JPH0838284A - 抽斗等の移動体における消音装置 - Google Patents

抽斗等の移動体における消音装置

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JPH0838284A
JPH0838284A JP6176482A JP17648294A JPH0838284A JP H0838284 A JPH0838284 A JP H0838284A JP 6176482 A JP6176482 A JP 6176482A JP 17648294 A JP17648294 A JP 17648294A JP H0838284 A JPH0838284 A JP H0838284A
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JP
Japan
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drawer
piston
rail
air
piston body
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Withdrawn
Application number
JP6176482A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimitoki Mouri
公勅 毛利
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Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
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Publication date
Application filed by Itoki Crebio Corp filed Critical Itoki Crebio Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で、抽斗の前後移動端での停止時
の衝撃音を無くする。 【構成】 抽斗3に連設体7を介して取付くピストン体
6が摺動自在に嵌挿し得るパイプ状であって、前後端部
が封止されたレール体5を、抽斗3の移動方向と平行状
に配置し、レール体5の軸線方向の中途部側面には、ピ
ストン体6が挿入できる挿入口9と、連設体7が通過し
得るガイド溝10とを形成したものである。抽斗3の前
進または後退の中途部では、ピストン体6は、パイプ状
レール体5における挿入口9やガイド溝10の箇所を通
過するので、至極軽い力でピストン体がレール体に沿っ
て移動できる。また、レール体5の前後端部に適宜長さ
にわたってピストン体6が接近するとき圧縮空気が形成
されうる空気溜まり室11、11を設けたものであるか
ら、ピストン体6の移動端では、空気溜まり室11内の
空気を圧縮させて、エアーダンパーの作用を発揮させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抽斗等の直線的に前後
移動する移動体における移動端部での衝撃音を消すため
の消音装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】机の抽斗、またはワゴン型袖抽斗を支持
レールに沿って机または外箱に対して引き出したり、押
し込んだりするとき、その支持レールの移動端等に設け
たゴム製のストッパーに衝突して大きな音を発生させる
という問題があるため、従来、例えば実開平5−932
79号公報では、抽斗の下面に、その移動方向と平行に
長いガイドロッドを前後一対の支持ブロックを介して固
定し、外箱に固定したスライダーを前記ガイドロッドに
摺動自在に被嵌させる一方、前記前後一対の支持ブロッ
クとスライダーとの間のガイドロッドにコイルばねを遊
嵌させ、抽斗の前後移動端でスライダーの移動速度がコ
イルばねにて減速されて、衝撃音が出ないようにした構
成を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記先
行技術の構成にあっては、ガイドロッド、前後一対の支
持ブロック、スライダーと2つのコイルばねというよう
に構成部品が多くなり、製造コストが高くなるという問
題があった。本発明はこの問題を解決すべくなされたも
のであって、簡単、且つコンパクトな構造でありながら
抽斗等の移動体の衝撃音を消すことのできる、移動体に
おける消音装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、抽斗等の移動体に取付くピストン体が摺
動自在に嵌挿し得るパイプ状であって、前後端部が封止
されたレール体を、移動体の移動方向と平行状に配置
し、該レール体の軸線方向の中途部側面には、前記ピス
トン体が挿入できる挿入口と、該ピストン体と移動体と
の連設部が通過し得るガイド溝とを形成し、前記レール
体の前後端部の適宜部位を前記ピストン体が接近すると
き圧縮空気が形成されうる空気溜まり室となるように構
成したものである。
【0005】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明する。図1はワゴン型袖抽斗装置の平断面図、図2は
図1のII−II線矢視断面図であり、キャビネット本体1
の左右両側板1a,1a間に、従来から公知の構造の支
持レール(サスペンションレール)2,2を介して、抽
斗3が前後移動可能に支持れている。
