JPH0837852A - 施肥装置 - Google Patents

施肥装置

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JPH0837852A
JPH0837852A JP17505394A JP17505394A JPH0837852A JP H0837852 A JPH0837852 A JP H0837852A JP 17505394 A JP17505394 A JP 17505394A JP 17505394 A JP17505394 A JP 17505394A JP H0837852 A JPH0837852 A JP H0837852A
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成二 福田
Masaichi Tanaka
政一 田中
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造コストの低減を図るとともに、メンテナ
ンスの面において有利な構成で施薬装置を設ける。 【構成】 肥料繰り出しロール29を備えた施肥ロール
ケース27に、メンテナンス用の開口27aを開閉自在
に設けてある施肥装置において、前記施肥ロールケース
27への装着時に前記開口27aに臨む状態となる薬剤
繰り出しロール51を備えた施薬ロールケース50を、
前記施肥ロールケース27に対して着脱可能に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、肥料繰り出しロールを
備えた施肥ロールケースに、メンテナンス用の開口を開
閉自在に設けてある施肥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】施肥装置は、田植機の苗植付装置による
苗植え付け作業と同時に施肥作業を行うために田植機の
苗植付装置に装備されたものであり、従来では、例え
ば、特開平4‐335805号公報に開示されているよ
うに、その施肥装置に、別構成された施薬装置を設ける
とともに支持フレームなどを介して連動連結することに
よって、苗植付装置による苗植え付け作業と同時に施肥
作業と施薬作業の双方を行えるようにしたものがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術によると、施肥装置と施薬装置との間での連結
構造が大掛かりになって製造コストが嵩むとともに、施
肥装置に対する施薬装置の着脱が煩わしいものとなって
施肥装置及び施薬装置のメンテナンスを行う上において
不利になる不都合が生じるようになっていた。
【0004】本発明の目的は、製造コストの低減を図る
とともに、メンテナンスの面において有利な構成で施薬
装置を設けることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1発明では、肥料繰り出しロールを備えた施肥
ロールケースに、メンテナンス用の開口を開閉自在に設
けてある施肥装置において、前記施肥ロールケースへの
装着時に前記開口に臨む状態となる薬剤繰り出しロール
を備えた施薬ロールケースを、前記施肥ロールケースに
対して着脱可能に設けた。
【0006】又、本第2発明では、上記第1発明におい
て、前記施薬ロールケースの装着状態で、前記肥料繰り
出しロールから繰り出された肥料と、前記薬剤繰り出し
ロールから繰り出された粉粒状の薬剤とを、共通の流下
経路で合流させて共通の排出口から送り出すように構成
した。
【0007】
【作用】本第1発明によると、施肥装置の施肥ロールケ
ースに施薬ロールケースを装着する場合は、施肥ロール
ケースに設けられたメンテナンス用の開口を開くととも
に、その開口に施薬ロールケースの薬剤繰り出しロール
が臨む状態とすることによって、施肥ロールケースと施
薬ロールケースとを密接させることができるので、施肥
ロールケースと施薬ロールケースとをボルトなどの連結
具によって簡単に連結することができる。又、施肥ロー
ルケースから施薬ロールケースを離脱する場合は、ボル
トなどの連結具による施肥ロールケースと施薬ロールケ
