JPH08340041A - 静電チャックの基板吸着状態検出方法、そのための装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

静電チャックの基板吸着状態検出方法、そのための装置および半導体装置の製造方法

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JPH08340041A
JPH08340041A JP14702395A JP14702395A JPH08340041A JP H08340041 A JPH08340041 A JP H08340041A JP 14702395 A JP14702395 A JP 14702395A JP 14702395 A JP14702395 A JP 14702395A JP H08340041 A JPH08340041 A JP H08340041A
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signal
adsorption state
voltage
electrostatic chuck
substrate
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JP14702395A
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Masaru Kurokawa
勝 黒川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静電チャックのウェハ吸着状態検出装置に関
し、吸着状態検出用交流電圧の振幅や周波数あるいはそ
の双方に変動が生じても高精度でウェハ吸着状態を検出
することができる手段を提供する。 【構成】 ウェハを吸着して保持する静電チャックに吸
着保持用直流電圧と吸着状態検出用交流電圧21を印加
し、静電チャックの静電容量を経て抽出され、静電チャ
ックの静電容量に応じて変化する吸着状態信号20のレ
ベルを、閾値レベル25と比較することによってウェハ
吸着状態を検出する静電チャックのウェハ吸着状態検出
装置において、吸着状態検出用交流電圧21の振幅また
は周波数あるいはその双方によって吸着状態信号20の
レベルまたは吸着状態信号と比較すべき閾値レベル25
あるいはその双方を制御することによって、吸着状態検
出用交流電圧21の振幅または周波数あるいはその双方
の変動によるウェハ吸着状態の誤判定を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置内にお
いて基板処理時に基板を静電的に吸着して保持する静電
チャックの基板吸着状態検出装置に関するものである。
基板処理時に基板は静電チャックの正規の位置に、か
つ、その間に塵等が付着していない状態、すなわち、静
電チャックと基板との間の平均距離が限りなく小さい状
態で吸着されている必要がある。そこで、基板処理の前
に静電チャックと基板との吸着状態が許容値内であるか
否かを精度よく検出する手段が要求されている。
【0002】
【従来の技術】図24は、従来の静電チャックの静電容
量に基づいた基板吸着状態検出装置の構成説明図であ
る。この図において、1は静電容量検出手段、2は静電
チャック、3は吸着保持用直流電源、4は吸着状態検出
用交流電源、5,6は抵抗、7はコンデンサ、9は信号
増幅手段、10は交流信号増幅器、11は交流−直流変
換器、12は直流信号増幅器、13は閾値レベル発生
器、14はレベル比較器、19は静電容量検出信号、2
0は吸着状態信号、25は閾値レベル、26は吸着状態
検出信号である。なお、他の図の符号と統一したため欠
番を生じている。また、この図に示されていない符号に
ついても他の図面を参照するために付加されている。以
下の図面についても同様である。
【0003】従来の静電チャックの静電容量に基づいた
基板吸着状態検出装置はこの図に示されているように、
絶縁体中に埋め込まれた1対の電極を有する静電チャッ
ク2に、吸着保持用直流電源3によって1000V〜2
000V程度の吸着保持用直流電圧が印加され、かつ、
吸着状態検出用交流電源4によって、トランス8を介し
て50Hzまたは60Hzの100V程度の交流電圧が
印加されている。
【0004】この場合、静電チャック2の電極間には、
静電チャック2に吸着される基板の誘電率、導電率等の
特性と、静電チャック−基板間の平均距離によって変化
する静電容量が生じる。そして、印加されている交流電
圧によってこの静電容量に比例したレベルの静電容量検
出信号19を、抵抗5と抵抗6からなる電圧分割回路の
抵抗6の両端からコンデンサ7を通して検出することが
できる。
【0005】さらに、この静電容量検出信号19を、信
号増幅手段9を構成する交流信号増幅器10、交流−直
流変換器11、直流信号増幅器12により吸着状態信号
20に変換する。ここで、静電チャック2−基板間に塵
等の付着物が存在する場合は、静電チャック2−基板間
の平均距離が長くなり、静電チャック2の電極間に生じ
る静電容量が減少し、その結果として、直流信号増幅器
12から得られる吸着状態信号20も小さくなる。
【0006】すなわち、ここで得られた吸着状態信号2
0のレベルが静電チャック2−基板間の吸着状態を示す
ことになる。この吸着状態信号20と閾値レベル発生器
13から出力される閾値レベル25をレベル比較器14
によって比較し吸着状態検出信号26を出力させること
により、静電チャック2−基板間の吸着状態を判定する
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図25は、従来の静電
チャックの静電容量による基板吸着状態検出装置の問題
点の説明図(1)であり、(A)は静電チャック−基板
間平均距離と原理上の吸着状態信号の関係、(B)は吸
着状態検出交流電圧の振幅と実際の吸着状態信号の関
係、(C)は静電チャック−基板間平均距離と実際の吸
着状態信号の関係を示している。
【0008】図26(A)のグラフは、静電チャック2
−基板間の平均距離と原理上直流信号増幅器12から得
られる吸着状態信号20の関係を示したものである。図
中、L1,L2は静電チャック2−基板間の任意の平均
距離であり、閾値レベル25は静電チャック2−基板間
の平均距離が許容値内であるか否かを判定するために閾
値レベル発生器13から出力される基準レベルである。
静電チャック2−基板間の平均距離が長くなればなるほ
ど、それに反比例して静電チャック2−基板間に生じる
静電容量が小さくなり、得られる吸着状態信号20も小
さくなる。
【0009】この図で、静電チャック2−基板間の平均
距離がL1のとき、得られた吸着状態信号20は閾値レ
ベル25より上のレベルにあるため、静電チャック2−
基板間の吸着状態は許容値内であると判定される。反対
に、静電チャック2−基板間の平均距離がL2のとき、
得られた吸着状態信号20は閾値レベル25より下のレ
ベルにあるため、静電チャック2−基板間の吸着状態は
許容値外であると判定される。
【0010】図25(B)のグラフは、静電チャック2
−基板間の平均距離が一定である場合の、吸着状態検出
用交流電源4の吸着状態検出用交流電圧21の振幅と実
際に直流信号増幅器12から得られる吸着状態信号20
の関係を示している。図中、Vaは吸着状態検出用交流
電源4の吸着状態検出用交流電圧21の任意の振幅であ
り、Vdはそのときに得られる直流信号増幅器12から
の吸着状態信号20のレベルである。
【0011】この図を見てわかるとおり、静電チャック
2−基板間の平均距離が一定であるにもかかわらず、吸
着状態検出用交流電源4からの吸着状態検出用交流電圧
21(Va)の振幅が変化すると、直流信号増幅器12
から得られる吸着状態信号20(Vd)も変化してしま
う。吸着状態信号20は吸着状態検出用交流電源4から
の吸着状態検出用交流電圧21の振幅Vaに比例し、吸
着状態検出用交流電源4の吸着状態検出用交流電圧21
の振幅がVa,0.9Va,1.1Vaのとき吸着状態
信号20はVd,0.9Vd,1.1Vdとなる。
【0012】図25(C)のグラフは、静電チャック2
−基板間の平均距離と実際に直流信号増幅器12から得
られる吸着状態信号20の関係を示している。ここで、
前記図25(A)に示した、静電チャック2−基板間の
平均距離がL1,L2のとき、吸着状態検出用交流電源
4の吸着状態検出用交流電圧21の振幅が変動した場合
を考えてみる。
【0013】図中〔1〕のグラフは吸着状態検出用交流
電源4の吸着状態検出用交流電圧21の振幅がVaのと
き、〔2〕のグラフは吸着状態検出用交流電源4の吸着
状態検出用交流電圧21の振幅が0.9Vaのとき、
〔3〕のグラフは吸着状態検出用交流電源4の吸着状態
検出用交流電圧21の振幅が1.1Vaのときの静電チ
ャック2−基板間の平均距離に対する直流信号増幅器1
2から得られる吸着状態信号20(Vd)との関係をそ
れぞれ示したものである。
【0014】まず、吸着状態検出用交流電源4の吸着状
態検出用交流電圧21の振幅がVaのとき(〔1〕のグ
ラフ)、静電チャック2−基板間の平均距離がL1であ
った場合、このとき得られた吸着状態信号20は閾値レ
ベル25より上のレベルにあるため、静電チャック2−
基板間の吸着状態は許容値内である。
【0015】ここで吸着状態検出用交流電源4の吸着状
態検出用交流電圧21の振幅が変動し0.9Vaになっ
てしまったとすると(〔2〕のグラフ)、吸着状態信号
20は閾値レベル25より下のレベルに下がってしまっ
て静電チャック2−基板間の吸着状態は許容値外である
と判定される。すなわち、本来、吸着状態が許容値内で
あると判定されるべきものが、許容値外として判定され
てしまう。
【0016】逆の例として、吸着状態検出用交流電源4
の吸着状態検出用交流電圧21の振幅がVaのとき
(〔1〕のグラフ)、静電チャック2−基板間の平均距
離がL2であった場合、このとき得られた吸着状態信号
20は閾値レベル25より下のレベルになるので、静電
チャック2−基板間の吸着状態は許容値外である。ここ
で、吸着状態検出用交流電源4の吸着状態検出用交流電
圧21の振幅が変動して1.1Vaになってしまったと
すると、(〔3〕のグラフ)、吸着状態信号20は閾値
レベル25より上のレベルに上がってしまって静電チャ
ック2−基板間の吸着状態は許容値内であると判定され
る。すなわち、本来、吸着状態が許容値外であると判定
されるべきものが、許容値内として判定されてうまう。
【0017】図26は、従来の静電チャックの静電容量
に基づいた基板吸着状態検出装置の問題点の説明図
(2)であり、(A)は静電チャック−基板間平均距離
と原理上の吸着状態信号の関係、(B)は吸着状態検出
交流電圧の周波数と実際の吸着状態信号の関係、(C)
は静電チャック−基板間平均距離と実際の吸着状態信号
の関係を示している。
【0018】図26(A)のグラフは、静電チャック2
