JPH0835835A - 傾斜角自動補償装置及び傾斜角検出装置 - Google Patents

傾斜角自動補償装置及び傾斜角検出装置

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Publication number
JPH0835835A
JPH0835835A JP19222194A JP19222194A JPH0835835A JP H0835835 A JPH0835835 A JP H0835835A JP 19222194 A JP19222194 A JP 19222194A JP 19222194 A JP19222194 A JP 19222194A JP H0835835 A JPH0835835 A JP H0835835A
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JP
Japan
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liquid surface
free liquid
reflected
optical path
light
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Application number
JP19222194A
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English (en)
Inventor
Fumio Otomo
文夫 大友
Junichi Furuhira
純一 古平
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Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
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Publication date
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  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】自由液面での全反射を利用した傾斜角自動補償
装置及び傾斜角検出装置に於いて、水平、垂直の両姿勢
での使用を可能にする。 【構成】自由液面3を形成する様透明液体1を封入した
液体封入容器2と、光源部14第1の光路と第2の光路
とに分割する為の光路分割手段17を有し、液体封入容
器窓から入射させ自由液面に向けて光束を投影する為の
投光系12と、装置本体の傾きが0゜近傍の時自由液面
に反射された光束を再度自由液面に向けて反射させる為
の第1反射部材6と、装置本体の傾きが90゜近傍の時
自由液面により反射された光束を再度自由液面に向けて
反射させる為の第2反射部材8と、液体封入容器窓から
出射された光束を投影する為の投影光学系とを有し、液
体封入容器から射出された光束の射出方向の補償を行
い、更に射出された光束を受光する受光器を設け、該受
光器の受光状態から傾斜角を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測量機器、測定機器等
に用いられ傾き量の変化の測定をし、或は機器の光軸を
鉛直に保持し、或は機器の光軸を水平に保持し、或は水
平、垂直な光束の照射面を形成する角度自動補償装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】測量機器、測定機器等に於いて各種測量
をする場合、測量機器、測定機器の基準面の補償、或は
光軸の鉛直性の補償をする必要がある。
【0003】従来これら補償を自動的に行うものに、2
本若しくは3本以上の吊線によりレンズ或はプリズム等
の振子体を振子状に懸吊し、測量機器、測定機器本体が
傾いた場合、磁気式等の制動機構により、前記振子体を
制動して、光路を自動補償しているもの、若しくは透明
液体の裏面反射を利用してアナモフィックプリズム等の
光学系により、液面の全ての傾斜方向の変化に対して反
射光束が同一感度の光軸となる様にして光路を自動補償
しているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し前記した従来技術
に於いては、装置全体を略水平、又は略垂直に設置した
場合の使用に限られ、略水平、又は略垂直の両設置条件
に共用することは困難であり、共用する為には別途用意
された光学系を取付けて使用するか、予め光学系の一部
を組替可能とし、略水平若しくは略垂直の使用状態に合
わせて前記光学系の一部を組替える必要があった。これ
らの場合、光学系の取外し、又は組立てにその再現性が
乏しく精度がよくない。又、部品のコストが蒿む等の問
題が生じた。
【0005】本発明は斯かる実情に鑑み、自由液面を利
用し、特別に用意された光学系や、光学系の一部を組替
えるという余分な機構を必要とせずに、装置が略水平状
態若しくは略垂直状態の両者に共用して光路を自動補償
