JPH08340334A - 携帯端末システム - Google Patents

携帯端末システム

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JPH08340334A
JPH08340334A JP16832295A JP16832295A JPH08340334A JP H08340334 A JPH08340334 A JP H08340334A JP 16832295 A JP16832295 A JP 16832295A JP 16832295 A JP16832295 A JP 16832295A JP H08340334 A JPH08340334 A JP H08340334A
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JP16832295A
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Kiyokazu Nishio
清和 西尾
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯端末をホストコンピュータに接続する集
配信装置において、低コストでホストコンピュータの通
信先を示すアドレスを管理できるようにする。 【構成】 ホストコンピュータ1に接続されたコントロ
ーラ4と、集配信装置3とは通信回線で接続されてい
る。携帯端末装置2は、集配信装置3に装着されること
で、通信回線を用いてホストコンピュータ1と通信可能
となる。コントローラ4はホストコンピュータ1が指定
した集配信装置3を示すアドレスを通信回線とは異なる
信号線で各集配信装置3に出力する。アドレスを受信し
た集配信装置3は、そのアドレスが自分のものか否かを
判定する。そして、自分のアドレス以外のアドレスを受
信した集配信装置3は、上記通信回線を遮断した状態と
する。また、自分のアドレスを受信した集配信装置3
は、通信回線を接続した状態とし、装着された携帯端末
2とホストコンピュータ1とのデータ通信を許可する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホストコンピュータ
と、該ホストコンピュータとデータ通信可能な複数の携
帯端末装置と、該携帯端末装置をそれぞれホストコンピ
ュータと通信可能に接続する集配信装置とからなる携帯
端末システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の携帯端末装置(ハンディ
ターミナル)を集配信装置(i/oBOX)を介してホ
ストコンピュータに接続してデータ通信を行う方法とし
ては、EIA(アメリカ電子工業会)規格のRS−48
5などを用いたポーリング方式がある。従来、上記ポー
リング方式の場合には、ホストコンピュータと各集配信
装置とを、例えば、上記RS−485の規格に基づい
て、スター型もしくはデイジーチェーン型に接続するよ
うになっている。
【0003】そして、上記集配信装置に接続された携帯
端末装置とホストコンピュータ間でデータ通信を行うこ
とになるが、ポーリング方式においては、ホストコンピ
ュータが通信を制御するようになっており、携帯端末装
置側からデータを送信する場合には、ホストコンピュー
タからの許可が必要となる。例えば、集配信装置が、単
にホストコンピュータと携帯端末装置との間を通信回線
で接続するためだけの非インテリジェントなものの場合
には、予め、携帯端末装置毎にその携帯端末装置を示す
アドレスが設定されるとともに、該アドレスをホストコ
ンピュータに登録しておくようになっている。
【0004】そして、携帯端末装置側からホストコンピ
ュータにデータを送信する場合には、ホストコンピュー
タが登録されたアドレスを順次呼び出し、データを送信
しようとする携帯端末装置は、自分のアドレスが呼び出
された場合に、データを送信することができるようにな
っている。すなわち、ホストコンピュータは、順次各携
帯端末装置のアドレスを呼び出すことにより、送信要求
のある携帯端末装置を探し、データを送信しようとして
いる携帯端末装置は、自分のアドレスが呼び出されるま
でデータ送信を待機することになる。
【0005】また、ポーリング(セレクション)方式に
おいて、ホストコンピュータ側から携帯端末装置にデー
タを送信する場合には、データを送信する相手となる携
帯端末装置を示すアドレスを呼び出してデータを送信
し、上記アドレスが示す携帯端末装置がデータを受信す
る。
【0006】なお、上述のように携帯端末装置毎にアド
レスを登録し、順次アドレスを呼び出すようにした場合
に、ホストコンピュータにアドレスが登録されてホスト
コンピュータと通信する可能性のある携帯端末装置が多
数ある場合があり、通信する可能性のある携帯端末装置
のアドレスを順次呼び出すのに比較的長い時間を要する
恐れがある。
【0007】すなわち、データを送信しようとする携帯
端末装置は、自分のアドレスが呼び出されるまで比較的
長い時間待たされることになり、トータルとしての見か
け上の通信時間が長くなる。そこで、集配信装置をイン
テリジェント化し、集配信装置においてアドレスを管理
するようにすれば、ホストコンピュータは、実際に接続
された比較的少数の集配信装置を示すアドレスだけを順
次呼び出せば良いので、携帯端末装置の待ち時間を削減
し、通信時間を短縮することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、集配信装置
をインテリジェント化し、集配信装置においてアドレス
の管理を行う場合には、集配信装置にデータ処理部を設
け、この集配信装置のデータ処理部がホストコンピュー