−基板間の平均距離と原理上直流信号増幅器12から得
られる吸着状態信号20の関係を示したものである。図
中、L1,L2は静電チャック2−基板間の任意の平均
距離であり、また、閾値レベル25は静電チャック2−
基板間の平均距離が許容値内であるか否かを判定するた
めに閾値レベル発生器13から出力される基準レベルで
ある。静電チャック2−基板間の平均距離が長くなれば
なるほど、それに反比例して静電チャック2−基板間に
生じる静電容量が小さくなり、得られる吸着状態信号2
0も小さくなる。
【0019】この図で、静電チャック2−基板間の平均
距離がL1のとき、得られた吸着状態信号20は閾値レ
ベル25より上のレベルにあるため、静電チャック2−
基板間の吸着状態は許容値内であると判定される。反対
に、静電チャック2−基板間の平均距離がL2のとき、
得られた吸着状態信号20は閾値レベル25より下のレ
ベルにあるため、静電チャック2−基板間の吸着状態は
許容値外であると判定される。
【0020】図26(B)のグラフは、静電チャック2
−基板間の平均距離が一定である場合の、吸着状態検出
用交流電源4の吸着状態検出用交流電圧21の周波数と
実際に直流信号増幅器12から得られる吸着状態信号2
0の関係を示している。図中、Faは吸着状態検出用交
流電源4の吸着状態検出用交流電圧21の任意の周波数
であり、Vdはそのときに得られる直流信号増幅器12
からの吸着状態信号20のレベルである。
【0021】この図を見てわかるとおり、静電チャック
2−基板間の平均距離が一定であるにもかかわらず、吸
着状態検出用交流電源4の吸着状態検出用交流電圧21
の周波数(Fa)が変化すると、直流信号増幅器12か
ら得られる吸着状態信号20(Vd)も変化してしま
う。吸着状態信号20は吸着状態検出用交流電源4の吸
着状態検出用交流電圧21の周波数Faに比例し、吸着
状態検出用交流電源4の吸着状態検出用交流電圧21の
周波数がFa,0.9Fa,1.1Faのとき吸着状態
信号20はVd,0.9Vd,1.1Vdとなる。
【0022】図26(C)のグラフは、静電チャック2
−基板間の平均距離と実際に直流信号増幅器12から得
られる吸着状態信号20の関係を示している。ここで、
前記図26(A)に示した、静電チャック2−基板間の
平均距離がL1,L2のとき、吸着状態検出用交流電源
4の吸着状態検出用交流電圧21の周波数が変動した場
合を考えてみる。
【0023】図中〔1〕のグラフは吸着状態検出用交流
電源4の吸着状態検出用交流電圧21の周波数がFaの
とき、〔2〕のグラフは吸着状態検出用交流電源4の吸
着状態検出用交流電圧21の周波数が0.9Faのと
き、〔3〕のグラフは吸着状態検出用交流電源4の吸着
状態検出用交流電圧21の周波数が1.1Faのときの
静電チャック2−基板間の平均距離に対する直流信号増
幅器12から得られる吸着状態信号20(Vd)との関
係をそれぞれ示したものである。
【0024】まず、吸着状態検出用交流電源4の吸着状
態検出用交流電圧21の周波数がFaのとき(〔1〕の
グラフ)、静電チャック2−基板間の平均距離がL1で
あった場合、このとき得られた吸着状態信号20は閾値
レベル25より上のレベルにあるため、静電チャック2
−基板間の吸着状態は許容値内である。
【0025】ここで吸着状態検出用交流電源4の吸着状
態検出用交流電圧21の周波数が変動し0.9Faにな
ってしまったとすると(〔2〕のグラフ)、吸着状態信
号20は閾値レベル25より下のレベルに下がってしま
って静電チャック2−基板間の吸着状態は許容値外であ
ると判定される。すなわち、本来、吸着状態が許容値内
であると判定されるべきものが、許容値外として判定さ
れてしまう。
【0026】逆の例として、吸着状態検出用交流電源4
の吸着状態検出用交流電圧21の周波数がFaのとき
(〔1〕のグラフ)、静電チャック2−基板間の平均距
離がL2であった場合、このとき得られた吸着状態信号
20は閾値レベル25より下のレベルになるので、静電
チャック2−基板間の吸着状態は許容値外である。
【0027】ここで、吸着状態検出用交流電源4の吸着
状態検出用交流電圧21の周波数が変動して1.1Fa
になってしまったとすると、(〔3〕のグラフ)、吸着
状態信号20は閾値レベル25より上のレベルに上がっ
てしまって静電チャック2−基板間の吸着状態は許容値
内であると判定される。すなわち、本来、吸着状態が許
容値外であると判定されるべきものが、許容値内として
判定されてしまう。
【0028】以上説明したように、従来の方法では、静
電チャック2−基板間の吸着状態に関わらず、吸着状態
検出用交流電源4の吸着状態検出用交流電圧21の振幅
や周波数あるいはその双方が変動した場合、結果的に得
られる直流信号増幅器12からの吸着状態信号20も変
動し、基板吸着状態の正確な判定ができないという問題
点を有している。
【0029】本発明は、吸着状態検出用交流電圧の振幅
や周波数あるいはその双方に変動が生じても高精度で基
板吸着状態を検出することができる手段を提供すること
を目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる、基板を
吸着して保持する静電チャックに吸着保持用直流電圧と
吸着状態検出用交流電圧を印加し、静電チャックの静電
容量を経て抽出され、静電チャックの静電容量に応じて
変化する吸着状態信号のレベルを閾値レベルと比較する
ことによって基板の吸着状態を検出する静電チャックの
基板吸着状態検出方法あるいは静電チャックの基板吸着
状態検出装置においては、吸着状態検出用交流電圧の振
幅または周波数あるいはその双方によって吸着状態信号
のレベルまたは吸着状態信号と比較すべき閾値レベルあ
るいはその双方を制御することによって、吸着状態検出
用交流電圧の振幅または周波数あるいはその双方の変動
を打ち消すようにした。
【0031】また、本発明にかかる、他の、基板を吸着
して保持する静電チャックに吸着保持用直流電圧と吸着
状態検出用交流電圧を印加し、静電チャックの静電容量
を経て抽出され、静電チャックの静電容量に応じて変化
する静電容量検出信号を、交流信号増幅器、交流−直流
変換器、直流信号増幅器等によって増幅あるいは変換し
て吸着状態信号を形成し、吸着状態信号のレベルと閾値
レベルを比較することによって基板の吸着状態を検出す
る静電チャックの基板吸着状態検出方法あるいは静電チ
ャックの基板吸着状態検出装置においては、吸着状態検
出用交流電圧の振幅を基準値と比較して偏差検出信号を
形成し、偏差検出信号によって、吸着状態検出用交流電
圧の変動を打ち消すように交流信号増幅器の増幅率を制
御するようにした。
【0032】また、本発明にかかる、他の、基板を吸着
して保持する静電チャックに吸着保持用直流電圧と吸着
状態検出用交流電圧を印加し、静電チャックの静電容量
を経て抽出され、静電チャックの静電容量に応じて変化
する静電容量検出信号を、交流信号増幅器、交流−直流
変換器、直流信号増幅器等によって増幅あるいは変換し
て吸着状態信号を形成し、吸着状態信号のレベルと閾値
レベルを比較することによって基板の吸着状態を検出す
る静電チャックの基板吸着状態検出方法あるいは静電チ
ャックの基板吸着状態検出装置においては、吸着状態検
出用交流電圧の振幅を基準値と比較して偏差検出信号を
形成し、偏差検出信号によって、吸着状態検出用交流電
圧の変動を打ち消すように直流信号増幅器の増幅率を制
御するようにした。
【0033】また、本発明にかかる、他の、基板を吸着
して保持する静電チャックに吸着保持用直流電圧と吸着
状態検出用交流電圧を印加し、静電チャックの静電容量
を経て抽出され、静電チャックの静電容量に応じて変化
する静電容量検出信号を、交流信号増幅器、交流−直流
変換器、直流信号増幅器等によって増幅あるいは変換し
て吸着状態信号を形成し、吸着状態信号のレベルと閾値
レベルを比較することによって基板の吸着状態を検出す
る静電チャックの基板吸着状態検出方法あるいは静電チ
ャックの基板吸着状態検出装置においては、吸着状態検
出用交流電圧の振幅を基準値と比較して偏差検出信号を
形成し、偏差検出信号によって、吸着状態検出用交流電
圧の周波数の変動を打ち消すように閾値レベルを制御す
るようにした。
【0034】これらの場合、吸着状態検出用交流電圧の
振幅を交流−直流変換器によって直流信号に変換し、直
流信号と、基準レベル発生器から出力される基準レベル
を偏差検出器によって比較して偏差検出信号を形成する
ことができる。
【0035】また、本発明にかかる、他の、基板を吸着
して保持する静電チャックに吸着保持用直流電圧と吸着
状態検出用交流電圧を印加し、静電チャックの静電容量
を経て抽出され、静電チャックの静電容量に応じて変化
する静電容量検出信号を、交流信号増幅器、交流−直流
変換器、直流信号増幅器等によって増幅あるいは変換し
て吸着状態信号を形成し、吸着状態信号のレベルと閾値
レベルを比較することによって基板の吸着状態を検出す
る静電チャックの基板吸着状態検出方法あるいは静電チ
ャックの基板吸着状態検出装置においては、吸着状態検
出用交流電圧の周波数を基準値と比較して偏差検出信号
を形成し、偏差検出信号によって、吸着状態検出用交流
電圧の周波数の変動を打ち消すように交流信号増幅器の
増幅率を制御するようにした。
【0036】また、本発明にかかる、他の、基板を吸着
して保持する静電チャックに吸着保持用直流電圧と吸着
状態検出用交流電圧を印加し、静電チャックの静電容量
を経て抽出され、静電チャックの静電容量に応じて変化
する静電容量検出信号を、交流信号増幅器、交流−直流
変換器、直流信号増幅器等によって増幅あるいは変換し
て吸着状態信号を形成し、吸着状態信号のレベルと閾値
レベルを比較することによって基板の吸着状態を検出す
る静電チャックの基板吸着状態検出方法あるいは静電チ
ャックの基板吸着状態検出装置において、吸着状態検出
用交流電圧の周波数を基準値と比較して偏差検出信号を
形成し、偏差検出信号によって、吸着状態検出用交流電
圧の周波数の変動を打ち消すように直流信号増幅器の増
幅率を制御するようにした。
【0037】また、本発明にかかる、他の、基板を吸着
して保持する静電チャックに吸着保持用直流電圧と吸着
状態検出用交流電圧を印加し、静電チャックの静電容量
を経て抽出され、静電チャックの静電容量に応じて変化
する静電容量検出信号を、交流信号増幅器、交流−直流
変換器、直流信号増幅器等によって増幅あるいは変換し
て吸着状態信号を形成し、吸着状態信号のレベルと閾値
レベルを比較することによって基板の吸着状態を検出す
る静電チャックの基板吸着状態検出方法あるいは静電チ
ャックの基板吸着状態検出装置においては、吸着状態検
出用交流電圧の周波数を基準値と比較して偏差検出信号
を形成し、偏差検出信号によって、吸着状態検出用交流
電圧の変動を打ち消すように閾値レベルを制御するよう
にした。
【0038】これらの場合、吸着状態検出用交流電圧の
周波数を周波数−直流変換器によって直流信号に変換
し、直流信号と、基準レベル発生器から出力される基準
