JPH0835889A - 携帯型電子機器装置 - Google Patents

携帯型電子機器装置

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JPH0835889A
JPH0835889A JP6172978A JP17297894A JPH0835889A JP H0835889 A JPH0835889 A JP H0835889A JP 6172978 A JP6172978 A JP 6172978A JP 17297894 A JP17297894 A JP 17297894A JP H0835889 A JPH0835889 A JP H0835889A
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JP
Japan
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temperature
portable electronic
unit
value
electronic equipment
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Application number
JP6172978A
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English (en)
Inventor
Fusaki Miura
浦 興 己 三
Mitsuho Saito
藤 光 保 斉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用または保存・輸送する温度の仕様が定め
られている携帯電子機器装置において、不適切な環境下
における装置の使用や保存・輸送を防止するとともに、
そのまま装置を使用することによる障害の発生を事前に
回避して、装置の信頼性の向上および装置の寿命の低下
を防止する。 【構成】 電子機器装置10の表面およびその周辺にお
ける温度を温度検出部11で検出し、検出した温度を運
用環境判定部12で第1のおよび第2の判定値と比較
し、第1の判定で装置の使用不可が判定された場合は警
告のコメントを報知部15に表示し、第2の判定で使用
不可が判定された場合はその旨を表示するとともに装置
の動作を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用または保存・輸送
する際の温度およびまたは湿度の仕様が定められている
携帯型電子機器装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の携帯型電子機器装置では、
機器の機能や性能および寿命などの保証を守るために、
その携帯型電子機器装置の使用許容環境範囲や保存・輸
送環境条件などを仕様として定めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
携帯型電子機器装置では、その使用許容環境範囲や保存
・輸送環境条件などを仕様として定めているものの、使
用者や保存・輸送の関係者は、一般に使用許容環境範囲
や保存・輸送環境条件内であるかどうかを確認すること
が困難であり、許容環境や条件以外で運用して、装置の
異常動作や特性劣化を発生させることが往々にしてある
という問題があった。
【0004】また、一般に室内使用の事務機器に比べ
て、携帯電話機や携帯端末機(ハンディターミナル)の
ように野外に持ち運ぶ電子機器装置は、装置の仕様上に
使用温度範囲が−10°Cから60°Cまで、許容湿度
が20〜85%RHと定めており、さらに取扱いの注意
事項として「長時間日光に当たる場所に放置しないこ
と」「雨や水などが掛からないようにして下さい」等の
呼び掛けコーションラベルが装置に貼ってあり、使用者
の注意を喚起している。しかしながら、実際には雨中で
使ったり、車内のフロントガラスの前に放置することが
多くあり、それらの原因によって装置に障害が発生する
ことがあった。
【0005】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、電子機器装置使用許容環境範囲や保存・
輸送環境条件などを仕様として定めている主要部分の温
度湿度が許容環境範囲の温度湿度になっていない場合に
は、その旨を表示して、必要に応じて装置の使用を停止
させるようにした電子機器装置を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、装置の表面およびその周辺における温
度およびまたは湿度を検出する手段と、この検出手段か
らの出力により装置の使用可否を判定する第1および第
2の判定手段を設け、第1の判定値と比較して装置の使
用不可が判定されたときにはその旨を報知し、第2の判
定値と比較して装置の使用不可が判定されたときには、