【0006】本発明の消音装置4は、キャビネット本体
1側にて抽斗3の前後移動方向と平行状に固定されたパ
イプ状のレール体5と、該レール体5内径部に沿って前
後移動可能に嵌挿され得るピストン体6とからなる。ピ
ストン体6は前記レール体5の内径D1とほぼ等しい外
径D2の棒状体であって、実施例では、ピストン体6の
前後端部6a,6bを截頭円錐状に形成している。そし
て、ピストン体6の軸線方向中途部から突設した断面L
字状等の連設部としての連設体7にて抽斗3の収納箱部
3a下面にねじ等にて固定されている。
【0007】このピストン体6はレール体5の内径部に
て軽く摺動することができるように、少なくとも円周表
面が摩擦係数の小さい部材(または材料層)であること
が好ましく、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、テ
トラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエ
ーテル共重合体、テトラフルオロエチレン・ヘキサフル
オロプロピレン共重合体、ポリアセタール樹脂等の樹脂
材をピストン体6の円周面にコーティングまたはライニ
ングしても良いし、ポリアセタール樹脂でピストン体6
全体を形成しても良い。
【0008】他方、レール体5は、図2〜図4に示すよ
うに、金属製又は合成樹脂製等の円筒状パイプ材からな
り、該レール5の前後端部は栓体または端板8,8にて
塞がれ封止さている。そして、該レール体5の軸線方向
の中途部側面(実施例では、上側側面)には、前記ピス
トン体6が挿入できる長さの挿入口9と、該ピストン体
6と抽斗3との連設体7が通過し得るガイド溝10とを
形成する一方、前記レール体5の前後端部の適宜部位を
前記ピストン体6が接近するとき、当該ピストン体6に
より内部の空気が圧縮され得るようにした空気溜まり室
11,11となるように構成したものである。
【0009】そして、抽斗3の前後移動端にてレール体
5とピストン体6とが衝突して衝撃音が発生するのを防
止するには、ピストン体6の進行が止る迄に、当該ピス
トン体6の端部6aまたは6bがレール体5の端板8に
衝突しないし、また、連設体7の前縁または後縁がレー
ル体5におけるガイド溝10の前後縁に衝突しないよう
にすることが必要である。
【0010】従って、各空気溜まり室11の長さL1
は、ピストン体6の前端部6aまたは後端部6bから連
設体7の前縁または後縁までの寸法L2に略等しいか、
長くなるように設定することが好ましい。また、ピスト
ン体6の端部が空気溜まり室11に進入して、当該空気
溜まり室11内の空気を圧縮するが、空気溜まり室11
の内壁とピストン体6の円周面との隙間から外に抜け出
す空気量を最小限に抑えるため、空気溜まり室11の内
径寸法とピストン体6の外径寸法とを一致させ、隙間を
極力無くすべきである。さらに、前記圧縮された空気
(高圧空気)の弾性力にてピストン体6の進行を阻止す
るまで当該空気の圧力を高めるのに必要なピストン体6
の進行距離を保証する必要がある。
【0011】なお、前記左右両側のレール体5,5はキ
ャビネット本体1の左右両側板1a,1aに支持板1
2,12を介して支持されている。この構成により、抽
斗の収納箱部3aの下面に連設体7を介して取付けられ
たピストン体6をレール体5における挿入口9から落と
し込んで、レール体5に摺動自在に支持させる。そし
て、例えば、抽斗3をキャビネット本体1から引き出す
とき、レール体5の前方向にピストン体6が移動し、連
設体7はガイド溝10に沿って移動する。ピストン体6
の前端部6aが空気溜まり室11に進入すると、当該空
気溜まり室11はピストン体6により密閉された状態と
なり、このピストン体6の進入量が増大するにつれて、
当該空気溜まり室11内の圧縮性流体である空気は、い
わゆる断熱圧縮され、その圧縮空気の圧力が上昇する。
【0012】従って、ピストン体6の前端部6aが空気
溜まり室11内に進入するにつれてピストン体6の進入
速度が減速され、且つピストン体6の前進するエネルギ
ーと前記圧縮空気の圧力とが均衡するとき、抽斗3の前
進が停止するという、いわゆるエアーダンパーの機能を
発揮するのであり、その間、ピストン体6の前端部6a
はレール体5の端板8に衝突せず、また、連設体7がレ
ール体5におけるガイド溝10の前端縁に衝突しないか
ら、抽斗の前後移動端において、衝撃音が発生しないの
である。
【0013】前記の作用・効果は、抽斗3をキャビネッ
ト本体1内に押し込むときにも同様に奏することができ
る。なお、前記実施例では、抽斗3の下面左右両側とキ
ャビネット本体1の左右両側との間に消音装置4,4を
装着したものであるが、抽斗3の下面左右中央部位に一
つの消音装置4を配置するように構成しても良い。
【0014】また、抽斗3は別の支持レール2,2にて
前後移動自在に支持されるものであったが、この支持レ
ール2,2を省略して、前記左右のレール体5,5とピ
ストン体6,6とにより抽斗3の重量を支持する構成で
あっても良い。この場合、支持レール2がないことによ
り、製造コストを大幅に低減できるという効果も奏す
る。
【0015】前記各実施例では、レール体5の全長にわ
たって(前後の空気溜まり室11,11内迄も)、その
内径寸法をピストン体6の外径寸法とほぼ等しく設定し
たが、ピストン体6の軸線に沿う中途部の外径寸法を大
きくし、レール体5の前記挿入口9及びガイド溝10,
10の部分の内径を、前記直径の大きいピストン体6の
軸線に沿う中途部の外径寸法と等しくする一方、レール
体5の前後端部の空気溜まり室11,11の内径寸法を
小さく設定し、ピストン体6における前後部(空気溜ま