レベルを偏差検出器によって比較して偏差検出信号を形
成することができる。
【0039】また、これらの場合、信号増幅手段、閾値
レベル発生器、レベル比較器、電圧変動検出手段、周波
数変動検出手段の少なくとも1つをアナログ信号の状態
で処理する構成とすることができる。また、これらの場
合、信号増幅手段、閾値レベル発生器、レベル比較器、
電圧変動検出手段、周波数変動検出手段の少なくとも1
つをディジタル信号の状態で、かつ、ハードウェアによ
って処理する構成とすることができる。
【0040】また、これらの場合、信号増幅手段、閾値
レベル発生器、レベル比較器、電圧変動検出手段、周波
数変動検出手段の少なくとも1つをディジタル信号の状
態で、かつ、ソフトウェアによって処理する構成とする
ことができる。
【0041】また、本発明にかかる半導体装置の製造方
法においては、基板を吸着して保持する静電チャックに
吸着保持用直流電圧と吸着状態検出用交流電圧を印加
し、該静電チャックの静電容量を経て抽出され、該静電
チャックの静電容量に応じて変化する吸着状態信号のレ
ベルを閾値レベルと比較することによって基板の吸着状
態を検出する静電チャックの基板吸着状態検出方法を用
い、該吸着状態検出用交流電圧の振幅または周波数ある
いはその双方を用いて該吸着状態信号のレベルまたは該
吸着状態信号と比較すべき閾値レベルあるいはその双方
を制御することによって、該吸着状態検出用交流電圧の
振幅または周波数あるいはその双方の変動を打ち消し
て、該静電チャックに基板を保持して処理を行うように
した。
【0042】
【作用】前記の問題を解決するための手段としては、吸
着状態検出用交流電圧の振幅の変動による影響を低減す
る手段と、吸着状態検出用交流電圧の周波数の変動によ
る影響を低減する手段について、各々2通りの手段、即
ち4つの態様が考えられる。以下、吸着状態検出用交流
電圧の振幅の変動による影響を低減する場合と、吸着状
態検出用交流電圧の周波数の変動による影響を低減する
場合について各態様の原理を説明する。
【0043】図1は、本発明の静電チャックの基板吸着
状態検出装置の構成原理説明図(1)であり、(A)は
第1の態様を示し、(B)は第2の態様を示している。
この図において、1は静電容量検出手段、9は信号増幅
手段、13は閾値レベル発生器、14はレベル比較器、
15は電圧変動検出手段、19は静電容量検出信号、2
1は吸着状態検出用交流電圧、24は偏差検出信号、2
5は閾値レベル、26は吸着状態検出信号である。
【0044】本発明の第1の態様の静電チャックの基板
吸着状態検出装置においては、図1(A)に示されてい
るように、静電容量検出手段1は静電チャック2−基板
間の平均距離に比例した交流電圧を出力する。また、信
号増幅手段9は静電容量検出手段1から出力された静電
容量検出信号19を交流−直流変換し、信号増幅手段9
によって増幅して吸着状態信号20を出力する。また、
閾値レベル発生器13は静電チャック2−基板間の吸着
状態が許容値内か否かを判定するための閾値レベル25
を出力する。
【0045】また、レベル比較器14は信号増幅手段9
から出力される直流の吸着状態信号20のレベルと閾値
レベル発生器13から出力される閾値レベル25を比較
しその結果である吸着状態検出信号26を出力する。ま
た、電圧変動検出手段15は静電容量検出手段1で用い
る吸着状態検出用交流電源4から出力される吸着状態検
出用交流電圧21の電圧変動を検出し、その検出出力に
より信号増幅手段9の増幅率を制御して、吸着状態検出
用交流電源の電圧の変動を補正する。
【0046】本発明の第2の態様の静電チャックの基板
吸着状態検出装置においては、図1(B)に示されてい
るように、電圧変動検出手段15によって静電容量検出
手段1で用いる吸着状態検出用交流電源から出力される
吸着状態検出用交流電圧21の電圧変動を出力し、その
検出出力により閾値レベル発生器13の閾値レベル25
を制御して、吸着状態検出用交流電源の電圧の変動に追
従するように閾値レベル25を補正する。
【0047】図2は、本発明の第1の態様の静電チャッ
クの基板吸着状態検出装置の作動原理説明図であり、
(A)は吸着状態検出交流電圧の振幅と増幅率の関係、
(B)は吸着状態検出交流電圧の振幅と吸着状態信号の
関係を示している。
【0048】図1(A)と図2(A),(B)によっ
て、本発明の第1の態様の静電チャックの基板吸着状態
検出装置の原理を説明する。図2(A)のグラフは吸着
状態検出用交流電源4の吸着状態検出用交流電圧21の
振幅と信号増幅手段9の増幅率の関係を示したものであ
る。
【0049】この態様においては、信号増幅手段9の増
幅率は、吸着状態検出用交流電源4の吸着状態検出用交
流電圧21の電圧変動検出手段15からの出力により制
御されている。例えば、吸着状態検出用交流電源4の吸
着状態検出用交流電圧21の振幅Vaが0.9Vaに変
動すると、信号増幅手段9の増幅率GrはGr/0.9
に変化する。
【0050】これとは逆に、吸着状態検出用交流電源の
吸着状態検出用交流電圧21の振幅Vaが1.1Vaに
変動すると、信号増幅手段9の増幅率GrはGr/1.
1に変化する。すなわち、信号増幅手段9の増幅率は吸
着状態検出用交流電源から出力される吸着状態検出用交
流電圧21の振幅に反比例するように制御されることに
なる。
【0051】ここで、上述したように増幅率の制御がな
された信号増幅手段9に、静電容量検出手段1から検出
される静電容量検出信号19(Vc)が入力された場
合、出力される吸着状態信号20(Vd)のレベルにつ
いて考えてみる。
【0052】吸着状態検出用交流電圧4の吸着状態検出
用交流電圧21の振幅がVaのとき、静電容量検出手段
1からの静電容量検出信号19のレベルをVc、信号増
幅手段9の増幅率をGrとすると、そのときの信号増幅
手段9から出力される吸着状態信号20(Vd)のレベ
ルは、 Vd=Gr×Vc となる。
【0053】吸着状態検出用交流電源4の吸着状態検出
用交流電圧21の振幅が0.9Vaに変動したとき、静
電容量検出手段1から静電容量検出信号19(Vc)の
レベルも0.9Vcに変動する。そのとき、信号増幅手
段9の増幅率はGrはGr/0.9になるため、信号増
幅手段9から出力される吸着状態信号20(Vd)のレ
ベルは、 Vd=(Gr/0.9)×0.9Vc=Gr×Vc となる。
【0054】これとは逆に、吸着状態検出用交流電源4
からの吸着状態検出用交流電圧21Vaの大きさが1.
1Vaに変動したとき、静電容量検出手段1からの静電
容量検出信号19の振幅も1.1Vcに変動する。その
とき、信号増幅手段9の増幅率GrはGr/1.1にな
るため、信号増幅手段9から出力される吸着状態信号2
0(Vd)のレベルは、 Vd=(Gr/1.1)×1.1Vc=Gr×Vc となる。
【0055】吸着状態検出用交流電源4からの吸着状態
検出用交流電圧21の振幅が0.9Va、または1.1
Vaに変動しても、信号増幅手段9から得られた吸着状
態信号20(Vd)のレベルはGr×Vcのままで変化
しない。
【0056】図2(B)のグラフは吸着状態検出用交流
電源の吸着状態検出用交流電圧21の振幅と前記増幅率
の制御がなされた信号増幅手段9から得られる吸着状態
信号20の関係を示したものである。図中〔1〕のグラ
フは静電チャック2−基板間の平均距離がL1であり、
〔2〕のグラフは静電チャック2−基板間の平均距離が
L2の場合である。〔1〕のグラフの場合は、吸着状態
検出用交流電源の吸着状態検出用交流電圧21の振幅が
変動しても、信号増幅手段9から得られる吸着状態信号
20のレベルに変動はなく、常に閾値レベル25より上
のレベルを保つため、静電チャック2−基板間の吸着状
態が許容値内であると判定される。
【0057】〔2〕のグラフの場合は、吸着状態検出用
交流電源の吸着状態検出用交流電圧21の振幅が変動し
ても、信号増幅手段9から得られる吸着状態信号20の
レベルに変動はなく、常に閾値レベル25より下のレベ
ルを保つため、静電チャック2−基板間の吸着状態が許
容値外であると判定される。
【0058】このように第1の態様として、吸着状態検
出用交流電源の吸着状態検出用交流電圧21の電圧変動
を検出し、それにより信号増幅手段9の増幅率を制御す
ることにより、吸着状態検出用交流電源からの電圧変動
の影響を受けない安定した静電チャック2−基板間の吸
着状態検出が可能となる。
【0059】図3は、本発明の第2の態様の静電チャッ
クの基板吸着状態検出装置の作動原理説明図であり、
(A)は吸着状態検出交流電圧の振幅と閾値レベルの関
係、(B)は吸着状態検出交流電圧の振幅と吸着状態信
号の関係を示している。
【0060】図1(B)と図3(A),(B)によっ
て、本発明の第2の態様の静電チャックの基板吸着状態
検出装置の原理を説明する。図3(A)のグラフは吸着
検出用交流電源の吸着状態検出用交流電圧21の振幅と
閾値レベル発生器13から出力される閾値レベル25の
関係を示したものである。
【0061】閾値レベル発生器14から出力される閾値
レベル25は、吸着状態検出用交流電源4の吸着状態検
出用交流電圧21の電圧変動を検出する電圧変動検出手
段15からの出力により制御されている。例えば、吸着
状態検出用交流電源4の吸着状態検出用交流電圧21
(Va)の振幅が0.9Vaに変動すると、閾値レベル
発生器13の閾値レベル25(Vr)は0.9Vrに変
化する。
【0062】これとは逆に、吸着状態検出用交流電源4
の吸着状態検出用交流電圧21の振幅Vaが1.1Va
に変動すると、閾値レベル発生器13の閾値レベル25
は1.1Vrに変化する。すなわち、閾値レベル発生器
13の閾値レベル25は吸着状態検出用交流電源4から
出力される吸着状態検出用交流電圧21の振幅に比例す
るように制御される。
【0063】そこで、上述したようにレベル値の制御が
なされた閾値レベル発生器13から出力される閾値レベ
ル25(Vr)と、信号増幅手段9から出力される吸着
状態信号20のレベル(Vd)の比率Psを考えてみ
る。吸着状態検出用交流電源4の吸着状態検出用交流電
圧21の振幅がVaのとき、信号増幅手段9から出力さ
れる吸着状態信号20のレベルをVd、閾値レベル25
をVrとすると、そのときの比率Psは、 Ps=Vd/Vr となる。
【0064】吸着状態検出用交流電源4の吸着状態検出
用交流電圧21(Va)の振幅が0.9Vaに変動した
とき、信号増幅手段9から出力される吸着状態信号20
(Vd)のレベルも0.9Vdに変動する。そのとき、
閾値レベル発生器13からの閾値レベル25(Vr)は
0.9Vrになるため比率Psは、 Ps=0.9Vd/0.9Vr=Vd/Vr となる。
【0065】これとは逆に、吸着状態検出用交流電源4
の吸着状態検出用交流電圧21の振幅が1.1Vaに変
動したとき、信号増幅手段9から出力される吸着状態信
号20のレベルも1.1Vdに変動する。そのとき、閾
値レベル発生器13からの閾値レベル25(Vr)は
