JPH0836763A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents

光学的情報記録再生装置

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Publication number
JPH0836763A
JPH0836763A JP17438394A JP17438394A JPH0836763A JP H0836763 A JPH0836763 A JP H0836763A JP 17438394 A JP17438394 A JP 17438394A JP 17438394 A JP17438394 A JP 17438394A JP H0836763 A JPH0836763 A JP H0836763A
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JP
Japan
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focus
signal
optical
light beam
reproducing apparatus
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JP17438394A
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English (en)
Inventor
Ryoji Takeuchi
亮二 竹内
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ディスク面上のノイズや面振れ等の影響を除去
し、フォーカス外れの信号のみを抽出して誤検知がな
く、正確にフォーカス外れの検知を行う。 【構成】光ビームで光ディスク1に情報を記録または再
生している際に光ディスク1からの反射光ビームが2つ
の検出領域を有する検出器12で検出される。2つの検
出領域からの検出信号の差がフォーカス差信号としてフ
ォーカスサーボ回路19で発生される。このフォーカス
差信号は、フォーカス外れ検知回路30のバンドパスフ
ィルタを介して光ディスク1の面上のノイズや面振れ等
が減衰され、正負の2つの基準レベルと比較され、これ
らの基準レベルを超えて出力される比較信号をフォーカ
ス外れ検知信号として制御装置26に出力されてフォー
カス外れが検知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光学的記録媒体上に
情報を記録する光学的情報記録再生装置に係り、特に、
フォーカス外れの誤検知がなく、正確にフォーカス外れ
の検知ができるフォーカス回路を備えた光学的情報記録
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク等の光学的情報記録再
生装置においては、フォーカス外れを検知するために検
知器(ディテクタ)に入力される光量の和に相当する信
号を使用し、この和信号のレベルが低下したときにフォ
ーカスエラーとなるようにしている。または、フォーカ
ス差信号に一定のスレッショルドレベルを設け、このス
レッショルドレベルを超えたときにエラーとなるように
している。
【0003】しかしながら、フォーカス信号のレベルが
一定値以上を示すのは、フォーカス和信号がS字特性を
示す範囲より広範囲となるため、フォーカスが外れて、
フォーカス点近傍に存在する疑似フォーカス点にフォー
カスサーボがかかってしまった場合はフォーカス外れが
検知できない。
【0004】一方、フォーカス差信号レベルに一定のス
レッショルドレベルを設け、そのスレッショルドレベル
を上回った場合にフォーカス外れと検知する方法では、
フォーカス差信号によるディスク面上のノイズや面振れ
をフォーカス外れと誤検知する場合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、和信
号のレベルが低下したときにフォーカスエラーとなるよ
うにした方法では、フォーカス和信号がS字特性を示す
範囲より広範囲となるためにフォーカスが外れて、フォ
ーカス点近傍に存在する疑似フォーカス点にフォーカス
サーボがかかってしまった場合にフォーカス外れが検知
できないという問題があった。また、フォーカス差信号
レベルに一定のスレッショルドレベルを設け、そのスレ
ッショルドレベルを上回った場合にフォーカス外れと検
知する方法では、フォーカス差信号によるディスク面上