タから送信されるアドレスを受信し、受信されたアドレ
スが自分のアドレスか否か判定するデータ処理を行う必
要がある。
【0009】この場合に、上記ポーリング(セレクショ
ン)方式においては、コンピュータ側から携帯端末装置
にデータを送信する場合に、データの先頭にアドレスが
存在するため、集配信装置側においてアドレスの判定を
行う際に上記データも受信しておく必要があり、上記ア
ドレスの判定を行って、ホストコンピュータと指定され
た集配信装置に装着された携帯端末装置とのデータ通信
が開始するまでの間、集配信装置にデータを格納してお
く大容量のバッファが必要となる。
【0010】また、上述のように集配信装置のデータ処
理部においてホストコンピュータから送信されたアドレ
スを受信する際には、ホストコンピュータから携帯端末
装置に送信されるデータとともにアドレスが受信される
ので、ホストコンピュータと携帯端末との間の通信速度
と同様の通信速度で集配信装置がアドレスを受信する必
要があり、ホストコンピュータと携帯端末との通信速度
が高速な場合に、集配信装置のデータ処理部においてア
ドレスを受信するために、高速な通信速度に対応できる
シリアルポートを集配信装置のデータ処理部用に備えて
おく必要がある。
【0011】従って、集配信装置をインテリジェント化
して、集配信装置においてアドレスの管理を行うように
させた場合には、集配信装置のコストが大幅に増加する
ことになる。本発明の課題は、集配信装置をインテリジ
ェント化して集配信装置においてアドレスの管理を行う
ようにする際に、インテリジェント化に伴う集配信装置
のコストの上昇を抑制することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
携帯端末システムは、ホストコンピュータと、該ホスト
コンピュータに通信回線により接続された複数の集配信
装置と、該集配信装置に着脱可能に接続されて上記通信
回線を用いて上記ホストコンピュータとデータ通信可能
な携帯端末装置とを備えた携帯端末システムであって、
各集配信装置に、これら集配信装置毎に設定されたアド
レスデータのうちのホストコンピュータが指定した集配
信装置を示すアドレスデータを含む制御信号を送信する
制御信号送信手段と、上記制御信号送信手段と上記各集
配信装置とを接続して上記制御信号送信手段から各集配
信装置に制御信号を送信するための制御用信号線と、上
記各集配信装置に設けられ、かつ、上記制御信号送信手
段から送信された制御信号のアドレスデータが上記各集
配信装置毎に設定されたアドレスデータと一致するか否
かを判定するアドレス判定手段と、上記各集配信装置に
設けられ、かつ、該集配信装置に接続された上記通信回
線を遮断するとともに、上記アドレス判定手段において
制御信号のアドレスデータと設定されたアドレスデータ
とが一致したと判定された集配信装置において、該集配
信装置と上記通信回線とを接続する回線遮断手段とを具
備してなることを特徴とする。
【0013】本発明の請求項2記載の携帯端末システム
は、上記制御信号送信手段が、上記アドレスデータを含
む制御信号に、上記集配信装置に設けられた構成要素
(例えば、表示素子、ブザー等)を制御する制御データ
を付加して送信し、上記集配信装置が、上記制御信号の
アドレスデータが上記設定されたアドレスデータに一致
する場合に、上記制御信号の上記制御データに基づいて
上記集配信装置に設けられた構成要素を制御する制御手
段を有することを特徴とする。
【0014】
【作用】上記請求項1記載の構成によれば、上記ホスト
コンピュータが通信相手を指定する場合には、携帯端末
装置ではなく、集配信装置を示すアドレスデータを指定
する。そして、上記制御信号送信手段は、上記ホストコ
ンピュータと集配信装置とを接続する通信回線ではな
く、制御用信号線を用いてホストコンピュータが指定し
たアドレスデータを含む制御信号を各集配信装置に送信
する。
【0015】そして、各集配信装置においては、上記ア
ドレス判定手段により、上記制御信号送信手段から送信
された制御信号のアドレスデータが上記各集配信装置毎
に設定されたアドレスデータと一致するか否かを判定す
る。
【0016】そして、上記アドレス判定手段により上記
アドレスデータが一致しないと判定された各集配信装置
においては、上記回線遮断手段により上記集配信装置に
接続された上記通信回線が遮断された状態となり、上記
アドレス判定手段により上記アドレスデータが一致する
と判定された各集配信装置においては、上記回線遮断手
段により上記集配信装置に接続された上記通信回線が遮
断されずに接続された状態となる。
【0017】そして、ホストコンピュータに指定された
集配信装置とホストコンピュータとの通信回線だけが接
続された状態となっており、ホストコンピュータに指定
された集配信装置に接続された携帯端末装置が、ホスト
コンピュータと一対一でデータ通信を行うことが可能と
なる。
【0018】従って、上記集配信装置を指定するアドレ
スデータが、ホストコンピュータから携帯端末装置に出
力すべきデータとともに通信回線から集配信装置に入力
されることがないので、集配信装置において入力された
アドレスデータが自分のアドレスデータか否かを判定す
る間、ホストコンピュータから携帯端末装置に出力すべ
きデータをバッファに保持する必要がない。
【0019】また、アドレスデータが通信回線ではな
く、制御用信号線で集配信装置に送信されるので、上記
通信回線を用いたホストコンピュータと携帯端末装置と
のデータ通信に用いられる通信用インタフェースを高速
なものとした場合にも、制御用信号線を用いた制御信号
用の通信インタフェースは安価で低速なもので良い。
