JPH08339188A - 操作子装置 - Google Patents
操作子装置Info
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- JPH08339188A JPH08339188A JP7146476A JP14647695A JPH08339188A JP H08339188 A JPH08339188 A JP H08339188A JP 7146476 A JP7146476 A JP 7146476A JP 14647695 A JP14647695 A JP 14647695A JP H08339188 A JPH08339188 A JP H08339188A
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Abstract
置を提供する。 【構成】コントロールパネル板7を溝部を有する波状に
形成し、その溝部を操作部とする。この操作部の両側面
に多数の開口部を設け、この開口部の一方から、LED
等の発光素子を用いて光を照射し、反対側の開口部でこ
の光をフォトトランジスタ等の受光素子を用いて受光す
る。受光素子が光を受光しているときは、操作がないこ
とを示している。利用者は、指でこの操作部に接触する
ことによって、この操作子を操作する。操作部が操作さ
れると、指によって開口部が閉じて受光素子に光が入光
しなくなるため、これを検出することによって操作があ
ったことを検出する。なお、開口部が閉じられると、外
乱光も遮断されるため、外光の強いところでも誤動作し
ない。また、発光素子の光を変調する必要もない。
Description
のコントロールパネル等に設けられる操作子装置に関す
る。
スイッチ類が設けられている。従来のスイッチは機械ス
イッチであったため、故障することが多く信頼性が低い
うえ交換が大変であった。このため、電子楽器等におい
ても特開平5−234477号公報に示された光学式の
スイッチの実施が検討されている。この技術は、発光部
と受光部がセットになっており、指などの接近により指
の光反射をセンスしてスイッチングするものである。ま
た、外部からの外乱光により誤動作を防止する意味で発
光体に変調をかけて変調発光する技術も提案されてい
る。
変調光を用いても、同一周波数もしくは整数倍あるいは
整数分の1の関連周波数を有する変調発光体が近くにあ
ればやはり誤動作をする可能性があり、これを避けるた
めさらに複雑な変調等の余分な構成・システムを付加し
なければならないため、操作子装置自体が高価になって
しまう欠点があった。
学式の操作子装置を提供することを目的とする。
明は、底面とこの底面を挟む一方および他方の側面で形
成される溝状の操作部と、一方の側面に設けられた発光
手段,他方の側面に設けられた受光手段および該受光手
段が前記発光手段の光を受光しなくなったとき操作あり
と判断して操作検出情報を出力する情報出力手段からな
るスイッチ部とを備え、さらに、前記スイッチ部の位置
に対応する下方に設けられ前記操作検出情報によってそ
の表示が切り換えられる表示器を備えたことを特徴とす
る。
チ部および表示器を、前記操作部の溝方向に沿って複数
配設したことを特徴とする。
操作部の幅を手指の幅とほぼ等しく形成したことを特徴
とする。
成する両側面を底面側に間隔を狭めて形成したことを特
徴とする。
たは他方の側面が指等の遮光体をスライドさせる場合の
スライドガイドとなっていることを特徴とする。
段を、該他方の側面に設けられた開口部と、該開口部内
部に設けられた受光素子と、該受光素子と開口部とを連
結する光漏れ防止部とで構成したことを特徴とする。
段が受光素子と導光体とからなり、少なくとも該導光体
を前記他方の側面の上方に、受光素子を前記他方の側面
の下方に配設したことを特徴とする。
段が発光素子と導光体とからなり、少なくとも該導光体
を前記一方の側面の上方に、発光素子を前記一方の側面
の下方に配設したことを特徴とする。
発光手段を、1つの発光素子と該発光素子の光を各発光
手段に対向する位置に伝達する導光体とで構成したこと
を特徴とする。
の受光手段を、1つの受光素子と各発光手段から受光し
た光を該受光素子に伝達する導光体とで構成したことを
特徴とする。
体を光ファイバとしたことを特徴とする。
体をレンズ体としたことを特徴とする。
の底面を挟む一方および他方の側面で形成される溝状の
操作部と、一方の側面に設けられた発光手段,他方の側
