JPH08338596A - 二重封止型ターミナルヘッダ - Google Patents

二重封止型ターミナルヘッダ

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Publication number
JPH08338596A
JPH08338596A JP14584895A JP14584895A JPH08338596A JP H08338596 A JPH08338596 A JP H08338596A JP 14584895 A JP14584895 A JP 14584895A JP 14584895 A JP14584895 A JP 14584895A JP H08338596 A JPH08338596 A JP H08338596A
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JP
Japan
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sleeve
sealing
ceramic
kovar
ceramic sleeve
Prior art date
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Pending
Application number
JP14584895A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Kasama
一郎 笠間
Yasuaki Miura
保明 三浦
Yoshiyuki Takagi
義之 高木
Taro Ogura
太郎 小倉
Tomio Kawanaka
十三夫 川中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用圧力が高圧化しても設計を容易に行うこ
とができる二重封止型ターミナルヘッダを提供する。 【構成】 フランジ2の孔にセラミックスリーブ3を貫
通させ、セラミックスリーブ3が貫通するフランジ2の
孔を封止部5で封止する。セラミックスリーブ3内には
コバールスリーブ12を貫通させ、セラミックスリーブ
3の両端でセラミックスリーブ3とコバールスリーブ1
2とは封止部7,8で封止接続する。コバールスリーブ
12内の両端には銅棒14,15をそれぞれ嵌合し、コ
バールスリーブ12の両端でコバールスリーブ12と銅
棒14,15とは封止部16,17で封止接続する。銅
棒14,15の相互間はコバールスリーブ12内で可撓
型銅棒18で接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LNGタンク等の貫通
部分で用いる二重封止型ターミナルヘッダに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】LNGタンクにおいては、その内部にサ
ブマージド型のLNGポンプが設置されている。このサ
ブマージド型のLNGポンプの電動機等に給電するため
に、LNGタンクに対して電気絶縁された状態で、極低
温・高圧力のLNGをシールする貫通ブッシングとして
セラミックスリーブを用いた二重封止型ターミナルヘッ
ダが一般に用いられている。
【0003】図4は、従来のセラミックスリーブを用い
た二重封止型ターミナルヘッダ1の構造を示したもので
ある。該二重封止型ターミナルヘッダ1は、ステンレス
フランジ2の孔にセラミックスリーブ3が貫通され、該
セラミックスリーブ3が貫通するステンレスフランジ2
の孔の両端はリング状の封着金具4を用いてロウ付けす
る封止部5で封止され、該セラミックスリーブ3内には
銅棒6が貫通され、該セラミックスリーブ3の両端は封
止部7,8で銅棒6に封止接続された構造になってい
た。この場合、一方の封止部7は、銅棒6に一体に設け
られている銅フランジ9とセラミックスリーブ3とに跨
がって封着スリーブ10が嵌合され、該封着スリーブ1
0の両端が銀ろう付けで銅フランジ9及びセラミックス
リーブ3に封止接続されて形成されている。他方の封止
部8は、セラミックスリーブ3と銅棒6に跨がってテー