のノイズや面振れをフォーカス外れと誤検知するという
問題があった。
【0006】そこで、この発明は、ディスク面上のノイ
ズや面振れ等の影響を除去し、フォーカス外れの信号の
みを抽出して誤検知がなく、正確にフォーカス外れの検
知ができる光学的情報記録再生装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の光学的情報記
録再生装置は、光学的記録媒体に光ビームを照射して情
報の記録または再生を行う光学的情報記録再生装置にお
いて、上記光学的記録媒体からの反射光ビームをフォー
カス差信号に変換する変換手段と、この変換手段で変換
されたフォーカス差信号に含まれるフォーカス外れによ
り発生する信号以外のノイズや面振れ等の信号を減衰す
るフィルタ手段と、このフィルタ手段からの信号を用い
てフォーカス外れ検知信号を発生する発生手段とから構
成されている。
【0008】この発明の光学的情報記録再生装置は、光
学的記録媒体に光ビームを照射して情報の記録または再
生を行う光学的情報記録再生装置において、上記光学的
記録媒体からの反射光ビームをフォーカス差信号に変換
する変換手段と、この変換手段で変換されたフォーカス
差信号に含まれるフォーカス外れにより発生する信号以
外のノイズや面振れ等の信号を減衰するフィルタ手段
と、このフィルタ手段からの信号を用いてフォーカス外
れ検知信号を発生する発生手段と、この発生手段で発生
されたフォーカス外れ検知信号に基づいてフォーカス外
れを制御する制御手段とから構成されている。
【0009】この発明の光学的情報記録再生装置は、光
学的記録媒体に光ビームを照射して情報の記録または再
生を行う光学的情報記録再生装置において、上記光学的
記録媒体からの反射光ビームをフォーカス差信号に変換
する変換手段と、この変換手段で変換されたフォーカス
差信号に含まれるフォーカス外れにより発生する信号以
外のノイズや面振れ等の信号を減衰するフィルタ手段
と、このフィルタ手段からの信号を所定の第1及び第2
レベルと比較し、所定レベル以上のレベル成分に対応す
る第1及び第2の比較信号を発生する比較手段と、この
比較手段で発生された第1及び第2比較信号によりフォ
ーカス外れ検知信号を出力する出力手段とから構成され
ている。
【0010】この発明の光学的情報記録再生装置は、光
学的記録媒体に光ビームを照射して情報の記録または再
生を行う光学的情報記録再生装置において、上記光学的
記録媒体からの反射光ビームをフォーカス差信号に変換
する第1の変換手段と、この第1の変換手段で変換され
たフォーカス差信号に含まれるフォーカス外れにより発
生する信号以外のノイズや面振れ等の信号を減衰するフ
ィルタ手段と、このフィルタ手段からの信号をディジタ
ル信号に変換する第2の変換手段と、この第2の変換手
段で変換されたディジタル信号によりフォーカス外れ検
知信号を出力する出力手段とから構成されている。
【0011】
【作用】この発明は、光学的記録媒体に光ビームを照射
して情報の記録または再生を行う光学的情報記録再生装
置において、上記光学的記録媒体からの反射光ビームを
フォーカス差信号に変換し、変換されたフォーカス差信
号に含まれるフォーカス外れにより発生する信号以外の
ノイズや面振れ等の信号をフィルタ手段で減衰し、この
フィルタ手段からの信号を用いてフォーカス外れ検知信
号を発生するようにしたものである。
【0012】この発明は、光学的記録媒体に光ビームを
照射して情報の記録または再生を行う光学的情報記録再
生装置において、上記光学的記録媒体からの反射光ビー
ムをフォーカス差信号に変換し、変換されたフォーカス
差信号に含まれるフォーカス外れにより発生する信号以
外のノイズや面振れ等の信号をフィルタ手段で減衰し、
このフィルタ手段からの信号を用いてフォーカス外れ検
知信号を発生し、発生されたフォーカス外れ検知信号に
基づいてフォーカス外れを制御するようにしたものであ
る。
【0013】この発明は、光学的記録媒体に光ビームを
照射して情報の記録または再生を行う光学的情報記録再
生装置において、上記光学的記録媒体からの反射光ビー
ムをフォーカス差信号に変換し、変換されたフォーカス
差信号に含まれるフォーカス外れにより発生する信号以
外のノイズや面振れ等の信号をフィルタ手段で減衰し、
このフィルタ手段からの信号を所定の第1及び第2レベ
ルと比較し、所定レベル以上のレベル成分に対応する第
1及び第2の比較信号を発生し、発生された第1及び第
2比較信号によりフォーカス外れ検知信号を出力するよ
うにしたものである。
