JPH08338048A - 建設機械の制御回路 - Google Patents

建設機械の制御回路

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JPH08338048A
JPH08338048A JP14772495A JP14772495A JPH08338048A JP H08338048 A JPH08338048 A JP H08338048A JP 14772495 A JP14772495 A JP 14772495A JP 14772495 A JP14772495 A JP 14772495A JP H08338048 A JPH08338048 A JP H08338048A
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Kazunori Nakamura
和則 中村
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 メータアウト側6bに重力が作用する状態
と、メータイン側6aに負荷の反力が作用する状態とが
選択的に生じ得るアームシリンダ6と、メータイン可変
絞り3Aと、メータアウト可変絞り3Bと、メータイン
主管路6Aと、メータアウト主管路6Bと、メータアウ
ト側6Bに重力が作用する状態のときに、メータアウト
主管路6Bからメータイン主管路6Aへの圧油の供給が
可能な再生管路6Cと、再生管路6Cに設けた制御絞り
3Cとを備えるとともに、制御絞り3Cと、メータイン
絞り3Aの下流のメータイン主管路6Aとの間に位置す
る再生管路6C部分に、別の制御絞り13を設け、この
別の制御絞り13と制御絞り3Cとの間に位置する再生
管路6C部分の圧力を検出する検出管路14を設け、こ
の検出管路14で検出された圧力でレギュレータ2を制
御するようにしてある。 【効果】 アクチュエータのキャビテーションの発生を
抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル等の建設
機械に備えられ、メータアウト側に重力が作用する状態
と、メータイン側に負荷の反力が作用する状態とが選択
的に生じ得るアクチュエータを備えるとともに、このア
クチュエータの駆動をロードセンシング差圧に応じて制
御する制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、この種の従来の建設機械の制御
回路を示す回路図である。この従来例は、例えば油圧シ
ョベルに備えられるものであり、油圧ポンプとして可変
容量油圧ポンプ1を備えるとともに、この油圧ポンプ1
から吐出される圧油によって駆動し、矢印9で示すよう
にアーム等の負荷7によってメータアウト側に重力が作
用する状態と、矢印10で示すように負荷7の接地に伴
って、メータイン側に負荷7の反力が作用する状態とが
選択的に生じ得るアクチュエータ、例えばアームシリン
ダ6を備えている。
【0003】また、油圧ポンプ1からアームシリンダ6
に供給される圧油の流れを制御するメータイン可変絞り
3Aと、アームシリンダ6からタンク8に戻される圧油
の流れを制御するメータアウト可変絞り3Bと、メータ
イン可変絞り3Aの下流側とアームシリンダ6のメータ
イン側6aとを連絡するメータイン主管路6Aと、メー
タアウト可変絞り3Bの上流側とアームシリンダ6のメ
ータアウト側6bを連絡するメータアウト主管路6Bと
を備えるとともに、アームシリンダ6のメータアウト側
6bに重力が作用する状態のときに、メータアウト主管
路6Bからメータイン主管路6Aへの圧油の供給が可能
な再生管路6Cと、この再生管路6Cの通過流量を制御
可能な制御絞り3Cと、再生管路6Cに設けられ、メー
タイン主管路6Aからメータアウト主管路6Bへの圧油
の逆流を防止する逆止弁30とを備えている。
【0004】さらに、メータイン可変絞り3Aへの供給
流量を、油圧ポンプ1の吐出圧PPとアームシリンダ6
の負荷圧PLOとの差圧であるロードセンシング差圧Δ
PLSに応じて制御可能な流量制御手段、例えば油圧ポ