パ状をしたベロー型封着スリーブ11が嵌合され、該ベ
ロー型封着スリーブ11の両端が銀ろう付けでセラミッ
クスリーブ3及び銅棒6に封止接続されて形成されてい
る。
【0004】このような従来の二重封止型ターミナルヘ
ッダ1の圧力仕様は、最高仕様圧力が45Kgである。セラ
ミックスリーブ3の長さが約200mm とすると、セラミッ
クスリーブ3と銅棒6とは、LNGの温度と常温間の温
度変化で約0.5mm の熱膨張差を発生する。この熱膨張差
はベロー型の封止部8で吸収される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
二重封止型ターミナルヘッダ1では、LNGタンクの使
用圧力の高圧化に伴い、ステンレスフランジ2やその他
の各部の寸法が増加し、ベロー型の封止部8で吸収しな
ければならない熱膨張差が増大し、ベロー型封着スリー
ブ11の設計が困難になる問題点があった。即ち、ベロ
ー型封着スリーブ11の設計は繰り返し疲労設計である
ため、該ベロー型封着スリーブ11の肉厚は最高仕様圧
力45kg型で0.25mmと薄く、使用圧力を高圧力化(65kg)
すると、該ベロー型封着スリーブ11の肉厚は0.2mm 以
下と更に薄くしなければならず、このような肉厚では薄
すぎて機械的強度の点に問題が発生する。
【0006】本発明の目的は、使用圧力が高圧化しても
設計を容易に行うことができる二重封止型ターミナルヘ
ッダを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る二重封止型
ターミナルヘッダは、フランジ2の孔にセラミックスリ
ーブ3が貫通され、前記セラミックスリーブ3が貫通す
る前記フランジ2の孔は封止部5で封止され、前記セラ
ミックスリーブ3内には金属スリーブ12が貫通され、
前記セラミックスリーブ3の両端で該セラミックスリー
ブ3と前記金属スリーブ12とは封止部7,8で封止接
続され、前記金属スリーブ12内の両端には良導体棒1
4,15がそれぞれ嵌合され、前記金属スリーブ12の
両端で該金属スリーブ12と前記良導体棒14,15と
は封止部16,17で封止接続され、前記良導体棒1
4,15の相互間は前記金属スリーブ12内で可撓型良
導体18で接続され、前記金属スリーブ12は前記セラ
ミックスリーブ3と前記良導体棒14,15との中間の
線膨脹係数を有していることを特徴とする。
【0008】この場合、前記金属スリーブ12はコバー
ルで形成し、前記良導体棒14,15及び前記可撓型良
導体18は銅で形成することが好ましい。
【0009】
【作用】このようにセラミックスリーブ3内に金属スリ
ーブ12を貫通させ、セラミックスリーブ3の両端で該
セラミックスリーブ3と金属スリーブ12とを封止部
7,8で封止接続し、金属スリーブ12内の両端には良
導体棒14,15をそれぞれ嵌合し、金属スリーブ12
の両端で該金属スリーブ12と良導体棒14,15とは
封止部16,17で封止接続し、良導体棒14,15の
相互間は金属スリーブ12内で可撓型良導体18で接続
し、金属スリーブ12をセラミックスリーブ3と良導体
棒14,15との中間の線膨脹係数を有する金属で形成
すると、セラミックスリーブ3と良導体棒14,15と
の間には両者の中間の線膨脹係数を有する金属スリーブ
12が存在するので、これら3者の隣接相互間の各封止
部7,8,16,17に作用する線膨脹係数の違いによ
る力が小さくなり、使用圧力が高圧化しても設計を容易
に行うことができる。
【0010】特に、3者の中で線膨脹係数の一番大きい
良導体棒14,15は、金属スリーブ12内を貫通する
構造でなく、金属スリーブ12内でその両側に存在し、
これら良導体棒14,15間は可撓型良導体18で接続
されているので、線膨脹係数の一番大きい良導体棒1
4,15の熱伸縮による封止部16,17への影響を回
避でき、使用圧力が高圧化しても設計を一層容易に行う
ことができる。
【0011】この場合、金属スリーブ12をコバールで
形成し、良導体棒14,15及び伸縮型良導体18を銅
で形成すると、使用圧力の高い二重封止型ターミナルヘ
