JPH0836989A - 四重極型ms/ms質量分析装置 - Google Patents
四重極型ms/ms質量分析装置Info
- Publication number
- JPH0836989A JPH0836989A JP6194923A JP19492394A JPH0836989A JP H0836989 A JPH0836989 A JP H0836989A JP 6194923 A JP6194923 A JP 6194923A JP 19492394 A JP19492394 A JP 19492394A JP H0836989 A JPH0836989 A JP H0836989A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- quadrupole
- ion
- ions
- electrode
- reflection
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J49/00—Particle spectrometers or separator tubes
- H01J49/004—Combinations of spectrometers, tandem spectrometers, e.g. MS/MS, MSn
- H01J49/0045—Combinations of spectrometers, tandem spectrometers, e.g. MS/MS, MSn characterised by the fragmentation or other specific reaction
- H01J49/005—Combinations of spectrometers, tandem spectrometers, e.g. MS/MS, MSn characterised by the fragmentation or other specific reaction by collision with gas, e.g. by introducing gas or by accelerating ions with an electric field
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
- Electron Tubes For Measurement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造の四重極型MS/MS質量分析装
置を提供する。 【構成】 1組の四重極電極15の一方の端部に、開裂
ガスを収容する反射セル17を設け、その中にイオンを
反射する反射電極18を設ける。入射イオンをチョッピ
ング電極12によりパルス状に断続し、四重極15を通
過させた後、反射セル17内で開裂させ、反射電極18
で反射させて再び四重極15を通過させる。
置を提供する。 【構成】 1組の四重極電極15の一方の端部に、開裂
ガスを収容する反射セル17を設け、その中にイオンを
反射する反射電極18を設ける。入射イオンをチョッピ
ング電極12によりパルス状に断続し、四重極15を通
過させた後、反射セル17内で開裂させ、反射電極18
で反射させて再び四重極15を通過させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、四重極型MS/MS質
量分析装置に関する。
量分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の四重極型MS/MS質量分析装置
は図4に示すように、イオン源41からイオン検出器4
2までの間に3段の四重極43、44、45を直列に配
置したものであった。1段目の四重極43は目的の親イ
オンを選択するフィルタとして作用し、2段目の四重極
44は選択された親イオンをガスにより開裂させる開裂
装置として作用し、3段目の四重極45は開裂により生
成した種々の娘イオンの中から目的とする娘イオンを選
択するフィルタとして作用する。
は図4に示すように、イオン源41からイオン検出器4
2までの間に3段の四重極43、44、45を直列に配
置したものであった。1段目の四重極43は目的の親イ
オンを選択するフィルタとして作用し、2段目の四重極
44は選択された親イオンをガスにより開裂させる開裂
装置として作用し、3段目の四重極45は開裂により生
成した種々の娘イオンの中から目的とする娘イオンを選
択するフィルタとして作用する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の四
重極型MS/MS質量分析装置では3組の四重極が必要
であり、また、上記のように各四重極はそれぞれ独立の
機能を有するため、各四重極を駆動するための駆動回路
もそれぞれ独立に設ける必要があった。このため、装置
が大型となり、製造コストも高いという問題がある。
重極型MS/MS質量分析装置では3組の四重極が必要
であり、また、上記のように各四重極はそれぞれ独立の
機能を有するため、各四重極を駆動するための駆動回路
