JPH08337210A - 鋼板コイルの外装板装着装置 - Google Patents

鋼板コイルの外装板装着装置

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JPH08337210A
JPH08337210A JP14167995A JP14167995A JPH08337210A JP H08337210 A JPH08337210 A JP H08337210A JP 14167995 A JP14167995 A JP 14167995A JP 14167995 A JP14167995 A JP 14167995A JP H08337210 A JPH08337210 A JP H08337210A
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JP
Japan
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plate
exterior
exterior plate
package
coil
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JP14167995A
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English (en)
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Shigeki Taniguchi
茂樹 谷口
Makoto Suzuki
真 鈴木
Yukihiro Baba
幸裕 馬場
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来の人手による作業のうち最も労力を要する
部分を選択的に自動化することにより、作業の労力を省
き安全を確保すると同時に、比較的簡単な装置で足り、
設備費や設置スペースの不都合が生じない鋼板コイルの
外装板装着装置を提供する 【構成】包装体1の内径孔に筒体13を挿入して持ち上
げる包装体支持リフタ6と、外装板コイルから外装板を
繰り出し包装体1の寸法に応じた所定サイズの複数枚の
天板と地板とに切断して供給する外装板供給装置7と、
地板を包装ライン5の搬送手段と包装体1の下部との間
に、また天板を包装体1の上部にそれぞれ移載する外装
板移載装置9とにより、外装板の移載作業を省力化し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鋼板コイルの外周面
に保護用の外装板を巻き付けて梱包するための外装板装
着装置にかかり、特に、内装梱包材で包装済の鋼板コイ
ル包装体の外周に更に複数枚の外装板を巻き付けて包装
するに際し、外装板の装着を簡単な設備で容易に行える
ようにした鋼板コイルの外装板装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼板コイルの梱包では、先ず、防錆紙等
の内装梱包材でコイル外周,内周,側面を包装する。輸
出する場合などでは、クレーン,リフトトラック等によ
る取り扱いが行われる際の疵防止のために、内装梱包の
上から更に、薄鉄板でコイル外周を包装(外装)する。
この外装作業は、図8に示されるように、紙で包装され
た内装済の鋼板コイル包装体1の外周を薄板状の外装板
2で包むもので、従来、例えば次のような手順に従い人
手で行われている。
【0003】その外装板2は通常2枚の矩形鉄板2a,
2bよりなり、各1枚で包装体1の外周の半分ずつを包
むようになっている。そのうち包装体1の下部分を包む
方の鉄板2aは地板、上部分を包む方の鉄板2bは天板
と呼ばれ、これら地板2aと天板2bとの端部を作業者
の手で重ね合わせて接着テープ3等を貼着することによ
り連結するものである。
【0004】先ず、リフタで鋼板コイル包装体1を持ち
上げ、その下に、人手でコイル幅×約2m程度の地板2