【0020】従って、アドレスの判定処理を行うために
インテリジェント化された集配信装置において、大容量
のバッファを設ける必要がないとともにアドレスデータ
の送受信用に安価な低速の通信用インタフェースを使用
できるので、集配信装置のインテリジェント化により集
配信装置のコストが上昇するのを抑制することができ
る。
【0021】上記請求項2記載の構成によれば、上記制
御信号に上記集配信装置に設けられた装置を制御する制
御データを付加して送信しすることができるとともに、
上記制御データに基づいて集配信装置に設けられた構成
要素を制御することができる。すなわち、アドレスの判
定処理を行うためにインテリジェント化された集配信装
置にアドレスデータを送信するために設けられた通信用
インタフェースを用いて、容易に集配信装置に設けられ
た構成要素の制御を行うことができる。
【0022】
【実施例】以下に、本発明のこの実施例の携帯端末シス
テムについて説明する。図1は、この実施例の携帯端末
システムの基本構成を示すブロック図である。図1に示
すように、この実施例の携帯端末システムは、ホストコ
ンピュータ1と、該ホストコンピュータ1に対してデー
タの入出力を行う複数の携帯端末装置2…と、該携帯端
末装置2…をホストコンピュータ1に接続するための複
数の集配信装置3…と、携帯端末装置2…が接続された
各集配信装置3…とホストコンピュータ1との通信を制
御するコントローラ4とを有するものである。
【0023】上記ホストコンピュータ1は、周知のもの
であり、携帯端末装置2からのデータの収集を行ってこ
れらのデータを処理するとともに、携帯端末装置2にデ
ータを出力して携帯端末装置2のデータの更新を行うこ
とが可能なものである。上記携帯端末装置2…は、基本
的に携帯可能な情報機器、例えば、いわゆるハンディタ
ーミナル、データコレクタ、電子手帳、PDA(person
al digital assistants)、小型コンピュータ等であれ
ば良く、その用途に応じた機能を有するとともに、ホス
トコンピュータ1とデータ通信を行う機能を有する。
【0024】上記集配信装置3…は、コントローラ4を
介してホストコンピュータ1に接続されたものである。
そして、集配信装置3…は、携帯して使用することが可
能な携帯端末装置2…を集配信装置3…に着脱自在に装
着することにより、携帯端末装置2…とホストコンピュ
ータ1との間でデータの入出力が可能となるように、携
帯端末装置2…とホストコンピュータ1とを接続するも
のである。
【0025】また、上記コントローラ4は、ホストコン
ピュータ1に複数接続された集配信装置3…のうちのど
の集配信装置3…に装着された携帯端末装置2…と通信
を行うかを制御するものである。なお、図1において
は、各構成要素間の信号の入出力を示す線を単線で示し
たが、後述するように、各構成要素間は複数の信号線に
より接続されるものである。
【0026】次に、本発明にかかわる集配信装置3…及
びコントローラ4について詳細に説明する。ここでは、
まず、コントローラ4について説明する。コントローラ
4は、図2(A)に示すように、ホストコンピュータ1
と一対一でデータの入出力が可能なようにホストコンピ
ュータ1と接続されるとともに、各集配信装置3…(集
配信装置3…に装着された携帯端末装置2…)と一対n
でデータの入出力が可能なように接続されている。
【0027】また、コントローラ4と各集配信装置3と
の接続には、ホストコンピュータからコントローラ4及
び集配信装置3…を介して携帯端末装置2…にデータを
送信するための信号線SD(送信データ)と、ホストコ
ンピュータ1が集配信装置3…及びコントローラ4を介
して携帯端末装置2…からデータを受信するための信号
線RD(受信データ)と、コントローラ4から各集配信
装置3にデータの入出力を行うべき集配信装置3を示す
制御信号を送信するための信号線CNTLとが用いられ
ている。
【0028】なお、信号線SD、信号線RD、信号線C
NTL用のコネクタやコードとしては、例えば、EIA
のRS−422の規格のものを用いることができる。ま
た、コントローラ4は、図2(B)に示すように、ホス
トコンピュータ1と携帯端末装置2との集配信装置3を
介したデータ通信を制御する際の演算処理を行うCPU
4aと、上記CPU4aの演算処理に必要なプログラム
やデータを記憶したROM(read only memory)4b
と、上記CPU4aから出力されるデータやその他のデ
ータを記憶するRAM(random access memory)4c
と、上記ホストコンピュータ1とコントローラ4とをデ
ータ入出力可能に接続するホストコンピュータ用インタ
フェース装置(以下ホストI/Fと略す)4dと、上記
信号線SD及び上記信号線RDが接続されたシリアルポ
ート4eと、上記信号線CNTLが接続されたシリアル
ポート4fとを有する。
【0029】そして、上記ホストI/F4dにおいて
は、ホストコンピュータ1とのデータの入出力を行う携
帯端末装置2の装着された集配信装置3…を指定する信
号や、携帯端末装置2に送信するデータが入力され、信
号線RD及び集配信装置3…を介して携帯端末2…から
シリアルポート4eに入力されたデータがホストコンピ
ュータ1に出力されるようになっている。また、上記シ
リアルポート4eにおいては、上記ホストコンピュータ
1から携帯端末装置2…に送信するデータが信号線SD
に出力され、携帯端末装置2…から送信されたデータが
集配信装置3…及び信号線RDを介して入力されるよう
になっている。
【0030】また、上記シリアルポート4fにおいて
は、ホストコンピュータ1とデータ通信を行う集配信装
置3…を指定するアドレスと、後述する集配信装置3…
