JPH08338061A - 既設埋設管渠を利用した情報通信ネットワークの構築方法 - Google Patents

既設埋設管渠を利用した情報通信ネットワークの構築方法

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JPH08338061A
JPH08338061A JP14743295A JP14743295A JPH08338061A JP H08338061 A JPH08338061 A JP H08338061A JP 14743295 A JP14743295 A JP 14743295A JP 14743295 A JP14743295 A JP 14743295A JP H08338061 A JPH08338061 A JP H08338061A
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JP
Japan
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pipe
covered conduit
communications network
conduit
communication cable
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Pending
Application number
JP14743295A
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Inventor
Isamu Takahashi
勇 高橋
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Mitsubishi Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Construction Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/46Processes or apparatus adapted for installing or repairing optical fibres or optical cables
    • G02B6/50Underground or underwater installation; Installation through tubing, conduits or ducts
    • G02B6/508Fixation devices in ducts for drawing cables

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】新たな架空線や暗渠網を設置することなく、末
端の家庭に至るまで情報通信ネットワークシステムを施
工する。 【構成】下水道管渠1を清掃し、管渠1内に通信ケーブ
ル収納用パイプ2を敷設した後、保冷車10に積載され
たライナ素材13の端部12をマンホール11の口元に
固定し、反転させライナ素材13に水を注入しながら管
渠1内に送り込む。ライナ3は管渠1の内面に沿って拡
張し、管内面に密着して前進する。その後、ボイラによ
り水を加熱し、ライナ3を硬化させる。パイプ2は、情
報通信ネットワーク配管網形成用管路として、後日使用
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地上に架空線を設けた
り、地下に新たな埋設管を設置することなく、既存の下
水道管渠網など既設埋設管渠を利用して、光ファイバケ
ーブルなどの情報通信ネットワークシステムを構築する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話用配線、ケーブルテレビ用ケ
ーブル、コンピュータ通信ケーブルその他の通信ケーブ
ルは架空線を設けるか、専用の地下埋設管を設置してそ
の中に張り巡らされていた。然るに、近年地上にも地下
にも新たなケーブル網を構築することは非常に困難にな
っているばかりでなく、さらに、地上に新たなケーブル
網を構築することは景観上も好ましくなく、他方、地下
に新たな埋設管を設置することは高額な費用を必要とす
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、今や下水道管渠
網は地方都市においても広く張り巡らされており、しか
もそれらは耐用期間から見て、更新の時期を迎えてい
る。近年、光ファイバーケーブル等の通信ケーブルは情
報搬送能力が大きく、数ミリメートルないし数十ミリメ
ートルの直径のファイバーで一地方都市のすべての情報
量をまかなうだけの容量が確保できるようになってい
る。
【0004】本発明はこのような実情に鑑みて開発され
たもので、新たな架空線や暗渠網を設置することなく、
末端の家庭に至るまで市中に張り巡らされている水道、
共同溝、下水道管等の既設埋設管渠を利用して、情報通
信ネットワークシステムを構築する技術を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、既設埋設管渠
