JPH0839294A - 高圧加圧装置 - Google Patents
高圧加圧装置Info
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- JPH0839294A JPH0839294A JP6192728A JP19272894A JPH0839294A JP H0839294 A JPH0839294 A JP H0839294A JP 6192728 A JP6192728 A JP 6192728A JP 19272894 A JP19272894 A JP 19272894A JP H0839294 A JPH0839294 A JP H0839294A
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- JP
- Japan
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- piston
- upper lid
- pressure
- upper cap
- pressurizing
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- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 食品・粉体固形物等の被処理物を高圧容器内
で等方圧加圧する高圧加圧装置に関するもので、上蓋と
ピストンとを同一昇降速度で同期させながら同時に下
降、上昇させることにより処理室の閉塞と開放を被処理
液を満たした状態で行うことが可能となり装置の安全性
の向上を図ると共に、運転圧力を超高圧にすることを可
能とすることを目的としている。 【構成】 円筒胴31と、上蓋1と、加圧ピストン36
により加圧処理室10を形成し、上蓋2の開閉昇降時に
加圧ピストン36を上蓋2と同期させて昇降する上蓋ピ
ストン同期昇降手段を設けたもの。バスケット49に入
れた被処理物50は処理室10内に搬入され、加圧水3
0を円筒胴31の上部から注水して満水にし、上蓋2を
旋回装置48により回動し円筒胴31の上方に移動した
後、上蓋を下降して行く。このとき加圧ピストン36は
上蓋の下降と同期して下降する。その後加圧ピストン3
6を上昇させて処理室10を加圧し被処理物50を所定
時間加圧処理する。
で等方圧加圧する高圧加圧装置に関するもので、上蓋と
ピストンとを同一昇降速度で同期させながら同時に下
降、上昇させることにより処理室の閉塞と開放を被処理
液を満たした状態で行うことが可能となり装置の安全性
の向上を図ると共に、運転圧力を超高圧にすることを可
能とすることを目的としている。 【構成】 円筒胴31と、上蓋1と、加圧ピストン36
により加圧処理室10を形成し、上蓋2の開閉昇降時に
加圧ピストン36を上蓋2と同期させて昇降する上蓋ピ
ストン同期昇降手段を設けたもの。バスケット49に入
れた被処理物50は処理室10内に搬入され、加圧水3
0を円筒胴31の上部から注水して満水にし、上蓋2を
旋回装置48により回動し円筒胴31の上方に移動した
後、上蓋を下降して行く。このとき加圧ピストン36は
上蓋の下降と同期して下降する。その後加圧ピストン3
6を上昇させて処理室10を加圧し被処理物50を所定
時間加圧処理する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品、粉体固形物等の被
処理物を高圧容器内で等方圧加圧する高圧加圧装置に関
するものである。
処理物を高圧容器内で等方圧加圧する高圧加圧装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の高圧加圧装置の概要を示す
縦断面図である。図において、31は固設された円筒胴
であり、上部には上蓋32が嵌着され、下部には昇降す
る加圧ピストン36が嵌挿されている。この円筒胴31
と,上蓋32と,加圧ピストン36とによって、処理室
40が構成されている。
縦断面図である。図において、31は固設された円筒胴
であり、上部には上蓋32が嵌着され、下部には昇降す
る加圧ピストン36が嵌挿されている。この円筒胴31
と,上蓋32と,加圧ピストン36とによって、処理室