側の装置を制御するデータとを含む制御信号を信号線C
NTLに出力するようになっている。
【0031】そして、上記CPU4aは、ホストコンピ
ュータ1からの命令に従って、シリアルポート4fから
ホストコンピュータ1とデータ通信を行う携帯端末装置
2…が装着された集配信装置3を指定するアドレスを含
む上記制御信号を生成して出力させる機能と、ホストI
/F4dを介してホストコンピュータ1から入力された
携帯端末装置2…に出力するデータをシリアルポート4
eから信号線SDに出力させる機能と、集配信装置3…
及び信号線RDを介してシリアルポート4eから入力さ
れたデータをホストI/F4dからホストコンピュータ
に出力させる機能とを有する。
【0032】そして、上記構成のコントローラ4によれ
ば、携帯端末装置2との通信用のシリアルポート4e、
信号線SD及び信号線RDとは別に、集配信装置3…へ
の制御信号を出力するシリアルポート4f及び信号線C
NTLが設けられているので、ホストコンピュータ1と
携帯端末装置2…とのデータ通信用の通信速度と、コン
トローラ4から集配信装置3…への制御信号用の通信速
度とを異なるものとすることができるようになってい
る。
【0033】そして、ホストコンピュータ1と携帯端末
装置2…とのデータ通信用の通信速度は速いことが好ま
しいが、後述するような制御信号を送るための通信速度
は特に速い必要がないので、コントローラ4と集配信装
置3…との間の通信用の装置は、安価な低速度用のもの
を用いることができるようになっている。
【0034】また、コントローラ4から集配信装置2…
への制御信号は、後述する集配信装置3…のアドレス
と、集配信装置3…の簡単な制御を行うためのデータだ
けであり、HDLC(high-level data link control p
rocedure)手順のような複雑なプロトコルを必要とせ
ず、簡単な調歩同期形式によりデータ通信を行うことが
できる。
【0035】また、シリアルポート4fから信号線CN
TLを介して集配信装置3…に送信される制御信号は、
図3に示すようなデータフォーマットになっている。す
なわち、図3に示すように、制御信号は、例えば調歩同
期方式により送信されるようになっており、スタートビ
ットとストップビットとの間に8ビットのデータが配置
された状態となっている。
【0036】そして、この実施例においては、8ビット
のデータからなる制御信号の最初の4ビットに各集配信
装置3…を示すアドレスのデータが割り当てられ、次の
3ビットに集配信装置3を制御するデータが割り当てら
れ、最後の1ビットがパリティビットとされている。な
お、必ずしも制御信号を8ビットにする必要はなく、ア
ドレスも4ビットに限定されるものではない。
【0037】この実施例においては、上記制御信号の上
記アドレスの4ビットにより、例えば、各集配信装置の
アドレスに0から15を割り当てることができ、集配信
装置3…の制御用の3ビットにより、例えば、後述する
通信中LED(light emitting diode、発光素子3j、
図4に図示)、通信エラーLED(発光素子3k、図4
に図示)及びブザー3l(図4に図示)のON/OFF
を制御することができる。
【0038】すなわち、ホストコンピュータ1側から特
定の集配信装置3を指定してデータ通信を開始する際
に、上記制御信号のアドレスの4ビットにより、特定の
集配信装置3を指定することができる。
【0039】また、この際には、上記制御信号に集配信
装置3…の制御用のデータが含まれるので、上記アドレ
スの4ビットで特定された集配信装置3に対して、上記
集配信装置3…の制御用の3ビットにより、例えば、通
信中LEDをONとし、通信エラーLED及びブザー3
lをOFFとすることができるようになっている。
【0040】すなわち、制御信号のうちの最初のアドレ
スの4ビットを0から15のうちの一つのアドレスを示
す二進数とし、次の五つ目の通信中LED用のビットを
1とし、六つ目の通信エラーLED用のビットを0と
し、七つ目のブザー3l用のビットを0とすることによ
り、上記アドレスで示される集配信装置3を特定して後
述するように通信を開始することができるとともに、上
述のように特定の集配信装置3の状態表示を行うための
通信中LED、通信エラーLED、ブザー3lのON/
OFFを制御できるようになっている。
【0041】また、上述の特定の集配信装置3のアドレ
スの指定によりホストコンピュータ1と上記集配信装置
3に装着された携帯端末装置2との間で通信が開始され
た際に、エラーが生じた際には、再び、上記アドレスを
示す4ビットと、通信中LEDのOFF、通信エラーL
EDのON、ブザー3lのONを示す3ビットとを含む
制御信号をコントローラ4から集配信装置3に送信する
ことにより、集配信装置3において通信エラーを通告す
ることができるようになっている。
【0042】次に、集配信装置3…について詳細に説明
する。図4は、集配信装置3の基本構成を示すブロック
図である。図4に示すように、集配信装置3…は、携帯
端末装置2との間で光によるデータ通信を行うようにな
っており、携帯端末装置2に光によってデータを出力す
るための発光素子3aと、該発光素子3aを駆動し、コ
ントローラ4から入力された電気信号を光信号に変換し
て出力させるためのドライバ3bと、携帯端末装置2か
ら光によって出力されたデータを入力するための受光素
子3cと、該受光素子を3c駆動し、入力された光信号
を電気信号に変換させ、これをコントローラ4側に出力
するためのドライバ3dと、コントローラ4と上記集配
信装置3とをつなぐ信号線SD及び信号線RDと上記二
つのドライバ3b、3dとの間の信号経路を開閉するゲ
ート3eと、上記コントローラ3と集配信装置3とをつ