ースとの連結を解除するとともに、施肥ロールケースに
設けられたメンテナンス用の開口を閉じるだけで簡単に
行うことができる。つまり、連結構造が大掛かりになっ
て製造コストが嵩むといった不都合や着脱が煩わしくな
るといった不都合を解消することができる。又、施薬ロ
ールケースの施肥ロールケースへの装着時には、施肥ロ
ールケースと施薬ロールケースとによって共通の繰り出
し空間を形成するように構成しているので、夫々のロー
ルケースにより夫々の繰り出し空間を形成する場合に比
較して、施薬ロールケースを装着した状態での施肥装置
のコンパクト化、及び、製造コストの低減を図ることが
できる。しかも、上述した簡単な施肥ロールケースと施
薬ロールケースとの連結解除により施肥ロールケースか
ら施薬ロールケースを離脱することによって、容易に夫
々の繰り出しロールを露出させることができるので、メ
ンテナンスの面においても有利にすることができる。
【0008】本第2発明によると、新たに薬剤用の流下
経路や排出口を設ける必要がないので、施薬ロールケー
スを装着した状態での施肥装置のコンパクト化、及び、
製造コストの低減をより一層図ることができる。又、粉
粒状の薬剤は流下経路に付着滞留し易いものであるが、
共通の流下経路で粒状の肥料と合流して流下させるよう
にしているので、薬剤専用の流下経路を設ける場合に比
較して薬剤の流下を促進させることができる。
【0009】
【発明の効果】従って、本第1発明によれば、施薬ロー
ルケース装着状態での施肥装置のコンパクト化、並び
に、製造コストの低減を図ることができるとともに、メ
ンテナンスの面においても有利な構成で施薬装置を設け
ることができるようになった。
【0010】又、本第2発明によれば、流下経路の共用
による構成の簡素化によって、より一層の製造コストの
低減、及び、施薬ロールケース装着状態での施肥装置の
コンパクト化を図ることができるとともに、薬剤詰まり
抑制された円滑な施薬を行えるようになった。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1には、乗用型田植機の走行機体後部に
連結した五条植え用の苗植付装置1の側面が示されてい
る。この苗植付装置1は、図外の乗用型走行機体に昇降
リンク機構を介して連結されたフィードケース2、フィ
ードケース2から左右に向けて延設された支持フレーム
3、支持フレーム3から後方に向けて三列に延設された
植付伝動ケース4、植付伝動ケース4に対して一定スト
ロークで往復横移動する苗載台5、苗載台5の下端部か
ら一株ずつ苗を取り出して植え付ける植付機構6、及
び、圃場泥面を整地する整地フロート7、などによって
構成されている。植付機構6は、植付伝動ケース4の後
部に備えた回転軸4aに連結された回転ケース8、回転
ケース8の両端夫々に相対回転自在に支持された支持ケ
ース9、及び、支持ケース9に備えられた植付爪10、
などによって構成されており、図2に示すように、左右
に位置する植付伝動ケース4に対しては左右一対に、中
央に位置する植付伝動ケース4に対しては右側にのみ配
備されている。
【0013】図1及び図2に示すように、苗植付装置1
の後部上方には、スライド機構11を介して植付機構6
の直上に位置する作業位置と植付機構6の直上から前部
上方に離間する非作業位置とに亘ってスライド昇降移動
自在に支持された施肥装置12が装備されている。スラ
イド機構11は、左右夫々の植付伝動ケース4に立設さ
れた支持ブラケット13、支持ブラケット13から前部
上方に向けて延設されたスライドレール14、左右のス
ライドレール14に渡って横架された横フレーム15、
スライドレール14にて案内されるガイドローラ16を
備えるとともに施肥装置12を支持する可動フレーム1
7、横フレーム15と可動フレーム17とに掛け渡され
たワイヤ18、及び、ワイヤ18を介して可動フレーム
17を持ち上げ付勢するエアーシリンダ19、などによ
って構成されている。スライドレール14の上下両端に
は係合孔14aが穿設されており、可動フレーム17に
備えられたロック操作具20の係合部(図示せず)を、
上端の係合孔14aに係合することによって施肥装置1