する機構を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、自由液面を形
成する様透明液体を封入した液体封入容器と、光源部と
該光源部からの光路内に配置され第1の光路と第2の光
路とに分割する為の光路分割手段を有し、前記それぞれ
の光路に沿って液体封入容器窓から入射させ自由液面に
向けて光束を投影する為の投光系と、装置本体の傾きが
0゜近傍の時前記第1の光路に沿って投影され該自由液
面に反射された光束を再度自由液面に向けて反射させる
為の第1反射部材と、装置本体の傾きが90゜近傍の時
前記第2の光路に沿って投影され自由液面により反射さ
れた光束を再度自由液面に向けて反射させる為の第2反
射部材と、再度自由液面により反射され前記液体封入容
器窓から出射されたそれぞれの光束を投影する為の投影
光学系とを有することを特徴とする傾斜角自動補償装
置、及び自由液面を形成する様透明液体を封入した液体
封入容器と、光源部と該光源部からの光路内に配置され
第1の光路と第2の光路とに分割する為の光路分割手段
を有し、前記それぞれの光路に沿って液体封入容器窓か
ら入射させ自由液面に向けて光束を投影する為の投光系
と、装置本体の傾きが0゜近傍の時前記第1の光路に沿
って投影され該自由液面に反射された光束を再度自由液
面に向けて反射させる為の第1反射部材と、装置本体の
傾きが90゜近傍の時前記第2の光路に沿って投影され
自由液面により反射された光束を再度自由液面に向けて
反射させる為の第2反射部材と、再度自由液面により反
射され前記液体封入容器窓から出射されたそれぞれの光
束を受光器に導く為の投影光学系とを有し、受光器から
の信号に基づき装置本体の傾きを検出する様構成した傾
斜角検出装置に係るものである。
【0007】
【作用】第1反射部材と第2反射部材を有することで、
自由液面が0゜でも90゜回転した状態でも、自由液面
で反射される反射光束を液体封入容器から同一方向に射
出することができ、全構成を90°倒した状態でも自動
補償が可能となる。又、第1反射部材と第2反射部材か
らの反射光束をそれぞれ同一方向に導くことができる投
影光学系を有するので、全構成を90°倒した状態でも
自動補償が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例を
説明する。
【0009】図1は第1の実施例を示し、透明液体1を
自由液面3が形成される様封入した液体封入容器2を設
ける。該液体封入容器2は略8角の短柱形状であり、8
角形を形成する面の内、底面に隣接する一方の面に第1
入出射窓4を設け、該第1入出射窓4に隣接して第2入
出射窓5を設ける。又、前記底面に隣接する他方の面に
反射部材である第1反射ミラー6を設け、該第1反射ミ
ラー6の反射面にはλ/4位相板7を設け、前記第1反
射ミラー6と対峙した位置に反射部材である第2反射ミ
ラー8を設け、該第2反射ミラー8の反射面に複屈折部
材のλ/4位相板9を設ける。
【0010】前記液体封入容器2の内部に液揺れ防止具
10を揺動自在に設ける。該液揺れ防止具10は、前記
自由液面3内に有り又液体封入容器2の図形中心と一致
した揺動軸を有する。
【0011】該液揺れ防止具10は後述する様に、前記
透明液体1の自由液面3より若干液中に没した位置に透
明な液揺れ防止板11を有し、常に該液揺れ防止板11
が水平になる様、揺動軸の下方に重心を有し回転自在と
なっている。
【0012】前記透明液体1の自由液面3で反射される
様、該自由液面3に対して水平と所定の角度をもって光
束13を入射させる光軸を有する投光系12を設ける。
【0013】該投光系12は紙面に対して垂直な偏光方
向を有する略直線偏光のレーザ光線を発する半導体レー
ザである光源部14、該光源部14からの光束を平行光
束とするコリメータレンズ15、回転自在に垂下し、複
屈折部材から成り偏光方向を変換する偏光変換手段のλ
/2位相板16、偏光ビームスプリッタ17から成る。
該偏光ビームスプリッタ17は紙面に対して平行な直線
偏光成分は透過し、紙面に対して垂直な直線偏光成分は
反射する。
【0014】前記光束13を前記偏光ビームスプリッタ
17に向け反射する第1反射ミラー18を前記偏光ビー
ムスプリッタ17に隣接して配設し、又該偏光ビームス
プリッタ17を挾んで前記第1反射ミラー18に対峙す
る第2反射ミラー19を配設する。該第2反射ミラー1
9は前記偏光ビームスプリッタ17を透過した第1反射
ミラー18からの反射光を図1中鉛直方向に反射し、第
2反射ミラー19で反射された光束の光軸上に、該第2
反射ミラー19側からアナモフィックプリズム系20、
ビームエキスパンダ21、第2反射ミラー19で反射さ
れた光束の光軸を中心に回転するペンタプリズム23を
順次配設する。
【0015】而して、偏光ビームスプリッタ17、第1
反射ミラー18、第2反射ミラー19は後述する様に前
記第1反射ミラー6を介して前記第1入出射窓4から射
出される反射光束30、前記第2反射ミラー8を介して
前記第2入出射窓5から射出される反射光束30をそれ