40が構成されている。
【0003】上蓋32にはオーバーフロー穴34a,3
4bが穿設され、オーバーフロープラグ35が螺合され
ている。また、上蓋32にはパッキン33が装着され、
円筒胴31の上部を液密にするようになっている。
4bが穿設され、オーバーフロープラグ35が螺合され
ている。また、上蓋32にはパッキン33が装着され、
円筒胴31の上部を液密にするようになっている。
【0004】43はスクリュジャッキであり、旋回装置
48によって所定の角度で回動するターンテーブル47
上に固設され、モータ46が装設されている。そして、
その上部には上蓋32が、ガイド44内を昇降する昇降
軸45を介して装着されている。
48によって所定の角度で回動するターンテーブル47
上に固設され、モータ46が装設されている。そして、
その上部には上蓋32が、ガイド44内を昇降する昇降
軸45を介して装着されている。
【0005】38は低圧シリンダであり、円筒胴31の
下方に固設され、加圧ピストン36と一体の低圧ピスト
ン37が内装されている。そして、そのヘッド側は、圧
力計59が装着されたヘッド側油圧管61によって、パ
イロット付き逆止弁58及びスプリングセンタ電磁操作
式の切換弁53を介してポンプ54に連結され、ロッド
側はロッド側油圧管62によって切換弁53に連結され
ている。
下方に固設され、加圧ピストン36と一体の低圧ピスト
ン37が内装されている。そして、そのヘッド側は、圧
力計59が装着されたヘッド側油圧管61によって、パ
イロット付き逆止弁58及びスプリングセンタ電磁操作
式の切換弁53を介してポンプ54に連結され、ロッド
側はロッド側油圧管62によって切換弁53に連結され
ている。
【0006】55はモータであり、ポンプ54に装着さ
れている。また41はヨークフレームであり、油圧シリ
ンダ42によって水平方向に移動し、低圧シリンダ38
の下面及び上蓋32の上面を支持するようになってい
る。
れている。また41はヨークフレームであり、油圧シリ
ンダ42によって水平方向に移動し、低圧シリンダ38
の下面及び上蓋32の上面を支持するようになってい
る。
【0007】次に、上記高圧加圧装置により例えば固形
食品の、被処理物を加圧処理する場合の作用について説
明する。まずヨークフレーム41を油圧シリンダ42に
よって図中左方に移動し、上蓋32をスクリュジャッキ
43によって上昇させ、旋回装置48によって所要の角
度で回動して円筒胴31上から退避させる。そして、バ
スケット49に入れた被処理物50を処理室40内に搬
入し、加圧水30を円筒胴31の上部からその内部に注
水して満水にする。
食品の、被処理物を加圧処理する場合の作用について説
明する。まずヨークフレーム41を油圧シリンダ42に
よって図中左方に移動し、上蓋32をスクリュジャッキ
43によって上昇させ、旋回装置48によって所要の角
度で回動して円筒胴31上から退避させる。そして、バ
スケット49に入れた被処理物50を処理室40内に搬
入し、加圧水30を円筒胴31の上部からその内部に注
水して満水にする。
【0008】次に、上蓋32を円筒胴31の上方に戻し
てオーバーフロープラグ35を緩め、図示のように下降
させてそのパッキン33装着部を円筒胴31に挿入し、
オーバーフロー穴34a,34bから空気及び余分な加
圧水30を排出する。
てオーバーフロープラグ35を緩め、図示のように下降
させてそのパッキン33装着部を円筒胴31に挿入し、
オーバーフロー穴34a,34bから空気及び余分な加
圧水30を排出する。
【0009】円筒胴31の内周面と上蓋32とがパッキ
ン33によって液密になって処理室40の上部を完全に
閉塞すると、オーバーフロープラグ35を閉じた後、ヨ
ークフレーム41を上蓋32の上方及び低圧シリンダ3
8の下方に戻す。
ン33によって液密になって処理室40の上部を完全に
閉塞すると、オーバーフロープラグ35を閉じた後、ヨ
ークフレーム41を上蓋32の上方及び低圧シリンダ3
8の下方に戻す。
【0010】次に、切換弁53を図中左方に作動させ、
モータ55によって作動しているポンプ54から油圧作
動油を供給して低圧シリンダ38のヘッド側を加圧し、
圧力計59によってその圧力を検出しながら、低圧ピス
