JPH0834439A - パレットとそのパレットにおける板枠の枠組方法 - Google Patents

パレットとそのパレットにおける板枠の枠組方法

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JPH0834439A
JPH0834439A JP17416194A JP17416194A JPH0834439A JP H0834439 A JPH0834439 A JP H0834439A JP 17416194 A JP17416194 A JP 17416194A JP 17416194 A JP17416194 A JP 17416194A JP H0834439 A JPH0834439 A JP H0834439A
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JP
Japan
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plate
strip
frames
plate material
strip plate
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JP17416194A
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Inventor
Shozo Kumakawa
昭三 熊川
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SHIGA GENBOKU KK
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SHIGA GENBOKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パレットの組立を迅速且つ正確にしかも安価
に行なうこと 【構成】 一方の帯板材aを所定間隔をおいて平行に配
置すると共に、該一方の帯板材a上に、その一方の帯板
材aとは直交する方向に延びる他方の帯板材bを所定間
隔をおいて平行に配置し、その一方の帯板材aと他方の
帯板材bとを接着剤4で互いに接着することにより板枠
1A,1Bを枠組し、該板枠1A,1Bを一対用い、そ
の一対の板枠1A,1B間に複数のスペーサー2を所定
間隔をおいて介装すると共に、該両板枠1A,1Bと各
スペーサー2とを木ねじ5により一体に固着している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貨物をフォークリフト
で運搬するためにその貨物の下敷きとして使用するパレ
ットと、そのパレットを構成する上下一対の板枠の枠組
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパレットの一例として、
一方の帯板材を所定間隔をおいて平行に配置すると共
に、該一方の帯板材上に、その一方の帯板材とは直交す
る方向に延びる他方の帯板材を所定間隔をおいて平行に
配置し、その一方の帯板材と他方の帯板材とを木ねじで
互いに一体に固着することにより板枠を枠組し、該板枠
を一対用い、その一対の板枠間に複数のスペーサーを所
定間隔をおいて介装すると共に、該両板枠と各スペーサ
ーとを木ねじにより一体に固着したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
一方の帯板材と他方の帯板材とを横縦に配置して位置決
めするのに手間がかかると共に、その横縦に配置した一
方の帯板材と他方の帯板材とを木ねじにより一つずつね
じ止めしているため、そのねじ込み時の振動で各帯板材
の位置がずれやすく、しかも、そのねじ止め箇所が多い
ため、多数の木ねじが必要であって、製作費が高くつ
き、パレットの組立に時間と手間がかかるという欠点が
ある。
【0004】本発明は、上記欠点に鑑み、組立を迅速且
つ正確にしかも安価に行なうことができるパレットとそ
のパレットにおける板枠の枠組方法を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を実施例に対応する図面に基づいて説明
すると、請求項1記載の発明は、一方の帯板材aを所定
間隔をおいて平行に配置すると共に、該一方の帯板材a