その旨を報知するとともに装置を停止させるようにした
ものである。
【0007】
【作用】本発明は、上記構成により、次のような作用を
有する。すなわち、電子機器装置の表面およびその周辺
における温度およびまたは湿度を検出して、その検出出
力から第1の判定値と比較して装置の使用可否を判定
し、第1の判定により警告の表示コメントを報知し、第
2の判定値と比較して装置の使用不可が判定されたとき
にその旨を表示するとともに装置の動作を停止させるの
で、不適切な環境下における装置の使用や保存・輸送を
防止することができる。また、そのまま装置を使用する
ことによる障害の発生を事前に回避して、装置の信頼性
の向上および装置の寿命の低下を防止することができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の一実施例の構成を示す概略ブロック図であ
る。図1において、10は携帯型電子機器装置、11は
携帯型電子機器装置10の温度管理が必要な各表面およ
びその周辺の温度を検出するための温度検出部であり、
複数の温度エネルギーセンサ11a〜11nを備えてい
る。温度エネルギーセンサは、温度変化を電気信号に変
換して取り出すもので、Mn−Zn系フェライトの磁気
温度センサが知られている。12は運用環境判定部であ
り、温度検出部11から得られた携帯型電子機器装置1
0の各表面およびその周辺の温度を集計して、携帯型電
子機器装置10が運用環境であるか否かを判定し、その
判定出力信号aを出力する。13は装置制御部であり、
機能部14の各機能部14a〜14mを制御するととも
に、判定出力信号aにより報知部15の表示および警報
を制御する。装置制御部13はまた、環境状況信号bを
出力して、その内容を印字部17に出力させたり、回線
で接続されたセンター装置18に報知する。
【0009】図2は上記実施例における運用環境判定部
12および装置制御部13をさらに詳しく示したもので
ある。図2において、11は温度検出部、21はA/D
変換部、22は主記憶部、23はキャラクタジェネレー
タ、24はラッチ、25はRAM、26は表示ドライ
バ、27は液晶表示部、28はコメントデータ呼び出し
部、29はD/A変換部、30は増幅部、31はスピー
カ、32はRAM、33はキー入力部、そして34はこ
れら全体を制御する主制御部である。なお、主制御部2
2はRAM22aとROM22bにより構成され、液晶
表示部27とスピーカ31とにより報知部15が構成さ
れている。
【0010】次に上記実施例における運用環境判定部1
2および装置制御部13の動作について、図2を参照し
て説明する。温度検出部11で検出した温度は、A/D
変換部21に送られ各々デジタル量の温度データに変換
され、その数値をアドレスデータとして主記憶部22の
RAM22aに供給される。主記憶部22は、A/D変
換部21の出力によりアドレス指定され、各表面および
その周辺の温度データを記憶するRAM22aのエリア
Ma〜Mnと、コメントを記憶するROM22bのエリ
アMoを有している。このRAM22aから読み出され
た温度データは、主制御部34へ送られるとともに、キ
ャラクタジェネレータ23へ送られ、その内容をマトリ
ックス表示部でドット表示するためのデータに変換され
た後、ラッチ24に読み込まれる。ラッチ24に読み込
まれたデータは、RAM25に順次書き込まれ、RAM
25の内容は、表示ドライバ26へ送られ、表示データ
に変換されて液晶表示部27に表示される。
【0011】主制御部34は、キー入力部33からのキ
ー入力信号に基づき、キャラクタジェネレータ23およ
びラッチ24に動作指令信号を出力し、表示ドライバー
26に表示切換信号を出力する等の、各機能を制御する
命令信号を出力する。
【0012】コメントデータ呼び出し部28は、主制御
部34からのコメントデータを主記憶部22のROM2
2bのエリアMoにアドレスデータとして送り、その指
定アドレス領域に記憶されているコメントデータを呼び
出して、D/A変換部29に供給する。このD/A変換
部29は、ROM22bから読み出されたコメントデー
タをアナログ量の音声信号に変換し、増幅部30を介し
てスピーカ31に送り、警告音声を発生する。
【0013】次に、上記実施例の動作を図3の流れ図お
よび図4の温度判定図を参照して説明する。温度検出部
11は、温度エネルギーセンサなどで検出した抵抗値や
容量値の温度の振幅を増幅し、これを出力電圧として出
力する(ステップ41)。温度検出部11で検出した温
度は、A/D変換部21に送られ、各々デジタル量の温
度データに変換され、その数値をTXアドレスデータと
して主記憶部22のRAM22aに供給される。この値
TXを定期的に装置に対する温度の蓄積疲労度として自
動的に記録する(ステップ42)。装置の温度仕様値を
第1の温度エネルギー判定値T1として、また装置の温
