JPS5935958Y2 - 低温高圧容器からの電気配線引出装置 - Google Patents

低温高圧容器からの電気配線引出装置

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JPS5935958Y2
JPS5935958Y2 JP12772080U JP12772080U JPS5935958Y2 JP S5935958 Y2 JPS5935958 Y2 JP S5935958Y2 JP 12772080 U JP12772080 U JP 12772080U JP 12772080 U JP12772080 U JP 12772080U JP S5935958 Y2 JPS5935958 Y2 JP S5935958Y2
Authority
JP
Japan
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low
temperature
insulating cylinder
electrical wiring
locking part
Prior art date
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Expired
Application number
JP12772080U
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English (en)
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JPS5752071U (ja
Inventor
一徳 三木
Original Assignee
西芝電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は低温高圧容器内から大気中へ電気配線を行なう
場合の電気配線引出装置に関する。
例えば超低温LNG液体中に潜没して使用されるLNG
移送もしくは払出ポンプに於ては、電動機等の電力供給
のために低温高圧容器内から大気中へ電気配線を引出す
必要が生ずる。
低温高圧容器内は数気圧から数十気圧、マイナス百数十
°Cという低温高圧下にあるので通常の引出装置では電
気配線を引き出すことができず、従来は第1図に示すよ
うな構造の電気配線引出装置が用いられていた。
すなわち、1は貫通孔1aを設けた低温高圧容器で、こ
の左側は低温高圧側、右側は大気側である。
2は一端に係止部2aと軸心部に中心孔2bとを形成し
た主絶縁筒であって、第1のシール用パツキン3を挿着
した後、低温高圧容器1の貫通孔1aに嵌挿している。
4は両端に電気配線取付部4a、4bを、又、その内方
の一端に係止部4c、他端におねじ4dを形成した電導
部材であって、第2のシール用パツキン5を挿着した後
、主絶縁筒2の中心孔2bに嵌挿している。
6は低温高圧容器1の貫通孔1aを挿通した主絶縁部材
2に挿着した第3のシール用パツキン、7は低温高圧容
器1の貫通孔1aを挿通した主絶縁筒2を覆い第3のシ
ールパツキン6を押圧する副絶縁筒である。
8は電導部材4の他端に形成されたおねじ4dに螺着し
たナツトであって、このナツト8の締付力で第1、第2
、第3のシール用パツキン3,5゜6と主・副絶縁筒2
,7とを軸方向に押圧し、電導部材4を低温高圧容器1
に抑圧保持させると共に第1、第2、第3のシール用パ
ツキン3,5゜6で低温高圧容器内外の気密を保持して
いる。
この上うな構成の電気配線引出装置は低温高圧側の電気
配線と大気側の電気配線とを低温高圧容器内外を貫通し
、気密に保たれた電導部材で接続するので、絶縁被覆を
施した電気配線を単にシールして低温高圧容器外へ引き
出していた場合に生じていたような絶縁被覆と電線間を
通るガス洩れがなく、極めてすぐれたものである。
しかしながら、この上うな構成の電気配線引出装置は、
低温高圧容器内外の気密を各シール材の軸方向の押圧力
だけで保持しているので、下記のごとき問題が生じる可
能性があった。
すなわち、シール用パツキン3. 5. 6はそれぞれ
主絶縁筒の係止部2aと低温高圧容器1間、電導部材の
係止部4cと主絶縁筒2間、お・よび副絶縁筒7と低温
高圧容器1間に設けられて軸方向の押圧力のみが与えら
れるので、シール用パツキン3. 5. 6にはシール
材がはみ出さない程度の締付力しか与えられず、しかも
、電導部材4、低温高圧容器1主絶縁筒2、副絶縁筒7
は各々熱線膨張係数が相異し収縮度が異なるため、超低
温下のLNG液体等に浸潜させると、そのシール用パツ
キンの押圧力が低下し、シール用パツキン部等よりガス
洩れが生じる可能性があった。
本考案は」1記事情に鑑み戊されたもので、超低温下の
LNG液体等中に浸潜させてもシール部等よりガス洩れ
が生じない電気配線引出装置を提供することを目的とす
る。
すなわち、本考案は低温に強く、ガスの透過絶縁筒とし
て37フ化エチレン樹脂で形成した絶縁筒を使用すると
共に電導部材の係止部と主絶縁筒の係止部間、および主
絶縁筒の係止部と低温高圧容器間にそれぞれはめあい部
を設け、このはめあい部に性がなく、弾力性に優れてい
るインジウムのシール用パツキンを介在させた点に特徴
がある3以下、本考案の一実施例を第2図を参照して説
明する。
第2図に於て10は貫通孔10aを設けた低温高圧容器
であって、貫通孔10aの低温高圧側にめすはめあい部
10bを形成している。
11は押圧力に強くガスの透過性が少ない3フツ化エチ
レン樹脂で形成され、一端に係止部11aを、軸心部に
中心孔11bを形成した主絶縁筒で、上記低温高圧容器
10の貫通孔10aに嵌装している。
又、主絶縁筒11の係止部11aの一方は上記めすはめ
あい部10bとの間にはめあい部を形成するおすはめあ
い部11cを形成し、このはめあい部に低温に強く、ガ
ス透過性がなく、弾力性に優れているインジウムの第1
のシール用パツキン12を介在させている。
更に主絶縁筒11の係止部11aの他方にはめずはめあ
い部11dを形成している。
13は両端部に容器内側の電気配線取付部13a、大気
側の電気配線取付部13bを形成し、上記主絶縁筒11
の中心孔11bに嵌装する電導部材であって、大気側の
取付部13bの内方におねじ13cを設けると共に、容
器内側の取付部13aの内方に上記主絶縁筒11の係止
部11aとの間にはめあい部を形成する係止部13dを
形成しでいる。