面に設けられた受光手段および該受光手段が前記発光手
段の光を受光しなくなったとき操作ありと判断して操作
検出情報を出力する情報出力手段からなるスイッチ部か
らなる操作子を複数並列して設け、さらに、隣接する操
作子の発光手段同士または受光手段同士を一体に構成し
たことを特徴とする。
とによってスイッチングが行われる。スイッチ部は、該
溝状の操作部の一方の側面に設けられた発光手段、他方
の側面に設けられた受光手段、前記操作により受光手段
が発光手段の光を受光しなくなったとき操作ありと判断
する手段からなる。また、この操作部の下方に表示器を
設け、操作によってこの表示器の表示を切り換える。こ
れにより、操作された位置の表示が切り換えられること
になり、操作と表示の一体感を実現することができる。
スイッチ部を設けた。これにより、利用者は、指を溝に
沿ってスライドさせて複数のスイッチ部を連続して操作
することができるようになり、ボリュームやドローバと
して用いることができる。
手指の幅とほぼ等しく形成した。これにより、指の操作
で光の遮断を確実化することができる。
を底面側に間隔を狭めて形成した。これにより、太い指
や細い指で操作された場合でも、その指と幅が一致する
とこで光が遮断され、操作が確実になる。
体をスライドさせるスライドガイドとなるため操作性が
極めてよい。特に、この操作子装置を電子楽器等におけ
るドローバーとして用いた場合、従来の機械式のドロー
バーの感覚で操作することができる。
けられた開口部と、該開口部内部に設けられた受光素子
と、該受光素子と開口部とを連結する光漏れ防止部とで
構成した。これにより、光の伝達と遮光を確実化するこ
とができる。
側面の上方に、受光素子を前記他方の側面の下方に配設
したことにより、受光素子ではなく表示器上に指等を置
くことでスイッチ部を操作することができ、感覚的に違
和感のない操作感を得ることができる。
側面の上方に、発光素子を前記一方の側面の下方に配設
したことにより、発光素子ではなく表示器上に指等を置
くことでスイッチ部を操作することができ、感覚的に違
和感のない操作感を得ることができる。
て、1つの発光素子と該発光素子の光を各発光手段に対
向する位置に伝達する導光体とを設けた。これにより、
部品点数を減少させるとともに、発光素子を設ける位置
が自由になる。
して、1つの受光素子と各発光手段から受光した光を該
受光素子に伝達する導光体とを設けた。これにより、部
品点数を減少させるとともに、受光素子を設ける位置が
自由になる。
ァイバを用いた。これにより、光漏れ防止用の部材を用
いなくても、任意の位置に光を伝達することができる。
で構成した。これにより、効率のよい光伝送を行うこと
ができる。
平行して設け、隣接する操作子装置の発光手段または受
光手段を共用した。これにより、部品点数をより少なく
することができる。
適用される電子楽器のコントロールパネル付近の構成を
示す図である。鍵盤102の上にコントロールパネル1
03が設けられ、コントロールパネル103上には複数
の操作子装置101が、あるものはスイッチSとして、
また、あるものはボリュームV(ドローバ)として並列
に配置されている。
説明するための図である。この実施例の操作子装置は請
求項1乃至6に対応している。図2は同操作子装置の一
部断面斜視図であって、図3におけるB−B矢視図であ
る。図3は同操作子装置の操作態様を説明する図であっ
て図2におけるA−Aの矢視図である。図4は同操作子
装置の内壁部材の構造図であって屋根板部22(図2参
照)を取り除いたところを示す斜視図である。
に回路素子としてスイッチング検出用発光手段(発光ダ
イオードLED)4,検出手段(受光阻止用フォトトラ
ンジスタ)5および表示用LED6が実装され、この実
装位置に合わせて内壁部材2,3(屋根板部材22を含
む)が基板1上にセットされ、この上からコントロール
パネル板7が被せられて構成されている。
れ、帯状の頂面73と底面70が平行に配置されてい
る。底面70とこの底面70を挟む側面71,72によ
って1つの操作部OPが構成される。さらに、側面71
の反対側に形成される側面711と側面722とで他の
操作部が形成され、側面72の反対側に形成される側面
723とこれに対向するさらに右側の側面(図示せず)
とでさらに他の操作部が形成される。このようにして、
多数の操作部(ボリューム)が図1のV1 〜Vn として
形成される。なお、図1は、便宜上従来のディジタルス