ぞれ鉛直方向に向けて投影する投影光学系を構成する。
【0016】以下、作用を説明する。
【0017】光源部14から発せられた光束13はλ/
2位相板16を透過することで紙面に対して平行な直線
偏光光束となる。前記した様に偏光ビームスプリッタ1
7は紙面に対して平行な直線偏光を透過するので、光源
部14からの光束は偏光ビームスプリッタ17を透過し
て前記第1入出射窓4から透明液体1に入射し、更に液
揺れ防止板11を透過して前記自由液面3で前記第1反
射ミラー6に向かって反射される。
【0018】光束は前記第1反射ミラー6で反射され前
記液揺れ防止板11を透過し、前記自由液面3で反射さ
れ、前記第2入出射窓5から射出する。前記第1反射ミ
ラー6の反射面には前記λ/4位相板7が設けられてい
るので前記光束13は第1反射ミラー6で反射される過
程で2度λ/4位相板7を透過する。この為、第1反射
ミラー6で反射された反射光束30の偏光方向は紙面に
対して垂直な直線偏光となる。
【0019】反射光束30は前記第1入出射窓4から射
出し、前記偏光ビームスプリッタ17に入光する。前記
反射光束30は紙面に対して垂直な直線偏光であるの
で、前記偏光ビームスプリッタ17で反射され、更に前
記第2反射ミラー19で鉛直方向に反射される。
【0020】前記自由液面3は本実施例の全構成が傾斜
した場合でも常に水平であり、光束13は常に水平面で
反射される。従って、自由液面3に対する光束13の入
射角は本実施例の全構成の傾斜に対応して変化し、更に
前記第2反射ミラー19で反射された光束の光軸も鉛直
に対して傾きを持つ。前記アナモフィックプリズム系2
0、ビームエキスパンダ21はこの傾きを補償して前記
ペンタプリズム23に入射する光束を常に鉛直とする。
而して、前記ペンタプリズム23から射出される光束は
水平となり、射出される光束で水平基準線が得られ、又
前記ペンタプリズム23を回転することで水平基準面が
形成される。
【0021】本実施例の自動補償の作用について、図1
6〜図20を参照して説明する。図16は本実施例の構
成を更に簡略化し、自由液面3で1回反射した場合を示
したものであり、図1中と同様の構成には同部号を付し
てある。
【0022】図16に於いて透明液体1の屈折率nを
1.4とするとその臨海角は45.6°であり、透明液
体1への設定入射角θ=50°、機器の傾き角即ち自由
液面3の傾き角α=10′とする。
【0023】自由液面3がx軸を中心にα傾斜した場合
の反射変位角ξ1x′と自由液面3がz軸中心にα傾斜し
た場合の反射変位角ξ1z′は、数式1の関係があり、そ
れぞれξ1x′=28′,ξ1z′=18.0′となる。
【0024】
【数1】ξ1x′=2nα ξ1z′=n・ cos-1( cos2 θ cos2α+ sin2 θ)
【0025】となる。従って、前記反射変位角ξ1x′と
反射変位角ξ1z′とでは(ξ1x′/ξ1z′)=1.55
5倍の感度の差がある。よってこの条件では、
【0026】
【数2】ξ1x′=2nα、ξ1z′=1.286nα ξ1x′/ξ1z′=1.555
【0027】となる。次に、前記アナモフィックプリズ
ム系20は前記感度差を光学的に補正する。
【0028】ここでアナモフィックプリズム系20につ
いて図17、図18により説明する。
【0029】アナモフィックプリズム系20を構成する
楔状プリズム24,25のプリズム頂角をa24,a25、
楔状プリズム24,25の相対角をb、屈折率をng と
し、入射光束をDin,射出光束をDout とするとし、楔
状プリズム24,25を同一のものを使用するものとし
て、その頂角a=a24=a25とすると、
【0030】
【数3】倍率Map=(Din/Dout )= cos2 a/(1
−ng 2 ・ sin2 a)
【0031】となるので、角倍率は近似的に1/Mapで
ある。よって、
【0032】
【数4】Map=2nα/1.286nα=1.555
【0033】となる様に、前記プリズム頂角をa、楔状
プリズム24,25の相対角をbとし、屈折率ng を選
べば(例えば、ng =1.51とした場合、a=27.
732°、b=44.793°である)、前記アナモフ
ィックプリズム系20透過後のξ1x′は、2nα×1.
286nα/2nα=1.286nαに変換され、アナ
モフィックプリズム系20の透過後は、ξ1x′=ξ1z′
となる。
【0034】而して、アナモフィックプリズム系20透
過後の反射光束30の光軸は、前記自由液面3の全方向
の傾きに対して、常に一様の反射変位角を有し、自由液
面3があらゆる方向に傾斜しても、この傾斜に対して常
に同一の感度の反射変位角が得られる。
【0035】更に、前記アナモフィックプリズム系20
を透過し、前記第2反射ミラー19により上方に反射さ
れた光束が前記ビームエキスパンダ21を透過した場合
に、該ビームエキスパンダ21の角倍率が1/1.28
6n倍であれば、透過後の光軸は、
【0036】
【数5】(ξ1x′=ξ1z′=1.286nα)×1/
1.286n=α
【0037】だけ傾き、前記ビームエキスパンダ21透
過後の最終光軸は、前記自由液面3と常に直交、即ち鉛
