JPH083685Y2 - 2部材の連結具 - Google Patents
2部材の連結具Info
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- JPH083685Y2 JPH083685Y2 JP8350792U JP8350792U JPH083685Y2 JP H083685 Y2 JPH083685 Y2 JP H083685Y2 JP 8350792 U JP8350792 U JP 8350792U JP 8350792 U JP8350792 U JP 8350792U JP H083685 Y2 JPH083685 Y2 JP H083685Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、重ねた2部材を挟持し
て連結する2部材の連結具に関し、例えば、織機の綜絖
枠と綜絖枠を牽引する牽引部材とを連結させたり、ある
いは、その牽引部材とジャッキレバーとを連結する際等
に使用する連結具に関する。
て連結する2部材の連結具に関し、例えば、織機の綜絖
枠と綜絖枠を牽引する牽引部材とを連結させたり、ある
いは、その牽引部材とジャッキレバーとを連結する際等
に使用する連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、綜絖枠と綜絖枠を牽引す
る牽引部材とを連結する場合には、実開平3−6477
号公報に記載されているように、枠体、当板、及び、ボ
ルトからなる連結具を使用していた。
る牽引部材とを連結する場合には、実開平3−6477
号公報に記載されているように、枠体、当板、及び、ボ
ルトからなる連結具を使用していた。
【0003】この連結具では、枠体が、底壁と底壁の両
側から延びる2つの側壁とを備えた断面略U字形とし
て、一方の側壁の先端部位が他方の側壁側に延びてねじ
孔を有するねじ座を備えて構成されていた。
側から延びる2つの側壁とを備えた断面略U字形とし
て、一方の側壁の先端部位が他方の側壁側に延びてねじ
孔を有するねじ座を備えて構成されていた。
【0004】そして、この連結具では、枠体内の底壁上
に、牽引部材としてのロープ端部に接合されるロッド
と、綜絖枠から突出するステーと、を重ねて、ステーに
当板を当て、枠体の外方からねじ座のねじ孔にボルトを
螺合させて、ボルトで当板を押し、当板と枠体の底壁と
の間でロッドとステーとを挟持して、両者を連結してい
た。
に、牽引部材としてのロープ端部に接合されるロッド
と、綜絖枠から突出するステーと、を重ねて、ステーに
当板を当て、枠体の外方からねじ座のねじ孔にボルトを
螺合させて、ボルトで当板を押し、当板と枠体の底壁と
の間でロッドとステーとを挟持して、両者を連結してい
た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の連結具
では、ボルトを締め付ける作業が必要となって、連結作
業に手間取り、また、作業者によって、ボルトの締付力
に差がつき、連結強度が一定しない場合が生じ易い。
では、ボルトを締め付ける作業が必要となって、連結作
業に手間取り、また、作業者によって、ボルトの締付力
に差がつき、連結強度が一定しない場合が生じ易い。
【0006】本考案は、上述の課題を解決するものであ
り、連結作業を簡便に行なえるとともに、連結強度を容
易に一定に確保することができる2部材の連結具を提供
することを目的とする。
り、連結作業を簡便に行なえるとともに、連結強度を容
易に一定に確保することができる2部材の連結具を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係る1番目の連
結具は、2部材を重ねて連結する2部材の連結具であっ
て、底壁と、該底壁の両側から延びる2つの側壁と、か
ら構成される断面U字形として、前記底壁上に前記2部
材を重ねる枠体と、前記側壁における前記枠体の開放端
側に軸支され、回転操作するためのレバー部を有すると
ともに、回転操作時に前記底壁側に突出可能とする凸部
を有したカムと、前記カムと前記底壁との間で、前記底
壁側に配設されて、重ねた前記2部材の内の前記枠体の
開放端側の部材に当接可能とする当板と、前記カムと前
記当板との間に配設される弾性圧縮部材と、を備えて構
成されることを特徴とする。
結具は、2部材を重ねて連結する2部材の連結具であっ
て、底壁と、該底壁の両側から延びる2つの側壁と、か
ら構成される断面U字形として、前記底壁上に前記2部
