JPH0833884A - 脱臭装置付設廃水処理装置 - Google Patents
脱臭装置付設廃水処理装置Info
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- JPH0833884A JPH0833884A JP6192311A JP19231194A JPH0833884A JP H0833884 A JPH0833884 A JP H0833884A JP 6192311 A JP6192311 A JP 6192311A JP 19231194 A JP19231194 A JP 19231194A JP H0833884 A JPH0833884 A JP H0833884A
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- JP
- Japan
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- microorganisms
- packed bed
- treated
- water
- deodorizer
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
Landscapes
- Treating Waste Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】廃水処理槽から発生する悪臭ガスを脱臭処理す
る生物脱臭装置を設けるにあたって、廃水処理槽以外の
設置場所を必要とせず、また冬季等における気温の低下
に対しても、できるだけ脱臭効果が低下せず、更に動力
費や設備費等も低廉となる脱臭装置付設水処理装置を提
供する。 【構成】廃水処理装置における悪臭防止のために覆蓋さ
れた処理槽において、処理槽の覆蓋部の一部に、内部に
微生物が着生した充填層が形成され、上部に前記充填層
に散水する散水器が設けられ、下端で水処理層内と連通
した生物脱臭装置を載設したことを特徴とする脱臭装置
付設廃水処理装置。
る生物脱臭装置を設けるにあたって、廃水処理槽以外の
設置場所を必要とせず、また冬季等における気温の低下
に対しても、できるだけ脱臭効果が低下せず、更に動力
費や設備費等も低廉となる脱臭装置付設水処理装置を提
供する。 【構成】廃水処理装置における悪臭防止のために覆蓋さ
れた処理槽において、処理槽の覆蓋部の一部に、内部に
微生物が着生した充填層が形成され、上部に前記充填層
に散水する散水器が設けられ、下端で水処理層内と連通
した生物脱臭装置を載設したことを特徴とする脱臭装置
付設廃水処理装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、し尿処理場、下水処理
場、その他各種工場等から排出される廃水を浄化処理す
る水処理装置に関し、特に悪臭防止のために覆蓋された
処理槽に関する。
場、その他各種工場等から排出される廃水を浄化処理す
る水処理装置に関し、特に悪臭防止のために覆蓋された
処理槽に関する。
【０００２】
【従来の技術】前記し尿や下水処理場等においては、著
しく悪臭を発生する処理槽を覆蓋して悪臭の大気放散が
防止されており、主な覆蓋された処理槽としては、最初
沈殿池、曝気槽、及び汚泥濃縮槽等がある。
しく悪臭を発生する処理槽を覆蓋して悪臭の大気放散が
防止されており、主な覆蓋された処理槽としては、最初
沈殿池、曝気槽、及び汚泥濃縮槽等がある。
【０００３】前記の覆蓋された処理槽で発生した硫化水
素やメルカプタン等の硫黄化合物、及びアンモニア等の
悪臭成分は、悪臭ガス供給配管で脱臭装置に導入され、
吸着処理、洗浄処理又は生物学的処理等により処理され
たのち、大気中に放出されている。
素やメルカプタン等の硫黄化合物、及びアンモニア等の
悪臭成分は、悪臭ガス供給配管で脱臭装置に導入され、
吸着処理、洗浄処理又は生物学的処理等により処理され
たのち、大気中に放出されている。
【０００４】尚、近年前記脱臭装置として、処理槽から
発生する悪臭成分は、微生物によって効率よく分解する
ことができるため、微生物を着生担持した担体充填層に