【0014】この発明は、光学的記録媒体に光ビームを
照射して情報の記録または再生を行う光学的情報記録再
生装置において、上記光学的記録媒体からの反射光ビー
ムをフォーカス差信号に変換し、変換されたフォーカス
差信号に含まれるフォーカス外れにより発生する信号以
外のノイズや面振れ等の信号をフィルタ手段で減衰し、
このフィルタ手段からの信号をディジタル信号に変換
し、変換されたディジタル信号によりフォーカス外れ検
知信号を出力するようにしたものである。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、この発明の光学的情報記録再
生装置としての光ディスク装置の概略構成を示してい
る。図1において、光学的記録媒体、即ち、光ディスク
1は、例えばガラス或は、プラスチックス等で円形に成
型された基板の表面に、テルルあるいはビスマス等の金
属被膜層がドーナツ形にコーティングされて形成され
る。光ディスク1は、スピンドルモータ2によって回転
される。このスピンドルモータ2は、光ディスクコント
ローラ3からの制御指令に応じて動作する制御装置26
により回転の始動、停止、あるいは回転数等が制御され
る。光ディスクコントローラ3は、例えばマイクロコン
ピュータ等により構成され、スピンドルモータ2の回転
制御等を制御している。
【0016】光ディスク1の下方には、光学ヘッド4が
配設されている。この光学ヘッド4によって、光ディス
ク1に光ビームをフォ―カスして情報を光ディスク1に
光学的に記録し、或は、光ディスク1から情報が光学的
に再生される。この光学ヘッド4は、半導体レーザ5、
コリメータレンズ6、偏光ビームスプリッタ7、対物レ
ンズ8、光ビームを2系に分離するビームスプリッタ1
4、シリンドリカルレンズ9及び凸レンズ10から成る
周知の非点収差光学系11、4つに区画された検出領域
を有するフォーカス検出用の光検出器(変換手段)1
2、凸レンズ15及び少なくとも2つの検出領域を有す
るトラッキング検出用の光検出器13等により構成され
ている。
【0017】この光学ヘッド4は、例えばリニアモータ
等によって構成されるリニアアクチュエータ16により
光ディスク1の半径方向に移動可能に配設されており、
このリニアアクチュエータ16は、光ディスクコントロ
ーラ3からの指示に従って駆動信号を発生するリニアモ
ーターサーボ回路20によって駆動される。即ち、光学
ヘッド4は、このリニアアクチュエータ16によって記
録、或いは、再生の対象となる目標トラックを光ビーム
でトレースするように移動される。リニアアクチュエー
タ16には、リニアアクチュエータ16によって移動さ
れる光学ヘッド4の位置を検出する位置検出器16Aが
設けられ、この位置検出器16Aからの位置信号がリニ
アモータサーボ回路20にフィードバックされている。
【0018】半導体レーザ5は、レーザサーボ回路17
から発生されるドライブ信号によって付勢され、発散性
のレーザビームを発生する。情報を光ディスク1の記録
層に記録する際には、光ディスクコントローラ3からイ
ンターフェース回路24を介して供給される記録信号に
対応してドライブ信号が変調されることから、記録すべ
き情報に応じて半導体レーザ5は、その光強度が変調さ
れた強いレーザビームを発生する。また、半導体レーザ
5は、情報を光ディスク1の記録層から読出して再生す
る際は、一定の光強度を有する弱いレーザビームが半導
体レーザ5から発生される。後に説明する偏光ビームス
プリッタ7には、光検出器7Aが設けられ、半導体レー
ザ5で発生されたレーザビームの一部が偏光ビームスプ
リッタ7で部分的に反射され、この検出器7Aによって
検出される。この検出器7Aからの検出信号は、レーザ
サーボ回路17にフィードバックされ、半導体レーザ5
がこの信号に基づいて制御され、安定したレーザビーム
が半導体レーザ5から発生される。
【0019】半導体レーザ5から発生された発散性のレ
ーザ光ビームは、コリメータレンズ6によって平行光ビ
ームに変換されて偏光ビームスプリッタ7に導かれる。
この偏光ビームスプリッタ7に導かれたレーザビーム
は、偏光ビームスプリッタ7で反射されて対物レンズ8
に入射され、この対物レンズ8によって光ディスク1の
記録層に向けて集束される。
【0020】対物レンズ8は、レンズ駆動機構としての
レンズアクチェータ18により、その光軸方向、即ち、
フォーカス方向及び略光軸に直行する方向、即ち、トラ
ッキング方向に移動可能に支持されている。しかして、
フォーカスサーボ回路19からのフォーカス差信号によ
