JPH083606A - 粉粒体搬送方法 - Google Patents

粉粒体搬送方法

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JPH083606A
JPH083606A JP13755894A JP13755894A JPH083606A JP H083606 A JPH083606 A JP H083606A JP 13755894 A JP13755894 A JP 13755894A JP 13755894 A JP13755894 A JP 13755894A JP H083606 A JPH083606 A JP H083606A
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JP
Japan
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pressure
container
granular material
pulverized coal
internal pressure
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Pending
Application number
JP13755894A
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English (en)
Inventor
Katsumi Ino
勝己 井野
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粉粒体を搬送するに当たって、粉粒体が搬送さ
れる容器の内部圧力等の操業条件が変化しても目標量を
高精度で無駄なく搬送できる粉粒体搬送方法を提供す
る。 【構成】高炉50の炉内圧を操業でとり得る範囲で設定
し、この条件下におけるINJタンク14の内部圧力と
羽口前圧力との差圧ΔPを、ΔP=a+b・X+c・X
2 より定める。、a,b,cは羽口前圧力をパラメータ
とした定数を表し、Xは吹き込みたい微粉炭量を表す。
a,b,cの定数を決定するに当たっては、輸送管48
の長さ、輸送管48のベント数等の条件に基づいて輸送
管48の内部で微粉炭がつまらないような管内最低流
速、ノズル先端速度および固気比になるようにする。I
NJタンク14の内部圧力の設定値Pを、P=ΔP+P
0 (P 0 は羽口前圧力実績値)に基づいて設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉粒体が収容された第
1の容器から配管を経由して第2の容器へ粉粒体を搬送
する粉粒体搬送方法に関し、例えば、高炉へ微粉炭を吹
き込む際に適用するのに好適な粉粒体搬送方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】高炉の燃料及び還元剤としては、炉頂か
ら装入されるコークスが主体であるが、近年、コークス
の代替えとして送風羽口から高炉に微粉炭を吹き込む技
術が開発されている。微粉炭を吹き込むに当たっては、
加圧されたタンク(INJタンク)に貯蔵された微粉炭
を配管を経由して送風羽口まで搬送して高炉に吹き込ん
でいる。微粉炭を送風羽口まで搬送するために、高炉の
通常の操業状態における炉内圧力(実際には、羽口前圧
力)、配管長、及び配管ベンド数等の操業条件に基づい
て、配管内で微粉炭が詰まらないような配管内最低流
速、吹き出しノズル先端での微粉炭速度、及び固気比に
なるように圧損計算を行い、微粉炭吹き込み量とINJ
タンクの内部圧力との関係を求めている。一般には、上
記の考え方で求められた微粉炭の吹き込み量とINJタ
ンクの内部圧力の関係から、吹き込み量に対するINJ
タンクの内部圧力を一定値に設定して微粉炭を吹き込ん
でいる。
【0003】ところが、上記のINJタンク内部圧力の
設定方法では、高炉の操業状態が変化した場合(特に、
高炉の減風等で著しく羽口前圧力が小さくなった場
合)、高炉の通常の操業状態(1点)でしかINJタン
ク内部圧力を設定していないので、実際には、目標吹き
込み量よりも多い微粉炭がINJタンクから出てしま
う。そこで、通常の制御であれば搬送ガス量を増大させ
て、この微粉炭吹き込み量の増大を抑える。この結果、
高炉に過剰な微粉炭が供給されることは防止される(特
願平5−127416号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、搬送ガス量を
増大するので、搬送ガスを供給する電力単位等のユーテ
ィリティの管理の面からは好ましくない。また、搬送ガ
スを供給するコンプレッサーに余裕がない場合、搬送ガ
ス量の増大に上限が生じるので過剰な微粉炭を高炉に送
り込むことになり、最悪の場合羽口閉塞を起こすという
問題がある。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、粉粒体を搬送
するに当たって、粉粒体が搬送される容器の内部圧力等