もそれぞれ独立に設ける必要があった。このため、装置
が大型となり、製造コストも高いという問題がある。
【0004】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、より簡
単な構造の四重極型MS/MS質量分析装置を提供する
ことにある。
成されたものであり、その目的とするところは、より簡
単な構造の四重極型MS/MS質量分析装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る四重極型MS/MS質量分析装
置は、 a)入射イオンをパルス状に断続するチョッピング電極
と、 b)チョッピング電極を通過したイオンの飛行軸に配置さ
れた四重極電極と、 c)イオンの飛行方向に関して四重極電極の下流側に設け
られたイオンレンズと、 d)イオンレンズの更に下流側に設けられた反射セルと、 e)反射セルの内部に設けられたイオン反射手段と、 f)反射セルに開裂ガスを供給する開裂ガス供給手段と、 g)イオンの飛行方向に関して四重極電極の上流側に設け
られたデフレクタと、 h)デフレクタにより偏向されたイオンを検出するイオン
検出手段と、 を備えることを特徴とするものである。
に成された本発明に係る四重極型MS/MS質量分析装
置は、 a)入射イオンをパルス状に断続するチョッピング電極
と、 b)チョッピング電極を通過したイオンの飛行軸に配置さ
れた四重極電極と、 c)イオンの飛行方向に関して四重極電極の下流側に設け
られたイオンレンズと、 d)イオンレンズの更に下流側に設けられた反射セルと、 e)反射セルの内部に設けられたイオン反射手段と、 f)反射セルに開裂ガスを供給する開裂ガス供給手段と、 g)イオンの飛行方向に関して四重極電極の上流側に設け
られたデフレクタと、 h)デフレクタにより偏向されたイオンを検出するイオン
検出手段と、 を備えることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】チョッピング電極は、本質量分析装置に入射し
てくるイオンを遮断し、所定時間毎に短時間のみ、イオ
ン集団をパルス状に通過させる。四重極電極(以下、単
に四重極と呼ぶ)はパルス状のイオン集団のうち、所定
の質量(実際には質量mを電荷zで除した値m/z)の
イオンのみを通過させる。四重極を通過したイオンはイ
オンレンズを通過して反射セルに入る。反射セルに入っ
たイオン(これを親イオンと呼ぶ)は、開裂ガス供給手
段から供給される開裂ガスと衝突することにより開裂
し、娘イオンを生成する。開裂により生成した娘イオン
はイオン反射手段により反射され、反射セルから放出さ
れる。反射セルから放出された娘イオンはイオンレンズ
により再び四重極に投入され、所定の質量の娘イオンの
みが四重極を通過する。四重極を通過したイオンはデフ
レクタにより偏向され、イオン検出手段により検出され
る。
てくるイオンを遮断し、所定時間毎に短時間のみ、イオ
ン集団をパルス状に通過させる。四重極電極(以下、単
に四重極と呼ぶ)はパルス状のイオン集団のうち、所定
の質量(実際には質量mを電荷zで除した値m/z)の
イオンのみを通過させる。四重極を通過したイオンはイ
オンレンズを通過して反射セルに入る。反射セルに入っ
たイオン(これを親イオンと呼ぶ)は、開裂ガス供給手
段から供給される開裂ガスと衝突することにより開裂
し、娘イオンを生成する。開裂により生成した娘イオン
はイオン反射手段により反射され、反射セルから放出さ
れる。反射セルから放出された娘イオンはイオンレンズ
により再び四重極に投入され、所定の質量の娘イオンの
みが四重極を通過する。四重極を通過したイオンはデフ
レクタにより偏向され、イオン検出手段により検出され
る。
【0007】なお、反射セルに開裂ガスを供給しないこ
とにより、イオンを開裂させないモード(ノーマルモー
ド)での分析も同様に行なうことができる。
とにより、イオンを開裂させないモード(ノーマルモー
ド)での分析も同様に行なうことができる。
【0008】
【実施例】本発明を実施した四重極型MS/MS質量分
析装置の一例を図3に示す。この質量分析装置は、本体
部19、本体部19の一方の端に設けられたイオン源1
1、本体部19の他方の端に設けられた反射セル17、
及びそれらを統合的に制御し、検出された信号を処理す
る制御部30から構成される。本体部19の中には、イ
オン源11の方から順に、チョッピング電極12、第1
イオンレンズ13、デフレクタ14、四重極15、第2
イオンレンズ16及び第3イオンレンズ23が設けられ
ている。上記のうち、デフレクタ14を除く各要素はイ
オン源11のイオン出口11aと反射セル17のイオン
入口17aとを結ぶ直線(以下、これを中心線と呼ぶ)
25を中心に配置されており、中心線25を挟んでデフ
レクタ14に対向する位置にはイオン検出器20が設け
られている。本体部19の内部を高真空に保持するた
め、本体部19を拡散ポンプ(DP)で排気するほか、
イオン源11と本体部19との間及び本体部19と反射
セル17との間には差動排気室を設ける(図示せず)。
反射セル17には、イオン入口17aに対向する面に反
