JPH0833822A - 空気清浄器 - Google Patents

空気清浄器

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JPH0833822A
JPH0833822A JP6173884A JP17388494A JPH0833822A JP H0833822 A JPH0833822 A JP H0833822A JP 6173884 A JP6173884 A JP 6173884A JP 17388494 A JP17388494 A JP 17388494A JP H0833822 A JPH0833822 A JP H0833822A
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JP
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dust
detection
flow path
air
filter
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JP6173884A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Usami
浩 宇佐美
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0833822A publication Critical patent/JPH0833822A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサを別途に設けることなく、使用状態や
使用環境に対応して集塵フィルタの交換時期を常に正確
に判定する。 【構成】 本体ケース1内に設けたファン装置14によ
り、室内の空気を吸入してフィルタ部15を介して室内
に排気する。フィルタ部15は、空気中の粉塵を帯電さ
せて静電フィルタ19により捕獲する。室内側検出流路
24およびフィルタ側検出流路25を有する二又状の検
出流路21により、静電フィルタ19の前後から室内の
空気を粉塵センサ23に導いてその粉塵の量を検出す
る。室内空気の粉塵検出量が判定動作レベル以上になる
と、検出流路21を流路切換機構22により切換えて粉
塵の量を検出し、静電フィルタ19の集塵能力の低下を
判定する。別途にセンサを設けず、実際の集塵能力を正
確に判定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送風機により吸入され
た空気を集塵フィルタを介して排出することによりその
空気中に含まれる粉塵を除去するようにした空気清浄器
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の空気清浄器としては、本体ケー
ス内部に送風機を備え、室内の空気をフィルタ部を介し
て吸入し、フィルタ部により吸入空気中の粉塵を除去し
て排出することにより室内空気を清浄にするようにした
ものがある。これにより、締め切った室内等で、例え
ば、たばこなどの煙が発生して充満するような状態であ
っても、室内の空気を清浄に保つことができる。
【0003】この場合に、フィルタ部には取替え式ある
いは清掃式の集塵フィルタが配設されており、この集塵
フィルタにより汚染された空気中の粉塵を吸着していく
ようにしている。したがって、この集塵フィルタに吸着
される粉塵量がある程度の量となって集塵能力が低下す
る時期には集塵フィルタを交換あるいは清掃する必要が
ある。
【0004】そこで、従来では、集塵フィルタの交換あ
るいは清掃の時期を自動的に判断して報知するようにし
たものが供されている。すなわち、例えば集塵フィルタ
の使用時間を積算し、その積算時間が所定時間に達した
ときに集塵フィルタの交換時期あるいは清掃時期である
として報知するように構成したものがある。また、集塵
フィルタの表面に付着する粉塵の量に応じてその表面が
汚れで変色するのを、別途に設けた光センサなどにより
光の反射率の低下あるいは光の透過率の低下などによっ
て判定し、集塵フィルタの交換時期あるいは清掃時期で
ある旨の報知をするように構成したものがある。
【0005】これにより、集塵フィルタの交換時期ある
いは清掃時期を使用者に報知することができるようにな
り、使用者にとっては、積算時間を記録したりあるいは
その都度集塵フィルタを目視により確認したりするなど
の煩わしい手間をかけることなく簡単に認識することが
できるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来構成のもので集塵フィルタの交換時期あるい
は清掃時期の判定動作を行う場合には、次のような不具
合がある。すなわち、前者の積算時間により判定するも
のでは、集塵フィルタの実際の集塵能力の低下を検出し
ていないので、集塵フィルタの交換時期あるいは清掃時
期が判定される時点において、使用環境の空気の汚染度
が低い状況では集塵フィルタの集塵能力がまだ十分に残
っている場合が発生し、あるいは、使用環境の空気の汚
染度が高い状況では既に集塵能力がかなり低下していて
ほとんど集塵できなくなっている場合などが発生するこ
とになる。このため、集塵フィルタの交換時期あるいは
清掃時期が早すぎて不経済になったり、あるいは、室内
の空気の清浄化を行えなくなるという不具合が発生す
る。
【0007】また、後者の光センサで判定するもので
は、そのためのセンサを別途に設ける必要があるととも
に、センサから発する光の経路が汚染空気により汚れて
くると集塵フィルタによる光の反射光あるいは透過光の
受光量が低下するために検出を安定して行えなくなる不
具合がある。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、集塵フィルタの集塵能力の低下を判定
するためのセンサを別途に設けることなく、しかも、使
用状態や使用環境に対応して集塵フィルタの交換時期あ
るいは清掃時期を常に正確に判定することができるよう
にした空気清浄器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、送風機により
吸入された空気を集塵フィルタを介して排出することに
よりその空気中に含まれる粉塵を除去するようにした空
気清浄器を対象とするものであり、空気中の粉塵の量を
検出可能な粉塵センサと、前記送風機による吸入空気の
一部を直接前記粉塵センサに導く第1の検出流路と、前
記送風機による吸入空気の一部を前記集塵フィルタを介
して前記粉塵センサに導く第2の検出流路と、前記第1