悪臭ガスを流通させて処理する生物脱臭装置が多く使用
されてきている。
発生する悪臭成分は、微生物によって効率よく分解する
ことができるため、微生物を着生担持した担体充填層に
悪臭ガスを流通させて処理する生物脱臭装置が多く使用
されてきている。
【０００５】また、生物脱臭装置における充填層におい
ては、悪臭成分の生物学的酸化分解による生成物により
ＰＨが低下し、微生物の生育を阻害する恐れがあるた
め、生成物を洗浄除去し、また微生物の生育に必要な水
分を補給する等のため、適宜な散水器により定期的に散
水洗浄している。
ては、悪臭成分の生物学的酸化分解による生成物により
ＰＨが低下し、微生物の生育を阻害する恐れがあるた
め、生成物を洗浄除去し、また微生物の生育に必要な水
分を補給する等のため、適宜な散水器により定期的に散
水洗浄している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記生物脱臭装置は、
処理槽と離れた場所に設けられるため、処理槽以外の設
置場所が必要となり、また散水洗浄後の水はＰＨも低
く、担体に付着し過剰となって剥離した微生物等の汚濁
物も含んでいるため、生物脱臭装置の下部に付設された
貯留槽に一旦貯留したのち水処理系統に返送されてお
り、悪臭ガスや洗浄廃水等の移送動力及び配管も必要と
なる。
処理槽と離れた場所に設けられるため、処理槽以外の設
置場所が必要となり、また散水洗浄後の水はＰＨも低
く、担体に付着し過剰となって剥離した微生物等の汚濁
物も含んでいるため、生物脱臭装置の下部に付設された
貯留槽に一旦貯留したのち水処理系統に返送されてお
り、悪臭ガスや洗浄廃水等の移送動力及び配管も必要と
なる。
【０００７】更に、生物脱臭装置の脱臭効果は、微生物
の生物活性に依存し、脱臭に関与する微生物としては硫
黄酸化菌や硝化菌等で、これらの菌体の生育適温はいず
れも３０℃前後であり、特に被処理ガスの温度が約１０
℃以下になると脱臭効果が顕著に悪化してくる。
の生物活性に依存し、脱臭に関与する微生物としては硫
黄酸化菌や硝化菌等で、これらの菌体の生育適温はいず
れも３０℃前後であり、特に被処理ガスの温度が約１０
℃以下になると脱臭効果が顕著に悪化してくる。
【０００８】従来の生物脱臭装置においては、冬季等の
気温が極度に低くなる時期、特に寒冷地では被処理ガス
がガス供給配管等で冷却され、温度も１０℃以下に低下
し、また昼夜の気温差も極めて大きくなるため、微生物
の生物活性に与える影響も大きく、脱臭効果の低下は無
視できなかった。
気温が極度に低くなる時期、特に寒冷地では被処理ガス
がガス供給配管等で冷却され、温度も１０℃以下に低下
し、また昼夜の気温差も極めて大きくなるため、微生物
の生物活性に与える影響も大きく、脱臭効果の低下は無
視できなかった。
【０００９】従って、本発明は処理槽以外の生物脱臭装
置のための設置場所を必要とせず、また冬季等における
気温の低下に対しても、できるだけ脱臭効果が低下せ
ず、更に動力費や設備費も低廉となる、脱臭装置を付設
した水処理装置を提供する目的で成されたものである。
置のための設置場所を必要とせず、また冬季等における
気温の低下に対しても、できるだけ脱臭効果が低下せ
ず、更に動力費や設備費も低廉となる、脱臭装置を付設
した水処理装置を提供する目的で成されたものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の要旨は、廃水処理装置における悪臭防止のために覆
蓋された処理槽において、処理槽の覆蓋部の一部に、内
部に微生物が着生した充填層が形成され、上部に前記充
填層に散水する散水器が設けられ、下端で処理槽内と連
通した生物脱臭装置を載設したことを特徴とする脱臭装
置付設廃水処理装置である。
明の要旨は、廃水処理装置における悪臭防止のために覆
蓋された処理槽において、処理槽の覆蓋部の一部に、内
部に微生物が着生した充填層が形成され、上部に前記充
填層に散水する散水器が設けられ、下端で処理槽内と連
通した生物脱臭装置を載設したことを特徴とする脱臭装
置付設廃水処理装置である。
