JPH08338667A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH08338667A
JPH08338667A JP7170271A JP17027195A JPH08338667A JP H08338667 A JPH08338667 A JP H08338667A JP 7170271 A JP7170271 A JP 7170271A JP 17027195 A JP17027195 A JP 17027195A JP H08338667 A JPH08338667 A JP H08338667A
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Yasuhiro Kawanishi
康裕 川西
Hiroshi Nishikawa
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現場施工が容易であり、冷凍サイクルを構成
する熱交換器の冷媒管等にスラッジが詰まることのない
冷凍装置を提供する。 【構成】 圧縮機1、凝縮器2、減圧装置3、蒸発器4
を用いて冷凍サイクルを構成している室内側冷凍サイク
ル10と、圧縮機6、凝縮器7、減圧装置8、蒸発器9
を用いて冷凍サイクルを構成している室外側冷凍サイク
ル30と、室内側冷凍サイクル10の凝縮器2と室外側
冷凍サイクル30の蒸発器9を連結するブラインの熱搬
送サイクル15とを備える。これにより、室内側冷凍サ
イクル10と室外側冷凍サイクル30を現場施工する場
合にブラインの熱搬送サイクル15を用いて室内側冷凍
サイクル10の凝縮器2と室外側冷凍サイクル30の蒸
発器9を連結するだけでよく、現場での冷媒の充填が不
要になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、HFC系冷媒あるいは
その混合冷媒を用いる冷凍装置に係り、特に圧縮機、凝
縮器、減圧装置、蒸発器を備えてショーケースや冷凍冷
蔵庫等として用いられるのに好適な冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の一般的な小型の冷凍装置を
示しており、図5は従来の一般的な大型の冷凍装置を示
している。図4に示す小型の冷凍装置は一台の室外機1
01に一台の室内機100をつないだものであり、室内
機100は蒸発器103と膨張弁104を有し、室外機
101は凝縮器105と圧縮機106を有する。一方、
図5に示す大型の冷凍装置は一台の室外機201に二台
の室内機200,200をつないだものであり、室内機
200は、蒸発器203と膨張弁204を有し、室外機
201は凝縮器205と圧縮機206を有する。この種
の従来の冷凍装置では施工現場において長い配管を用い
て室外機と室内機とをつないだ後に回路内に冷媒を充填
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年で
はこの種の冷凍装置の冷媒としてHFC系の単一冷媒や
その非共沸混合冷媒が用いられる。HFC系冷媒を冷凍
装置の冷媒として用いる際には、圧縮機の潤滑油として
ポリオールエステル油が用いられる。施工現場において
は、上記のように室外機と室内機とをつないだ後に、H
FC系の単一冷媒やその非共沸混合冷媒を充填すると、
長い配管内に残った空気又は水分がポリオールエステル
油と反応し、加水分解し、冷媒の分解や酸の発生、金属
石鹸を生成してスラッジになり、このスラッジが熱交換
器に詰まる等の問題がある。また、HFC系冷媒を用い
る際には配管内のゴミの管理が困難になるという問題が
ある。更に、図4及び図5に示すような従来の冷凍装置
では、HFC系冷媒の圧縮比が高くなり過ぎるので、耐
久性や信頼性に劣るという問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、水分管理や、ゴミ管理等
をあまり厳格に行わなくても、室外機と室内機とを現場
で簡単に施工することができ、しかも、従来のものに比
べて耐久性や信頼性に優れる冷凍装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器をつないだ室外
側冷凍サイクルと、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器
をつないだ室内側冷凍サイクルと、前記室外側冷凍サイ
クルの蒸発器と、前記室内側冷凍サイクルの凝縮器とを