度限界仕様値を第2の温度エネルギー判定値T2とし
て、予め設定入力して主記憶部22のROM22bに記
憶させておく。主制御部34は、TXを第1の温度エネ
ルギー判定値T1と比較判定する(ステップ43)。す
なわちTX<T1であれば、通常に使用続行できると判
断して液晶表示部27に「使用続行可能表示」を点灯す
る(ステップ44)。一方、TX≧T1であれば、次に
TXを第2の温度エネルギー判定値T2と比較判定する
(ステップ45)。TX≧T2であれば、装置の温度限
界仕様値を越えており、これ以上装置をさらに接続して
使用すると、装置の故障や機能の保証できない事故が発
生する可能性があるので、装置または一部の機能を自動
的に停止する(ステップ46)。携帯型電子機器装置の
温度エネルギーの蓄積疲労度がTX≧T2となる機会
は、装置を使用時よりも装置を持ち歩いたり運搬中の時
に多いので、携帯者が電源をオンした時に上記の「装置
または一部の機能が停止状態」である「使用禁止」のコ
メント表示や、電源オン後一定時間コメント表示して機
能を停止させる(ステップ47〜49)。そして、装置
を修理に出した場合は、印字部17により温度結果デー
タを印字する(ステップ50、51)。
【0014】一方、ステップ45でTX<T2であれ
ば、装置の温度限界仕様値以内と判断して、装置をさら
に継続して使用することができるが、装置の温度限界仕
様値を越えているので、使用者のリスクで装置を使用し
ている状態であることを使用者に認識させる必要があ
る。したがって、装置の使用継続は可能であるが、「警
告コメント」で警告や啓発や処理事項などを表示し(ス
テップ52)、「警告表示ランプ」が点滅し(ステップ
53)、「警告音声(フザーなど)」が使用者に装置扱
い注意の呼びかけをする(ステップ54)。「警告コメ
ント表示」や「警告音声」などの警告動作はリセットす
るまで続行する(ステップ55)。装置が使用中または
携帯中であれば、すぐにリセットされ、「警告コメント
表示」と「警告音声」が停止し(ステップ56)、「警
告表示ランプ」が点滅し続ける(ステップ57)。とこ
ろが、装置が自動車のフロントガラスやトラックなどの
荷台で輸送中であれば、リセットされずに警告音声など
が鳴り続けた後(ステップ58)、一定時間リセットさ
せない場合は、自動的に機能を保護する処理を施す(ス
テップ59、60)。
【0015】このように、本実施例によれば、検出した
温度を第1の判定値と比較して装置の使用可否を判定
し、第1の判定値T1を越えた場合に警告の表示コメン
トを報知し、第2の判定値T2と比較して限界温度を越
えた場合に装置の使用不可を判定し、その旨を表示する
とともに装置を停止させるようにしたものであり、第1
段階での検出により装置を停止することよりも一層速い
時期にきめ細かに装置が受ける温度の蓄積疲労度を確認
でき、使用者が装置をそのまま運用続行せずに、上記の
警告表示にしたがって速やかに対応して、連続高温度を
避けて装置を移動したり、直射日光カバーを施すなどの
行動を行なって、その後使用環境状況になれば、故障す
ることなく、事前にすべての機能を正常に保持すること
ができ、装置の耐久性や寿命を延ばすことができる。
【0016】上記の運用によって、連続的な厳しい温度
環境での放置や運搬時や携帯での装置の取扱いに気を配
り、装置をそのまま運用続行することにより発生する障
害を未然に防止することができる。同時に、使用者に警
告を促し、環境状態での装置の放置を回避することがで
きる効果がある。
【0017】例えば、携帯型電子機器装置における印字
部は、色リボン送り機能が、長期間の連続温度の蓄積に
より化学変化して樹脂材の特性劣化や寸法の膨張短縮や
磨耗グリスの蒸発が生じて正常に色リボンが送られず、
印字位置ずれや2重印字や印字行間隔みだれの障害に結
びつくものである。異常な連続温度の蓄積により、通常
の使用での装置寿命の数分の一の時間で化学変化して樹
脂材の特性劣化や寸法の膨張短縮が生じて、機能や装置
の故障で使用できなくなる。使用者は現在の装置取扱い
が異常なものか正常なものかを認識することができず、
荒い取扱いの使用者はそれが普通の取扱いであると思っ
ているので、「通常よりも温度の影響度合が早く、装置
取扱いが異常なものであり、装置の取扱いに気を配れ
ば、今後どの程度使用できる」などの「警告コメント」
で警告や啓発や処理事項などを表示し、使用者に一層快
適に満足して装置を使用させることができる。
【0018】また、異常な連続温度の蓄積により、装置
の温度限界仕様値を越えた場合においては、これ以上装
置を継続して使用することができないと判断し、さらに
継続使用すると装置の故障や機能の保証できない事故が
発生する可能性があるので、装置または一部の機能を自
動的に停止する。
【0019】例えば、携帯型電子機器装置におけるキー
ボード部が、長期間の厳しい温度の蓄積により樹脂材の