材を重ねる枠体と、前記側壁における前記枠体の開放端
側に軸支され、回転操作するためのレバー部を有すると
ともに、回転操作時に前記底壁側に突出可能とする凸部
を有したカムと、前記カムと前記底壁との間で、前記底
壁側に配設されて、重ねた前記2部材の内の前記枠体の
開放端側の部材に当接可能とする当板と、前記カムと前
記当板との間に配設される弾性圧縮部材と、を備えて構
成されることを特徴とする。
【0008】本考案に係る2番目の連結具は、2部材を
重ねて連結する2部材の連結具であって、底壁と、該底
壁の両側から延びる2つの側壁と、から構成される断面
U字形として、前記底壁上に前記2部材を重ねる枠体
と、前記側壁における前記枠体の開放端側に軸支され、
回転操作するためのレバー部を有する第1リンクと、該
第1リンクの先端に元部側を軸支されるとともに先端側
を前記側壁に対して前記底壁側へ摺動可能に保持される
第2リンクと、からなるトグルジョイント機構と、前記
第2リンク先端側と前記底壁との間で、前記底壁側に配
設されて、重ねた前記2部材の内の前記枠体の開放端側
の部材に当接可能とする当板と、前記第2リンク先端側
と前記当板との間に配設される弾性圧縮部材と、を備え
て構成されることを特徴とする。
重ねて連結する2部材の連結具であって、底壁と、該底
壁の両側から延びる2つの側壁と、から構成される断面
U字形として、前記底壁上に前記2部材を重ねる枠体
と、前記側壁における前記枠体の開放端側に軸支され、
回転操作するためのレバー部を有する第1リンクと、該
第1リンクの先端に元部側を軸支されるとともに先端側
を前記側壁に対して前記底壁側へ摺動可能に保持される
第2リンクと、からなるトグルジョイント機構と、前記
第2リンク先端側と前記底壁との間で、前記底壁側に配
設されて、重ねた前記2部材の内の前記枠体の開放端側
の部材に当接可能とする当板と、前記第2リンク先端側
と前記当板との間に配設される弾性圧縮部材と、を備え
て構成されることを特徴とする。
【0009】
【考案の作用・効果】本考案に係る1番目の連結具で
は、枠体の底壁と当板との間に2つの部材を重ね、レバ
ー部を把持してカムを回転させれば、カムの凸部が、弾
性圧縮部材と当板とを介し、重ねた2部材の内の枠体の
開放端側の部材を他方の部材に押す態様となって、当板
と枠体の底壁とで2つの部材を挟持して連結することと
なる。なお、この時、弾性圧縮部材は、圧縮されて、2
つの部材の挟持状態の緩み防止を果すこととなる。
は、枠体の底壁と当板との間に2つの部材を重ね、レバ
ー部を把持してカムを回転させれば、カムの凸部が、弾
性圧縮部材と当板とを介し、重ねた2部材の内の枠体の
開放端側の部材を他方の部材に押す態様となって、当板
と枠体の底壁とで2つの部材を挟持して連結することと
なる。なお、この時、弾性圧縮部材は、圧縮されて、2
つの部材の挟持状態の緩み防止を果すこととなる。
【0010】同様に、本考案に係る2番目の連結具で
は、枠体の底壁と当板との間に2つの部材を重ね、レバ
ー部を把持して第1リンクを、第2リンクとともに直線
上に配置させるように、回転させれば、第2リンクの先
端側が、底壁側に接近するように側壁を摺動して、弾性
圧縮部材と当板とを介し、重ねた2部材の内の枠体の開
放端側の部材を他方の部材に押す態様となって、当板と
枠体の底壁とで2つの部材を挟持して連結することとな
る。なお、この時、弾性圧縮部材は、上述と同様に、圧
縮されて、2つの部材の挟持状態の緩み防止を果すこと
となる。
は、枠体の底壁と当板との間に2つの部材を重ね、レバ
ー部を把持して第1リンクを、第2リンクとともに直線
上に配置させるように、回転させれば、第2リンクの先
端側が、底壁側に接近するように側壁を摺動して、弾性
圧縮部材と当板とを介し、重ねた2部材の内の枠体の開
放端側の部材を他方の部材に押す態様となって、当板と
枠体の底壁とで2つの部材を挟持して連結することとな
る。なお、この時、弾性圧縮部材は、上述と同様に、圧
縮されて、2つの部材の挟持状態の緩み防止を果すこと
となる。
【0011】したがって、本考案に係る1・2番目の連
結具では、共に、カムや第1リンクのレバー部を把持し
て、カムや第1リンクを回転させれば、重ねた2部材を
連結することができ、連結作業を簡便に行なうことがで
きる。
結具では、共に、カムや第1リンクのレバー部を把持し
て、カムや第1リンクを回転させれば、重ねた2部材を
連結することができ、連結作業を簡便に行なうことがで
きる。
【0012】また、本考案に係る1・2番目の連結具で