つないだ熱搬送サイクルとを備えるものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のものに、更に、熱搬送サイクルに設けられ、ブライン
を循環させる循環ポンプを備えるものである。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のものに、更に、熱搬送サイクルのブラインの温度を室
温に近づけるために、室内側冷凍サイクルに付加され
て、室外側冷凍サイクルの圧縮機の容量あるいは循環ポ
ンプの容量を制御する容量制御手段を備えるものであ
る。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
のものに、更に、室内側冷凍サイクルの凝縮器の凝縮温
度あるいは凝縮圧力に応じて熱搬送サイクルの流量を調
整する調整手段を備えるものである。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
のものに、更に、熱搬送サイクルに設けられた蓄熱槽を
備えるものである。
【0010】
【作用】請求項1又は2に記載の発明によれば、現場施
工する場合に、室外側冷凍サイクルの蒸発器と室内側冷
凍サイクルの凝縮器とを熱搬送サイクルで連結し、この
熱搬送サイクルにはブラインを充填するだけなので、現
場での冷媒の充填は不要になり、現場施工の際に、水分
管理やゴミの管理が不要となり、施工が簡単になるとと
もに、スラッジが熱交換器の冷媒管に詰まるという問題
を解消することができる。しかも現場溶接等による品質
低下が防止できる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載のものに加えて、熱搬送サイクルのブラインの温
度を室温に近づけるために、容量制御手段が室内側冷凍
サイクルの圧縮機の容量あるいは熱搬送サイクルのポン
プの容量を制御するので、室外側冷凍サイクルの蒸発器
で冷却されたブラインが室温以上の温度に制御され、結
露や氷結等がなくなり、現場での断熱工事等が不要にな
る。
【0012】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載のものに加えて、調整手段は、室内側冷凍サイク
ルの凝縮器のブラインの流量を、凝縮温度あるいは凝縮
圧力に応じて調整するので、一定の凝縮温度が得られ
る。
【0013】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
に記載のものに加えて、室外側冷凍サイクルの冷却負荷
が減少した場合には、蓄熱槽で蓄熱した熱を室外側冷凍
サイクルで再利用することができるので、この再利用中
は室内側冷凍サイクルの運転を停止することができ省エ
ネルギ化が図れる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例にかかる冷凍装置を示
し、この冷凍装置では一台の室外機12に二台の室内機
11がつながれる。室内機11、室外機12ともに、冷
媒には、HFC系冷媒またはその混合冷媒が用いられ
る。このHFC系混合冷媒としては、例えばR134a
を52Wt%、R125を25Wt%、R32を23W
t%で混合した非共沸混合冷媒等が用いられる。二台の
室内機11は夫々室内側冷凍サイクル10,10Aを備
え、これら室内側冷凍サイクル10,10Aは、ショー
ケースや冷凍冷蔵用の冷却ユニットとして使用される。
また、室外機12は、室外側冷凍サイクル30を備え、
チラー等として使用される。
【0015】室内機11の室内側冷凍サイクル10は、
圧縮機1、凝縮器(凝縮用熱交換器)2、減圧装置3、
蒸発器4をつないで構成される。この減圧装置3として
は、膨張弁等を採用することができ、減圧装置3は、蒸
発器4と圧縮機1との間の温度センサ17により検出さ
れる冷媒温度に応じて、適宜に減圧調整される。室内側
冷凍サイクル10の凝縮器2は、二重管コイル式、シェ
ルアンドコイル式、あるいはシェルチューブ式の凝縮器
である。また、同様にして、室内機11の室内側冷凍サ
イクル10Aは、圧縮機1A、凝縮器(凝縮用熱交換
器)2A、減圧装置3A、蒸発器4Aをつないで構成さ
れる。減圧装置3Aとしては、膨張弁等を採用すること
ができ、減圧装置3Aは、蒸発器4Aと圧縮機1Aとの
間の温度センサ17Aにより検出される冷媒温度に応じ
て、適宜に減圧調整される。室内側冷凍サイクル10A
の凝縮器2Aは、二重管コイル式、シェルアンドコイル