1.1Vrになるため比率Psは、 Ps=1.1Vd/1.1Vr=Vd/Vr となる。
【0066】吸着状態検出用交流電源4からの吸着状態
検出用交流電圧21(Va)の振幅が0.9Va、また
は、1.1Vaに変動しても、信号増幅手段9から得ら
れた吸着状態信号20(Vd)のレベルと、閾値レベル
発生器13からの閾値レベル25(Vr)の比率Ps
は、Vd/Vrのままで変化しないことになる。
【0067】図3(B)のグラフは吸着状態検出用交流
電源4の吸着状態検出用交流電圧21の振幅と前記レベ
ル値の制御がなされた閾値レベル発生器13からの閾値
レベル25と、信号増幅手段9から得られる吸着状態信
号20のレベルの関係を示したものである。図中〔1〕
のグラフは静電チャック2−基板間の平均距離がL1で
あり、〔2〕のグラフは静電チャック2−基板間の平均
距離がL2の場合である。
【0068】〔1〕のグラフの場合は、吸着状態検出用
交流電源4の吸着状態検出用交流電圧21の振幅が変動
しても、それに比例して閾値レベル発生器13からの閾
値レベル25も変化し、信号増幅手段9から得られる吸
着状態信号20のレベルと閾値レベル発生器13からの
閾値レベル25の比率が一定になり、常に閾値レベル2
5より上のレベルを保つため、静電チャック2−基板間
の吸着状態が許容値内であると判定される。
【0069】〔2〕のグラフの場合は、吸着状態検出用
交流電源4の吸着状態検出用交流電圧21の振幅が変動
しても、それに比例して閾値レベル発生器13からの閾
値レベル25も変化し、信号増幅手段9から得られる吸
着状態信号20のレベルと閾値レベル発生器13からの
閾値レベル25の比率が一定になり、常に閾値レベル2
5より下のレベルをもつため、静電チャック2−基板間
の吸着状態が許容値外であると判定される。
【0070】この態様においては、吸着状態検出用交流
電源4の吸着状態検出用交流電圧21の電圧変動を検出
し、それにより閾値レベル発生器13のレベル値を制御
することにより、吸着状態検出用交流電源4の吸着状態
検出用交流電圧の振幅の変動の影響を受けない静電チャ
ック2−基板間の吸着状態検出が可能になる。
【0071】図4は、本発明の静電チャックの基板吸着
状態検出装置の構成原理説明図(2)であり、(A)は
第3の態様を示し、(B)は第4の態様を示している。
この図において、1は静電容量検出手段、9は信号増幅
手段、13は閾値レベル発生器、14はレベル比較器、
19は静電容量検出信号、21は吸着状態検出用交流電
圧、24は偏差検出信号、25は閾値レベル、26は吸
着状態検出信号、27は周波数変動検出手段である。
【0072】本発明の第3の態様の静電チャックの基板
吸着状態検出装置においては、図4(A)に示されてい
るように、静電容量検出手段1は静電チャック2−基板
間の平均距離に比例した交流電圧を出力する。また、信
号増幅手段9は静電容量検出手段1から出力された静電
容量検出信号19を交流−直流変換し、信号増幅手段9
によって増幅して吸着状態信号20を出力する。また、
閾値レベル発生器13は静電チャック2−基板間の吸着
状態が許容値内か否かを判定するための閾値レベル25
を出力する。
【0073】また、レベル比較器14は信号増幅手段9
から出力される直流の吸着状態信号20のレベルと閾値
レベル発生器13から出力される閾値レベル25を比較
しその結果である吸着状態検出信号26を出力する。ま
た、周波数変動検出手段27は静電容量検出手段1で用
いる吸着状態検出用交流電源4から出力される吸着状態
検出用交流電圧21の周波数変動を検出し、その検出出
力により信号増幅手段9の増幅率を制御して、吸着状態
検出用交流電源の周波数の変動を補正する。
【0074】本発明の第4の態様の静電チャックの基板
吸着状態検出装置においては、図4(B)に示されてい
るように、周波数変動検出手段27によって静電容量検
出手段1で用いる吸着状態検出用交流電源から出力され
る吸着状態検出用交流電圧21の周波数変動を出力し、
その検出出力により閾値レベル発生器13の閾値レベル
25を制御して、吸着状態検出用交流電源の周波数の変
動に追従するように閾値レベル25を補正する。
【0075】図5は、本発明の第3の態様の静電チャッ
クの基板吸着状態検出装置の作動原理説明図であり、
(A)は吸着状態検出交流電圧の周波数と増幅率の関
係、(B)は吸着状態検出交流電圧の周波数と吸着状態
信号の関係を示している。
【0076】図4(A)と図5(A),(B)によっ
て、本発明の第3の態様の静電チャックの基板吸着状態
検出装置の原理を説明する。図5(A)のグラフは吸着
状態検出用交流電源4の吸着状態検出用交流電圧21の
周波数と信号増幅手段9の増幅率の関係を示したもので
ある。
【0077】この態様においては、信号増幅手段9の増
幅率は、吸着状態検出用交流電源4の吸着状態検出用交
流電圧21の周波数変動検出手段27からの出力により
制御されている。例えば、吸着状態検出用交流電源4の
吸着状態検出用交流電圧21の周波数Faが0.9Fa
に変動すると、信号増幅手段9の増幅率GrはGr/
0.9に変化する。
【0078】これとは逆に、吸着状態検出用交流電源の
吸着状態検出用交流電圧21の周波数Faが1.1Fa
に変動すると、信号増幅手段9の増幅率GrはGr/
1.1に変化する。すなわち、信号増幅手段9の増幅率
は吸着状態検出用交流電源から出力される吸着状態検出
用交流電圧21の周波数に反比例するように制御される
ことになる。
【0079】ここで、上述したように増幅率の制御がな
された信号増幅手段9に、静電容量検出手段1から検出
される静電容量検出信号19(Vc)が入力された場
合、出力される吸着状態信号20(Vd)の大きさにつ
いて考えてみる。
【0080】吸着状態検出用交流電圧4の吸着状態検出
用交流電圧21の周波数がFaのとき、静電容量検出手
段1からの静電容量検出信号19の大きさをVc、信号
増幅手段9の増幅率をGrとすると、そのときの信号増
幅手段9から出力される吸着状態信号20(Vd)の大
きさは、 Vd=Gr×Vc となる。
【0081】吸着状態検出用交流電源4の吸着状態検出
用交流電圧21(Va)の周波数が0.9Faに変動し
たとき、静電容量検出手段1から静電容量検出信号19
のレベルも0.9Vcに変動する。そのとき、信号増幅
手段9の増幅率はGrはGr/0.9になるため、信号
増幅手段9から出力される吸着状態信号20(Vd)の
大きさは、 Vd=(Gr/0.9)×0.9Vc=Gr×Vc となる。
【0082】これとは逆に、吸着状態検出用交流電源4
からの吸着状態検出用交流電圧21(Va)の周波数が
1.1Faに変動したとき、静電容量検出手段1からの
静電容量検出信号19(Vc)の大きさも1.1Vcに
変動する。そのとき、信号増幅手段9の増幅率GrはG
r/1.1になるため、信号増幅手段9から出力される
吸着状態信号20(Vd)の大きさは、 Vd=(Gr/1.1)×1.1Vc=Gr×Vc となる。
【0083】吸着状態検出用交流電源4からの吸着状態
検出用交流電圧21(Va)の周波数が0.9Fa、ま
たは1.1Faに変動しても、信号増幅手段9から得ら
れた吸着状態信号20(Vd)の大きさはGr×Vcの
ままで変化しない。
【0084】図5(B)のグラフは吸着状態検出用交流
電源の吸着状態検出用交流電圧21の周波数と前記増幅
率の制御がなされた信号増幅手段9から得られる吸着状
態信号20の関係を示したものである。図中〔1〕のグ
ラフは静電チャック2−基板間の平均距離がL1であ
り、〔2〕のグラフは静電チャック2−基板間の平均距
離がL2の場合である。〔1〕のグラフの場合は、吸着
状態検出用交流電源の吸着状態検出用交流電圧21の周
波数が変動しても、信号増幅手段9から得られる吸着状
態信号20の大きさに変動はなく、常に閾値レベル25
より上のレベルを保つため、静電チャック2−基板間の
吸着状態が許容値内であると判定される。
【0085】〔2〕のグラフの場合は、吸着状態検出用
交流電源の吸着状態検出用交流電圧21の周波数が変動
しても、信号増幅手段9から得られる吸着状態信号20
の大きさに変動はなく、常に閾値レベル25より下のレ
ベルを保つため、静電チャック2−基板間の吸着状態が
許容値外であると判定される。
【0086】このように第3の態様として、吸着状態検
出用交流電源の吸着状態検出用交流電圧21の周波数変
動を検出し、それにより信号増幅手段9の増幅率を制御
することにより、吸着状態検出用交流電源からの周波数
変動の影響を受けない安定した静電チャック2−基板間
の吸着状態検出が可能になる。
【0087】図6は、本発明の第4の態様の静電チャッ
クの基板吸着状態検出装置の作動原理説明図であり、
(A)は吸着状態検出交流電圧の周波数と閾値レベルの
関係、(B)は吸着状態検出交流電圧の周波数と吸着状
態信号の関係を示している。
【0088】図4(B)と図6(A),(B)によっ
て、本発明の第4の態様の静電チャックの基板吸着状態
検出装置の原理を説明する。図6(A)のグラフは吸着
検出用交流電源の吸着状態検出用交流電圧21の周波数
に対する閾値レベル発生器13から出力される閾値レベ
ル25の関係を示したものである。
【0089】閾値レベル発生器14から出力される閾値
レベル25は、吸着状態検出用交流電源4の吸着状態検
出用交流電圧21の周波数変動を検出する周波数変動検
出手段27からの出力により制御されている。例えば、
吸着状態検出用交流電源4の吸着状態検出用交流電圧2
1(Va)の周波数が0.9Faに変動すると、閾値レ
ベル発生器13の閾値レベル25(Vr)は0.9Vr
に変化する。
【0090】これとは逆に、吸着状態検出用交流電源4
の吸着状態検出用交流電圧21(Va)の周波数が1.
1Faに変動すると、閾値レベル発生器13の閾値レベ
ル25(Vr)は1.1Vrに変化する。すなわち、閾
値レベル発生器13の閾値レベル25は吸着状態検出用
交流電源4から出力される吸着状態検出用交流電圧21
の周波数に比例するように制御される。
【0091】そこで、上述したようにレベル値の制御が
なされた閾値レベル発生器13から出力される閾値レベ
ル25(Vr)と、信号増幅手段9から出力される吸着
状態信号20(Vd)の大きさとの比率Psを考えてみ
る。吸着状態検出用交流電源4の吸着状態検出用交流電
圧21の周波数がFaのとき、信号増幅手段9から出力
される吸着状態信号20の大きさをVd、閾値レベル2
5の大きさをVrとすると、そのときの比率Psは、 Ps=Vd/Vr となる。
【0092】吸着状態検出用交流電源4の吸着状態検出
用交流電圧21(Va)の周波数が0.9Faに変動し
たとき、信号増幅手段9から出力される吸着状態信号2
0(Vd)の大きさも0.9Vdに変動する。そのと
き、閾値レベル発生器13からの閾値レベル25(V
r)は0.9Vrになるため比率Psは、 Ps=0.9Vd/0.9Vr=Vd/Vr となる。
【0093】これとは逆に、吸着状態検出用交流電源4
の吸着状態検出用交流電圧21(Va)の周波数が1.