aを敷く。場合によっては厚手のダンボール材を地板2
aの上に置いてコイル下に敷く。次に、リフタで持ち上
げているコイルを降ろす。その後、同サイズの天板2b
の1枚または2枚を運搬してコイル上部に載せる。
【0005】次に、コイル下部の地板2aとコイル上部
の天板2bとの端部同士を人手で重ね合わせて、接着テ
ープ3等で目貼りして連結する。しかして、上記天地板
2a,2bのサイズは鋼板コイルのサイズに見合う必要
があり、例えば縦横1800mm×2000mm程度に
もなる。このような大きな重量のある鉄板を全て人手に
より操作することは大変困難であり、また安全の面から
も作業の改善が望まれていたが、近年、自動梱包技術の
進歩に伴い、このような鋼板コイルの外装梱包を自動的
に行う装置が、例えば実公昭58−46005号公報,
実公平1−42482号公報等に提案されている。これ
らはいずれも全自動式の外装板装着装置であって、内装
梱包材で包装済の鋼板コイルを回転させると同時に、そ
の外周にエンドレスの循環ベルトを接触させて鋼板コイ
ルと共に回転させておき、そのベルトと鋼板コイルとの
間に外装板素材を連続的に送り込むことにより、内装済
鋼板コイルの外周面に自動的に外装板素材を1周余巻き
付け、その後、切断した端部を接着テープで自動的に連
結して外装板を装着するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコイル外装板装着装置は外装板装着作業の全面的な
自動化を達成しようとするものであり、鋼板コイルへの
外装板の自動供給のみならず、コイル外周への巻き付け
から、その後のテープの貼着,端部の連結に至るまで全
く人手によらずに機械化を図っているため、必然的に装
置が極めて大がかりで設備費が高く、かつ設備の設置に
も広いスペースが必要であり、周辺に制限がある場合に
は設置が困難になるという問題点がある。
【0007】そこでこの発明は、従来の人手による作業
のうち最も労力を要する部分を選択的に自動化すること
により、作業の労力を省き安全を確保すると同時に、比
較的簡単な装置で足り、設備費や設置スペースの不都合
が生じない鋼板コイルの外装板装着装置を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するこ
の発明は、内挿梱包材で包装された鋼板コイルの円筒状
の包装体の外周に外装板を装着する外装板装着装置であ
って、前記包装体の内径孔に筒体を挿入して持ち上げる
包装体支持リフタと、外装板コイルから外装板を繰り出
し前記鋼板コイルの寸法に応じた所定サイズの複数枚の
天板と地板とに切断して供給する外装板供給装置と、前
記地板を包装体搬送手段と包装体下部との間に、前記天
板を包装体上部にそれぞれ移載する外装板移載装置とを
備えたことを特徴とするものである。
【0009】ここで、前記外装板移載装置は、外装板を
着脱自在に吸着する複数のマグネット吸着盤と、該マグ
ネット吸着盤を昇降させる昇降手段と、マグネット吸着
盤を前記包装体搬送手段を含む包装ライン上と当該ライ
ンの外部との間で旋回移動させる旋回手段とを備えてい
るものとすることができる。また、前記外装板供給装置
と前記外装板移載装置との間に外装板搬送コンベアを備
え、該外装板搬送コンベアには、搬送方向に延びる搬送
用溝を有する外装板搬送テーブルと、該テーブルの上面
より突出して前記外装板の一端を押しつつ前記搬送用溝
内を走行するドク板と、該ドク板を前記外装板の移送方
向に走行させる駆動装置とを設けたものとすることがで
きる。
【0010】
【作用】包装体支持リフタは、包装ライン上の鋼板コイ
ル包装体(内挿梱包材で包装済)の内径孔に筒体を挿入
して包装体を包装ラインの上方に持ち上げる。外装板供
給装置は、外装板コイルから外装板を繰り出し、鋼板コ
イルの寸法に応じて所定サイズの天板と地板とに切断し
たものを、通常、搬送コンベア上に供給する。搬送コン
ベアはその天板と地板を包装体の包装ラインに近接して
配置された外装板移載装置まで搬送する。