【００１１】また、前記生物脱臭装置の充填層でのガス
流通速度が、０．１〜０．５ｍ／秒であることを特徴と
する脱臭装置付設廃水処理装置である。
流通速度が、０．１〜０．５ｍ／秒であることを特徴と
する脱臭装置付設廃水処理装置である。
【００１２】
【作用】覆蓋された処理槽で発生した悪臭成分を含有す
る被処理ガスは、生物脱臭装置の下端連通口から生物脱
臭装置内に入り、微生物が着生した充填層を上向流で流
通する間に、悪臭成分が着生微生物により生物学的に酸
化分解され、清浄化した処理ガスとして排出管から排出
される。
る被処理ガスは、生物脱臭装置の下端連通口から生物脱
臭装置内に入り、微生物が着生した充填層を上向流で流
通する間に、悪臭成分が着生微生物により生物学的に酸
化分解され、清浄化した処理ガスとして排出管から排出
される。
【００１３】前記充填層への微生物の担持は、運転初期
において微生物及び栄養素等を含有するし尿や下水等を
生物処理した処理水を、散水器から散水することにより
増殖着生させることができる。
において微生物及び栄養素等を含有するし尿や下水等を
生物処理した処理水を、散水器から散水することにより
増殖着生させることができる。
【００１４】また定常時における散水は、微生物の棲息
に必要な湿潤状態を保つとともに、悪臭成分の分解生成
物や過剰の増殖微生物等の洗浄除去のために行われ、通
常は間欠的に散水される。
に必要な湿潤状態を保つとともに、悪臭成分の分解生成
物や過剰の増殖微生物等の洗浄除去のために行われ、通
常は間欠的に散水される。
【００１５】尚、充填層の洗浄等に使用された洗浄廃水
は、生物脱臭装置の下端の連通口から覆蓋された処理槽
内に流下し、被処理液と混合して被処理液と共に処理さ
れ、系外に排出される。
は、生物脱臭装置の下端の連通口から覆蓋された処理槽
内に流下し、被処理液と混合して被処理液と共に処理さ
れ、系外に排出される。
【００１６】生物脱臭装置の充填層でのガス流通速度は
０．１〜０．５ｍ／秒とするのが好ましく、０．１ｍ／
秒以下では、ガス流の偏流が生じやすく、また０．５ｍ
／秒以上では充填層内での圧力損失の増大が生じやす
い。
０．１〜０．５ｍ／秒とするのが好ましく、０．１ｍ／
秒以下では、ガス流の偏流が生じやすく、また０．５ｍ
／秒以上では充填層内での圧力損失の増大が生じやす
い。
【００１７】
【実施例】本発明を図面に基づいて説明する。図１は本
発明の脱臭装置付設廃水処理装置の一実施例の概略縦断
面図である。１は上端が覆蓋部材４で覆蓋された密閉構
造の曝気槽で、一方の側部に被処理水供給管６、他方の
側部に処理水排出管８が接続され、底部に空気供給管５
に接続した散気装置７が設けられている。
発明の脱臭装置付設廃水処理装置の一実施例の概略縦断
面図である。１は上端が覆蓋部材４で覆蓋された密閉構
造の曝気槽で、一方の側部に被処理水供給管６、他方の
側部に処理水排出管８が接続され、底部に空気供給管５
に接続した散気装置７が設けられている。
【００１８】２は曝気槽１の覆蓋部材４の一部を開口
し、本開口部の曝気槽１の上端に載設された生物脱臭装
置であり、下端が開放されて曝気槽１内と連通し、上端
に処理ガス排出管９が接続され、内部には微生物が着生
した充填層３が形成されており、また上部には充填層３
に散水する散水器１０が設けられている。
し、本開口部の曝気槽１の上端に載設された生物脱臭装
置であり、下端が開放されて曝気槽１内と連通し、上端
に処理ガス排出管９が接続され、内部には微生物が着生
した充填層３が形成されており、また上部には充填層３
に散水する散水器１０が設けられている。
【００１９】前記生物脱臭装置は、ガス流通速度が０．
１〜０．５ｍ／秒となるように装置設置断面積及び／又
はガス流量等が設定されるのが好ましい。
１〜０．５ｍ／秒となるように装置設置断面積及び／又
はガス流量等が設定されるのが好ましい。
【００２０】尚、充填層３は長尺繊維束、多孔質セラミ
ックス及びプラスチック等微生物が着生する担体であれ
ば何れでもよいが、微生物の良好な着生繁殖や、圧力損
失及び気液接触効率等の観点から長尺繊維束を多数集束
して充填層３を形成するのが好ましい。