なぐ信号線CNTLからの制御信号を受信するためのシ
リアルポート3fと、受信された制御信号の8ビットの
信号を順番に受け取って分配するラッチ回路3gと、該
ラッチ回路3gから制御信号の最初のアドレスを示す4
ビットが入力され、集配信装置3毎に設定されたアドレ
スと一致するか否かを判定する一致回路3hと、集配信
装置3のアドレスを設定するためのDIPスイッチ3i
と、上記通信中LEDとなる発光素子3jと、上記通信
エラーLEDとなる発光素子3kと、上記ブザー3l
と、上記発光素子3jを駆動するドライバ3mと、上記
発光素子3kを駆動するドライバ3nと、上記ブザー3
1を駆動するドライバ3oと、上記ラッチ回路3gから
各ドライバ3m、3n、3dにそれぞれ制御信号の五番
目、六番目及び七番目のビットの信号を入力するための
信号経路を開閉するゲート3pとからなるものである。
【0043】上記集配信装置3においては、携帯端末装
置2との間で非接触の光通信によりデータの入出力を行
うようになっており、電気信号を光信号に変換してデー
タを出力する発光素子3a及びドライバ3bと、光信号
を電気信号に変換してデータを入力する受光素子3c及
びドライバ3dとから光通信用インタフェース装置が構
成され、この光通信インタフェース装置に、ホストコン
ピュータ1と携帯端末装置2との間のデータ通信を行う
ための信号線SD及び信号線RDが接続された状態とな
っている。
【0044】従って、ホストコンピュータ1からコント
ローラ4を介して出力されたデータは、集配信装置3…
において、電気信号から光信号に変換されて携帯端末装
置2に出力され、携帯端末装置2から出力された光信号
によるデータは、集配信装置3…において、光信号から
電気信号に変換されコントローラ4を介してホストコン
ピュータ1に入力されるようになっている。
【0045】また、上記光通信用インタフェース装置を
構成するドライバ3b及びドライバ3dと、信号線SD
及び信号線RDとの接続部分にはゲート3eが配置され
ており、ゲート3eがOFF(閉)の状態では、ホスト
コンピュータ1と携帯端末2との間の通信経路が遮断さ
れて通信不可能な状態となるようになっている。
【0046】そして、上記ゲート3eは、上記一致回路
3hからの信号によりON/OFF(開閉)するように
なっており、一致回路において制御信号のアドレスを示
す信号と集配信装置のアドレスとが一致した場合に一致
回路3hからONの信号が出力され、ゲート3eがON
(開)の状態となるようになっている。従って、ホスト
コンピュータ1により許可された集配信装置3において
のみ、ホストコンピュータ1と上記集配信装置3に装着
された携帯端末装置2とのデータ通信が可能となる。
【0047】上記シリアルポート3fは、上記コントロ
ーラ4のシリアルポート4fに接続された信号線CNT
Lからの上記制御信号を受信するものであり、上記コン
トローラ4のシリアルポート4fと同様に高速な通信速
度を必要としない。また、上述のように上記コントロー
ラ4から集配信装置3への信号線CNTLを介した制御
信号の送信においては、極めて簡単なプロトコルにより
通信を行うことができる。
【0048】上記ラッチ回路3gにおいては、シリアル
ポート3fにおいて受信された8ビットの制御信号をビ
ット順に受け取り、制御信号の最初部分の集配信装置3
のアドレスを示す4ビットを一致回路3hに出力し、制
御信号の五番目のビットの信号をゲート3pを介して通
信中を示す発光素子(通信中LED)3iのドライバ3
nに出力し、制御信号の六番目のビットの信号をゲート
3pを介して通信エラーを示す発光素子(通信エラーL
ED)3kのドライバ3mに出力し、制御信号の七番目
のビットの信号をゲート3pを介して通信エラーを警告
するブザー3lのドライバ3oに出力するようになって
いる。
【0049】また、一致回路3hは、予めDIPスイッ
チ3iにより設定された集配信装置3の4ビットのアド
レスと、コントローラ4から制御信号として出力される
とともに信号線CNTLを介して入力され、かつ、ラッ
チ回路3gにより抽出された4ビットのアドレスとが一
致するか否かを判定し、一致する場合にゲート3e及び
ゲート3pにONの信号を出力してゲート3e、3pを
開とし、一致しない場合にゲート3e及びゲート3pへ
の信号をOFFとして、ゲート3e及びゲート3pを閉
とするようになっている。
【0050】従って、入力された制御信号のアドレスと
DIPスイッチ3iにより設定されたアドレスとが一致
する場合にだけ、ホストコンピュータ1と集配信装置3
に装着された携帯端末装置2とがデータ通信可能に接続
されるとともに、制御信号のアドレスの次の3ビットの
信号により集配信装置3の通信中やエラーの状態を表示
する発光素子3i、3kやブザー3lの制御が可能とな
る。
【0051】上記DIPスイッチ3iは、この実施例に
おいて、0から15までの集配信装置3…のアドレスを
二進数で設定可能なものである。上記ゲート3pは、一
致回路3hからの信号に基づいて、ラッチ回路3gから
発光素子3i、3k及びブザー3lのドライバ3m、3
n、3oまでの信号経路を開閉するものである。
【0052】そして、上述のような集配信装置3は、ゲ
ート3e、ラッチ回路3g、一致回路3h、ゲート3p
等を一つのチップ、すなわち一つの集積回路により実現
することができるとともに、上述のように低速用のシリ
アルポートを使用できるので、安価に製造することがで
きるようになっている。
【0053】次に、上述のような構成を有する携帯端末
システムにおける通信方法を図5及び図6を参照して説
明する。図5に示すように、まず、コントローラ4側に
おいては、ホストコンピュータ1が指定する集配信装置