トン37及び加圧ピストン36を上昇させて処理室40
内の加圧水30を圧縮して加圧する。所定の圧力になる
と切換弁53を図示のように作動させて加圧を停止し、
所定の時間だけ保持して被処理物50を加圧処理する。
モータ55によって作動しているポンプ54から油圧作
動油を供給して低圧シリンダ38のヘッド側を加圧し、
圧力計59によってその圧力を検出しながら、低圧ピス
トン37及び加圧ピストン36を上昇させて処理室40
内の加圧水30を圧縮して加圧する。所定の圧力になる
と切換弁53を図示のように作動させて加圧を停止し、
所定の時間だけ保持して被処理物50を加圧処理する。
【0011】次に、切換弁53を図中右方へ作動して低
圧シリンダ38のロッド側を加圧すると共に、ヘッド側
の油圧をロッド側油圧管62の加圧によって開いたパイ
ロット付き逆止弁58と切換弁53とを介して排出して
ピストン36,37を下降させ、処理室40を減圧す
る。
圧シリンダ38のロッド側を加圧すると共に、ヘッド側
の油圧をロッド側油圧管62の加圧によって開いたパイ
ロット付き逆止弁58と切換弁53とを介して排出して
ピストン36,37を下降させ、処理室40を減圧す
る。
【0012】この加圧処理が終了すると、ヨークフレー
ム41を移動しオーバーフロープラグ35を緩めてオー
バーフロー穴34a,34bから処理室40内に空気を
入れながら、前述と同様の作用で上蓋32を上昇させ
て、バスケット49を吊上げて被処理物50を処理室4
0から搬出する。
ム41を移動しオーバーフロープラグ35を緩めてオー
バーフロー穴34a,34bから処理室40内に空気を
入れながら、前述と同様の作用で上蓋32を上昇させ
て、バスケット49を吊上げて被処理物50を処理室4
0から搬出する。
【0013】なお、このような構造の高圧加圧装置で
は、処理室40に空気が残留していると、加圧ピストン
36が空押しとなり、所定の圧力を発生することができ
なくなる。
は、処理室40に空気が残留していると、加圧ピストン
36が空押しとなり、所定の圧力を発生することができ
なくなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の装置では、上蓋32に直角に交差したオーバーフロ
ー穴34a,34bが穿設されているので、処理室40
を加圧したときに、その交差部に集中応力が作用し、特
に運転圧力が高い場合、耐久性が劣ると言う不具合があ
った。
来の装置では、上蓋32に直角に交差したオーバーフロ
ー穴34a,34bが穿設されているので、処理室40
を加圧したときに、その交差部に集中応力が作用し、特
に運転圧力が高い場合、耐久性が劣ると言う不具合があ
った。
【0015】また、上蓋32の挿入及び脱抜の度毎に作
業員がオーバーフロープラグ35を開閉する必要があ
り、操作が繁雑で自動化の障害になっていた。
業員がオーバーフロープラグ35を開閉する必要があ
り、操作が繁雑で自動化の障害になっていた。
【0016】本発明は上記各不具合点を解消し、被処理
物を超高圧で加圧処理したときにも、耐久性が高くて安
全で、しかも操作の容易な高圧加圧装置を提供すること
を目的としている。
物を超高圧で加圧処理したときにも、耐久性が高くて安
全で、しかも操作の容易な高圧加圧装置を提供すること
を目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の構成として本発明の高圧加圧装置は円筒胴と、この円
筒胴の上部に着脱可能に嵌装した上蓋と、前記円筒胴下
部に昇降可能に嵌装したピストンとによって加圧処理室
を形成し、上蓋開閉昇降手段と、ピストン昇降手段とを
設けた高圧加圧装置において、前記上蓋の開閉昇降時に
前記ピストンを前記上蓋と同期して同時に昇降させ、前
記加圧処理室を満水状態にする上蓋ピストン同期昇降手
段を設けたことを特徴としている。
の構成として本発明の高圧加圧装置は円筒胴と、この円
筒胴の上部に着脱可能に嵌装した上蓋と、前記円筒胴下
部に昇降可能に嵌装したピストンとによって加圧処理室
を形成し、上蓋開閉昇降手段と、ピストン昇降手段とを
設けた高圧加圧装置において、前記上蓋の開閉昇降時に
前記ピストンを前記上蓋と同期して同時に昇降させ、前
記加圧処理室を満水状態にする上蓋ピストン同期昇降手
