JPH08337252A - 包装用複合筒及びその製造方法 - Google Patents
包装用複合筒及びその製造方法Info
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- JPH08337252A JPH08337252A JP7144487A JP14448795A JPH08337252A JP H08337252 A JPH08337252 A JP H08337252A JP 7144487 A JP7144487 A JP 7144487A JP 14448795 A JP14448795 A JP 14448795A JP H08337252 A JPH08337252 A JP H08337252A
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- rectangular sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 矩形シートを折り畳んで接着するという方法
でありながら、袋を効率的に製造し、コストの低減を実
現することを可能にする。 【構成】 矩形シート2の両縁2aに沿う2本の折り曲
げ線2bで折り畳み、この矩形シート2の両縁2aを中
央付近で重ね合わせ、この両縁2aの間に、射出ノズル
3から接着剤を射出し、ここに接着剤を塗布する。引き
続いて、中央付近を押圧して、接着剤を矩形シート2の
内側にはみ出させ、矩形シート2の両縁2aの間を接着
するとともに、中央付近で対向する矩形シート2の各内
側面の部分2cを相互に接着して、矩形シート2から2
つの筒3a,3bを形成する。この後、各筒3a,3b
の間の部分に、ミシン目4を形成し、これらの筒3a,
3bの一端を加熱溶着して封止し、一対の袋1を形成す
る。
でありながら、袋を効率的に製造し、コストの低減を実
現することを可能にする。 【構成】 矩形シート2の両縁2aに沿う2本の折り曲
げ線2bで折り畳み、この矩形シート2の両縁2aを中
央付近で重ね合わせ、この両縁2aの間に、射出ノズル
3から接着剤を射出し、ここに接着剤を塗布する。引き
続いて、中央付近を押圧して、接着剤を矩形シート2の
内側にはみ出させ、矩形シート2の両縁2aの間を接着
するとともに、中央付近で対向する矩形シート2の各内
側面の部分2cを相互に接着して、矩形シート2から2
つの筒3a,3bを形成する。この後、各筒3a,3b
の間の部分に、ミシン目4を形成し、これらの筒3a,
3bの一端を加熱溶着して封止し、一対の袋1を形成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種の物品を包装す
るための包装用複合筒及びその製造方法に関する。
るための包装用複合筒及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】包装のために用いられる合成樹脂製の袋
として、熱収縮性の合成樹脂を適用したものがある。こ
の袋に物品を入れ、この袋の口を封止してから、この袋
を加熱すると、この袋が収縮して物品に密着する。ただ
し、袋には、空気の抜け孔を形成しておく。
として、熱収縮性の合成樹脂を適用したものがある。こ
の袋に物品を入れ、この袋の口を封止してから、この袋
を加熱すると、この袋が収縮して物品に密着する。ただ
し、袋には、空気の抜け孔を形成しておく。
【0003】このような袋の製造方法として、継ぎ目の
無い合成樹脂製のチューブを連続的に搬送しつつ、適宜
の間隔を置いて、このチューブを逐次封止し、それぞれ
の封止部位の近傍で、この帯状シートを逐次切断すると
いうものがある。
無い合成樹脂製のチューブを連続的に搬送しつつ、適宜
の間隔を置いて、このチューブを逐次封止し、それぞれ
の封止部位の近傍で、この帯状シートを逐次切断すると
いうものがある。
【0004】また、合成樹脂製の矩形シートを該矩形シ
ートの両縁に沿うそれぞれの折り曲げ線で折り畳んで、