の操業条件が変化しても目標量を高精度で無駄なく搬送
できる粉粒体搬送方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の粉粒体搬送方法は、粉粒体が収容され
た第1の容器から配管を経由して前記粉粒体を第2の容
器へ搬送するに当たり、前記第2の容器の内部圧力の増
減に応じて前記第1の容器の内部圧力を増減して目標量
の粉粒体を前記第2の容器へ搬送することを特徴とする
ものである。
【0007】また、上記目的を達成するための本発明の
第2の粉粒体搬送方法は、前記第2の容器の内部圧力及
び粉粒体の目標搬送量双方の変化に対応させて前記第1
の容器と前記第2の容器との差圧を定め、前記第2の容
器の内部圧力を測定し、測定された該内部圧力と前記差
圧とを加算した圧力になるように前記第1の容器の内部
圧力を増減して目標量の粉粒体を前記第2の容器へ搬送
することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明の第1の粉粒体搬送方法によれば、粉粒
体を搬送するに当たり、搬送先である第2の容器の内部
圧力の増減に応じて搬送元である第1の容器の内部圧力
を増減して搬送量を制御する。このため、第2の容器の
内部圧力が変動しても目標量に対して高精度で粉粒体を
搬送できる。
【0009】また、本発明の第2の粉粒体搬送方法によ
れば、差圧を定めてこの差圧と第2の容器の内部圧力と
を加算した圧力になるように第1の容器の内部圧力を増
減することにより、第2の容器の内部圧力だけでなく目
標搬送量の変動にも対応した制御ができるので、目標量
に対して一層高精度で粉粒体を搬送できる。従って、高
炉への微粉炭の搬送方法にこの方法を適用すると、微粉
炭の供給元であるINJタンクの内部圧力を設定するに
当たって、微粉炭の供給先である高炉の通常操業状態の
みでなく、ある程度の減風、増風に耐えうるように炉内
圧力(実際には、羽口前圧力)をパラメータとして与え
ることになるので、最適なINJタンクの圧力を設定で
き、微粉炭の目標量を高精度で無駄なく吹き込むことが
できる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の粉粒体搬送方
法の一実施例を説明する。図1は、本発明の粉粒体搬送
方法を適用した高炉への微粉炭吹き込み設備を示す説明
図である。通常、微粉炭吹き込み設備10は、微粉炭を
大気圧状態で一定量貯蔵する微粉炭ホッパー12と、常
に高圧状態で保たれた高炉への吹き込み用タンクである
INJタンク14と、微粉炭ホッパー12とINJタン
ク14とを連結する(均排圧する)中間ホッパー16と
を備えて構成されている。微粉炭ホッパー12には、粉
砕設備(図示せず)から配管18と集塵用バグフィルタ
20とを経由して微粉炭が集められる。所定の粒径を満
たさない微粉炭は吸引ブロワ22で吸引されて煙突24
に送られる。中間ホッパー16には、エアレーション配
管26とエアレーション弁28とを経由してエアレーシ
ョン用N2 ガスが吹き込まれる。また、この中間ホッパ
ー16には、排圧弁30が取り付けられた排圧用配管3
2が接続されている。INJタンク14には、この内部
圧力を測定する圧力計34が取り付けられており、加圧
配管36と加圧調節弁38とを経由して加圧用N2 ガス
が所定圧力になるように吹き込まれる。また、INJタ
ンク14と中間ホッパー16とは、均圧弁40が取り付
けられた均圧用配管42で接続されている。
【0011】INJタンク14の下部からは、輸送弁4
4と輸送元弁46とが取り付けられた輸送管48を経由
して高炉50の複数の羽口52に向けて、微粉炭が加圧
して排出され搬送される。羽口52には、羽口前圧力を
測定する圧力計54が取り付けられており、羽口前圧力
が測定される。また、輸送弁44と輸送元弁46との間
の輸送管48に、高炉50に吹き込む微粉炭を加速する
ための搬送ガスライン56が接続されている。この搬送
ガスライン56には、搬送ガス調節弁58と搬送ガス遮
断弁60とが取り付けられている。上記した従来の微粉
炭吹き込み方法では、目標とする吹き込み量に見合った
INJタンク14の内部圧力を予め一定値に設定し、I
NJタンク14の内部圧力の変動や高炉50の炉内圧の
変動を補償するために、搬送ガス流量が制御される。こ
の従来の方法によれば、上述したように、目標とする吹
き込み量に見合ったINJタンク14の内部圧力が通常
操業状態の1点しか与えられない場合において、減風等
が発生したときには過剰の微粉炭が排出され、これを抑
えるために搬送ガス量が増大する。
【0012】ここで、本発明の粉粒体搬送方法を適用し
た高炉への微粉炭吹き込み方法を説明する。この微粉炭
吹き込み方法では、先ず、高炉50の炉内圧(実際には
羽口前圧力)を高炉50の操業でとり得る範囲で設定
し、この条件下におけるINJタンク14の内部圧力と
羽口前圧力との差圧ΔPを定める。
【0013】 ΔP=a+b・X+c・X2 ……(1) ここで、a,b,cは羽口前圧力をパラメータとした定
数を表し、Xは吹き込みたい微粉炭量を表す。このa,