イッチタイプの電子ドローバのように描いて省略した。
コントロールパネル板7は、頂面73および両側面7
1,72が茶色等の不透明色に染色され、底面70は透
明または半透明の透光性の素材で構成されている。すな
わち、このコントロールパネル板は、いわゆる2色成形
で頂面73、側面71,72を不透明にし、底面70を
透光性にしている。これ以外にも、全体を透光性素材で
成形したのちシールの貼付けや塗装によって頂面73、
側面71,72を不透明にするようにしてもよい。
口部71a〜71g,72a〜72gが底面70に沿っ
て開設されている。開口部71a〜71gの内部に発光
手段(発光素子)であるLED4が設けられている。こ
のLED4は指による操作部OPの操作を検出するため
に常時発光させ、操作あり時に遮光するためのスイッチ
検出用LEDである。開口部72aの内部に受光素子で
あるフォトトランジスタ5が設けられている。そして、
通常はLED4の光がフォトトランジスタ5に入光して
いる。このLED4,フォトトランジスタ5および後述
の受光回路がこの発明のスイッチ部SWを構成する。
る位置には、7個の表示用LED6a〜6gが一列に配
列して実装されている。底面70のLED6の対応部分
は透光性(半透明が好ましい)であるため、この表示用
LED6が点灯すると演奏者に視認可能となる。
70と両側面71,72)に7個のスイッチ部が配列さ
れているため、開口部71a,72a、LED4、フォ
トトランジスタ5および表示用LED6はそれぞれ7個
ずつ対応して設けられることになる(図2参照)。
にしてその下方に表示用LED6を設けたが、底面70
は不透明にし、該底面70の上に表示用LED6を実装
するようにしてもよい。この場合、底面70に表示用L
ED6を収納する凹部を形成すると、ツライチで滑りの
よい操作部を構成することができる。
に示すように、操作部OP(底面70と両側面71,7
2で囲まれるエリア)に指を先端を触れるさせることに
より、または、指の先端をこの溝状の操作部内で上下さ
せることにより操作する。操作部はほぼ演奏者の指が納
まる幅(1.5cm程度)に形成され、底面70に近づ
くほど幅が狭くなるように、すなわち、両側面71,7
2の間隔が狭くなるようになっている。このような指の
操作により、開口部71a,72a間、すなわち、LE
D4,フォトトランジスタ5間が指で塞がれ、フォトト
ランジスタ5がLED4の光を受光しなくなる。これを
後述の受光回路が検出し、操作があったことを判断す
る。両側面71,72を先すぼまり構造とすることによ
り大人から子供までの指操作が確実に検出される。な
お、たとえ指が大き過ぎたり小さ過ぎたりしても受光用
側面のみを確実に操作することによりスイッチングが確
実になされる。
る。内壁部材2は、仕切り部材21,屋根板部22およ
び底板部23からなっているが、この図は屋根板部22
を切り欠いた図である。また、この実施例において複数
の操作子装置101a,101bが隣接して配置されて
いるが、これら隣接する操作子装置101a,101b
間で発光手段(LED4)が共用されている。すなわ
ち、操作子装置101a,101bの14個(7×2)
の開口部を7個のLEDで賄っている。
て7個の区画20に分割されている。各区画が前記7個
の開口部71a〜71gおよび7個のLED4に対応し
ている。各区画は中央部20aと操作部101a側の右
区画20bおよび操作部101b側の左区画20cから
なっており、中央部20aの底板部23が切り欠かれ透
孔ofとなっている。この内壁部材2を回路基板1上に
セットしたとき、この透孔ofを介してLED4が内壁
部材2内へ挿入される。LED4が点灯するとその光は
右区画20bを介して操作部101aに出力されるとと
もに、左区画20cを介して操作部101bに出力され
る。なお、右区画20b,左区画20cには導光体であ
るレンズ体8が嵌入されている。これにより、集光性を
高めるとともに埃等が中に入り込むのを防止している。
素子側の内壁部材3は上記発光素子側の内壁部材2とほ
ぼ同様であるが、隣接する操作子装置間で受光素子(フ
ォトトランジスタ6)を共用していない。このため、図
2で示す仕切り部材31は、連続する開口部を仕切るた
め、図4の仕切り部材21と同様にそれらの境界に設け
られているほか、隣接する操作子間にも(図4を流用図
示するSP部に指操作方向に並行に)設けられ、これに
より区画が14個に分割されている。この各区画が隣接
