JPH0834418A - 鮮度保持体の貼着方法およびその貼着装置 - Google Patents

鮮度保持体の貼着方法およびその貼着装置

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JPH0834418A
JPH0834418A JP17097694A JP17097694A JPH0834418A JP H0834418 A JPH0834418 A JP H0834418A JP 17097694 A JP17097694 A JP 17097694A JP 17097694 A JP17097694 A JP 17097694A JP H0834418 A JPH0834418 A JP H0834418A
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shutter
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Shigeharu Iwauchi
重治 岩内
Yoshiichi Morita
由一 森田
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓋の内側となる面に鮮度保持体を貼着する工
程を簡略化することができるとともに、鮮度保持体が貼
着された蓋を効率よく短時間で得ることが可能な鮮度保
持体貼着装置および貼着方法を提供する。 【構成】 蓋25を連続的に供給する蓋供給装置28
と、蓋供給装置28から供給された蓋25の内側となる
面に接着剤20を塗布する接着剤塗布装置27と、鮮度
保持剤が収容された鮮度保持体12を接着剤20の塗布
位置まで供給する鮮度保持体供給装置13と、鮮度保持
体供給装置13から供給された鮮度保持体12と接着剤
20とを圧着する圧着装置18と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鮮度保持体貼着装置お
よび貼着方法に係り、特に、脱酸素剤や乾燥剤等に代表
される鮮度保持剤が収容された鮮度保持体を、例えば食
品類や医薬品等を収容する容器の蓋の内側となる面に貼
着せしめる鮮度保持体貼着装置および貼着方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、食品類や医薬品等のように、
その鮮度を維持した状態で保存することが必要である物
品は、脱酸素剤や乾燥剤等に代表される鮮度保持剤を通
気性包材で包装した鮮度保持体とともに、所定の容器内
に収容され保存されている。この鮮度保持体は、通常、
前記食品類や医薬品等と混ざった状態で瓶、缶あるいは
袋等の容器内に収容されるか、または、瓶や缶等の蓋の
内側面に設けられた鮮度保持体収容部に収容されてい
る。
【0003】しかしながら、前記のように鮮度保持体と
食品類等とを混ぜた状態で容器内に収容した場合には、
消費者が誤って鮮度保持体を食したり、食品とともに調
理してしまう危険性がある。
【0004】また、前記容器の蓋の内側面に鮮度保持体
収容部を設けることは、手間がかかるとともに、容器の
コストが増加するという問題がある。
【0005】そこで、近年では、蓋の内側となる面に、
鮮度保持体を接着剤により直接貼着する方法が行われて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記蓋の内側となる面
に鮮度保持体を貼着する方法は、蓋に鮮度保持体を貼着
するまでの工程が複雑であるという問題がある。また、
鮮度保持体が貼着された蓋を効率よく短時間で得ること
が困難であるという問題もある。
【0007】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題とするものであり、蓋の内側となる面に
鮮度保持体を貼着する工程を簡略化することができると
ともに、鮮度保持体が貼着された蓋を効率よく短時間で
得ることが可能な鮮度保持体貼着装置および貼着方法を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、蓋を連続的に自動供給する蓋供給装置
と、鮮度保持剤が収容された鮮度保持体が一方向に帯状
に連なった帯状体を個別の鮮度保持体に切断して供給す
る鮮度保持体供給装置と、前記自動供給される蓋の内側
となる面に接着剤を塗布して接着剤層を形成する接着剤
塗布装置と、前記接着剤層が形成された蓋に鮮度保持体