2を非作業位置に固定でき、又、下端の係合孔14aに
係合することによって施肥装置12を作業位置に固定で
きるようになっている。施肥装置12の非作業位置にお
いては苗載台5の下端部を開放するようになっており、
植え付け作業終了時における苗載台5からの残り苗の取
り出しを容易に行えるようになっている。
【0014】施肥装置12は、内部が左右の二つに区画
された左側の肥料貯留ホッパ21、内部が左右中央の三
つに区画された右側の肥料貯留ホッパ22、左右の肥料
貯留ホッパ21,22の夫々の区画下部に連設されると
ともに夫々の区画から粒状の肥料を所定量ずつ繰り出す
肥料繰り出し機構23、肥料繰り出し機構23の下部に
連設されたロート24、肥料繰り出し機構23にて繰り
出された肥料をロート24を介して流下案内する流下ホ
ース25、及び、圃場泥面に施肥溝を形成するとともに
流下ホース25にて案内された肥料を施肥溝に供給する
作溝器26、などによって構成されている。前記スライ
ド機構11の可動フレーム17には肥料繰り出し機構2
3が支持連結されており、前記スライド機構11の作動
によって、施肥装置12のうちの肥料貯留ホッパ21,
22、肥料繰り出し機構23、及び、ロート24の部分
が一体的にスライド昇降移動するようになっている。
【0015】図3及び図4に示すように、肥料繰り出し
機構23は、施肥ロールケース27に、左右のボス28
を介して軸芯P1周りで回転自在に支持された肥料繰り
出しロール29、左右のボス28に渡るとともに肥料繰
り出しロール29の外周面に沿う湾曲状に形成されたシ
ャッタープレート30、及び、肥料繰り出しロール29
の外周面に摺接するブラシ31、などを備えることによ
って構成されている。肥料繰り出しロール29は、前記
軸芯P1を中心とする六角軸からなる駆動軸32にトル
ク伝達可能に外嵌したロール本体29A、駆動軸32に
相対回転可能に外嵌したスリーブ29B、及び、スリー
ブ29Bに螺合した可動ロール29Cによって構成され
ており、スリーブ29Bの回動操作によりロール本体2
9Aに対する可動ロール29Cの軸芯P1方向でのネジ
送りによるスライド調節を行うことによって、ロール本
体29Aと可動ロール29Cとの間に形成された肥料繰
り出し用の凹部29aの軸芯P1方向の幅を変更でき、
これによって、肥料の繰り出し量を調節できるようにな
っている。前記シャッタープレート30は操作レバー3
3の揺動操作によって、肥料繰り出しロール29の凹部
29aへの肥料の供給を許容する開放状態と、肥料繰り
出しロール29の凹部29aへの肥料の供給を阻止する
閉塞状態とに切り換えられるようになっている。前記ブ
ラシ31は、肥料繰り出しロール29の外周面との摺接
によって肥料繰り出しロール29の凹部29aから食み
出した肥料を掃き取る計量用のものである。
【0016】ロート24には、前後一対の肥料取出口2
4aが形成されるとともに、前方の肥料取出口24aか
ら肥料を取り出す状態と後方の肥料取出口24aから肥
料を取り出す状態とに、肥料の通流状態を切り換える流
路切換弁34が内装されている。図1にも示すように、
前方の肥料取出口24aには流下ホース25が連通接続
されており、植え付け作業中において流路切換弁34の
操作により肥料の通流状態を前方の肥料取出口24aか
ら肥料を取り出す状態に切り換えることによって、肥料
を施肥溝へ流下供給できるようになっている。又、前方
の肥料取出口24aと流下ホース25との接続部は、前
記スライド機構11による施肥装置12のスライド上昇
移動に伴って前方の肥料取出口24aと流下ホース25
との連通接続状態が解除される構成となっている。後方
の肥料取出口24aはキャップ35によって閉塞されて
おり、植え付け作業終了時においてキャップ35を取り
外すとともに流路切換弁34の操作により肥料の通流状
態を後方の肥料取出口24aから肥料を取り出す状態に
切り換えることによって、左右の肥料貯留ホッパ21,
22内に残った肥料の取り出しを容易に行えるようにな
っている。
【0017】肥料繰り出し機構23の駆動について説明
すると、図1及び図2に示すように、肥料繰り出し機構