この矩形シートの両縁を該矩形シートの中央付近で重ね
合わせ、この矩形シートの両縁の間に接着剤を塗布し
て、この矩形シートの両縁を接着し、これにより矩形シ
ートから筒を形成し、この筒の一端を封止するというも
のがある。
ートの両縁に沿うそれぞれの折り曲げ線で折り畳んで、
この矩形シートの両縁を該矩形シートの中央付近で重ね
合わせ、この矩形シートの両縁の間に接着剤を塗布し
て、この矩形シートの両縁を接着し、これにより矩形シ
ートから筒を形成し、この筒の一端を封止するというも
のがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の2つの製造方法のうちの後者、つまり矩形シートを
折り畳んで接着するという方法の場合は、その工程が比
較的煩雑であって、効率的でないため、更なる効率の向
上と、これに結びつくコストの低減が望まれていた。
来の2つの製造方法のうちの後者、つまり矩形シートを
折り畳んで接着するという方法の場合は、その工程が比
較的煩雑であって、効率的でないため、更なる効率の向
上と、これに結びつくコストの低減が望まれていた。
【0006】そこで、この発明の課題は、矩形シートを
折り畳んで接着するという方法でありながら、袋を効率
的に製造して、コストの低減を実現することを可能にす
る包装用複合筒及びその製造方法を提供することにあ
る。
折り畳んで接着するという方法でありながら、袋を効率
的に製造して、コストの低減を実現することを可能にす
る包装用複合筒及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1発明の包装用複合筒は、合成樹脂製の矩形シー
トを該矩形シートの両縁に沿うそれぞれの折り曲げ線で
折り畳んで、この矩形シートの両縁を該各折り曲げ線の
内側で重ね合わせ、この矩形シートの両縁の間に接着剤
を塗布するとともに、この接着剤を該矩形シートの両縁
に沿ってはみ出させて、この矩形シートの対向する各内
側面の部分を相互に接着し、これにより形成された2つ
の筒からなるまた、第2発明の製造方法においては、合
成樹脂製の帯状シートを連続的に搬送しつつ、折り曲げ
工程、及び接着工程を順次行っており、折り曲げ工程
は、帯状シートを該帯状シートの両縁に沿うそれぞれの
折り曲げ線で折り畳んで、この帯状シートの両縁を該各
折り曲げ線の内側で重ね合わせ、接着工程は、この帯状
シートの両縁の間に接着剤を塗布するとともに、この接
着剤を該帯状シートの両縁に沿ってはみ出させて、この
帯状シートの対向する各内側面の部分を相互に封止し、
これにより帯状シートから2つの筒を形成している。
に、第1発明の包装用複合筒は、合成樹脂製の矩形シー
トを該矩形シートの両縁に沿うそれぞれの折り曲げ線で
折り畳んで、この矩形シートの両縁を該各折り曲げ線の
内側で重ね合わせ、この矩形シートの両縁の間に接着剤
を塗布するとともに、この接着剤を該矩形シートの両縁
に沿ってはみ出させて、この矩形シートの対向する各内
側面の部分を相互に接着し、これにより形成された2つ
の筒からなるまた、第2発明の製造方法においては、合
成樹脂製の帯状シートを連続的に搬送しつつ、折り曲げ
工程、及び接着工程を順次行っており、折り曲げ工程
は、帯状シートを該帯状シートの両縁に沿うそれぞれの
折り曲げ線で折り畳んで、この帯状シートの両縁を該各
折り曲げ線の内側で重ね合わせ、接着工程は、この帯状
シートの両縁の間に接着剤を塗布するとともに、この接
着剤を該帯状シートの両縁に沿ってはみ出させて、この
帯状シートの対向する各内側面の部分を相互に封止し、
これにより帯状シートから2つの筒を形成している。
【0008】さらに、第3発明の包装用複合筒は、合成
樹脂製の矩形シートを該矩形シートの両縁に沿うそれぞ
れの折り曲げ線で折り畳んで、この矩形シートの両側の
各帯状部分を重ね合わせ、この矩形シートの両縁と、こ
れらの縁に重なる該矩形シートの各部分の間に、接着剤
を塗布し、これにより形成された2つの筒からなる。
樹脂製の矩形シートを該矩形シートの両縁に沿うそれぞ