を圧着する圧着装置と、を備えた鮮度保持体貼着装置に
おいて、前記圧着装置は、少なくとも垂直方向に3段階
に稼働する吸引圧着バーと、前記鮮度保持体を保持する
シャッター機構と、を備え、当該シャッター上に保持さ
れた鮮度保持体を吸引した吸引圧着バーが、該シャッタ
ーの開放に同期して下降し、前記接着剤層が形成された
蓋に、当該鮮度保持体を圧着する鮮度保持体貼着装置を
提供するものである。
【0009】そして、前記鮮度保持体供給装置は、切断
された個別の鮮度保持体を複数の搬送路に振り分ける振
り分け装置を備え、前記圧着装置を複数有する鮮度保持
体貼着装置を提供するものである。
【0010】また、連続的に自動供給される蓋の内側に
接着剤を塗布し、鮮度保持剤が収容された鮮度保持体が
一方向に帯状に連なった帯状体を個別の鮮度保持体に切
断し、当該切断された鮮度保持体を閉鎖されたシャッタ
ー機構で保持し、当該保持された鮮度保持体を垂直方向
に3段階に稼働する吸引圧着バーで吸引保持した後、当
該シャッターを開放するとともに該シャッターの開放に
同期させて前記吸引圧着バーを下降させ、前記接着剤が
塗布された蓋に該鮮度保持体を圧着する鮮度保持体貼着
方法を提供するものである。
【0011】そして、前記シャッター機構および吸引圧
着バーを複数設置し、切断された鮮度保持体を複数の搬
送路に振り分け、振り分けられた鮮度保持体を個別に前
記シャッター機構で各々保持し、当該保持された鮮度保
持体を各々の吸引圧着バーで吸引保持した後、当該シャ
ッターを開放するとともに該シャッターの開放に同期さ
せて前記吸引圧着バーを下降させ、前記接着剤が塗布さ
れた蓋に前記各々の該鮮度保持体を圧着する鮮度保持体
貼着方法を提供するものである。
【0012】
【作用】本発明に係る鮮度保持体貼着装置によれば、シ
ャッター機構に保持された鮮度保持体は、吸引圧着バー
に吸引された後、当該シャッターの開放に同期して吸引
圧着バーを下降させることで、蓋の内側となる面に自動
的かつ連続的に圧着される。従って、効率よく短時間で
蓋と鮮度保持体とを一体化することができる。
【0013】また、鮮度保持体を複数の搬送路に振り分
ける振り分け装置と、複数の圧着装置とを備えれば、前
記蓋と鮮度保持体との圧着を同一ライン上で同時に複数
行うことができる。このため、さらに効率よく短時間で
蓋と鮮度保持体とを一体化することができる。
【0014】そしてまた、本発明に係る鮮度保持体貼着
方法によれば、シャッター機構に保持された鮮度保持体
を吸引圧着バーで吸引し、当該シャッターの開放に同期
して吸引圧着バーを下降させることで鮮度保持体を蓋の
内側となる面に、自動的かつ連続的に圧着させることが
できる。従って、効率よく短時間で蓋と鮮度保持体とを
一体化することができる。
【0015】また、前記鮮度保持体の吸引、シャッター
の開放および吸引圧着バーの下降を同一ライン上で同時
に複数行うことで、前記蓋と鮮度保持体との圧着を同一
ライン上で同時に複数実施することができる。このた
め、さらに効率よく短時間で蓋と鮮度保持体とを一体化
することができる。
【0016】
【実施例】次に、本発明に係る実施例について、図面を
参照して説明する。
【0017】図1は、本発明の実施例に係る鮮度保持体
貼着装置の正面図、図2は、図1に示す鮮度保持体貼着
装置の側面図である。
【0018】図1および図2に示す鮮度保持体貼着装置
1は、蓋25を所定位置に連続的に供給する蓋供給装置
28と、当該蓋供給装置28から供給された蓋25の内
側となる面に接着剤20を塗布する接着剤塗布装置27
と、鮮度保持剤が収容された鮮度保持体12を前記接着
剤20の塗布位置まで供給する鮮度保持体供給装置13
と、前記鮮度保持体供給装置13から供給された鮮度保
持体12と接着剤20とを圧着する圧着装置18と、を
備えて構成されている。
【0019】前記蓋供給装置28は、図示しない蓋供給
源から供給される複数の蓋25を、蓋25の内側となる
面を上向きにした状態で一列に載置し、所定位置まで連
続的に供給するベルトコンベア26と、供給される蓋2
5の鮮度保持体12への供給位置を制御する蓋供給位置
制御装置19と、を備えている。
【0020】前記接着剤塗布装置27は、接着剤20が
貯蔵されているホットメルトアプリケータ23と、ホッ
トメルトアプリケータ23に連設され、該ホットメルト
アプリケータ23内に貯蔵されている接着剤20を供給
する供給ホース22と、供給ホース22の先端に設置さ