ンプ1の傾転角を制御するレギュレータ2を備えてい
る。このレギュレータ2の一方のパイロット室には、検
出管路4を経てアームシリンダ6の負荷圧PLOが導か
れ、レギュレータ2の他方のパイロット室には、検出管
路5を経て油圧ポンプ1の吐出圧PPが導かれ、吐出圧
PPと負荷圧PLOとの差圧であるロードセンシング差
圧ΔPLSが、ばね2Aの付勢力によって決まる目標と
する設定差圧となるように油圧ポンプ1の吐出量QPO
が制御される。
【0005】この従来例では、負荷7が同図3の矢印9
で示すように空中に位置する状態から、その負荷7の重
力によって下降し、アームシリンダ6のメータアウト側
6bに当該アームシリンダ6の駆動を制御する圧力が発
生する状態、すなわち再生時には、メータアウト主管路
6Bを流れる圧油の一部が、再生管路6Cに供給され、
逆止弁3D、制御絞り3Cを経て、メータイン管路6A
に供給される。このとき、レギュレータ2が油圧ポンプ
1の吐出圧PPとアームシリンダ6の負荷圧PLOに応
じて駆動し、ロードセンシング差圧(ΔPLS=PP−
PLO)が、ばね2Aの付勢力で決まる設定差圧となる
ように油圧ポンプ1の吐出流量QPOが制御される。図
4の特性線11は、このときのロードセンシング差圧Δ
PLSとポンプ吐出流量QPOとの関係を示している。
したがって、この再生時には再生管路6Cから供給され
る再生流量QSと、油圧ポンプ1から供給される吐出流
量QPOとが合流(QPO+QS)されて、メータイン
主管路6Aに供給される。
【0006】このように再生流量QSを吐出流量QPO
に合流させることにより、負荷7の重力エネルギーをア
ームシリンダ6の作動速度の増速に利用するとともに、
アームシリンダ6のメータイン側6aでのキャビテーシ
ョンの発生を防ぐようにしている。なお、アームシリン
ダ6の作動速度は、メータアウト主管路6Bの圧力、す
なわち負荷7の重量と、メータアウト主管路6Bに設け
たメータアウト可変絞り3Bの開口面積、すなわちメー
タアウト可変絞り3Bからタンク8への流出量と、再生
管路6Cに設けた制御絞り3Cの開口面積、すなわち再
生流量QSなどに応じて決められる。図4の特性線12
は、このときにアームシリンダ6に供給される流量を示
している。
【0007】そして、上述のように負荷7が降下しなが
らも空中に位置する状態から接地すると、負荷7の反力
が矢印10に示すように作用し、これによりアームシリ
ンダ6のメータイン側6aに当該アームシリンダ6の駆
動を制御する圧力が発生する状態、すなわち再生解除の
状態となる。この状態ではメータアウト主管路6Bから
再生管路6Cに再生流量は流れない。したがって、メー
タイン主管路6Aには、ロードセンシング差圧ΔPLS
に基づく油圧ポンプ1の吐出流量QPOだけが供給さ
れ、この比較的少ない流量(図4の特性線11に対応す
るもの)がアームシリンダ6に供給される。
【0008】なお、この種の公知技術としては、例えば
特開昭63−83808号公報に記載のものがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述のよう
に、図3に例示した従来例においては、再生流量QS
が、メータアウト主管路6Bの圧力、すなわち負荷7の
重量の大きさによって決まるが、ここで負荷7の重量
は、降下する負荷7の位置の変化に伴って変り得るもの
である。したがって、再生流量QSはほとんどの場合一
定流量とならず、場合によっては再生流量QSが少なく
なって、アームシリンダ6のメータイン側6aに流入す
る流量が不足し、このメータイン側6aにキャビテーシ
ョンを発生させてしまうことがある。このようなキャビ
テーションが発生すると、当該制御回路を構成する油圧
機器及び管路に望ましくない振動を与えてしまい、これ
らの油圧機器及び管路の耐久性を劣化させる問題を生じ
る。
【0010】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、再生時にアクチ
ュエータに供給される流量を増加させることができる建