り光軸方向へ移動されることにより対物レンズ8が合焦
状態に維持される。対物レンズ8が合焦状態に維持され
ている際に於いては、対物レンズ8からのレーザビーム
が光ディスク1の記録層の表面上にフォ―カスされ、最
小ビームスポットが光ディスク1の記録層の表面上に形
成される。
【0021】また、対物レンズ8は、レンズアクチェー
タ18により、光軸と直交する方向にも移動可能に支持
され、トラッキングサーボ回路29からのトラッキング
サーボ信号により対物レンズ8が光軸と直交する方向へ
移動されて対物レンズ8は、合トラック状態に維持され
ている。この合トラック状態に於いては、対物レンズ8
から光ディスク1の記録層の表面上にフォ―カスされた
光ビームは、光ディスク1の記録層の表面上に形成され
た記録トラックをトレースする。対物レンズ8が合焦点
及び合トラック状態に維持されて光ディスク1への情報
の書込み及び光ディスク1からの読出しが可能となる。
【0022】また、対物レンズ8の位置は、レンズ位置
検出器8Aで検出され、その検出信号は、レンズ位置セ
ンサーサーボ回路21に供給される。この検出信号によ
りレンズ位置センサーサーボ回路21は、レンズアクチ
ェータ18を制御してレンズを所定位置、例えば、ホー
ムポジションに位置させることができる。
【0023】光ディスク1の記録層から反射された発散
性のレーザ光は、合焦点時には、対物レンズ8によって
平行ビームに変換され、再び偏光ビームスプリッタ7に
戻される。そして、この偏光ビームスプリッタ7を透過
してビームスプリッタ14で2つのレーザビームに分離
される。分離された一方のレーザビームは、シリンドリ
カルレンズ9と凸レンズ10とから成る非点収差光学系
11によって4つに区分された検出領域を有する光検出
器12上に導かれ、デフォーカス状態に応じて光ビーム
によって検出器12上に形成される光ビームスポットの
形状が変化される。この検出器12の互いに対角に配置
された2個の光検出領域から出力される2組の信号がフ
ォーカスサーボ回路19で処理されてフォーカス差信号
が発生され、このフォーカス差信号に応じてレンズアク
チェータ18が作動されて対物レンズ8が合焦状態に維
持される。
【0024】偏光ビームスプリッタ7で反射されてビー
ムスプリッタ14で分離された他方のレーザビームは、
凸レンズ15で集束されて検出器13で検出される。こ
の検出器13は、2つの検出領域を有し、その検出領域
からの検出信号の差を取ることによってトラッキングサ
ーボ信号がトラッキングサーボ回路29で求められる。
既に述べたようにこのトラッキング信号に応じてレンズ
アクチェータ18が差動されて対物レンズ8が合トラッ
ク状態に維持される。
【0025】検出器13の2つの検出領域からの検出信
号は、ビデオ信号増幅回路22で加算増幅されて再生信
号に変換され、インターフェース回路24を介して光デ
ィスクコントローラ3に供給される。この再生信号は、
光ディスクコントローラ3で処理されて図示しない表示
装置に情報として表示される。また、再生信号は、ビデ
オ信号増幅回路22から2値化回路34に供給され、2
値化信号がインターフェース回路24を介して光ディス
クコントローラ3に供給され、コード情報に変換された
り、2重書き等の検知に利用される。
【0026】図1に示される回路には、この回路の各部
を光ディスクコントローラ3からの制御指令に基づいて
各部を制御するCPU、ROM、RAM及びI/Oから
構成される制御装置26及びこの制御装置26からの制
御信号をD/A変換するD/Aコンバータ28が設けら
れている。この制御装置26には、光ディスクコントロ
ーラ3からの制御指令が与えられ、この種々の制御指令
を解読して各回路に必要な制御信号を与えている。
【0027】また、フォーカスサーボ回路19には、フ
ォーカス外れを検知するフォーカス外れ検知回路30が
接続されている。フォーカス外れ検知回路30は、制御
装置26へ接続されている。
【0028】図2は、フォーカス外れ検知回路30の構
成例を示すもので、バンドパスフィルタ(フィルタ手
段)31と比較回路(発生手段)32とから構成されて
いる。フォーカスサーボ回路19から出力されるフォー
カス差信号S1はバンドパスフィルタ31に入力され、
フォーカス差信号S1のフォーカス外れにより発生する
信号以外の信号が減衰されて信号S2が出力される。バ
ンドパスフィルタ31から出力される信号2は比較回路
32に入力され、後述するスレッショルドレベルと比較
されて発生されるフォーカス外れ検知信号S3が制御装
置26へ出力される。