直を維持する。ここで前記ビームエキスパンダ21を構
成する凸レンズ26の焦点距離をf3 とし、凸レンズ2
7の焦点距離をf4 とすると、ビームエキスパンダ21
の角倍率Mexはf3 /f4 となり、このf3 、f4 を選
択することにより、角倍率Mexを1/1.286n倍と
することができる。
【0038】次に、図16で示した構成例で、前記アナ
モフィックプリズム系20を90°回転させ、M=1/
1.286となる様に、前記楔状プリズム24,25の
プリズム頂角をa24,a25、楔状プリズム24,25の
相対角をb、屈折率をng を適宜選択してもよい。
【0039】前記光学系に於けるアナモフィックプリズ
ム系20は、一般的に楕円形状のビームを円形に成形す
る目的として利用される。例えば、光源にレーザダイオ
ードを使用した場合、光束の断面形状はこのアナモフィ
ックプリズム系20により、円形形状に近づけることが
できる(レーザダイオードのビーム形状は楕円形であ
る)。
【0040】一般に、この様なレーザダイオードを組込
んで使用する機械は、レーザポインタ、レーザマーカと
しての機能を有する場合が多く、ビームの照射された形
状は円形に近いものが望ましい。従って、本発明で、ア
ナモフィックプリズム系20を利用して光軸の補正を行
うことはこの円形形状のビームを得る為にも大変有効で
ある。
【0041】如上の如く、液面変位角に対する前記反射
変位角ξ1x′と反射変位角ξ1z′との変位角の感度の相
違を、光学的手段によって補正し、同じ感度にすること
で、全方向に対して常に一定の割合で偏角していく光軸
を得ることができる。
【0042】次に、自由液面に所定の角度をもって光束
を入射させ、前記自由液面で光束を全反射させ、射出さ
れた光束を鏡により反射してもう一度前記自由液面に入
射させ、前記自由液面で光束を全反射させた場合と、自
由液面が光束に対して相対的に傾斜した時、液面の傾斜
方向に対して、前記自由液面で光束を2回全反射させた
場合との、反射角の変化の感度の相違について図19〜
図20に於いて説明する。
【0043】前記自由液面3にビームスプリッタ17か
ら入射光束が角度θで入射し、前記自由液面3で全反射
され、第1反射ミラー6で反射されて再び前記自由液面
3に入射し、前記自由液面3で全反射され、前記ビーム
スプリッタ17を透過して前記ミラー19で反射される
場合を説明する。
【0044】前記自由液面3と座標軸x,座標軸zが形
成するxz座標平面が略一致するものとし、又該座標平
面に垂直な座標軸をyとする。前記入射光束の光軸は前
記座標軸z,座標軸yが形成する座標平面内に存在する
とする。この状態から前記自由液面3が座標軸xを中心
に角度αだけ傾斜したとすると反射光束30の光軸は前
記yz座標平面内を移動して、yz座標平面内で反射角
がξ1xだけ変化する。この場合液面変位角αと反射変位
角ξ1xとの関係は、ξ1x=4αとなり、この場合にはx
y座標平面内での反射変位角ξ2xは生じない。
【0045】これに対して、図20に示す様に前記自由
液面3が座標軸zを中心に角度αだけ傾斜したとすると
前記反射光束30は前記xy座標平面、前記yz座標平
面からそれぞれ離反して移動する。従って、前記xy座
標平面、前記yz座標平面それぞれに、反射変位角ξ1z
と反射変位角ξ2zが現れる。更に、反射変位角ξ1zと自
由液面3の液面変位角αとの関係は、
【0046】
【数6】ξ1z= cos-1{ cos2α・ sin2 2θ− cos2
θ・ sin2 θ−( sin2 2α−cos2 2α・ cos2θ)
cos2 θ} ξ2z=π/2− cos-1[{1/2( sin2 2α− cos2
2α・ cos2θ− cos2θ)+ cos2α・ cos2θ} s
in2θ]
【0047】となる。例えば、α=10′、θ=50°
とすると、ξ2z=3.43″となり、ξ2zは、精度上無
視できる値である。更に、液体透過後の光軸は、液体の
屈折率をnとすると、
【0048】
【数7】ξ1x′=nξ1x ξ1z′=nξ1z
【0049】具体的には、α=10′、θ=50°、n
=1.4とすると、
【0050】
【数8】ξ1x′=56′ ξ1z′=35.994′ ξ1x′/ξ1z′=1.555
【0051】この様にθ=50°の条件で、前記反射変
位角ξ1x′、反射変位角ξ1z′に関して、前記液面変位
角αに対する感度の相違は、前述した自由液面3で1回
反射された場合と同じになる。従って、傾斜に対して常
に同一の感度の反射変位角が得られる様にするアナモフ
ィックプリズム系20を用いることができる。
【0052】ここでアナモフィックプリズム系20の倍
率Mapは、
【0053】
【数9】Map=4nα/2.572nα=1.555 1/Map=γap=1/1.555=0.64309
【0054】従って、アナモフィックプリズム系20を
透過すると、
【0055】
【数10】 ξ1x′=4nα×1/1.555=2.572nα ξ1z′=2.572nα
【0056】となって補正される。
【0057】更に、アナモフィックプリズム系20を透
過後の光軸上を鉛直に維持する為に設けられるビームエ