れの折り曲げ線で折り畳んで、この矩形シートの両側の
各帯状部分を重ね合わせ、この矩形シートの両縁と、こ
れらの縁に重なる該矩形シートの各部分の間に、接着剤
を塗布し、これにより形成された2つの筒からなる。
【0009】
【作用】第1発明の包装用複合筒によれば、矩形シート
を2本の折り曲げ線で折り畳んで、この矩形シートの両
縁を重ね合わせ、この矩形シートの両縁の間に接着剤を
塗布して、この接着剤をはみ出させ、この矩形シートの
両縁と、この両縁に沿う該矩形シートの各内側面の部分
を接着し、これにより2つの筒を形成している。これら
の筒の一端を封止すれば、2つの袋が同時に形成され
る。
を2本の折り曲げ線で折り畳んで、この矩形シートの両
縁を重ね合わせ、この矩形シートの両縁の間に接着剤を
塗布して、この接着剤をはみ出させ、この矩形シートの
両縁と、この両縁に沿う該矩形シートの各内側面の部分
を接着し、これにより2つの筒を形成している。これら
の筒の一端を封止すれば、2つの袋が同時に形成され
る。
【0010】また、第2発明の製造方法によれば、帯状
シートを連続的に搬送しつつ、帯状シートを2本の折り
曲げ線で折り畳んで、この帯状シートの両縁を重ね合わ
せ、この帯状シートの両縁の間に接着剤を塗布して、こ
の接着剤をはみ出させ、この帯状シートの両縁と、この
両縁に沿う該帯状シートの各内側面の部分を接着し、こ
れにより2つの筒を形成している。この帯状シートを適
宜の間隔を置いて封止し、この封止部位の近傍で、この
帯状シートを切断すれば、これらの封止及び切断毎に、
2つの袋が同時に形成されるので、これらの袋を効率的
に製造することができる。
シートを連続的に搬送しつつ、帯状シートを2本の折り
曲げ線で折り畳んで、この帯状シートの両縁を重ね合わ
せ、この帯状シートの両縁の間に接着剤を塗布して、こ
の接着剤をはみ出させ、この帯状シートの両縁と、この
両縁に沿う該帯状シートの各内側面の部分を接着し、こ
れにより2つの筒を形成している。この帯状シートを適
宜の間隔を置いて封止し、この封止部位の近傍で、この
帯状シートを切断すれば、これらの封止及び切断毎に、
2つの袋が同時に形成されるので、これらの袋を効率的
に製造することができる。
【0011】さらに、第3発明の包装用複合筒によれ
ば、矩形シートを2本の折り曲げ線で折り畳んで、この
矩形シートの両縁の各帯状部分を重ね合わせ、この矩形
シートの両縁と、この両縁に重なる該矩形シートの各部
分の間を接着剤によって接着し、これにより矩形シート
から2つの筒を形成している。これらの筒の一端を封止
すれば、2つの袋が同時に形成される。
ば、矩形シートを2本の折り曲げ線で折り畳んで、この
矩形シートの両縁の各帯状部分を重ね合わせ、この矩形
シートの両縁と、この両縁に重なる該矩形シートの各部
分の間を接着剤によって接着し、これにより矩形シート
から2つの筒を形成している。これらの筒の一端を封止
すれば、2つの袋が同時に形成される。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0013】図1(a)〜(e)は、第1発明の包装用
複合筒の一実施例を作製する手順を示している。この実
施例では、図1(a)に示すような熱収縮特性を有する
合成樹脂製の矩形シート2を用いており、この矩形シー
ト2は、図1(b)に示すように該矩形シート2の両縁
2aに沿う2本の折り曲げ線2bで折り畳まれ、この矩
形シート2の両縁2aが中央付近で重ね合わせられる。
そして、矩形シート2の両縁2aの間に、射出ノズル3
の先端を差し込み、この射出ノズル3から接着剤を射出
しつつ、この射出ノズル3を該矩形シート2の両縁に沿
って移動させる。これにより、矩形シート2の両縁2a
の間に、接着剤が塗布される。
複合筒の一実施例を作製する手順を示している。この実
施例では、図1(a)に示すような熱収縮特性を有する
合成樹脂製の矩形シート2を用いており、この矩形シー
ト2は、図1(b)に示すように該矩形シート2の両縁
2aに沿う2本の折り曲げ線2bで折り畳まれ、この矩