する操作部の14個(7×2)の開口部72a〜72n
に対向している。そして、各区間の底板部23には透孔
ofが開設され、この透孔ofを介して14個のフォト
ダイオード5が挿入される。すなわち、内壁部材3の透
孔は仕切り部材31で仕切られた2つの透孔からなる。
また、この受光素子側の内壁部材3の各区画にも、発光
素子側の内壁部材2と同様にレンズ体8がセットされ
る。このレンズ体8を発(受)光手段に追加することに
より、LEDやフォトトランジスタ等の発(受)光素子
の発(受)光強度を上げることができる。したがって、
発光手段のレンズ体8によって受光素子を高価な高感度
部品にしなくてもよく、また、発光素子を高価な高輝度
部品にしなくてもよい。なお、この装置の組立順序とし
ては、基板に回路部品を実装したあと、透孔of等をL
ED4,フォトトランジスタ5の上から嵌合させつつ内
部部材2,3を配設し、この基板を図示しない固定具に
よりパネル部(操作子装置101)に固着するようにし
ている。
示す図である。フォトトランジスタ5のコレクタにはプ
ルアップ抵抗Rを介して検出電圧Vが印加されている。
通常は開口部72aを介してLED4の光(場合によっ
ては外乱光)が入光するためこのフォトトランジスタ5
はオンしており、出力cは“L”である。一方、演奏者
が図3のように操作すると、指によって開口部72aが
塞がれることから、LED4の光が遮断され、フォトト
ランジスタ5がオフする。そうすると、検出電圧Vがそ
のまま出力されるためフォトトランジスタ5の出力cは
“H”となる。フォトトランジスタ5の出力cはレジス
タRGに入力される。このレジスタRGとしては、フリ
ップフロップなど種々のものを適用することができる。
レジスタRGをSRフリップフロップとし、フォトトラ
ンジスタ5の出力をセット端子Sに接続したとすると、
このスイッチ部が操作されると必ず、フリップフロップ
がセットし、その後何度操作されてもセット状態を維持
する。また、反転型のフリップフロップとすると、一度
操作されるとセットし、次にセットされるとリセットす
るというトグル動作をすることになる。このレジスタR
Gの出力は、操作検出信号として外部出力されるととも
に、この操作位置の底面に設けられている表示用LED
6の点灯/消灯を制御する。表示用LED6はレジスタ
RGの出力端子とアースとの間に接続されているため、
レジスタRGが“H”を出力すると点灯し、“L”を出
力すると消灯する。
種の制御信号が入力される。制御信号は、レジスタRG
を強制的にセットする信号やリセットする信号である。
すなわち、他の操作子の操作などにより、この操作子の
操作状態を強制的に切り換える必要がある場合に該当の
制御信号が入力され、レジスタRGが強制的にセット/
リセットされる。
ューム(ドローバ)として用いる場合には、以下のよう
に動作する。この操作子装置のスイッチ部が5段階まで
操作され、奥から5個分のスイッチ部に対応するレジス
タRGがセットするとともに、奥から5個分の表示用L
ED6が点灯していたとする。このとき、演奏者が奥か
ら3番目のスイッチ部に触れると、一旦7個のレジスタ
RG全部にリセットがかかり、その直後に奥から3個分
のレジスタRGが再度セットされる。同時に表示用LE
Dが点灯する。この強制的なリセットおよびセットを制
御信号が行う。なお、この場合、操作された操作部のレ
ジスタRGのみセットし、該当の表示用LED6のみ点
灯させるようにしてもよい。
リュームとして用いた場合には、ピアノや打楽器などの
減衰系の音色が(他のスイッチによって)選択された場
合には制御信号によってこの操作子装置のレジスタRG
が全て強制的にリセットされた状態になっており、スイ
ッチ部を操作してもオンせず、表示用LED6が点灯し
ない。また、バイオリン等の持続系の音色が選択された
場合には前記強制リセットの制御信号が入力されなくな
り、スイッチ部を操作すると対応するレジスタRGがセ
ットされて操作検出信号がビブラート付加指示信号とし
て出力されるとともに、この信号によって表示用LED
6が点灯する。
御信号としてレジスタRGに入力し、レジスタRGのセ
ット/リセットを直接制御するようにしたが、この受信
回路の後段にさらに制御回路を挿入して、音色選択信号
によってこの操作子装置から出力される操作検出信号を
出力を制御するようにし、各スイッチ部の操作状態はレ
ジスタRGにそのまま記憶しておくようにしてもよい。
また、単なるメモリ機能付スイッチとして使用する場合