ックス及びプラスチック等微生物が着生する担体であれ
ば何れでもよいが、微生物の良好な着生繁殖や、圧力損
失及び気液接触効率等の観点から長尺繊維束を多数集束
して充填層３を形成するのが好ましい。
【００２１】前記散水器１０は充填層３の上部に均一散
水が行われるよう、多数のスプレ−ノズルが平面上にほ
ぼ等間隔に配置されており、また生物脱臭装置２内に設
けられる充填層３は複数段設けてもよい。
水が行われるよう、多数のスプレ−ノズルが平面上にほ
ぼ等間隔に配置されており、また生物脱臭装置２内に設
けられる充填層３は複数段設けてもよい。
【００２２】前記実施例では、曝気槽１で処理用の空気
が散気装置７から送られているため、生物脱臭装置２に
被処理ガスを供給するブロワは特に必要ないが、濃縮槽
等に付設する場合や処理槽の密閉状態によっては、処理
ガス排出管９の後に、排気ブロワを設ける必要がある。
が散気装置７から送られているため、生物脱臭装置２に
被処理ガスを供給するブロワは特に必要ないが、濃縮槽
等に付設する場合や処理槽の密閉状態によっては、処理
ガス排出管９の後に、排気ブロワを設ける必要がある。
【００２３】また、被処理ガス中に微生物により分解さ
れにくい有機硫黄化合物を多く含有する場合には、処理
ガス中にそれらが残留する恐れがあるため、後段に活性
炭吸着塔を設け、更に吸着清浄化処理した後大気中に放
出するのが好ましい。
れにくい有機硫黄化合物を多く含有する場合には、処理
ガス中にそれらが残留する恐れがあるため、後段に活性
炭吸着塔を設け、更に吸着清浄化処理した後大気中に放
出するのが好ましい。
【００２４】次に、前記構成の脱臭装置付設水処置装置
における作用について以下記述する。 被処理水供給管
６から曝気槽１内に供給された被処理水は、空気供給管
５を介して散気装置７から供給された空気と好気性微生
物により生物学的に浄化処理され、処理水排出管８から
系外に排出される。
における作用について以下記述する。 被処理水供給管
６から曝気槽１内に供給された被処理水は、空気供給管
５を介して散気装置７から供給された空気と好気性微生
物により生物学的に浄化処理され、処理水排出管８から
系外に排出される。
【００２５】前記処理においては、曝気槽１の一部で酸
素不足が発生して還元状態が惹起され、被処理水中の窒
素成分、硫黄成分及び脂肪酸等が生物分解酵素の作用に
より還元分解されて発生する硫化水素等の硫黄化合物や
アンモニア等の悪臭成分、及び返送汚泥や被処理水中の
有機物に由来する臭気等の悪臭ガスが発生する。
素不足が発生して還元状態が惹起され、被処理水中の窒
素成分、硫黄成分及び脂肪酸等が生物分解酵素の作用に
より還元分解されて発生する硫化水素等の硫黄化合物や
アンモニア等の悪臭成分、及び返送汚泥や被処理水中の
有機物に由来する臭気等の悪臭ガスが発生する。
【００２６】前記処理に伴って発生した悪臭成分及び散
気空気の混合した被処理ガスは、生物脱臭装置２の下端
連通口から生物脱臭装置２内に入り、微生物が着生した
充填層３をガス流通速度が０．１〜０．５ｍ／秒に制御
されて上向流で流通される。
気空気の混合した被処理ガスは、生物脱臭装置２の下端
連通口から生物脱臭装置２内に入り、微生物が着生した
充填層３をガス流通速度が０．１〜０．５ｍ／秒に制御
されて上向流で流通される。
【００２７】被処理ガスは充填層３を上向流で流通する
間に、着生微生物により生物学的に酸化分解され、アン
モニアは硝酸イオン、硫黄化合物は硫酸イオンとして、
充填層２に固定化され、清浄化した処理ガスとして処理
ガス排出管９から系外に排出される。
間に、着生微生物により生物学的に酸化分解され、アン
モニアは硝酸イオン、硫黄化合物は硫酸イオンとして、
充填層２に固定化され、清浄化した処理ガスとして処理
ガス排出管９から系外に排出される。
【００２８】尚、前記充填層３への微生物の担持は、運
転初期において微生物及び栄養素等を含有するし尿や下
水等を生物処理した処理水を、散水器１０から散水する
ことにより増殖着生させることができる。
転初期において微生物及び栄養素等を含有するし尿や下
水等を生物処理した処理水を、散水器１０から散水する