上に、その一方の帯板材aとは直交する方向に延びる他
方の帯板材bを所定間隔をおいて平行に配置し、その一
方の帯板材aと他方の帯板材bとを接着剤4で互いに接
着することにより板枠1A,1Bを枠組し、該板枠1
A,1Bを一対用い、その一対の板枠1A,1B間に複
数のスペーサー2を所定間隔をおいて介装すると共に、
該両板枠1A,1Bと各スペーサー2とを木ねじ5によ
り一体に固着してなる構成を採用するものである。
【0006】請求項2記載の発明は、一方の帯板材aと
他方の帯板材bとを横縦に枠組みすることにより枠組さ
れた板枠1A,1Bと、該板枠1A,1Bを一対用い、
その一対の板枠1A,1B間に所定間隔をおいて介装さ
れ、その両板枠1A,1B間に固着される複数のスペー
サー2とからなるパレットPにおいて、前記板枠1A,
1Bの枠組方法であって、定盤6上に該定盤6に予め定
められた配置分布Hに従って一方の帯板材aを所定間隔
をおいて平行に配置すると共に、その一方の帯板材aの
所定位置に接着剤4を塗布し、その接着剤4を挟んで前
記一方の帯板材a上に他方の帯板材bを直交して所定間
隔をおいて平行に載置し、次に、同様の手順で、前記他
方の帯板材b上に接着剤4を塗布することなく一方の帯
板材aを載置すると共に、その一方の帯板材a上に接着
剤4を介して他方の帯板材bを載置し、この工程を繰り
返すことによって、一方の帯板材aと他方の帯板材bと
を横縦に且つ多段状に積み重ね、この状態で所要時間放
置しておくことによって、板枠1A,1Bを多数枠組す
るものである。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明において、パレットPを組
立る場合には、まず、一方の帯板材aを所定間隔をおい
て平行に配置した後、その各一方の帯板材a上の所定位
置に接着剤4を塗布し、その接着剤4を挟んで前記一方
の帯板材a上に他方の帯板材bを直交して所定間隔をお
いて平行に載置することにより、その一方の帯板材aと
他方の帯板材bとを接着して板枠1A,1Bを枠組し、
その板枠1A,1Bを一対用い、その一対の板枠1A,
1B間に複数のスペーサー2を所定間隔をおいて介装す
ると共に、該両板枠1A,1Bと各スペーサー2とを木
ねじ5により一体に固着すればよい。
【0008】この場合、板枠1A,1Bを枠組するにあ
たって、一方の帯板材aと他方の帯板材bとを接着剤4
で接着しており、木ねじ5を一切使用していないから、
製作費が安くつくと共に、その接着作業を振動を伴うこ
となく静かに行なうことができるから、その各帯板材
a,bの位置がずれる虞れがなく、前記板枠1A,1B
を所望通り迅速容易に且つ正確に枠組することができ、
しかも、両板枠1A,1Bと各スペーサー2とを木ねじ
5により強固に連結しているから、剛体構造のパレット
Pを製作することができる。
【0009】請求項2記載の発明によれば、定盤6に予
め配置分布Hが定められているから、それに従って一方
の帯板材aと他方の帯板材bとを横縦に配置すると共
に、その一方の帯板材aと他方の帯板材bとの交差部分
を接着剤4で接着するだけで、板枠1A,1Bを所望通
り迅速容易且つ正確に枠組することができ、しかも、そ
の工程を繰り返すことにより、板枠1A,1Bを多数能
率的に枠組することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1〜図4は、本発明の一実施例であるパ
レットPを示すものであって、一方の帯板材aと他方の
帯板材bとを横縦に枠組みすることにより枠組された上
下一対の板枠1A,1Bと、その一対の板枠1A,1B
間に所定間隔をおいて介装され、その両板枠1A,1B
間に固着される複数のスペーサー2とからなっている。
【0012】前記一方の帯板材aと他方の帯板材bと
は、木材または合成樹脂材からなり、図5に示すよう
に、 上側板枠1Bの一方の帯板材aは縦方向Xに所定
間隔αをおいて配置されると共に、下側板枠1Aの一方
の帯板材aは縦方向Xに上記間隔αの2倍の間隔2αで
配置されており、また、上下両板枠1A,1Bの他方の
帯板材bは横方向Yに所定間隔βをおいて配置され、更
に、図6に示すように、各板枠1A,1Bの一方の帯板
材aと他方の帯板材bとはエポキシ樹脂系、シアノアク
リレート系、酢酸樹脂エマルジョン系などの接着剤4に
より互いに一体に接着されている。
【0013】上記構成によれば、板枠1A,1Bを枠組
