JPH0834256A - Ｕ型フレーム車両の駆動装置 - Google Patents
Ｕ型フレーム車両の駆動装置Info
- Publication number
- JPH0834256A JPH0834256A JP17137294A JP17137294A JPH0834256A JP H0834256 A JPH0834256 A JP H0834256A JP 17137294 A JP17137294 A JP 17137294A JP 17137294 A JP17137294 A JP 17137294A JP H0834256 A JPH0834256 A JP H0834256A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- shaped frame
- vehicle
- engine
- torque converter
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 水平面に対しＵ型の開口部１を構成するＵ型
フレーム２を後部に装備した車体屈曲式舵取り車両にお
いて、車両前部にエンジン４、トルクコンバータ５、ト
ランスミッション６を搭載して前輪９を駆動すると共
に、エンジン４またはトルクコンバータ５に装着した動
力取出装置10により動力装置11を作動し、動力装置11に
よって左右フレーム2a、2bの後輪12、12を駆動するモー
タ13、13を後輪12、12に内蔵したものとしている。 【効果】 動力伝達機構を省略することができるので、
相対運動する各部材間や遠く離れた位置にある箇所への
伝達が不要となり、伝達動力の機械的ロスの少ないもの
となる。しかも、モータ13、13は左右フレーム2a、2bの
ような狭い幅の場所に容易に搭載することができる。
フレーム２を後部に装備した車体屈曲式舵取り車両にお
いて、車両前部にエンジン４、トルクコンバータ５、ト
ランスミッション６を搭載して前輪９を駆動すると共
に、エンジン４またはトルクコンバータ５に装着した動
力取出装置10により動力装置11を作動し、動力装置11に
よって左右フレーム2a、2bの後輪12、12を駆動するモー
タ13、13を後輪12、12に内蔵したものとしている。 【効果】 動力伝達機構を省略することができるので、
相対運動する各部材間や遠く離れた位置にある箇所への
伝達が不要となり、伝達動力の機械的ロスの少ないもの
となる。しかも、モータ13、13は左右フレーム2a、2bの
ような狭い幅の場所に容易に搭載することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、コンテナやパレット
等の各種取り外し可能な荷物受台を搭載するようにした
Ｕ型フレーム車両における駆動装置に関するものであ
る。
等の各種取り外し可能な荷物受台を搭載するようにした
Ｕ型フレーム車両における駆動装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の車両後部がＵ型となって
いるフレーム構造の車両は、通常使用されるエンジンで
は寸法上の制約から後部に搭載できず、また動力伝達上
の問題から後輪を駆動することが困難であるにもかかわ
らず、車両の構造上、積載物搭載時には後輪側の軸重比
率が高くなり、前輪だけの駆動力では車輪と路面のスリ
ップ限界から不整地走行および登坂能力が低下する。
いるフレーム構造の車両は、通常使用されるエンジンで
は寸法上の制約から後部に搭載できず、また動力伝達上
の問題から後輪を駆動することが困難であるにもかかわ
らず、車両の構造上、積載物搭載時には後輪側の軸重比
率が高くなり、前輪だけの駆動力では車輪と路面のスリ
ップ限界から不整地走行および登坂能力が低下する。
【０００３】そのため、一台のエンジンから動力を分割
して車両の前輪と後輪の両方を同時に駆動しようとする
と、機械式の駆動であれば前後輪の速度差を調整するた
めの差動装置等を必要とする。
して車両の前輪と後輪の両方を同時に駆動しようとする
と、機械式の駆動であれば前後輪の速度差を調整するた
めの差動装置等を必要とする。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造を採用すると、伝達動力の機械的ロスが多くな
ると共に、装置自体も高価になるという課題を有してい
た。
来の構造を採用すると、伝達動力の機械的ロスが多くな
ると共に、装置自体も高価になるという課題を有してい
た。
【０００５】そこで、この発明は、上記従来の課題を解
決するためになされたものであり、伝達動力の機械的ロ
スを少なくすると共に、装置自体も安価なものにし、し
かも緊急時における機能性に優れたＵ型フレーム車両の
駆動装置を提供することを目的としている。
決するためになされたものであり、伝達動力の機械的ロ
スを少なくすると共に、装置自体も安価なものにし、し
かも緊急時における機能性に優れたＵ型フレーム車両の
駆動装置を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明のＵ
型フレーム車両の駆動装置は、水平面に対しＵ型の開口
部１を構成するＵ型フレーム２を後部に装備した車体屈
曲式舵取り車両において、車両前部にエンジン４、トル
クコンバータ５およびトランスミッション６を搭載して
前輪９を駆動すると共に、エンジン４またはトルクコン
バータ５に装着した動力取出装置10により動力装置11を
作動し、この動力装置11によってＵ型フレーム２の左右
フレーム２ａ、２ｂの後輪12、12を駆動するモータ13、
13をこれらの後輪12、12にそれぞれ内蔵したものとして
いる。
型フレーム車両の駆動装置は、水平面に対しＵ型の開口
部１を構成するＵ型フレーム２を後部に装備した車体屈
曲式舵取り車両において、車両前部にエンジン４、トル