り室11内に進入する部分)の直径を各空気溜まり室1
1の内径寸法と等しくするようにしても良いことはいう
までもない。
【0016】本発明は抽斗ばかりでなく、電子写真式複
写機やレーザプリンタ等におけるカット用紙の収納トレ
イや、レーザディスク再生機器におけるレーザディスク
支持板を機器本体に対して出し入れする箇所等、各種の
移動体の直線的移動箇所に適用することができる。
【0017】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、本発明の
移動体の消音装置は、抽斗等の移動体に取付くピストン
体が摺動自在に嵌挿し得るパイプ状であって、前後端部
が封止されたレール体を、移動体の移動方向と平行状に
配置し、該レール体の軸線方向の中途部側面には、前記
ピストン体が挿入できる挿入口と、該ピストン体と移動
体との連設部が通過し得るガイド溝とを形成したもので
ある。従って、移動体の前進または後退の中途部では、
移動体に取付けられたピストン体は、パイプ状レール体
における挿入口やガイド溝の箇所を通過するので、至極
軽い力でピストン体がレール体に沿って移動できる。
【0018】そして、前記レール体の前後端部の適宜部
位を前記ピストン体が接近するとき圧縮空気が形成され
うる空気溜まり室となるように構成したものであるか
ら、ピストン体の移動端では、移動体に取付けられたピ
ストン体の前部または後部が、パイプ状のレール体にお
ける空気溜まり室内に進入して、当該空気溜まり室内の
空気を圧縮させて、いわゆるエアーダンパーの作用を発
揮させることができ、これにより、ピストン体の移動速
度を空気溜まり室のあるレール体の前後端部で急速に減
速させ且つ停止させることができる。
【0019】この場合に、ピストン体ひいては移動体の
前後移動端において、ピストン体の前後端部や、連設体
の前後縁がレール体の前後端やガイド溝の前後端と接触
しないので、衝撃音が発生することなく、抽斗等の移動
体を停止させることができるという効果を奏する。ま
た、そのための構造も、パイプ状のレール体と、該レー
ル体に介挿するピストン体だけであるから、構成部品が
極めて少なく、且つ各部品の構造も簡単であるから、製
造コストを大幅に低減できるという顕著な効果を奏する
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワゴン式袖抽斗の平断面図である。
【図2】図1のII−II線矢視断面図である。
【図3】消音装置の各構成部品の一部切欠き斜視図であ
る。
【図4】消音装置の要部側断面図である。
【図5】図4のV−V線矢視断面図である。
【図6】図4のVI−VI線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 キャビネット本体 3 抽斗 3a 収納箱部 4 消音装置 5 レール体 6 ピストン体 7 連設体 8 端板 9 挿入口 10 ガイド溝 11 空気溜まり室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抽斗等の移動体に取付くピストン体が摺
    動自在に嵌挿し得るパイプ状であって、前後端部が封止
    されたレール体を、移動体の移動方向と平行状に配置
    し、該レール体の軸線方向の中途部側面には、前記ピス
    トン体が挿入できる挿入口と、該ピストン体と移動体と
    の連設部が通過し得るガイド溝とを形成し、前記レール
    体の前後端部の適宜部位を前記ピストン体が接近すると
    き圧縮空気が形成されうる空気溜まり室となるように構
    成したことを特徴とする抽斗等の移動体における消音装
    置。
JP6176482A 1994-07-28 1994-07-28 抽斗等の移動体における消音装置 Withdrawn JPH0838284A (ja)

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JP6176482A JPH0838284A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 抽斗等の移動体における消音装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003519516A (ja) * 2000-01-14 2003-06-24 ジュリウス ブルム ゲゼルシャフト エム.ビー.エイチ. 引出し用の引出しガイドレールセット
JP2006167200A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Eidai Co Ltd 収納庫

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003519516A (ja) * 2000-01-14 2003-06-24 ジュリウス ブルム ゲゼルシャフト エム.ビー.エイチ. 引出し用の引出しガイドレールセット
JP4712269B2 (ja) * 2000-01-14 2011-06-29 ジュリウス ブルム ゲゼルシャフト エム.ビー.エイチ. 引出し用の引出しガイドレールセット
JP2006167200A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Eidai Co Ltd 収納庫

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Effective date: 20011002