JPH0833988A - 溶接加工におけるスキージ時間の設定方法とこの方法に使用されるスキージ時間の記録表示装置 - Google Patents

溶接加工におけるスキージ時間の設定方法とこの方法に使用されるスキージ時間の記録表示装置

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JPH0833988A
JPH0833988A JP19001094A JP19001094A JPH0833988A JP H0833988 A JPH0833988 A JP H0833988A JP 19001094 A JP19001094 A JP 19001094A JP 19001094 A JP19001094 A JP 19001094A JP H0833988 A JPH0833988 A JP H0833988A
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JP
Japan
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time
welding
squeegee
recorded
series
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Withdrawn
Application number
JP19001094A
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English (en)
Inventor
Norihiro Suetsugu
典浩 末次
Masanori Tsuruta
万作典 鶴田
Yasuo Nishite
尉雄 西手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0833988A publication Critical patent/JPH0833988A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真の圧接時間をもとにスキージ時間を設定す
ること。 【構成】 一連の溶接動作について予め設定された各動
作のタイミングをタイマー信号入力手段25からの出力
により記録紙上に記録し、同時に、溶接チップ5.5が
ワークに圧接した時点を切換弁12上の振動センサ15
からの振動として記録紙上に記録して、予め設定された
スキージ時間から真の圧接時間を読み取り、この圧接時
間が適切な長さになるようスキージ時間を設定するよう
にしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接加工におけるスキ
ージ時間の設定方法とこの方法に使用されるスキージ時
間の記録表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動溶接装置における一連の動作は通常
溶接タイマーによって制御される。すなわち、自動溶接
装置においては、ガンアームの解放状態から溶接チップ
をワークの表面に当接させてこれらを馴染ませた上、溶
接チップに一定時間の溶接電流を流してワークを溶接
し、最後に、一定のホールド時間をおいてガンアームを
開放位置に戻して溶接の1サイクルを終了するようなシ
ーケンスが採られている。
【0003】ところが、ガンアームの開放状態から溶接
チップをワークに当接させて溶接電流を印加する直前ま
での時間、いわゆるスキージ時間は、ガンアームのスト
ロークの如何によって溶接チップがワークに圧接してい
る時間が変るため、ガンアームのストロークが大きい場
合には、圧接時間が短くなって溶接チップとワーク表面
との馴染が不足する結果、ワークに局部的な電流が流れ
て溶接不良を起こすといった不都合が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
溶接の各動作毎に生じる状態変化を記録することによっ
て、記録された圧接時間をもとに適正なスキージ時間を
設定することのできる新たなスキージ時間の設定方法
と、この方法に使用される装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するための溶接加工におけるスキージ
時間の設定方法として、ガンアームの解放状態から溶接
チップをワーク表面に圧接して溶接チップに溶接電流を
印加する一連の溶接加工において、予め設定された各動
作のタイミングと、これらの動作ごとに生じる物理的変
化とを時系列的に記録し、この記録されたデータから設
定されたスキージ時間より真の圧接時間を読み取って、
この読み取った圧接時間をもとに真のスキージ時間を設
定するようにしたものであり、また、この方法に使用さ
れるスキージ時間の記録表示装置として、少なくともガ
ンアームの解放状態から溶接チップをワークの表面に圧
接して溶接チップに溶接電流を印加するまでの一連の動
作タイミングと、これらの各動作毎に生じる振動を時系
列的に記録する手段と、記録手段からの出力をもとに、
スキージ時間より真の圧接時間を表示する手段とからな
るものである。
【0006】
【実施例】そこで以下に図示した実施例について説明す
る。図1は溶接装置に施したスキージ時間の記録表示装
置についての本発明の一実施例を示したものである。
【0007】はじめに、溶接装置について簡単に説明す
ると、機枠1にピン2をもって把支された左右一対のガ
ンアーム3.3には、その後方に伸びたアーム4、4の
基部に、端子板6.6とオンス鋼板7.7を介してトラ
ンス8から溶接電流が印加されるように構成され、ま
た、一方のアーム4にはシリンダ10が、他方のアーム
4にはそのピストンロッド11の先端が接合されてい
て、電磁切換弁12とトランス8への通電のタイミング
を制御することによって、ガンアームの解放状態から溶
接チップ5.5をワークに当接させ、ついで所要のスキ
ージ時間をおいて溶接チップ5.5に溶接電流を印加し
てワークの溶接を行わせる一連の溶接動作を行わせるよ
うに構成されている。
【0008】なお、図中符号13.13はアーム4.4
の後端に取付けた開放規制片を示している。ところで、
図中符号20はスキージ時間の記録表示装置で、ここに
は、電磁弁切換手段22を介して電磁切換弁12を切換
えるタイミング信号と、通電手段23を介して溶接チッ
プ5.5へ通電するタイミング信号とがタイマー信号入
力手段25を介してタイマー手段21から入力し、ま
た、電磁切換弁12に取付けた振動センサ15からの信
号と、ガンアーム3に取付けたトロイダルコイル16か
らの信号が、それぞれ振動値変動信号入力手段27と電
流値変動信号入力手段28を介して入力するように構成
されている。一方、図中符号26は、これらの各入力手
段25、27、28からのタイミング信号や振動値変動
信号及び電流値変動信号を入力してこれらを時系列的に
表示する表示手段で、この実施例では、記録紙に出力で
きるように構成されたプリンタとして構成されている。