形シート2の両縁2aが中央付近で重ね合わせられる。
そして、矩形シート2の両縁2aの間に、射出ノズル3
の先端を差し込み、この射出ノズル3から接着剤を射出
しつつ、この射出ノズル3を該矩形シート2の両縁に沿
って移動させる。これにより、矩形シート2の両縁2a
の間に、接着剤が塗布される。
【0014】引き続いて、矩形シート2の両縁2aの近
傍を押圧して、図1(c)に示すように該両縁2aの間
の接着剤を該矩形シート2の内側にはみ出させる。これ
により、矩形シート2の両縁2aの間が接着されるとと
もに、中央付近で対向する該矩形シート2の各内側面の
部分2cが相互に接着される。この結果、矩形シート2
から2つの筒3a,3bが形成される。
傍を押圧して、図1(c)に示すように該両縁2aの間
の接着剤を該矩形シート2の内側にはみ出させる。これ
により、矩形シート2の両縁2aの間が接着されるとと
もに、中央付近で対向する該矩形シート2の各内側面の
部分2cが相互に接着される。この結果、矩形シート2
から2つの筒3a,3bが形成される。
【0015】この後、図1(d)に示すように各筒3
a,3bの間の部分、つまり各内側面が相互に接着され
た部分2cに、ミシン目4を形成する。そして、これら
の筒3a,3bの一端を加熱溶着して封止すれば、図1
(e)に示すような2つの袋1a,1bを連ねた一対の
袋1が形成される。
a,3bの間の部分、つまり各内側面が相互に接着され
た部分2cに、ミシン目4を形成する。そして、これら
の筒3a,3bの一端を加熱溶着して封止すれば、図1
(e)に示すような2つの袋1a,1bを連ねた一対の
袋1が形成される。
【0016】このように1枚の矩形シート2から2つの
袋1a,1bを作製すれば、従来のように1枚の矩形シ
ートから1つの袋を作製する場合と比較すると、その手
間が略半減するので、袋の製造効率を向上させて、コス
トの低減を実現することができる。
袋1a,1bを作製すれば、従来のように1枚の矩形シ
ートから1つの袋を作製する場合と比較すると、その手
間が略半減するので、袋の製造効率を向上させて、コス
トの低減を実現することができる。
【0017】また、この一対の袋1を利用すれば、例え
ば1組として扱われる2種類の商品(リンスとシャンプ
ー、化粧品と試供品等)を収納することができる。この
場合、2種類の商品を各袋1a,1bにそれぞれ収納
し、これらの袋1a,1bの口を封止してから、これら
の袋1a,1bを加熱する。この一対の袋1は、先に述
べたように熱収縮特性を有する合成樹脂製であるから、
各袋1a,1bを加熱すれば、これらの袋1a,1bが
収縮して、これらの袋1a,1bが各商品に密着し、こ
の状態で、これらの商品が包装される。ただし、これら
の袋1a,1bには、空気抜きの各小孔を形成しておく
必要がある。
ば1組として扱われる2種類の商品(リンスとシャンプ
ー、化粧品と試供品等)を収納することができる。この
場合、2種類の商品を各袋1a,1bにそれぞれ収納
し、これらの袋1a,1bの口を封止してから、これら
の袋1a,1bを加熱する。この一対の袋1は、先に述
べたように熱収縮特性を有する合成樹脂製であるから、
各袋1a,1bを加熱すれば、これらの袋1a,1bが
収縮して、これらの袋1a,1bが各商品に密着し、こ
の状態で、これらの商品が包装される。ただし、これら
の袋1a,1bには、空気抜きの各小孔を形成しておく
必要がある。
【0018】したがって、一対の袋1だけで、2種類の
商品を包装して提供することができる。これらの商品を
分離させる必要があれば、各袋1a,1bの間のミシン
目4に沿って、この部位を引き裂けば良い。
商品を包装して提供することができる。これらの商品を
分離させる必要があれば、各袋1a,1bの間のミシン
目4に沿って、この部位を引き裂けば良い。
【0019】また、図2に示すように一対の袋1を各袋
1a,1bに分離させてから、これらの袋1a,1bを
個別に利用しても構わない。
1a,1bに分離させてから、これらの袋1a,1bを