ことにより増殖着生させることができる。
【００２９】また、充填層３は硫酸イオン等の酸性成分
が蓄積し、ＰＨを低下させて微生物の生育を阻害するた
め、連続又は間欠的に散水して、それらを洗浄除去する
必要があり、散水器１０により、充填層３の上部に略均
一に散水される。
が蓄積し、ＰＨを低下させて微生物の生育を阻害するた
め、連続又は間欠的に散水して、それらを洗浄除去する
必要があり、散水器１０により、充填層３の上部に略均
一に散水される。
【００３０】前記散水は、ＰＨを低下させる酸性成分の
洗浄以外にも、微生物の生育に必要な栄養素の供給や好
適な湿潤状態の保持及び過剰に繁殖した微生物の除去等
に必要な操作である。
洗浄以外にも、微生物の生育に必要な栄養素の供給や好
適な湿潤状態の保持及び過剰に繁殖した微生物の除去等
に必要な操作である。
【００３１】また、散水に使用される水としては、河川
水、地下水等でもよいが、し尿や下水等を生物処理した
処理水を用いるのが、着生微生物や栄養素を適度に含有
し、ＰＨの緩衝性も有しているため、微生物生育や好適
ＰＨの維持のうえから好ましい。
水、地下水等でもよいが、し尿や下水等を生物処理した
処理水を用いるのが、着生微生物や栄養素を適度に含有
し、ＰＨの緩衝性も有しているため、微生物生育や好適
ＰＨの維持のうえから好ましい。
【００３２】充填層３の洗浄等に使用された水は、生物
脱臭装置２の下端の連通口から曝気槽内に流下し、被処
理水と混合して、被処理水と共に処理されたのち処理水
排出管８から系外に排出される。
脱臭装置２の下端の連通口から曝気槽内に流下し、被処
理水と混合して、被処理水と共に処理されたのち処理水
排出管８から系外に排出される。
【００３３】
【発明の効果】本発明の脱臭装置付設廃水処理装置によ
れば下記の効果が得られる。従来の生物脱臭装置は悪臭
発生源である処理槽と離れて設けられるため、処理槽以
外の設置場所が必要であり、また散水洗浄後の水も水処
理系統に返送されており、悪臭ガスや洗浄廃水等の移送
動力及び配管も必要となるが、本発明の装置では悪臭発
生源の処理槽と生物脱臭装置とが一体化されているた
め、処理槽以外の設置面積を必要とせず、また動力も必
要としないか、必要であっても節減することができ、設
備費や動力費も低廉である。
れば下記の効果が得られる。従来の生物脱臭装置は悪臭
発生源である処理槽と離れて設けられるため、処理槽以
外の設置場所が必要であり、また散水洗浄後の水も水処
理系統に返送されており、悪臭ガスや洗浄廃水等の移送
動力及び配管も必要となるが、本発明の装置では悪臭発
生源の処理槽と生物脱臭装置とが一体化されているた
め、処理槽以外の設置面積を必要とせず、また動力も必
要としないか、必要であっても節減することができ、設
備費や動力費も低廉である。
【００３４】更に、従来の生物脱臭装置においては、冬
季等の気温が極度に低くなる時期、特に寒冷地において
温度低下や昼夜の気温差も極めて大きくなるため、微生
物の生物活性に与える影響も大きいが、本発明の装置で
は気温の低下に対しても、適宜な温度を有している被処
理ガスが直接生物脱臭装置内に導入されるため、被処理
ガス温度を有効に利用でき、温度の低下の影響を緩和す
ることができる。
季等の気温が極度に低くなる時期、特に寒冷地において
温度低下や昼夜の気温差も極めて大きくなるため、微生
物の生物活性に与える影響も大きいが、本発明の装置で
は気温の低下に対しても、適宜な温度を有している被処
理ガスが直接生物脱臭装置内に導入されるため、被処理
ガス温度を有効に利用でき、温度の低下の影響を緩和す
ることができる。
【図１】本発明の脱臭装置付設廃処理装置の一実施例の
概略断面図
概略断面図
１：曝気槽 ２：生物脱臭装置 ３：充填層 ４：覆蓋部材 ５：空気供給管 ６：被処理水供給管 ７：散気装置 ８：処理水排出管 ９：処理ガス排出管 １０：散水器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０１Ｄ 53/81
Claims (2)
- 【請求項１】廃水処理装置における悪臭防止のために覆