れ、供給された蓋25に接着剤20を吐出して塗布する
ホットメルトガン21と、を備えて構成される。このホ
ットメルトガン21には、特に図示しないが、蓋25の
供給状態に連動して該蓋25の所定位置に所定量の接着
剤20を正確かつ確実に塗布できるように、接着剤の吐
出時期、吐出速度、吐出角度および吐出量等を制御する
制御装置が接続されている。
【0021】なお、本実施例では、接着剤20としてホ
ットメルト接着剤を使用した。このホットメルト接着剤
としては、例えば、ポリプロピレンやEVA(エチレン
・酢酸ビニル共重合体)等を主成分とした材料があげら
れる。これらのうち、ポリプロピレンを主成分としたホ
ットメルト接着剤は、被包装物である食品の衛生法に定
められている食品添加物等の規格にも適応しており、か
つ軟化点が高く、さらに剥離強度も強いという好ましい
特性を有している。
【0022】前記鮮度保持体供給装置13は、複数の鮮
度保持体12が互いにヒートシールされて一列に連設さ
れた帯状体10(図4および図5参照)をドラムに巻き
付けてなるロール体11と、ロール体11から帯状体1
0を巻き戻して後に説明する切断装置30に供給するガ
イドロール31a〜31cと、フィードローラ31dお
よび31eによって供給された帯状体10のヒートシー
ル部分を切断し、個別の鮮度保持体12(図6参照)に
する切断装置30と、切断装置30の下方に設置され、
切断されて落下した鮮度保持体12を受け取るシュート
14と、シュート14の下方に設置され、シュート14
から受け取った鮮度保持体12を所定の二方向に振り分
ける振り分けシュート15と、振り分けシュート15の
下方であって、振り分けシュート15の振り分け位置に
配設されたシュート16aおよび16bと、を備えて構
成されている。
【0023】なお、鮮度保持体12としては、例えば、
脱酸素剤や乾燥剤等があげられる。前記振り分けシュー
ト15は、シュート14の下端を中心にある回転角度を
もって振り子のように往復運動する構造を有しており、
この往復運動により、鮮度保持体12を振り分けてい
る。
【0024】なお、前記帯状体10の供給状態および帯
状体10の切断時期は、蓋25の供給状態に連動して制
御される。このようにすることで、シュート14への鮮
度保持体12の供給状態を制御でき、蓋25に対する鮮
度保持体12の供給位置および供給数を制御することが
容易となる。また、振り分けシュート15の前記往復運
動の周期も、前記蓋25の供給状態に連動して制御され
ている。このようにすることで、シュート16aおよび
16bに供給される鮮度保持体12の数を一定に制御す
ることができる。また、振り分けシュート15により、
鮮度保持体12を二方向に振り分けることで、蓋25へ
の鮮度保持体12の貼着作業を同ラインにて2カ所で行
えるため、貼着作業の効率が向上する。
【0025】前記シュート16a(16b)の下方に
は、圧着装置18が各々配設されている。この圧着装置
18は、シュート16a(16b)から搬出された鮮度
保持体12を、受け取る保持部33a(33b)と、保
持部33a(33b)の下端に設けられた開閉自在のシ
ャッター32a(32b)と、上下動可能であって、鮮
度保持体12を真空吸着保持可能な吸着部36が下端に
設けられた吸引圧着バー35と、シャッター32a(3
2b)の開閉を制御する図示しない開閉制御部と、を備
えて構成されている。
【0026】この圧着装置18は、シャッター32a
(32b)の開閉のタイミングを、蓋25の供給状態と
連動して制御することで、鮮度保持体12の蓋25に対
する搬出時期を制御して、鮮度保持体12と、この鮮度
保持体12が貼着されるべき蓋25の接着剤20との位
置決めを行っている。
【0027】前記吸引圧着バー35は、保持部33a
(33b)内を上下動自在に配設され、シャッター32
a(32b)が開放された際には、保持部33a(33
b)の下端を貫通して、ベルトコンベア26により供給
された蓋25と吸着部36とが圧接可能となっている。
すなわち、前記吸着部33a(33b)は、シャッター
32a(32b)が閉鎖されている際に、この部分に供
給された鮮度保持体12を真空吸着し、シャッター32
a(32b)が開放された際に、吸引圧着バー35が保
持部33a(33b)の下端を貫通して下降し、当該鮮
度保持体12を蓋25に塗布されている接着剤20上に
載置し、圧接するように構成されている。
【0028】前記吸引圧着バー35の上下動と、吸着部
36による鮮度保持体12の吸着および解放は、蓋25