【0029】バンドパスフィルタ31は、コンデンサC
1,C2、抵抗R1,R2、およびアンプ33とから構
成されている。このバンドパスフィルタ31の低域は1
/(2π×C1×R1)以下の周波数を10dB/de
cで、バンドパスフィルタ31の高域は1/(2π×C
2×R2)以上の周波数を10dB/decで減衰させ
る。なお、本実施例では一次のフィルタとしているが、
多次のフィルタとしても良い。
【0030】通過帯域は、フォーカスが外れる際の対物
レンズ8の動きによるフォーカス差信号の周波数近傍の
感度が最も高くなるように設定される。この周波数は図
示しないフォーカスドライバによる駆動力と対物レンズ
8の質量、図示しないダンパのバネ力によって決まるた
め、ある一定の範囲に入っている。
【0031】また、比較回路32は、抵抗R3,R4,
R5,R6、およびコンパレータ(比較手段)32A,
32Bとから構成されている。バンドパスフィルタ31
は、コンパレータ32Aの非反転入力端及びコンパレー
タ32Bの反転入力端に接続されている。このコンパレ
ータ32Aの反転入力端には、あるプラス側のスレッシ
ョルドレベル(+TH1)を有する電圧が供給され、ま
た、コンパレータ32Bの非反転入力端には、マイナス
側のスレッショルドレベル(−TH2)を有する電圧が
供給されている。
【0032】従って、信号S2がプラス側のスレッショ
ルドレベル(+TH1)より大きくなると比較信号Aが
このコンパレータ32Aから出力される。また、信号S
2がマイナス側のスレッショルドレベル(−TH2)よ
り小さくなると、換言すれば、信号S2の絶対値がスレ
ッショルドレベル(−TH2)の絶対値より大きくなる
と、比較信号Bがこのコンパレータ32Bから出力され
る。
【0033】このコンパレータ32A,32Bから出力
される比較信号A,Bがフォーカス外れ検知信号として
制御装置26へ出力される。次に、上記のように構成さ
れる光学的記録再生装置において、フォーカス外れの検
知動作について、図3及び図4の(a)〜(e)に示さ
れるタイミングチャートを参照しつつ説明する。
【0034】まず、半導体レーザ5の発光ビームのレベ
ルをチェックする初期動作が開始される。次いで、制御
装置26からの信号でレンズ位置センサーサーボ回路2
1が作動されてこのレンズ位置センサーサーボ回路21
からレンズアクチェータ18に対物レンズ8を強制的に
移動させるための引き込み信号がレンズアクチェータ1
8に供給される。これにより、対物レンズ8は、強制的
にレンズ位置検出器8Aで検出されるホームポジション
に強制的に移動されて対物レンズ8がデフォーカス状態
に維持される。このデフォーカス状態で、レーザサーボ
回路17に電力が供給されて半導体レーザ5が付勢さ
れ、再生及びモニタレーザビームが半導体レーザ5から
出力される。これにより半導体レーザ5から発生される
モニタ光ビームは、光検出器7Aで光ビームに応じた電
流に変換されて光ビームモニタ信号として出力される。
このモニタ信号は、レーザサーボ回路17で基準レベル
と比較され、その差分に応じてドライブ信号が生成され
る。従って、半導体レーザ5の光ビームが一定に保たれ
る。
【0035】次に、制御装置26から対物レンズ8の前
進信号が発生されると、レンズ位置センサーサーボ回路
21によってアクチェータ18が駆動され、対物レンズ
8が合焦点位置方向へ移動される。そして、合焦点位置
の付近に対物レンズ8が移動されると、検出器12で検
出された検出信号に基づくフォーカスサーボ回路19及
びレンズアクチュエータ18を含むフォーカスサーボル
ープが作動される。この初期動作完了後、フォーカスサ
ーボループによる自動フォーカス制御が実行され、対物
レンズ8が合焦状態に維持される。対物レンズ8が合焦
状態に維持されている間に於いて、光ディスク1から情
報が読出され、或は、光ディスク1に情報が書込まれる
等の通常の動作が開始される。
【0036】このような状態において光ディスク1に情
報を記録する場合、光ディスクコントローラ3からパル
ス状の記録信号の出力が開始される。高レベルの記録信
号がインターフェース回路24を介してレーザサーボ回
路17に供給される。このレーザサーボ回路17では、
記録信号に対応した駆動信号が発生され、これが半導体
レーザ5に与えられる。これにより半導体レーザ5は、
記録信号に応じた断続的な高強度レーザ光ビームが発光
される。このレーザ光ビームは、コリメータレンズ6に
よって平行光ビームに変換されて偏光ビームスプリッタ
7に導かれる。この偏光ビームスプリッタ7に導かれた