【0011】外装板移載装置は、まず供給された地板を
マグネット吸着盤で吸着し、昇降手段で搬送コンベアか
ら持ち上げると共に旋回手段で包装ラインに向けて旋回
させ、持ち上げられている包装体の真下の位置に運び、
昇降手段で降下させて包装ライン上に置き、その後、元
の位置に復帰する。包装体支持リフタが降下し、鋼板コ
イルの包装体を包装ライン上に置かれた地板の上に載せ
る。
【0012】次に、外装板移載装置は天板をマグネット
吸着盤で吸着し、地板の場合と同様にして包装ライン上
の包装体の真上の位置に運び、昇降手段で降下させて包
装体の上部に載せて置く。こうして、包装体の下部に1
枚の地板、包装体の上部に1枚ないし複数枚の天板が置
かれた状態から、以後、人手により天板と地板の端部同
士を重ね、接着テープを貼って連結することにより、鋼
板コイル包装体の外装板装着作業が完了する。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1ないし図7は、この発明の一実施例を示す
もので、図1は鋼板コイルの外装板装着装置の全体配置
図、図2は包装体支持リフタの一部を断面で示す側面
図、図3は外装板供給装置の側面図、図4は外装板搬送
コンベアの搬送用溝部拡大図、図5は外装板移載装置の
側面図、図6はその部分拡大図、図7は外装板移載装置
の平面図である。
【0014】先ず、図1により全体構成を説明すると、
5はチェーンコンベア等の搬送手段を備えた包装ライン
で、包装体1が搬送される。この包装ライン5を挟んで
一方側に包装体支持リフタ6が配設されている。他方側
には、外装板供給装置7と外装板搬送コンベア8と外装
板移載装置9とが連携的に配設されている。前記包装体
支持リフタ6は、図2に示すように、レール(前記包装
ライン5に対し直交する方向に敷設してある)11上を
図外の電動機等の駆動手段により走行駆動されて包装体
1に対し離接する台車12上に、昇降筒体13を備えて
構成されている。その昇降筒体13は、ガイドフレーム
14により案内されつつ油圧シリンダ15で昇降駆動さ
れるようになっている。
【0015】前記外装板供給装置7は、図3に示すよう
に、外装板素材である薄鋼板を円筒状に巻いた外装板コ
イル20をマンドレル21aに回転自在に支持して巻き
戻すアンコイラ21及びこのアンコイラ21を図外のモ
ータ等で駆動させると共に図外のシリンダで昇降させる
コイルカー22からなる外装板供給スタンド23と、ア
ンコイラ21で巻き戻した外装板素材を次工程に滑らせ
て送り込むスレッディングテーブル24と、外装板素材
を挟み込むための圧下シリンダ25aを有する前段のピ
ンチローラ装置25及びピンチローラ装置25から送り
出された外装板素材の板形状を平坦に矯正するためのロ
ールレベラ26及びこのロールレベラ26を通板させて
出側へ送り出す圧下シリンダ27aを有する後段のピン
チローラ装置27及びこのピンチローラ装置27から送
り出されてくる平坦な外装板素材を受けるローラテーブ
ル28を有する外装板素材の整形送り装置29と、ロー
ラテーブル28上に支持された外装板素材を切断するシ
ャー31及び出側ピンチローラ32を有する切断装置3
3とを備えて構成されている。前記切断装置33は、外
装板素材の送り長さを図外の測定手段で測長して予め設
定してある包装体1の寸法に合わせて切断し、天板2a
並びに地板2bとして外装板搬送コンベア8上に送り出
す機能を備えている。 前記外装板搬送コンベア8は、
フレーム41に固定された外装板搬送テーブル42と、
この外装板搬送テーブル42の上面に送り方向に延びた
2本の搬送用溝43と、この各溝43内を電動機44a
で走行駆動されるチェーン駆動装置44と、このチェー
ン駆動装置44に取付けられたドク板45とを備えて構
成されている。このドク板45は上端部が外装板搬送テ
ーブル42の上面より上方に突出しており、外装板搬送
テーブル42に載置された外装板2(地板2a,天板2
b)の一端側を押して移動させるようになっている。
【0016】前記外装板移載装置9は、図5〜図7に示