3のアドレスデータを読み出す(ステップA1)。すな
わち、ホストコンピュータ1には、コントローラ4を介
して接続された各集配信装置3…のアドレスが登録され
ており、ホストコンピュータ1側と携帯端末装置2…と
の間でデータ通信を行う場合には、上記携帯端末装置2
…が装着される集配信装置3のアドレスを指定すること
になり、ホストコンピュータ1からコントローラ4に通
信すべき集配信装置3のアドレスが引き渡される。
【0054】例えば、ホストコンピュータ1は、周知の
ポーリング方式により、順次各集配信装置のアドレスを
送信し、データを送信しようとしている携帯端末装置2
を探し出すことになるので、この場合にもホストコンピ
ュータ1からコントローラ4に順次各集配信装置3のア
ドレスが引き渡されることになる。
【0055】そして、コントローラ4においては、得ら
れた集配信装置3のアドレスデータを制御信号としてC
NTL線を介して各集配信装置3…に送信する(ステッ
プA2)。なお、上記制御信号には、上述のように集配
信装置3…の制御用のデータも含まれるので、例えば、
この段階で、通信中LED(発光素子3i)を発光させ
る場合には、制御信号の最初の4ビットに上記集配信装
置のアドレスを登録し、制御信号の五番目のビットをO
Nとし、六番目及び七番目のビットをOFFとするとと
もに、各ビッドのON/OFFに対応して8番目のパリ
ティービッドを設定する。
【0056】そして、上述のように制御信号を送信した
後に、ホストコンピュータ1から携帯端末装置2に出力
するデータをホストI/F4d介して入力し、シリアル
ポート4eから信号線SDにより集配信装置3…に出力
するとともに、携帯端末装置2からホストコンピュータ
1に入力されるデータを、集配信装置3…を介して信号
線RDから入力してホストI/F4dからホストコンピ
ュータ1に出力する。すなわち、集配信装置3を介して
携帯端末装置とのデータ通信を行う(ステップA3)。
【0057】一方、図6に示すように、各集配信装置3
…においては、信号線CNTLを介してコントローラ4
から集配信装置3のアドレスを含む制御信号がシリアル
ポート3fに受信されることになる。そして、シリアル
ポート3fにおいて受信された信号はラッチ回路3gに
セットされる(ステップB1)。
【0058】そして、ラッチ回路3gにおいては、通信
すべき集配信装置3のアドレスを示す制御信号の最初の
4ビットが一致回路3hに出力される。一致回路3hに
おいては、ラッチ回路3gから入力されたアドレスと、
DIPスイッチ3iにより設定されたアドレスが一致す
るか否かが判定される(ステップB2)。
【0059】そして、制御信号により入力されたアドレ
スと設定されたアドレスが一致する一つの集配信装置3
を除く残りの集配信装置3…においては、一致回路3h
からの信号がOFFとなり、ゲート3e及びゲート3p
が閉の状態となる。従って、コントローラ4と集配信装
置3…とを接続する信号線SD及び信号線RDがOFF
となり、ホストコンピュータ1とこれらの集配信装置3
…に装着された携帯端末装置2との回線がOFFの状態
となる(ステップB3)。
【0060】また、これらの集配信装置3…において
は、ゲート3pが閉となることにより、ラッチ回路3g
から発光素子3j、3k及びブザー3lのドライバ3
m、3n、3oへの信号経路が遮断され、制御信号によ
り発光素子3j、3k及びブザー3lが作動しない状態
とされる。また、制御信号により入力されたアドレスと
設定されたアドレスが一致する一つの集配信装置3にお
いては、一致回路3hからの信号がONとなり、ゲート
3e及びゲート3pが開の状態となる。
【0061】従って、コントローラ4と集配信装置3と
を接続する信号線SD及び信号線RDがゲート3eによ
り遮断されないので、ホストコンピュータ1とこの集配
信装置3に装着された携帯端末装置2との回線がONの
状態となる(ステップB4)。
【0062】また、この集配信装置3…においては、ゲ
ート3pが開となることにより、ラッチ回路3gから発
光素子3j、3k及びブザー3lのドライバ3m、3
n、3oへの信号経路が遮断されないので、制御信号に
より発光素子3j、3k及びブザー3lの駆動の制御が
行える状態となり、制御信号の五番目から七番目のビッ
トの信号により発光素子3j、3k及びブザー3lの駆
動が制御される(ステップB5)。
【0063】また、上述のようにホストコンピュータ1
とこの集配信装置3に装着された携帯端末装置2との回
線がONの状態となっているので、ホストコンピュータ
1と上述のように選択された集配震装置3に装着された
携帯端末装置2との間でコントローラ4を介してデータ
通信が行われる(ステップB6)。
【0064】この際には、アドレスが一致しなかった他
の集配信装置3…において信号線SD及び信号線RDが
ゲート3eにより遮断され、アドレスが一致した集配信
装置3とコントローラ4との間でだけ、信号線SD及び
信号線RDが接続された状態となっているので、ホスト
コンピュータ1と、アドレスが一致した集配信装置3に
装着された携帯端末装置2との間で、一対一でデータ通
信を行っている状態となり、ホストコンピュータ1と、
この携帯端末装置2との間ではデータ通信中に相手を指
定するアドレスを送信する必要がない。
【0065】以上のように、この実施例の携帯端末シス
テムにおいては、集配信装置3…をインテリジェント化
して、集配信装置3…においてホストコンピュータ1か
ら通信相手を指定するためのアドレスを管理できるよう
にするとともに、集配信装置3とコントローラ4とを接
続するデータ通信用の信号線SD及び信号線RDとは別
に、上記アドレスを制御信号として送信するための信号
線CNTLを設けている。