キスパンダ21の倍率Mexは、n=1.5とすると、
【0058】
【数11】 Mex=2.572nα/α=2.572n=3.601 γex=1/Mex=1/2.572n=0.278でよ
い。
【0059】如上の如く、液面変位角に対する前記反射
変位角ξ1x′と反射変位角ξ1z′との変位角の感度の相
違を、光学的手段によって補正し、同じ感度にすること
で、全方向に対して常に一定の割合で偏角していく光軸
を得ることができる。
【0060】上述した様に、アナモフィックプリズム系
20は、反射感度を全方向で同様にし、ビームエキスパ
ンダ21は最終的に感度を調整する。従って、該ビーム
エキスパンダ21を透過した光束の光軸は、全構成の傾
きに関係なく常に鉛直方向に補償されている。従って、
前記ペンタプリズム23から射出される光束は水平とな
り、ペンタプリズム23を回転させることで、常に一定
の水平基準面を得ることができる。即ち、本発明をレベ
ル出し器に応用することができる。
【0061】次に、図2は本実施例に於いて全構成を9
0°倒した場合を示す。
【0062】前記液揺れ防止具10は重力の作用で前記
液揺れ防止板11が水平になる様90°回転し、透明液
体1の自由液面3は重力中心に対して常に水平であるの
で全構成の90°に追従して回転して90°になる。
【0063】又、同様に前記λ/2位相板16も90°
回転し、該λ/2位相板16は90°回転することで前
記光束13から外れる。従って、前記偏光ビームスプリ
ッタ17に入光する光束は紙面に対して垂直な直線偏光
を有し、前記偏光ビームスプリッタ17で反射され、前
記第1反射ミラー18で更に反射されて前記第2入出射
窓5より液体封入容器2内に入射し、透明液体1、液揺
れ防止具10を透過して前記自由液面3で反射される。
該自由液面3で反射された光束は、前記第2反射ミラー
8で反射される。該第2反射ミラー8にはλ/4位相板
9が設けられているので、反射光束30は前記λ/4位
相板9を2回透過し、偏光方向が変換され、紙面に対し
て平行となる。第2反射ミラー8で反射された反射光束
30は前記自由液面3で反射され、前記液揺れ防止具1
0を透過して前記第2入出射窓5より射出する。
【0064】前記第2入出射窓5より射出した反射光束
30は前記第1反射ミラー18で反射され、前記偏光ビ
ームスプリッタ17を透過し、前記第2反射ミラー19
で水平方向に向けて反射される。前記アナモフィックプ
リズム系20、前記ビームエキスパンダ21を透過する
ことで、該ビームエキスパンダ21から射出される反射
光束30は全構成の傾きに関係なく常に水平を保ち、前
記ペンタプリズム23より回転照射される光束面は常に
一定な鉛直基準面を形成する。
【0065】而して、角度自動補償装置の水平姿勢、垂
直姿勢の両姿勢でそれぞれ角度補償をすることができ
る。
【0066】尚、前記第1入出射窓4、第2入出射窓5
は別々に設けたが、図3に示す様に一体に設けてもよ
い。又前記偏光ビームスプリッタ17はハーフミラー等
の他の光路分割手段であってもよく、ハーフミラーとし
た場合はλ/2位相板16は省略できる。
【0067】液体封入容器2中に封入された透明液体1
は、外来振動により揺れを生じるが、この液揺れを前記
液揺れ防止具10によって抑制する。
【0068】図4〜図6に於いて液揺れ防止具10を説
明する。
【0069】該液揺れ防止具10は軸孔31が穿設され
た突片32を有し、該突片32は前記液体封入容器2側
に設けた振り子軸(図示せず)に揺動自在に嵌合する。
前記振り子軸は前記自由液面3の光束13の反射部に略
合致した位置に設定されており、前記液揺れ防止具10
は反射部を中心に揺動可能となっている。
【0070】前記液揺れ防止具10は上面が平らな半月
形状をしており、又逆凹字状の断面をしている。又、上
面の中央部には光束を透過する為の矩形の透明板、特に
光を減衰させることのない様透明ガラス33が嵌込まれ
ている。又前記液揺れ防止具10の上面は前記自由液面
3の僅かに下方に位置し、常に水平が維持される様重心
位置が決定されている。
【0071】該液体封入容器2に封入された透明液体1
の固有振動数より前記液揺れ防止具10の固有振動数が
小さく、或は大きければ、液体の粘性と液揺れ防止具1
0との抵抗により、自由液面3の揺れは抑制される。
又、液揺れ防止具10の揺動中心が、自由液面3上の光
束の反射部にあることにより、前記液体封入容器2を9
0°回転した場合も同様な状態が保たれ、前記した様に
対向する方向から光束が入射されると同方向に光束を反
射する。
【0072】尚、前記液揺れ防止具10は熱伝導率の高
い材質、例えば銅材を使用し表面積を大きく取ることに
より、環境温度の急激な変化に対して液内部への温度伝
達を早め、屈折率分布が発生するのを防止し、光束の安
定性を高めることができる。
【0073】図7により第2の実施例を説明する。
【0074】図7中、図1、図2中で示したものと同一
のものには同符号を付し、その説明を省略する。
【0075】前記第1の実施例ではλ/4位相板7、λ
/4位相板9を第1反射ミラー6、第2反射ミラー8の