の検出流路および前記第2の検出流路のいずれか一方を
有効化させる流路切換手段と、この流路切換手段を切換
制御して前記第1の検出流路および前記第2の検出流路
のそれぞれを介して導かれる空気中の粉塵の量を前記粉
塵センサによりそれぞれ検出し、それらの検出結果に基
づいて前記集塵フィルタの集塵能力低下を判定する判定
制御手段とを設けて構成したところに特徴を有する。
【0010】また、判定制御手段を、第1の検出流路を
介して粉塵センサに導かれた空気中の粉塵の量が判定動
作レベル以上ある状態では、前記第1の検出流路および
第2の検出流路をそれぞれ予め設定された第1の検出時
間および第2の検出時間で交互に有効化するように流路
切換手段を切換制御する構成とすることができる。
【0011】さらに、判定制御手段を、第1の検出流路
を介して粉塵センサに導かれた空気中の粉塵の量が高汚
染度レベル以上ある状態では、前記第1の検出流路およ
び第2の検出流路をそれぞれ予め設定された第3の検出
時間およびその第3の検出時間よりも長い時間に設定さ
れた第4の検出時間で交互に有効化するように流路切換
手段を切換制御する構成としても良い。
【0012】そして、判定制御手段を、第1の検出流路
を介して粉塵センサに導かれた空気中の粉塵の量が増加
している期間中は、前記第1の検出流路を有効化するよ
うに流路切換手段を切換制御する構成とすることもでき
る。
【0013】また、判定制御手段を、集塵フィルタの集
塵能力低下を判定するときの送風機の風量に応じた基準
で前記集塵フィルタの集塵能力低下を判定するように構
成することが好ましい。
【0014】
【作用】請求項1記載の空気清浄器によれば、送風機が
運転されると、これによって吸入される空気は、集塵フ
ィルタを介して排出されることにより、その空気中に含
まれる粉塵は集塵フィルタに吸着されることにより除去
され、清浄な空気として排出されるようになる。このと
き、判定制御手段は、流路切換手段を切換制御して第1
の検出流路および第2の検出流路を切換設定し、粉塵セ
ンサにより検出されるそれぞれの検出流路を介して導入
された空気中の粉塵の量を示す検出信号を入力するよう
になる。
【0015】この場合、第1の検出流路を介して粉塵セ
ンサに導かれた空気は、集塵フィルタを介さずに外部か
ら直接導入された空気であり、したがって、粉塵センサ
はその環境の粉塵の量を検出する。また、第2の検出流
路を介して粉塵センサに導かれた空気は、集塵フィルタ
を介して粉塵が除去された後の空気となっており、した
がって、粉塵センサはその清浄な空気中に残存する粉塵
の量を検出する。判定制御手段は、粉塵センサによる両
者の検出量に基づいて、集塵フィルタを介した状態と介
していない状態とにおける粉塵量を比較して集塵フィル
タによる集塵能力が低下しているか否かを判定するよう
になる。これにより、集塵フィルタの集塵能力の低下を
確実に判定することができる。
【0016】請求項2記載の空気清浄器によれば、判定
制御手段は、第1の検出流路を介して粉塵センサに導か
れる空気中の粉塵の量が判定動作レベル以上になると、
第1および第2の検出流路をそれぞれ第1および第2の
検出時間で交互に有効化し、それら検出流路の切換えの
際のそれぞれの検出流路を介して導かれる空気中の粉塵
の量を粉塵センサにより検出した値に基づいて集塵フィ
ルタの集塵能力の低下を判定するようになる。これによ
り、空気中の粉塵の量がある程度ある状態で集塵フィル
タによる集塵能力の低下の判定を確実に行える状況で判
定動作を正確に行うことができ、しかも、空気中の粉塵
の量が多い状態では粉塵センサを汚染空気に直接さらす
時間を短くして粉塵センサの劣化を抑制して長寿命化も
図ることができる。
【0017】請求項3記載の空気清浄器によれば、判定
制御手段は、粉塵センサによる第1の検出流路および第
2の検出流路を介して吸入された空気の粉塵の検出量に
基づいて、集塵フィルタを介した状態と介していない状
態とにおける粉塵量を比較して集塵フィルタによる集塵
能力が低下しているか否かを判定する判定動作を実行
し、第1の検出流路を介して粉塵センサに導かれる空気
中の粉塵の量が高汚染度レベル以上になると、第1の検
出流路を予め設定された第3の検出時間有効化させると
共に、第2の検出流路を第3の検出時間よりも長い時間
に設定された第4の検出時間で有効化させるようにな
る。これにより、粉塵センサを高汚染度の空気中にさら
される時間を極力短くして粉塵センサの長寿命化を図り
ながら正確な判定動作を行うことができるようになる。
【0018】請求項4記載の空気清浄器によれば、判定
制御手段は、第1の検出流路を介して粉塵センサに導か
れた空気中の粉塵の量が増加している期間中において
は、第1の検出流路を有効化した状態に保持しているの
で、例えば、粉塵センサによる検出量に基づいて送風機
の運転レベルを切換制御する場合にはその制御を優先さ
せて空気の清浄化を図ることを迅速に実行し、且つ、粉
塵の量が平衡あるいは減少するようになると切換制御手
段により第1および第2の検出流路を切換ることによ
り、それら検出流路の切換えの際のそれぞれの検出流路
を介して導かれる空気中の粉塵の量を粉塵センサにより
検出した値に基づいて集塵フィルタの集塵能力の低下を
判定することができる。
【0019】請求項5記載の空気清浄器によれば、判定
制御手段は、集塵フィルタの集塵能力低下を判定すると
きには、そのときの送風機の送風量に応じた基準で判定
するようになり、使用環境や風量の設定状態に応じて集
塵フィルタの実質的な集塵能力が変化する場合でもこれ
に対応した基準で常に正確に集塵フィルタの集塵能力低
下の判定動作を行うことができるようになる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を自動運転が可能な空気清浄器
に適用した場合の第1の実施例について図1ないし図1
2を参照して説明する。図2は全体の外観を示すもの
で、矩形状をなす本体ケース1の前面部には幅の略全長
に渡る多数のスリット2aからなる吸気口2が形成され
ており、上面部には所定部位に多数のスリット3aから
なる排気口3が形成されている。また、本体ケース1の
上面部には、表示部を兼ねた操作パネル4が配設されて
いる。
【0021】この操作パネル4は、図3に示すように、
操作部4aおよび表示部4bを備えており、操作部4a
には、停止スイッチ5,運転切換スイッチ6,タイマス
イッチ7およびフィルタリセットスイッチ8の各種スイ
ッチが設けられ、表示部4bには、汚れ表示部9,運転
モード表示部10,タイマ時間表示部11およびフィル
タ交換表示部12の各種表示部が設けられている。
【0022】この場合、運転切換スイッチ6は、運転開