式、あるいはシェルチューブ式の凝縮器である。
【0016】一方、室外機12の室外側冷凍サイクル3
0は、高温用圧縮機6、凝縮器7、減圧装置8、蒸発器
(蒸発用熱交換器)9をつないで構成される。減圧装置
8としては、膨張弁等を採用することができ、この減圧
装置8は、蒸発器9と高温用圧縮機6との間の温度セン
サ20により検出される冷媒温度に応じて、適宜に減圧
度合が調整される。
【0017】室内側冷凍サイクル10,10Aの凝縮器
2,2Aと室外側冷凍サイクル30の蒸発器9とは熱搬
送サイクル15でつながれる。この熱搬送サイクル15
は、室内側冷凍サイクル10,10Aの凝縮器2,2A
を冷却するための、言わば冷却用回路であり、この熱搬
送サイクル15には、例えば、水や、塩化カルシウム、
塩化ナトリウム入りの溶液等(尚、本明細書ではこれら
溶液等を「ブライン」という。)が熱搬送媒体として充
填される。
【0018】熱搬送サイクル15は、室外側冷凍サイク
ル30の蒸発器9、循環ポンプ19、三方向調整弁5、
室内側冷凍サイクル10の凝縮器2をつないで構成さ
れ、更には、分岐管15a,15b、三方向調整弁5A
を介して、もう1つの室内側冷凍サイクル10Aの凝縮
器2Aを並列につないで構成される。熱搬送サイクル1
5の三方向調整弁5,5Aは各室内機11に収容され
る。これら三方向調整弁5,5Aにはバイパス管16,
16Aがつながれ、バイパス管16,16Aは循環ポン
プ19の圧力上昇を防止する。
【0019】三方向調整弁5,5Aは、凝縮器2,2A
に流れるブラインの流量を、凝縮温度あるいは凝縮圧力
に応じて調整するために室内側冷凍サイクル10,10
Aの冷媒温度に応じて開度調整される。この時の冷媒温
度は、温度センサ21,21Aにより検出され、これら
温度センサ21,21Aは凝縮器2,2Aの出口に設け
られる。
【0020】以上、この実施例において特徴点は、室内
側冷凍サイクル10,10Aと室外側冷凍サイクル30
とが夫々HFC系冷媒封入の完結型装置であることであ
る。つまり、特徴点は、個々の冷凍サイクル10,10
A,30が完全に独立した装置になっていて、施工現場
では、配管接続時に熱搬送サイクル15にブラインを充
填するだけで冷媒充填が不要な点にある。
【0021】次に、第1の実施例の作用を説明する。室
内機11の各室内側冷凍サイクル10,10Aでは、そ
れぞれ圧縮機1、凝縮器2、減圧装置3、蒸発器4の順
序で冷媒が循環される。室外機12の室外側冷凍サイク
ル30では、高温用圧縮機6、凝縮器7、減圧装置8、
蒸発器9の順序で冷媒が循環される。室内側冷凍サイク
ル10,10Aの各蒸発器4では冷媒が気化され外部か
ら熱をくみ上げる。
【0022】室内側冷凍サイクル10,10Aと室外側
冷凍サイクル30とは上述したようにHFC系冷媒の封
入完結型であるので、室内機11と室外機12とを現場
に搬入した場合、熱搬送サイクル15だけを現場施工す
ればよい。この熱搬送サイクル15にはブラインを充填
するだけなので、水分管理やゴミ管理は不要になり、当
然のことながら室内側冷凍サイクル10,10Aや室外
側冷凍サイクル30内には水分、空気等は入らないの
で、冷媒の分解や酸の発生、スラッジなどが発生するこ
とはなく、このスラッジが熱交換器の冷媒管に詰まるこ
とはない。従って、ショーケースや冷凍・冷蔵ユニット
等を現場施工する時間と、労力とを大幅に低減すること
ができる。
【0023】現場施工した冷凍装置の熱搬送サイクル1
5内では、循環ポンプ4の作用によりブラインが矢印方
向に循環して室内機11の室内側冷凍サイクル10,1
0Aの凝縮器2,2Aを冷却する。三方向調整弁5,5
Aは、凝縮器2,2Aに流れるブラインの流量を、室内
側冷凍サイクル10,10Aの凝縮温度あるいは凝縮圧
力に応じて調整する。例えば、室内側冷凍サイクル10
の凝縮器2での凝縮温度が高くなったときには、三方向
調整弁5の開度を、凝縮器2への流量を増大させ、かつ
バイパス管16への流量を減少させる開度とする。な
お、室内側冷凍サイクル10Aにおいても同様の操作を
行なう。
【0024】このように、三方向調整弁5,5Aが凝縮
器2,2Aに流れるブラインの流量を調整するので、複
数の室内側冷凍サイクル10,10Aを連設しても、各
室内側冷凍サイクル10,10Aに流れるブラインは夫
々独立して調整され、所望の凝縮温度を得ることができ
る。 第2の実施例 図2は、第2の実施例にかかる冷凍装置の冷媒回路を示
している。図2の第2の実施例が図1の第1の実施例と