23は、植付伝動ケース4の後部に備えられた回転軸4
aからの動力が、肥料繰り出し機構23の駆動軸32に
伝達されることによって駆動するようになっている。駆
動軸32としては、左右の肥料貯留ホッパ21,22の
夫々の区画下部に連設された肥料繰り出し機構23のう
ち、左側に位置する二つの肥料繰り出し機構23の肥料
繰り出しロール29に対してトルク伝達を行うものと、
右側に位置する二つの肥料繰り出し機構23の肥料繰り
出しロール29に対してトルク伝達を行うものと、中央
に位置する肥料繰り出し機構23の肥料繰り出しロール
29に対してトルク伝達を行うものとがあり、夫々の駆
動軸32は、夫々の駆動軸32に対して前記スライド機
構11の可動フレーム17より延設されたブラケット3
6に枢支されている。夫々の駆動軸32の一端側には、
大径ギア37が一体回転自在に取り付けられている。ブ
ラケット36には、夫々の駆動軸32に対して並列に配
設された回転支軸38が枢支されており、夫々の回転支
軸38の一端側には前記大径ギア37と噛合する小径ギ
ア39が一体回転自在に取り付けられるとともに、夫々
の両端部には操作アーム40が延設されている。回転支
軸38の一端側の操作アーム40は、他端側の操作アー
ム40に対して回転位相を約90度ずらした状態で延設
されている。一方、植付伝動ケース4の回転軸4aに連
結された植付機構6には、回転ケース8両端の支持ケー
ス9の支軸同士に渡る連結板41が備えられている。
又、左側の植付機構6が備えられていない中央の植付伝
動ケース4おける回転軸4aの左端部には操作アーム4
2が延設されている。そして、操作アーム40の揺動端
部と連結板41の連結部あるいは操作アーム42の揺動
端部とが押引き部材43を介して枢支連結されている。
操作アーム40における回転軸芯と揺動端部との距離、
連結板41における回転軸芯と連結部との距離、及び、
操作アーム42における回転軸芯と揺動端部との距離は
同じ長さに設定されている。
【0018】つまり、上記の構成により、夫々の植付伝
動ケース4の回転軸4aからの動力(図1における反時
計周り方向の回転力)が、植付機構6あるいは操作アー
ム42、押引き部材43、操作アーム40、回転支軸3
8、小径ギア39、及び、大径ギア37を介して夫々の
駆動軸32に伝達されることによって、夫々の肥料繰り
出し機構23の肥料繰り出しロール29が図3及び図7
における時計周り方向に等速連続回転駆動されるように
なっており、これによって、肥料繰り出し機構23によ
る左右の肥料貯留ホッパ21,22夫々の区画からの肥
料の繰り出しを行えるようになっている。尚、図5にも
示すように、押引き部材43は、操作アーム40に枢支
されるリンク部43Aと連結板41あるいは操作アーム
42に枢支されるロッド部43Bとからなり、リンク部
43Aに備えられた連結具43aの操作によって、リン
ク部43Aとロッド部43Bとを連結して肥料繰り出し
機構23の駆動を可能とする状態と、リンク部43Aと
ロッド部43Bとを分離して前記スライド機構11によ
る施肥装置12のスライド昇降移動を可能とする状態と
に切り換えられるようになっている。
【0019】図3に示すように、施肥ロールケース27
の背面にはメンテナンス用の開口27aが開閉自在に設
けられている。この開口27aには、通常、施肥ロール
ケース27との係合及び係合解除によって着脱自在とな
るカバー44が装着されており、このカバー44を取り
外すことによって肥料繰り出しロール29に対する清掃
などのメンテナンスを行えるようになっている。
【0020】図5及び図6に示すように、施肥装置12
には、施肥装置12に対して着脱自在に構成された施薬
装置45が設けられている。この施薬装置45は、防虫
剤や消毒剤などの粉粒状の薬剤を貯留する薬剤貯留ホッ
パ46、薬剤貯留ホッパ46から薬剤を流下案内する流
下ホース47、及び、流下ホース47にて案内された薬
剤を所定量ずつ繰り出す薬剤繰り出し機構48、などに
よって構成されている。又、施薬装置45は、薬剤貯留
ホッパ46が前記スライド機構11の可動フレーム17
より後方に延設された支持フレーム49に支持されると