するにあたって、一方の帯板材aと他方の帯板材bとを
接着剤4で接着しており、木ねじを一切使用していない
から、製作費が安くつくと共に、その接着作業を振動を
伴うことなく静かに行なうことができるから、各帯板材
a,bの位置関係がずれる虞れがなく、前記板枠1A,
1Bを所望通り正確に枠組することができる。
【0014】この実施例では、貨物Kを載置する上側板
枠1Bの一方の帯板材aの枚数に比べて下側板枠1Aの
一方の帯板材aの枚数を2分の1にしており、これによ
って、パレットPの軽量化を図っているが、その下側板
枠1Aの一方の帯板材aの枚数を上側板枠1Bの一方の
帯板材aの枚数と同数にしてもよい。これによって、一
層強固なパレットPを組立るとができる。
【0015】前記スペーサー2は、上下両板枠1A,1
B間にフォークリフトのフォークを差し込むための空隙
Cを確保するためのものであり、図5に示すような平面
視円形または四角形などの多角形状の木材または合成樹
脂材からなり、この実施例では、各他方の帯板材bの両
端部及び中央部に対向して配置されている。なお、この
スペーサー2の材料としては間伐材を所定間隔ごとに輪
切りしたものを使用してもよい。これによると材料費を
著しく安くできる。
【0016】図6に示すように、上下両板枠1A,1B
と各スペーサー2とは木ねじ5により強固に一体に固着
されていおり、これによって、剛体構造のパレットPを
組立ることができる。なお、木ねじ5の頭部5aは一方
の帯板材aに形成した凹部6内に収納されており、各パ
レットPを密着して積み重ねることができるようになっ
ている。
【0017】図7に示すものは、板枠1A,1Bを枠組
するための定盤6であって、その上面には、縦方向Xに
所定間隔αごとに形成された一方の帯板材aの幅Laと
同一幅の横平行線Haと、横方向Yに所定間隔βごとに
形成された他方の帯板材bの幅Lbと同一幅の縦平行線
Hbとからなる配置分布Hが形成されている。なお、図
7中、8は定盤6上の配置分布Hの両側に縦方向Xに沿
って固着された一対の帯板材案内杆であるが、省略して
もよい。
【0018】上記構成に基づいて板枠1A,1Bを枠組
する場合の要領を説明すると、まず、図8(a)に示す
ように、配置分布Hの各横平行線Haに沿って一方の帯
板材aを定盤6上に配置すると共に、その一方の帯板材
a上に縦平行線Hbを目印にして所定間隔βごとに接着
剤4を塗布した後、同図(b)に示すように、各縦平行
線Hbに沿って他方の帯板材bを前記一方の帯板材a上
に接着剤4を挟んで載置する。これによって、上側板枠
1Bを枠組することができる。
【0019】次に、図9(a)に示すように、同様の手
順で、前記他方の帯板材b上に接着剤4を塗布すること
なく一方の帯板材aを所定間隔2αごとに載置すると共
に、同図(b)に示すように、その一方の帯板材a上に
接着剤4を介して他方の帯板材bを所定間隔βごとに載
置する。これによって、下側板枠1Aを枠組することが
できる。
【0020】以上の工程を繰り返すことによって、図1
0に示すように、一方の帯板材aと他方の帯板材bとを
横縦に且つ多段状に積み重ね、その上に重錘10を載置
して所要時間放置しておくことによって、板枠1A,1
Bを多数枠組することができる。
【0021】上記実施例では、定盤6上に載置した横縦
に且つ多段状に積み重ねた一方の帯板材aと他方の帯板
材bとを重錘10により加圧したが、これに限定される
わけではなく、例えば、図11に示すように、プレス機
11のプレス台11a上に横縦に且つ多段状に積み重ね
た一方の帯板材aと他方の帯板材bとを載置し、それを
加圧部11bにより加圧するようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、一方の帯
板材と他方の帯板材とを接着剤で接着して板枠を枠組し
ており、その板枠の枠組に木ねじを一切使用していない
から、製作費が安くつくと共に、その接着作業を振動を
伴うことなく静かに行なうことができるから、その各帯
板材の位置がずれる虞れがなく、前記板枠を所望通り正
確に枠組することができ、しかも、両板枠と各スペーサ
ーとを木ねじにより強固に連結しているから、剛体構造
のパレットを製作することができる。
【0023】請求項2記載の発明によれば、定盤に予め
配置分布が定められているから、それに従って一方の帯
板材と他方の帯板材とを横縦に配置すると共に、その一