異なる点は、室外側冷凍サイクル30が容量制御装置
(容量制御手段)18を備えることである。この容量制
御装置18は、熱搬送サイクル15内のブライン温度を
室温(常温)に近づけるために、熱搬送サイクル15の
循環ポンプ19のブライン容量及び/又は室外側冷凍サ
イクル30の高温用圧縮機6のHFC系冷媒の吐出容量
を制御する。このように制御するのは、一般に室外側冷
凍サイクル30でブラインが室温以下に冷やされると、
配管が結露あるいは氷結するため、配管に断熱工事を施
こさなければならないためである。27はブラインの温
度を検出するセンサである。従って、容量制御装置18
を用いて循環ポンプ19の容量及び/又は高温用圧縮機
6の容量を制御すれば、ブラインの温度を室温に近付け
ることができるので、配管が結露あるいは氷結すること
がなくなり、現場施工時に、配管に断熱工事を施こさな
くてもよいというメリットが得られる。つまり、室内側
の冷却装置が複数台接続された場合には、その冷却の負
荷変動がブラインの温度変化になるので、この温度を一
定にするため、容量制御装置18は循環ポンプ19の容
量及び/又は高温用圧縮機6の容量を制御している。 第3の実施例 図3は、第3の実施例にかかる冷凍装置の冷媒回路を示
している。図3の第3の実施例が、ほかの実施例と異な
る点は、次の通りである。すなわち、室内側冷凍サイク
ル10のバイパス管16にはエネルギを氷熱として蓄熱
する蓄熱槽22と、三方弁23とが設けられる。通常の
冷却運転では、図1の第1の実施例や図2の第2の実施
例と同様に、熱搬送サイクル15において、循環ポンプ
19の動作によりブラインが矢印Aで示すように、凝縮
器2,2Aと蒸発器4との間を循環する。
【0025】これに対して、例えば昼間から夜間になっ
て周囲の温度が下がって室内側冷凍サイクル10,10
Aの冷却負荷が減少した時には、通常の運転から蓄熱運
転に切り替わり、蓄熱槽22に氷熱として蓄熱される。
この蓄熱運転では、三方向調整弁5,5Aを切り替える
ことにより、室内側冷凍サイクル10,10Aの夫々の
凝縮器2,2Aにブラインを流さないようにする。つま
り、ブラインは、図3の破線矢印Bで示すように、室外
側冷凍サイクル30の蒸発器9、室内側冷凍サイクル1
0の三方向調整弁5、蓄熱槽22、そして蒸発器9の順
に流されるとともに、蒸発器9、室内側冷凍サイクル1
0Aの三方向調整弁5A、蓄熱槽22、そして室外側冷
凍サイクル30の蒸発器9の順に流される。このように
ブラインが流されると、室外側冷凍サイクル30の蒸発
器9で与えられた氷熱は、すべてが蓄熱槽22に氷熱と
して蓄熱され、この蓄熱が終了したら蓄熱運転は停止さ
れる。
【0026】しかして、この実施例によれば、上記の蓄
熱運転で蓄熱された氷熱を利用して冷却運転することが
できる。この際には、室外側冷凍サイクル30の運転は
停止である。蓄熱槽22に氷熱として蓄熱された熱は、
室内側冷凍サイクル10の三方向調整弁23を通じてポ
ンプ24で汲み出される。すなわち、ブラインは図3の
破線矢印Cで示すように管路28を通じて流出し、三方
向調整弁5、凝縮器2へと流れ、ここで室内側冷凍サイ
クル10の凝縮器2を通る冷媒を冷却した後に、三方向
調整弁25、分岐管29を通って蓄熱槽22に入り、再
び三方向調整弁23を通じてポンプ24で汲み出され
る。また、ブラインは管路28を通じて流出し、分岐管
15a、三方向調整弁5A、凝縮器2Aへと流れ、ここ
で室内側冷凍サイクル10の凝縮器2Aを通る冷媒を冷
却した後に、三方向調整弁25、分岐管29を通って蓄
熱槽22に入り、再び三方向調整弁23を通じてポンプ
24で汲み出される。これによれば、蓄熱槽22に氷熱
として蓄熱された熱を利用して冷却運転することができ
るので、省エネルギ化を図ることができる。
【0027】要するに、本発明の冷凍装置によれば、室
内側冷凍サイクル、及び室外側冷凍サイクルが冷媒封入
完結型の装置であるので、長い冷媒配管の工事は不要に
なり、冷媒の充填は不要になり、施工のための労力と時
間が大幅に削減され、従来生じた現場における溶接の不
備等による品質の低下が抑制される。また、室内側冷凍
サイクル10,10A、室外側冷凍サイクル30が二元
冷凍サイクル型の装置となっているので、高圧冷媒の圧
縮比を小さくすることができ、効率アップを図ることが
できる等の効果を奏する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2に
記載の発明によれば、現場施工する場合に、室内側冷凍