は、連結時のレバー部の位置を所定位置に配置させるだ
けで、カムの凸部の押圧力や第2リンクの押圧力を一定
にできることから、2部材の連結強度を容易に一定に確
保することができる。
は、連結時のレバー部の位置を所定位置に配置させるだ
けで、カムの凸部の押圧力や第2リンクの押圧力を一定
にできることから、2部材の連結強度を容易に一定に確
保することができる。
【0013】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0014】第1実施例の連結具1は、図1〜4に示す
ように、枠体2、カム4、当板5、及び、弾性圧縮部材
としての板ばね6、を備えて構成され、綜絖枠10のス
テー11と牽引部材としてのロッド12とを連結するも
のである。
ように、枠体2、カム4、当板5、及び、弾性圧縮部材
としての板ばね6、を備えて構成され、綜絖枠10のス
テー11と牽引部材としてのロッド12とを連結するも
のである。
【0015】枠体2は、板金製として、底壁2aと、底
壁2aの両側から延びる2つの側壁2b・2cと、から
構成される断面U字形としており、底壁2aの幅寸法b
が、ステー11やロッド12の幅寸法Bと略等しくして
いる。
壁2aの両側から延びる2つの側壁2b・2cと、から
構成される断面U字形としており、底壁2aの幅寸法b
が、ステー11やロッド12の幅寸法Bと略等しくして
いる。
【0016】カム4は、金属製として、枠体2の開放端
2d側における側壁2b・2c間に固着された軸3に軸
支され、回転操作するためのレバー部4aを有するとと
もに、回転操作時に底壁2a側に突出可能とする凸部4
bを有している。
2d側における側壁2b・2c間に固着された軸3に軸
支され、回転操作するためのレバー部4aを有するとと
もに、回転操作時に底壁2a側に突出可能とする凸部4
bを有している。
【0017】当板5は、板金製として、枠体2の側壁2
b・2c間に中間部5aを配設させており、中間部5a
の両端で屈曲して枠体2の側壁2b・2c間を覆う舌片
部5b・5cを備えている。
b・2c間に中間部5aを配設させており、中間部5a
の両端で屈曲して枠体2の側壁2b・2c間を覆う舌片
部5b・5cを備えている。
【0018】板ばね6は、金属板ばね製として、枠体2
の側壁2b・2c間に挿入可能な幅寸法として、当板5
の舌片部5b・5c間に湾曲して配設されている。
の側壁2b・2c間に挿入可能な幅寸法として、当板5
の舌片部5b・5c間に湾曲して配設されている。
【0019】この連結具1の使用態様について説明する
と、枠体2の底壁2aと当板5の中間部5aとの間にス
テー11とロッド12とを重ね、レバー部4aを把持し
てカム4を回転させれば、カム4の凸部4bが、板ばね
6と当板5とを介し、ステー11をロッド12に押す態
様となって、当板5と枠体2の底壁2aとでステー11
とロッド12とを挟持して連結することとなる。
と、枠体2の底壁2aと当板5の中間部5aとの間にス
テー11とロッド12とを重ね、レバー部4aを把持し
てカム4を回転させれば、カム4の凸部4bが、板ばね
6と当板5とを介し、ステー11をロッド12に押す態
様となって、当板5と枠体2の底壁2aとでステー11
とロッド12とを挟持して連結することとなる。
【0020】なお、この時、板ばね6は、圧縮されて、
ステー11とロッド12との挟持状態の緩み防止を果す
こととなる。
ステー11とロッド12との挟持状態の緩み防止を果す
こととなる。
【0021】また、板ばね6と当接しているカム4の凸
部4bの最も突出している頂部4cを、当板5の中間部
5aと直交してカム4の回転中心Oを通る基準線Xと一
致させるか、あるいは、その基準線Xより、連結時のカ
ム4の回転方向へ越えた位置に配置させることが、連結
状態の解除防止に都合が良い。
部4bの最も突出している頂部4cを、当板5の中間部
5aと直交してカム4の回転中心Oを通る基準線Xと一
致させるか、あるいは、その基準線Xより、連結時のカ
ム4の回転方向へ越えた位置に配置させることが、連結
状態の解除防止に都合が良い。
【0022】したがって、この連結具1では、カム4の
レバー部4aを把持して、カム4を回転させれば、重ね
たステー11とロッド12とを連結することができ、連
結作業を簡便に行なうことができる。
レバー部4aを把持して、カム4を回転させれば、重ね
たステー11とロッド12とを連結することができ、連
結作業を簡便に行なうことができる。
