することにより、コンクリートブロック13のレベル
調整を行なう。この場合、床版11上に凹凸があっても
各高さ調整用ボルト19、19…の高さを適宜調整すれ
ば、それらの上に設置されるコンクリートブロック13
の上面24を水平に保つことができる。そこで、コンク
リートブロック13の外側面22と床版11の外側面2
3との間に、当て板21を固定する。次に、床版11の
端部と、コンクリートブロック13、14とにより画成
される空間内にコンクリートを打設し、コンクリート部
18を形成するこにより、地覆12の施工を完了する。
【0014】この地覆12の施工においては、コンクリ
ートブロック13が高さ調整用ボルト19、19…上に
設置され、コンクリートブロック14がシール材20上
に設置されるように位置合わせを行う。この作業は、従
来例における雌螺子孔6a上にボルト挿通孔7を位置さ
せるような目視困難な要素を含まないこと、及び従来例
ほど位置決めの正確さを要求されないことから、施工作
業の作業能率が大幅に向上する。
【0015】地覆12の施工に際しては、予め製作して
おくものとしては、二つのコンクリートブロック13、
14および鉄筋15、15…からなる組立体があるが、
この組立体はコンクリート部18を含まないため、軽量
で運搬を容易に行なうことができる。また、コンクリー
ト部18を形成する場合には、床版11の端部と、コン
クリートブロック13、14と、シール材20と、当て
板21との間にコンクリートを打設すればよいから、型
枠を必要としないという利点がある。
【0016】以下、本発明の第二実施例を図3を参照し
て説明する。図3において、前述した図1と同一構成要
素には同一符号を付して、その説明を省略する。この第
二実施例が第一実施例と相異する点は、以下の点であ
る。コンクリートブロック13には、その内下部の角部
に切欠部35が形成されてており、床版11の幅員方向
端部上には、高さ調整用ボルト19、19…に換えて、
シール材33が路盤の長さ方向に延在するように設置さ
れている。コンクリートブロック13は、床版11の端
部とシール材33とを切欠部35内部に位置させるよう
に、シール材33上に設置されている。このとき、コン
クリートブロック13と床版11の対向する面間には、
間隙36が形成されている。
【0017】本実施例の地覆12の施工方法は、第一実
施例の施工方法と基本的には同様であり、以下第二実施
例における相違点について説明する。橋桁上に床版11
を設置したのち、高さ調整用ボルト19、19…を設置
することに換えて、シール材33を床版11の幅員方向
端部上に、路盤の長さ方向に延在するように配置する。
次に、床版11の端部とシール材33とを切欠部35内
部に位置させるように、シール材33上にコンクリート
ブロック13を設置する。また、本実施例では、当て板
21の固定作業が無く、最後は床版11の端部と、コン
クリートブロック13、14と、シール材20、33と
により画成される空間内にコンクリートを打設し、コン
クリート部18を形成することにより、地覆12の施工
を完了する。
【0018】この実施例においても、第1実施例と同様
の効果が得られる。また、この実施例においては、コン
クリートブロック13と床版11との間に間隙36が形
成されているから、降雨時等に雨水がコンクリートブロ
ック13側から床版11の下面へ回るのを防止すること
ができる。さらに、この実施例においては、床版11の
外側面23が切欠部35に覆われることから、雨水が地
覆12側に侵入することを有効に防止できる。また、当
て板21が無いことから、路盤側面を美麗にすることが
できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の路盤の地
覆は、前記第1、第2のコンクリートブロックがプレキ
ャスト床版上部に設置され、プレキャスト床版および第
1、第2のコンクリートブロックにより画成される空間
内にコンクリートが打設された構成であるから、従来の
ような目視困難な作業を要することがなく、また位置決
めの正確さを要求されずに施工を行なうことができ、施
工の能率が大幅に向上する。また、施工に際しては、二
つのコンクリートブロックと、これらを連結する複数の
鉄筋とを予め組立てておき、この組立てたものと他の材
料とを施工現場へ搬送するようにすれば、各材料が軽量
であるため材料の運搬を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の路盤の地覆の第一実施例を示
す斜視図である。
【図2】図2は、図1の実施例で用いられるコンクリー
トブロックの支持構造を示す断面図である。
【図3】図3は、本発明の路盤の地覆の第二実施例を示
す斜視図である。
【図4】図4は、橋梁構造物における床版および地覆を
示す斜視図である。
【図5】図5は、従来の地覆の床版への接合構造を示す
断面図である。
【符号の説明】
11 プレキャスト床版 12 地覆 13 第1のコンクリートブロック 14 第2のコンクリートブロック 15 第1の鉄筋 16 第2の鉄筋 17 第3の鉄筋 18 コンクリート部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路盤を構成するプレキャスト床版の幅員
    方向端部上面に、該幅員方向に間隔をおいて路盤の長さ
    方向に延在するよう設置された第1、第2のコンクリー
    トブロックと、 これら第1、第2のコンクリートブロック間に差し渡さ
    れた第1の鉄筋と、 前記プレキャスト床版の端部に、前記第1、第2のコン
    クリートブロック間において上方へ突出するよう設けら
    れた第2の鉄筋と、 前記第1、第2のコンクリートブロック間において前記
    路盤の長さ方向に延在するよう配置された第3の鉄筋
    と、 前記プレキャスト床版の端部および前記第1、第2のコ
    ンクリートブロックにより画成される空間内に、前記第
    1、第2、第3の鉄筋を埋設する状態で打設されたコン
    クリート部とを備えてなる路盤の地覆。
JP13767694A 1994-06-20 1994-06-20 路盤の地覆 Pending JPH083931A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13767694A JPH083931A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 路盤の地覆

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JP13767694A JPH083931A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 路盤の地覆

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JPH083931A true JPH083931A (ja) 1996-01-09

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ID=15204219

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JP13767694A Pending JPH083931A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 路盤の地覆

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JP (1) JPH083931A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013036205A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Dc Co Ltd 橋梁壁高欄の接合工法
JP2015169031A (ja) * 2014-03-10 2015-09-28 三井住友建設株式会社 プレキャスト壁高欄の接合構造

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JP2013036205A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Dc Co Ltd 橋梁壁高欄の接合工法
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030805