JPH083715B2 - 音響処理装置 - Google Patents

音響処理装置

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JPH083715B2
JPH083715B2 JP62226685A JP22668587A JPH083715B2 JP H083715 B2 JPH083715 B2 JP H083715B2 JP 62226685 A JP62226685 A JP 62226685A JP 22668587 A JP22668587 A JP 22668587A JP H083715 B2 JPH083715 B2 JP H083715B2
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JP
Japan
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color
sound
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optical spectrum
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JP62226685A
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健 足立
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Yamaha Corp
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Priority to US07/854,834 priority patent/US5310962A/en
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、音に変化を与えるための音響処理装置に
関し、特に映像に関連させて音を変化させ、例えば楽器
演奏等の効果および趣味性を高めるための音響処理装置
に関する。
[従来の技術] 従来、映像に対応して楽音を自動的に表現する装置
は、実現していない。
また、電子楽器等においては、従来、DSP(デイジタ
ル・シグナル・プロセッサ)を用いて演奏音のイコライ
ザ、リバーブ、残響等を制御したり、発音源で直接、音
色や音量等をコントロールすることにより演奏音にさま
ざまな効果を与えることが行なわれている。この演奏音
の制御は演奏者のマニュアル操作によって行なわれるた
め、その変化の内容にも自ら限度があった。
[発明が解決しようとする問題点] この発明は、映像に対応した音を表現する新規な思想
の装置を提供することを目的とする。
また、楽音に対して従来よりさらに微妙、多様または
特殊な変化を付与可能な音響処理装置を提供することを
目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、この発明の音響処理装置
は、映像信号または画像信号情報から、各画素を構成す
るR,G,Bの3原色の色信号を分離して各色レベルを検出
するレベル検出手段と、この色レベルを単位時間につい
て原色ごとに累算することにより単位時間当りの映像の
光学スペクトルを検出するスペクトル検出手段と、この
光学スペクトルに応じて音響信号または楽音情報に変化
を与える制御手段とを具備する。
[作用] 上記構成によれば、レベル検出手段およびスペクトル
検出手段により映像(ビデオ)信号の単位時間内の光学
スペクトルを検出し、制御手段でこの光学スペクトルに
対応して音響または楽音に変化を与える。
この発明の1実施態様においては、上記音響の変化と
は音色の変化であり、制御手段は上記単位時間内の光学
スペクトルをオーディオの周波数のスペクトル包絡線に
変換し、これをディジタルフィルタの特性に置き換え、
楽音等の音響入力信号をフィルタリングし、音色をコン
トロールする。
[効果] したがって、この発明によれば、映像の変化に対応し
た音が表現される。例えば、ビデオ入力信号の彩度等の
単位時間内の平均値により音色変化された楽音を発生す
ることができる。
また、この発明の装置を電子楽器等に適用することに
より、マニュアル操作によっては困難または不可能であ
った微妙、多様または特殊な変化を有する演奏音を得る
ことが可能となる。
[実施例] 以下、図面によりこの発明の実施例を説明する。第1
図はこの発明による音響処理装置を適用した電子楽器の
一実施例の構成を示す。同図の装置は、鍵盤1、この鍵
盤で指定された音高に対応した周波数を有し、かつ高次
倍音を含む楽音信号を発生する音源回路2、音色調整回
路としてのデジタルフィルタ3、TVカメラやVTR等のビ
デオ信号源4、彩度検出回路5、光学スペクトル検出回
路6およびフィルタ制御回路7等を具備する。
次に、第1図の装置の作用を説明する。
鍵盤1は、その押下鍵を示すキーデータを発生する。
音源回路2は、キーデータに応じた音高を有し、かつ図
示しない音色選択回路の出力に応じた倍音(高調波)成
分を含む楽音信号を発生する。
一方、彩度検出回路5は、ビデオ信号源4から入力さ
れるビデオ信号からR(赤)、G(緑)およびB(青)
の3原色の色信号を分離し、各色ごとに色レベル、すな
わち彩度を検出する。
光学スペクトル検出回路6は、彩度検出回路5から入
力される各色信号をそれぞれ単位時間ずつ積分してこの
単位時間内の各色信号の積分レベル、すなわち光学スペ
クトルを検出する。単位時間としては、映像の水平同期
信号の1周期、または1画面分の周期(NTSCの場合1/30
秒)等、適宜選択することができる。また、各水平周期
の所望区間のみ複数の水平周期についてビデオ信号を抽
出することにより、1画面の一部を抜き出してその部分
の全体について光学スペクトルを検出することも可能で
ある。
制御回路7は、光学スペクトル検出回路6から入力さ