【0023】また、この連結具1では、連結時のレバー
部4aの位置を、凸部4bの頂部4cを基準線Xと一致
させるか、あるいは、基準線Xを越える位置に配置させ
るように、所定位置に配置させるだけで、カム4の凸部
4bのステー11やロッド12に対する押圧力を一定に
できることから、ステー11とロッド12との連結強度
を容易に一定に確保することができることとなる。
部4aの位置を、凸部4bの頂部4cを基準線Xと一致
させるか、あるいは、基準線Xを越える位置に配置させ
るように、所定位置に配置させるだけで、カム4の凸部
4bのステー11やロッド12に対する押圧力を一定に
できることから、ステー11とロッド12との連結強度
を容易に一定に確保することができることとなる。
【0024】なお、この第1実施例の連結具1では、四
角柱状のステー11とロッド12とを連結する場合を例
に採って説明したが、図5に示すように、少なくとも、
一方の部材が、円柱状となっている部材13であっても
良い。
角柱状のステー11とロッド12とを連結する場合を例
に採って説明したが、図5に示すように、少なくとも、
一方の部材が、円柱状となっている部材13であっても
良い。
【0025】また、第1実施例の連結具1では、綜絖枠
10(ステー11)とその牽引部材(ロッド)12との
連結に使用する場合を例に採って説明したが、図6・7
に示すように、例えば、積極カム機や積極ドビー機M0
における綜絖枠10とカム機本体やドビー機本体M1と
の伝動部材14・15の連結等に利用しても良い。
10(ステー11)とその牽引部材(ロッド)12との
連結に使用する場合を例に採って説明したが、図6・7
に示すように、例えば、積極カム機や積極ドビー機M0
における綜絖枠10とカム機本体やドビー機本体M1と
の伝動部材14・15の連結等に利用しても良い。
【0026】第2実施例の連結具21は、図8・9に示
すように、第1実施例と同様に、綜絖枠10のステー1
1と牽引部材としてのロッド12とを連結するものであ
り、枠体22、トグルジョイント機構23、当板30、
及び、弾性圧縮部材31、を備えて構成されている。
すように、第1実施例と同様に、綜絖枠10のステー1
1と牽引部材としてのロッド12とを連結するものであ
り、枠体22、トグルジョイント機構23、当板30、
及び、弾性圧縮部材31、を備えて構成されている。
【0027】枠体22は、板金製として、底壁22a
と、底壁22aの両側から延びる2つの側壁22b・2
2cと、から構成される断面U字形としており、底壁2
2aの幅寸法が、ステー11やロッド12の幅寸法と略
等しくしている。そして、側壁22b・22c相互に
は、後述するトグルジョイント機構23の軸28を底壁
側22aへ摺動可能に案内する摺動孔22dが形成され
ている。また、側壁22b・22c間には、後述するト
グルジョイント機構23の第1・2リンク25・27の
死点若しくは死点を越える位置に、ストッパ22eが固
着されている。
と、底壁22aの両側から延びる2つの側壁22b・2
2cと、から構成される断面U字形としており、底壁2
2aの幅寸法が、ステー11やロッド12の幅寸法と略
等しくしている。そして、側壁22b・22c相互に
は、後述するトグルジョイント機構23の軸28を底壁
側22aへ摺動可能に案内する摺動孔22dが形成され
ている。また、側壁22b・22c間には、後述するト
グルジョイント機構23の第1・2リンク25・27の
死点若しくは死点を越える位置に、ストッパ22eが固
着されている。
【0028】トグルジョイント機構23は、枠体22の
開放端側22fにおける側壁22b・22c間に固着さ
れる軸24に軸支され、回転操作するためのレバー部2
5aを有する第1リンク25と、第1リンク25の先端
に配設された軸26によって元部側を軸支される第2リ
ンク27と、を備えて構成されている。第2リンク27
の先端側には、側壁22b・22cの摺動孔22dに挿
入される軸28が配設され、軸28には、板ばね31に
当接する回動自在なローラ29が配設されている。
開放端側22fにおける側壁22b・22c間に固着さ
れる軸24に軸支され、回転操作するためのレバー部2
5aを有する第1リンク25と、第1リンク25の先端
に配設された軸26によって元部側を軸支される第2リ
ンク27と、を備えて構成されている。第2リンク27
の先端側には、側壁22b・22cの摺動孔22dに挿
入される軸28が配設され、軸28には、板ばね31に
当接する回動自在なローラ29が配設されている。