の供給状態に連動して制御され、所定の間隔をもって自
動的に繰り返される。
【0029】なお、符号40は、蓋供給装置28の駆動
を行うモータである。
【0030】次に、本実施例に係る鮮度保持体貼着装置
1の具体的動作について、図面を参照して説明する。な
お、本実施例では、被包装物を瓶に詰める瓶詰め装置
に、鮮度保持体貼着装置1を使用した場合について説明
する。
【0031】図3は、被包装物を瓶に詰める瓶詰め作業
を示す概念図、図10は、図3に示す作業工程を示すブ
ロック図である。
【0032】図3および図10に示すように、図示しな
い蓋供給源から図1および図2に示すベルトコンベア2
6により供給された蓋25の内側となる面に、ホットメ
ルトアプリケータ23内に貯蔵されている接着剤20
を、供給ホース22を介してホットメルトガン21から
吐出させ、図7に示すように蓋25の所定位置に接着剤
20を塗布する。この時、接着剤20は、蓋25の供給
状態に連動して該蓋25の所定位置に所定量で正確かつ
確実に塗布されるように、その吐出時期、吐出速度、吐
出角度および吐出量等が図示しない制御装置により制御
される。この接着剤20の塗布は、連続的かつ自動的に
行われる。この接着剤20が塗布された蓋25は、ベル
トコンベア26により圧着装置18の下方に供給され
る。
【0033】一方、鮮度保持剤供給装置13では、前記
蓋25の供給状態に連動してロール体11から帯状体1
0を巻き戻して切断装置30に供給する。切断装置30
では、蓋25の供給状態に連動して帯状体10のヒート
シール部分を切断し、個別の鮮度保持体12を作製す
る。この帯状体10の切断は、自動的かつ連続的に行わ
れる。
【0034】切断装置30にて切断された個々の鮮度保
持体12は、シュート14を経て振り分けシュート15
に自動的に供給される。振り分けシュート15に供給さ
れた鮮度保持体12は、シュート16aおよび16bに
交互に振り分けられて供給され、圧着装置18の保持部
33a(33b)に自動的に供給される。この時、保持
部33a(33b)の下端に設けられたシャッター32
a(32b)は、通常閉鎖された状態となっており、鮮
度保持体12は、保持部33a(33b)内に保持され
る。このシャッター32aとシャッター32bとの開閉
タイミングは、本実施例では、同時に行われるように設
定されている。このようにすることで、後に詳細する蓋
25と鮮度保持体12との圧着を、同一ライン上で同時
に2個づつ行うことができる。このため、効率よく短時
間で蓋と鮮度保持体とを一体化することができる。
【0035】保持部33a(33b)内に鮮度保持体1
2が保持されると、圧着装置18の吸引圧着バー35を
保持部33a(33b)内に下降させ吸着部36にて鮮
度保持体12を真空吸着して保持する。
【0036】次に、蓋25が圧着装置18の下方に到達
するタイミングに同期して、シャッター32a(32
b)を開放し、吸引圧着バー35をさらに下降させて保
持部33a(33b)の下端から延出させ、図8に示す
ように、吸着部36に鮮度保持体12を吸着したまま蓋
25の接着剤20塗布位置に圧接させる。このようにす
ることで、接着剤20を介して鮮度保持体12を蓋25
に簡単、確実かつ正確に、そして自動的に連続して圧着
させることができる。この時、蓋25の位置は、蓋供給
位置制御装置19により制御され、吸引圧着バー35の
蓋25までの下降タイミングは、シャッター32a(3
2b)の開放時期(タイミング)により制御されるた
め、鮮度保持体12の位置決めと、蓋25の位置決め
が、正確かつ確実に行われる。また、鮮度保持体12
は、振り分けシュート15により二方向に振り分けら
れ、二台の圧着装置18による二連式の圧着(同時に圧
着を行う)が行われる。
【0037】次に、鮮度保持体12の吸着を解除し、吸
引圧着バー35を上昇させた後、シャッター32a(3
2b)を閉鎖する。
【0038】本実施例に係る鮮度保持体貼着装置1で
は、以上の工程を1サイクルとして繰り返される。
【0039】次に、鮮度保持体12が貼着された蓋25
は、図3に示すように、ベルトコンベア26からこれに
連設されたベルトコンベア51に搬送された後、蓋25
の上下を反転させる(蓋を裏返す)蓋反転装置60に
て、蓋25の外側となる面を上にしてベルトコンベア5
2上に載置する。ベルトコンベア52に載置された蓋2
5は、瓶24に蓋25を被せるキャッパー装置(蓋嵌合
装置)70に供給される。このように、前記鮮度保持体