反射面に設けたが、第2の実施例では第1入出射窓4に
λ/4位相板7、第2入出射窓5にλ/4位相板9を重
合させ設けたものである。
【0076】該実施例でも前記自由液面3に入射する光
束、該自由液面3で反射される光束は、図7で示す状
態、或は全構成を90°傾けた場合もそれぞれ第1入出
射窓4、第2入出射窓5を2回透過、即ちλ/4位相板
7、λ/4位相板9を2回透過するので、偏光方向が9
0°変更する。而して、本実施例も前記した第1の実施
例と同様、全構成の傾斜に拘らずペンタプリズム23か
らの射出光束により、水平基準面、垂直基準面が形成で
き、角度自動補償装置の水平姿勢、垂直姿勢の両姿勢で
それぞれ角度補償をすることができる。
【0077】尚、第8図に示す様に、第1入出射窓4と
第2入出射窓5、λ/4位相板7とλ/4位相板9はそ
れぞれ一体として重合させてもよい。
【0078】図9、図10は第3の実施例を示してい
る。
【0079】図9、図10中、図1、図2中で示したも
のと同一のものには同符号を付し、その説明を省略す
る。
【0080】本実施例では、光束を前記自由液面3に図
9中紙面に対して垂直な方向に角度を付けて入射させ、
入射光軸と反射光軸とを図9中紙面に対して垂直な方向
にずらせたものである(図10参照)。
【0081】前記光源部14の後方、反射光軸上に第4
反射ミラー35を配設すると共に前記第1反射ミラー1
8の後方、反射光軸上に第5反射ミラー36を配設す
る。又、図9、図10中の液揺れ防止具10は省略して
図示し、第1の実施例で使用したλ/4位相板7、λ/
4位相板9は用いない構成としてある。
【0082】以下、第3の実施例の作用を説明する。
【0083】光源部14から発せられた光束13はλ/
2位相板16を透過することで紙面に対して平行な直線
偏光光束となる。前記した様に偏光ビームスプリッタ1
7は紙面に対して平行な直線偏光を透過するので、光源
部14からの光束は偏光ビームスプリッタ17を透過し
て前記第1入出射窓4から透明液体1に入射し、前記自
由液面3で前記第1反射ミラー6に向かって反射され
る。
【0084】反射光束30は前記第1反射ミラー6に対
し所要の角度をもって入射し、更に反射され、入射光束
13とは異なった光軸を通って前記自由液面3で反射さ
れる。反射光束30は前記第1入出射窓4から射出し、
前記偏光ビームスプリッタ17から外れ、前記第4反射
ミラー35に達し、該第4反射ミラー35で鉛直方向に
反射される。第4反射ミラー35で反射された反射光束
30は前記アナモフィックプリズム系20、前記ビーム
エキスパンダ21を透過して前記ペンタプリズム23か
ら水平方向に射出される。
【0085】而して、前記ペンタプリズム23から射出
される光束は水平となり、射出される光束で水平基準線
が得られ、又前記ペンタプリズム23を回転することで
光束による水平基準面が形成される。
【0086】次に、図11、図12は全構成を90°回
転した場合を示す。
【0087】前記λ/2位相板16は90°回転し、該
λ/2位相板16は90°回転することで前記光束13
から外れる。従って、前記偏光ビームスプリッタ17に
入光する光束は紙面に対して垂直な直線偏光を有し、前
記偏光ビームスプリッタ17で反射され、前記第1反射
ミラー18で更に反射されて前記第2入出射窓5より液
体封入容器2内に入射し、透明液体1を透過して前記自
由液面3で反射される。該自由液面3で反射された光束
は、前記第2反射ミラー8で反射される。
【0088】第2反射ミラー8で反射された反射光束3
0は入射光束の光軸とは紙面に対して垂直方向にずれて
おり、更に前記自由液面3で反射され、前記第2入出射
窓5より射出する。前記第2入出射窓5より射出した反
射光束30は前記第1反射ミラー18を外れ前記第5反
射ミラー36に到達し、該第5反射ミラー36で水平方
向に反射される。
【0089】尚、前記第4反射ミラー35と、第5反射
ミラー36とは図11に於いて紙面に対して垂直方向に
ずれているので前記第5反射ミラー36で反射された反
射光束30が第4反射ミラー35に遮蔽されることはな
い。
【0090】前記アナモフィックプリズム系20、前記
ビームエキスパンダ21を透過することで、該ビームエ
キスパンダ21から射出される反射光束30は全構成の
傾きに関係なく常に水平を保ち、前記ペンタプリズム2
3より回転照射される光束面は常に一定な鉛直基準面を
形成する。
【0091】而して、第3の実施例に於いても角度自動
補償装置の水平姿勢、垂直姿勢の両姿勢でそれぞれ角度
補償をすることができる。又、第3の実施例では往路と
帰路とが相違し、帰路では偏光ビームスプリッタ17を
透過しないので光の減衰が防止できる。
【0092】次に、本発明に係る傾斜角自動補償装置を
用いた傾斜角検出装置の実施例を図13、図14に於い
て説明する。
【0093】尚、本実施例中、図1中で示したものと同
一のものには同符号を付しその説明を省略する。
【0094】本実施例では、図1で示される傾斜角自動
補償装置のペンタプリズム23を省略し、その代わりに
受光器38を配設すると共に該受光器38の受光面で結
