JPH083801Y2 - 混合栓のハンドル - Google Patents

混合栓のハンドル

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JPH083801Y2
JPH083801Y2 JP1989039150U JP3915089U JPH083801Y2 JP H083801 Y2 JPH083801 Y2 JP H083801Y2 JP 1989039150 U JP1989039150 U JP 1989039150U JP 3915089 U JP3915089 U JP 3915089U JP H083801 Y2 JPH083801 Y2 JP H083801Y2
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JP
Japan
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handle
main body
lever
boss portion
handle main
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JP1989039150U
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English (en)
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JPH02130486U (ja
Inventor
由男 橋岡
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Tabuchi Corp
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Tabuchi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、熱水と冷水の混合・吐出を1本のハンド
ルで操作できる所謂シングルレバー式混合栓のハンドル
の改良に関する。
〔従来の技術〕
一般にこの種の混合栓は、レバーを介して可動ディス
クに接続される1本のハンドルを上下左右に移動するこ
とにより、熱水及び冷水の混合並びにこれら混合水の吐
出を行うものであるが、その際、ハンドルの操作に相当
の負荷が掛かるため、ハンドル自体の強度を確保する必
要があり、いきおいこの種のハンドルは機械的強度に優
れた金属によって作製されていたものである。
他方、上記ハンドルの操作性を考慮して通常の硬質プ
ラスチック材で大型に成型し、特にハンドルの一側下面
に突成され、レバー先端と嵌合するボス部には、その側
方に設けられたビス孔を介してレバー側面にビス止めす
るものであったが、レバーを操作する際に大きな負荷が
掛かるボス部の少なくとも上記ネジ孔に予め金属材をイ
ンサートして補強するようにしたプラスチック製の軽量
ハンドルも一部で開発されていた。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかし上記金属製ハンドルは、デザインや操作性を優
先させて大型とした場合、その自重が著しく増大するた
め、特にハンドルを押し下げて止水する構造の混合栓に
あっては、僅かな押し下げ力で閉栓が急速に行われてウ
ォータハンマーの発生要因となったり、更に極端な場合
は開弁中にハンドルが自重で下降するおそれもあった。
従って金属製のハンドルは軽量化を図るため、細くしか
も短小に成型しなければならないというデザイン上の制
約を受けただけでなく、ハンドル操作に必要かつ十分な
大きさを確保し難いという課題が見られた。
一方、ハンドルをプラスチック材で構成する場合、一
般に機械的強度および耐熱性に優れたプラスチック素材
は、成型や表面加工性に難点があるところから、外部に
露出してデザイン性を要求される上記ハンドル等には利
用できず、通常の硬質プラスチック材の使用を余儀なく
されたものである。又、従来のプラスチック材から成型
されたハンドルには、ボス部の側方に貫設されたビス孔
を介してレバー先端部の側面にビス止めされるものであ
ったから、ハンドル操作に当たって該ネジ孔には引っ張
り方向の応力が加わり、この部分の樹脂が割れ易いとい
う現象が認められた。従って、強度維持の面から、該ハ
ンドルのボス部、特にビス孔の周囲には金属材をインサ
ートする必要があったのである。しかし、これでも互い
に熱膨張量の異なる金属材とプラスチック材との接合部
分がレバー等から伝わる高熱や水蒸気によって剥離した
り、プラスチック材の劣化から更に割れ易くなる等、猶
解決すべき多くの問題点が残されていたものである。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は、上述した課題を解決するため、機械
的強度並びに耐熱性に優れたプラスチック材で偏平状も
ハンドル主体を成型し、その下面にレバーが嵌入可能な
ボス部を突成すると共に、ボス部の軸方向にビス孔を貫
設してレバー上端面にビスを螺装するようにし、更に上
記ハンドル主体の上面に別途化粧カバーを被着するとい
う手段を用いた。
〔作用〕
本案ハンドルは、ハンドル主体の上面を別体の化粧カ
バーで被蔽して仕上げる二部材構成としたものであるか
ら、ハンドル主体に表面仕上げ性は劣るが、機械的強度
及び耐熱性に優れた硬質のプラスチック材が利用可能と
なり、操作性に優れた大型の軽量ハンドルが得られると
いう作用を奏する。
又、上記ハンドル主体とレバーの固定手段として、ビ
スをハンドル主体のボス部の軸方向から螺装するように
したことにより、ボス部にかかるビスの締付応力が樹脂
の圧縮方向に働くこと、及び材料自体に表面装飾性を無