つぎに、このように構成された装置による圧接時間の記
録表示をもとに、スキージ時間の設定操作について説明
する。
【0009】タイマー手段21からの信号により時点a
で電磁切換弁12に切換え信号が出力すると、プリンタ
26にはタイマー信号入力手段25を介してこのタイミ
ング信号が入力し、また、電磁切換弁12の動作ととも
に振動センサ15はこの際の振動を検出し、その信号を
振動値変動信号入力手段27を介してプリンタ25に出
力して記録紙上にこれらを記録させる。
【0010】ついで、時点bで溶接チップ5.5がワー
クに当接すると、シリンダ10からの反動を受けた電磁
切換弁12はこの振動を振動センサ15に伝えて、ここ
からプリンタ26に振動値の変動を記録紙上に記録させ
る。
【0011】そして、予め設定されたスキージ時間Aが
経過し、時点cで溶接チップ5.5に溶接電流を印加す
ると、トロイダルコイル16は電流値の変動を検知し、
その信号12をプリンタ26に出力して記録紙上に記録
させる。
【0012】そしてさらに、所定のホールド時間が経過
した後、時点eで電磁弁12を反転させて溶接チップ
5.5をワークから離間させると、これら一連の溶接サ
イクルは記録紙上に全て記録されることになる。
【0013】したがって、切換弁12を作動させてから
溶接チップ5.5に溶接電流を印加するまでの時間を一
定とした場合、つまりスキージ時間Aを一定とした場合
には、ガンアーム3.3のストロークが大きくて溶接チ
ップ5.5をワークに当接させるまでの動作時間Bに多
くの時間を要したとすると、その後の圧接時間Cの長さ
がこれに応じて記録紙上に正しく記録されて、溶接チッ
プ5.5とワークを馴染ませるには時間が十分でないこ
とが直ちに判定される。
【0014】このため、このような判定が得られた場合
には、この判定結果をもとに、圧接時間Cが十分でなけ
れば、通電時間Dを始めとするそれ以降の動作タイミン
グを後にずらすように、タイマー手段21に設定された
一連の動作タイミングをタイマー設定手段24により設
定し直す。なお、この実施例では、スキージ時間の記録
表示装置として記録紙上へ出力するプリンタ26を用い
たものであるが、これらの記録データをディスプレイ上
へ出力するように構成することもできる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、一連
の溶接動作について予め設定した各動作のタイミング
と、各動作ごとに生じる物理的変化とを時系列的に記録
して、この記録データから設定されたスキージ時間より
真の圧接時間を読み取って、真のスキージ時間を設定す
るようにしたので、溶接装置毎に、あるいは溶接すべき
ワークの種類毎にガンアームのストロークが違った場合
でも、記録し表示された記録データをもとに圧接時間が
最適になるようスキージ時間を設定することができて、
この種の溶接をより適切に、かつより効果的に行わせる
ことができる。
【0016】しかも、溶接チップがワークに圧接する時
点をその際の物理的変化、つまり振動により検出して記
録するようにしたので、スキージ時間から真の圧接時間
を正確に読み取ることができて、これをスキージ時間の
再設定に有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法に使用される装置の一例を示した構
成図である。
【図2】記録紙上に出力された記録データの一例を示し
た図である。
【符号の説明】
3 ガンアーム 5 溶接チップ 8 トランス 10 シリンダ 12 切換弁 15 振動センサ 16 トロイダルコイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガンアームの解放状態から溶接チップを
    ワーク表面に圧接して該チップに溶接電流を印加する一
    連の溶接加工において、予め設定された各動作のタイミ
    ングと、該各動作ごとに生じる物理的変化とを時系列的
    に記録し、該記録されたデータから設定されたスキージ
    時間より真の圧接時間を読み取って、該読み取った圧接
    時間をもとに真のスキージ時間を設定するようにするこ
    とを特徴とする溶接加工におけるスキージ時間の設定方
    法。
  2. 【請求項2】 少なくともガンアームの解放状態から溶
    接チップをワークの表面に圧接して該チップに溶接電流
    を印加するまでの一連の動作タイミングと、該各動作毎
    に生じる振動を時系列的に記録する手段と、該記録手段
    からの出力をもとに、スキージ時間より真の圧接時間を
    表示する手段とからなる溶接加工におけるスキージ時間
    の記録表示装置。
JP19001094A 1994-07-20 1994-07-20 溶接加工におけるスキージ時間の設定方法とこの方法に使用されるスキージ時間の記録表示装置 Withdrawn JPH0833988A (ja)

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JP19001094A JPH0833988A (ja) 1994-07-20 1994-07-20 溶接加工におけるスキージ時間の設定方法とこの方法に使用されるスキージ時間の記録表示装置

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JP19001094A JPH0833988A (ja) 1994-07-20 1994-07-20 溶接加工におけるスキージ時間の設定方法とこの方法に使用されるスキージ時間の記録表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0833988A true JPH0833988A (ja) 1996-02-06

Family

ID=16250879

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JP19001094A Withdrawn JPH0833988A (ja) 1994-07-20 1994-07-20 溶接加工におけるスキージ時間の設定方法とこの方法に使用されるスキージ時間の記録表示装置

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JP (1) JPH0833988A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020182972A (ja) * 2019-05-09 2020-11-12 日産自動車株式会社 溶接動作の抽出装置及び溶接動作の抽出方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020182972A (ja) * 2019-05-09 2020-11-12 日産自動車株式会社 溶接動作の抽出装置及び溶接動作の抽出方法

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