蓋された処理槽において、処理槽の覆蓋部の一部に、内
部に微生物が着生した充填層が形成され、上部に前記充
填層に散水する散水器が設けられ、下端で処理槽内と連
通した生物脱臭装置を載設したことを特徴とする脱臭装
置付設廃水処理装置。 - 【請求項２】前記生物脱臭装置の充填層でのガス流通速
度が、０．１〜０．５ｍ／秒であることを特徴とする請
求項１記載の脱臭装置付設廃水処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6192311A JPH0833884A (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 脱臭装置付設廃水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6192311A JPH0833884A (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 脱臭装置付設廃水処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0833884A true JPH0833884A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=16289171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6192311A Pending JPH0833884A (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 脱臭装置付設廃水処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0833884A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100514906B1 (ko) * | 2002-08-22 | 2005-09-20 | 유병춘 | 악취성 가스의 처리방법 |
| KR100810671B1 (ko) * | 2006-09-05 | 2008-03-11 | 대한민국 | 악취저감용 액비저장장치 |
| KR100818763B1 (ko) * | 2006-09-18 | 2008-04-01 | 주식회사 청우네이처 | 폭기방법의 변경과 상치형 바이오필터박스를 이용한 악취제거장치 |
| KR100885397B1 (ko) * | 2008-06-02 | 2009-03-12 | 주식회사 이엔이티아이 | 탈취장치, 이를 이용한 음식물 쓰레기 처리시스템 및오수처리시스템 |
| KR100894038B1 (ko) * | 2008-07-09 | 2009-04-22 | (주)세종이엔지 | 취기온(臭氣溫) 보정수단을 구비한 악취 탈취장치 |
| JP2012011288A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Unitika Ltd | 脱臭装置 |
| KR101402684B1 (ko) * | 2012-12-06 | 2014-06-03 | 디에이치엠(주) | Sob 매체를 이용한 악취 저감 장치 및 악취 저감 방법 |
| KR101402691B1 (ko) * | 2012-12-06 | 2014-06-03 | 한국건설기술연구원 | 철염필터를 이용한 악취 저감 장치 및 악취 저감 방법 |
-
1994
- 1994-07-25 JP JP6192311A patent/JPH0833884A/ja active Pending
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| KR100514906B1 (ko) * | 2002-08-22 | 2005-09-20 | 유병춘 | 악취성 가스의 처리방법 |
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