射電極18が設けられている。また、反射セル17は電
磁弁21を介して開裂ガス源22と接続されている。
析装置の一例を図3に示す。この質量分析装置は、本体
部19、本体部19の一方の端に設けられたイオン源1
1、本体部19の他方の端に設けられた反射セル17、
及びそれらを統合的に制御し、検出された信号を処理す
る制御部30から構成される。本体部19の中には、イ
オン源11の方から順に、チョッピング電極12、第1
イオンレンズ13、デフレクタ14、四重極15、第2
イオンレンズ16及び第3イオンレンズ23が設けられ
ている。上記のうち、デフレクタ14を除く各要素はイ
オン源11のイオン出口11aと反射セル17のイオン
入口17aとを結ぶ直線(以下、これを中心線と呼ぶ)
25を中心に配置されており、中心線25を挟んでデフ
レクタ14に対向する位置にはイオン検出器20が設け
られている。本体部19の内部を高真空に保持するた
め、本体部19を拡散ポンプ(DP)で排気するほか、
イオン源11と本体部19との間及び本体部19と反射
セル17との間には差動排気室を設ける(図示せず)。
反射セル17には、イオン入口17aに対向する面に反
射電極18が設けられている。また、反射セル17は電
磁弁21を介して開裂ガス源22と接続されている。
【0009】制御部30には、チョッピング電極12、
第1イオンレンズ13、デフレクタ14、四重極15、
第2イオンレンズ16、第3イオンレンズ23、反射電
極18のそれぞれに適当な駆動電圧を付与するドライバ
31、32、34、35、36、37、38が備えられ
ており、これらはCPU39によって制御される。ま
た、イオン検出器20の検出信号は、信号処理回路33
により処理された後、CPU39に与えられ、そこで質
量分析が行なわれる。
第1イオンレンズ13、デフレクタ14、四重極15、
第2イオンレンズ16、第3イオンレンズ23、反射電
極18のそれぞれに適当な駆動電圧を付与するドライバ
31、32、34、35、36、37、38が備えられ
ており、これらはCPU39によって制御される。ま
た、イオン検出器20の検出信号は、信号処理回路33
により処理された後、CPU39に与えられ、そこで質
量分析が行なわれる。
【0010】本実施例のMS/MS質量分析装置により
質量分析を行なう際の各部の動作を図1のタイミングチ
ャートにより説明する。まず、イオン源11において分
析目的試料をイオン化し、本体部19に導入する。本体
部19に導入された試料は図1最上段に示すように、通
常はチョッピング電極(チョッパ)12により遮断さ
れ、所定時間間隔で短時間毎に通過が許される。チョッ
ピング電極12により通過を許されたパルス状のイオン
は、第1イオンレンズ(レンズ1)13により集束さ
れ、四重極15の中心軸に送り込まれる。図1の第2段
目に示すように、このときドライバ32から第1イオン
レンズ13へは、イオン源11からのイオンを集束する
ような駆動電圧が印加される。四重極15に投入された
パルス状のイオンには種々の質量(m/z)のものが含
まれているが、イオンが往路で四重極15を通過する時
間範囲(往路期間)においては、ドライバ34から四重
極15に対しては、所定の質量Mp1のイオンのみを通過
させるようなAC/DC電圧が印加される。
質量分析を行なう際の各部の動作を図1のタイミングチ
ャートにより説明する。まず、イオン源11において分
析目的試料をイオン化し、本体部19に導入する。本体
部19に導入された試料は図1最上段に示すように、通
常はチョッピング電極(チョッパ)12により遮断さ
れ、所定時間間隔で短時間毎に通過が許される。チョッ
ピング電極12により通過を許されたパルス状のイオン
は、第1イオンレンズ(レンズ1)13により集束さ
れ、四重極15の中心軸に送り込まれる。図1の第2段
目に示すように、このときドライバ32から第1イオン
レンズ13へは、イオン源11からのイオンを集束する
ような駆動電圧が印加される。四重極15に投入された
パルス状のイオンには種々の質量(m/z)のものが含
まれているが、イオンが往路で四重極15を通過する時
間範囲(往路期間)においては、ドライバ34から四重
極15に対しては、所定の質量Mp1のイオンのみを通過
させるようなAC/DC電圧が印加される。
【0011】これにより、質量Mp1のイオンのみが四重
極15を通過し、第2イオンレンズ(レンズ2)16に
より反射セル17に送り込まれる。第3イオンレンズ2
3は、イオンが反射セル17に入る時には特に作用をし
なくても構わない。CPU39は予め電磁弁21を制御
することにより開裂ガス源22の開裂ガスを反射セル1
7に導入しておく。また、反射セル17は、開裂のエネ
ルギを与えるためにグラウンドから切り離し、電圧を
(プラスイオンの場合はマイナスに)印加しておく。四
重極15を通過したイオン(親イオン)は反射セル17
内において開裂ガスと衝突して開裂し、1個の親イオン
から2個以上の娘イオンが生成される。開裂により生成
した娘イオンは、反射電極18により反射されると共に
第3イオンレンズ23の引き出し電圧により吸引され、