樹脂材の特性劣化や寸法の膨張短縮が生じて、電線やプ
リント基盤のパターンの断線やショートや絶縁端子など
の磨耗劣化が生じて正常な電源や信号の供給ができず、
装置の各機能部を故障させたり、火災や使用者に危険を
及ぼすことになる。使用者は現在の装置状態が異常なも
のか正常なものかを認識することができず、使用継続や
運用続行しようとすることを、装置または一部の機能を
自動的に停止することで回避することができる効果があ
る。
【0020】したがって、上記実施例のように、2段階
の温度検出と2段階の啓発の表示コメントを報知すると
ともに、装置または一部の機能の停止することは、使用
者に対する認識や覚悟を促すものである。装置の温度限
界仕様値を越えて第1の警告指示を受けた後の使用継続
は、飽くまで使用者のリスクによるものであり、装置や
装置製造者の責任ではないことを明確にすることができ
る効果がある。
【0021】また、上記のような運用によって、連続的
な自動車での運搬時や携帯での装置の取扱いに気を配
り、装置をそのまま運用続行することにより発生する障
害を未然に防止することができると同時に、使用者に警
告を発し悪環境状態での装置の放置を回避することがで
きる効果がある。
【0022】一方、携帯型電子機器装置は、水道、ガス
の検針業務、生命保険勧誘業務、各種受注管理業務など
のシステム端末装置のように、野外でオートバイや自動
車などの荷台に載せて真夏の日照下や真冬の冷え付く中
を持ち運びして使用するなど、ますます多くの用途が拡
がる。従って、オートバイや自動車などの荷台での野外
での温度は、携帯型電子機器装置の機能に対して、一時
的には厳しい環境でその繰り返しの影響が大きく、長い
期間の温度エネルギーの蓄積が電子部品、半導体部品樹
脂材、化学接着結合部などにその特性劣化・磨耗を与え
て装置の障害が発生する。
【0023】したがって、本実施例の携帯型電子機器装
置10は、上記のような使用時とともに携帯運搬時にも
温度が加わるので、内部に時間管理機能と温度を検出す
る機能とそれを記録する不揮発性の記憶部16を有し、
これらには保持電源から非使用時に予備電圧を供給し、
使用者が装置の使用開始時に主電源を投入すると、自動
的に使用者への啓発コメント表示や警告を報知部15に
供給することにする。そして、装置を携帯運搬中に、温
度が原因で装置が故障した場合に、それまでの温度経過
データを印字部17から出力できるようにする。これに
より温度経過の記録を確定することができ、使用者が装
置を運用開始する前に、使用者に装置の耐高温・低温に
対する装置の取扱い管理の啓発を促すことができる効果
がある。
【0024】この啓発の表示メッセージにより、使用者
は装置をそのまま運用続行せず、仕様を越えた厳しい温
度環境の放置を避けたり、温度を緩和する日よけケース
や暖房カバーを施すなどの行動を行なう。
【0025】仮に、使用者が装置をそのまま運用続行す
れば、温度に弱い部分の機能が自動的に停止し、また装
置そのものの機能が自動的に停止し運用続行できなくす
る。さらに、上記の強烈な連続温度に弱い部分の機能が
自動的に停止したことがメモリーなどの記録に残る。そ
れによって、装置の故障は、使用者の何時の取扱いの不
備における原因で生じたことが明確となる。また、装置
における仕様上の温度に弱い部分がどこであるかが明確
となり、その対応・対策の解析に役立つことができる。
【0026】装置の保守・修理をする時にも、上記の温
度データを装置の印字部17から出力する。また、環境
状況信号bをセンター装置18に送信して、各携帯型電
子機器装置の使用時や運搬時の温度環境状況を分析し解
析する。温度データTXは、時刻データとともに判定値
T1、T2と比較して、それを越えた日時を内容として
印字出力する。
【0027】次に、上記実施例において、装置または一
部の機能を自動的に停止する機能について図5を参照し
て説明する。例えば、屋外における真夏の直射日光下に
長時間放置すると、装置の温度は80°C以上に上昇
し、マイクロプロセッサ(MPU)の安定動作温度範囲
を越え、格納されたデータを破壊することがある。そこ
で図5のように、温度検出部11の温度センサが温度変
化による電荷抵抗値の変化を検出すると、その抵抗値が
著しく増え、そのため運用環境判定部12の判定出力信
号aが比較回路51のリセット信号となる基準電圧を越
えるとゲート回路51の出力が動作し、装置制御部13
のMPUのリセットパルスなどをリセットする。または
図5(b)のように、この運用環境判定部12の出力信
号aで、ゲート回路53により装置制御部13のMPU
を制御駆動するクロック発生回路52からのクロック・
パルスを停止させる。動作保証以外の温度に加わるとM
PUは停止するが、メモリ内容は破壊されず、メインメ
モリ内のデータを保護することができる。
【0028】ところで、携帯型電子機器装置では、機器
の機能や性能および寿命などの保証をするために、その