クコンバータ５およびトランスミッション６を搭載して
前輪９を駆動すると共に、エンジン４またはトルクコン
バータ５に装着した動力取出装置10により動力装置11を
作動し、この動力装置11によってＵ型フレーム２の左右
フレーム２ａ、２ｂの後輪12、12を駆動するモータ13、
13をこれらの後輪12、12にそれぞれ内蔵したものとして
いる。
【０００７】そして、前記動力装置11を発電機とした場
合には、モータ13を電動モータとし、動力装置11を油圧
ポンプとした場合には、モータ13を油圧モータとしてい
る。
合には、モータ13を電動モータとし、動力装置11を油圧
ポンプとした場合には、モータ13を油圧モータとしてい
る。
【０００８】
【作用】この発明のＵ型フレーム車両の駆動装置は、Ｕ
型フレーム２の左右フレーム２ａ、２ｂの後輪12、12に
それぞれモータ13、13を内蔵することにより、エンジン
４からの動力伝達機構を省略することができる。
型フレーム２の左右フレーム２ａ、２ｂの後輪12、12に
それぞれモータ13、13を内蔵することにより、エンジン
４からの動力伝達機構を省略することができる。
【０００９】
【実施例】以下、この発明のＵ型フレーム車両の駆動装
置の構成を、実施例として示した図面に基づいて説明す
る。
置の構成を、実施例として示した図面に基づいて説明す
る。
【００１０】図１は、水平面に対しＵ型の開口部１を構
成するＵ型フレーム２をセンタピン３により軸支して車
両後部に装備した車体屈曲式舵取り車両の概略図を示し
ている。
成するＵ型フレーム２をセンタピン３により軸支して車
両後部に装備した車体屈曲式舵取り車両の概略図を示し
ている。
【００１１】車両前部には、エンジン４、トルクコンバ
ータ５およびトランスミッション６を搭載し、トランス
ミッション６からの動力をプロペラシャフト７を介して
前車軸８に伝達し、前輪９を駆動するようにしている。
ータ５およびトランスミッション６を搭載し、トランス
ミッション６からの動力をプロペラシャフト７を介して
前車軸８に伝達し、前輪９を駆動するようにしている。
【００１２】前記エンジン４またはトルクコンバータ５
には動力取出装置10を装着し、この動力取出装置10によ
り動力装置11を作動し、さらにこの動力装置11によって
Ｕ型フレーム２の左右フレーム２ａ、２ｂの後輪12、12
を駆動するモータ13、13をこれら後輪12、12にそれぞれ
内蔵したものとしている。前記動力装置11は、発電機や
油圧ポンプ等とすることができ、動力装置11を発電機と
した場合にはモータ13を電動機とし、動力装置11を油圧
ポンプとした場合には油圧モータとしている。
には動力取出装置10を装着し、この動力取出装置10によ
り動力装置11を作動し、さらにこの動力装置11によって
Ｕ型フレーム２の左右フレーム２ａ、２ｂの後輪12、12
を駆動するモータ13、13をこれら後輪12、12にそれぞれ
内蔵したものとしている。前記動力装置11は、発電機や
油圧ポンプ等とすることができ、動力装置11を発電機と
した場合にはモータ13を電動機とし、動力装置11を油圧
ポンプとした場合には油圧モータとしている。
【００１３】前記後輪12、12には、内径の大きいホイー
ルベアリング14、14を装着し、これらホイールベアリン
グ14、14内に、それぞれ遊星歯車減速装置15、クラッチ
16、遊星歯車減速装置17を設けている。
ルベアリング14、14を装着し、これらホイールベアリン
グ14、14内に、それぞれ遊星歯車減速装置15、クラッチ
16、遊星歯車減速装置17を設けている。
【００１４】そして、前記モータ13、13からの動力は、
それぞれ遊星歯車減速装置15を介しクラッチ16に伝達さ
れ、さらに遊星歯車減速装置17を介し後輪12、12に伝達
され、後輪12、12が駆動する。前記クラッチ16は、ドッ
グクラッチや油圧作動湿式クラッチとすることができ
る。
それぞれ遊星歯車減速装置15を介しクラッチ16に伝達さ
れ、さらに遊星歯車減速装置17を介し後輪12、12に伝達
され、後輪12、12が駆動する。前記クラッチ16は、ドッ
グクラッチや油圧作動湿式クラッチとすることができ
る。
【００１５】なお、前記後輪12、12に内径の大きいホイ
ールベアリング14、14を装着することによって、それぞ
れ遊星歯車減速装置15、クラッチ16、遊星歯車減速装置
17をホイールベアリング14、14の内側に収めることがで
き、余ったスペースにそれぞれモータ13、13を配置する
ことにより、後輪12、12にモータ13、13を内蔵すること
ができる。
ールベアリング14、14を装着することによって、それぞ
れ遊星歯車減速装置15、クラッチ16、遊星歯車減速装置
17をホイールベアリング14、14の内側に収めることがで
き、余ったスペースにそれぞれモータ13、13を配置する
ことにより、後輪12、12にモータ13、13を内蔵すること
ができる。
【００１６】また、クラッチ16により動力の伝達を遮断
することができるので、高速走行時に、モータ13および
遊星歯車減速装置15の許容回転数を超える過回転を防止
できる。したがって、高速走行時には、Ｕ型フレーム車
両は前輪９の駆動力のみで走行することになる。
することができるので、高速走行時に、モータ13および
遊星歯車減速装置15の許容回転数を超える過回転を防止
できる。したがって、高速走行時には、Ｕ型フレーム車
両は前輪９の駆動力のみで走行することになる。
【００１７】さらに、車速センサ（図示せず）を装備し
ておけば、車速および運転者の指令により制御される操
作スイッチによりモータ13の運転状態をコントロールす
ることができる。
ておけば、車速および運転者の指令により制御される操
作スイッチによりモータ13の運転状態をコントロールす
ることができる。
【００１８】
【発明の効果】この発明のＵ型フレーム車両の駆動装置