【0066】そして、上記信号線CNTLを介してホス
トコンピュータ1からコントローラ4を介して各集配信
装置3…に通信すべき集配信装置を示すアドレスを含む
制御信号を送信した場合に、各集配信装置3において受
信されたアドレスが自分のアドレスか否かを判定し、受
信されたアドレスが自分のアドレスと一致しない集配信
装置3…においては、上記データ通信用の信号線SD及
び信号線RDを遮断し、受信されたアドレスが自分のア
ドレスと一致する集配信装置3…においては、上記デー
タ通信用の信号線SD及び信号線RDを接続するように
なっている。
【0067】すなわち、集配信装置3…において上記ア
ドレスを管理できるようにしたことにより、ポーリング
方式のデータ通信を行う場合に、ホストコンピュータ1
に、該ホストコンピュータ1に接続可能な全ての携帯端
末装置3を示すアドレスを登録し、これらアドレスを順
次呼び出して、全ての携帯端末装置3から送信要求のあ
る携帯端末装置3を探し出す必要がなく、ホストコンピ
ュータ1に実際に接続された比較的少数の集配信装置3
…のアドレスだけを登録し、これらのアドレスを順次呼
び出して、比較的少数の集配信装置3…の中から送信要
求のある携帯端末装置2の装着された集配信装置3を探
し出せば良いので、通信にかかる時間を短縮することが
できる。
【0068】また、ホストコンピュータ1から携帯端末
装置2にデータを送信する際には、データ通信用とは別
の信号線CNTLを介してデータを送信すべき集配信装
置3のアドレスを含む制御信号を送信して、データを送
信すべき集配信装置3に接続された信号線SD及び信号
線RDだけが接続状態となり、他の集配信装置3に接続
された信号線SD及び信号線RDが遮断状態となった後
に、信号線SD及び信号線RDを介してホストコンピュ
ータ1から携帯端末装置2にデータが送信されるので、
上記従来例のようにインテリジェント化された集配信装
置において、データとともに送信されたアドレスを集配
信装置側で自分のものかどうか判定している間に送信さ
れたデータをバッファに保持しておく必要がない。
【0069】また、この際に、上述のようにアドレスを
含む制御信号がデータ通信用の信号線SD及び信号線R
Dとは別の信号線CNTLとされているので、ホストコ
ンピュータ1と携帯端末装置2…との間の通信速度を上
げるために高速な通信用の通信インタフェースを用いる
ものとしても、集配信装置3に信号線CNTLを介して
アドレスを含む制御信号をおくるためのシリアルポート
等の通信用インタフェースは低速のものを使用すること
ができる。
【0070】従って、コントローラ4からインテリジェ
ント化された集配信装置3…にアドレスを含む制御信号
を送信するために集配信装置3…において高速の通信用
インタフェースを用いたり、大容量のバッファを設けた
りする必要がなく、集配信装置3…のインテリジェント
化により集配信装置3…のコストが上昇するのを抑制す
ることができる。
【0071】また、コントローラ4から集配信装置3…
にアドレスを含む制御信号を送信する際に、上述のよう
に制御信号に集配信装置3…の状態表示用の発光素子3
j、3kやブザー3lのような集配信装置3の各装置を
制御する信号を含めることができるので、制御信号によ
り、単に上記アドレスを送信するだけではなく、コント
ローラ4から集配信装置3の各装置を制御することが可
能となる。
【0072】また、上記集配信装置において、受信され
たアドレスと設定されたアドレスが一致するか否か判定
する回路、アドレスが一致した場合にだけホストコンピ
ュータ1と携帯端末装置3との通信回線を接続する回
路、アドレスが一致した場合にだけ制御信号により集配
信装置3の各装置を制御することを可能とする回路等を
一つの集積回路として構成することが可能であり、さら
に、集配信装置3…をインテリジェント化した際のコス
トの上昇を抑制することができる。
【0073】図7は、本発明の上記実施例とは異なる実
施例の携帯端末システムの基本構成を示す図面である。
図7に示すように、この実施例においては、上記実施例
において独立して存在したコントローラ4が、複数の集
配信装置4のうちの一つのマスタとなる集配信装置5に
組み込まれた状態となったものである。
【0074】従って、マスタとなる集配信装置5には、
上記実施例の図2(B)に示す基本構成を有するコント
ローラ4の構成要素と、上記実施例の図4に示す基本構
成を有する集配信装置3の構成要素とが一つのケーシン
グに納められた状態となっている。
【0075】そして、上記マスタとなる集配信装置5
は、該集配信装置5内に含まれるコントローラ4のホス
トI/F4dによりホストコンピュータ1と接続される
とともに、上記実施例の集配信装置3と同様のサテライ
トとなる集配信装置3に上記信号線SD、信号線RD及
び信号線CNTLにより接続されている。
【0076】なお、この実施例の携帯端末システムは、
上述のようにコントローラ1の機能を複数の集配信装置
3のうちの一つの集配信装置5に内包させたものであ
り、上記実施例の携帯端末システムと同様の作用効果を
有する。また、コントローラ1を一つ集配信装置5に取
り込むことで、システム構成を簡略化して、設置しやす
いものとすることができる。
【0077】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の携帯端末システ
ムによれば、集配信装置においてホストコンピュータと
の通信相手を指定するアドレスデータを管理するように
集配信装置をインテリジェント化しても、集配信装置を
示すアドレスデータが携帯端末装置とホストコンピュー
タとのデータ通信用の通信回線とは別の制御用信号線に
より集配信装置に送信されるので、アドレスデータがホ