視した高強度のプラスチック材が使用可能であることに
よって、この部分における金属材のインサートによる補
強が省略できたものである。
〔実施例〕 以下、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて更
に具体的に述べると、1は固定ディスク1a上をレバー1c
を介して前後左右に摺動する可動ディスク1b等を内蔵し
てなる混合栓、2は機械的強度及び耐熱性に優れた硬質
プラスチック、例えばジュラコンM90を素材として成型
されたハンドル主体であって、一定の厚みを有する偏平
な長円板状に成型し、その下面の側縁近くに上記レバー
1cの基端部が嵌入可能なボス部3を突成する一方、ハン
ドル主体2の強度を保持しつつ、その軽量化を計るた
め、必要に応じて上面に多数の凹孔4を設けたものであ
る。また5は上記ボス部3の中央に、その軸方向に貫設
されたビス孔であって、該ビス孔を介してレバー1cとハ
ンドル主体2をビス5′によって固定可能としたもので
あり、更に6は光沢や着色等の表面処理に優れたプラス
チック、例えばABS樹脂で成型された化粧カバーで、上
記ハンドル主体2の上面に取り外し可能に被着するよう
にしたものである。
而して本案混合栓のハンドルは、上記ハンドル主体2
のボス部3を混合栓1のレバー1cに嵌着した後、その上
方からビス止めした上、該ハンドル主体2の上面に所望
の色彩に表面処理された化粧カバー6を弾嵌・被着すれ
ば完成するものである。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の混合栓のハンドルは、これ
をハンドル主体と化粧カバーの二部材構成としたもので
あるから、主体の素材を選択する際に表面加工性を考慮
する必要がなく、機械的強度と耐熱性に優れた硬質プラ
スチック材の採用が可能となったものである。従って本
案ハンドルは、金属製のものと異なり、大きさや長さ等
の制限を受けることなく自由に設計・製作できる上、部
分的に金属材で補強した従来のプラスチック製ハンドル
に比べても、特に熱影響と負荷の多いボス部分の劣化を
確実に防止し得るという特徴を有する。
また本案ハンドルは幅広く大型に成型しても、重量や
強度に不都合が見られないから、ハンドル操作が容易に
行える。更にハンドル主体に多数の凹孔を設けたもの
は、ハンドル全体をより軽量化できる上、凹孔の周囲に
形成された壁板がハンドル自体の補強リブの役目を果た
すと同時に放熱効果を発揮して極めて合理的である。
この他、ハンドル主体及び化粧カバーは、共に射出成
型等によって量産できるため、生産性が向上する上、予
め種々の色彩或いは金属メッキ等を施した化粧カバーを
用意し、随時これをハンドル主体に嵌着することによ
り、ハンドルのデザイン的な選択幅を拡げることもでき
る等、多岐に亘って優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案ハンドルの取り付け状態を示す断面図、第
2図はハンドルの一部を切欠して示す平面図である。 尚、図中1……混合栓、2……ハンドル主体、3……ボ
ス部、4……凹孔、5……ビス孔、6……化粧カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬質プラスチック材で偏平状のハンドル主
    体2を成型し、その下面一側に混合栓1のレバー1cが嵌
    入可能なボス部3を突成して該ボス部の軸方向にビス孔
    5を貫設すると共に、該ビス孔を介してレバー1cの上端
    面にハンドル主体2を固定した後、上記ハンドル主体2
    の上面に化粧カバー6を被着自在としたことを特徴とす
    る混合栓のハンドル。
JP1989039150U 1989-03-31 1989-03-31 混合栓のハンドル Expired - Lifetime JPH083801Y2 (ja)

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JP1989039150U JPH083801Y2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 混合栓のハンドル

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JP1989039150U JPH083801Y2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 混合栓のハンドル

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JPH02130486U JPH02130486U (ja) 1990-10-26
JPH083801Y2 true JPH083801Y2 (ja) 1996-01-31

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ID=31547800

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0447497Y2 (ja) * 1985-05-18 1992-11-10
JPS6322484U (ja) * 1986-07-28 1988-02-15
JPS63278900A (ja) * 1987-05-11 1988-11-16 ハマニ化成株式会社 装飾体の表面処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02130486U (ja) 1990-10-26

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