すように、外装板2を着脱自在に吸着する複数の電磁石
51を有するマグネット吸着盤52と、このマグネット
吸着盤52を昇降させる昇降手段53と、マグネット吸
着盤52を包装ライン5上と包装ライン5の外部との間
で旋回移動させる旋回手段54とを備えている。角形の
マグネット吸着盤52は、下面に例えば16個の電磁石
51を縦横に整列配置して構成され、中心部が回転軸エ
アシリンダ55を介して所定角度旋回可能に回転軸52
aで支持されて旋回アーム56の先端部に取り付けられ
ている。その旋回アーム56は、その基部が旋回中心と
なる軸57で支持され、上下方向の直線案内装置(リニ
アガイド装置)58を介してガイドスタンド60に取り
付けられている。61は旋回用油圧シリンダで、旋回ア
ーム56を例えば90度の範囲に旋回させる旋回手段5
4の駆動装置として機能する。また、旋回アーム56の
基部は、昇降手段53を構成する送りねじ装置により昇
降可能に支持されている。すなわち、送りねじ装置のボ
ールねじ軸65がガイドスタンド60に回転自在に取り
付けられ、その下端部はギヤボックス66を介して電動
機67に連結されている。ボールねじ軸65にはボール
ねじナット68が螺合されており、このボールねじナッ
ト68に旋回アーム56の基部が係止させてある。
【0017】以上のように構成された鋼板コイルの外装
板装着装置の動作を説明する。鋼板コイルを内挿梱包材
で包装した包装体1が、包装ライン5のコンベアで外装
板装着作業場に送られてくると、先ず、包装体支持リフ
タ6の油圧シリンダ15を作動させて、昇降筒体13を
所定位置(包装ライン5上の包装体1の内径孔の高さ位
置)まで上昇させる。次に、図外の駆動手段により台車
12を駆動し、レール11上を包装ライン5の包装体1
に向かって前進させ、昇降筒体13を包装体1の内径孔
に挿入する。続いて、包装体支持リフタ6の油圧シリン
ダ15を再度作動させ、昇降筒体13で包装体1を包装
ライン5の上方に高く持ち上げ停止する。
【0018】一方、外装板供給装置7は、アンコイラ2
1から外装板素材の整形送り装置29の前段ピンチロー
ラ25,ロールレベラ26,後段ピンチローラ27に至
るまでを駆動させて、外装板コイル20から薄鋼板を巻
き戻し、ロールレベラ26で平坦に整形して、必要長さ
の外装板素材をローラテーブル28上に送り出し、切断
装置33のシャー31で包装体1の寸法に見合う長さの
外装板2に切断する。
【0019】次に、シャー出側ピンチローラ32を駆動
し、外装板2の1枚(地板2a)を外装板搬送コンベア
8の外装板搬送テーブル42上に送給する。続いて、外
装板搬送コンベア8のチェーン駆動装置44の電動機4
4aを駆動させる。これにより、2枚のドク板45がそ
れぞれ搬送用溝43,43に沿って移動を始め、外装板
搬送テーブル42上に置かれている外装板2の後端縁に
当接して押圧しつつ出側に向かって移動させる。この場
合、2枚のドク板45は外装板2の後端に幅方向に離れ
た2か所で接して押しながら搬送するから、たとえ外装
板2が前工程の外装板供給装置7から若干斜めに傾いて
送られてきても、自然に包装ライン5と平行な状態に修
正される。外装板2の中心が、外装板搬送コンベア8の
先端部に配設されている外装板移載装置9のマグネット
吸着盤52の中心位置に達したとき、電動機44aを停
止して外装板2の搬送を停止させる。
【0020】次に、外装板移載装置9の昇降用の電動機
67を駆動し、ギヤボックス66を介してねじ軸65を
回転駆動させる。これによりナット68が下降しはじめ
て、旋回アーム56とその先端のマグネット吸着盤52
とが一体的に下降する。マグネット吸着盤52の電磁石
51が地板2aの面に当接したら電動機67を止めて下
降を停止する。その後、電磁石51を励磁させて地板2
aを吸着保持する。
【0021】次に、昇降用の電動機67を上昇方向に駆
動させると共に、マグネット吸着盤旋回用のエアシリン
ダ55および旋回アーム旋回用の油圧シリンダ61を作
動させて旋回アーム56を反時計方向に90度旋回させ
