JP2508355Y2 - ラチェットレンチ - Google Patents

ラチェットレンチ

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JP2508355Y2
JP2508355Y2 JP1990017658U JP1765890U JP2508355Y2 JP 2508355 Y2 JP2508355 Y2 JP 2508355Y2 JP 1990017658 U JP1990017658 U JP 1990017658U JP 1765890 U JP1765890 U JP 1765890U JP 2508355 Y2 JP2508355 Y2 JP 2508355Y2
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Japan
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spacer
ratchet
metal plates
ratchet wrench
grip handle
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JP1990017658U
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JPH03109771U (ja
Inventor
源次 臼田
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トップ工業株式会社
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  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ボルト,ナット類の締め付けに利用される
ラチェットレンチ、特に握り柄の部分を金属板とスペー
サを重ねて固定したラチェットレンチに関する。
(従来の技術) まず、この種の一般的な板ラチェットレンチの構造を
第3図および第4図を参照して説明する。板ラチェット
レンチは第4図に示すように両端にソケットを支持する
開口を有し、同形で上下に平行して配置した2枚の金属
板1,2で握り柄とソケット支持部を一体に構成されてい
る。
金属板1,2の間に第3図に示すような複数枚,通常1
〜3枚のプレス加工による金属板のスペーサ23が挿入さ
れており、金属板1,2とスペーサ23はリベット104,105,1
06,107によってかしめて固定されている。
スペーサ23は金属板の1〜3枚で積層して作られ、ラ
チェット爪8,9のそれぞれを押すコイルばね12,13と、押
圧体としてのピン10,11を嵌め入れる孔を形成する切欠
き23a,23bを有している。
なお、23c,23dは、リベット15,16を貫通させるための
孔である。
(考案が解決しようとする課題) 上述した従来のラチェットレンチは、その握り柄部に
挿入されているスペーサが金属板を積み重ねて構成され
ているので、ラチェットレンチ全体が重い。
また握り柄部の断面の四隅が角張っていて長く握って
作業していると掌が痛くなる。
なお、本件考案者は、スペーサを挿入することによる
ラチェットレンチ全体の強度について検討した。
スペーサの有無についての差を、数種のレンチについ
て調査したところ、最も弱いのは、ソケットを取付けた
部分の近くにあり、スペーサの存否はラチェットレンチ
の強度に殆ど影響しないことが見い出された。
さらにこの従来のラチェットレンチにおいてはスペー
サの切欠き23a(23d)と2枚の金属板1,2によって囲ま
れた断面が長方形の凹所をラチェットの爪の姿勢を規制
するため爪の一部を押している押圧体とこれに付勢する
コイルばねを挿入する部分として利用している。
このために、断面が円形の押圧体やコイルばねの周辺
に遊びができてスライド方向に対し傾きを生じて、こじ
れたり、引っ掛かったりして動きが滑らかでないという
問題が指摘されている。
本考案の目的は、このような欠点を解消し、軽くて握
り易く、ラチェット機構が引っ掛ることなく円滑に動作
するラチェットレンチを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために本考案によるラチェットレ
ンチは、 握り柄部分および結合端部をもつ2枚の金属板と、 前記2枚の金属板の握り柄部分をそれぞれ受け入れる
表裏の溝をもち両側面は前記金属板の側面より側方に張
り出した凸曲面を有する合成樹脂のスペーサと、 前記スペーサの前記溝に受け入れられた2枚の金属板
を前記握り柄部分で固定する固定手段と から構成されている。
前記固定手段は前記金属板の間隔を規定する間隔段付
きの複数のリベットとすることができる。
前記スペーサの両側にラチェット機構のスライドピン
とコイルばねを受け入れる孔がそれぞれ設けられている
構成とすることができる。
(実施例) 次に本考案の実施例について図面を参照してさらに詳
しく説明する。
なお、ラチェットレンチとして片側のみにソケットを
設けたものも考えられるが両側にソケットを配置した通
常のものを例にして説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す図であって同図
(a)は一方の金属板の一部等を破断して示した平面
図,同図(b)は一部を破断して示した正面図,同図
(c)は底面図である。
第2図は、第1図の実施例に使用するスペーサ3を示
し、同図(a)は斜視図,同図(b)は第2図(a)の
図中の矢印Sの方向から見た側面図である。
2枚のステンレス製の金属板1,2の両端にソケット受
け入れ用の開口が設けられている。そして、ボルトの頭
あるいはナットに嵌められるソケット4,5が回転可能に
結合させられている。
この金属板1,2の中央部の把握部にスペーサ3が挿入
され、固定手段である間隔段付きリベット15,16により
かしめ固定されている。
なおこの実施例ではラチェット爪軸14,17も同様に間
隔段付きのリベット状になっており、金属板1,2の間隔
は、スペーサ3というよりはむしろこれらのリベット1
4,15,16,17の段部の長さにより正確に決められる。
ソケットにはラチェット歯車6,7がそれぞれ設けられ
ていて、このラチェット歯車6,7には、歯車の回転方向
を,時計方向に,あるときは反時計方向になるよう規制
するラチェット機構のラチェット爪8,9がそれぞれ噛み
合っている。
ラチェット爪8,9はそれぞれ前記金属板1,2間に前記ラ
チェット爪軸14,17で回動自在に支持されている。
ラチェット爪8は、ラチェット歯車6とは反対側の側
面を押圧体であるスライドピン10が押している。スライ
ドピン10は常にコイルばね12により付勢されているの
で、ラチェット歯車6の回転方向の切換えは、ラチェッ
ト爪8の金属板1,2から外側に出ている部分を手で操作
し、コイルばね12の力に抗してラチェット爪8の姿勢を
変えることによって行われる。
ラチェット歯車7とラチェット爪9によるラチェット
機構の回転方向の切換えも同様にして行われる。
金属板1,2の間に挿入されるスペーサ3は第2図
(a),(b)に示すように,スペーサの大部分を占め
る中央部の断面が偏平H字状である。
このスペーサ3は樹脂を射出成形等により一体成形し
たものである。
そして、そのH字状の上下の相対する凹所3a,3bは、
それぞれ金属板1,2の握り柄となる部分の断面と緩く嵌
合する溝状になっている。
また、H字状の左右の縦方向に相対し平行な部分の外
側の面は、その上下端が丸味を帯びていて,金属板1,2
の間にスペーサ3が組み込まれた握り柄全体の断面の四
隅の角が丸く,手で強く握りしめても全く痛さを感じな
いような緩い凸曲面となっている。
スペーサ3の両端には、ラチェット爪8,9を押す押圧
体のスライドピン10,11とそれを付勢するコイルばね12,
13(13は第1図には図示していない)をスライド自由に
嵌め込むための孔3c,3dが設けられている。
この孔3c,3dはスライドピン10,11が滑らかに辷るよう
丁度よい形,大きさに作られ,コイルばね12,13の伸縮
の自由な動きを妨げない理想的な形状にすることができ
る。
なお上下方向に貫通する孔3g,3hは、スペーサ3を金
属板1,2に固定するリベット15,16を通す孔である。
このような形のスペーサ3は合成樹脂で作られるの
で、成形が容易で,特に3c,3dを設けたり、手に当たる
外側面3e,3fの曲面を形成するのは極めて容易である。
以上の説明は、ソケットが両側にあるもの,ラチェッ
ト機構の回転方向の切換えができるものについて説明し
たが、ソケットが片側のみにあるもの,ラチェット歯車
の回転が一方向であるものなどについても本考案の主旨
に沿うものであれば適用して一向に差支えはない。
(考案の効果) 以上詳しく説明したように本考案は、ラチェットレン
チのスペーサに合成樹脂製のものを採用している。
このスペーサは従来の鉄製のスペーサに比較して軽い
から、工具を全体として軽くできる。
さらにその断面の形状を偏平H字状とし、握り柄の手
に触れる部分に丸味をもたせてある。
したがって、作業性の良い板ラチェットレンチを提供
することができる。
しかもラチェット爪を押すスライドピンやコイルばね
を挿入するためにスペーサに設ける孔の形成が、従来の
鉄板打ち抜きのスペーサを用いるものに比較して、容易
となるのでラチェット機構を精度良く配置することがで
き、その動作をより円滑にすることができる。
なお工具全体の強度は対の金属板と、間隔段付きリベ
ットで充分に確保される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す平面図,正面図およ
び底面図である。 第2図は、第1図の実施例に使用するスペーサの斜視図
および側面図である。 第3図は、従来のラチェットレンチのスペーサの例を示
す斜視図である。 第4図は、従来のラチェットレンチの例を示す平面図で
ある。 1,2……金属板 3,23……スペーサ 4,5……ソケット 6,7……ラチェット歯車 8,9……ラチェット爪 10,11……スライドピン 12,13……コイルばね 14,15,16,17……間隔段付きリベット