像させる為の集光レンズ41を配設し、アナモフィック
プリズム系20から射出される反射光束30を前記受光
器38で受光し得る様にしたものである。
【0095】該受光器38は図15に見られる様に受光
面が光軸を中心に受光区分面38a,38b ,38c ,
38d に4分割され、受光区分面38a ,38c がx軸
方向に配設され、受光区分面38b ,38d がz軸方向
に配設されている。
【0096】受光区分面38a ,38c からの出力は比
較増幅器39に入力され、受光区分面38b ,38d か
らの出力は比較増幅器40に入力される。前記比較増幅
器39、比較増幅器40からの出力は図示しない演算器
に入力され、両増幅器からの出力から反射光束30の照
射位置を検知し、前記自由液面3の液面の傾斜角、即ち
全構成の傾斜角を演算する。
【0097】尚、受光素子としてCCD等を使用し、受
光器38上の照射位置の座標軸を求めて傾斜角を演算す
る様にしてもよい。
【0098】図13に於いて前記自由液面3が傾斜する
と図19に於いて説明した様に、反射光束30の光軸に
は前記自由液面3の傾斜に対応する変位角が現れ、光軸
の移動が生じる。又、前記アナモフィックプリズム系2
0は前記自由液面3の全方向の傾斜に対する変異角の感
度を修正する。従って、前記受光器38受光面上での反
射光束30の照射位置は、前記自由液面3の傾斜に対応
した位置に移動する。前記受光器38の出力を修正する
ことなく、該受光器38からの出力を基に全構成の傾斜
角の検出を行うことができる。
【0099】又、受光素子としてCCD等を使用し、受
光器38上の照射位置の座標軸を求めて傾斜角を演算す
る場合、受光器38と集光レンズ41間での距離をfと
し、該集光レンズ41へ入光する反射光束30の光軸と
集光レンズ41の光軸がなす角をθとすると受光器38
の受光面上での変位量はftan θで表わせ、該変位量f
tan θは受光器からの信号を基に検出できる。従って、
前記自由液面3に起因する角度θは、変位量ftan θよ
り逆算することで演算することができる。
【0100】図14は本実施例に於いて全構成を90°
倒した状態を示している。
【0101】図14で示す状態の作用については、図2
で示したものと反射光束30がアナモフィックプリズム
系20を射出する迄は同様であるので説明は省略する。
【0102】従って、本傾斜角検出装置は0°、又は全
構成を90°倒した状態での、0°、90°近傍の全構
成の傾斜角の検出を行うことができる。
【0103】尚、前記アナモフィックプリズム系20を
省略して受光器38からの出力の感度が全方向で同一と
なる様電気的に修正してもよい。又前記偏光ビームスプ
リッタ17はハーフミラー等の他の光路分割手段であっ
てもよく、ハーフミラーとした場合はλ/2位相板16
は省略できる。
【0104】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、特別に
用意された光学系や、光学系の一部を組替えるという余
分な機構を必要とせずに、装置が略水平状態若しくは略
垂直状態の両者に共用して光路を自動補償することがで
きるので、装置が簡単でよく、作業性が向上すると共に
精度、再現性が向上し、更に常に水平を維持する自由液
面の反射を利用しているので従来の振り子式の角度補償
装置の様に高度な組立て技術を必要とせず簡単に組立て
ることができ、又従来の振り子式の角度補償装置の様に
光学部材を吊るという作業の代りに液体封入容器に液体
を注入するという作業でよい為、作業が著しく簡単で、
作業者の違いによる組立て精度のばらつきがなく、更に
液体を完全に密閉するので経時変化がなく、耐環境性に
優れ、更に又外来振動、衝撃に対して液体の粘性を利用
し制動することができ、複雑な制動装置を必要としない
等、種々の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例で90°倒した状態を示
す説明図である。
【図3】該第1の実施例の第1入出射窓、第2入出射窓
の他の例を示す部分拡大図である。
【図4】本発明に使用される液揺れ防止具の正面図であ
る。
【図5】同前液揺れ防止具の平面図である。
【図6】前記液揺れ防止具の側断面図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す説明図である。
【図8】該第2の実施例の第1入出射窓、第2入出射窓
の他の例を示す部分拡大図である。
【図9】本発明の第3の実施例を示す説明図である。
【図10】該第3の実施例の平面図である。
【図11】該第3の実施例を90°倒した場合の説明図
である。
【図12】該第3の実施例を90°倒した場合の平面図
である。
【図13】本発明に係る傾斜角検出装置の説明図であ
る。
【図14】該傾斜角検出装置を90°倒した場合の説明
図である。
【図15】該傾斜角検出装置の角度検出部分の説明図で
ある。
【図16】自由液面で1度反射される場合の角度自動補
償についての説明図である。
【図17】アナモフィックプリズム系に対する透過光束
の光軸の変化を示す説明図である。