b,cの定数を決定するに当たっては、従来と同じ考え
方で輸送管48の長さ、輸送管42のベント数等の条件
に基づいて輸送管48の内部で微粉炭がつまらないよう
な管内最低流速、ノズル先端速度および固気比になるよ
うにする。このa,b,cの定数の一例を図2〜4に示
す。
【0014】INJタンク14の内部圧力の設定値P
は、以下の式で与えられる。 P=ΔP+P0 (P0 は羽口前圧力実績値)……(2) (2)式に基づいてINJタンク14の内部圧力を設定
することにより、高炉50の操業状態の如何にかかわら
ず、最適なINJタンク14の内部圧力が与えられ、高
炉50に安定して微粉炭を供給できるばかりでなく、過
剰な搬送ガスが不要になる。
【0015】図5に上記実施例の方法で微粉炭を高炉に
搬送して吹き込んだ実験結果、図6に従来の方法で微粉
炭を高炉に搬送して吹き込んだ実験結果を示す。通常操
業においては、従来法によるINJタンクの内部圧力設
定値と本発明法によるINJタンクの内部圧力設定値と
に差はない。しかし、高炉を減風した際、本発明法であ
れば、羽口前圧力の低下に応じて、INJタンクの内部
圧力設定値を小さくしている。この結果、従来法によれ
ば、図6に示されるように、搬送ガス量が大きくなる
が、本発明法によれば、図5に示されるように、搬送ガ
ス量はほとんど変化していない。また、微粉炭の吹き込
み量(粉体流量計にて計測)は、本発明法によれば、図
5に示されるように変化が見られないが、従来法によれ
ば、図6に示されるように搬送ガスが最大値(頭打ち)
となり、この結果、吹き込み量が増大している。
【0016】このようにINJタンクの内部圧力の設定
を行えば、上述したように搬送ガス量を低減でき、過剰
な搬送ガスを供給しなくても良い。この結果、搬送ガス
を供給するコンプレッサーの電力原単位等のユーティリ
ティ管理が強化される。また、従来の方式では起こりえ
たコンプレッサー能力のない場合の微粉炭多量排出(過
剰吹き込み)の危険性もなく、常に安定して高炉に微粉
炭を供給でき、高炉の安定操業に大きく寄与する。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の粉粒体搬送
方法によれば、粉粒体が搬送される第2の容器の内部圧
力の増減に応じて第1の容器の内部圧力を増減するの
で、第2の容器の内部圧力等の操業条件が変化しても目
標量の粉粒体を高精度で無駄なく搬送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉粒体搬送方法を適用した高炉への微
粉炭吹き込み設備を示す説明図である。
【図2】定数aの一例を示すグラフである。
【図3】定数bの一例を示すグラフである。
【図4】定数cの一例を示すグラフである。
【図5】実施例の方法で微粉炭を高炉に搬送して吹き込
んだ実験結果を示すグラフである。
【図6】従来の方法で微粉炭を高炉に搬送して吹き込ん
だ実験結果を示すグラフである。
【符号の説明】
10 微粉炭吹き込み設備 12 微粉炭ホッパー 14 INJタンク(第1の容器) 34,54 圧力計 36 加圧配管 38 加圧調節弁 48 輸送管 50 高炉(第2の容器) 52 羽口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体が収容された第1の容器から配管
    を経由して前記粉粒体を第2の容器へ搬送するに当た
    り、前記第2の容器の内部圧力の増減に応じて前記第1
    の容器の内部圧力を増減して目標量の粉粒体を前記第2
    の容器へ搬送することを特徴とする粉粒体搬送方法。
  2. 【請求項2】 粉粒体が収容された第1の容器から配管
    を経由して前記粉粒体を第2の容器へ搬送するに当た
    り、前記第2の容器の内部圧力及び粉粒体の目標搬送量
    双方の変化に対応させて前記第1の容器と前記第2の容
    器との差圧を定め、前記第2の容器の内部圧力を測定
    し、測定された該内部圧力と前記差圧とを加算した圧力
    になるように前記第1の容器の内部圧力を増減して目標
    量の粉粒体を前記第2の容器へ搬送することを特徴とす
    る粉粒体搬送方法。
JP13755894A 1994-06-20 1994-06-20 粉粒体搬送方法 Pending JPH083606A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030028067A (ko) * 2001-09-27 2003-04-08 주식회사 포스코 고로용 미분탄 저장조를 이용한 미분탄 분송장치
JP2011505535A (ja) * 2007-11-16 2011-02-24 ポール ヴルス エス.エイ. 固形粒状物投入システム
CN106573741A (zh) * 2014-07-17 2017-04-19 申克加工英国有限公司 气动输送装置

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991116