を更生するに当たり、該管渠内に通信ケーブル収納用パ
イプを敷設した後、該管渠の内面を被覆材又は内管で被
覆して該通信ケーブル収納用パイプを被覆材又は内管の
背面に定着し、情報通信ネットワーク配管網形成用管路
を構築することを特徴とする既設埋設管渠を利用した情
報通信ネットワークの構築方法である。
【0006】
【作用】本発明は、下水道管渠の更新時に、通信ケーブ
ル収納用の小口径のパイプを下水道管渠内に敷設してお
き、反転工法や引き込み工法等の管渠更生工法により下
水道管の内側を被覆材又は内管で被覆すれば、下水道管
等の既設埋設管渠の機能を損なうことなく、新たな通信
ケーブル収納用管を容易に設置することができることに
着目し、完成したものである。
【0007】例えば下水道管内に通信ケーブル収納用パ
イプを挿通して、通信ケーブル収納パイプを下水道管内
に露出して設けたのでは、汚水からの保護が不完全にな
り、また下水中の浮遊物等がパイプ外面に附着して下水
道の機能を損なうので、これらを防止する必要がある。
このため、通信ケーブル収納用パイプを下水道管内に設
ける被覆材又は内管の背面に位置させ、被覆材又は内管
によって被覆保護すると共に位置を固定する。
【0008】既設埋設管渠内の通信ケーブル収納用パイ
プの配設位置は限定されない。なるべく水等の流れに影
響を与えない部分に配設することができればなおよい。
通信ケーブル収納用パイプの断面形状は円形断面が最も
一般的であるが、これに限定されるものではない。被覆
材等を隙間なく既設埋設管渠の内面に附着させるという
観点からは、通信ケーブル収納用パイプは扁平なパイプ
等が適している。また熱膨張の差による微小な伸縮を吸
収するため、通信ケーブル収納用パイプの敷設ラインに
曲線部分を設けると好適である。
【0009】パイプの材質、大きさも特に限定されるも
のではなく、必要に応じて適宜選択することができる。
硬質又は軟質塩化ビニル管、ポリエチレン管、ステンレ
ス管、鉛管及びこれらの複合管等を用いることができ
る。パイプの端末は、マンホール等を利用して、端末処
理をしておくとよい。
【0010】
【実施例】図1〜図4に本発明の実施例を示した。地中
に既設埋設管渠1が配設されている。このような既設埋
設管渠1、とくに下水道管渠はその要求特性上、大径の
主管路から多数の分岐管を経てあたかも神経系統の如く
緻密に配設されており、必ず各家庭や建物に到達してお
り、完全なネットワークを形成している。埋設管渠は末
端で直径100mm程度で、本管は直径3000mmに
及ぶものである。幹線管渠では、直径数mとなってい
る。
【0011】既設埋設管渠1は近時更生が盛んに行われ
ており清掃した後、被覆材又は新管で内部を被覆するよ
うな工法が行われている。実施例はそのような既設埋設
管渠更生の施工時に通信ケーブル用のさや管であるパイ
プ2を既設埋設管渠内に配設し、将来の情報通信ネット
ワークを施工すべきパイプ網を先取りして形成するもの
である。
【0012】既設埋設管渠の更生方法としては、図1に
示す反転ライニング方法、図3に示すパイプリバース工
法、図4に示す複合管工法その他多数の工法がある。こ
こでは代表例として、この3つの既設管渠更生方法につ
いて説明する。もちろん本発明方法はこれらに限定され
るものではない。図1に示す反転ライニング方法は、埋
設管渠1を清掃し、管渠1内に通信ケーブル収納用パイ
プ2を敷設した後、管渠1の内面を被覆材又は内管3に
より被覆するものである。保冷車10に積載された被覆
材又は内管素材13はその端部12をマンホール11の
口元に固定し、反転させ水を注入しながら管渠1内に送
り込む。被覆材又は内管3は管渠1の内面に沿って拡張
し、既設管渠内面に密着して前進する。図2に管渠1の
横断面を示すように、パイプ2を被覆材又は内管3の背
面に定着する。その後、ボイラにより水を加熱すると、
被覆材又は内管3は硬化し、新しい管渠を形成する。パ
イプ2は、情報通信ネットワーク配管網形成用管路とし
て、後日使用する。
【0013】使用する被覆材又は内管3は、例えばポリ
エステルフェルトからなりポリエステル樹脂を含浸して
いるもの、あるいはPVCコーティングフェルト製でエ
ポキシ樹脂を含浸しているもの等を用いる。この被覆材
又は内管3は、しなやかで円形、楕円形、卵形、馬蹄
形、四角形等あらゆる形状の管渠1に適用することがで
きる。硬化した被覆材又は内管3は非常に強靭で耐食性
に優れ、亀裂、離脱欠損管の更正、木の根対策、腐食防
止等に幅広く対応することができる。この工法は、既設
マンホールを利用して地上から施工することができ、地
面の掘削が不要である。被覆材又は内管の厚さは例えば
3mmから42mmまで任意の厚さのものを使用するこ
とができる。また、水圧によって施工するので長いスパ
ンを一度に容易に施工することができる。被覆材又は内
管はしなやかでどのような形状の管径にもぴったりと密
着し曲がり部分等も無理なく施工することができるとい
う利点がある。
【0014】図3はパイプリバース工法の説明図であ
る。パイプリバース工法は、マンホール11の内部にバ
ット溶接機14を設置し、先頭のポリエチレン管13を
