JPH08336883A - フィルムの押出成形方法 - Google Patents

フィルムの押出成形方法

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JPH08336883A
JPH08336883A JP7143039A JP14303995A JPH08336883A JP H08336883 A JPH08336883 A JP H08336883A JP 7143039 A JP7143039 A JP 7143039A JP 14303995 A JP14303995 A JP 14303995A JP H08336883 A JPH08336883 A JP H08336883A
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die
lip
film
extrusion molding
resin
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JP7143039A
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Masaaki Takeo
昌明 武尾
Takeharu Isaki
健晴 伊▲崎▼
Yasuhiko Ota
靖彦 太田
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長時間連続して押出成形を続けた場合であっ
ても、ダイにメヤニが付着しないフィルムの押出成形方
法を提供する。 【構成】 熱可塑性樹脂を押出機のスリット状ダイを通
して溶融押出した後、冷却するフィルムの押出成形方法
であって、押出機に装着するダイのリップ部先端が円弧
状のコーナー部を有し、該円弧状コーナー部の半径が1
〜30μm、その寸法誤差が±20%以下であり、且
つ、該リップ部の長さが1〜3cmであることを特徴と
するフィルムの押出成形方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性樹脂フィルム
の押出成形方法に関する。詳しくは、所定の形状に設計
されたスリット状ダイを用いて押出成形する熱可塑性樹
脂のフィルムの製造法に関し、成形時にダイラインの原
因の一つであるメヤニと称する焼けこげの発生を抑制す
ることができるフィルムの押出成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、樹脂フィルムの製造方法とし
て、溶融した樹脂をスリット状ダイより膜状に押し出
し、冷却ロール等によってフィルムを冷却固化して製膜
する押出成形方法が知られている。ここで、製膜上の問
題として従来から検討されているものにメヤニと称する
焼けこげの発生が挙げられる。メヤニは原料中の低分子
量樹脂や添加剤の一部が酸化劣化することにより生じた
固形状、ゲル状等のものであって、これがダイリップコ
ーナー部近傍に付着したものを指す。このメヤニが経時
的に蓄積成長すると、成形中のフィルム表面に触れ、フ
ィルムの流れ方向にスジ状の模様、いわゆる、ダイライ
ンになることが従来から知られている。ダイラインが入
ったフィルムは製品価値を失ない、製品コストに大きな
影響を及ぼすため、メヤニをダイリップコーナー部近傍
に付着させないことが、ダイライン発生防止に大きな効
果をもたらす。
【0003】従来、メヤニの発生を抑制する方法とし
て、200℃程度の温度で成形する汎用樹脂では以下の
添加剤が知られている。樹脂の熱安定性を向上させる
安定剤として、フェノール系安定剤、硫黄系安定剤、燐
系安定剤など、離型効果を向上させるものとして、金
属面からメヤニ凝着物が積層する前に削り取るシリカ、
無機ケイ酸金属塩、ゼオライト等ケイ酸化合物、金属
層に皮膜を形成させるため有機フッ素化合物を添加した
り、金属面との接触を遮断するために界面活性剤や金属
石鹸を添加する。
【0004】しかし、上記方法は耐熱性に優れた、いわ
ゆるスーパーエンジニアプラスチックのフィルム成形に
は用いることができない。スーパーエンジニアプラスチ
ックは、成形温度が350℃を越えるため、安定剤、滑
剤や離型剤が分解し、それらの効果が期待し難いためで
ある。
【0005】また、設備的な対応として、押出機とダイ
接続部に異物を除去するためにフィルターを取りつける
と効果的であることが知られている。目の細かいフィル
ターを使用すればフィルターを通過する前に発生した固
形状のメヤニを、ある程度除去できる。しかし、フィル
ターを通過した後に発生したメヤニは除去できない。
【0006】特開平6−335949号公報には、押出
機に装着するダイのリップ部の先端が円弧状のコーナー
部を有して、その円弧状コーナー部の半径を30μm以
下であるダイを使用して、ダイラインの発生を抑える押
出成形方法が開示されている。この方法は、樹脂がコー
ナー部近傍のダイ表面へ付着することがないためダイラ