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラチェットレンチであって、 握り柄部分および結合端部をもつ2枚の金属板と、 前記2枚の金属板の握り柄部分をそれぞれ受け入れる表
    裏の溝をもち両側面は前記金属板の側面より側方に張り
    出した凸曲面を有する合成樹脂のスペーサと、 前記スペーサの前記溝に受け入れられた2枚の金属板を
    前記握り柄部分で固定する固定手段と から構成したことを特徴とするラチェットレンチ。
  2. 【請求項2】前記固定手段は前記金属板の間隔を規定す
    る間隔段付きの複数のリベットである請求項1記載のラ
    チェットレンチ。
  3. 【請求項3】前記スペーサの両端にラチェット機構のス
    ライドピンとコイルばねを受け入れる孔がそれぞれ設け
    られている請求項1記載のラチェットレンチ。
JP1990017658U 1990-02-23 1990-02-23 ラチェットレンチ Expired - Lifetime JP2508355Y2 (ja)

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JP1990017658U JP2508355Y2 (ja) 1990-02-23 1990-02-23 ラチェットレンチ

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JP1990017658U JP2508355Y2 (ja) 1990-02-23 1990-02-23 ラチェットレンチ

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JPH03109771U JPH03109771U (ja) 1991-11-11
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JP1990017658U Expired - Lifetime JP2508355Y2 (ja) 1990-02-23 1990-02-23 ラチェットレンチ

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS519548Y2 (ja) * 1971-02-06 1976-03-13
JPH01156867U (ja) * 1988-04-19 1989-10-27

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Publication number Publication date
JPH03109771U (ja) 1991-11-11

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