ッダを容易に形成することができる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明に係る二重封止型ターミナル
ヘッダの第1実施例を示したものである。なお、前述し
た図5と対応する部分には、同一符号を付けて示してい
る。
【0013】本実施例の二重封止型ターミナルヘッダ1
におては、セラミックスリーブ3内には金属スリーブの
一種であるコバール(Ni−Co−Fe合金)製のコバ
ールスリーブ12が貫通され、セラミックスリーブ3の
両端で該セラミックスリーブ3とコバールスリーブ12
とは封止部7,8で封止接続されている。この場合、一
方の封止部7は、コバールスリーブ12に一体に設けら
れているコバールフランジ(金属フランジ)13とセラ
ミックスリーブ3とに跨がって封着スリーブ10が嵌合
され、該封着スリーブ10の両端が銀ろう付けでコバー
ルフランジ13及びセラミックスリーブ3に封止接続さ
れて形成されている。他方の封止部8は、セラミックス
リーブ3とコバールスリーブ12とに跨がってテーパ状
をしたベロー型封着スリーブ11が嵌合され、該ベロー
型封着スリーブ11の両端が銀ろう付けでセラミックス
リーブ3及びコバールスリーブ12に封止接続されて形
成されている。
【0014】コバールスリーブ12内の両端には良導体
棒である銅棒14,15がそれぞれ嵌合され、コバール
スリーブ12の両端で該コバールスリーブ12と銅棒1
4,15とはろう付けによる封止部16,17で封止接
続されている。
【0015】銅棒14,15の相互間はコバールスリー
ブ12内で可撓型良導体としての可撓型銅棒18で接続
されている。本実施例では、一本の銅棒の両端を銅棒1
4,15として用い、中間の銅棒部分に長手方向に沿っ
たスリットを複数条入れるスリット加工を施して可撓型
銅棒18としている。可撓型銅棒18の部分は、スリッ
ト加工されているので、軸方向に力が加わったときに、
両端の銅棒14,15の部分に比べて容易に撓むように
なっている。
【0016】このようにセラミックスリーブ3内にコバ
ールスリーブ12を貫通させ、セラミックスリーブ3の
両端で該セラミックスリーブ3とコバールスリーブ12
とを封止部7,8で封止接続し、コバールスリーブ12
内の両端には銅棒14,15をそれぞれ嵌合し、コバー
ルスリーブ12の両端で該コバールスリーブ12と銅棒
14,15とは封止部16,17で封止接続し、銅棒1
4,15の相互間はコバールスリーブ12内で可撓型銅
棒18で接続すると、セラミックスリーブ3と銅棒1
4,15との間には両者の中間の線膨脹係数を有するコ
バールスリーブ12が存在するので、これら3者の隣接
相互間の各封止部7,8,16,17に作用する線膨脹
係数の違いによる力が小さくなり、使用圧力が高圧化し
ても設計を容易に行うことができる。
【0017】特に、3者の中で線膨脹係数の一番大きい
銅棒14,15は、コバールスリーブ12内を貫通する
構造でなく、コバールスリーブ12内でその両側に存在
し、これら銅棒14,15の相互間は可撓型銅棒18で
接続されているので、この部分で熱膨張を吸収でき、線
膨脹係数の一番大きい銅棒14,15の熱伸縮による封
止部16,17への影響を回避でき、使用圧力が高圧化
しても設計を一層容易に行うことができる。
【0018】これらの作用効果を、具体例をもとに説明
する。
【0019】ステンレススチール,銅,コバール,アル
ミナセラミックの線膨脹係数を示すと、次の通りであ
る。 ステンレススチール:16.4×10-6/K 銅 :16.5×10-6/K コバール : 5.7×10-6/K アルミナセラミック: 4.4×10-6/K 外径がそれぞれ14mmの銅棒,コバール棒,コバールスリ
ーブ内に銅棒を貫通させると共に該銅棒の中間部にスリ
ット加工を施した複合導体棒に対して通電可能電流を測
定したところ、次のような結果が得られた。 銅棒 :400 A コバール棒: 80 A 複合導体棒:200 A 本実施例の場合、セラミックスリーブ3とコバールスリ
ーブ12との熱膨脹差が200mm で約0.05mmと、セラミッ
クスリーブ3と銅棒6との組合わせの場合の約1割程度
にできるので、ベロー型封着スリーブ11の肉厚増(0.