【0029】当板30は、第1実施例の当板5と同様
に、板金製とし、枠体22の側壁22b・22c間に中
間部30aを配設させており、中間部30aの両端で屈
曲して枠体22の側壁22b・22c間を覆う舌片部3
0b・30cを備えている。
に、板金製とし、枠体22の側壁22b・22c間に中
間部30aを配設させており、中間部30aの両端で屈
曲して枠体22の側壁22b・22c間を覆う舌片部3
0b・30cを備えている。
【0030】板ばね31も、第1実施例の板ばね6と同
様に、金属板ばね製とし、枠体22の側壁22b・22
c間に挿入可能な幅寸法として、当板30の舌片部30
b・30c間に湾曲して配設されている。
様に、金属板ばね製とし、枠体22の側壁22b・22
c間に挿入可能な幅寸法として、当板30の舌片部30
b・30c間に湾曲して配設されている。
【0031】この第2実施例の連結具21の使用態様に
ついて説明すると、枠体22の底壁22aと当板30の
中間部30aとの間にステー11とロッド12とを重
ね、レバー部25aを把持して第1リンク25を、第2
リンク27とともに直線上に配置させて、第1・2リン
ク25・26が死点若しくは死点を僅かに越えた位置の
ストッパ22eに当接するように、回転させれば、第2
リンク27の先端のローラ29が、底壁22a側に接近
するように軸28を側壁22b・22cの摺動孔22d
に摺動させて、板ばね31と当板30とを介し、ステー
11をロッド12に押す態様となって、当板30と枠体
22の底壁22aとでステー11とロッド12とを挟持
して連結することとなる。
ついて説明すると、枠体22の底壁22aと当板30の
中間部30aとの間にステー11とロッド12とを重
ね、レバー部25aを把持して第1リンク25を、第2
リンク27とともに直線上に配置させて、第1・2リン
ク25・26が死点若しくは死点を僅かに越えた位置の
ストッパ22eに当接するように、回転させれば、第2
リンク27の先端のローラ29が、底壁22a側に接近
するように軸28を側壁22b・22cの摺動孔22d
に摺動させて、板ばね31と当板30とを介し、ステー
11をロッド12に押す態様となって、当板30と枠体
22の底壁22aとでステー11とロッド12とを挟持
して連結することとなる。
【0032】なお、この時、板ばね31は、第1実施例
の板ばね6と同様に、圧縮されて、ステー11とロッド
12との挟持状態の緩み防止を果すこととなる。
の板ばね6と同様に、圧縮されて、ステー11とロッド
12との挟持状態の緩み防止を果すこととなる。
【0033】この第2実施例の連結具21では、レバー
部25aを把持して、第1リンク25を、第1・2リン
ク25・27がストッパ22eに当接するまで、回転さ
せれば、重ねたステー11とロッド12とを連結するこ
とができ、連結作業を簡便に行なうことができる。
部25aを把持して、第1リンク25を、第1・2リン
ク25・27がストッパ22eに当接するまで、回転さ
せれば、重ねたステー11とロッド12とを連結するこ
とができ、連結作業を簡便に行なうことができる。
【0034】また、この連結具21では、連結時のレバ
ー部25aの位置を、第1・2リンク25・27がスト
ッパ22eに当接する位置に配置させるように、所定位
置に配置させるだけで、トグルジョイント機構23にお
ける第2リンク27の先端部位29のステー11やロッ
ド12に対する押圧力を一定にできることから、ステー
11とロッド12との連結強度を容易に一定に確保する
ことができることとなる。
ー部25aの位置を、第1・2リンク25・27がスト
ッパ22eに当接する位置に配置させるように、所定位
置に配置させるだけで、トグルジョイント機構23にお
ける第2リンク27の先端部位29のステー11やロッ
ド12に対する押圧力を一定にできることから、ステー
11とロッド12との連結強度を容易に一定に確保する
ことができることとなる。
【0035】なお、第1・2実施例では、弾性圧縮部材
として、板ばね6・31を使用する場合を示したが、他
に、ゴムやコイルばね等を応用しても良い。
として、板ばね6・31を使用する場合を示したが、他
に、ゴムやコイルばね等を応用しても良い。
【図1】本考案の第1実施例の連結具を示す正面図であ
る。
る。
【図2】同実施例の連結時の状態を示す正面図である。
【図3】同実施例の断面図であり、図1のIII −III 部
位を示す。
位を示す。
【図4】同実施例の連結時の状態を示す斜視図である。