段を設けたことを特徴としている。
【0018】
【作用】前記構成よりなる本発明の高圧加圧装置により
被処理物を次の工程で加圧処理する。まず、食品・粉体
固形物等の被処理物を処理室内に搬入して加圧液を処理
室内に満杯にし、上蓋を上蓋開閉昇降手段によって、上
蓋と円筒胴の内周面とが液密になる上蓋の中間停止位置
まで下降させる。
被処理物を次の工程で加圧処理する。まず、食品・粉体
固形物等の被処理物を処理室内に搬入して加圧液を処理
室内に満杯にし、上蓋を上蓋開閉昇降手段によって、上
蓋と円筒胴の内周面とが液密になる上蓋の中間停止位置
まで下降させる。
【0019】この間に、処理室内の加圧液を上蓋と円筒
胴の内周面とが液密になるまでその隙間からオーバーフ
ローさせ、空気及び余分な加圧水を排出する。
胴の内周面とが液密になるまでその隙間からオーバーフ
ローさせ、空気及び余分な加圧水を排出する。
【0020】つづいて、上蓋及びピストンを上蓋ピスト
ン同期昇降手段及び上蓋開閉昇降手段、ピストン昇降手
段によって同期して作動させ、上蓋を上蓋下限停止位置
まで下降させて処理室の上部を完全に閉塞すると同時
に、ピストンをピストン下限停止位置まで下降させる。
ン同期昇降手段及び上蓋開閉昇降手段、ピストン昇降手
段によって同期して作動させ、上蓋を上蓋下限停止位置
まで下降させて処理室の上部を完全に閉塞すると同時
に、ピストンをピストン下限停止位置まで下降させる。
【0021】次に、ピストン昇降手段によってピストン
を上昇させて加圧処理室内の処理液を加圧し、所定の処
理圧力に上昇するとピストンを停止して所定の時間だけ
保持し被処理物を加圧処理する。
を上昇させて加圧処理室内の処理液を加圧し、所定の処
理圧力に上昇するとピストンを停止して所定の時間だけ
保持し被処理物を加圧処理する。
【0022】次に、ピストン昇降手段によってピストン
をピストン下限停止位置まで下降させ、処理室内を減圧
する。
をピストン下限停止位置まで下降させ、処理室内を減圧
する。
【0023】この加圧処理が終了すると、上蓋ピストン
同期昇降手段によって上蓋開閉昇降手段及びピストン昇
降手段上蓋を同期して作動させ、上蓋とピストンとを両
者の中間停止位置まで同時に上昇させピストンを停止さ
せ、さらに上蓋開閉昇降手段によって上蓋を上限停止位
置まで上昇させて円筒胴の上方から除去して被処理物を
搬出し、1回の加圧処理サイクルが終了する。
同期昇降手段によって上蓋開閉昇降手段及びピストン昇
降手段上蓋を同期して作動させ、上蓋とピストンとを両
者の中間停止位置まで同時に上昇させピストンを停止さ
せ、さらに上蓋開閉昇降手段によって上蓋を上限停止位
置まで上昇させて円筒胴の上方から除去して被処理物を
搬出し、1回の加圧処理サイクルが終了する。
【0024】
【実施例】以下、本発明を図1〜図6に示す一実施例に
より詳細に説明する。図1〜図4は本発明の高圧加圧装
置の概略構成及び加圧処理工程を示す縦断面図、図5は
図1〜図4の制御盤の構成を示すブロック図、図6は図
1〜図4の加圧処理手順を要約したフロー図である。な
お、従来の装置と同一の部材には同一の符号を付し、重
複する説明を省略する。
より詳細に説明する。図1〜図4は本発明の高圧加圧装
置の概略構成及び加圧処理工程を示す縦断面図、図5は
図1〜図4の制御盤の構成を示すブロック図、図6は図
1〜図4の加圧処理手順を要約したフロー図である。な
お、従来の装置と同一の部材には同一の符号を付し、重
複する説明を省略する。
【0025】図1〜図4において、10は処理室であ
り、円筒胴31とパッキン2が装着された上蓋1と、円
筒胴31の下部に嵌挿された加圧ピストン36とによっ
て構成されている。
り、円筒胴31とパッキン2が装着された上蓋1と、円
筒胴31の下部に嵌挿された加圧ピストン36とによっ
て構成されている。
【0026】3は回転角度検出器であり、上蓋昇降装置
のスクリュジャッキ43のジャッキ入力軸の回転角度
(回転数)によって上蓋1の高さを検出することがで
き、その出力信号が制御装置20に伝達される。
のスクリュジャッキ43のジャッキ入力軸の回転角度
(回転数)によって上蓋1の高さを検出することがで
き、その出力信号が制御装置20に伝達される。