ともに、薬剤繰り出し機構48が肥料繰り出し機構23
に連結されるようになっており、前記スライド機構11
の作動によって施肥装置12と一体的にスライド昇降移
動するようになっている。
【0021】図7及び図8に示すように、薬剤繰り出し
機構48は、施肥ロールケース27に対して着脱可能な
施薬ロールケース50、この施薬ロールケース50の施
肥ロールケース27への装着時に前記開口27aに臨む
状態となる薬剤繰り出しロール51、及び、薬剤繰り出
しロール51の外周面に摺接するブラシ52、などによ
って構成されており、施肥ロールケース27からカバー
44を取り外して、施肥ロールケース27と施薬ロール
ケース50とをボルト連結することによって、肥料繰り
出し機構23に対する装着を容易に行えるようになって
いる。又、施肥ロールケース27と施薬ロールケース5
0とのボルト連結を解除して肥料繰り出し機構23から
薬剤繰り出し機構48を取り外すことによって、容易に
肥料繰り出しロール29や薬剤繰り出しロール51を露
出させることができるようになっている。つまり、肥料
繰り出しロール29や薬剤繰り出しロール51の清掃な
どのメンテナンス作業を速やかに行えるようにしてい
る。尚、図7における符号53は、施肥ロールケース2
7と施薬ロールケース50との隙間を埋めるためのシ
ム、図3及び図7における符号54は、ボルト連結用の
ナットを内嵌した状態で施肥ロールケース27へ接着さ
れることによってナットを回転不能に固定支持するサポ
ート部材、図7における符号55は、施肥ロールケース
27と施薬ロールケース50とに渡るステー、図3にお
ける符号56は、薬剤繰り出し機構48を取り外した状
態において、薬剤繰り出し機構連結用のボルト孔を埋め
るためのキャップである。
【0022】図8に示すように、薬剤繰り出しロール5
1は、施薬ロールケース50にブッシュ57を介して軸
芯P2周りで回転自在に支持された固定ロール51A、
施薬ロールケース50に軸芯P2周りで回転自在に、か
つ、軸芯P2に沿う方向でスライド移動自在に支持され
たスライドロール51B、及び、固定ロール51Aに抜
け止めされた状態で相対回転自在に支持されるとともに
スライドロール51Bと螺合する螺軸51C、などによ
って構成されており、螺軸51Cに固着された調節ダイ
アル51Dの回動操作により固定ロール51Aに対する
スライドロール51Bの軸芯P2方向でのネジ送りによ
るスライド調節を行うことによって、固定ロール51A
とスライドロール51Bとの間に形成された薬剤繰り出
し用の凹部51aの軸芯P2方向の幅を変更でき、これ
によって、薬剤の繰り出し量を調節できるようになって
いる。
【0023】薬剤繰り出し機構48の駆動について説明
すると、図5及び図6に示すように、夫々の肥料繰り出
し機構23に連結された薬剤繰り出し機構48のうち、
左側に位置する二つの薬剤繰り出し機構48の薬剤繰り
出しロール51には、軸芯P2を中心とする共通の駆動
軸58が夫々の固定ロール51Aに対してトルク伝達可
能に挿通されている。右側に位置する二つの薬剤繰り出
し機構48の薬剤繰り出しロール51には、軸芯P2を
中心とする共通の駆動軸58が夫々の固定ロール51A
に対してトルク伝達可能に挿通されている。中央に位置
する薬剤繰り出し機構48の薬剤繰り出しロール51に
は、軸芯P2を中心とする駆動軸58が固定ロール51
Aに対してトルク伝達可能に挿通されている。夫々の駆
動軸58は、前記スライド機構11の可動フレーム17
より延設されたブラケット36に枢支されている。夫々
の駆動軸58の一端側には、肥料繰り出し機構23の大
径ギア37と噛合するギア59が一体回転自在に取り付
けられている。
【0024】つまり、薬剤繰り出し機構48の薬剤繰り
出しロール51は、図1及び図5に示すように、夫々の
植付伝動ケース4の回転軸4aからの動力(図1におけ
る反時計周り方向の回転力)が、植付機構6あるいは操
作アーム42、押引き部材43、操作アーム40、回転
支軸38、小径ギア39、大径ギア37、及び、ギア5
9を介して夫々の駆動軸58に伝達されることによっ
て、図7における反時計周り方向に等速連続回転駆動さ