は、操作部OPが発光,受光手段,表示用LEDがワン
セットで構成され、他のOPとは独立しており、指操作
すると、その操作部OPのみオン動作,オフ動作され、
たとえば、図1のスイッチSと同様に、そのときそのO
Pに割り当てられている機能(リバーブなど)のオン/
オフが選択されるというような仕様にすることもでき
る。
装置の構成図である。この実施例は請求項7,8および
9に対応している。この操作子装置は7個のLED13
(Le1,Le2,‥)と1個のフォトトランジスタ1
4を備え、7個のスイッチ部を有している。この実施例
では、発光素子である7個のLED13を14の発光手
段において共用し、受光素子であるフォトトランジスタ
を14個の受光手段において共用するようにしている。
同図(A)は1列に配列されたLEDのうち中央(4個
目)のものが実装されている位置を配列方向と直角に切
断した断面図である。したがって、半分は図示されてい
ない。また、同図(B),(C)はこの操作子装置に設
けられるレンズの構成を示す図である。
D13は7個1列に基板1上に実装されている。これら
LED13の上方には同図(B)に示すようなC−C断
面が台形で長手方向下部が円弧のレンズ体17aが設置
されるとともに、コントロールパネル板16上にはプリ
ズム体18が設けられる。プリズム体18は断面M字形
の大屈折率のプリズムとこの断面M字形のプリズムのV
字形の上面に当接する断面逆三角形の小屈折率のプリズ
ムからなっている。LED13の光は、レンズ体17a
によって集束され、プリズム体18によって隣接する2
個の操作子装置方向に分割されて、コントロールパネル
板16に平行に操作部101c,101d方向(図面上
左右方向)に水平に照射される。
トトランジスタ14は1個のみ設けられ、このフォトト
ランジスタ14の上方には同図(C)に示すようなレン
ズ体17bが設置されるとともに、コントロールパネル
板16上には上記LED13の上方に設けられているも
のと同一構成の断面M字形のプリズム体18が設けられ
る。発光素子側のプリズム体18から入光するLED1
3の光はプリズム体18によって下向きに反射されレン
ズ体17bに入光する。プリズム体18は断面M字形で
あるため、隣接する2つの操作部の光を下方のレンズ体
17bに向けて入光する。レンズ体17は、断面台形で
あるが同図(C)に示すように底面が長手方向に下方湾
曲しているため、入光した14個のスイッチ部の光を全
てフォトトランジスタ14に集束する。
示す図である。発光素子であるLED13(Le1,L
e2,‥)は14個のスイッチ部について個別に設けら
れ、受光素子であるフォトトランジスタ14は、7個
(または14個)のスイッチ部について共通に設けられ
ている。上記14個のLED13はデマルチプレクサ4
0を介して時分割に順次電流が供給され、それぞれが重
複することなく交番に点灯する。一方、フォトトランジ
スタ14のコレクタもデマルチプレクサ41を介して各
LEDに対応するラッチ(La1,La2,‥)に接続
されている。フォトトランジスタ14は受光によってオ
ンし、このときのコレクタ出力は“L”である。デマル
チプレクサ40,41は同期したセレクト信号によって
切り換えられているため、Le1のLEDが点灯してい
るタイミングにはフォトトランジスタ14はラッチLa
1に接続され、Le2のLEDが点灯しているタイミン
グにはフォトトランジスタ14はラッチLa2に接続さ
れ、以下同様に対応するLEDとラッチとが同期して駆
動されるように構成される。したがって、スイッチ部が
操作されていないときには、そのスイッチ部のLEDに
切り換わったタイミング(タイムスロット)にはフォト
トランジスタ14がオンするため対応するラッチ入力は
“L”となる。一方、スイッチ部が操作されたときには
LEDの光が遮断されるためフォトトランジスタ14が
オフし対応するラッチ入力が“H”になる。これによ
り、どのスイッチ部が操作されたかを判断することがで
きる。上記デマルチプレクサ40,41のセレクト信号
は数ミリ秒〜数十ミリ秒程度で一巡する周波数に設定さ
れている。
スイッチ部を操作すると、その操作時間(数百ミリ秒〜
数秒)中に必ず、そのスイッチ部がスキャンされる。そ
して、そのスイッチ部のタイムスロットにおいては、光
が遮断されているためフォトトランジスタ14が検出光
を受光しないことになる。これにより、対応するラッチ
入力が“H”となり後段の制御部にスイッチ部の操作を
知らせることができる。