つつマグネット吸着盤52を同方向に90度旋回させ、
地板2aを包装ライン5のコンベアとその上方に持ち上
げられている包装体1との間に移動させる。この二重の
旋回動作によって、地板2aの幅を包装体1の幅の方向
に合致させるものである。次いで、電動機67を下降方
向に駆動させてマグネット吸着盤52を旋回アーム56
と共に下降させ、地板2aが包装ライン5上に到達した
ら電磁石51を消磁させて地板2aの保持を解除する。
その後、電動機67を上昇方向に駆動させてマグネット
吸着盤52,旋回アーム56を上昇させ、次いで油圧シ
リンダ61を作動させて旋回アーム56を時計方向に9
0度旋回させて元の待機位置に復帰させる。以上によ
り、地板2aの移載作業が完了する。
【0022】次に、包装体支持リフタ6の昇降筒体13
を下降させ、持ちあげていた包装体1を包装ライン5上
の地板2aの上に重ねて置く。その後、台車12を後退
させて包装体支持リフタ6を元の待機位置に戻す。続い
て、天板2bの移載が行われるが、外装板供給装置7及
び外装板搬送コンベア8の動作については、上記の地板
2aの場合と全く同一であり、重複説明は省略する。
【0023】天板2bが、外装板搬送コンベア8の先端
で待機している外装板移載装置9のマグネット吸着盤5
2直下に停止したら、マグネット吸着盤52を下降さ
せ、電磁石51を励磁して天板2bを吸着した後、マグ
ネット吸着盤52を上昇させる。このときの上昇高さ
は、包装ライン5上に載置された包装体1の上面より高
くする点が、地板2aの移載の場合とは異なる点であ
る。
【0024】以後、地板2aの場合と同一操作を行って
天板2bを包装体1の真上に運び、包装体1の上部に移
載する。なお、天板2bの移載において、外装板供給装
置7により、外装板コイル20から巻き戻した薄鋼板素
材から複数枚の天板2bを切り出し、外装板搬送コンベ
ア8の外装板搬送テーブル42上に重なった状態で送給
すると、上述した外装板搬送コンベア8と外装板移載装
置9の一連の動作で複数枚の天板2bを一度に移載する
ことができる。
【0025】かくして、外装板装着装置により、包装体
1と包装ライン5のコンベアとの間に地板2aを1枚、
包装体1の上に天板2bを1枚あるいは複数枚移載した
後、人手によって天板2bと地板2aとを端部で若干重
ねて接着テープで接続する作業を行い、包装体1の外装
板装着作業が完了する。本実施例の外装板装着装置にあ
っては、外装板供給装置7で、包装体のコイル幅と同寸
法の幅を有する外装板コイルから巻き戻した外装板素材
を、包装体の外周長の応じて設定した所定長さに自動的
に切断して供給する。従来は、例えば包装体1の直径5
50〜1800mmの範囲の外周長に合わせて、予め5
0mm毎の長さ差に予め切断した多種寸法の平板外装板
を用意して資材置場に平置きしていた。そのため広大な
置場面積を必要としたが、本実施例では包装体幅の同幅
寸法の一種類の外装板コイルを用意しておけば良く、そ
のため外装板素材の置場面積を従来より大幅に縮小でき
るという利益もある。
【0026】なお、包装体支持リフタ6,外装板供給装
置7,外装板搬送コンベア8,外装板移載装置9等の構
成は上記実施例で示したものに限定するものではなく、
それらの機能を損なわない範囲で他の構成を採用しても
良く、例えばマグネット吸着盤52の昇降手段として送
りねじ装置に代えて油圧シリンダ装置やチェーン駆動装
置などを利用する等の変更が可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1の外装板装着装置によれば、包装体支持リフタで包装
体を持ち上げておいて、外装板供給装置で鋼板コイル幅
に見合う所定サイズの複数枚の天板と地板とに切断して
供給し、外装板移載装置で地板を包装体搬送手段と包装
体下部との間に移載し、次に包装体支持リフタで包装体
を下降させてから天板を包装体上部にそれぞれ移載する
ものとしたため、従来労力と安全性の点で最も問題があ
った変形し易く大型の外装板の供給作業及び移載作業が