【0027】7はターゲットであり、加圧ピストン36
と低圧ピストン37との中間部に装着されている。
と低圧ピストン37との中間部に装着されている。
【0028】4は中近接スイッチであり、後述する加圧
水30を処理室10に満水にするときのターゲット7の
中間高さと一致するように固設され、その出力信号が制
御装置20に伝達される。
水30を処理室10に満水にするときのターゲット7の
中間高さと一致するように固設され、その出力信号が制
御装置20に伝達される。
【0029】5は下近接スイッチであり、処理室10を
加圧する前のターゲット7の下限高さと一致するように
固設され、その出力信号が制御装置20に伝達される。
加圧する前のターゲット7の下限高さと一致するように
固設され、その出力信号が制御装置20に伝達される。
【0030】6は上近接スイッチであり、加圧ピストン
36が上限停止位置に上昇したときのターゲット7の高
さと一致するように固設され、その出力信号が制御装置
20に伝達される。
36が上限停止位置に上昇したときのターゲット7の高
さと一致するように固設され、その出力信号が制御装置
20に伝達される。
【0031】8は圧力検出器であり、ヘッド側油圧管6
1に装着され、その出力信号が制御装置20に伝達され
る。
1に装着され、その出力信号が制御装置20に伝達され
る。
【0032】9はインバータであり、低圧シリンダ駆動
用のポンプ54のモータ55の回転数を制御し、加圧ピ
ストン36の昇降速度を変化させることができる。切換
弁53は制御装置20から制御される。
用のポンプ54のモータ55の回転数を制御し、加圧ピ
ストン36の昇降速度を変化させることができる。切換
弁53は制御装置20から制御される。
【0033】図5に示すように、制御装置20は回転角
度検出器3の信号を受けとる上蓋昇降高さ算出部21
と、上蓋昇降高さ比較部22と、モータ46を制御する
モータ作動指示部23と、圧力検出器8の信号を受取る
加圧圧力算出部24と、加圧圧力比較部25と、中近接
スイッチ4、下近接スイッチ5、上近接スイッチ6の各
々の信号を受取り、切換弁53を制御する切換弁作動指
示部26と、昇降高さ・加圧圧力記憶部27と、昇降手
順(作動方向)記憶部28とを具備している。
度検出器3の信号を受けとる上蓋昇降高さ算出部21
と、上蓋昇降高さ比較部22と、モータ46を制御する
モータ作動指示部23と、圧力検出器8の信号を受取る
加圧圧力算出部24と、加圧圧力比較部25と、中近接
スイッチ4、下近接スイッチ5、上近接スイッチ6の各
々の信号を受取り、切換弁53を制御する切換弁作動指
示部26と、昇降高さ・加圧圧力記憶部27と、昇降手
順(作動方向)記憶部28とを具備している。
【0034】次に、本装置の作用につき、例えば固形食
品の被処理物50の加圧処理工程を1例として説明す
る。
品の被処理物50の加圧処理工程を1例として説明す
る。
【0035】まず、昇降高さ・加圧圧力記憶部27に上
蓋1の上限高さ、中間高さ、下限高さ及び加圧圧力を設
定すると共に昇降手順(作動方向)記憶部28に上蓋1
及びピストン36,37の昇降手順を設定し、上蓋1の
昇降速度とピストン36,37の昇降速度とが同調する
ように、予め設定したモータ55の回転数をインバータ
9によって調整する。
蓋1の上限高さ、中間高さ、下限高さ及び加圧圧力を設
定すると共に昇降手順(作動方向)記憶部28に上蓋1
及びピストン36,37の昇降手順を設定し、上蓋1の
昇降速度とピストン36,37の昇降速度とが同調する
ように、予め設定したモータ55の回転数をインバータ
9によって調整する。
【0036】次に、図1に示すように、バスケット49
に入れた被処理物50を処理室10内に搬入し、加圧水
30を円筒胴31の上部からその内部に注水して満水に
し、上蓋1を旋回装置48によって回動して円筒胴31
の上方に移動する。
に入れた被処理物50を処理室10内に搬入し、加圧水
30を円筒胴31の上部からその内部に注水して満水に
し、上蓋1を旋回装置48によって回動して円筒胴31
の上方に移動する。
【0037】次に、図2に示すように、上蓋1の下降高
さを回転角度検出器3及び上蓋昇降高さ算出部21によ
って検出しながら、パッキン2が円筒胴31の内周面と