設機械の制御回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る発明は、油圧ポンプと、こ
の油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動し、メー
タアウト側に重力が作用する状態と、メータイン側に負
荷の反力が作用する状態とが選択的に生じ得るアクチュ
エータと、上記油圧ポンプから上記アクチュエータに供
給される圧油の流れを制御するメータイン可変絞りと、
上記アクチュエータからタンクに戻される圧油の流れを
制御するメータアウト可変絞りと、上記メータイン可変
絞りの下流側と上記アクチュエータの上記メータイン側
とを連絡するメータイン主管路と、上記メータアウト可
変絞りの上流側と上記アクチュエータのメータアウト側
を連絡するメータアウト主管路と、上記メータアウト側
に重力が作用する状態のときに、上記メータアウト主管
路から上記メータイン主管路への圧油の供給が可能な再
生管路と、この再生管路の通過流量を制御可能な制御絞
りと、上記メータイン可変絞りへの供給流量を、上記油
圧ポンプの吐出圧と上記アクチュエータの負荷圧との差
圧であるロードセンシング差圧に応じて制御可能な流量
制御手段とを備えた建設機械の制御回路において、上記
制御絞りと、上記メータイン可変絞りの下流の上記メー
タイン主管路との間に位置する上記再生管路部分に、別
の制御絞りを設けるとともに、この別の制御絞りと上記
制御絞りとの間に位置する上記再生管路部分の圧力を検
出する検出管路を設け、この検出管路で検出された圧力
に応じて上記流量制御手段を駆動する構成にしてある。
【0012】
【作用】本発明の請求項1に係る発明は、アクチュエー
タのメータイン側に負荷の反力が作用する状態である再
生解除時には、再生管路には再生流量は流れず、これに
伴い制御絞りと別の制御絞りとの間に位置する再生管路
部分の圧力は、アクチュエータの負荷圧と等しくなり、
この負荷圧が検出管路で検出される。したがって、流量
制御手段は、油圧ポンプの吐出圧と負荷圧との差圧であ
るロードセンシング差圧に応じて駆動し、メータイン可
変絞りに流入する流量は当該ロードセンシング差圧に応
じた流量となり、この流量がアクチュエータに供給され
る。
【0013】また、アクチュエータのメータアウト側に
重力が作用する状態である再生時には、メータアウト主
管路に流れる圧油の一部が再生管路に流れるが、このと
き制御絞りと別の制御絞りとの間に位置する再生管路部
分の圧力は、前述した負荷圧よりも別の制御絞りの圧損
分だけ高い圧力となる。この高い圧力が検出管路で検出
される。したがって上述の流量制御手段は、油圧ポンプ
の吐出圧と、負荷圧よりも別の制御絞りの圧損分だけ高
い圧力との差圧に応じて制御される。このときロードセ
ンシング差圧は、前述した再生解除時に比べて小さくな
り、流量制御手段は、所定の設定差圧になろうとしてメ
ータイン可変絞りに流入する流量を増加させるように駆
動する。これに伴い、アクチュエータのメータイン側に
は、前述した再生解除時におけるメータイン可変絞りの
通過流量よりも大きな通過流量と再生流量とを合流させ
た比較的大きな流量を供給することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の建設機械の制御回路の実施例
を図に基づいて説明する。図1は本発明の建設機械の制
御回路の請求項1,2,5,6に係る発明に相当する一
実施例を示す回路図である。図2は図1に示す実施例で
得られる特性を示す図である。
【0015】図1は前述した図3に対応させて描いたも
のであり、油圧ショベルに適応させた実施例を示してい
る。この図1において前述した図3に示したものと同等
のものは、同じ符号で示してある。すなわち、この図1
に示す実施例にあっても、可変容量油圧ポンプ1と、こ
の油圧ポンプ1から吐出される圧油によって駆動し、メ
ータアウト側に負荷7の重力が作用する状態と、メータ
イン側に負荷7の反力が作用する状態とが選択的に生じ
得るアクチュエータ、例えばアームシリンダ6とを備え
ている。
【0016】また、アームシリンダ6に供給される圧油