完全に自動化され、しかも全自動装置に比べて格段に簡
単で小型の自動装置で足りることとなり、その結果、鋼
板コイルの外装板装着作業の高速化、省力化、安全性確
保を達成できると同時に、設備費や設置スペースの節約
も果たせるという効果を奏する。
【0028】また、請求項2の外装板装着装置によれ
ば、外装板移載装置はマグネット吸着盤とその昇降手段
と旋回手段とを備えた構成としたため、外装板を傷つけ
ることなく確実に保持して包装体の下部及び上部に移載
することができ、外装板装着作業の高速化、省力化、安
全化が一層促進されるという効果が得られる。更に、請
求項3の外装板装着装置によれば、外装板供給装置と外
装板移載装置との間に配した外装板搬送コンベアに、外
装板の一端を押しつつ搬送するドク板を設けたため、外
装板供給装置から外装板が斜めに傾いて供給されても搬
送中に自然に正常な姿勢に修正され、外装板を常に正確
に目的の箇所に移載できてその後の作業が容易になり、
かつ正確な外装が保証されるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋼板コイルの外装板装着装置の全体配置図であ
る。
【図2】包装体支持リフタの一部を断面で示す側面図で
ある。
【図3】外装板供給装置の側面図である。
【図4】外装板搬送コンベアの搬送用溝部の拡大図であ
る。
【図5】外装板移載装置の側面図である。
【図6】図5の部分拡大図である。
【図7】外装板移載装置の平面図である。
【図8】包装体の外装板装着作業を説明する図で、
(a)は装着時、(b)は装着完了後を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 包装体 2 外装板 2a 地板 2b 天板 3 接着テープ 5 包装ライン 6 包装体支持リフタ 7 外装板供給装置 8 外装板搬送コンベア 9 外装板移載装置 13 昇降筒体 43 搬送用溝 44 駆動装置(ドク板の) 45 ドク板 52 マグネット吸着盤 53 昇降手段 54 旋回手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内挿梱包材で包装された鋼板コイルの円
    筒状の包装体の外周に外装板を装着する外装板装着装置
    であって、前記包装体の内径孔に筒体を挿入して持ち上
    げる包装体支持リフタと、外装板コイルから外装板を繰
    り出し前記鋼板コイルの寸法に応じた所定サイズの複数
    枚の天板と地板とに切断して供給する外装板供給装置
    と、前記地板を包装体搬送手段と包装体下部との間に、
    前記天板を包装体上部にそれぞれ移載する外装板移載装
    置とを備えたことを特徴とする鋼板コイルの外装板装着
    装置。
  2. 【請求項2】 前記外装板移載装置は、外装板を着脱自
    在に吸着する複数のマグネット吸着盤と、該マグネット
    吸着盤を昇降させる昇降手段と、マグネット吸着盤を前
    記包装体搬送手段を含む包装ライン上と当該ラインの外
    部との間で旋回移動させる旋回手段とを備えていること
    を特徴とする請求項1記載の鋼板コイルの外装板装着装
    置。
  3. 【請求項3】 前記外装板供給装置と前記外装板移載装
    置との間に外装板搬送コンベアを備え、該外装板搬送コ
    ンベアには、搬送方向に延びる搬送用溝を有する外装板
    搬送テーブルと、該テーブルの上面より突出して前記外
    装板の一端を押しつつ前記搬送用溝内を走行するドク板
    と、該ドク板を前記外装板の移送方向に走行させる駆動
    装置とを設けたことを特徴とする請求項1または2に記
    載の鋼板コイルの外装板装着装置。
JP14167995A 1995-06-08 1995-06-08 鋼板コイルの外装板装着装置 Pending JPH08337210A (ja)

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