始および「自動」,「弱」,「中」および「強」の運転
モードの切り換え設定を行うもので、室内の空気の汚染
を検出して自動的に適切な風量で運転を行うようにした
「自動」運転モードと、使用者により風量を「弱」,
「中」,「強」のいずれかに設定して運転を行うモード
との設定を、押圧操作の度に順次切り換えるようになっ
ている。そして、運転モード表示部10は、設定された
運転モードに応じたランプを点灯させて表示するように
なっている。
【0023】タイマスイッチ7は、タイマモードの設定
およびそのタイマ時間を設定するもので、押圧操作の度
に、順次1時間,2時間,4時間およびタイマモード停
止の設定を順次切換設定し、これに応じて、タイマ時間
表示部11は「1H」,「2H」,「4H」のランプを
点灯表示するかすべてを消灯することによりタイマモー
ドの設定解除状態を表示するようになっている。フィル
タリセットスイッチ8は、後述するフィルタの集塵能力
判定プログラムの実行によりフィルタ交換表示部12の
ランプが点灯表示されたときに、フィルタ交換作業をお
こなった後にランプの点灯表示を停止させるためのスイ
ッチである。また、汚れ表示部9は、後述するように検
出される室内の汚染の程度を複数のLEDにより汚れ度
合に応じた表示をするものである。
【0024】次に、本体ケース1の内部構成について、
側面からみた断面図である図1および正面からみた断面
図である図4を参照して述べる。本体ケース1の内部に
はファンケーシング13が配設され、その内部には送風
機としてのファン装置14が収納されている。ファンケ
ーシング13は、その前面の吸入用開口部13aを本体
ケース1の吸気口2部分に臨むように配置すると共に、
上部の排気用開口部13bを排気口3部分に臨むように
配置している。そして、ファン装置14は、遠心ファン
14aとこれを回転駆動するファンモータ14bから構
成され、前述の吸気口2および吸気用開口部13aを介
して室内から空気を吸入し、排気用開口部13bおよび
排気口3を介して室内の上方に排気する。
【0025】ファン装置14と吸気口2との間にはフィ
ルタ部15が設けられている。このフィルタ部15は、
吸気口2側から順次配設されるプレフィルタ16と、吸
入空気の粉塵を帯電させるための放電線17および対向
電極18と、集塵フィルタとしての静電フィルタ19と
から構成されている。ファン装置14により吸入される
室内の空気は、フィルタ部15のプレフィルタ16を通
過するときに比較的大きい塵埃が除去され、続く放電線
17および対向電極18を通過するときに空気中に含ま
れる粉塵粒子が帯電され、静電フィルタ19を通過する
際に帯電された粉塵粒子が捕獲されるようになってお
り、ファンケーシング13内部に吸入されたときには粉
塵が除去された清浄な空気とされている。
【0026】さて、上述したフィルタ部15の静電フィ
ルタ19の上部には、図5および図6にも示すように、
検出部20が配設されている。この検出部20は、検出
流路21,この検出流路21内に配設される流路切換機
構22および粉塵センサ23から構成される。検出流路
21は、第1の検出流路に対応する室内側検出流路24
および第2の検出流路に対応するフィルタ側検出流路2
5を有し、それらの下流側を連結してセンサ室26の入
口に連結された状態に構成される。室内側検出流路24
の吸入口24aは、プレフィルタ16を介して室内の空
気を吸入する位置に臨むように配置され(図1参照)、
フィルタ側検出流路25の吸入口25aは、静電フィル
タ19を介して室内の空気を吸入する位置に臨むように
配置されている。室内側検出流路24およびフィルタ側
検出流路25の排気側は連結した状態でセンサ室26の
吸入口26aに連結されている。
【0027】検出流路21内に設けられる流路切換機構
22は、電磁ソレノイド27,ねじりコイルばね28お
よび流路切換弁29から構成される。電磁ソレノイド2
7に通電されていない状態では、流路切換弁29はねじ
りコイルばね28の付勢力により図5に示す押し出し位
置に付勢されており、フィルタ側検出流路25が閉塞さ
れた状態となって室内側検出流路24から吸入される空
気がセンサ室26に導かれる(図中白抜矢印参照)。ま
た、電磁ソレノイド27に通電されると、流路切換弁2
9はねじりコイルばね28の付勢力に抗して図6に示す
引き込み位置に移動され(図中黒矢印参照)、室内側検
出流路24が閉塞されてフィルタ側検出流路25から吸
入される空気がセンサ室26に導かれるようになる(図
中白抜矢印参照)。
【0028】粉塵センサ23は、センサ室26内を吸入
口26a側から排出口26b側に流通する空気に含まれ
る粉塵の量を検出してその検出信号を出力するようにな
っている。したがって、粉塵センサ23は、図5の状態
つまり流路切換機構22がオフ状態で室内側検出流路2
4が有効化された状態では室内からプレフィルタ16を
介して直接吸入される空気に含まれる粉塵の量を検出
し、図6の状態つまり流路切換機構22がオン状態でフ
ィルタ検出流路25が有効化された状態では室内からフ
ィルタ部15特には静電フィルタ19を介した空気に含
まれる粉塵の量を検出するようになっている。
【0029】図7は要部の電気的なブロック構成を示す
もので、制御装置30は、判定制御手段としての機能を
兼ね備えたもので、マイクロコンピュータ,ROM,R
AMなどから構成され、予め記憶された制御プログラム
に従って空気清浄運転を行うと共に、後述する判定プロ
グラムに従って判定動作を行って静電フィルタ19の交
換時期を判定すると共に報知動作を行うようになってい
る。
【0030】そして、制御装置30の入力端子には、操
作パネル4の操作部4aの各種スイッチ類(停止スイッ
チ5,運転切換スイッチ6,タイマスイッチ7およびフ
ィルタリセットスイッチ8)が接続されると共に、粉塵
センサ23の出力端子が接続されている。また、制御装
置30の出力端子には、操作パネル4の表示部4bの各
表示部(汚れ表示部9,運転モード表示部10,タイマ
時間表示部11およびフィルタ交換表示部12)が接続
されると共に、ファン装置14のファンモータ14bお
よび流路切換機構22の電磁ソレノイド27がそれぞれ
駆動回路31,32を介して接続されている。
【0031】次に本実施例の作用について図8ないし図
12をも参照して説明する。まず、空気清浄運転の基本
的な動作について説明する。すなわち、操作パネル4の
運転切換スイッチ6の操作により、「弱」,「中」ある
いは「強」のいずれかの運転モードに設定された場合に
は、制御装置30は、各運転モードに対応した送風量と
なるようにファンモータ14bに駆動信号を出力して運