5mm の板厚使用可能)等の強化設計が可能である。
【0020】また、導体としてコバールスリーブ12を
使用することにより、熱膨張を抑制でき、通電電流を80
A確保できるので、6KV仕様で700 KW程度と大型のLN
Gポンプに使用可能である。
【0021】また、コバールスリーブ12内の両端に銅
棒14,15を嵌合して封止部16,17で封止接続
し、該コバールスリーブ12内でこれら銅棒14,15
の相互間を可撓型銅棒18で接続した熱膨張抑制型の複
合導体棒を使用することにより、通電電流を200 A確保
できるので、3KV,6KV仕様で1000KW,2000KW程度と大
型の大型のLNGポンプに使用可能である。
【0022】図2は、上記の如き二重封止型ターミナル
ヘッダ1をLNGタンク19に使用した例を示したもの
である。
【0023】該LNGタンク19内には、ポンプ収容管
20が該LNGタンク19の上部壁を気密に貫通して底
部側に配置されている。該ポンプ収容管20内の底部に
LNGポンプ21が配置されている。該LNGポンプ2
1に低温ケーブル22が接続されている。該ポンプ収容
管20の上部にはフランジ20aが設けられ、該フラン
ジ20aに二重封止型ターミナルヘッダ1のステンレス
フランジ2が重ねられて気密に接続されている。この状
態で二重封止型ターミナルヘッダ1は、封止部7側の銅
棒6の先端がポンプ収容管20内に挿入されている。該
ポンプ収容管20内で、封止部7側の銅棒6の先端に低
温ケーブル22がワンタッチコネクタ23で接続されて
いる。
【0024】外部に出ている封止部8側の銅棒6の先端
は、ジョイントボックス24内で通常のケーブル25に
接続部26で接続されている。接続部26には、気密端
末処理が施されている。
【0025】このようなLNGタンク19においては、
LNGポンプ21にケーブル25,接続部26,二重封
止型ターミナルヘッダ1,低温ケーブル22を経て給電
がなされ、ポンプ収容管20の図示しない孔を通してL
NGタンク19内のLNGがLNGポンプ21により汲
まれて図示しない送液管を経て外部に取り出される。
【0026】図3は、本発明に係る二重封止型ターミナ
ルヘッダの第2実施例を示したものである。なお、前述
した図1と対応する部分には、同一符号を付けて示して
いる。
【0027】本実施例の二重封止型ターミナルヘッダの
1つの目的は、セラミックスリーブの外部に出ている部
分に外力が加わり該セラミックスリーブに損傷が与えら
れても、大量の液漏れの発生を防止することにある。
【0028】本実施例の二重封止型ターミナルヘッダの
他の1つの目的は、二重封止型ターミナルヘッダの外側
突出部分が低温となってその部分に結露氷結等が発生し
て電気絶縁性能が低下するのを防止することにある。
【0029】本実施例の二重封止型ターミナルヘッダ1
は、図1に示すタイプの二重封止型ターミナルヘッダ1
に本発明を適用した例を示したものである。本実施例の
二重封止型ターミナルヘッダ1においては、セラミック
スリーブ3の外部に出ている部分で銅棒15の露出端に
絶縁ケーブル27の一端が接続部28を介して接続さ
れ、該絶縁ケーブル27の他端にはコネクタ29が接続
されている。
【0030】かかる状態で、セラミックスリーブ3と封
止部8の外周にテトラフロロエチレンテープやテトラフ
ロロエチレンチューブ等の絶縁補強処理層30が設けら
れ、更にその外側に強化プラスチック製の補強絶縁筒体
31が嵌合され、該補強絶縁筒体31のフランジ部31
aがステンレスフランジ2にボルト32で取付けられて
いる。該補強絶縁筒体31の閉塞端部31bから絶縁ケ
ーブル27が外部に導出されている。補強絶縁筒体31
内で絶縁補強処理層30との間の隙間には、ポリウレタ
ン(例えば、クレスト・プロダクツ・コーポレイション
製の商品名クレスト7450A&Bやシリコンゴム等の
絶縁樹脂33が充填されている。
【0031】絶縁ケーブル27は前述した図2に示すジ
ョイントボックス24内で通常のケーブル25に接続部
26で接続されている。接続部26には、前述したよう
に気密端末処理が施されている。
【0032】このような構造にすると、該二重封止型タ
ーミナルヘッダ1の露出部分に重量物が落下した場合、
セラミックスリーブ3側は補強絶縁筒体23と絶縁補強
処理層30とで機械的に保護されるので、使用圧力が高
圧化されたLNGタンク19から大量の液漏れが発生す
るのを防止することができる。
【0033】また、従来の二重封止型ターミナルヘッダ