接触して液密になる中間高さ(昇降高さ・加圧圧力記憶
部27に設定してある)と比較しながら下降させる。こ
の間に、処理室10内の空気及び余分な加圧水30は上
蓋1のパッキン2の下方と円筒胴31の内周面との隙間
からオーバーフローして排出される。
さを回転角度検出器3及び上蓋昇降高さ算出部21によ
って検出しながら、パッキン2が円筒胴31の内周面と
接触して液密になる中間高さ(昇降高さ・加圧圧力記憶
部27に設定してある)と比較しながら下降させる。こ
の間に、処理室10内の空気及び余分な加圧水30は上
蓋1のパッキン2の下方と円筒胴31の内周面との隙間
からオーバーフローして排出される。
【0038】次に、図3に示すように、モータ46及び
切換弁53を作動させ、ピストン36を上蓋1の下降と
同期して下降させる。
切換弁53を作動させ、ピストン36を上蓋1の下降と
同期して下降させる。
【0039】上蓋1が予め設定した下限高さに下降する
とモータ46を停止して処理室10の上部を完全に閉塞
する。またターゲット7が下近接スイッチ5の高さまで
下降すると、この下近接スイッチ5の信号を受けて切換
弁53を図中左方に作動させ、ピストン36,37を停
止させる。これにより処理室10内は満水となり、加圧
可能な状態となる。
とモータ46を停止して処理室10の上部を完全に閉塞
する。またターゲット7が下近接スイッチ5の高さまで
下降すると、この下近接スイッチ5の信号を受けて切換
弁53を図中左方に作動させ、ピストン36,37を停
止させる。これにより処理室10内は満水となり、加圧
可能な状態となる。
【0040】次に、図4に示すように、ヨークフレーム
41を油圧シリンダ42によって上蓋32の上方及び低
圧シリンダ38の下方に移動して支持し、切換弁53を
図示のように作動させ、圧力検出器8によって検出した
圧力値を加圧圧力算出部24に送信し、昇降高さ・加圧
圧力記憶部27に設定してある処理圧力と比較しながら
低圧シリンダ38のヘッド側を加圧し、ピストン36,
37を上昇させて処理室10を加圧し、所定の処理圧力
になると切換弁53を図中右方に作動して加圧を停止
し、所定の時間だけ保持して被処理物50を加圧処理す
る。
41を油圧シリンダ42によって上蓋32の上方及び低
圧シリンダ38の下方に移動して支持し、切換弁53を
図示のように作動させ、圧力検出器8によって検出した
圧力値を加圧圧力算出部24に送信し、昇降高さ・加圧
圧力記憶部27に設定してある処理圧力と比較しながら
低圧シリンダ38のヘッド側を加圧し、ピストン36,
37を上昇させて処理室10を加圧し、所定の処理圧力
になると切換弁53を図中右方に作動して加圧を停止
し、所定の時間だけ保持して被処理物50を加圧処理す
る。
【0041】上近接スイッチ6はピストン36,37の
上限上昇位置リミットスイッチであり、ターゲット7が
何らかの理由で上近接スイッチ6の高さまで上昇すると
切換弁53を作動させてピストン36,37の上昇を停
止し、ピストン36,37及び円筒胴31の損傷を防止
する。
上限上昇位置リミットスイッチであり、ターゲット7が
何らかの理由で上近接スイッチ6の高さまで上昇すると
切換弁53を作動させてピストン36,37の上昇を停
止し、ピストン36,37及び円筒胴31の損傷を防止
する。
【0042】次に、切換弁53を図中右方へ作動して低
圧シリンダ38のロッド側を加圧すると同時に、ヘッド
側の油圧を、ロッド側油圧管62の加圧によって開いた
パイロット付き逆止弁58と切換弁53とを介して排出
してピストン36,37を下降させ、処理室10を減圧
する。
圧シリンダ38のロッド側を加圧すると同時に、ヘッド
側の油圧を、ロッド側油圧管62の加圧によって開いた
パイロット付き逆止弁58と切換弁53とを介して排出
してピストン36,37を下降させ、処理室10を減圧
する。
【0043】この加圧処理が終了すると、ヨークフレー
ム41を油圧シリンダ42によって図中左方に移動して
除去し、昇降手順(作動方向)記憶部28の昇降手順に
従ってモータ46及び切換弁53を同期して作動させピ
ストン36,37を上昇させると同時に上蓋1を上昇さ
せる。
ム41を油圧シリンダ42によって図中左方に移動して
除去し、昇降手順(作動方向)記憶部28の昇降手順に