個別に利用しても構わない。
【0020】さらに、図1(c)あるいは図1(d)に
示すような状態、つまり袋状にされる以前の2つの筒3
a,3bによって、商品を包装しても良い。つまり、こ
れらの筒3a,3bの内側にそれぞれの商品を収納して
から、これらの筒3a,3bを加熱して収縮させれば、
これらの筒3a,3bの内側に、それぞれの商品を包み
込むことができる。
示すような状態、つまり袋状にされる以前の2つの筒3
a,3bによって、商品を包装しても良い。つまり、こ
れらの筒3a,3bの内側にそれぞれの商品を収納して
から、これらの筒3a,3bを加熱して収縮させれば、
これらの筒3a,3bの内側に、それぞれの商品を包み
込むことができる。
【0021】図3及び図4には、図1の一対の袋1の各
変形例を示している。図3に示す一対の袋5は、各底5
a,5bを半円形に封止し切断している。また、図4に
示す一対の袋6も、各底6a,6bをそれぞれの形状に
封止し切断している。
変形例を示している。図3に示す一対の袋5は、各底5
a,5bを半円形に封止し切断している。また、図4に
示す一対の袋6も、各底6a,6bをそれぞれの形状に
封止し切断している。
【0022】さらに、一方の袋の幅を広くし、他方の袋
の幅を狭くするなど、適宜に形状を変更しても構わな
い。次に、図1の一対の袋1を大量に製造するための第
2発明の製造方法の一実施例を述べる。この実施例の製
造方法は、図5に示されており、折り曲げ工程、接着工
程、切断線形成工程、及び切断工程からなる。
の幅を狭くするなど、適宜に形状を変更しても構わな
い。次に、図1の一対の袋1を大量に製造するための第
2発明の製造方法の一実施例を述べる。この実施例の製
造方法は、図5に示されており、折り曲げ工程、接着工
程、切断線形成工程、及び切断工程からなる。
【0023】〔折り曲げ工程〕巻き付けローラ12に
は、熱収縮特性を有する合成樹脂製の帯状シート11が
予め巻き付けられている。この帯状シート11を各テン
ションローラ13を介して引き出し、この帯状シート1
1を予め定められた折り畳み経路(図示せず)に通して
から、この帯状シート11を各搬送ローラ14間に導
く。これらの搬送ローラ14の回転に伴い、帯状シート
11が連続的に搬送されていく。
は、熱収縮特性を有する合成樹脂製の帯状シート11が
予め巻き付けられている。この帯状シート11を各テン
ションローラ13を介して引き出し、この帯状シート1
1を予め定められた折り畳み経路(図示せず)に通して
から、この帯状シート11を各搬送ローラ14間に導
く。これらの搬送ローラ14の回転に伴い、帯状シート
11が連続的に搬送されていく。
【0024】折り畳み経路は、帯状シート11を通しか
つ案内しうる程に狭いものである。この折り畳み経路を
通過しつつ、まず帯状シート11の両端11aが徐々に
持ち上げられて、この帯状シート11が湾曲する。この
湾曲による弧が徐々に偏平し、更には帯状シート11が
2本の折り曲げ線11bで折り畳まれ、この帯状シート
11の両縁11aが中央付近で重ね合わせられる。
つ案内しうる程に狭いものである。この折り畳み経路を
通過しつつ、まず帯状シート11の両端11aが徐々に
持ち上げられて、この帯状シート11が湾曲する。この
湾曲による弧が徐々に偏平し、更には帯状シート11が
2本の折り曲げ線11bで折り畳まれ、この帯状シート
11の両縁11aが中央付近で重ね合わせられる。
【0025】〔接着工程〕射出ノズル15は、その先端
が帯状シート11の両縁11aの間に差し込まれるよう
に予め位置決めされている。帯状シート11の搬送に伴
い、射出ノズル15の先端から接着剤が徐々に射出され
る。これにより、帯状シート11の両縁11aの間に、
接着剤が塗布される。
が帯状シート11の両縁11aの間に差し込まれるよう
に予め位置決めされている。帯状シート11の搬送に伴
い、射出ノズル15の先端から接着剤が徐々に射出され
る。これにより、帯状シート11の両縁11aの間に、
接着剤が塗布される。
【0026】引き続いて、帯状シート11が各搬送ロー