転を行う。また、図示はしないが、放電線17と対向電
極18との間に高圧の直流電圧を印加してフィルタ部1
5を通過する空気に含まれる粉塵を帯電させるようにな
っている。
【0032】これにより、ファン装置14により室内の
空気が吸気口2からフィルタ部15を介してファンケー
シング13内部に吸入されると、遠心ファン14aを介
して排気口3を経て再び室内に排出される。このとき、
フィルタ部15を通過する空気中に含まれる比較的大き
い塵埃はプレフィルタ16により除去され、細かい粉塵
は上記したように帯電された状態で静電フィルタ19を
通過する際に捕獲され、室内には粉塵が除去された清浄
な空気が排出されるようになる。
【0033】次に、操作パネルの運転切換スイッチ6の
操作により、「自動」運転モードが設定された場合の基
本動作について、図8,図9を参照して簡単に説明す
る。すなわち、粉塵センサ23により検出される室内側
検出流路24から導かれる空気つまり室内の空気に含ま
れる粉塵の量の検出レベルSが例えば図8に示すように
変化する場合に、制御装置30は、図示しない制御プロ
グラムにしたがって自動運転制御を行う。
【0034】粉塵センサ23による検出レベルSが予め
設定された運転レベルSAに達すると、制御装置30
は、「弱」運転を実行開始し、以下、検出レベルSが運
転レベルSB,SCに達すると、それぞれ「中」運転,
「強」運転を実施するようになっている。そして、粉塵
センサ23による検出レベルSがそれらの運転レベルS
C,SB,SAを下回るように変化したときには、制御
装置30は、例えば、図8に示す場合には、その時点か
ら所定の遅れ時間t1,t2あるいはt3(t1,t
2,t3は例えば5〜10分程度)が経過した時点で切
換わるようになっている。
【0035】また、この場合、時間遅れを発生させるた
めに、図9に示すように、検出レベルSが上昇するとき
の運転モードの切換の運転レベルSA,SB,SCに対
して、検出レベルSが下降するときの運転モードの切換
の運転レベルSa,Sb,Scをそれぞれ少し低いレベ
ルに設定して実現することができる。
【0036】さて、次に、制御プログラムにより上述の
ようにして(例えば図8に示す方式により運転モードを
切換える場合を例として説明する。)運転モードを切換
える「自動」運転モードにおいて、制御装置30によ
り、静電フィルタ19の交換時期を判定する判定プログ
ラムを実行する場合について図10および図11のフロ
ーチャートおよび図12のタイミングチャートを参照し
て説明する。
【0037】なお、図12のタイミングチャートにおい
て、(a)は粉塵センサ23の検出出力Sの変化を示
し、(b)は検出流路21の室内側検出流路24および
フィルタ側検出流路25のうちの有効化されている方を
それぞれR,Fの記号にて示しており、(c)はファン
装置14による運転レベルを示している。
【0038】図10および図11に示す判定プログラム
は、制御プログラムの実行に無関係に適宜のタイミング
で割り込み実行するもので、制御装置30は、判定プロ
グラムを実行開始すると、まず、後述するタイマT2が
動作中か否かを判定し(ステップP1)、この場合には
まだ動作していないので「NO」と判断してステップP
2に進み、ここで流路切換機構22により検出流路21
の室内側検出流路24が有効化されているか否かを判断
する。制御装置30は、ステップP2で「YES」と判
断したときには続くステップP3で粉塵センサ23の検
出信号Sを読込んで、そのときの値をDoとして記憶す
るようになり、この後ステップP4に進む。また、ステ
ップP2で「NO」と判断したときには、制御装置30
はステップP4にジャンプするようになる。
【0039】次に、制御装置30は、粉塵センサ23に
より検出されている出力Doの値が判定動作を開始する
ための判定動作レベルである第1の検出レベルD1を超
えているか否かを判断する。この場合、ステップP3を
経ないでステップP4に至った場合には、これより以前
に検出された出力Doのデータを用いるようになってい
る。そして、制御装置30は、ここで「NO」と判断し
たとき、つまり、室内の空気中に含まれる粉塵の量のレ
ベルが低い場合には判定動作を行わずステップP5に移
行し、タイマ動作が行われている場合にはタイマ動作を
停止し、続くステップP6で流路切換機構22により検
出流路21の室内側検出流路24を有効化させてプログ
ラムを終了し、リターンする。
【0040】一方、室内の空気中に含まれる粉塵の量つ
まり検出出力Doが検出レベルD1を超えている場合に
は、制御装置30は、ステップP4で「YES」と判断
してステップP7に進み、ファン装置14が運転中であ
れば「YES」と判断してステップP8に移行するよう
になる。なお、ファン装置14が停止されているときに
は、制御装置30は、ステップP6を経てプログラムを
終了する。制御装置30は、ステップP8において後述
するタイマT1が動作中であるか否かを判定し、この場
合にはタイマT1が停止中であることから「NO」と判
断してステップP9に進み、ここで、内部に設定されて
いるタイマT1およびT2に、第1および第2の検出時
間であるタイマ時間としてそれぞれta(例えば5〜1
0分程度)およびtb(例えば2〜5分程度)を設定す
る。
【0041】続いて、制御装置30は、ステップP10
(図11参照)に進み、ここでは室内側検出流路24が
有効化されていることから「YES」と判断し、次のス
テップP11でタイマT1をスタートさせ、タイマT1
のタイマ時間taが終了するまではステップP12にて
「NO」と判断してプログラムを終了してリターンす
る。この後、タイマT1のタイマ時間taが経過するま
では、制御装置30は、判定プログラムを実行すると、
ステップP1〜P4,P7を経てステップP8になる
と、ここで「YES」と判断してステップP12にジャ
ンプし、ここでは「NO」と判断してプログラムを終了
する。そして、上述のステップを繰り返し実行する間に
タイマT1のタイマ時間taが終了すると、制御装置3
0は、ステップP12で「YES」と判断してステップ
P13に進むようになる。
【0042】制御装置30は、ステップP13にて粉塵
センサ23の出力Sを読込んでその値をDaとして記憶
する。制御装置30は、次のステップP14では、流路
切換機構22の電磁ソレノイド27に通電して駆動して
検出流路21のフィルタ側検出流路25を有効化させ、
続くステップP15にてそのときの粉塵センサ23の検
出出力Sを読込んでその値をDbとして記憶するように
なる。
【0043】次に、制御装置30は、ステップP16に
進むと、いま読込んで記憶した粉塵センサ23の検出出