レーザ光は、偏光ビームスプリッタ7で反射されて対物
レンズ8に入射され、この対物レンズ8によって光ディ
スク1の記録層に向けて集束される。これにより記録層
上に記録部、例えば、ピットが形成され情報が記録され
る。
【0037】光ディスク1の記録層から反射された発散
性のレーザ光ビームは、合焦状態に維持された対物レン
ズ8によって平行光ビームに変換され、再び偏光ビーム
スプリッタ7に戻される。そして、この偏光ビームスプ
リッタ7を透過してビームスプリッタ14で2つの光ビ
ームに分離される。反射された一方の光ビームは、シリ
ンドリカルレンズ9と凸レンズ10とから成る非点収差
光学系11によって光検出器12上に結像される。この
検出器12からの検出信号は、既に述べたようにフォー
カスサーボ回路19に供給される。
【0038】ビームスプリッタ14を透過した他方の光
ビームは、凸レンズ15で検出器13上に照射される。
この検出器13からの検出信号は、ビデオ信号増幅回路
22で加算されてインターフェース回路24を介して光
ディスクコントローラ3に供給されるとともに2値化回
路34で2値化されて同様にインターフェース回路24
を介して光ディスクコントローラ3に供給される。ま
た、検出器13からの検出信号は、トラッキングサーボ
回路29でその差がトラッキング信号として求められ、
レンズアクチュエータ18に供給される。
【0039】さらに、検出器12からの検出信号は、フ
ォーカスサーボ回路19でその差がフォーカス差信号S
1として求められ、フォーカス外れ検知回路30及びレ
ンズアクチュエータ18に供給される。
【0040】一般に、フォーカス差信号は図3に示すよ
うにフォーカス動作の際、図3の(a)に示す光ディス
ク1からの反射光量(FADD)に対して図3の(b)に示
すようにフォーカスさ信号がS字形となって正負の波形
が連続して表れ、図3の(c)に示すようにフォーカス
が外れる際は対物レンズ8が合焦点から光ディスク1に
対して遠方向または近方向へ移動するときであるから、
対物レンズ8の移動速度は一定範囲に入るのでフォーカ
ス信号の周波数は、一定の範囲となる。
【0041】また、図3の(d)に示すようにフォーカ
ス差信号の拡大したS字形部分において、S字形となる
際に実線で示す形が理想であり、点線で示すのが実際の
形となり、そこで疑似フォーカス点が発生する。従来の
方法では、図3の(a)に示す光ディスク1からの反射
光量(FADD)の信号を用いており、この信号はフォーカ
スが外れて図3の(d)に示す疑似フォーカス点に入っ
た場合、合焦点と同じように検出されるため、フォーカ
ス外れが検知できないでいた。
【0042】図4の(a)は、フォーカスサーボ回路1
9からフォーカス外れ検知回路30に供給されるフォー
カス差信号S1の波形を示している。光ディスク1の面
により発生するノイズや面振れによって発生する信号
は、フォーカスが外れる際に発生する信号周波数に対し
て著しく高いか著しく低い。従って、フォーカス外れ検
知回路30のバンドパスフィルタ31を通った信号S2
は、図4の(b)に示すようにフォーカス外れにより発
生する信号以外の信号が減衰している。すなわち、図4
の(a)に示される光ディスク1の面ノイズJ1、フォ
ーカス外れ信号J2,J3、面振れ信号J4は、バンド
パスフィルタ31を通って図4の(b)に示すように面
ノイズJ1´及び面振れ信号J4´として減衰され、フ
ォーカス外れ信号J2´,J3´としてほとんど減衰さ
れない。
【0043】フォーカス外れ信号J2´,J3´は、ス
レッショルドレベルTH1,TH2よりもその絶対値が
大きいため、コンパレータ32A,32Bからは、それ
ぞれ図4の(c)及び図4の(d)に示すような2値化
信号の比較信号A,Bが発生される。そして、比較信号
A,Bによって図4の(e)に示すような2値化信号と
してのフォーカス外れ検知信号S3が制御装置26へ出
力される。制御装置26は、フォーカス外れ検知信号S
3によってフォーカス外れを検知する。
【0044】以上説明したように上記実施例によれば、
フォーカス差信号に適当な帯域を持ったフィルタを挿入
し、そのフィルタ出力を一定のスレッショルドレベルで
2値化した信号をフォーカス外れ検知信号とすることに
より、誤検知がなく、正確にフォーカス外れ検知ができ
るようになる。
【0045】なお、フィルタの出力をA/Dコンバータ
(第2の変換手段)でディジタル信号に変換し、数値処
理することにより検知信号を作り出しても良い。また、
抵抗R、コンデンサC及び増幅器を使用したフィルタ
か、ディジタルフィルタか、抵抗RコンデンサCによる