インが発生しにくく、非常に効果的な方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さらに検討を続けた結
果、長時間連続して押出成形を続けた場合にはダイのリ
ップの円弧状コーナー部の半径を30μm以下にするだ
けでは必ずしも充分とはいえないことが判った。そこ
で、本発明の目的は、特開平6−335949号公報に
記載された方法をさらに改善し、長時間連続して押出成
形を続けた場合であっても、ダイにメヤニが付着してダ
イラインの原因となることを防止し得るフィルムの押出
成形方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討し
た結果、スリット状ダイの長さを特定の範囲に設定する
ことにより上記の目的を達成し得ることを見出し遂に本
発明に到った。
【0009】すなわち、本発明は、熱可塑性樹脂を押出
機のスリット状ダイを通して溶融押出した後、冷却する
フィルムの押出成形方法であって、押出機に装着するダ
イのリップ部先端が円弧状のコーナー部を有し、該円弧
状コーナー部の半径が1〜30μm、その寸法誤差が±
20%以下であり、且つ、該リップ部の長さが1〜3c
mであることを特徴とするフィルムの押出成形方法であ
る。本発明をさらに効果的に実施するには、上記構成に
加えて、ダイリップ部を流動する樹脂の剪断速度を80
〜800/sの範囲で押出成形することが望ましい。
【0010】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明が適用できる樹脂は熱可塑性樹脂全般である。代表
的な樹脂を例示すると、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ハロゲン化ポリエチレン等のポリオレフィン、ナイ
ロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン1
2、ナイロン11等のポリアミド類、ポリエチレンテレ
フタラート(PET)、ポリエチレンナフタレート、ポ
リブチレンテレフタラート等のポリエステル類、ポリエ
ーテルサルフォン(PES)、ポリフェニルオキサイド
(PPO)、ポリエーテルエーテルケトン(PEE
K)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)等の芳香族
ポリエーテル類、ポリイミド類が挙げられる。
【0011】本発明は、上記の熱可塑性樹脂の内、特に
ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテ
ルサルフォン等のフィルムの押出成形に好ましく適用さ
れる。本発明を適用するに際し、上記の熱可塑性樹脂に
公知の添加剤、例えば、安定剤、粘度調整剤、充填剤、
滑剤、帯電防止剤、ブロッキング防止剤等を含有させて
もよい。
【0012】本発明に用いる押出機には特に制限はな
い。通常、熱可塑性樹脂の押出成形に用いられる単軸ス
クリュー押出機、二軸スクリュー押出機等が用いられ
る。本発明に使用するダイとして、フラットダイ、サー
キュラーダイ等が挙げられる。フラットダイとして、マ
ニホールドダイ、フィッシュテイルダイ、コートハンガ
ーダイ、スクリューダイ等が例示される。その他、イン
フレーションフィルム押出成形用のインフレーションダ
イが挙げられる。
【0013】上記ダイの材質は、SUS製等の金属材料
であっても、また、全体がセラミックスで構成されたも
のであってもよい。さらに、ダイの素材と樹脂との反応
防止の為に、ダイ本体にクロム、ニッケル、チタン、
銅、亜鉛等のメッキを施してもよい。
【0014】本発明に用いるダイのリップ先端のコーナ
ー部の構造は、円弧状に仕上げられ、且つ、リップ部の
長さが特定の範囲に限定されていることが重要である。
円弧状コーナー部の半径(以下、Rという)はより小さ
いことが好ましい。しかし、施工上の問題があり、リッ
プ先端部の施工及び得られるフィルムの表面状態の双方
を勘案すると、Rは30μm以下であり、かつその寸法
誤差が±20%以下であることが好ましい。より好まし
くは、Rが10μm以下、かつその寸法誤差が±20%
以下である。さらに好ましくはRが3μm以下、かつそ
の寸法誤差が±20%以下である。Rが30μmを超え
ると、ダイリップコーナー部近傍にメヤニが付着し易く
なり、得られるフィルムの表面にダイラインが発生し易
くなるので好ましくない。また、Rが30μm以下であ
っても、その寸法誤差が±20%を超えると、メヤニの
発生を完全には防止し得ないので好ましくない。Rの下
限はより小さいことが好ましいが、施工技術等を考慮す
ると1μm程度である。
【0015】また、本発明に用いるダイのリップ部長さ
は、1〜3cmの範囲にあることが重要である。リップ
部の長さが3cmを超えると、溶融樹脂がリップ部に流
入する際の縮小流動の効果が薄れ、バラス効果が小さく