力DaおよびDbの値に基づいて、次の演算を行って静
電フィルタ19の集塵能力を判定する。すなわち、静電
フィルタ19を介した状態で室内の空気を吸入してその
空気中に含まれる粉塵の量を検出したときの検出出力D
bが、静電フィルタ19を介さずに直接室内の空気を吸
入してその空気中に含まれる粉塵の量を検出したときの
検出出力Daに所定割合α(例えば静電フィルタ19に
よる集塵能力を60%と設定する場合には、α=1−
0.6=0.4と設定する。)を乗じた値(α×Da)
以下であれば静電フィルタ19により十分に粉塵が除去
されていることになり、逆に、その値(α×Da)を超
えている場合には静電フィルタ19の集塵能力が低下し
ていることになる。したがって、制御装置30は、ステ
ップP16で「NO」と判断したときにはプログラムを
終了してリターンし、「YES」と判断したときにはフ
ィルタ交換の表示動作を行なうようになる(ステップP
17)。
【0044】この場合、制御装置30は、図示しないフ
ィルタ交換表示のプログラムに基づいて、フィルタ交換
表示部12を、フィルタ交換の判定を行った時点から所
定時間は点滅表示を行い、その後は連続点灯表示を行う
ようにして使用者に静電フィルタ19の交換を行うこと
を報知して促すようにしている。なお、使用者により静
電フィルタ19を新しいものと交換してフィルタリセッ
トスイッチ8が押圧操作されると、制御装置30は、フ
ィルタ交換表示部12の表示動作をリセットするように
なっている。
【0045】さて、制御装置30は、ステップP16に
て「NO」と判断してプログラムを終了した場合には、
次に判定プログラムを実行したときに、ステップP1〜
P9を経てステップP10になると、前述のステップP
14にてフィルタ側検出流路25が有効化されているこ
とから「NO」と判断してステップP18に移行し、タ
イマT2をスタートさせるようになる。この後、制御装
置30は、タイマT2のタイマ時間tbが経過するまで
の間は、判定プログラムを実行するとステップP1にて
「YES」と判断してステップP19にジャンプし、こ
こで「NO」と判断してプログラムを終了する。そし
て、タイマ時間T2が終了すると、制御装置30は、ス
テップP19にて「YES」と判断してステップP20
に移行するようになる。
【0046】ステップP20では、制御装置30は、粉
塵センサ23の検出出力Sを読込んで、その値をDbと
して記憶し、続くステップP21にて検出流路21を室
内側検出流路24を有効化するように切り換え、次のス
テップP22にて粉塵センサ23の検出出力Sを再び読
込んでその値をDaとして記憶し、ステップP16に移
行するようになる。制御装置30は、前述と同様にして
静電フィルタ19の集塵能力を判定し、「YES」の場
合にはステップP17に進み、「NO」の場合にはプロ
グラムを終了する。
【0047】このように、制御装置30は、ファン装置
14の運転モードを自動的に切り換えて室内の空気中に
含まれる粉塵を除去する運転を行いながら静電フィルタ
19の集塵能力の判定を行い、室内側検出流路24を介
して吸入される室内の空気に含まれる粉塵の量が低下し
て、ステップP4にて「NO」と判断するようになる
と、ステップP5およびP6を経てプログラムを終了す
るようになる。そして、以下、所定のタイミングで判定
プログラムを繰り返し実行することにより、常に静電フ
ィルタ19の集塵能力の低下があるか否かを判定する。
【0048】上述のようにして制御を行うことにより、
粉塵センサ23の検出出力が例えば図12(a)に示す
ように推移する場合には、制御装置30により判定プロ
グラムが実施されると、これに伴って、検出流路21は
同図(b)に示すように流路切換機構22によりR側
(室内検出流路24)あるいはF側(フィルタ側検出流
路25)のいずれかが有効化されるようになり、また、
ファン装置14による風量の設定は同図(c)に示すよ
うに推移する。
【0049】なお、上述の「自動」運転モードにおける
判定動作に加えて、「弱」,「中」,「強」運転モード
に設定して運転する場合でも、ファン装置14による送
風量の切換制御することを除いて、上述と同様にして判
定動作を行うことができるものである。
【0050】このように、本実施例においては、検出流
路21を設けると共に、それらの室内側検出流路24お
よびフィルタ側検出流路25のいずれかを流路切換機構
22により有効化させるように切換可能な構成とし、制
御装置30により、粉塵センサ23の検出出力Doが検
出レベルD1を超えたときに、室内側検出流路24を介
して室内の空気を直接吸入したときの粉塵センサ23の
検出出力Daとフィルタ側検出流路25を介して吸入し
たときの検出出力Dbとに基づいて静電フィルタ19に
よる集塵能力の低下を判定するようにした。これによ
り、静電フィルタ19による集塵動作の能力を直接検出
して判定することができるので、運転時間で判定する場
合と異なり、使用環境や運転状態の違いがある場合で
も、常に静電フィルタ19の集塵能力の低下を正確に判
定することができるようになる。また、1個の集塵セン
サ23により判定可能な構成とすることができる。
【0051】図13および図14は、本発明の第2の実
施例を示すもので、以下、第1の実施例と異なる部分に
ついて説明する。すなわち、第1の実施例において、室
内の空気中に含まれる粉塵の量が所定の検出レベルD1
を超えている状態では、タイマT1およびT2のタイマ
時間をtaおよびtbに設定しているのを、この第2の
実施例においては、例えば、風量切換の検出レベルSC
よりも高く設定されている高汚染度レベルである第2の
検出レベルD2を超えたときには、それぞれタイマ時間
をtAおよびtBに設定するようにしている。そして、
この場合に、タイマ時間tBをタイマ時間tAよりも長
い時間に設定することにより、粉塵センサ23が多量の
粉塵で汚染された空気中に長時間さらされて劣化するの
を抑制するようにしたのである。
【0052】図13はその判定プログラムを示すもの
で、第1の実施例における図10に対応する判定プログ
ラム中にステップP23〜P31を加えた内容としてお
り、第1の実施例におけるステップP10以降ステップ
P22までの内容は図11に示した内容と同様である。
そして、図14(a)に示すように集塵センサ23によ
り検出される室内の空気中に含まれる粉塵の量が推移し
たときに、検出流路21の切換動作および判定動作が次
のようにして実施されるようになる。
【0053】制御装置30は、判定プログラムを開始す
ると、ステップP1ないしP6を経てステップP7で
「YES」と判断したときに、ステップP23に移行し