れるようになっており、これによって、薬剤繰り出し機
構48による夫々の薬剤貯留ホッパ46からの薬剤の繰
り出しを行えるようになっている。
【0025】図1、図5及び図7に示すように、薬剤繰
り出し機構48にて繰り出された粉粒状の薬剤は、案内
体60により施肥装置12のロート24に案内され、肥
料繰り出し機構23より繰り出された粒状の肥料と共通
の流下経路となるロート24及び流下ホース25にて合
流して流下し、共通の排出口となる流下ホース25の下
部開口25aから施肥溝へ供給されるようになってい
る。これによって、流下経路に付着滞留し易い粉粒状の
薬剤を粒状の肥料の流下作用によって円滑に施肥溝へ流
下供給できるのである。
【0026】〔別実施例〕 施薬装置45が装着される施肥装置12としては、
五条植え用のものに限定されるものではなく、又、スラ
イド機構11により昇降操作されないものであってもよ
い。 図9に示すように、左右の肥料貯留ホッパ21,2
2における夫々の区画に流下ホース47挿通用の挿通孔
hを形成して、肥料貯留ホッパ21,22の夫々の区画
内に薬剤貯留ホッパ46を内装できるようにしてもよ
い。この場合、夫々の薬剤貯留ホッパ46は、夫々の肥
料貯留ホッパ21,22の内部を区画する仕切板21
a,22aに連結固定されるようになっている。ちなみ
に、施薬装置45が取り外された場合、挿通孔hはキャ
プ(図示せず)にて閉塞されるようになっている。
【0027】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗植付装置の側面図
【図2】施肥装置の背面図
【図3】肥料繰り出し機構及びロートの構成を示す施肥
装置の要部縦断側面図
【図4】肥料繰り出し機構及びロートの構成を示す施肥
装置の要部縦断背面図
【図5】施薬装置の装着状態を示す施肥装置の上部側面
【図6】施肥装置に対する装着状態を示す施薬装置の背
面図
【図7】薬剤繰り出し機構の構成を示す施肥装置の要部
縦断側面図
【図8】薬剤繰り出し機構の構成を示す施薬装置の要部
縦断背面図
【図9】別実施例での薬剤貯留ホッパの内装状態を示す
肥料貯留ホッパの縦断側面図
【符号の説明】
24 流下経路 25 流下経路 25a 排出口 27 施肥ロールケース 27a 開口 29 肥料繰り出しロール 50 施薬ロールケース 51 薬剤繰り出しロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肥料繰り出しロール(29)を備えた施
    肥ロールケース(27)に、メンテナンス用の開口(2
    7a)を開閉自在に設けてある施肥装置であって、 前記施肥ロールケース(27)への装着時に前記開口
    (27a)に臨む状態となる薬剤繰り出しロール(5
    1)を備えた施薬ロールケース(50)を、前記施肥ロ
    ールケース(27)に対して着脱可能に設けてある施肥
    装置。
  2. 【請求項2】 前記施薬ロールケース(50)の装着状
    態で、前記肥料繰り出しロール(29)から繰り出され
    た肥料と、前記薬剤繰り出しロール(51)から繰り出
    された粉粒状の薬剤とを、共通の流下経路(24),
    (25)で合流させて共通の排出口(25a)から送り
    出すように構成してある請求項1記載の施肥装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103583128B (zh) * 2013-11-11 2016-02-10 黑龙江八一农垦大学 多元肥料联合施肥机
CN110720272A (zh) * 2019-11-14 2020-01-24 安徽春晖生态环境科技有限公司 一种粒状药剂施撒装置

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CN110720272B (zh) * 2019-11-14 2024-06-07 安徽春晖生态环境科技有限公司 一种粒状药剂施撒装置

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