JPH0838985A - 金属帯板の静電塗油方法 - Google Patents

金属帯板の静電塗油方法

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Publication number
JPH0838985A
JPH0838985A JP6175390A JP17539094A JPH0838985A JP H0838985 A JPH0838985 A JP H0838985A JP 6175390 A JP6175390 A JP 6175390A JP 17539094 A JP17539094 A JP 17539094A JP H0838985 A JPH0838985 A JP H0838985A
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JP
Japan
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oil
metallic strip
metal strip
strip
baffle plates
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Withdrawn
Application number
JP6175390A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyoshi Honda
昭芳 本田
Toshinori Fujii
敏則 藤井
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Publication of JPH0838985A publication Critical patent/JPH0838985A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 油噴霧装置3と接地された金属帯板1との間
に電位差を設けて塗油する方法において、金属帯板1の
端部付近に邪魔板2を配置し、この邪魔板を接地する。 【効果】 油が金属帯板1端部に集中する周縁効果や油
の回り込みを防止でき、幅方向の塗油分布が不均一なた
めに生じる塗油不足部による錆の発生を防止でき、か
つ、全体的に過塗油とした場合でも、均一に塗油するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属帯板に静電塗油を
する場合の塗油方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】静電塗油の方法としては、ブレード式、
スプレー式、ブラシ式、ベル式など各種あるが、ブレー
ド式を例に採り説明する。供給タンクから配管を通して
ブレードに油を供給するが、ブレードから噴出した油
は、高電圧によって微小な霧状となり金属帯板に塗油さ
れる。
【0003】静電塗油により幅方向の塗油の分布を均一
にする方法に関しては、特開昭63−31570号公
報に記載された、塗油面に電気的にアースさせたロール
を配置し帯板での電界の分布を一様にする方法がある。
また、特開昭58−153559号公報に記載され
た、帯板端部に邪魔板を用いる方法、実開平2−10
0663号公報に記載された、塗油の吐出部の有効断面
を拡縮する装置を用いた方法、特公昭62−5879
2号公報に記載された複合ダミー電極を用いる方法、等
が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
は、幅方向の塗油を分布均一化を十分に満足することは
できない。前記で開示された技術の場合は、油がロー
ルに付着するために帯板の両面に油が塗油される。前記
で開示された技術の場合は、油の周り込みによる裏面
の過塗油は防止できるが、帯板での電界の分布が一様で
ないため、塗油面のエッジ部が過塗油となる。前記で
開示された技術の場合は、エッジ部の油噴霧量は低減で
きるが、帯板での電界の分布が一様でないため、エッジ
部の過塗油は解消できず、また、油の裏面への周り込み
現象も防止できない。また、前記で開示された技術
は、電極電圧が10kV程度の低い時には有効である
が、電極電圧が100kV程度の高圧になると、電極ダ
ミー間で絶縁破壊が起こり、スパークが発生する。ま
た、電極と金属帯板とが接触するため上電極より油がボ
タ落ちする。
【0005】本発明が、解決しようとする課題は、帯板
の幅方向の塗油分布が不均一なために生じる塗油不足部
からの錆発生防止と、この塗油不足部を出さないために
全体的に過塗油とした場合でも幅方向の塗油分布を均一
化することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の静電塗油方法
は、金属帯板に対向して油噴霧装置を配置し、接地され
た金属帯板と油噴霧装置との間に電位差を与え、油噴霧
装置から油を帯電して金属帯板に塗油する方法におい
て、金属帯板の端部に導電性の邪魔板を設け、この邪魔
板を接地したものである。
【0007】また、上記構成に加え、邪魔板を金属帯板
の端部の位置変化に追従させることとしたものである。
【0008】
【作用】油噴霧装置から接地された金属帯板に静電気塗
油が行われるが、金属帯板の端部に接地された導電性の
邪魔板をがあるため、油が金属帯板の端部に集中する縁
端効果や油の回り込みが防止されて、金属帯板に対する
油の塗油状況が均一になる。
【0009】さらに、邪魔板を金属帯板の端部の位置変
化に追従させることによって、金属帯板が蛇行した場合
であっても、塗油状況を均一にすることができる。
【0010】
【実施例】本発明における金属帯板の静電塗油方法の一
実施例について図1及び図2を参照して説明する。
【0011】図1において、符号1は金属帯板、符号2