て粉塵センサ23の検出出力Doの値が第2の検出レベ
ルD2を超えているか否かを判断する。制御装置30
は、ここで「NO」と判断したときにはステップP24
に進み、後述するフラグFAが「0」であることからこ
こでも「NO」と判断してステップP8に移行する。以
下、タイマT1の動作中であるか否かに応じて、制御装
置30は、第1の実施例と同様にしてステップP9に移
行するかあるいはステップP12にジャンプするかの判
断をしてタイマT1およびT2にタイマ時間ta,tb
を設定している状態のタイマ動作を実行する。
【0054】そして、室内側検出流路24を介して導入
された室内の空気中に含まれる粉塵の量が上述した第2
の検出レベルであるD2を超えるようになると、制御装
置30は、ステップP23になったときに「YES」と
判断するようになり、ここでステップP25に移行す
る。制御装置30は、ここでフラグFAが「0」である
ことから「NO」と判断してステップP26に進んでフ
ラグFAの値を「1」とし、続くステップP27にてタ
イマ動作を実施している場合には停止してステップP2
8を経てステップP29に移行する。
【0055】上述の場合において、ステップP27でタ
イマ動作を停止するのは、タイマT1によりタイマ時間
taが動作されている場合であり、このタイマ時間ta
が経過する以前に粉塵センサ23の検出出力Doが第2
の検出レベルD2を超えた場合に次のステップP29に
おけるタイマ時間の設定状態に切換えるためである。そ
して、制御装置30は、ステップP29においては、タ
イマT1およびT2のそれぞれに第3および第4の検出
時間としての新たなタイマ時間tAおよびtBを設定す
る。このタイマ時間tAおよびtBは、前述したよう
に、tA<tBとして粉塵センサ23が汚染空気にさら
される時間を少なくして劣化を防止しようとするもの
で、例えば、タイマ時間tAを2分程度、タイマ時間t
Bを10分程度に設定する。
【0056】この後、制御装置30は、ステップP10
に移行し、以下第1の実施例と同様にしてタイマ動作の
終了に伴って粉塵センサ23の検出出力Sを入力してD
a,Dbとして記憶すると共にそのデータに基づいて静
電フィルタ19の集塵能力の判定を行う。この場合、制
御装置30は、タイマT1の動作中においては、ステッ
プP23で「YES」と判断したときにはステップP2
5に移行するが、このときフラグFAが「1」となって
いることからステップP28にジャンプし、さらにステ
ップP12にジャンプして以降のステップを実行するよ
うになる。また、タイマT1が終了すると、制御装置3
0は、ステップP23,P25,P28,P29,P1
0を経てステップP18となり、タイマT2をスタート
させ、以後、ステップP1にて「YES」と判断してタ
イマ時間tBが経過するまでステップP19を経てプロ
グラムを終了するようになる。
【0057】この後、ファン装置14の運転により室内
の空気が清浄になってきて粉塵センサ23の検出出力S
がD2以下になると、制御装置30は、ステップP23
にて「NO」と判断してステップP24に移行するよう
になり、ここでは、フラグFAが「1」に設定されてい
ることから「YES」と判断してステップP30に進
む。制御装置30は、フラグFAの値を「0」として続
くステップP31でタイマ動作を停止し、この後ステッ
プP8を経てステップP9に移行し、第1の実施例と同
様のタイマ動作の設定を行うようになる。
【0058】これにより、図14に示すように、粉塵セ
ンサ23の検出出力Sが低いレベル(S≦D2)におい
ては、第1の実施例と同様に検出流路21の切換え動作
を行い、粉塵センサ23の検出出力Sが高いレベル(S
>D2)になると、検出流路21のフィルタ側検出流路
25を有効化する時間を長くして粉塵センサ23が汚染
空気中にさらされる期間を短くするようになる。
【0059】このような第2の実施例によれば、室内の
空気中の粉塵の量を検出する粉塵センサ23の検出出力
Sが「強」運転切換えのレベルSCよりも高いレベルで
ある第2の検出レベルD2を超える状態では、タイマT
1およびT2にタイマ時間tA(例えば2分)およびt
B(例えば10分)に設定したので(なお、tA,tB
は、tA<tB,tA<ta,tB>tbという関係と
なっている)、室内の汚染度が高い空気中に粉塵センサ
23が長時間さらされるのを低減して劣化の進行を抑制
することができ、第1の実施例の効果に加えて、粉塵セ
ンサ23の長寿命化を図りながら、静電フィルタ19の
集塵能力の低下の判定を正確に行えるようになるもので
ある。
【0060】図15および図16は、本発明の第3の実
施例を示すもので、以下、第1の実施例と異なる部分に
ついて説明する。すなわち、本実施例においては、室内
の空気中の粉塵の量が増加傾向にある状態では、検出流
路21の室内側検出流路24を有効化した状態として粉
塵センサ23による室内の粉塵の量の検出動作を優先さ
せ、ファン装置14の運転切換え動作により静電フィル
タ19で集塵動作をおこなって室内の空気中の粉塵の量
が増加傾向でない状態となってから、静電フィルタ19
の集塵能力低下の判定動作を実行しようとするものであ
る。
【0061】これは、静電フィルタ19の集塵能力の低
下の判定動作を行うために検出流路21のフィルタ側検
出流路25を有効化させると、その間は室内の粉塵の量
の検出動作ができなくなるので、その間粉塵の量が増加
している場合には、ファン装置14による風量の切換え
動作が遅延して迅速に空気清浄の動作が行えなくなる場
合があることに留意してなされたものである。
【0062】図15は判定プログラムのフローチャート
を示しており、図16は粉塵センサ23による室内の粉
塵の検出量Sの推移と検出流路21の設定状態を示して
いる。そして、制御装置30は、第1の実施例と同様に
してステップP1〜P4を実行してステップP7にて
「YES」と判断したときには、ステップP8に移行す
る前にステップP32を実行する。ここで、制御装置3
0は、粉塵センサ23による検出出力Sが前回の検出出
力に比べて増加傾向にあるときには「YES」と判断し
てステップP6に移行してプログラムを終了するように
なる。
【0063】これにより、図16に示すように、センサ
出力Sの増加傾向にある状態ではファン装置14による
風量切換えの動作を優先させて実施することができるの
で、室内の空気中の粉塵の量の増加状態を迅速に検出し
て風量の増加を行うことができるようになる。
【0064】そして、ステップP32で「NO」と判断
したとき、すなわち、センサ出力Sが平衡状態あるいは
減少傾向になると、制御装置30は、ステップP8に移
行し、以下、第1の実施例と同様にして静電フィルタ1