ラ14間に挟み込まれるので、この帯状シート11の両
端11aの間の接着剤がはみ出す。これにより、帯状シ
ート11の両縁11aの間が接着されるとともに、中央
付近で対向する該帯状シート11の各内側面の部分が相
互に接着される。この結果、帯状シート11から2つの
筒が形成される。
ラ14間に挟み込まれるので、この帯状シート11の両
端11aの間の接着剤がはみ出す。これにより、帯状シ
ート11の両縁11aの間が接着されるとともに、中央
付近で対向する該帯状シート11の各内側面の部分が相
互に接着される。この結果、帯状シート11から2つの
筒が形成される。
【0027】〔切断線形成工程〕各搬送ローラ14の直
後の部位には、ミシン目装置16が配置されている。こ
のミシン目装置16は、帯状シート11の各筒の間の部
位に、ミシン目を連続的に形成する。
後の部位には、ミシン目装置16が配置されている。こ
のミシン目装置16は、帯状シート11の各筒の間の部
位に、ミシン目を連続的に形成する。
【0028】このミシン目装置16は、その位置を調節
することができ、また射出ノズル15と各搬送ローラ1
4の直後に配置されていることから、帯状シート11の
各筒の間の部位を正確にトレースする。このため、この
部位からミシン目が外れずに済む。
することができ、また射出ノズル15と各搬送ローラ1
4の直後に配置されていることから、帯状シート11の
各筒の間の部位を正確にトレースする。このため、この
部位からミシン目が外れずに済む。
【0029】〔切断工程〕ミシン目装置16の後方に
は、封止装置17及び切断装置18が配置されている。
は、封止装置17及び切断装置18が配置されている。
【0030】封止装置17は、一対の挟持板17a,1
7bを備えている。上方の挟持板17aの下側縁には、
ヒータが固定されている。上方の挟持板17aは、一定
の期間毎に、下降及び上昇し、各挟持板17a,17b
の間に帯状シート11を瞬時挟み込む。このとき、挟持
板17aのヒータによって、帯状シート11が該帯状シ
ート11の直交する方向で細長く封止される。これよ
り、帯状シート11は、所定の間隔を置いて、封止され
ることとなる。
7bを備えている。上方の挟持板17aの下側縁には、
ヒータが固定されている。上方の挟持板17aは、一定
の期間毎に、下降及び上昇し、各挟持板17a,17b
の間に帯状シート11を瞬時挟み込む。このとき、挟持
板17aのヒータによって、帯状シート11が該帯状シ
ート11の直交する方向で細長く封止される。これよ
り、帯状シート11は、所定の間隔を置いて、封止され
ることとなる。
【0031】切断装置18は、一対の刃18a,18b
を備えている。一定の期間毎に、上方の刃18aが下降
及び上昇して、帯状シート11が封止部位の近傍で切断
される。この切断の度に、一対の袋1が形成される。
を備えている。一定の期間毎に、上方の刃18aが下降
及び上昇して、帯状シート11が封止部位の近傍で切断
される。この切断の度に、一対の袋1が形成される。
【0032】このような折り曲げ工程、接着工程、切断
線形成工程、及び切断工程を連続的に行うことによっ
て、一対の袋1の大量生産が可能になる。
線形成工程、及び切断工程を連続的に行うことによっ
て、一対の袋1の大量生産が可能になる。
【0033】次に、第3発明の包装用複合筒の一実施例
を図6(a)〜(d)を参照して述べる。この実施例で
も、図6(a)に示すような熱収縮特性を有する合成樹
脂製の矩形シート22を用いており、図6(b)に示す
ように矩形シート22の各縁22a,22bに沿う2本
の折り曲げ線22c,22dで、この矩形シート22を
折り畳み、矩形シート22の両側の各帯状部分22e,
22fを相互に重ね合わせる。そして、一方の縁22b
と、この縁22bに重なる矩形シート22の部位の間
に、射出ノズル23の先端から接着剤を射出し、この間
を接着する。これにより、1つ目の筒24aが形成され
る。
を図6(a)〜(d)を参照して述べる。この実施例で