なるためコーナー部近傍のダイ表面にメヤニが付着し易
い。また、リップ部の長さが1cm未満では、リップで
生じる圧力損失が小さくなり得られるフィルムの厚み調
整が困難になる。
【0016】本発明に用いるダイとして、T−ダイを例
に挙げて説明する。〔図1〕は本発明に用いる代表的T
−ダイの軸方向の断面図である。〔図2〕は該T−ダイ
先端部の拡大断面図である。押出機シリンダー内で溶融
した樹脂は、樹脂流入口1からダイに導入されマニホー
ルド部2、次いでランド部3を経由してリップ部4に至
り、円弧状に仕上げられたコーナー部5から押し出され
る。
【0017】従来、コーナー部5から押し出された樹脂
は、減圧され膨張してその表面の一部がコーナー部5近
傍のダイ表面6に接触し、粘着、剥離が繰り返され、そ
の一部がメヤニとしてコーナー部5近傍のダイ表面6に
付着し、ダイライン発生の一原因となっていた。而し
て、本発明においては、ダイ先端のコーナー部5の半径
が30μm以下の円弧状に誤差±20%以下で仕上げら
れたダイであって、さらに、リップ部4の長さ(リップ
部4の入口7からリップ部4の先端に至る長さ)が1〜
3cmであるダイを使用する。かかる構成のダイを用い
ることにより、溶融樹脂がコーナー部5近傍のダイ表面
6に接触し難くする等してメヤニの発生、付着するこ
と、さらに得られるフィルム表面にダイラインが発生す
ることを防止するものである。
【0018】ダイ先端部の製作に当たって、ダイ各部を
ダイヤモンド砥石等で研削・研磨し、所定の寸法及び表
面粗さに仕上げ、さらに、リップ部先端のコーナー部の
Rを30μm以下(誤差±20%以下)、リップ部の長
さを1〜3cmに仕上げる。Rの寸法の測定方法は、デ
シコン等でダイの幅方向にランダムに5箇所以上を測定
し、30μm以下であること及び寸法誤差が±20%以
下であることを確認する。ダイ本体にメッキが施されて
いる場合はメッキ施工後にRの寸法及びリップ部の長さ
を測定する。本発明における寸法誤差とは、平均寸法に
対する増加分及び減少分を各々%表示した値を示す。
【0019】本発明においては、ダイのリップ部を流動
する溶融樹脂の剪断速度を80〜800/sの範囲で押
出成形することが望ましい。剪断速度が80/s以下で
はバラス効果の影響が少なくなる。また、800/sを
超えると剪断発熱により樹脂が劣化する恐れがある。
【0020】本発明において、押出成形時には、押出機
とダイとの間にゴミ・異物等を除去するためにフィルタ
ーを取り付けても良い。溶融押出時のフィルター入口で
の樹脂圧力は、10〜300kg/cm2、より好まし
くは20〜200kg/cm2、更に好ましくは55〜
200kg/cm2の範囲のものが特に安定した溶融押
出が可能となる。溶融押出する温度は特に限定はしない
が、熱可塑性樹脂の融点(Tm)以上、Tm+150℃
以下の温度範囲で可能な限り低温度にした方が、樹脂の
熱分解を防止する上でも、また本発明の効果を顕著にす
る上でも好ましい。Tmを持たない熱可塑性樹脂につい
ては、ガラス転移点(Tg)+100℃〜Tg+170
℃の温度範囲を目途とする。溶融樹脂が押出機に滞留し
ている時間は、特に制約はないが、3分以上、30分未
満であるのが好ましい。
【0021】ダイより押し出された溶融状フィルムは、
水冷式冷却ロール、空気冷却等の公知の方法により冷却
され所定の形状に賦形される。
【0022】
【実施例】以下、実施例を示して本発明についてさらに
詳細に説明する。実施例及び比較例で用いた押出機に
は、そのスクリュー先端部とTダイの間にゴミや異物、
固形物を除去するためフィルター(目開き5μm)を取
りつけた。なお、実施例に示したダイリップ部を流動す
る溶融樹脂の剪断速度、及び、メヤニ発生時間は下記方
法により測定した。 (1)剪断速度(sec-1) リップ部を通過する際のせん断速度は粘度、押出量、ダ
イ解放部断面積、密度から下記数式(1)〔数1〕
【0023】
【数1】 (2)メヤニ発生時間(hr) ダイ先端のコーナー部近傍を肉眼で観察し、メヤニの付
着が確認された時間をメヤニ発生時間とする。
【0024】実施例1 Tダイ幅700mm、リップ部長さ10mm、リップ間
隔0.2mm及びリップエッジR30μmであるTダイ
が装着された口径50mmの単軸押出機(L/D:2
4)を用いて、ポリイミド樹脂(三井東圧化学(株)
製、商品名:AURAM#450)を410℃において
溶融可塑化した後、410℃に調節されたTダイを通し
て(Tダイ樹脂流入温度:410℃)、押出量18kg
/hr、Tダイリップにおける樹脂の剪断速度800/
sにて押出した後、冷却してポリイミドフィルムを成形
した。押出成形を開始して12時間を経過してもダイの
リップ先端エッジにメヤニの付着が確認されなかった。
得られた結果を〔表1〕に示す。
【0025】比較例1 リップ部長さが40mmであるTダイを使用した以外、
実施例1と同条件でフィルムを成形した。その結果、押