12が圧着された蓋25を反転して該蓋25を裏返す蓋
反転装置60を連設したため、該蓋25を自動的かつ連
続的に瓶24に被せることができる。
【0040】一方、図10に示すように、瓶搬送装置か
ら供給される瓶24内に、瓶詰め計量充填装置にて、食
品等の被包装物を充填する。次に、この被包装物が充填
された瓶24は、ベルトコンベア53によりキャッパー
装置70に供給される。
【0041】キャッパー装置70では、自動的かつ連続
的に供給される瓶24に蓋25を被せて図9に示すよう
に製品80を完成させる。この時、鮮度保持体12は、
蓋25の内側に強固に貼着され、蓋25と一体化されて
いるため、瓶24内に充填された被包装物と鮮度保持体
12とが混ざり合うことがない。従って、前記被被包装
物の鮮度を良好に保てることは勿論のこと、鮮度保持体
12を誤食、誤飲することを防止できる。
【0042】その後、図10に示すように、製品80の
検査を行った後、製品80を梱包し出荷する。
【0043】なお、本実施例では、ホットメルトガン2
1を使用してホットメルト接着剤を蓋25に向けて吐出
することで、接着剤20を蓋25に塗布させる場合につ
いて説明したが、これに限らず、接着剤20を塗布する
等、他の方法により蓋25に塗布させてもよい。また、
蓋25に鮮度保持体12を貼着することが可能であれ
ば、ホットメルト接着剤に限らず、感圧性接着剤等、他
の接着剤を使用してもよい。
【0044】また、本実施例では、鮮度保持体12を振
り分けシュート15を用いて二方向に振り分けた場合に
ついて説明したが、これに限らず、鮮度保持体12は、
三方向以上に振り分けてもよい。そして、この場合に
は、振り分け数に応じた圧着装置を配設すればよい。ま
た、鮮度保持体12は、必ずしも振り分けなくてもよ
い。
【0045】そしてまた、本実施例では、シャッター3
2a(32b)の開閉により鮮度保持体12の供給位置
を制御する場合について説明したが、これに限らず、他
の装置により鮮度保持体12の蓋25に対する位置決め
を行ってもよい。また、蓋25と鮮度保持体12との位
置決めは、独立して行ってもよく、連動させて行っても
よく、また、いずれか一方の位置を固定させておき、他
方を一方に合わせてもよい。
【0046】さらにまた、本実施例では、2台の圧着装
置18を同時に作動させた場合について説明したが、こ
れに限らず、圧着装置18は、所望により交互に作動さ
せてもよい。
【0047】そしてまた、本実施例では、吸引圧着バー
35を上下動自在に構成したが、これに限らず、吸引圧
着バー35は、少なくとも、シャッター32a(32
b)に保持された鮮度保持体12を吸着可能な位置と、
これより高い位置、および接着剤20が塗布された蓋2
5に鮮度保持体12を圧着可能な位置、の3段階の稼働
が行えればよい。
【0048】そして、本実施例では、本発明に係る鮮度
保持体貼着装置1を、瓶詰め装置に使用した場合につい
て説明したが、これに限らず、本発明に係る鮮度保持体
貼着装置1は、蓋が被せられる容器であれば、他の容器
への被包装設備に使用してもよいことは勿論である。
【0049】
【発明の効果】 以上説明してきたように、本発明に係
る鮮度保持体の貼着方法によれば、シャッター上に保持
された鮮度保持体を吸引した吸引圧着バーが、該シャッ
ターの開放に同期して下降することで、蓋の内側となる
面に鮮度保持体を自動的かつ連続的に圧着することがで
きる。従って、効率よく短時間で蓋と鮮度保持体とを一
体化することができる。
【0050】また、鮮度保持体を複数の搬送路に振り分
ける振り分け装置と、複数の圧着装置とを備えること
で、前記蓋と鮮度保持体との圧着を同一ライン上で同時
に複数行うことができる。このため、さらに効率よく短
時間で蓋と鮮度保持体とを一体化することができる。
【0051】そしてまた、本発明に係る鮮度保持体貼着
方法によれば、シャッター機構に保持された鮮度保持体
を吸引圧着バーで吸引し、当該シャッターの開放に同期
して吸引圧着バーを下降させることで、蓋の内側となる
面に鮮度保持体を自動的かつ連続的に圧着することがで
きる。従って、効率よく短時間で蓋と鮮度保持体とを一
体化することができる。
【0052】また、前記鮮度保持体の吸引、シャッター
の開放および吸引圧着バーの下降を同一ライン上で同時
に複数行うことで、前記蓋と鮮度保持体との圧着を同一
ライン上で同時に複数実施することができる。このた