1Faに変動したとき、信号増幅手段9から出力される
吸着状態信号20(Vd)の大きさも1.1Vdに変動
する。そのとき、域値レベル発生器13からの閾値レベ
ル25(Vr)の大きさは1.1Vrになるため比率P
sは、 Ps=1.1Vd/1.1Vr=Vd/Vr となる。
【0094】吸着状態検出用交流電源4からの吸着状態
検出用交流電圧21(Va)の周波数が0.9Fa、ま
たは、1.1Faに変動しても、信号増幅手段9から得
られた吸着状態信号20(Vd)の大きさと、閾値レベ
ル発生器13からの閾値レベル25(Vr)の大きさと
の比率Psは、Vd/Vrのままで変化しないことにな
る。
【0095】図6(B)のグラフは吸着状態検出用交流
電源4の吸着状態検出用交流電圧21の周波数に対する
前記レベル値の制御がなされた閾値レベル発生器13か
らの閾値レベル25と、信号増幅手段9から得られる吸
着状態信号20のレベルの関係を示したものである。図
中〔1〕のグラフは静電チャック2−基板間の平均距離
がL1であり、〔2〕のグラフは静電チャック2−基板
間の平均距離がL2の場合である。
【0096】〔1〕のグラフの場合は、吸着状態検出用
交流電源4の吸着状態検出用交流電圧21の周波数が変
動しても、それに比例して閾値レベル発生器13からの
閾値レベル25の大きさも変化し、信号増幅手段9から
得られる吸着状態信号20の大きさと閾値レベル発生器
13からの閾値レベル25の大きさとの比率が一定にな
り、常に閾値レベル25より上のレベルを保つため、静
電チャック2−基板間の吸着状態が許容値内であると判
定される。
【0097】〔2〕のグラフの場合は、吸着状態検出用
交流電源4の吸着状態検出用交流電圧21の周波数が変
動しても、それに比例して閾値レベル発生器13からの
閾値レベル25の大きさも変化し、信号増幅手段9から
得られる吸着状態信号20の大きさと閾値レベル発生器
13からの閾値レベル25の大きさとの比率が一定にな
り、常に閾値レベル25より下のレベルをもつため、静
電チャック2−基板間の吸着状態が許容値外であると判
定される。
【0098】この態様においては、吸着状態検出用交流
電源4の吸着状態検出用交流電圧21の周波数変動を検
出し、それにより閾値レベル発生器13のレベル値を制
御することにより、吸着状態検出用交流電源4からの周
波数変動の影響を受けない安定した静電チャック2−基
板間の吸着状態検出が可能になる。
【0099】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 (第1実施例)図7は、第1実施例の静電チャックの基
板吸着状態検出装置の構成説明図である。この図におい
て、1は静電容量検出手段、2は静電チャック、3は吸
着保持用直流電源、4は吸着状態検出用交流電源、5,
6は抵抗、7はコンデンサ、8はトランス、9は信号増
幅手段、10は交流信号増幅器、11は交流−直流変換
器、12は直流信号増幅器、13は閾値レベル発生器、
14はレベル比較器、15は電圧変動検出手段、16は
交流−直流変換器、17は基準レベル発生器、18は偏
差検出器、19は静電容量検出信号、20は吸着状態信
号、21は吸着状態検出用交流電圧、22は変動電圧信
号、23は基準レベル、24は偏差検出信号、25は閾
値レベル、26は吸着状態検出信号である。
【0100】この実施例における静電容量検出手段1
は、静電チャック2−基板間の平均距離に比例した交流
電圧を検出するものであり、図24に示した従来の基板
吸着状態検出装置の静電容量検出手段1と同一であるか
ら説明を省略する。増幅信号増幅手段9は、静電容量検
出手段1から得られた静電容量検出信号19を増幅する
交流信号増幅器10と、交流−直流変換する交流−直流
変換器11と、直流信号を増幅する直流信号増幅器12
から構成され、吸着状態検出信号20を出力する。
【0101】また、閾値レベル発生器13は、静電チャ
ック2−基板間の吸着状態が許容値内か否かを判定する
ための閾値レベル25を発生させる。また、レベル比較
器14は、信号増幅手段9から出力される吸着状態信号
20の大きさと閾値レベル発生器13からの閾値レベル
25とを比較してその結果を出力する。
【0102】電圧変動検出手段15は、交流−直流変換
器16、基準レベル発生器17、偏差検出器18から構
成され、静電容量検出手段1で用いる吸着状態検出用交
流電源4から出力される吸着状態検出用交流電圧21を
交流−直流変換器16によって交流−直流変換した変動
電圧信号22と、基準レベル発生器17から出力される
基準レベル23を偏差検出器18に入力し、偏差検出信
号24を出力する。
【0103】この実施例では、電圧変動検出手段15か
ら出力される偏差検出信号24により交流信号増幅器1
0の増幅率を制御し、吸着状態検出用交流電源4から出
力される吸着状態検出用交流電圧21に電圧変動が生じ
ても、レベル比較器14への入力信号の大きさを一定に
保つように構成しているため、基板吸着状態の誤判定を
生じることがない。
【0104】図8は、アナログ型の第1実施例の静電チ
ャックの基板吸着状態検出装置の構成説明図である。こ
の図において、9は信号増幅手段、10は交流信号増幅
器、11は交流−直流変換器、12は直流信号増幅器、
13は閾値レベル発生器、14はレベル比較器、15は
電圧変動検出手段、16は交流−直流変換器、17は基
準レベル発生器、18は偏差検出器、19は静電容量検
出信号、20は吸着状態信号、21は吸着状態検出用交
流電圧、22は変動電圧信号、23は基準レベル、24
は偏差検出信号、25は閾値レベル、26は吸着状態検
出信号である。
【0105】第1実施例の静電チャックの基板吸着状態
検出装置の信号処理部を、この図に示されているよう
に、アナログ信号の状態で処理するように構成すること
ができる。
【0106】この図において、交流信号増幅器10に
は、交流50Hzまたは60Hzで100V程度の吸着
状態検出用交流電源4を用いた回路の基準レベルを±1
5V程度のオペアンプの基準レベルに変換するためにア
イソレーション回路が用いられており、交流信号増幅器
10としてアナログ乗算回路が用いられ、交流−直流変
換器11としてアナログ全波整流回路が用いられてい
る。
【0107】また、交流−直流変換器16には、同様の
目的でアイソレーション回路が用いられており、交流−
直流変換器16としてアナログ全波整流回路が用いら
れ、偏差検出器18としてアナログ乗算回路が用いられ
ている。
【0108】図9は、ハードウェアによるディジタル型
の第1実施例の静電チャックの基板吸着状態検出装置の
構成説明図である。この図において、9は信号増幅手
段、10は交流信号増幅器、11は交流−直流変換器、
12は直流信号増幅器、13は閾値レベル発生器、14
はレベル比較器、15は電圧変動検出手段、16は交流
−直流変換器、17は基準レベル発生器、18は偏差検
出器、19は静電容量検出信号、20は吸着状態信号、
21は吸着状態検出用交流電圧、22は変動電圧信号、
23は基準レベル、24は偏差検出信号、25は閾値レ
ベル、26は吸着状態検出信号である。
【0109】第1実施例の静電チャックの基板吸着状態
検出装置の信号処理部を、この図に示されているよう
に、ディジタル信号の状態で、かつ、ハードウェアによ
って処理するように構成することができる。
【0110】この図において、交流信号増幅器10に
は、交流50Hzまたは60Hzで100V程度の吸着
状態検出用交流電源4を用いた回路の基準レベルを±1
5V程度のオペアンプの基準レベルに変換するためにア
イソレーション回路が用いられており、ディジタル処理
するための前処理A/D変換回路が設けられ、交流信号
増幅器10としてディジタル乗算回路が用いられ、交流
−直流変換器11としてディジタル全波整流回路が用い
られ、直流信号増幅器12としてディジタル乗算回路が
用いられ、レベル比較器14としてディジタルコンパレ
ーターが用いられている。
【0111】また、交流−直流変換器16には、同様の
目的でアイソレーション回路が用いられており、ディジ
タル処理するための前処理A/D変換回路が設けられ、
交流−直流変換器16としてディジタル全波整流回路が
用いられ、偏差検出器18としてメモリ又は割算回路が
用いられている。
【0112】図10は、ソフトウェアによるディジタル
型の第1実施例の静電チャックの基板吸着状態検出装置
の構成説明図である。この図において、19は静電容量
検出信号、21は吸着状態検出用交流電圧、26は吸着
状態検出信号である。
【0113】第1実施例の静電チャックの基板吸着状態
検出装置の信号処理部を、この図に示されているよう
に、ディジタル信号の状態で、かつ、ソフトウェアによ
って処理するように構成することができる。
【0114】この図においては、静電容量検出信号19
をアイソレーション回路を経て、前処理A/D変換回路
によってディジタル信号としてCPUに導き、また、吸
着状態検出用交流電圧21をアイソレーション回路を経
て、前処理A/D変換回路によってディジタル信号とし
てCPUに導き、各ディジタル信号をメモリに記憶させ
た情報に基づいてCPUによって処理して、吸着状態検
出信号26を出力するようになっている。
【0115】図11は、ソフトウェアによるディジタル
型の第1実施例の静電チャックの基板吸着状態検出装置
の信号処理手順説明図である。ソフトウェアによるディ
ジタル型の第1実施例の静電チャックの基板吸着状態検
出装置においては、下記の信号処理手順によって吸着状
態検出信号を出力するようにしている(図9、図10参
照)。
【0116】第1ステップ 静電容量検出信号19と吸着状態検出用交流電圧21を
適当なサンプリングタイムをもってサンプリングする。
【0117】第2ステップ 吸着状態検出用交流電圧21を全波整流し変動電圧信号
22を形成する。
【0118】第3ステップ 第2ステップで形成した変動電圧信号22と基準レベル
発生器17で形成した基準レベル23とを比較すること
により偏差検出信号24を形成する。
【0119】第4ステップ 第1ステップでサンプリングした静電容量検出信号19
と、第3ステップで形成した偏差検出信号24を乗算す
る。
【0120】第5ステップ 第4ステップの結果を全波整流して、吸着状態信号20
を形成する。
【0121】第6ステップ 吸着状態信号20と閾値レベル25とを比較し、その結
果を吸着状態検出信号26として出力する。第1ステッ
プに戻る。
【0122】(第2実施例)図12は、第2実施例の静
電チャックの基板吸着状態検出装置の構成説明図であ
る。この図において、1は静電容量検出手段、2は静電
チャック、3は吸着保持用直流電源、4は吸着状態検出
用交流電源、5,6は抵抗、7はコンデンサ、8はトラ
ンス、9は信号増幅手段、10は交流信号増幅器、11
は交流−直流変換器、12は直流信号増幅器、13は閾
値レベル発生器、14はレベル比較器、15は電圧変動
検出手段、16は交流−直流変換器、17は基準レベル
発生器、18は偏差検出器、19は静電容量検出信号、
20は吸着状態信号、21は吸着状態検出用交流電圧、
22は変動電圧信号、23は基準レベル、24は偏差検
出信号、25は閾値レベル、26は吸着状態検出信号で
ある。
【0123】この実施例における静電容量検出手段1
は、静電チャック2−基板間の平均距離に比例した交流
電圧を検出するものであり、図24に示した従来の基板
吸着状態検出装置の静電容量検出手段1と同一であるか
ら説明を省略する。増幅信号増幅手段9は、静電容量検
出手段1から得られた静電容量検出信号19を増幅する
交流信号増幅器10と、交流−直流変換する交流−直流
変換器11と、直流信号を増幅する直流信号増幅器12
から構成され、吸着状態検出信号20を出力する。
【0124】また、閾値レベル発生器13は、静電チャ