にあっては、前述したように通常の使用時に、二重封止
型ターミナルヘッダ1の外側突出部分が低温となり、そ
の部分に結露氷結等が発生して電気絶縁性能が低下する
問題点があったが、本実施例では補強絶縁筒体31内で
絶縁補強処理層30との間の隙間にポリウレタンやシリ
コンゴム等の絶縁樹脂33を充填したので、電気絶縁性
能を大幅に向上させることができる。
【0034】以下、本明細書に開示した複数の発明のう
ち、幾つかの発明についてその構成要件を挙げると、次
の通りである。
【0035】(1) ステンレスフランジ2の孔にセラ
ミックスリーブ3が貫通され、前記セラミックスリーブ
3が貫通する前記ステンレスフランジ2の孔は封止部5
で封止され、前記セラミックスリーブ3内にはコバール
スリーブ12が貫通され、前記セラミックスリーブ3の
両端で該セラミックスリーブ3と前記コバールスリーブ
12とは封止部7,8で封止接続され、前記コバールス
リーブ12内の両端には銅棒14,15がそれぞれ嵌合
され、前記コバールスリーブ12の両端で該コバールス
リーブ12と前記銅棒14,15とは封止部16,17
で封止接続され、前記銅棒14,15の相互間は前記コ
バールスリーブ12内で可撓型銅棒18で接続され、前
記コバールスリーブ12は前記セラミックスリーブ3と
前記銅棒14,15との中間の線膨脹係数を有している
ことを特徴とする二重封止型ターミナルヘッダ。
【0036】(2) 前記セラミックスリーブ3の両端
の封止部7,8の少なくとも一方は、ベロータイプ封着
金具11を用いた封止部で構成されていることを特徴と
する請求項1に記載の二重封止型ターミナルヘッダ。
【0037】(3) ステンレスフランジ2の孔にセラ
ミックスリーブ3が貫通され、前記セラミックスリーブ
3が貫通する前記ステンレスフランジ2の孔は封止部5
で封止され、前記セラミックスリーブ3内にはコバール
スリーブ12が貫通され、前記セラミックスリーブ3の
両端で該セラミックスリーブ3と前記コバールスリーブ
12とは封止部7,8で封止接続され、前記コバールス
リーブ12内の両端には銅棒14,15がそれぞれ嵌合
され、前記コバールスリーブ12の両端で該コバールス
リーブ12と前記銅棒14,15とは封止部16,17
で封止接続され、前記銅棒14,15の相互間は前記コ
バールスリーブ12内で可撓型銅棒18で接続され、前
記コバールスリーブ12は前記セラミックスリーブ3と
前記銅棒14,15との中間の線膨脹係数を有し、前記
セラミックスリーブ3と封止部8の外周に絶縁補強処理
層30が設けられ、該絶縁補強処理層30の外側に補強
絶縁筒体31が嵌合され、該補強絶縁筒体31のフラン
ジ部31aがステンレスフランジ2に取付けられ、前記
銅棒15に接続されている絶縁ケーブル27が前記補強
絶縁筒体31の閉塞端部31bから外部に導出されてい
ることを特徴とする二重封止型ターミナルヘッダ。
【0038】(4) ステンレスフランジ2の孔にセラ
ミックスリーブ3が貫通され、前記セラミックスリーブ
3が貫通する前記ステンレスフランジ2の孔は封止部5
で封止され、前記セラミックスリーブ3内にはコバール
スリーブ12が貫通され、前記セラミックスリーブ3の
両端で該セラミックスリーブ3と前記コバールスリーブ
12とは封止部7,8で封止接続され、前記コバールス
リーブ12内の両端には銅棒14,15がそれぞれ嵌合
され、前記コバールスリーブ12の両端で該コバールス
リーブ12と前記銅棒14,15とは封止部16,17
で封止接続され、前記銅棒14,15の相互間は前記コ
バールスリーブ12内で可撓型銅棒18で接続され、前
記コバールスリーブ12は前記セラミックスリーブ3と
前記銅棒14,15との中間の線膨脹係数を有し、前記
セラミックスリーブ3と封止部8の外周に絶縁補強処理
層30が設けられ、該絶縁補強処理層30の外側に補強
絶縁筒体31が嵌合され、該補強絶縁筒体31のフラン
ジ部31aがステンレスフランジ2に取付けられ、前記
銅棒15に接続されている絶縁ケーブル27が前記補強
絶縁筒体31の閉塞端部31bから外部に導出され、前
記補強絶縁筒体31内で前記絶縁補強処理層30との間
の隙間には絶縁樹脂33が充填されていることを特徴と
する二重封止型ターミナルヘッダ。
【0039】
【発明の効果】本発明に係る二重封止型ターミナルヘッ
ダにおいては、セラミックスリーブ3内に金属スリーブ
12を貫通させ、セラミックスリーブ3の両端で該セラ
ミックスリーブ3と金属スリーブ12とを封止部7,8
で封止接続し、金属スリーブ12内の両端には良導体棒