“H”によって操作ありの信号“H”を記憶し、それ以
後のいずれかのラッチに再び“H”入力がくるまで、そ
の出力を“H”に保つ。再入力の“H”信号到来時に、
全てのラッチをリセットしてから到来ラッチを“H”に
保つようにしている(リセット制御回路は図示せず)。
プリズム体18がそれぞれこの発明の導光体に対応す
る。
について7個の表示用LED15が実装されている。7
個の表示用LED15は、回路基板上にセットされた枠
体12により、それぞれ個別に仕切られ、上方(コント
ロールパネル板16方向)のみに光を照射するようにさ
れている。この表示用LED15は第1の実施例と同様
に対応するスイッチ部の操作により点滅が制御される。
クサとを用いて1個の発光素子と1個の受光素子を用い
て複数個の検出を行うようにした例を示している。この
実施例は請求項10乃至13に対応している。1個の発
光素子31には複数の光ファイバ30が接続されてい
る。この光ファイバ30はそれぞれが、複数の操作子装
置のスイッチ部へ伝達され、レンズ体39aを介して操
作部39へ向けて光を照射する。このレンズ体39a
は、樹脂で構成される操作部の側面の成形時に透明樹脂
で一体に成形してもよく、また、凸レンズ上のシールを
光ファイバ30の先端に対応する位置に貼りつけるよう
にしてもよい。また、操作部39のレンズ体39aの反
対側の側面にも受光部側のレンズ体39bが設けられ、
側面内部のレンズ体39bに対応する位置に受光素子側
の光ファイバ32が設けられている。この光ファイバ3
2は光マルチプレクサ34に接続されており、光ファイ
バ30から受光した光(および外乱光)を光マルチプレ
クサ34まで伝達する。光マルチプレクサ34は、たと
えば、特開平4−367819号公報に示すような構成
をしており、複数の光ファイバから伝達された光のうち
1つのみを選択して後段に伝達する機能を有している。
この切り換えは順次パルス発生部35が行い、現在どの
ファイバが選択されているかは制御部が認識しているも
のとする。後段には1個の受光素子であるフォトトラン
ジスタ33が設けられており、このフォトトランジスタ
33が、光マルチプレクサ34によって選択された光フ
ァイバ40が受光した光の量を検出する。この検出信号
が操作検出信号として後段に伝達される。後段には電気
回路であるデマルチプレクサ36およびこの検出信号を
利用する各種の利用回路37が接続されている。このよ
うな構成にすることにより、LED等の発光素子31,
受光素子としてのフォトトランジスタ33がともに1つ
のみでよく設置の自由度も高くなる。
組み立てコストを軽減するため、図10(屋根部を除い
て図示)に示すように、LEDまたはフォトトランジス
タから複数の開口部までを接続する一体型の導光体に成
型してもよい。この構成において、空洞部を導光体とし
てもよいし(空洞部の壁面は鏡面である)、リブ状部の
み透明な樹脂で他部と2色成形し、もしくは別体成形
後、組み合わせてこのリブを発光体として用いてもよ
い。
において、図8に示したようなスイッチ手段を適用する
ことにより、受光素子のみならず発光素子も共用するこ
とができる。すなわち、隣接する2つの操作子装置の1
4個(7×2)の発光手段に対して、レンズ体17bを
用いて1つのLED13の光を伝達するようにするとと
もに、隣接する2つの操作子装置の14個(7×2)の
受光手段が受光する光をレンズ体17aを用いて1つの
フォトトランジスタ14まで伝達するようにする。この
場合には、図6の発光側,受光側両方のレンズ体17b
とプリズム体18との間にそれぞれ液晶シャッタ等の光
スイッチを設け、これらを同期して開閉することによっ
て14個のスイッチ部のうちいずれか1つのスイッチ部
の開放/遮蔽のみを検出するように順次切り換え制御す
る。各スイッチ部のシャッタを短いタイムスロットで順
次開閉することにより、操作者の操作を確実に検出する
ことができる。
ば、受光手段が遮光されたことによってスイッチ部の操
作ありと判断するようにしたことにより、外乱光の影響
を受けなくなりスイッチ動作が確実になる。また、スイ
ッチ部の直下に表示器を設けて視認可能にしたことによ
り、表示器の真上に指を置くだけでスイッチングするの
で、操作性が優れており、且つ、感覚的に従来の照光式
メカスイッチによく近似しており、光スイッチであるこ
との違和感がない。
設したことにより、ボリュームやドローバとして用いる
ことも可能になる。また、スライドさせて操作できるた