サイクルの凝縮器と室内側冷凍サイクルの蒸発器は、熱
搬送サイクルで連結するので、現場での冷媒の充填が不
要であり、現場施工の際に水分管理やゴミの管理が不要
となり、施工が簡単であり、そして、従来生じたスラッ
ジが熱交換器の冷媒管に詰まる等の問題を解消すること
ができる。しかも現場溶接を無くせるので、溶接の不備
等による品質低下を防止できる。
【0029】請求項3に記載の発明によれば、熱搬送サ
イクルのブラインの温度を室温に近づけるために、容量
制御装置が室外側冷凍サイクルの圧縮機の容量あるいは
熱搬送サイクルのポンプの容量を制御するので、室内側
冷凍サイクルで冷却されたブラインの冷媒が室温以下に
冷やされることで生じる結露や氷結等の問題を防げるの
で、現場での断熱工事が不要になる。
【0030】請求項4に記載の発明によれば、調整手段
は、室内側冷凍サイクルの凝縮器のブラインの流量を、
凝縮温度あるいは凝縮圧力に応じて調整するので、冷媒
の一定の凝縮温度を得ることができる。
【0031】請求項5に記載の発明によれば、室内側冷
凍サイクルの冷却負荷が減少した場合に、蓄熱槽で蓄熱
した熱を、室内側冷凍サイクルで再利用することができ
るので、その間は、室内側冷凍サイクルの運転を停止し
ても、冷却運転することができ省エネルギ化を達成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の冷凍装置の冷媒回路図
である。
【図2】本発明の第2の実施例の冷凍装置の冷媒回路図
である。
【図3】本発明の第2の実施例の冷凍装置の冷媒回路図
である。
【図4】従来の冷凍装置の冷媒回路図である。
【図5】従来の別の冷凍装置の冷媒回路図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2,2A 凝縮器 3,3A 減圧装置 4,4A 蒸発器 6 圧縮機 7 凝縮器 8 減圧装置 9 蒸発器 10,10A 室内側冷凍サイクル 15 熱搬送サイクル 18 容量制御装置 22 蓄熱槽 30 室内側冷凍サイクル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器をつな
    いだ室内側冷凍サイクルと、 前記室外側冷凍サイクルの蒸発器と、前記室内側冷凍サ
    イクルの凝縮器とをつないだ熱搬送サイクルと、 を備えることを特徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器をつな
    いだ室内側冷凍サイクルと、 前記室外側冷凍サイクルの蒸発器と、前記室内側冷凍サ
    イクルの凝縮器とをつないだ熱搬送サイクルと、 この熱搬送サイクルに設けられ、ブラインを循環させる
    循環ポンプと、を備えたことを特徴とする冷凍装置。
  3. 【請求項3】圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器をつな
    いだ室内側冷凍サイクルと、 前記室外側冷凍サイクルの蒸発器と、前記室内側冷凍サ
    イクルの凝縮器とをつないだ熱搬送サイクルと、 この熱搬送サイクルに設けられ、ブラインを循環させる
    循環ポンプと、 前記熱搬送サイクルのブラインの温度を室温に近づける
    ために、室内側冷凍サイクルに付加されて、室外側冷凍
    サイクルの圧縮機の容量あるいは循環ポンプの容量を制
    御する容量制御手段と、を備えることを特徴とする冷凍
    装置。
  4. 【請求項4】圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器をつな
    いだ室外側冷凍サイクルと、 前記室外側冷凍サイクルの蒸発器と、前記室内側冷凍サ
    イクルの凝縮器とをつないだ熱搬送サイクルと、 前記室内側冷凍サイクルの凝縮器の凝縮温度あるいは凝
    縮圧力に応じて熱搬送サイクルの流量を調整する調整手
    段と、 を備えることを特徴とする冷凍装置。
  5. 【請求項5】圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器をつな
    いだ室内側冷凍サイクルと、 前記室外側冷凍サイクルの蒸発器と、前記室内側冷凍サ
    イクルの凝縮器とをつないだ熱搬送サイクルと、 この熱搬送サイクルに設けられた蓄熱槽と、を備えるこ
    とを特徴とする冷凍装置。
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