9の集塵能力低下の判定動作のステップを実行するよう
になる。
【0065】このような第3の実施例によれば、粉塵セ
ンサ23による検出出力Sが増加傾向にある状態すなわ
ち室内の空気中の粉塵の量が増加している状態では、検
出流路21を室内側検出流路24を有効化させる状態に
保持し、粉塵センサ23の検出出力Sが平衡あるいは減
少状態になってから静電フィルタ19の集塵能力低下の
判定動作をするようにしたので、第1の実施例の効果に
加えて、室内の空気中の粉塵の量が増加している状態つ
まり汚染が進行している状態ではファン装置14の運転
制御を優先して行うことができ、空気清浄の動作を迅速
に実行することができるようになる。
【0066】図17は、本発明の第4の実施例を示すも
ので、以下、第1の実施例と異なる部分について説明す
る。すなわち、本実施例においては、そのときのファン
装置14の運転状態が「弱」,「中」,「強」のいずれ
の運転モードに切換えられている状態であるかに応じ
て、静電フィルタ19の集塵能力判定のための比率の値
αをそれぞれに対応してα1,α2あるいはα3のいず
れか対応するものに設定するようにしたものである。
【0067】すなわち、ステップP15あるいはP22
を終了すると、制御装置30は、ステップP16に進む
前に、ステップP33に移行し、ここでファン装置14
の運転レベルが「弱」,「中」,「強」のいずれの運転
モードであるかを判断する。そして、そのときの運転モ
ードに対応してそれぞれステップP34,P35あるい
はP36に移行し、あらかじめ設定された値であるα
1,α2またはα3をαの値として代入する。
【0068】この場合、静電フィルタ19は、ファン装
置14の「弱」,「中」,「強」の各運転モードに応じ
て設定される風量あるいは風速に応じて内部を通過する
粉塵の両は、風速が大きい程そのまま通過する量が多く
なるという点に着目して、そのときの風量に応じて静電
フィルタ19の集塵能力低下の判定の基準値を変化させ
ようとするものである。したがって、この場合には、例
えば、ファン装置14の運転モード「弱」,「中」,
「強」の違いにより、帯電した粉塵が捕獲されずに静電
フィルタ19内を通過してしまうことを考慮すると、静
電フィルタ19の集塵能力を90%,80%,70%程
度と見積もることができ、これに応じて、判定基準とし
ては例えば70%,60%,50%と設定している。し
たがって、運転モード「弱」,「中」,「強」のそれぞ
れに対応してαの値を、例えば、α1を0.3,α2を
0.4,α3を0.5となるように設定するようになっ
ている。
【0069】このような本実施例によれば、静電フィル
タ19の集塵能率の低下の判定の基準となる値αをファ
ン装置14の運転モードに応じた値α1,α2,α3の
それぞれに設定するようにしたので、使用状態に応じた
適切な基準値で正確な判定を行うことができるようにな
る。
【0070】図18は、本発明の第5の実施例を示すも
ので、以下、上記各実施例と異なる部分について説明す
る。すなわち、この実施例においては、静電フィルタ1
9に代えて、図18に原理的な構成で示すように、対向
電極33,34からなる集塵フィルタ35を設けた構成
としたもので、帯電された粉塵を陰極側となる対向電極
34により吸着して集塵するようにしたものである。そ
して、このような構成の集塵フィルタ35においても、
対向電極34の表面に粉塵が多量に付着した状態(図中
Aで示す部分)になると、その集塵能率が低下してくる
ものであり、そのような状態となった場合には、対向電
極34を取り外して付着した粉塵を清掃除去する必要が
ある。
【0071】そして、本実施例においては、第1の実施
例におけるようにして集塵フィルタ35の集塵能率の低
下を検出したときには、フィルタ交換表示部12によ
り、集塵フィルタ35の清掃時期にあることを使用者に
報知するようにしており、このような構成の第5の実施
例においても第1ないし第4の実施例と略同様の効果を
得ることができる。
【0072】図19は、本発明の第6の実施例を示すも
ので、以下、第1ないし第4の各実施例と異なる部分に
ついて説明する。すなわち、この実施例においては、検
出流路21の流路切換手段として流路切換機構36を設
けた構成としている。この流路切換機構36は、回動可
能なダンパ37を検出流路21内の室内側検出流路24
とフィルタ側検出流路25との結合部部分に回動軸38
を設け、図示しない駆動装置により回動制御することに
より室内側検出流路24およびフィルタ側検出流路25
のいずれかをセンサ室26の吸入口26aと連結状態と
するように切換可能な構成としている。
【0073】このような構成の本実施例によっても流路
切換機構36のダンパ37を回動制御して検出流路21
の室内側検出流路24およびフィルタ側検出流路25の
いずれか一方を有効化する構成とすることができ、第1
ないし第4の実施例と略同様の効果を得ることができ
る。
【0074】本発明は、上記実施例にのみ限定されるも
のではなく、以下のように変形あるいは拡張できる。第
1の検出流路と第2の検出流路を一体に設けると共に切
換手段によりこれらを有効化する構成としたが、第1の
検出流路および第2の検出流路を別途に設ける構成とし
ても良いし、その場合には、それぞれに対応するように
切換手段を別途に設けることができる。自動運転でない
場合には、それぞれの運転状態に対応して検出流路を切
換えるように制御することができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気清浄
器によれば、以下のような効果を奏することができる。
請求項1記載の空気清浄器によれば、粉塵センサに対し
て、送風機による吸入空気の一部を直接導く第1の検出
流路および集塵フィルタを介して導く第2の検出流路を
設け、それらの検出流路を流路切換手段によりいずれか
一方を有効化させる構成とし、判定制御手段により、第
1の検出流路および前記第2の検出流路のそれぞれを介
して導かれる空気中の粉塵の量を検出する粉塵センサの
検出結果に基づいて集塵フィルタの集塵能力低下を判定
するようにしたので、集塵フィルタを介した状態と介し
ていない状態とにおいて実際に検出した粉塵量を比較し
て集塵フィルタによる集塵能力が低下しているか否かを
判定することができ、集塵フィルタの集塵能力の低下を
確実に判定することができるという優れた効果を奏す
る。
【0076】請求項2記載の空気清浄器によれば、第1
の検出流路を介して粉塵センサに導かれる空気中の粉塵
の量が判定動作レベル以上ある状態で、判定手段によ
り、第1および第2の検出流路をそれぞれ第1および第