も、図6(a)に示すような熱収縮特性を有する合成樹
脂製の矩形シート22を用いており、図6(b)に示す
ように矩形シート22の各縁22a,22bに沿う2本
の折り曲げ線22c,22dで、この矩形シート22を
折り畳み、矩形シート22の両側の各帯状部分22e,
22fを相互に重ね合わせる。そして、一方の縁22b
と、この縁22bに重なる矩形シート22の部位の間
に、射出ノズル23の先端から接着剤を射出し、この間
を接着する。これにより、1つ目の筒24aが形成され
る。
【0034】引き続いて、図6(c)に示すように矩形
シート22の他方の縁22aと、この縁22aに重なる
矩形シート22の部位の間に、射出ノズル25の先端か
ら接着剤を射出し、この間を接着して、2つ目の小さな
筒24bを形成する。
シート22の他方の縁22aと、この縁22aに重なる
矩形シート22の部位の間に、射出ノズル25の先端か
ら接着剤を射出し、この間を接着して、2つ目の小さな
筒24bを形成する。
【0035】この後に、各筒24a,24bの一端を封
止すれば、図6(d)に示すような大袋26aと小袋2
6bからなる一対の袋21が形成される。
止すれば、図6(d)に示すような大袋26aと小袋2
6bからなる一対の袋21が形成される。
【0036】この一対の袋21の場合、大袋26aと小
袋26bの差が大きいので、異なる大きさの2つの物品
を包装するときに便利である。例えば、商品を大袋26
aに収納し、その説明書を小袋26bに収納する。この
一対の袋21も、熱収縮特性を有する合成樹脂製である
から、加熱すれば、この一対の袋21が収縮して各物品
に密着し、この状態で、これらの物品が包装される。
袋26bの差が大きいので、異なる大きさの2つの物品
を包装するときに便利である。例えば、商品を大袋26
aに収納し、その説明書を小袋26bに収納する。この
一対の袋21も、熱収縮特性を有する合成樹脂製である
から、加熱すれば、この一対の袋21が収縮して各物品
に密着し、この状態で、これらの物品が包装される。
【0037】
【効果】以上説明したように、この発明の包装用複合筒
及びその製造方法に基づいて袋を製造すれば、従来の袋
と比較して、製造する手間が半減するので、製造効率を
向上させて、コストの低減を実現することができる。
及びその製造方法に基づいて袋を製造すれば、従来の袋
と比較して、製造する手間が半減するので、製造効率を
向上させて、コストの低減を実現することができる。
【図1】第1発明の包装用複合筒の一実施例を作製する
手順を示す図
手順を示す図
【図2】図1の包装用複合筒を2つの袋に分離して示す
図
図
【図3】図1の包装用複合筒の一変形例を示す図
【図4】図1の包装用複合筒の他の変形例を示す図
【図5】第2発明の製造方法の一実施例を説明するため
に用いた図
に用いた図
【図6】第3発明の包装用複合筒の一実施例を作製する
手順を示す図
手順を示す図
1,5,6,21 一対の袋 2,22 矩形シート 3,15,23,25 射出ノズル 4 ミシン目 11 帯状シート 14 搬送ローラ 16 ミシン目装置 17 封止装置 18 切断装置
Claims (8)
- 【請求項1】 合成樹脂製の矩形シートを該矩形シート
の両縁に沿うそれぞれの折り曲げ線で折り畳んで、この
矩形シートの両縁を該各折り曲げ線の内側で重ね合わ
せ、 この矩形シートの両縁の間に接着剤を塗布するととも
に、この接着剤を該矩形シートの両縁に沿ってはみ出さ
せて、この矩形シートの対向する各内側面の部分を相互
に接着し、これにより形成された2つの筒からなる包装
用複合筒。 - 【請求項2】 各筒の間の部分に、切断線を形成した請
求項1に記載の包装用複合筒。 - 【請求項3】 各筒の一端を封止して、これらの筒を袋
状に形成してなる請求項1及び2のうちのいずれかに記
載の包装用複合筒。 - 【請求項4】 合成樹脂製の帯状シートを連続的に搬送
する途中で、 帯状シートを該帯状シートの両縁に沿うそれぞれの折り
曲げ線で折り畳んで、この帯状シートの両縁を該各折り