の流れを制御するメータイン可変絞り3Aと、タンク8
に戻される圧油の流れを制御するメータアウト可変絞り
3Bと、メータイン可変絞り3Aの下流側とアームシリ
ンダ6のメータイン側6aとを連絡するメータイン主管
路6Aと、メータアウト可変絞り3Bの上流側とアーム
シリンダ6のメータアウト側6bを連絡するメータアウ
ト主管路6Bとを備えるとともに、アームシリンダ6の
メータアウト側6bに重力が作用する状態のときに、メ
ータアウト主管路6Bからメータイン主管路6Aへの圧
油の供給が可能な再生管路6Cと、この再生管路6Cの
通過流量を制御可能な制御絞り3Cと、再生管路6Cに
設けられ、メータイン主管路6Aからメータアウト主管
路6Bへの圧油の逆流を防止する逆止弁30とを備えて
いる。
【0017】また、メータイン可変絞り3Aへの供給流
量を、油圧ポンプ1の吐出圧PPとアームシリンダ6の
負荷圧PLOとの差圧であるロードセンシング差圧ΔP
LSに応じて制御可能な流量制御手段、例えば油圧ポン
プ1の傾転角を制御するレギュレータ2を備えている。
なお、ロードセンシング差圧の目標とする設定差圧は、
ばね2Aの付勢力により決められる。以上の構成につい
ては、前述した図3に示す従来例と同等である。
【0018】本実施例では特に、制御絞り3Cと、メー
タイン絞り3Aの下流のメータイン主管路6Aとの間に
位置する再生管路6C部分に、別の制御絞り13を設け
てある。DLSは、この別の制御絞り13の圧損を示し
ている。また、別の制御絞り13と制御絞り3Cとの間
に位置する再生管路6C部分の圧力を検出する検出管路
14を設けてある。
【0019】レギュレータ2の一方のパイロット室に
は、検出管路14を経てアームシリンダ6の負荷圧PL
O、あるいは後述するように負荷圧PLOに別の制御絞
り13の圧損DLSを加えた圧力が導かれ、レギュレー
タ2の他方のパイロット室には、検出管路5を経て油圧
ポンプ1の吐出圧PPが導かれ、これに伴ってロードセ
ンシング差圧ΔPLSが、ばね2Aの付勢力によって決
まる設定差圧に一致する吐出量QPO(あるいはQPO
よりも大きいQPX)とするように、レギュレータ2が
駆動して油圧ポンプ1の傾転角が制御される。
【0020】このように構成した実施例では、負荷7が
同図1の矢印9で示すように空中に位置する状態から、
その負荷7の重力によって下降し、アームシリンダ6の
メータアウト側6bに当該アームシリンダ6の駆動を制
御する圧力が発生する状態、すなわち再生時には、メー
タアウト主管路6Bを流れる圧油の一部が、再生管路6
Cに供給され、逆止弁3D、制御絞り3Cを経て、メー
タイン管路6Aに供給される。この動作は前述した図3
に示す従来例と同等である。
【0021】このとき、検出管路14によって制御絞り
3Cと別の制御絞り13との間に位置する再生管路6C
部分の圧力が検出される。この圧力はアームシリンダ6
の負荷圧PLOに圧損DLS分を加えた比較的高い圧力
である。また、検出管路5によって油圧ポンプ1の吐出
圧PPが検出される。レギュレータ2は、検出管路5で
検出された吐出圧PPと、検出管路14で検出された負
荷圧PLOと圧損DLSを含む圧力に応じて駆動する。
このとき、ロードセンシング差圧ΔPLSは、 ΔPLS=PP−(PLO+DLS) となる。すなわち見かけ上、ロードセンシング差圧は、
設定差圧に比べて小さな値となる。
【0022】上式を変形すると、 ΔPLS+DLS=PP−PLO となり、メータイン可変絞り3Aの通過流量によって作
られる差圧は、設定差圧よりも圧損DLS分だけ大きく
なり、レギュレータ2は油圧ポンプ1の吐出量を増加さ
せ、その増加させた吐出量QPX( >前述した吐出量
QPO)をメータイン可変絞り3Aに流入させる。図2
の特性線16は、このような再生時のポンプ吐出量の特
性を示している。そして、この再生時には、図2の特性
線17で示すように、再生管路6Cから供給される再生
流量QSと、油圧ポンプ1から供給される吐出流量QP
Xとが合流(QPX+QS)されて、メータイン主管路
6Aに供給される。
【0023】このように再生流量QSを吐出流量QPX