ストコンピュータから携帯端末装置に出力すべきデータ
とともに通信回線から集配信装置に入力されることがな
く、集配信装置において入力されたアドレスデータが自
分のアドレスデータか否かを判定する間、ホストコンピ
ュータから携帯端末装置に出力すべきデータを保持する
バッファを設けなくてすみ、集配信装置のインテリジェ
ント化に伴うコストの上昇を抑制することができる。
【0078】また、アドレスデータが通信回線ではな
く、制御用信号線で集配信装置に送信されるので、上記
通信回線を用いたホストコンピュータと携帯端末装置と
のデータ通信に用いられる通信用インタフェースを高速
なものとした場合にも、制御用信号線を用いた制御信号
用の通信インタフェースは安価で低速なものを用いるこ
とができ、集配信装置のインテリジェント化に伴うコス
トの上昇を抑制することができる。
【0079】そして、集配信装置をインテリジェント化
して、集配信装置におていアドレスデータを管理するよ
うにしたことで、ホストコンピュータが送信要求を行っ
ている携帯端末装置を探す際に、携帯端末装置において
アドレスデータを管理した場合のように、ホストコンピ
ュータに接続可能な全ての携帯端末を示すアドレスデー
タを順次呼び出す必要がなく、ホストコンピュータに実
際に接続されている比較的少数の集配信装置を示すアド
レスデータを順次呼び出せば良いので、送信要求をして
いる携帯端末装置における待ち時間を減少して、通信時
間を短縮することができる。
【0080】また、本発明の請求項2記載の携帯端末シ
ステムによれば、アドレスの判定処理を行うためにイン
テリジェント化された集配信装置にアドレスデータを送
信するために設けられた制御用信号線等を用いて容易に
集配信装置に設けられた表示素子、ブザー等の構成要素
の制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の携帯端末システムの基本構
成を示すブロック図である。
【図2】上記実施例の携帯端末システムのコントローラ
の基本構成を示すブロック図である。
【図3】上記実施例の携帯端末システムのコントローラ
から集配信装置に送信される制御信号のデータフォーマ
ットを示す図面である。
【図4】上記実施例の携帯端末システムの集配信装置の
基本構成を示すブロック図である。
【図5】上記実施例の携帯端末システムのコントローラ
における動作の流れを示す図面である。
【図6】上記実施例の携帯端末システムの集配信装置に
おける動作の流れを示す図面である。
【図7】上記実施例の携帯端末システムとは異なる本発
明の携帯端末システムの基本構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 携帯端末装置 3 集配信装置 3e ゲート(回線遮断手段) 3h 一致回路(アドレス判定手段、制御手段) 3m ドライバ(制御手段) 3n ドライバ(制御手段) 3o ドライバ(制御手段) 3p ゲート(制御手段) 4 コントローラ(制御信号送信手段) CNTL 信号線(制御用信号線) RD 信号線(通信回線) SD 信号線(通信回線)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータと、該ホストコンピ
    ュータに通信回線により接続された複数の集配信装置
    と、該集配信装置に着脱可能に接続されて上記通信回線
    を用いて上記ホストコンピュータとデータ通信可能な携
    帯端末装置とを備えた携帯端末システムであって、 各集配信装置に、これら集配信装置毎に設定されたアド
    レスデータのうちのホストコンピュータが指定した集配
    信装置を示すアドレスデータを含む制御信号を送信する
    制御信号送信手段と、 上記制御信号送信手段と上記各集配信装置とを接続して
    上記制御信号送信手段から各集配信装置に制御信号を送
    信するための制御用信号線と、 上記各集配信装置に設けられ、かつ、上記制御信号送信
    手段から送信された制御信号のアドレスデータが上記各
    集配信装置毎に設定されたアドレスデータと一致するか
    否かを判定するアドレス判定手段と、 上記各集配信装置に設けられ、かつ、該集配信装置に接
    続された上記通信回線を遮断するとともに、上記アドレ
    ス判定手段において制御信号のアドレスデータと設定さ
    れたアドレスデータとが一致したと判定された集配信装
    置において、該集配信装置と上記通信回線とを接続する
    回線遮断手段とを具備してなることを特徴とする携帯端
    末システム。
  2. 【請求項2】 上記制御信号送信手段は、上記アドレス
    データを含む制御信号に、上記集配信装置に設けられた
    構成要素を制御する制御データを付加して送信し、 上記集配信装置は、上記制御信号のアドレスデータが上
    記設定されたアドレスデータに一致する場合に、上記制
    御信号の上記制御データに基づいて上記集配信装置に設
    けられた構成要素を制御する制御手段を有することを特
    徴とする請求項1記載の携帯端末システム。
JP16832295A 1995-06-09 1995-06-09 携帯端末システム Pending JPH08340334A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004260390A (ja) * 2003-02-25 2004-09-16 Aiphone Co Ltd テレビドアホン装置

Cited By (1)

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