反射セル17から引き出される。反射セル17を出た娘
イオンは再び四重極15に入るが、この時点では、四重
極15には、別の所定質量Md1のイオンのみを通過させ
るような駆動電圧が印加されている。これにより、質量
Md1の娘イオンのみが四重極15を通過するが、この時
(復路時期)には、デフレクタ14に対してドライバ3
4から電圧が印加され、四重極15を通過した質量Md1
の娘イオンはデフレクタ14により偏向され、イオン検
出器20に導かれる。なお、デフレクタ14は、イオン
が第1イオンレンズ13から四重極15に入る時期(往
路時期)には電圧が印加されない。またイオン検出器2
0も、この前後の所定時間範囲のみアクティブとされて
おり、その他の時期に入るイオンは検出しないようにさ
れている。
極15を通過し、第2イオンレンズ(レンズ2)16に
より反射セル17に送り込まれる。第3イオンレンズ2
3は、イオンが反射セル17に入る時には特に作用をし
なくても構わない。CPU39は予め電磁弁21を制御
することにより開裂ガス源22の開裂ガスを反射セル1
7に導入しておく。また、反射セル17は、開裂のエネ
ルギを与えるためにグラウンドから切り離し、電圧を
(プラスイオンの場合はマイナスに)印加しておく。四
重極15を通過したイオン(親イオン)は反射セル17
内において開裂ガスと衝突して開裂し、1個の親イオン
から2個以上の娘イオンが生成される。開裂により生成
した娘イオンは、反射電極18により反射されると共に
第3イオンレンズ23の引き出し電圧により吸引され、
反射セル17から引き出される。反射セル17を出た娘
イオンは再び四重極15に入るが、この時点では、四重
極15には、別の所定質量Md1のイオンのみを通過させ
るような駆動電圧が印加されている。これにより、質量
Md1の娘イオンのみが四重極15を通過するが、この時
(復路時期)には、デフレクタ14に対してドライバ3
4から電圧が印加され、四重極15を通過した質量Md1
の娘イオンはデフレクタ14により偏向され、イオン検
出器20に導かれる。なお、デフレクタ14は、イオン
が第1イオンレンズ13から四重極15に入る時期(往
路時期)には電圧が印加されない。またイオン検出器2
0も、この前後の所定時間範囲のみアクティブとされて
おり、その他の時期に入るイオンは検出しないようにさ
れている。
【0012】これにより、質量Mp1の親イオンから生成
した質量Md1の娘イオンの強度が測定される。次にイオ
ンパルスが通過を許されるサイクルでは、往路で四重極
15を通過する親イオンの質量は同じくMp1に保持さ
れ、復路で四重極15を通過する娘イオンはMd2に変化
される。このようにして娘イオンの質量を走査させ、そ
の後親イオンの質量を走査させて(これらの順序はもち
ろん逆でもよいし、任意の順序としてもよい)スペクト
ルを取ることにより、試料の分析を行なうことができ
る。
した質量Md1の娘イオンの強度が測定される。次にイオ
ンパルスが通過を許されるサイクルでは、往路で四重極
15を通過する親イオンの質量は同じくMp1に保持さ
れ、復路で四重極15を通過する娘イオンはMd2に変化
される。このようにして娘イオンの質量を走査させ、そ
の後親イオンの質量を走査させて(これらの順序はもち
ろん逆でもよいし、任意の順序としてもよい)スペクト
ルを取ることにより、試料の分析を行なうことができ
る。
【0013】以上は、親イオンを開裂させる開裂モード
での使用法を示したが、反射セル17に開裂ガスを供給
せず、単に反射のみをさせるとともに、図2に示すよう
に、四重極15において往復とも同じ質量のイオンを通
過させるように駆動電圧AC/DCを制御することによ
り、ノーマルモードによる質量分析も行なうことができ
る。この場合、反射セル17からは開裂後の娘イオンで
はなく、エネルギの高い親イオンを引き出すことから、
第3イオンレンズ23の引き出し電圧は低い値となる。
その他の要素の動作は上記と同じである。
での使用法を示したが、反射セル17に開裂ガスを供給
せず、単に反射のみをさせるとともに、図2に示すよう
に、四重極15において往復とも同じ質量のイオンを通
過させるように駆動電圧AC/DCを制御することによ
り、ノーマルモードによる質量分析も行なうことができ
る。この場合、反射セル17からは開裂後の娘イオンで
はなく、エネルギの高い親イオンを引き出すことから、
第3イオンレンズ23の引き出し電圧は低い値となる。
その他の要素の動作は上記と同じである。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る四重極型MS/MS質量分
析装置では四重極電極を1組しか使用しないため駆動回
路も1個で済む。従って、3組の四重極電極及び駆動回
路を必要とする従来の装置と比較すると、装置全体を大
幅に小型化することが可能となり、コストも大きく引き
下げることができる。
析装置では四重極電極を1組しか使用しないため駆動回
路も1個で済む。従って、3組の四重極電極及び駆動回
路を必要とする従来の装置と比較すると、装置全体を大
幅に小型化することが可能となり、コストも大きく引き
下げることができる。