方の帯板材と他方の帯板材との交差部分を接着剤で接着
するだけで、板枠を所望通り迅速容易且つ正確に枠組す
ることができ、しかも、その工程を繰り返すことによ
り、板枠1A,1Bを多数能率的に枠組することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるパレットの斜視図であ
る。
【図2】同正面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同側面図である。
【図5】同分解斜視図である。
【図6】同要部の縦断面図である。
【図7】同板枠を枠組するための定盤の斜視図である。
【図8】(a)及び(b)は板枠の枠組手順の前段を示
す概略平面図である。
【図9】(a)及び(b)は板枠の枠組手順の中間段を
示す概略平面図である。
【図10】同枠組手順の後段を示す概略正面図である。
【図11】同枠組手順の後段の他の例を示す概略正面図
である。
【符号の説明】
a 一方の帯板材 b 他方の帯板材 1A 下側板枠 1B 上側板枠 2 スペーサー 4 接着剤 5 木ねじ 6 定盤 H 配置分布 P パレット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の帯板材を所定間隔をおいて平行に
    配置すると共に、該一方の帯板材上に、その一方の帯板
    材とは直交する方向に延びる他方の帯板材を所定間隔を
    おいて平行に配置し、その一方の帯板材と他方の帯板材
    とを接着剤で互いに接着することにより板枠を枠組し、
    該板枠を一対用い、その一対の板枠間に複数のスペーサ
    ーを所定間隔をおいて介装すると共に、該両板枠と各ス
    ペーサーとを木ねじにより一体に固着してなるパレッ
    ト。
  2. 【請求項2】 一方の帯板材と他方の帯板材とを横縦に
    枠組みすることにより枠組された板枠と、該板枠を一対
    用い、その一対の板枠間に所定間隔をおいて介装され、
    その両板枠間に固着される複数のスペーサーとからなる
    パレットにおいて、前記板枠の枠組方法であって、定盤
    上に該定盤に予め定められた配置分布に従って一方の帯
    板材を所定間隔をおいて平行に配置すると共に、その一
    方の帯板材の所定位置に接着剤を塗布し、その接着剤を
    挟んで前記一方の帯板材上に他方の帯板材を直交して所
    定間隔をおいて平行に載置し、次に、同様の手順で、前
    記他方の帯板材上に接着剤を塗布することなく一方の帯
    板材を載置すると共に、その一方の帯板材上に接着剤を
    介して他方の帯板材を載置し、この工程を繰り返すこと
    によって、一方の帯板材と他方の帯板材とを横縦に且つ
    多段状に積み重ね、この状態で所要時間放置しておくこ
    とによって、板枠を多数枠組するようにしたパレットに
    おける板枠の枠組方法。
JP17416194A 1994-07-26 1994-07-26 パレットとそのパレットにおける板枠の枠組方法 Withdrawn JPH0834439A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007137062A (ja) * 2005-11-14 2007-06-07 Holliger Paletten Logistik Ag 破損パレットを修理する方法及び装置
WO2008056862A1 (en) * 2006-11-08 2008-05-15 Samjung Carryworld Co., Ltd Assembly type pallet
WO2011072624A1 (es) * 2009-12-18 2011-06-23 Cajas Para Exportacion Retornables, S.A. Tarimas multi-diseño reutilizables y reciclables
CN103587780A (zh) * 2013-11-06 2014-02-19 余显本 一种可循环重复拆装的组合式托盘
CN109318315A (zh) * 2018-09-08 2019-02-12 上海辉效工业自动化有限公司 木托盘半自动化拼装设备

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