従ってモータ46及び切換弁53を同期して作動させピ
ストン36,37を上昇させると同時に上蓋1を上昇さ
せる。
【0044】ターゲット7が中間高さすなわち中近接ス
イッチ4の高さまで上昇すると、切換弁53を作動して
ピストン36,37を停止させる
イッチ4の高さまで上昇すると、切換弁53を作動して
ピストン36,37を停止させる
【0045】つづけて、モータ作動指示部23によって
モータ46を回転して回転角度検出器3によってその回
転角度を検出し、この回転角度を上蓋昇降高さ算出部2
1で昇降高さに換算し、上蓋1をスクリュジャッキ43
によって昇降高さ・加圧圧力記憶部27に設定してある
上限高さまで上昇させる。
モータ46を回転して回転角度検出器3によってその回
転角度を検出し、この回転角度を上蓋昇降高さ算出部2
1で昇降高さに換算し、上蓋1をスクリュジャッキ43
によって昇降高さ・加圧圧力記憶部27に設定してある
上限高さまで上昇させる。
【0046】次に、旋回装置48によって所定の角度で
回動して円筒胴31上から除去する。そして、バスケッ
ト49を吊上げて被処理物50を処理室10から搬出
し、1回の加圧サイクルが終了する。
回動して円筒胴31上から除去する。そして、バスケッ
ト49を吊上げて被処理物50を処理室10から搬出
し、1回の加圧サイクルが終了する。
【0047】上述した制御手順の要約を、図6のフロー
図に示す。なお、近接スイッチ4,5,6及びターゲッ
ト7の代替として、低圧ピストン37に磁気ターゲット
を埋設し、低圧シリンダ38のロッド側にピストン位置
検出器を設けてもよいし、機械式のリミットスイッチを
用いてもよい。
図に示す。なお、近接スイッチ4,5,6及びターゲッ
ト7の代替として、低圧ピストン37に磁気ターゲット
を埋設し、低圧シリンダ38のロッド側にピストン位置
検出器を設けてもよいし、機械式のリミットスイッチを
用いてもよい。
【0048】また、上蓋1の高さの検出は回転角度検出
器3ではなく、上蓋昇降装置の昇降軸45にターゲット
を装着し、別に固設した近接スイッチまたはリミットス
イッチによって行なってもよい。
器3ではなく、上蓋昇降装置の昇降軸45にターゲット
を装着し、別に固設した近接スイッチまたはリミットス
イッチによって行なってもよい。
【0049】以上本発明の実施例につき縷々説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、本発
明技術思考の範囲内において種々設計変更が可能であ
り、それらは何れも本発明の技術的範囲に属する。
が、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、本発
明技術思考の範囲内において種々設計変更が可能であ
り、それらは何れも本発明の技術的範囲に属する。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明による
と、上蓋とピストンとを同一の昇降速度で同期させなが
ら同時に下降上昇させることにより、処理液を満杯にし
た状態で処理室の閉塞および開放をすることができるの
で、上蓋に処理液を排出したり、エアーを引入れるオー
バーフロー穴及びオーバーフロープラグが不要になる。
従って高圧加圧時の上蓋の強度及び耐久性が高まり、装
置の安全性が向上すると共に、運転圧力を超高圧にする
ことが可能となる。
と、上蓋とピストンとを同一の昇降速度で同期させなが
ら同時に下降上昇させることにより、処理液を満杯にし
た状態で処理室の閉塞および開放をすることができるの
で、上蓋に処理液を排出したり、エアーを引入れるオー
バーフロー穴及びオーバーフロープラグが不要になる。
従って高圧加圧時の上蓋の強度及び耐久性が高まり、装
置の安全性が向上すると共に、運転圧力を超高圧にする
ことが可能となる。
【0051】また、作業員によるオーバーフロープラグ
の開閉作業を省略できるので、操作、運転が容易とな
り、装置の操作自動化が可能となる。
の開閉作業を省略できるので、操作、運転が容易とな
り、装置の操作自動化が可能となる。
【図1】本発明の一実施例に係る高圧加圧装置の概略構
成及び加圧処理工程を示す縦断面図である。
成及び加圧処理工程を示す縦断面図である。