14,15をそれぞれ嵌合し、金属スリーブ12の両端
で該金属スリーブ12と良導体棒14,15とは封止部
16,17で封止接続し、良導体棒14,15の相互間
は金属スリーブ12内で可撓型良導体18で接続し、金
属スリーブ12をセラミックスリーブ3と良導体棒1
4,15との中間の線膨脹係数を有する金属で形成して
いるので、セラミックスリーブ3と良導体棒14,15
との間には両者の中間の線膨脹係数を有する金属スリー
ブ12が存在し、このためこれら3者の隣接相互間の各
封止部7,8,16,17に作用する線膨脹係数の違い
による力が小さくなり、使用圧力が高圧化しても設計を
容易に行うことができる。
【0040】特に、3者の中で線膨脹係数の一番大きい
良導体棒14,15は、金属スリーブ12内を貫通する
構造でなく、金属スリーブ12内でその両側に存在し、
これら良導体棒14,15の相互間は可撓型良導体18
で接続されているので、この部分で熱膨張が吸収され
る。このため線膨脹係数の一番大きい良導体棒14,1
5の熱伸縮による封止部16,17への影響を回避で
き、使用圧力が高圧化しても設計を一層容易に行うこと
ができる。
【0041】この場合、金属スリーブ12をコバールで
形成し、良導体棒14,15及び可撓型良導体18を銅
で形成することにより、使用圧力の高い二重封止型ター
ミナルヘッダを容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る二重封止型ターミナルヘッダの第
1実施例の縦断面図である。
【図2】二重封止型ターミナルヘッダの使用状態の一例
を示す縦断面図である。
【図3】本発明に係る二重封止型ターミナルヘッダの第
2実施例の縦断面図である。
【図4】従来の二重封止型ターミナルヘッダの縦断面図
である。
【符号の説明】
1 二重封止型ターミナルヘッダ 2 ステンレスフランジ 3 セラミックスリーブ 4 封着金具 5 封止部 6 銅棒 7,8 封止部 9 銅フランジ 10 封着スリーブ 11 ベロー型封着スリーブ 12 金属スリーブ(コバールスリーブ) 13 金属フランジ(コバールフランジ) 14,15 良導体棒(銅棒) 16,17 封止部 18 可撓型良導体(可撓型銅棒) 19 LNGタンク 20 ポンプ収容管 20a フランジ 21 LNGポンプ 22 低温ケーブル 23 ワンタッチコネクタ 24 ジョイントボックス 25 ケーブル 26 接続部 27 絶縁ケーブル 28 接続部 29 コネクタ 30 絶縁補強処理層 31 補強絶縁筒体 31a フランジ部 32 ボルト 33 絶縁樹脂
フロントページの続き (72)発明者 高木 義之 神奈川県横浜市磯子区汐見台3−3−3305 磯子アパート548 (72)発明者 小倉 太郎 東京都江東区東陽2−3−1−416 (72)発明者 川中 十三夫 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジ(2)の孔にセラミックスリー
    ブ(3)が貫通され、前記セラミックスリーブ(3)が
    貫通する前記フランジ(2)の孔は封止部(5)で封止
    され、前記セラミックスリーブ(3)内には金属スリー
    ブ(12)が貫通され、前記セラミックスリーブ(3)
    の両端で該セラミックスリーブ(3)と前記金属スリー
    ブ(12)とは封止部(7,8)で封止接続され、前記
    金属スリーブ(12)内の両端には良導体棒(14,1
    5)がそれぞれ嵌合され、前記金属スリーブ(12)の
    両端で該金属スリーブ(12)と前記良導体棒(14,
    15)とは封止部(16,17)で封止接続され、前記
    良導体棒(14,15)の相互間は前記金属スリーブ
    (12)内で可撓型良導体(18)で接続され、前記金
    属スリーブ(12)は前記セラミックスリーブ(3)と
    前記良導体棒(14,15)との中間の線膨脹係数を有
    していることを特徴とする二重封止型ターミナルヘッ
    ダ。
  2. 【請求項2】 前記金属スリーブ(12)はコバールで
    形成され、前記良導体棒(14,15)及び前記可撓型
    良導体(18)は銅で形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の二重封止型ターミナルヘッダ。
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