そして、このはめあい部には同じくインジウムの第2シ
ール用パツキン14を介在している。
15は低温高圧容器10を押圧する係止部15aを有し
、上記主絶縁筒11と同じく3フツ化エチレン樹脂で形
成された副絶縁筒であって、軸心部に電導部材13と嵌
合する中心孔15bを設けている。
16は平ワツシヤ、17はスプリングワッシャ、18は
電導部材13の一端に設けたおねじ13cに螺合するナ
ツトであって、このナツト18を電導部材13に螺着し
て締付けることにより電導部材13は軸方向の押圧力で
主・副絶縁筒11.15を介して低温高圧容器10に保
持されると共に各はめあい部に介在させた第1・第2の
シール用パツキン12.14の押圧力によって低温高圧
容器内外の気密が保たれる。
しかして、電導部材13の係止部13dと主絶縁筒11
の係止部11aおよび主絶縁筒11の係止部11aと低
温高圧容器10との間にははめあい部が形成され、その
中にインジウムのシール用パツキン12.14を介在さ
せているので低温下のシール性に強く、又、径方向のシ
ール材のはみ出しがなく、しかも押圧力に対して強度的
に強い3フツ化エチレン樹脂の主・副絶縁筒11.15
を使用しているのでナツト18を強力に締付けることが
できる。
従って超低温下で各部材が収縮してもインジュームは低
温に強く、ガスの透過性がなく、弾力性に優れ、しかも
組立時ナツトを電導部材に強力に締付けているので、依
然としてシール用パツキンに気密保持ができる締付力が
残り、シール用パツキン等によりガス洩れ等が生じるこ
とがない。
尚、インジュームのシール用パツキン、又、3フツ化エ
チレン樹脂の絶縁筒は実、験結果で最もすぐれたシール
効果を示したものである。
本考案は以上述べたように主・副絶縁筒を押圧力に強く
、ガスの透過性が少ない3フツ化エチレン樹脂で形成す
ると共に電導部材の係止部と主絶縁筒の係止部間および
主絶縁筒の係止部と低温高圧容器間にはめあい部を設け
てこのはめあい部に低温に強く、ガスの透過性がなく、
弾力性に優れているインジウムのシール用パツキンを介
在させたので、電導部材とナツトを強力に締付でき、従
ってLNG液体等の超低温下に浸潜させてもシール効果
が失なわれることがなく、シール部等よりガス洩れが生
じるようなことがない効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の低温高圧容器からの電気配線引出装置を
示す縦断面図、第2図は本考案の低温高圧容器からの電
気配線引出装置の一実施例を示す縦断面図である。 10・・・・・・低温高圧容器、10a・・・・・・貫
通孔、11・・・・・・主絶縁筒、lla・・・・・・
係止部、llb・・・・・・中心孔、12・・・・・・
第1のシール用パツキン、13・・・・・・電導部材、
13a、 13b・・・・・・電気配線取付部、13c
・・・・・・おねじ、13d・・・・・・係止部、14
・・・・・・第2のシール用パツキン、15・・・・・
・副絶縁筒、15a・・・・・・係止部、18・・・・
・・ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 貫通孔を有する低温高圧容器と、前記貫通孔に嵌合し、
    一端に係止部および軸心部に中心孔を形成する主絶縁筒
    と、前記中心孔を嵌通し一端に電気配線取付部と内方に
    係止部および他端に電気配線取付部と内方におねじを形
    成する電導部材と、前記主絶縁筒の中心孔を嵌通した電
    導部材に嵌合し前記低温高圧容器を押圧する係止部を形
    成する副絶縁筒と、前記電導部材の他端に設けたおねじ
    に螺合し前記電導部材を主・副絶縁筒を介して低温高圧
    容器に押圧保持するナツトとから成る電気配線引出装置
    にお・いて、前記上・副絶縁筒を3フツ化エチレン樹脂
    で形成すると共に前記主絶縁筒の係止部と低温高圧容器
    間および主絶縁筒の係止部と電導部材の係止部間にはめ
    あい部を設け、このはめあい部にインジウムのシール用
    パツキンを介在させたことを特徴とする低温高圧容器か
    らの電気配線引出装置。
JP12772080U 1980-09-10 1980-09-10 低温高圧容器からの電気配線引出装置 Expired JPS5935958Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12772080U JPS5935958Y2 (ja) 1980-09-10 1980-09-10 低温高圧容器からの電気配線引出装置

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JP12772080U JPS5935958Y2 (ja) 1980-09-10 1980-09-10 低温高圧容器からの電気配線引出装置

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Publication Number Publication Date
JPS5752071U JPS5752071U (ja) 1982-03-25
JPS5935958Y2 true JPS5935958Y2 (ja) 1984-10-04

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JP12772080U Expired JPS5935958Y2 (ja) 1980-09-10 1980-09-10 低温高圧容器からの電気配線引出装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021082474A (ja) * 2019-11-19 2021-05-27 住友重機械工業株式会社 極低温フィードスルー構造および極低温装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021082474A (ja) * 2019-11-19 2021-05-27 住友重機械工業株式会社 極低温フィードスルー構造および極低温装置

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JPS5752071U (ja) 1982-03-25

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