ワイヤロープ15によって既設埋設管渠1内に引き込
み、地上からマンホール11内に供給されるポリエチレ
ン管3をその尾端に順次接合し、内管を既設埋設管渠内
に形成する。本発明では、先ず、管渠1内に通信ケーブ
ル収納用パイプ2を敷設した後、上記ポリエチレン管の
引き込みを行う。本工法によって施工されたポリエチレ
ン管は水密性が高く、また、内部に水を張って外部にセ
メントミルクを注入するので、通信ケーブル収納用パイ
プ2の保護も完全となる。
【0015】図4は、複合管工法の説明図である。この
工法は、マンホール11内に製管機16を設置し、地上
に設けたプロファイルドラム21から帯状の塩化ビニル
プロファイルを連続的に供給し、既設埋設梁渠1の内部
にプロファイルをスパイラル状に製管し順次矢印18の
方向に進行させて内管17を形成するものである。動力
ユニット22は製管機16を駆動する。内管17の形成
に先だって、通信ケーブル収納用パイプ2を管渠1内に
敷設し、ついで、内管17を施工する。裏込めはモルタ
ルで行う。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、埋設管渠にライニング
を施す時に、該管渠内に通信ケーブル収納用パイプを敷
設するので、新たな架空線や暗渠網を設置することな
く、末端の家庭に至るまで情報通信ネットワークシステ
ムを施工することができる。また、パイプは被覆材又は
内管の背面に定着されており、汚水の影響等を全く受け
ず、下水道の機能を損なうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の管渠の内面を被覆する工程を示す断面
図である。
【図2】実施例の管渠の内面を被覆する工程の横断面図
である。
【図3】別の実施例の管渠の内面を被覆する工程を示す
断面図である。
【図4】さらに別の実施例の管渠の内面を被覆する工程
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 管渠 2 パイプ 3 被覆材又は内管 10 保冷車 11 マンホール 12 端部 13 被覆材又は内管 14 溶接機 15 ワイヤロープ 16 製管機 17 内管 18 矢印 21 ドラム 22 動力ユニッ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設埋設管渠を更生するに当たり、該管
    渠内に通信ケーブル収納用パイプを敷設した後、該管渠
    の内面を被覆材又は内管で被覆して該通信ケーブル収納
    用パイプを被覆材又は内管の背面に定着し、情報通信ネ
    ットワーク配管網形成用管路を構築することを特徴とす
    る既設埋設管渠を利用した情報通信ネットワークの構築
    方法。
JP14743295A 1995-06-14 1995-06-14 既設埋設管渠を利用した情報通信ネットワークの構築方法 Pending JPH08338061A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14743295A JPH08338061A (ja) 1995-06-14 1995-06-14 既設埋設管渠を利用した情報通信ネットワークの構築方法

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JP14743295A JPH08338061A (ja) 1995-06-14 1995-06-14 既設埋設管渠を利用した情報通信ネットワークの構築方法

Publications (1)

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JPH08338061A true JPH08338061A (ja) 1996-12-24

Family

ID=15430198

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14743295A Pending JPH08338061A (ja) 1995-06-14 1995-06-14 既設埋設管渠を利用した情報通信ネットワークの構築方法

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JP (1) JPH08338061A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020101082A (ja) * 2015-02-19 2020-07-02 積水化学工業株式会社 貯水槽及び住宅

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020101082A (ja) * 2015-02-19 2020-07-02 積水化学工業株式会社 貯水槽及び住宅

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

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Effective date: 19981124