れる各色信号の積分レベルに応じてデジタルフィルタ3
の特性を制御するための制御データを出力するもので、
第2図に示すように、デジタルフィルタ3の帯域を低域
(20〜200Hz)、中域(200Hz〜2kHz)、高域(2〜20kH
z)の3つの帯域に分割し、赤(R)の積分レベルに応
じて低域の通過特性を、緑(G)の積分レベルに応じて
中域の通過特性を、青(B)の積分レベルに応じて高域
の通過特性を制御する。つまり、制御回路7は、ビデオ
信号の彩度によりデジタルフィルタ3の特性をコントロ
ールすることによって、音源回路2で発生され、デジタ
ルフィルタ3を通過して出力される楽音信号の音色をコ
ントロールする。
ここで、デジタルフィルタ3は、赤色の多い画面では
ローパスフィルタとして働き、緑色の多い画面ではバン
ドパスフィルタとして働き、青色の多い画面ではハイパ
スフィルタとして働く。
この結果、第1図の装置においては、楽音信号(オー
ディオ信号)がビデオ信号の彩度によってコントロール
されることになる。
なお、この発明は、上述の実施例に限定されることな
く適宜変形して実施することができる。例えば、上述の
実施例は、この発明を電子楽器装置に適用した例を示し
ているが、鍵盤1および音源回路2に代えて、レコード
プレーヤやテープレコーダまたはマイクおよびアンプ等
を用いることにより、あらゆる音響信号の音色を変化さ
せることが可能である。また、デジタルフィルタ3に代
えてデジタル・シグナル・プロセッサを用いて楽音信号
等の音響信号にイコライザ、リバーブまたは残響(音場
効果)を付加または変更することも可能である。さらに
デジタルフィルタ3を除去し、音源回路2の各種パラメ
ータを光学スペクトルに応じて直接制御することによ
り、楽音の周波数、音色、音量等をコントロールするこ
とも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係る装置の概略の構成
を示すブロック図、 第2図は、第1図におけるデジタルフィルタの特性図で
ある。 1:鍵盤、2:音源、3:デジタルフイルタ、 4:ビデオ信号源、5:彩度検出回路、 6:光学スペクトル検出回路、 7:制御回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号または画像信号情報から、各画素
    を構成するR,G,Bの3原色の色信号を分離して各色レベ
    ルを検出するレベル検出手段と、この色レベルを単位時
    間について原色ごとに累算することにより単位時間当り
    の映像の光学スペクトルを検出するスペクトル検出手段
    と、この光学スペクトルに応じて音響信号または楽音情
    報に変化を与える制御手段とを具備することを特徴とす
    る音響処理装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記各原色の色レベルに
    対応して音響周波数の低域、中域、高域それぞれの通過
    または減衰率を制御するフィルタを備える特許請求の範
    囲第1項に記載の音響処理装置。
  3. 【請求項3】前記フィルタは、デジタルフィルタである
    特許請求の範囲第2項に記載の音響処理装置。
JP62226685A 1987-09-11 1987-09-11 音響処理装置 Expired - Lifetime JPH083715B2 (ja)

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JP62226685A JPH083715B2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11 音響処理装置
US07/565,894 US5159140A (en) 1987-09-11 1990-08-09 Acoustic control apparatus for controlling musical tones based upon visual images
US07/854,834 US5310962A (en) 1987-09-11 1992-03-20 Acoustic control apparatus for controlling music information in response to a video signal

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JP62226685A JPH083715B2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11 音響処理装置

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JPS6470797A JPS6470797A (en) 1989-03-16
JPH083715B2 true JPH083715B2 (ja) 1996-01-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1020843B1 (en) * 1996-09-13 2008-04-16 Hitachi, Ltd. Automatic musical composition method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2537755A1 (fr) * 1982-12-10 1984-06-15 Aubin Sylvain Dispositif de creation sonore
JPH0670748B2 (ja) * 1985-03-20 1994-09-07 ペイスト.ロジヤ−.エム ビデオデイスプレイ

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