曲げ線の内側で重ね合わせる折り曲げ工程と、 この帯状シートの両縁の間に接着剤を塗布するととも
に、この接着剤を該帯状シートの両縁に沿ってはみ出さ
せて、この帯状シートの対向する各内側面の部分を相互
に封止し、これにより帯状シートから2つの筒を形成す
る接着工程とを備える包装用複合筒の製造方法。 - 【請求項5】 接着工程の直後に、各筒の間の部分に切
断線を形成する切断線形成工程を更に備える請求項4に
記載の包装用複合筒の製造方法。 - 【請求項6】 接着工程の後に、適宜の間隔を置いて、
帯状シートを該帯状シートに直交する方向で封止し、こ
の封止部位の近傍で、この帯状シートを切断し、これに
より各筒を袋状に形成する封止及び切断工程を更に備え
る請求項4及び5のうちのいずれかに記載の包装用複合
筒の製造方法。 - 【請求項7】 合成樹脂製の矩形シートを該矩形シート
の両縁に沿うそれぞれの折り曲げ線で折り畳んで、この
矩形シートの両側の各帯状部分を重ね合わせ、 この矩形シートの両縁と、これらの縁に重なる該矩形シ
ートの各部分の間に、接着剤を塗布し、これにより形成
された2つの筒からなる包装用複合筒。 - 【請求項8】 各筒の一端を封止して、これらの筒を袋
状に形成してなる請求項7に記載の包装用複合筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7144487A JPH08337252A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 包装用複合筒及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7144487A JPH08337252A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 包装用複合筒及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08337252A true JPH08337252A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15363475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7144487A Pending JPH08337252A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 包装用複合筒及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08337252A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102922776A (zh) * | 2012-11-07 | 2013-02-13 | 广州新文塑料有限公司 | 一种复合塑料编织袋的制备方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5821539B2 (ja) * | 1978-06-14 | 1983-04-30 | 日本板硝子株式会社 | 長尺部材への液剤自動塗布装置 |
-
1995
- 1995-06-12 JP JP7144487A patent/JPH08337252A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5821539B2 (ja) * | 1978-06-14 | 1983-04-30 | 日本板硝子株式会社 | 長尺部材への液剤自動塗布装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102922776A (zh) * | 2012-11-07 | 2013-02-13 | 广州新文塑料有限公司 | 一种复合塑料编织袋的制备方法 |
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