パッシブフィルタであっても良い。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
ディスク面上のノイズや面振れ等の影響を除去し、フォ
ーカス外れの信号のみを抽出して誤検知がなく、正確に
フォーカス外れの検知ができる光学的情報記録再生装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る光ディスク装置の概
略構成を示すブロック図。
【図2】図1に示されるフォーカス外れ検知回路の構成
例を示す図。
【図3】図1に示されるフォーカスサーボ回路から出力
されるフォーカス差信号を示す波形図。
【図4】図2に示される回路の各部に供給される信号を
示す波形図。
【符号の説明】
1…光ディスク 2…スピンドルモータ 3…光ディスクコントローラ 4…光学ヘッド 5…半導体レーザ 12,13…光検出器 26…制御装置 30…フォーカス外れ検知回路 31…バンドパスフィルタ 32A,32B…コンパレータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的記録媒体に光ビームを照射して情
    報の記録または再生を行う光学的情報記録再生装置にお
    いて、 上記光学的記録媒体からの反射光ビームをフォーカス差
    信号に変換する変換手段と、 この変換手段で変換されたフォーカス差信号に含まれる
    フォーカス外れにより発生する信号以外のノイズや面振
    れ等の信号を減衰するフィルタ手段と、 このフィルタ手段からの信号を用いてフォーカス外れ検
    知信号を発生する発生手段と、 を具備することを特徴とする光学的情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 光学的記録媒体に光ビームを照射して情
    報の記録または再生を行う光学的情報記録再生装置にお
    いて、 上記光学的記録媒体からの反射光ビームをフォーカス差
    信号に変換する変換手段と、 この変換手段で変換されたフォーカス差信号に含まれる
    フォーカス外れにより発生する信号以外のノイズや面振
    れ等の信号を減衰するフィルタ手段と、 このフィルタ手段からの信号を用いてフォーカス外れ検
    知信号を発生する発生手段と、 この発生手段で発生されたフォーカス外れ検知信号に基
    づいてフォーカス外れを制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする光学的情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 光学的記録媒体に光ビームを照射して情
    報の記録または再生を行う光学的情報記録再生装置にお
    いて、 上記光学的記録媒体からの反射光ビームをフォーカス差
    信号に変換する変換手段と、 この変換手段で変換されたフォーカス差信号に含まれる
    フォーカス外れにより発生する信号以外のノイズや面振
    れ等の信号を減衰するフィルタ手段と、 このフィルタ手段からの信号を所定の第1及び第2レベ
    ルと比較し、所定レベル以上のレベル成分に対応する第
    1及び第2の比較信号を発生する比較手段と、 この比較手段で発生された第1及び第2比較信号により
    フォーカス外れ検知信号を出力する出力手段と、 を具備することを特徴とする光学的情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 光学的記録媒体に光ビームを照射して情
    報の記録または再生を行う光学的情報記録再生装置にお
    いて、 上記光学的記録媒体からの反射光ビームをフォーカス差
    信号に変換する第1の変換手段と、 この第1の変換手段で変換されたフォーカス差信号に含
    まれるフォーカス外れにより発生する信号以外のノイズ
    や面振れ等の信号を減衰するフィルタ手段と、 このフィルタ手段からの信号をディジタル信号に変換す
    る第2の変換手段と、 この第2の変換手段で変換されたディジタル信号により
    フォーカス外れ検知信号を出力する出力手段と、 を具備することを特徴とする光学的情報記録再生装置。
JP17438394A 1994-07-26 1994-07-26 光学的情報記録再生装置 Pending JPH0836763A (ja)

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