は導電性の材料からなる邪魔板、符号3は油噴霧装置、
符号4は油の受け皿を示す。
【0012】まず、塗油すべき金属帯板1の端部に、金
属帯板の走行方向に沿って延在する形態で邪魔板2を設
ける。また、塗油すべき金属帯板1の上下には、金属帯
板1に向かって油を噴霧する油噴霧装置3を対向配置す
る。さらに、前記邪魔板2を接地する。この状態で油噴
霧装置3と金属帯板1との間に電位差を設けて油を噴霧
すると、図2の線分Oに示すような電界状況(油の噴霧
状態)となる。
【0013】邪魔板2に付着した油のうち、余剰の油
は、僅かに傾斜した邪魔板2を伝って受け皿4に収容さ
れる。
【0014】図2のような状態で噴霧された場合の油の
塗油状況を図3(a)に示す。図3において、符号5は
金属帯板1に塗油された油を示す。図3(a)から明ら
かなように、本実施例の方法によって塗油した場合に
は、金属帯板1の幅方向に沿って、均一に油が塗油され
る。
【0015】一方、邪魔板2を設けないで塗油した場合
の塗油状況を図3(b)に示す。この図から明らかなよ
うに、邪魔板2を設けない場合には、金属帯板の端部に
おいて油の付着が過剰になる。なお、邪魔板を接地しな
いで設けた場合にも、図3(b)と同様の付着状況とな
った。
【0016】金属帯板1と邪魔板2との間隔は小さい方
が好ましく、特に両者の間隔が5mm以内となるように
設定することで塗油状況を均一にすることができる。
【0017】前記金属帯板1の蛇行量に伴って邪魔板2
を追随させるためには、常法の蛇行追随装置(図示略)
を設けることとすればよい(例えば、特公昭60−30
755号)。この場合、金属帯板1の端部を検知する検
知手段と、この検知手段の検知信号に基づいて邪魔板2
の移動量を制御する移動制御装置を設ける構成とする。
【0018】金属帯板1の蛇行量に従って邪魔板2を移
動させることとすれば、金属帯板1と邪魔板2との間隔
をより小さくすることができるため、油噴霧装置と金属
帯板並びに邪魔板との電位差を均一にし得て、塗油状況
を均一にすることができる。
【0019】さらに、本発明は、ブレード式、スプレー
式、ブラシ式、ベル式などの各種の塗油装置にも簡単に
適用できる。
【0020】このとき、前記邪魔板2が設置されている
ことから、油が金属帯板1の端部に集中する縁端効果や
油の回り込みを防止し得て、金属帯板1に対する油の塗
油状況が均一になる。
【0021】本願発明の実施例を図1ないし図3を参照
して説明する。なお、前記作用の項で説明した事項につ
いては、同様の符号を付してその説明を省略する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって、
幅方向の塗油分布が不均一なために生じる塗油不足部に
よる錆の発生が防止され、全体的に過塗油とした場合で
も、均一な塗油を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概略図である。
【図2】本発明の方法で油の塗油が均一になることを示
した図である。
【図3】金属帯板への塗油状況を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 金属帯板 2 邪魔板 3 油噴霧装置 4 受け皿 5 油 O 電界

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属帯板に対向して油噴霧装置を配置
    し、接地された金属帯板と油噴霧装置との間に電位差を
    与え、油噴霧装置から帯電した油を噴霧して金属帯板に
    塗油する静電塗油方法において、金属帯板の端部に導電
    性の邪魔板を設け、この邪魔板を接地することを特徴と
    する金属帯板の静電塗油方法。
  2. 【請求項2】 邪魔板を金属帯板の端部の位置変化に追
    従させることを特徴とする請求項1記載の金属帯板の静
    電塗油方法。
JP6175390A 1994-07-27 1994-07-27 金属帯板の静電塗油方法 Withdrawn JPH0838985A (ja)

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JP6175390A JPH0838985A (ja) 1994-07-27 1994-07-27 金属帯板の静電塗油方法

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JP6175390A JPH0838985A (ja) 1994-07-27 1994-07-27 金属帯板の静電塗油方法

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JPH0838985A true JPH0838985A (ja) 1996-02-13

Family

ID=15995269

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JP6175390A Withdrawn JPH0838985A (ja) 1994-07-27 1994-07-27 金属帯板の静電塗油方法

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JP (1) JPH0838985A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010264410A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Panasonic Electric Works Co Ltd ロータリースプレー塗装方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011002