に合流させることにより、負荷7の重力エネルギーをア
ームシリンダ6の作動速度の増速に利用できるととも
に、この再生時にはアームシリンダ6に供給される流量
を増加させることができ、これによりアームシリンダ6
のメータイン側6aでのキャビテーションの発生を抑制
することができる。
【0024】なお、上述のように負荷7が降下しながら
も空中に位置する状態から、接地すると、負荷7の反力
が図1の矢印10に示すように作用し、これによりアー
ムシリンダ6のメータイン側6aに当該アームシリンダ
6の駆動を制御する圧力が発生する状態、すなわち再生
解除の状態となる。この状態ではメータアウト主管路6
Bから再生管路6Cに再生流量は流れない。また、検出
管路14によって検出される圧力は、負荷圧PLOであ
る。これに伴い、この再生がない状態のレギュレータ2
に導かれるロードセンシング差圧ΔPLSは、 ΔPLS=PP−PLO となる。したがって、メータイン可変絞り3A、メータ
イン主管路6Aには、ポンプ吐出圧PPと負荷圧PLO
のみを考慮したロードセンシング差圧ΔPLSに基づく
油圧ポンプ1の吐出流量QPOだけが供給され、この比
較的少ない流量(図2の特性線15に対応するもの)が
アームシリンダ6に供給される。
【0025】この実施例によれば、上述のように、アー
ムシリンダ6のメータアウト側6bに当該アームシリン
ダ6の駆動を制御する圧力が発生する再生時には、再生
解除時のポンプ吐出流量QPOよりも大きな流量である
ポンプ吐出流量QPXをメータイン可変絞り3Aに供給
でき、これにより、ブームシリンダ6のメータイン側6
aのキャビテーションの発生を抑制でき、当該制御回路
を構成する油圧機器及び管路のキャビテーションに伴う
損傷を少なくすることができ、これらの油圧機器及び管
路の耐久性を向上させることができる。
【0026】なお、上記実施例では、メータイン絞り3
Aへの供給流量を、油圧ポンプ1の吐出圧PPと、アー
ムシリンダ6の負荷圧PLOとの差圧であるロードセン
シング差圧ΔPLSに応じて制御可能な流量制御手段と
して、油圧ポンプ1の傾転角を制御するレギュレータ2
を挙げたが、本発明は、この構成に限られない。
【0027】例えば、アームシリンダ6等のアクチュエ
ータを駆動する圧油を供給する油圧ポンプが固定容量油
圧ポンプから成るとともに、流量制御手段を、固定容量
ポンプの吐出管路に設けられ、一方のパイロット部に油
圧ポンプの吐出圧が、他方のパイロット部に負荷圧PL
Oが、それぞれ与えられるアンロード弁によって構成し
てもよい。
【0028】また例えば、上述の流量制御手段を、メー
タイン可変絞り3Aの上流側の圧と下流側の圧との差圧
である前後差圧を制御する圧力補償弁によって構成し、
一方のパイロット部に油圧ポンプの吐出圧が、他方のパ
イロット部に負荷圧PLOが、それぞれ与えられるよう
にしてもよい。
【0029】また、上記実施例では、アクチュエータと
して、アームシリンダ6を挙げたが、アクチュエータは
アームシリンダ6に限られるものでなく、ブームシリン
ダであってもよく、また、アームシリンダ6とブームシ
リンダの双方であってもよい。
【0030】また、上記実施例では、建設機械として油
圧ショベルを挙げたが、本発明は油圧ショベルに限られ
ず、ロードセンシングシステムを備えるとともに、油圧
ショベルのアームやブームなどと同様な機能を有するフ
ロント部材を備えた建設機械であれば、適用可能であ
る。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上のように構成してあるの
で、再生時にアクチュエータに供給される流量を増加さ
せることができ、これにより、アクチュエータのメータ
イン側のキャビテーションの発生を従来技術に比べて抑
制でき、当該制御回路を構成する油圧機器及び管路のキ
ャビテーションに伴う損傷を少なくすることができ、こ
れらの油圧機器及び管路の耐久性を従来技術よりも向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械の制御回路の一実施例を示す
回路図である。