め、操作性が極めてよい。
をほぼ指幅としたことにより、スイッチ操作のスムーズ
性がよくなる利点がある。また、操作性が良くなること
からスイッチ操作が確実になる。
間隔を狭めて形成したことにより、太い指,細い指に拘
らず確実にスイッチ操作が可能になる。
などの遮光体をスライドさせるスライドガイドとなるた
め操作性が極めてよい。特に、この操作子装置を電子楽
器等におけるドローバーとして用いた場合、従来の機械
式のドローバーの感覚で操作することができる。
に外乱光が入光しにくくなり、光の伝達と遮光を確実化
することができる。
を任意の位置に設けて、光のみ伝達できるため、表示器
の上でスイッチングさせることも可能となり、操作性が
よくなる。
を任意の位置に設けて、光のみ伝達できるため、表示器
の上でスイッチングさせることも可能となり、操作性が
よくなる。
光手段で部品を共有できるため、部品点数が少なくな
り、低価格化を実現できる。
受光手段で部品を共有できるため、部品点数が少なくな
り、低価格化を実現できる。
イバを用いることにより、枠体がなくても、光漏れのな
い伝達が可能になる。
体を用いたことにより、効率のよい光の伝達をすること
ができる。
る複数の操作子装置間で発光手段または受光手段を共用
したことにより、部品点数をより減少させることができ
る。
ル付近の構成図
図
の例を示す図
(発光側)内壁部材、3−(受光側)内壁部材、4−L
ED(発光素子)、5−フォトトランジスタ(受光素
子)、6−表示用LED(表示器)、7−コントロール
パネル板、17−レンズ体、18−プリズム体、30,
32−光ファイバ 70−底面、71−一方の側面、72−他方の側面、1
01(101a,101b,101c,101d)−操
作子装置、
Claims (13)
- 【請求項1】 底面とこの底面を挟む一方および他方の
側面で形成される溝状の操作部と、一方の側面に設けら
れた発光手段,他方の側面に設けられた受光手段および
該受光手段が前記発光手段の光を受光しなくなったとき
操作ありと判断して操作検出情報を出力する情報出力手
段からなるスイッチ部とを備え、 さらに、前記スイッチ部の位置に対応する下方に設けら
れ前記操作検出情報によってその表示が切り換えられる
表示器を備えたことを特徴とする操作子装置。 - 【請求項2】 前記スイッチ部および表示器を、前記操
作部の溝方向に沿って複数配設したことを特徴とする請
求項1に記載の操作子装置。 - 【請求項3】 前記溝状の操作部の幅は、手指の幅とほ
ぼ等しく形成されている請求項1または2に記載の操作
子装置。 - 【請求項4】 前記溝を形成する両側面は、底面側に間
隔を狭めて形成されている請求項3に記載の操作子装
置。 - 【請求項5】 前記一方または他方の側面が指等の遮光
体をスライドさせる場合のスライドガイドとなっている
ことを特徴とする請求項1乃至4に記載の操作子装置。 - 【請求項6】 前記受光手段は、該他方の側面に設けら
れた開口部と、該開口部内部に設けられた受光素子と、
該受光素子と開口部とを連結する光漏れ防止部とからな
る請求項1乃至5に記載の操作子装置。 - 【請求項7】 前記受光手段が受光素子と導光体とから
なり、少なくとも該導光体を前記他方の側面の上方に、
受光素子を前記他方の側面の下方に配設したことを特徴
とする請求項1乃至5に記載の操作子装置。 - 【請求項8】 前記発光手段が発光素子と導光体とから
なり、少なくとも該導光体を前記一方の側面の上方に、
発光素子を前記一方の側面の下方に配設したことを特徴
とする請求項1乃至7に記載の操作子装置。 - 【請求項9】 前記複数の発光手段を、1つの発光素子
と該発光素子の光を各発光手段に対向する位置に伝達す
る導光体とで構成したことを特徴とする請求項2に記載
の操作子装置。 - 【請求項10】 前記複数の受光手段を、1つの受光素
子と各発光手段から受光した光を該受光素子に伝達する
導光体とで構成したことを特徴とする請求項2または請
求項9に記載の操作子装置。 - 【請求項11】 前記導光体は光ファイバである請求項
7乃至10に記載の操作子装置。 - 【請求項12】 前記導光体はレンズ体である請求項7
乃至10に記載の操作子装置。 - 【請求項13】 底面とこの底面を挟む一方および他方
の側面で形成される溝状の操作部と、一方の側面に設け
られた発光手段,他方の側面に設けられた受光手段およ
び該受光手段が前記発光手段の光を受光しなくなったと
き操作ありと判断して操作検出情報を出力する情報出力