は、以上に述べたように構成されており、動力伝達機構
を省略することができるので、特に相対運動する各部材
間や遠く離れた位置にある箇所への伝達が不要となり、
伝達動力の機械的ロスの少ないものとなる。しかも、前
記モータ13、13はＵ型フレーム２の左右フレーム２ａ、
２ｂのような狭い幅の場所に容易に搭載することができ
る。
は、以上に述べたように構成されており、動力伝達機構
を省略することができるので、特に相対運動する各部材
間や遠く離れた位置にある箇所への伝達が不要となり、
伝達動力の機械的ロスの少ないものとなる。しかも、前
記モータ13、13はＵ型フレーム２の左右フレーム２ａ、
２ｂのような狭い幅の場所に容易に搭載することができ
る。
【図１】この発明のＵ型フレーム車両の駆動装置の一実
施例を示す概略説明図である。
施例を示す概略説明図である。
【図２】この発明の駆動装置を備えたＵ型フレーム車両
の斜視図である。
の斜視図である。
１ 開口部 ２ Ｕ型フレーム ２ａ 左フレーム ２ｂ 右フレーム ４ エンジン ５ トルクコンバータ ６ トランスミッション ９ 前輪 10 動力取出装置 11 動力装置 13 モータ
Claims (3)
- 【請求項１】 水平面に対しＵ型の開口部（１）を構成
するＵ型フレーム（２）を後部に装備した車体屈曲式舵
取り車両において、車両前部にエンジン（４）、トルク
コンバータ（５）およびトランスミッション（６）を搭
載して前輪（９）を駆動すると共に、エンジン（４）ま
たはトルクコンバータ（５）に装着した動力取出装置
（10）により動力装置（11）を作動し、この動力装置
（11）によってＵ型フレーム（２）の左右フレーム（２
ａ）（２ｂ）の後輪（12）（12）を駆動するモータ（1
3）（13）をこれらの後輪（12）（12）にそれぞれ内蔵
したことを特徴とするＵ型フレーム車両の駆動装置。 - 【請求項２】 動力装置（11）を発電機とし、モータ
（13）を電動モータとしたことを特徴とする請求項１記
載のＵ型フレーム車両の駆動装置。 - 【請求項３】 動力装置（11）を油圧ポンプとし、モー
タ（13）を油圧モータとしたことを特徴とする請求項１
記載のＵ型フレーム車両の駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17137294A JPH0834256A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | Ｕ型フレーム車両の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17137294A JPH0834256A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | Ｕ型フレーム車両の駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0834256A true JPH0834256A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=15921965
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17137294A Pending JPH0834256A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | Ｕ型フレーム車両の駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0834256A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0834257A (ja) * | 1994-07-22 | 1996-02-06 | Sanwa Unyu Kogyo Kk | Ｕ型フレーム車両の駆動装置 |
| JP2006315654A (ja) * | 2005-05-15 | 2006-11-24 | Haruo Shigei | 発進加速時に駆動機能を備えたエコトレーラー |
| WO2015129006A1 (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-03 | 株式会社小松製作所 | ダンプトラック |
-
1994
- 1994-07-22 JP JP17137294A patent/JPH0834256A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0834257A (ja) * | 1994-07-22 | 1996-02-06 | Sanwa Unyu Kogyo Kk | Ｕ型フレーム車両の駆動装置 |
| JP2006315654A (ja) * | 2005-05-15 | 2006-11-24 | Haruo Shigei | 発進加速時に駆動機能を備えたエコトレーラー |
| WO2015129006A1 (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-03 | 株式会社小松製作所 | ダンプトラック |
| CN106029417A (zh) * | 2014-02-27 | 2016-10-12 | 株式会社小松制作所 | 自卸车 |
| US9868343B2 (en) | 2014-02-27 | 2018-01-16 | Komatsu Ltd. | Dump truck |
| CN106029417B (zh) * | 2014-02-27 | 2018-09-25 | 株式会社小松制作所 | 自卸车 |
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