ック2−基板間の吸着状態が許容値内か否かを判定する
ための閾値レベル25を発生させる。また、レベル比較
器14は、信号増幅手段9から出力される吸着状態信号
20の大きさと閾値レベル発生器13からの閾値レベル
25とを比較してその結果を出力する。
【0125】電圧変動検出手段15は、交流−直流変換
器16、基準レベル発生器17、偏差検出器18から構
成され、静電容量検出手段1で用いる吸着状態検出用交
流電源4から出力される吸着状態検出用交流電圧21を
交流−直流変換器16によって交流−直流変換した変動
電圧信号22と、基準レベル発生器17から出力される
基準レベル23を偏差検出器18に入力し、偏差検出信
号24を出力する。
【0126】この実施例では、電圧変動検出手段15か
ら出力される偏差検出信号24により直流信号増幅器1
2の増幅率を制御し、吸着状態検出用交流電源4から出
力される吸着状態検出用交流電圧21に電圧変動が生じ
ても、レベル比較器14への入力信号の大きさを一定に
保つように構成しているため、基板吸着状態の誤判定を
生じることがない。
【0127】図13は、アナログ型の第2実施例の静電
チャックの基板吸着状態検出装置の構成説明図である。
この図において、9は信号増幅手段、10は交流信号増
幅器、11は交流−直流変換器、12は直流信号増幅
器、13は閾値レベル発生器、14はレベル比較器、1
5は電圧変動検出手段、16は交流−直流変換器、17
は基準レベル発生器、18は偏差検出器、19は静電容
量検出信号、20は吸着状態信号、21は吸着状態検出
用交流電圧、22は変動電圧信号、23は基準レベル、
24は偏差検出信号、25は閾値レベル、26は吸着状
態検出信号である。
【0128】第2実施例の静電チャックの基板吸着状態
検出装置の信号処理部を、この図に示されているよう
に、アナログ信号の状態で処理するように構成すること
ができる。
【0129】この図において、交流信号増幅器10に
は、吸着状態検出用交流電源4を用いた回路の基準レベ
ルをオペアンプの基準レベルに変換するためにアイソレ
ーション回路が用いられており、交流信号増幅器10と
してアナログ乗算回路が用いられ、交流−直流変換器1
1としてアナログ全波整流回路が用いられている。
【0130】また、交流−直流変換器16には、同様の
目的でアイソレーション回路が用いられており、交流−
直流変換器16としてアナログ全波整流回路が用いら
れ、偏差検出器18としてアナログ乗算回路が用いられ
ている。
【0131】図14は、ハードウェアによるディジタル
型の第2実施例の静電チャックの基板吸着状態検出装置
の構成説明図である。この図において、9は信号増幅手
段、10は交流信号増幅器、11は交流−直流変換器、
12は直流信号増幅器、13は閾値レベル発生器、14
はレベル比較器、15は電圧変動検出手段、16は交流
−直流変換器、17は基準レベル発生器、18は偏差検
出器、19は静電容量検出信号、20は吸着状態信号、
21は吸着状態検出用交流電圧、22は変動電圧信号、
23は基準レベル、24は偏差検出信号、25は閾値レ
ベル、26は吸着状態検出信号である。
【0132】第2実施例の静電チャックの基板吸着状態
検出装置の信号処理部を、この図に示されているよう
に、ディジタル信号の状態で、かつ、ハードウェアによ
って処理するように構成することができる。
【0133】この図において、交流信号増幅器10に
は、吸着状態検出用交流電源4を用いた回路の基準レベ
ルをオペアンプの基準レベルに変換するためにアイソレ
ーション回路が用いられており、ディジタル処理するた
めの前処理A/D変換回路が設けられ、交流信号増幅器
10としてディジタル乗算回路が用いられ、交流−直流
変換器11としてディジタル全波整流回路が用いられ、
直流信号増幅器12としてディジタル乗算回路が用いら
れ、レベル比較器14としてディジタルコンパレーター
が用いられている。
【0134】また、交流−直流変換器16には、同様の
目的でアイソレーション回路が用いられており、ディジ
タル処理するための前処理A/D変換回路が設けられ、
交流−直流変換器16としてディジタル全波整流回路が
用いられ、偏差検出器18としてメモリ又は割算回路が
用いられている。
【0135】第2実施例の静電チャックの基板吸着状態
検出装置の信号処理部を、第1実施例の図10に示され
ているように、ディジタル信号の状態で、かつ、ソフト
ウェアによって処理するように構成することができる。
【0136】図15は、ソフトウェアによるディジタル
型の第2実施例の静電チャックの基板吸着状態検出装置
の信号処理手順説明図である。ソフトウェアによるディ
ジタル型の第2実施例の静電チャックの基板吸着状態検
出装置においては、下記の信号処理手順によって吸着状
態検出信号を出力するようにしている(図10、図14
参照)。
【0137】第1ステップ 静電容量検出信号19と吸着状態検出用交流電圧21を
適当なサンプリングタイムをもってサンプリングする。
【0138】第2ステップ 吸着状態検出用交流電圧21を全波整流し変動電圧信号
22を形成する。
【0139】第3ステップ 第2ステップで形成した変動電圧信号22と基準レベル
発生器17で形成した基準レベル23とを比較すること
により偏差検出信号24を形成する。
【0140】第4ステップ 第1ステップでサンプリングした静電容量検出信号19
を全波整流する。
【0141】第5ステップ 第4ステップの結果と第3ステップで形成した偏差検出
信号24を乗算して、吸着状態信号20を形成する。
【0142】第6ステップ 第5ステップで形成した吸着状態信号20と閾値レベル
25とを比較し、その結果を吸着状態検出信号26とし
て出力する。第1ステップに戻る。
【0143】(第3実施例)図16は、第3実施例の静
電チャックの基板吸着状態検出装置の構成説明図であ
る。この図において、1は静電容量検出手段、2は静電
チャック、3は吸着保持用直流電源、4は吸着状態検出
用交流電源、5,6は抵抗、7はコンデンサ、8はトラ
ンス、9は信号増幅手段、10は交流信号増幅器、11
は交流−直流変換器、12は直流信号増幅器、13は閾
値レベル発生器、14はレベル比較器、15は電圧変動
検出手段、16は交流−直流変換器、19は静電容量検
出信号、20は吸着状態信号、21は吸着状態検出用交
流電圧、24は偏差検出信号、25は閾値レベル、26
は吸着状態検出信号である。
【0144】この実施例における静電容量検出手段1
は、静電チャック2−基板間の平均距離に比例した交流
電圧を検出するものであり、図24に示した従来の基板
吸着状態検出装置の静電容量検出手段1と同一であるか
ら説明を省略する。信号増幅手段9は、静電容量検出手
段1から得られた静電容量検出信号19を増幅する交流
信号増幅器10と、交流−直流変換する交流−直流変換
器11と、直流信号を増幅する直流信号増幅器12から
構成され、吸着状態検出信号20を出力する。
【0145】また、閾値レベル発生器13は、静電チャ
ック2−基板間の吸着状態が許容値内か否かを判定する
ための閾値レベル25を発生させる。また、レベル比較
器14は、信号増幅手段9から出力される吸着状態信号
20の大きさと閾値レベル発生器13からの閾値レベル
25とを比較してその結果を吸着状態検出信号26とし
て出力する。
【0146】この実施例では、電圧変動検出手段15
は、交流−直流変換器16から構成され、静電容量検出
手段1で用いる吸着状態検出用交流電源4から出力され
る吸着状態検出用交流電圧21を交流−直流変換器16
によって交流−直流変換した偏差検出信号24を閾値レ
ベル発生器13に入力して、吸着状態検出用交流電源4
から出力される吸着状態検出用交流電圧21の電圧変動
に応じて閾値レベル25を補正して、吸着状態検出用交
流電源4から出力される交流電圧21に電圧変動が生じ
ても、レベル比較器14への2つの入力信号の比率を一
定に保つように構成しているため、基板吸着状態の誤判
定を生じることがない。
【0147】図17は、アナログ型の第3実施例の静電
チャックの基板吸着状態検出装置の構成説明図である。
この図において、9は信号増幅手段、10は交流信号増
幅器、11は交流−直流変換器、12は直流信号増幅
器、13は閾値レベル発生器、14はレベル比較器、1
5は電圧変動検出手段、16は交流−直流変換器、19
は静電容量検出信号、20は吸着状態信号、21は吸着
状態検出用交流電圧、24は偏差検出信号、25は閾値
レベル、26は吸着状態検出信号である。
【0148】第3実施例の静電チャックの基板吸着状態
検出装置の信号処理部を、この図に示されているよう
に、アナログ信号の状態で処理するように構成すること
ができる。
【0149】この図において、交流信号増幅器10に
は、吸着状態検出用交流電源4を用いた回路の基準レベ
ルをオペアンプの基準レベルに変換するためにアイソレ
ーション回路が用いられており、交流信号増幅器10と
してアナログ乗算回路が用いられ、交流−直流変換器1
1としてアナログ全波整流回路が用いられている。
【0150】また、交流−直流変換器16には、同様の
目的でアイソレーション回路が用いられており、交流−
直流変換器16としてアナログ全波整流回路が用いられ
ている。
【0151】図18は、ハードウェアによるディジタル
型の第3実施例の静電チャックの基板吸着状態検出装置
の構成説明図である。この図において、9は信号増幅手
段、10は交流信号増幅器、11は交流−直流変換器、
12は直流信号増幅器、13は閾値レベル発生器、14
はレベル比較器、15は電圧変動検出手段、16は交流
−直流変換器、19は静電容量検出信号、20は吸着状
態信号、21は吸着状態検出用交流電圧、24は偏差検
出信号、25は閾値レベル、26は吸着状態検出信号で
ある。
【0152】第3実施例の静電チャックの基板吸着状態
検出装置の信号処理部を、この図に示されているよう
に、ディジタル信号の状態で、かつ、ハードウェアによ
って処理するように構成することができる。
【0153】この図において、交流信号増幅器10に
は、吸着状態検出用交流電源4を用いた回路の基準レベ
ルをオペアンプの基準レベルに変換するためにアイソレ
ーション回路が用いられており、ディジタル処理するた
めの前処理A/D変換回路が設けられ、交流信号増幅器
10としてディジタル乗算回路が用いられ、交流−直流
変換器11としてディジタル全波整流回路が用いられ、
直流信号増幅器12としてディジタル乗算回路が用いら
れ、閾値レベル発生器13としてディジタル乗算回路が
用いられ、レベル比較器14としてディジタルコンパレ
ーターが用いられている。
【0154】また、交流−直流変換器16には、同様の
目的でアイソレーション回路が用いられており、ディジ
タル処理するための前処理A/D変換回路が設けられ、
交流−直流変換器16としてディジタル全波整流回路が
用いられている。
【0155】第3実施例の静電チャックの基板吸着状態
検出装置の信号処理部を、第1実施例の図7に示されて
いるように、ディジタル信号の状態で、かつ、ソフトウ
ェアによって処理するように構成することができる。
【0156】図19は、ソフトウェアによるディジタル
型の第3実施例の静電チャックの基板吸着状態検出装置
の信号処理手順説明図である。ソフトウェアによるディ
ジタル型の第3実施例の静電チャックの基板吸着状態検
出装置においては、下記の信号処理手順によって吸着状
態検出信号を出力するようにしている(図10、図18
参照)。
【0157】第1ステップ 静電容量検出信号19と吸着状態検出用交流電圧21を
適当なサンプリングタイムをもってサンプリングする。
【0158】第2ステップ 第1ステップでサンプリングした静電容量検出信号19
を全波整流し、増幅することによって吸着状態信号20
を形成する。吸着状態検出用交流電圧21を全波整流し
偏差検出信号24を形成する。