【図18】(A)(B)はアナモフィックプリズム系に
対する透過光束の光軸の変化を示す説明図である。
【図19】自由液面で2度反射される場合の反射光束の
反射角の変化を説明する説明図である。
【図20】自由液面で2度反射される場合の、自由液面
が傾斜した時の反射光束の反射角の変化を説明する説明
図である。
【符号の説明】
1 透明液体 2 液体封入容器 3 自由液面 4 第1入出射窓 5 第2入出射窓 6 第1反射ミラー 7 λ/4位相板 8 第2反射ミラー 9 λ/4位相板 10 液揺れ防止具 12 投光系 14 光源部 16 λ/2位相板 17 偏光ビームスプリッタ 18 第1反射ミラー 19 第2反射ミラー 20 アナモフィックプリズム系 21 ビームエキスパンダ 23 ペンタプリズム 38 受光器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自由液面を形成する様透明液体を封入し
    た液体封入容器と、光源部と該光源部からの光路内に配
    置され第1の光路と第2の光路とに分割する為の光路分
    割手段を有し、前記それぞれの光路に沿って液体封入容
    器窓から入射させ自由液面に向けて光束を投影する為の
    投光系と、装置本体の傾きが0゜近傍の時前記第1の光
    路に沿って投影され該自由液面に反射された光束を再度
    自由液面に向けて反射させる為の第1反射部材と、装置
    本体の傾きが90゜近傍の時前記第2の光路に沿って投
    影され自由液面により反射された光束を再度自由液面に
    向けて反射させる為の第2反射部材と、再度自由液面に
    より反射され前記液体封入容器窓から出射されたそれぞ
    れの光束を投影する為の投影光学系とを有することを特
    徴とする傾斜角自動補償装置。
  2. 【請求項2】 投影系に装置本体の傾きが0゜近傍の時
    と90゜近傍の時とで異なる偏光特性の光束を光路分割
    手段に向けて投影する為の偏光変換手段を設けると共
    に、光路分割手段は偏向ビームスプリッタにより構成し
    た請求項1の傾斜角自動補償装置。
  3. 【請求項3】 偏光変換手段は、装置本体の傾きに応じ
    て投影系の光路内に挿脱自在に配置され、光路内に配置
    された時には光束の偏光方向を回転させる為の第1の複
    屈折部材である請求項2の傾斜角自動補償装置。
  4. 【請求項4】 第1の複屈折部材はλ/2位相板である
    請求項3の傾斜角自動補償装置。
  5. 【請求項5】 自由液面と第1反射部材の間、及び、自
    由液面と第2反射部材との間に、偏光方向を回転させる
    為の第2の複屈折部材を設けた請求項4の傾斜角自動補
    償装置。
  6. 【請求項6】 第1の光路に沿った偏光ビームスプリッ
    タと自由液面との間、及び、第2の光路に沿った偏光ビ
    ームスプリッタと自由液面との間のそれぞれに偏光方向
    を回転させる為の第2の複屈折部材を設けた請求項4の
    傾斜角自動補償装置。
  7. 【請求項7】 第2の複屈折部材はλ/4位相板である
    請求項5又は請求項6の傾斜角自動補償装置。
  8. 【請求項8】 自由液面を形成する様透明液体を封入し
    た液体封入容器と、光源部と該光源部からの光路内に配
    置され第1の光路と第2の光路とに分割する為の光路分
    割手段を有し、前記それぞれの光路に沿って液体封入容
    器窓から入射させ自由液面に向けて光束を投影する為の
    投光系と、装置本体の傾きが0゜近傍の時前記第1の光
    路に沿って投影され該自由液面に反射された光束を再度
    自由液面に向けて反射させる為の第1反射部材と、装置
    本体の傾きが90゜近傍の時前記第2の光路に沿って投
    影され自由液面により反射された光束を再度自由液面に
    向けて反射させる為の第2反射部材と、再度自由液面に
    より反射され前記液体封入容器窓から出射されたそれぞ
    れの光束を受光器に導く為の投影光学系とを有し、受光
    器からの信号に基づき装置本体の傾きを検出する様構成
    した傾斜角検出装置。
JP19222194A 1994-07-22 1994-07-22 傾斜角自動補償装置及び傾斜角検出装置 Pending JPH0835835A (ja)

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US08/503,657 US5684579A (en) 1994-07-22 1995-07-18 Automatic tilt angle compensator
DE69521367T DE69521367T2 (de) 1994-07-22 1995-07-21 Nivellierinstrument
EP95305104A EP0694758B1 (en) 1994-07-22 1995-07-21 Levelling instrument
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