【図2】図1の高圧加圧装置における上蓋下降状態図で
ある。
ある。
【図3】図1の高圧加圧装置におけるピストン下降状態
図である。
図である。
【図4】図1の高圧加圧装置における被処理物加圧状態
図である。
図である。
【図5】図1の高圧加圧装置における制御盤の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図6】図1〜図4の加圧手順を要約したフロー図であ
る。
る。
【図7】従来の高圧加圧装置の概要を示す縦断面図であ
る。
る。
1 上蓋 2 パッキン 3 回転角度検出器 4 中近接スイッチ 5 下近接スイッチ 6 上近接スイッチ 7 ターゲット 8 圧力検出器 9 インバータ 10 処理室 20 制御装置 30 加圧水 31 円筒胴 36 加圧ピストン 37 低圧ピストン 38 低圧シリンダ 41 ヨークフレーム 43 スクリュジャッキ 46,55 モータ 50 被処理物 53 切換弁 54 ポンプ
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒胴と、この円筒胴の上部に着脱可能
に嵌装した上蓋と、前記円筒胴下部に昇降可能に嵌装し
たピストンとによって加圧処理室を形成し、上蓋開閉昇
降手段と、ピストン昇降手段とを設けた高圧加圧装置に
おいて、前記上蓋の開閉昇降時、前記ピストンを前記上
蓋と同期させて同時に昇降する上蓋ピストン同期昇降手
段を設けたことを特徴とする高圧加圧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6192728A JPH0839294A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 高圧加圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6192728A JPH0839294A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 高圧加圧装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0839294A true JPH0839294A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16296083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6192728A Withdrawn JPH0839294A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 高圧加圧装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0839294A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013056302A (ja) * | 2011-09-08 | 2013-03-28 | Nagaoka Univ Of Technology | 高圧処理装置 |
JP2018158346A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | 株式会社デンソー | オートフレッテージ加工装置、及び、オートフレッテージ加工方法 |
-
1994
- 1994-07-26 JP JP6192728A patent/JPH0839294A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013056302A (ja) * | 2011-09-08 | 2013-03-28 | Nagaoka Univ Of Technology | 高圧処理装置 |
JP2018158346A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | 株式会社デンソー | オートフレッテージ加工装置、及び、オートフレッテージ加工方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011002 |