【0159】第3ステップ 第2ステップで形成した偏差検出信号24によって、吸
着状態検出用交流電圧21の変動に応じて閾値レベル2
5を制御する。
【0160】第4ステップ 第2ステップで形成した吸着状態信号20と閾値レベル
25とを比較し、その結果を吸着状態検出信号26とし
て出力する。第1ステップに戻る。
【0161】(第4実施例)図20は、第4実施例の静
電チャックの基板吸着状態検出装置の構成説明図であ
る。この図において、1は静電容量検出手段、2は静電
チャック、3は吸着保持用直流電源、4は吸着状態検出
用交流電源、5,6は抵抗、7はコンデンサ、8はトラ
ンス、9は信号増幅手段、10は交流信号増幅器、11
は交流−直流変換器、12は直流信号増幅器、13は閾
値レベル発生器、14はレベル比較器、16は交流−直
流変換器、17は基準レベル発生器、18は偏差検出
器、19は静電容量検出信号、20は吸着状態信号、2
1は吸着状態検出用交流電圧、22は変動電圧信号、2
3は基準レベル、24は偏差検出信号、25は閾値レベ
ル、26は吸着状態検出信号、27は周波数変動検出手
段、28は周波数−直流変換器、29は変動周波数信号
である。
【0162】この実施例における静電容量検出手段1
は、静電チャック2−基板間の平均距離に比例した交流
電圧を検出するものであり、図24に示した従来の基板
吸着状態検出装置の静電容量検出手段1と同一であるか
ら説明を省略する。増幅信号増幅手段9は、静電容量検
出手段1から得られた静電容量検出信号19を増幅する
交流信号増幅器10と、交流−直流変換する交流−直流
変換器11と、直流信号を増幅する直流信号増幅器12
から構成され、吸着状態検出信号20を出力する。
【0163】また、閾値レベル発生器13は、静電チャ
ック2−基板間の吸着状態が許容値内か否かを判定する
ための閾値レベル25を発生させる。また、レベル比較
器14は、信号増幅手段9から出力される吸着状態信号
20の大きさと閾値レベル発生器13からの閾値レベル
25とを比較してその結果を出力する。
【0164】周波数変動検出手段27は、周波数−直流
変換器28、基準レベル発生器17、偏差検出器18か
ら構成され、静電容量検出手段1で用いる吸着状態検出
用交流電源4から出力される吸着状態検出用交流電圧2
1を周波数−直流変換器28によって周波数−直流変換
した変動周波数信号29と、基準レベル発生器17から
出力される基準レベル23を偏差検出器18に入力し、
偏差検出信号24を出力する。
【0165】この実施例では、周波数変動検出手段27
から出力される偏差検出信号24により交流信号増幅器
10の増幅率を制御し、吸着状態検出用交流電源4から
出力される吸着状態検出用交流電圧21に周波数変動が
生じても、レベル比較器14への入力信号の大きさを一
定に保つように構成しているため、基板吸着状態の誤判
定を生じることがない。
【0166】図21は、アナログ型の第4実施例の静電
チャックの基板吸着状態検出装置の構成説明図である。
この図において、9は信号増幅手段、10は交流信号増
幅器、11は交流−直流変換器、12は直流信号増幅
器、13は閾値レベル発生器、14はレベル比較器、1
7は基準レベル発生器、18は偏差検出器、19は静電
容量検出信号、20は吸着状態信号、21は吸着状態検
出用交流電圧、22は変動電圧信号、23は基準レベ
ル、24は偏差検出信号、25は閾値レベル、26は吸
着状態検出信号、27は周波数変動検出手段、28は周
波数−直流変換器、29は変動周波数信号である。
【0167】第4実施例の静電チャックの基板吸着状態
検出装置の信号処理部を、この図に示されているよう
に、アナログ信号の状態で処理するように構成すること
ができる。
【0168】この図において、交流信号増幅器10に
は、交流50Hzまたは60Hzで100V程度の吸着
状態検出用交流電源4を用いた回路の基準レベルを±1
5V程度のオペアンプの基準レベルに変換するためにア
イソレーション回路が用いられており、交流信号増幅器
10としてアナログ乗算回路が用いられ、交流−直流変
換器11としてアナログ全波整流回路が用いられてい
る。
【0169】また、周波数−直流変換器28には、同様
の目的でアイソレーション回路が用いられており、周波
数−直流変換器28としてアナログF−V変換回路が用
いられ、偏差検出器18としてアナログ乗算回路が用い
られている。
【0170】図22は、ハードウェアによるディジタル
型の第4実施例の静電チャックの基板吸着状態検出装置
の構成説明図である。この図において、9は信号増幅手
段、10は交流信号増幅器、11は交流−直流変換器、
12は直流信号増幅器、13は閾値レベル発生器、14
はレベル比較器、17は基準レベル発生器、18は偏差
検出器、19は静電容量検出信号、20は吸着状態信
号、21は吸着状態検出用交流電圧、22は変動電圧信
号、23は基準レベル、24は偏差検出信号、25は閾
値レベル、26は吸着状態検出信号、27は周波数変動
検出手段、28は周波数−直流変換器、29は変動周波
数信号である。
【0171】第1実施例の静電チャックの基板吸着状態
検出装置の信号処理部を、この図に示されているよう
に、ディジタル信号の状態で、かつ、ハードウェアによ
って処理するように構成することができる。
【0172】この図において、交流信号増幅器10に
は、交流50Hzまたは60Hzで100V程度の吸着
状態検出用交流電源4を用いた回路の基準レベルを±1
5V程度のオペアンプの基準レベルに変換するためにア
イソレーション回路が用いられており、ディジタル処理
するための前処理A/D変換回路が設けられ、交流信号
増幅器10としてディジタル乗算回路が用いられ、交流
−直流変換器11としてディジタル全波整流回路が用い
られ、直流信号増幅器12としてディジタル乗算回路が
用いられ、レベル比較器14としてディジタルコンパレ
ーターが用いられている。
【0173】また、周波数−直流変換器28には、同様
の目的でアイソレーション回路が用いられており、ディ
ジタル処理するための前処理A/D変換回路が設けら
れ、周波数−直流変換器28としてディジタルF−V変
換回路が用いられ、偏差検出器18としてメモリ又は割
算回路が用いられている。
【0174】図24は、ソフトウェアによるディジタル
型の第4実施例の静電チャックの基板吸着状態検出装置
の信号処理手順説明図である。ソフトウェアによるディ
ジタル型の第4実施例の静電チャックの基板吸着状態検
出装置においては、下記の信号処理手順によって吸着状
態検出信号を出力するようにしている(図10、図23
参照)。
【0175】第1ステップ 静電容量検出信号19と吸着状態検出用交流電圧21を
適当なサンプリングタイムをもってサンプリングする。
【0176】第2ステップ 吸着状態検出用交流電圧21をF−V変換することによ
って、変動周波数信号29を形成する。
【0177】第3ステップ 第2ステップで形成した変動周波数信号29と基準レベ
ル発生器17で形成した基準レベル23とを比較するこ
とにより偏差検出信号24を形成する。
【0178】第4ステップ 第1ステップでサンプリングした静電容量検出信号19
と、第3ステップで形成した偏差検出信号24を乗算す
る。
【0179】第5ステップ 第4ステップの結果を全波整流して、吸着状態信号20
を形成する。
【0180】第6ステップ 吸着状態信号20と閾値レベル25とを比較し、その結
果を吸着状態検出信号26として出力する。第1ステッ
プに戻る。
【0181】第4実施例で説明した、周波数−直流変換
器28を備える周波数変動検出手段27によって変動周
波数信号29を形成し、この変動周波数信号29を偏差
検出器18によって基準レベル発生器17から出力され
る基準レベル23と比較して偏差検出信号24を得る方
式を、第2実施例、第3実施例で説明した構成に適用し
て、偏差検出信号24により直流信号増幅器の増幅率を
制御し、あるいは、閾値レベルを制御することによっ
て、吸着状態検出用交流電圧の周波数変動の影響を軽減
した静電チャックの基板吸着状態検出装置を構成するこ
とができる。また、吸着状態検出用交流電圧の電圧変動
と周波数変動の双方によって吸着状態信号20と閾値レ
ベル25の一方または双方を制御することによって、基
板の吸着状態をさらに正確に検出できるようにすること
もできる。
【0182】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の静電チャ
ックの基板吸着状態検出装置によれば、吸着状態検出用
交流電源から出力される吸着状態検出用交流電圧の電圧
変動や周波数変動が生じても、基板吸着状態判定の誤差
を軽減することができるため、高精度の基板吸着状態検
出が可能となる効果を奏し、静電チャックの基板吸着状
態検出装置の性能向上、ひいては半導体装置等の製造工
程の能率向上、製造歩留りの向上に寄与するところが大
きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静電チャックの基板吸着状態検出装置
の構成原理説明図(1)であり、(A)は第1の態様を
示し、(B)は第2の態様を示している。
【図2】本発明の第1の態様の静電チャックの基板吸着
状態検出装置の作動原理説明図であり、(A)は吸着状
態検出交流電圧の振幅と増幅率の関係、(B)は吸着状
態検出交流電圧の振幅と吸着状態信号の関係を示してい
る。
【図3】本発明の第2の態様の静電チャックの基板吸着
状態検出装置の作動原理説明図であり、(A)は吸着状
態検出交流電圧の振幅と閾値レベルの関係、(B)は吸
着状態検出交流電圧の振幅と吸着状態信号の関係を示し
ている。
【図4】本発明の静電チャックの基板吸着状態検出装置
の構成原理説明図(2)であり、(A)は第3の態様を
示し、(B)は第4の態様を示している。
【図5】本発明の第3の態様の静電チャックの基板吸着
状態検出装置の作動原理説明図であり、(A)は吸着状
態検出交流電圧の周波数と増幅率の関係、(B)は吸着
状態検出交流電圧の周波数と吸着状態信号の関係を示し
ている。
【図6】本発明の第4の態様の静電チャックの基板吸着
状態検出装置の作動原理説明図であり、(A)は吸着状
態検出交流電圧の周波数と閾値レベルの関係、(B)は
吸着状態検出交流電圧の周波数と吸着状態信号の関係を
示している。
【図7】第1実施例の静電チャックの基板吸着状態検出
装置の構成説明図である。
【図8】アナログ型の第1実施例の静電チャックの基板
吸着状態検出装置の構成説明図である。
【図9】ハードウェアによるディジタル型の第1実施例
の静電チャックの基板吸着状態検出装置の構成説明図で
ある。
【図10】ソフトウェアによるディジタル型の第1実施
例の静電チャックの基板吸着状態検出装置の構成説明図
である。
【図11】ソフトウェアによるディジタル型の第1実施
例の静電チャックの基板吸着状態検出装置の信号処理手
順説明図である。
【図12】第2実施例の静電チャックの基板吸着状態検
出装置の構成説明図である。
【図13】アナログ型の第2実施例の静電チャックの基
板吸着状態検出装置の構成説明図である。
【図14】ハードウェアによるディジタル型の第2実施
例の静電チャックの基板吸着状態検出装置の構成説明図
である。
【図15】ソフトウェアによるディジタル型の第2実施
例の静電チャックの基板吸着状態検出装置の信号処理手
順説明図である。
【図16】第3実施例の静電チャックの基板吸着状態検
出装置の構成説明図である。
【図17】アナログ型の第3実施例の静電チャックの基
板吸着状態検出装置の構成説明図である。
【図18】ハードウェアによるディジタル型の第3実施
例の静電チャックの基板吸着状態検出装置の構成説明図
である。
【図19】ソフトウェアによるディジタル型の第3実施
例の静電チャックの基板吸着状態検出装置の信号処理手