2の検出時間で交互に有効化するようにしたので、空気
中の粉塵の量がある程度ある状態で集塵フィルタによる
集塵能力の低下の判定を確実に行える状況で判定動作を
正確に行うことができ、しかも、空気中の粉塵の量が多
い状態では粉塵センサを汚染空気に直接さらす時間を短
くして粉塵センサの劣化を抑制して長寿命化も図ること
ができるという優れた効果を奏する。
【0077】請求項3記載の空気清浄器によれば、第1
の検出流路を介して粉塵センサに導かれる空気中の粉塵
の量が高汚染度レベル以上ある状態では、判定制御手段
により、第1の検出流路を予め設定された第3の検出時
間有効化させると共に、第2の検出流路を第3の検出時
間よりも長い時間に設定された第4の検出時間で有効化
させるように構成したので、粉塵センサを高汚染度の空
気中にさらされる時間を極力短くして粉塵センサの長寿
命化を図りながら正確な判定動作を行うことができると
いう優れた効果を奏する。
【0078】請求項4記載の空気清浄器によれば、第1
の検出流路を介して粉塵センサに導かれた空気中の粉塵
の量が増加している期間中においては、判定制御手段に
より、第1の検出流路を有効化した状態に保持するよう
に構成したので、例えば、粉塵センサによる検出量に基
づいて送風機の運転レベルを切換制御する場合にはその
制御を優先させて空気の清浄化を図ることを迅速に実行
し、且つ、粉塵の量が平衡あるいは減少するようになる
と切換制御手段により第1および第2の検出流路を切換
ることにより、それら検出流路の切換えの際のそれぞれ
の検出流路を介して導かれる空気中の粉塵の量を粉塵セ
ンサにより検出した値に基づいて集塵フィルタの集塵能
力の低下を判定することができるという優れた効果を奏
する。
【0079】請求項5記載の空気清浄器によれば、判定
制御手段により、集塵フィルタの集塵能力低下を判定す
るときには、そのときの送風機の風量に応じた基準で判
定するように構成したので、使用環境や風量の設定状態
に応じて集塵フィルタの実質的な集塵能力が変化する場
合でもこれに対応した基準で常に正確に集塵フィルタの
集塵能力低下の判定動作を行うことができるという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す全体構成の縦断側
面図
【図2】外観斜視図
【図3】操作パネルの平面図
【図4】全体構成の縦断正面図
【図5】切換流路の縦断側面図(その1)
【図6】切換流路の縦断側面図(その2)
【図7】電気的構成図
【図8】自動運転時の風量切換設定の推移図(その1)
【図9】自動運転時の風量切換設定の推移図(その2)
【図10】集塵能力判定プログラム(その1)
【図11】集塵能力判定プログラム(その2)
【図12】流路切換に応じたセンサ出力と風量切換の推
移図
【図13】本発明の第2の実施例を示す図11相当図
【図14】図12相当図
【図15】本発明の第3の実施例を示す図11相当図
【図16】図12相当図
【図17】本発明の第4の実施例を示す図12相当図
【図18】本発明の第5の実施例を示すフィルタ部の縦
断側面図
【図19】本発明の第6の実施例を示す図5相当図
【符号の説明】
1は本体ケース、2は吸気口、3は排気口、4は操作パ
ネル、8はフィルタリセットスイッチ、12はフィルタ
交換表示部、13はファンケーシング、14はファン装
置(送風機)、15はフィルタ部、19は静電フィルタ
(集塵フィルタ)、20は検出部、21は検出流路、2
2は流路切換機構(流路切換手段)、23は粉塵セン
サ、24は室内検出流路(第1の検出流路)、25はフ
ィルタ側検出流路(第2の検出流路)、26はセンサ
室、27は電磁ソレノイド、28はねじりコイルばね、
29は流路切換弁、30は制御装置(判定制御手段)、
33,34は対向電極、35は集塵フィルタ、36は流
路切換機構、37はダンパである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風機により吸入された空気を集塵フィ
    ルタを介して排出することによりその空気中に含まれる
    粉塵を除去するようにした空気清浄器において、 空気中の粉塵の量を検出可能な粉塵センサと、 前記送風機による吸入空気の一部を直接前記粉塵センサ
    に導く第1の検出流路と、 前記送風機による吸入空気の一部を前記集塵フィルタを
    介して前記粉塵センサに導く第2の検出流路と、 前記第1の検出流路および前記第2の検出流路のいずれ
    か一方を有効化させる流路切換手段と、 この流路切換手段を切換制御して前記第1の検出流路お
    よび前記第2の検出流路のそれぞれを介して導かれる空
    気中の粉塵の量を前記粉塵センサによりそれぞれ検出
    し、それらの検出結果に基づいて前記集塵フィルタの集
    塵能力低下を判定する判定制御手段とを具備したことを
    特徴とする空気清浄器。
  2. 【請求項2】 判定制御手段は、第1の検出流路を介し
    て粉塵センサに導かれた空気中の粉塵の量が判定動作レ
    ベル以上ある状態では、前記第1の検出流路および第2
    の検出流路をそれぞれ予め設定された第1の検出時間お
    よび第2の検出時間で交互に有効化するように流路切換
    手段を切換制御することを特徴とする請求項1記載の空
    気清浄器。
  3. 【請求項3】 判定制御手段は、第1の検出流路を介し
    て粉塵センサに導かれた空気中の粉塵の量が高汚染度レ
    ベル以上ある状態では、前記第1の検出流路および第2
    の検出流路をそれぞれ予め設定された第3の検出時間お
    よびその第3の検出時間よりも長い時間に設定された第
    4の検出時間で交互に有効化するように流路切換手段を
    切換制御することを特徴とする請求項1または2記載の
    空気清浄器。
  4. 【請求項4】 判定制御手段は、第1の検出流路を介し
    て粉塵センサに導かれた空気中の粉塵の量が増加してい
    る期間中は、前記第1の検出流路を有効化するように流
    路切換手段を切換制御することを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載の空気清浄器。
  5. 【請求項5】 判定制御手段は、集塵フィルタの集塵能
    力低下を判定するときの送風機の風量に応じた基準で前
    記集塵フィルタの集塵能力低下を判定することを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれかに記載の空気清浄器。
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