【図1】 本発明の一実施例である四重極型MS/MS
質量分析装置の開裂モードにおける各部の動作のタイミ
ングチャート。
質量分析装置の開裂モードにおける各部の動作のタイミ
ングチャート。
【図2】 実施例の四重極型MS/MS質量分析装置の
ノーマルモードにおける各部の動作のタイミングチャー
ト。
ノーマルモードにおける各部の動作のタイミングチャー
ト。
【図3】 実施例の四重極型MS/MS質量分析装置の
概略構成図。
概略構成図。
【図4】 従来の四重極型MS/MS質量分析装置の概
略構成図。
略構成図。
11…イオン源 11a…イオン出口 19…本体部 12…チョッピング電極 13…第1イオンレンズ 14…デフレクタ 15…四重極 16…第2イオンレンズ 20…イオン検出器 17…反射セル 17a…イオン入口 18…反射電極 21…電磁弁 22…開裂ガス源 25…中心線 30…制御部 31、32、34、35、36、37、38…ドライバ 33…信号処理回路 39…CPU
Claims (1)
- 【請求項1】 a)入射イオンをパルス状に断続するチョ
ッピング電極と、 b)チョッピング電極を通過したイオンの飛行軸に配置さ
れた四重極電極と、 c)イオンの飛行方向に関して四重極電極の下流側に設け
られたイオンレンズと、 d)イオンレンズの更に下流側に設けられた反射セルと、 e)反射セルの内部に設けられたイオン反射手段と、 f)反射セルに開裂ガスを供給する開裂ガス供給手段と、 g)イオンの飛行方向に関して四重極電極の上流側に設け
られたデフレクタと、 h)デフレクタにより偏向されたイオンを検出するイオン
検出手段と、 を備えることを特徴とする四重極型MS/MS質量分析
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6194923A JPH0836989A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 四重極型ms/ms質量分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6194923A JPH0836989A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 四重極型ms/ms質量分析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0836989A true JPH0836989A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=16332599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6194923A Pending JPH0836989A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 四重極型ms/ms質量分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0836989A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6545270B2 (en) | 1996-06-10 | 2003-04-08 | Micromass Limited | Plasma mass spectrometer |
JP2006294428A (ja) * | 2005-04-12 | 2006-10-26 | Jeol Ltd | 飛行時間型質量分析装置 |
JP2007188882A (ja) * | 2006-01-10 | 2007-07-26 | Varian Inc | 線形イオン処理装置の軸に沿ったイオン運動エネルギーの増加 |
-
1994
- 1994-07-26 JP JP6194923A patent/JPH0836989A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6545270B2 (en) | 1996-06-10 | 2003-04-08 | Micromass Limited | Plasma mass spectrometer |
US6707032B2 (en) | 1996-06-10 | 2004-03-16 | Micromass Limited | Plasma mass spectrometer |
JP2006294428A (ja) * | 2005-04-12 | 2006-10-26 | Jeol Ltd | 飛行時間型質量分析装置 |
JP4628163B2 (ja) * | 2005-04-12 | 2011-02-09 | 日本電子株式会社 | 飛行時間型質量分析装置 |
JP2007188882A (ja) * | 2006-01-10 | 2007-07-26 | Varian Inc | 線形イオン処理装置の軸に沿ったイオン運動エネルギーの増加 |
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