出成形を開始して5時間を経過した時点でダイのリップ
先端エッジにメヤニの付着が確認された。得られた結果
を〔表1〕に示す。
【0026】実施例2 Tダイ幅120mm、リップ部長さ25mm、リップ間
隔0.5mm、リップエッジR30μmであるTダイが
装着された口径25mmの単軸押出機(L/D:20)
を用いて、押出量2.1kg/hr、Tダイリップにお
ける樹脂の剪断速度94/sとした以外、実施例1と同
様にしてフィルムを成形した。その結果、押出成形を開
始して8時間を経過してもダイのリップ先端エッジにメ
ヤニの付着が確認されなかった。得られた結果を〔表
1〕に示す。
【0027】比較例2 リップエッジRが50μmであるTダイを使用した以
外、実施例2と同条件でフィルムを成形した。その結
果、押出成形を開始して3時間を経過した時点でダイの
リップ先端エッジにメヤニの付着が確認された。得られ
た結果を〔表1〕に示す。
【0028】実施例3 Tダイ幅が1100mm、リップ間隔が0.5mmであ
るTダイを使用し、Tダイリップにおける樹脂の剪断速
度87/sとした以外、実施例1と同条件でフィルムを
成形した。その結果、押出成形を開始して12時間を経
過してもダイのリップ先端エッジにメヤニの付着が確認
されなかった。得られた結果を〔表1〕に示す。
【0029】実施例4 実施例3で使用したTダイが装着された押出機を使用
し、ポリエーテルサルフォン樹脂(BASF社製、商品
名:UltrasonE2010)を370℃において
溶融可塑化した後、370℃に調節されたTダイを通し
て(Tダイ樹脂流入温度:370℃)、押出量24kg
/hr、Tダイリップにおける樹脂の剪断速度113/
sの条件下において、押出した後、冷却してポリエーテ
ルサルフォンフィルムを成形した。その結果、押出成形
を開始して12時間を経過してもダイのリップ先端エッ
ジにメヤニの付着が確認されなかった。得られた結果を
〔表1〕に示す。
【0030】実施例5 Tダイ幅1500mm、リップ部長さ30mm、リップ
部間隔0.8mm、リップエッジR30μmであるTダ
イが装着された口径90mmの単軸押出機(L/D:2
4)を用いて、押出量100kg/hr、Tダイリップ
における樹脂の剪断速度135/s、押出機、ダイ及び
ダイ流入温度を350℃とした以外、実施例4と同様に
してポリエーテルサルフォンフィルムを成形した。その
結果、押出成形を開始して12時間を経過してもダイの
リップ先端エッジにメヤニの付着が確認されなかった。
得られた結果を〔表1〕に示す。
【0031】実施例6 実施例5で使用した押出成形機を用い、ポリエーテルエ
ーテルケトン樹脂(ビクトレックス社製、商品名:38
1G)を375℃において溶融可塑化した後、Tダイ温
度およびTダイ樹脂流入温度を375℃に調整し、押出
量80kg/hr、Tダイリップにおける樹脂の剪断速
度106/sにてポリエーテルエーテルケトンフィルム
を成形した。その結果、押出成形を開始して12時間を
経過してもダイのリップ先端エッジにメヤニの付着が確
認されなかった。得られた結果を〔表1〕に示す。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、長時間連続して押出成
形を続けた場合であっても、ダイにメヤニが付着するこ
とが防止できる。そのため、得られるフィルムは表面に
ダイライン等が発生せず表面状態が極めて優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明に用いる代表的T−ダイの軸方向の
断面図である。
【図2】は、上記T−ダイの拡大断面図である。
【符号の説明】
1 樹脂流入口 2 マニホールド部 3 ランド部 4 リップ部 5 コーナー部 6 ダイ表面 7 リップ部入口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂を押出機のスリット状ダイ
    を通して溶融押出した後、冷却するフィルムの押出成形
    方法であって、押出機に装着するダイのリップ部先端が
    円弧状のコーナー部を有し、該円弧状コーナー部の半径
    が1〜30μm、その寸法誤差が±20%以下であり、
    且つ、該リップ部の長さが1〜3cmであることを特徴
    とするフィルムの押出成形方法。
  2. 【請求項2】 ダイのリップ部を流動する熱可塑性樹脂
    の剪断速度を80〜800/sとすることを特徴とする
    請求項1記載のフィルムの押出成形方法。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂が、ポリイミド、ポリエー
    テルサルフォン及びポリエーテルエーテルケトンから選
    ばれた樹脂である請求項1または2記載のフィルムの押
    出成形方法。
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