手段からなるスイッチ部と、で構成される操作子を複数
並列して設け、さらに、隣接する操作子の発光手段同士
または受光手段同士を一体に構成したことを特徴とする
操作子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14647695A JP3367278B2 (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 操作子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14647695A JP3367278B2 (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 操作子装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08339188A true JPH08339188A (ja) | 1996-12-24 |
JP3367278B2 JP3367278B2 (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=15408510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14647695A Expired - Fee Related JP3367278B2 (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 操作子装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3367278B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004264440A (ja) * | 2003-02-28 | 2004-09-24 | Nitto Kogaku Kk | バーサライター、発光装置および受発光兼用駆動回路 |
US6892035B2 (en) * | 2000-04-06 | 2005-05-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing device, a process cartridge, and an electrophotographic image forming apparatus for detecting an amount of developer |
JP2019032384A (ja) * | 2017-08-07 | 2019-02-28 | 株式会社コルグ | 電子楽器、電気楽器、プログラム |
JP2021157075A (ja) * | 2020-03-27 | 2021-10-07 | コイト電工株式会社 | 操作装置 |
-
1995
- 1995-06-13 JP JP14647695A patent/JP3367278B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6892035B2 (en) * | 2000-04-06 | 2005-05-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing device, a process cartridge, and an electrophotographic image forming apparatus for detecting an amount of developer |
JP2004264440A (ja) * | 2003-02-28 | 2004-09-24 | Nitto Kogaku Kk | バーサライター、発光装置および受発光兼用駆動回路 |
JP2019032384A (ja) * | 2017-08-07 | 2019-02-28 | 株式会社コルグ | 電子楽器、電気楽器、プログラム |
JP2021157075A (ja) * | 2020-03-27 | 2021-10-07 | コイト電工株式会社 | 操作装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3367278B2 (ja) | 2003-01-14 |
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