順説明図である。
【図20】第4実施例の静電チャックの基板吸着状態検
出装置の構成説明図である。
【図21】アナログ型の第4実施例の静電チャックの基
板吸着状態検出装置の構成説明図である。
【図22】ハードウェアによるディジタル型の第4実施
例の静電チャックの基板吸着状態検出装置の構成説明図
である。
【図23】ソフトウェアによるディジタル型の第4実施
例の静電チャックの基板吸着状態検出装置の信号処理手
順説明図である。
【図24】従来の静電チャックの静電容量に基づいた基
板吸着状態検出装置の構成説明図である。
【図25】従来の静電チャックの静電容量に基づいた基
板吸着状態検出装置の問題点の説明図(1)であり、
(A)は静電チャック−基板間平均距離と原理上の吸着
状態信号の関係、(B)は吸着状態検出交流電圧の振幅
と実際の吸着状態信号の関係、(C)は静電チャック−
基板間平均距離と実際の吸着状態信号の関係を示してい
る。
【図26】従来の静電チャックの静電容量に基づいた基
板吸着状態検出装置の問題点の説明図(2)であり、
(A)は静電チャック−基板間平均距離と原理上の吸着
状態信号の関係、(B)は吸着状態検出交流電圧の周波
数と実際の吸着状態信号の関係、(C)は静電チャック
−基板間平均距離と実際の吸着状態信号の関係を示して
いる。
【符号の説明】
1 静電容量検出手段 2 静電チャック 3 吸着保持用直流電源 4 吸着状態検出用交流電源 5,6 抵抗 7 コンデンサ 8 トランス 9 信号増幅手段 10 交流信号増幅器 11 交流−直流変換器 12 直流信号増幅器 13 閾値レベル発生器 14 レベル比較器 15 電圧変動検出手段 16 交流−直流変換器 17 基準レベル発生器 18 偏差検出器 19 静電容量検出信号 20 吸着状態信号 21 吸着状態検出用交流電圧 22 変動電圧信号 23 基準レベル 24 偏差検出信号 25 閾値レベル 26 吸着状態検出信号 27 周波数変動検出手段 28 周波数−直流変換器 29 変動周波数信号

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を吸着して保持する静電チャックに
    吸着保持用直流電圧と吸着状態検出用交流電圧を印加
    し、該静電チャックの静電容量を経て抽出され、該静電
    チャックの静電容量に応じて変化する吸着状態信号のレ
    ベルを閾値レベルと比較することによって基板の吸着状
    態を検出する静電チャックの基板吸着状態検出方法にお
    いて、該吸着状態検出用交流電圧の振幅または周波数あ
    るいはその双方を用いて該吸着状態信号のレベルまたは
    該吸着状態信号と比較すべき閾値レベルあるいはその双
    方を制御することによって、該吸着状態検出用交流電圧
    の振幅または周波数あるいはその双方の変動を打ち消す
    ようにしたことを特徴とする静電チャックの基板吸着状
    態検出方法。
  2. 【請求項2】 基板を吸着して保持する静電チャックに
    吸着保持用直流電圧と吸着状態検出用交流電圧を印加
    し、該静電チャックの静電容量を経て抽出され、該静電
    チャックの静電容量に応じて変化する静電容量検出信号
    を、交流信号増幅器、交流−直流変換器、直流信号増幅
    器等によって増幅あるいは変換して吸着状態信号を形成
    し、該吸着状態信号のレベルと閾値レベルを比較するこ
    とによって基板の吸着状態を検出する静電チャックの基
    板吸着状態検出方法において、該吸着状態検出用交流電
    圧の振幅を基準値と比較して偏差検出信号を形成し、該
    偏差検出信号によって、該吸着状態検出用交流電圧の変
    動を打ち消すように該交流信号増幅器の増幅率を制御す
    るようにしたことを特徴とする静電チャックの基板吸着
    状態検出方法。
  3. 【請求項3】 基板を吸着して保持する静電チャックに
    吸着保持用直流電圧と吸着状態検出用交流電圧を印加
    し、該静電チャックの静電容量を経て抽出され、該静電
    チャックの静電容量に応じて変化する静電容量検出信号
    を、交流信号増幅器、交流−直流変換器、直流信号増幅
    器等によって増幅あるいは変換して吸着状態信号を形成
    し、該吸着状態信号のレベルと閾値レベルを比較するこ
    とによって基板の吸着状態を検出する静電チャックの基
    板吸着状態検出方法において、該吸着状態検出用交流電
    圧の振幅を基準値と比較して偏差検出信号を形成し、該
    偏差検出信号によって、該吸着状態検出用交流電圧の変
    動を打ち消すように該直流信号増幅器の増幅率を制御す
    るようにしたことを特徴とする静電チャックの基板吸着
    状態検出方法。
  4. 【請求項4】 基板を吸着して保持する静電チャックに
    吸着保持用直流電圧と吸着状態検出用交流電圧を印加
    し、該静電チャックの静電容量を経て抽出され、該静電
    チャックの静電容量に応じて変化する静電容量検出信号
    を、交流信号増幅器、交流−直流変換器、直流信号増幅
    器等によって増幅あるいは変換して吸着状態信号を形成
    し、該吸着状態信号のレベルと閾値レベルを比較するこ
    とによって基板の吸着状態を検出する静電チャックの基
    板吸着状態検出方法において、該吸着状態検出用交流電
    圧の振幅を基準値と比較して偏差検出信号を形成し、該
    偏差検出信号によって、該吸着状態検出用交流電圧の変
    動を打ち消すように該閾値レベルを制御するようにした
    ことを特徴とする静電チャックの基板吸着状態検出方
    法。
  5. 【請求項5】 吸着状態検出用交流電圧の振幅を交流−
    直流変換器によって直流信号に変換し、該直流信号と、
    基準レベル発生器から出力される基準レベルを偏差検出
    器によって比較して偏差検出信号を形成することを特徴
    とする請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載
    された静電チャックの基板吸着状態検出方法。
  6. 【請求項6】 基板を吸着して保持する静電チャックに
    吸着保持用直流電圧と吸着状態検出用交流電圧を印加
    し、該静電チャックの静電容量を経て抽出され、該静電
    チャックの静電容量に応じて変化する静電容量検出信号
    を、交流信号増幅器、交流−直流変換器、直流信号増幅
    器等によって増幅あるいは変換して吸着状態信号を形成
    し、該吸着状態信号のレベルと閾値レベルを比較するこ
    とによって基板の吸着状態を検出する静電チャックの基
    板吸着状態検出方法において、該吸着状態検出用交流電
    圧の周波数を基準値と比較して偏差検出信号を形成し、
    該偏差検出信号によって、該吸着状態検出用交流電圧の
    周波数の変動を打ち消すように該交流信号増幅器の増幅
    率を制御するようにしたことを特徴とする静電チャック
    の基板吸着状態検出方法。
  7. 【請求項7】 基板を吸着して保持する静電チャックに
    吸着保持用直流電圧と吸着状態検出用交流電圧を印加
    し、該静電チャックの静電容量を経て抽出され、該静電
    チャックの静電容量に応じて変化する静電容量検出信号
    を、交流信号増幅器、交流−直流変換器、直流信号増幅
    器等によって増幅あるいは変換して吸着状態信号を形成
    し、該吸着状態信号のレベルと閾値レベルを比較するこ
    とによって基板の吸着状態を検出する静電チャックの基
    板吸着状態検出方法において、該吸着状態検出用交流電
    圧の周波数を基準値と比較して偏差検出信号を形成し、
    該偏差検出信号によって、該吸着状態検出用交流電圧の
    周波数の変動を打ち消すように該直流信号増幅器の増幅
    率を制御するようにしたことを特徴とする静電チャック
    の基板吸着状態検出方法。
  8. 【請求項8】 基板を吸着して保持する静電チャックに
    吸着保持用直流電圧と吸着状態検出用交流電圧を印加
    し、該静電チャックの静電容量を経て抽出され、該静電
    チャックの静電容量に応じて変化する静電容量検出信号
    を、交流信号増幅器、交流−直流変換器、直流信号増幅
    器等によって増幅あるいは変換して吸着状態信号を形成
    し、該吸着状態信号のレベルと閾値レベルを比較するこ
    とによって基板の吸着状態を検出する静電チャックの基
    板吸着状態検出方法において、該吸着状態検出用交流電
    圧の周波数を基準値と比較して偏差検出信号を形成し、
    該偏差検出信号によって、該吸着状態検出用交流電圧の
    周波数の変動を打ち消すように該閾値レベルを制御する
    ようにしたことを特徴とする静電チャックの基板吸着状
    態検出方法。
  9. 【請求項9】 吸着状態検出用交流電圧の周波数を周波
    数−直流変換器によって直流信号に変換し、該直流信号
    と、基準レベル発生器から出力される基準レベルを偏差
    検出器によって比較して偏差検出信号を形成することを
    特徴とする請求項6から請求項8までのいずれか1項に
    記載された静電チャックの基板吸着状態検出方法。
  10. 【請求項10】 基板を吸着して保持する静電チャック
    に吸着保持用直流電圧と吸着状態検出用交流電圧を印加
    し、該静電チャックの静電容量を経て抽出され、該静電
    チャックの静電容量に応じて変化する吸着状態信号のレ
    ベルを閾値レベルと比較することによって基板の吸着状
    態を検出する静電チャックの基板吸着状態検出装置にお
    いて、該吸着状態検出用交流電圧の振幅または周波数あ
    るいはその双方を用いて該吸着状態信号のレベルまたは
    該吸着状態信号と比較すべき閾値レベルあるいはその双
    方を制御することによって、該吸着状態検出用交流電圧
    の振幅または周波数あるいはその双方の変動を打ち消す
    ようにしたことを特徴とする静電チャックの基板吸着状
    態検出装置。
  11. 【請求項11】 基板を吸着して保持する静電チャック
    に吸着保持用直流電圧と吸着状態検出用交流電圧を印加
    し、該静電チャックの静電容量を経て抽出され、該静電
    チャックの静電容量に応じて変化する吸着状態信号のレ
    ベルを閾値レベルと比較することによって基板の吸着状
    態を検出する静電チャックの基板吸着状態検出方法を用
    い、該吸着状態検出用交流電圧の振幅または周波数ある
    いはその双方を用いて該吸着状態信号のレベルまたは該
    吸着状態信号と比較すべき閾値レベルあるいはその双方
    を制御することによって、該吸着状態検出用交流電圧の
    振幅または周波数あるいはその双方の変動を打ち消し
    て、該静電チャックに基板を保持して処理を行う工程を
    含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009117585A1 (en) * 2008-03-20 2009-09-24 Novellus Systems, Inc. Electrostatic chuck assembly with capacitive sense feature, and related operating method
JP2012511831A (ja) * 2008-12-10 2012-05-24 アクセリス テクノロジーズ, インコーポレイテッド 静電チャックからのウエハの解放

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