め、さらに効率よく短時間で蓋と鮮度保持体とを一体化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る鮮度保持体貼着装置の正
面図である。
【図2】図1に示す鮮度保持体貼着装置の側面図であ
る。
【図3】本発明の実施例に係る鮮度保持体貼着装置を瓶
詰め装置に使用した状態を示す概念図である。
【図4】本発明の実施例に係る帯状体の平面図である。
【図5】本発明の実施例に係る帯状体の側面図である。
【図6】本発明の実施例に係る鮮度保持体の平面図であ
る。
【図7】本発明の実施例に係る蓋の内側となる面に接着
剤が塗布された状態を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例に係る蓋の内側に鮮度保持体を
貼着する状態を示す断面図である。
【図9】本発明の実施例に係る鮮度保持体が貼着された
蓋を瓶に被せた状態を示す断面図である。
【図10】本発明の実施例に係る鮮度保持体貼着装置を
瓶詰め装置に使用した作業工程を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 鮮度保持体貼着装置 10 帯状体 12 鮮度保持体 13 鮮度保持体供給装置 14 シュート 15 振り分けシュート 16a、16b シュート 18 圧着装置 19 蓋供給位置制御装置 20 接着剤 27 接着剤塗布装置 28 蓋供給装置 30 切断装置 32a、32b シャッター 33a、33b 保持部 35 吸引圧着バー 36 吸着部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋を連続的に自動供給する蓋供給装置
    と、鮮度保持剤が収容された鮮度保持体が一方向に帯状
    に連なった帯状体を個別の鮮度保持体に切断して供給す
    る鮮度保持体供給装置と、前記自動供給される蓋の内側
    となる面に接着剤を塗布して接着剤層を形成する接着剤
    塗布装置と、前記接着剤層が形成された蓋に鮮度保持体
    を圧着する圧着装置と、を備えた鮮度保持体貼着装置に
    おいて、 前記圧着装置は、少なくとも垂直方向に3段階に稼働す
    る吸引圧着バーと、前記鮮度保持体を保持するシャッタ
    ー機構と、を備え、当該シャッター上に保持された鮮度
    保持体を吸引した吸引圧着バーが、該シャッターの開放
    に同期して下降し、前記接着剤層が形成された蓋に、当
    該鮮度保持体を圧着する鮮度保持体貼着装置。
  2. 【請求項2】 前記鮮度保持体供給装置は、切断された
    個別の鮮度保持体を複数の搬送路に振り分ける振り分け
    装置を備え、前記圧着装置を複数有する請求項1記載の
    鮮度保持体貼着装置。
  3. 【請求項3】 連続的に自動供給される蓋の内側に接着
    剤を塗布し、鮮度保持剤が収容された鮮度保持体が一方
    向に帯状に連なった帯状体を個別の鮮度保持体に切断
    し、当該切断された鮮度保持体を閉鎖されたシャッター
    機構で保持し、当該保持された鮮度保持体を垂直方向に
    3段階に稼働する吸引圧着バーで吸引保持した後、当該
    シャッターを開放するとともに該シャッターの開放に同
    期させて前記吸引圧着バーを下降させ、前記接着剤が塗
    布された蓋に該鮮度保持体を圧着する鮮度保持体貼着方
    法。
  4. 【請求項4】 前記シャッター機構および吸引圧着バー
    を複数設置し、切断された鮮度保持体を複数の搬送路に
    振り分け、振り分けられた鮮度保持体を個別に前記シャ
    ッター機構で各々保持し、当該保持された鮮度保持体を
    各々の吸引圧着バーで吸引保持した後、当該シャッター
    を開放するとともに該シャッターの開放に同期させて前
    記吸引圧着バーを下降させ、前記接着剤が塗布された蓋
    に前記各々の該鮮度保持体を圧着する請求項3記載の鮮
    度保持体貼着方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5000003B1 (ja) * 2011-10-03 2012-08-15 有限会社秋栄電機 盤状物体裏返し装置
CN108657538A (zh) * 2018-06-06 2018-10-16 舟山市宏基工业产品设计研究所 一种塞干燥剂装置

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