【図2】図1に示す実施例で得られる特性を示す図であ
る。
【図3】従来の建設機械の制御回路の一例を示す回路図
である。
【図4】図3に示す従来例で得られる特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 可変容量油圧ポンプ 2 レギュレータ(流量制御手段) 2A ばね 3A メータイン可変絞り 3B メータアウト可変絞り 3C 制御絞り 3D 逆止弁 5 検出管路 6 アームシリンダ(アクチュエータ) 6a メータイン側 6A メータイン主管路 6b メータアウト側 6B メータアウト主管路 6C 再生管路 7 負荷 8 タンク 13 別の制御絞り 14 検出管路 15 特性線 16 特性線 17 特性線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプと、 この油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動し、メ
    ータアウト側に重力が作用する状態と、メータイン側に
    負荷の反力が作用する状態とが選択的に生じ得るアクチ
    ュエータと、 上記油圧ポンプから上記アクチュエータに供給される圧
    油の流れを制御するメータイン可変絞りと、 上記アクチュエータからタンクに戻される圧油の流れを
    制御するメータアウト可変絞りと、 上記メータイン可変絞りの下流側と上記アクチュエータ
    の上記メータイン側とを連絡するメータイン主管路と、 上記メータアウト可変絞りの上流側と上記アクチュエー
    タのメータアウト側を連絡するメータアウト主管路と、 上記メータアウト側に重力が作用する状態のときに、上
    記メータアウト主管路から上記メータイン主管路への圧
    油の供給が可能な再生管路と、 この再生管路の通過流量を制御可能な制御絞りと、 上記メータイン可変絞りへの供給流量を、上記油圧ポン
    プの吐出圧と上記アクチュエータの負荷圧との差圧であ
    るロードセンシング差圧に応じて制御可能な流量制御手
    段とを備えた建設機械の制御回路において、 上記制御絞りと、上記メータイン可変絞りの下流の上記
    メータイン主管路との間に位置する上記再生管路部分
    に、別の制御絞りを設けるとともに、 この別の制御絞りと上記制御絞りとの間に位置する上記
    再生管路部分の圧力を検出する検出管路を設け、 この検出管路で検出された圧力に応じて上記流量制御手
    段を駆動することを特徴とする建設機械の制御回路。
  2. 【請求項2】 上記油圧ポンプが可変容量油圧ポンプか
    ら成るとともに、上記流量制御手段が上記可変容量油圧
    ポンプの傾転角を制御するレギュレータであることを特
    徴とする請求項1記載の建設機械の制御回路。
  3. 【請求項3】 上記油圧ポンプが固定容量油圧ポンプか
    ら成るとともに、上記流量制御手段が上記固定容量油圧
    ポンプの吐出管路に設けたアンロード弁であることを特
    徴とする請求項1記載の建設機械の制御回路。
  4. 【請求項4】 上記流量制御手段が、上記メータイン可
    変絞りの上流側の圧と下流側の圧との差圧である前後差
    圧を制御する圧力補償弁であることを特徴とする請求項
    1記載の建設機械の制御回路。
  5. 【請求項5】 上記再生管路に、上記メータイン主管路
    から上記メータアウト主管路への逆流を防止する逆止弁
    を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の建設機械の制御回路。
  6. 【請求項6】 建設機械が油圧ショベルであり、上記ア
    クチュエータがブームを駆動するブームシリンダ、及び
    アームを駆動するアームシリンダのうちの少なくとも一
    方であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載の建設機械の制御回路。
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