携帯型電子機器装置の使用および保管の許容環境範囲を
仕様として使用者との間で定めている。例えば、フレキ
シブルディスク装置(FDD)を実装した携帯型電子機
器装置の場合には、フレキシブルディスク(FD)の互
換性規格としてISO(International Organizatio
n for Standardization)で許容温度は10°Cから5
1.5°Cまでと定めているので、装置の内部温度上昇
を加味して携帯型電子機器装置の環境範囲仕様を0°C
から40°Cまでと定めている。ただし、現実的な野外
での携帯型電子機器装置の運用はそれを越えていること
を考慮し、製造者の設計仕様は−5°Cから50°Cま
での環境範囲で障害が生じないように検討しているが、
−15°C以下または70°C以上の温度環境範囲では
条件によって誤動作や再現性の少ない障害が発生するこ
とが実験で確認されている。このような場合に、その装
置の第1の温度の判定値T1は、上限仕様値T1Hを4
0°C、下限仕様値T1Lを0°C、第2の温度の判定
値T2は、上限仕様値T2Hを70°C、下限仕様値T
2Lを−10°Cと設定する。すなわち、第1の温度の
判定値T1を装置の温度仕様範囲とし、第2の温度の判
定値T2を装置の故障発生の開始温度としている。
【0029】また、第1の温度の判定値T1と第2の温
度の判定値T2との設定は、装置の使用目的や信頼性の
重要度によって様々な考え方で設定することが可能であ
る。装置の環境範囲仕様の前の段階や装置が故障や誤動
作する前の段階で、温度の判定をし温度注意警告を促す
必要がある場合には任意の温度の判定値を設定すること
が可能である。
【0030】したがって、キー入力部33から第1の温
度の上限仕様値T1H、第1の温度の下限仕様値T1
L、第2の温度の上限仕様値T2H、第2の温度の下限
仕様値T2Lを任意に入力設定し、RAM32に記憶さ
せる。これにより、適切な温度管理を実行することがで
きる。
【0031】なお、上記実施例は、管理対象を温度に限
定したが、もちろん湿度も管理対象に単独でまたは温度
と併用して含めることができ、その場合は湿度センサが
使用される。
【0032】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、電子機器装置の表面およびその周辺における温度お
よびまたは湿度を検出して、その検出出力から第1の判
定値と比較して装置の使用可否を判定し、使用不可と判
定された場合はその旨を報知し、第2の判定値と比較し
て装置の使用不可が判定されたときにその旨を報知する
とともに装置の動作を停止させるので、不適切な環境下
における装置の使用や保存・輸送を防止することができ
る。また、そのまま装置を使用することによる障害の発
生を事前に回避して、装置の信頼性の向上および装置の
寿命の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す概略ブロック図
【図2】本発明の一実施例における主要部の概略ブロッ
ク図
【図3】本発明の一実施例における動作を示す流れ図
【図4】本発明の一実施例における温度の判定図
【図5】本発明の一実施例における機能停止部の概略ブ
ロック図
【符号の説明】
10 携帯型電子機器装置 11 温度検出部 12 運用環境判定部 13 装置制御部 14 機能部 15 報知部 18 センター装置 a 判定出力信号 b 環境状況信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置の表面およびその周辺における温度
    およびまたは湿度を検出する手段と、検出された温度お
    よびまたは湿度を第1の判定値と比較して装置の使用可
    否を判定する手段と、前記第1の判定により使用不可が
    判定された場合にはその旨を報知する手段と、前記検出
    された温度を第2の判定値と比較して装置の使用可否を
    判定する手段と、前記第2の判定により使用不可が判定
    された場合にその旨を報知するとともに装置を停止させ
    る手段とを備えた携帯型電子機器装置。
  2. 【請求項2】 温度およびまたは湿度データの経過を記
    録する手段を備えた請求項1記載の携帯型電子機器装
    置。
  3. 【請求項3】 第2の判定で装置の使用不可が判定され
    たときに、装置のリセット・パルスをリセットするかま
    たは装置制御部のマイクロプロセッサを制御駆動する発
    振クロック・パルスを停止させる手段を備えた請求項1
    記載の携帯型電子機器装置。
  4. 【請求項4】 第1の判定値と第2の判定値を入力設定
    する手段と、その判定値を記憶する手段を備えた請求項
    1記載の携帯型電子機器装置。
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