【図5】同実施例の他の態様の連結時を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】同実施例のさらに他の態様を示す図である。
【図7】図6に示す連結時の状態を示す拡大斜視図であ
る。
る。
【図8】第2実施例の連結具を示す一部破断正面図であ
る。
る。
【図9】同実施例の連結時の状態を示す一部破断正面図
である。
である。
1・21…連結具、 2・22…枠体、 2a・22a…底壁、 2b・2c・22b・22c…側壁、 2d・22f…開放端、 4…カム、 4a…レバー部、 4b…凸部、 5・30…当板、 6・31…(弾性圧縮部材)板ばね、 11…(部材)ステー、 12…(部材)ロッド、 23…トグルジョイント機構、 25…第1リンク、 25a…レバー部、 27…第2リンク。
Claims (2)
- 【請求項1】 2部材を重ねて連結する2部材の連結具
であって、 底壁と、該底壁の両側から延びる2つの側壁と、から構
成される断面U字形として、前記底壁上に前記2部材を
重ねる枠体と、 前記側壁における前記枠体の開放端側に軸支され、回転
操作するためのレバー部を有するとともに、回転操作時
に前記底壁側に突出可能とする凸部を有したカムと、 前記カムと前記底壁との間で、前記底壁側に配設され
て、重ねた前記2部材の内の前記枠体の開放端側の部材
に当接可能とする当板と、 前記カムと前記当板との間に配設される弾性圧縮部材
と、 を備えて構成されることを特徴とする2部材の連結具。 - 【請求項2】 2部材を重ねて連結する2部材の連結具
であって、 底壁と、該底壁の両側から延びる2つの側壁と、から構
成される断面U字形として、前記底壁上に前記2部材を
重ねる枠体と、 前記側壁における前記枠体の開放端側に軸支され、回転
操作するためのレバー部を有する第1リンクと、該第1
リンクの先端に元部側を軸支されるとともに先端側を前
記側壁に対して前記底壁側へ摺動可能に保持される第2
リンクと、からなるトグルジョイント機構と、 前記第2リンク先端側と前記底壁との間で、前記底壁側
に配設されて、重ねた前記2部材の内の前記枠体の開放
端側の部材に当接可能とする当板と、 前記第2リンク先端側と前記当板との間に配設される弾
性圧縮部材と、 を備えて構成されることを特徴とする2部材の連結具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8350792U JPH083685Y2 (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 2部材の連結具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8350792U JPH083685Y2 (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 2部材の連結具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647712U JPH0647712U (ja) | 1994-06-28 |
JPH083685Y2 true JPH083685Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=13804402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8350792U Expired - Lifetime JPH083685Y2 (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 2部材の連結具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083685Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116292544B (zh) * | 2023-05-24 | 2023-07-25 | 四川川运重工机械有限公司 | 一种自锁式抱爪及控制方法 |
-
1992
- 1992-12-03 JP JP8350792U patent/JPH083685Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0647712U (ja) | 1994-06-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960820 |