JPH08336627A - 金属製バット - Google Patents

金属製バット

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JPH08336627A
JPH08336627A JP7170488A JP17048895A JPH08336627A JP H08336627 A JPH08336627 A JP H08336627A JP 7170488 A JP7170488 A JP 7170488A JP 17048895 A JP17048895 A JP 17048895A JP H08336627 A JPH08336627 A JP H08336627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
hollow cylindrical
cylindrical body
aluminum
bat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7170488A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Fujii
宏一 藤井
Hiroyasu Fujii
宏康 藤井
Toshio Onishi
壽男 大西
Toshihiro Hosokawa
敏宏 細川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujii Kinzoku Kako Co Ltd
Original Assignee
Fujii Kinzoku Kako Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujii Kinzoku Kako Co Ltd filed Critical Fujii Kinzoku Kako Co Ltd
Priority to JP7170488A priority Critical patent/JPH08336627A/ja
Publication of JPH08336627A publication Critical patent/JPH08336627A/ja
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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属製の快音を維持して、衝撃波を緩衝した
金属製バットの提供を目的とするものである。 【構成】 中空筒体6からなる金属製バット1におい
て、該中空筒体6内にハニカム状の発泡アルミニウム体
7を充填した金属製バットを構成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属製バットに係り、主
として衝撃波を緩衝した金属製バットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミニウム合金素材の中空筒体
からなる金属製バットは、打球時の衝撃波がグリップに
直接波及するため、手が痺れたり肘を痛めるケ−スがあ
った。
【0003】そのため中空筒体内に、弾性体からなる緩
衝材を充填することも試みられている。しかし、弾性体
の場合は、金属製の快音が鈍る傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の事情に鑑み、本
発明は、金属製の快音を維持して、衝撃波を緩衝し、且
つ耐圧強度を上げ、割れ折損を少なくした金属製バット
の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、中空筒体からなる金属製バットにおい
て、該中空筒体内に発泡アルミニウム体を充填した金属
製バットに関するものである。
【0006】
【作 用】上記のように構成したので、本発明の金属
製バットは、ハニカム状発泡アルミニウム体を充填した
ので、金属製の快音は維持され、衝撃波を緩衝させるこ
とになった。
【0007】本発明の金属製バットは、緩衝材が金属製
の連続気泡からなる発泡アルミニウム体であるため、打
球音は消音され、また飛距離も低下しないものとなっ
た。
【0008】本発明の金属製バットは、中空筒体内に発
泡アルミニウム体を充填したので、耐衝撃強度が著しく
向上して折損が少なくなった。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面に基づいて
詳しく説明する。図1は、本発明の金属製バットの一実
施例を示す一部切欠断面を含む側面図であり、図2は図
1の金属製バットに充填されている発泡アルミニウム体
の一実施例を示す斜視図である。
【0010】金属製バット1はアルミニウム合金製から
なり、ヘッド部2と、大径の打撃部3と、テ−パ部4
と、小径のグリップ部5とから構成されているが、内部
は中空筒体6になっている。そして、中空筒体6内の打
撃部3には、ハニカム状の発泡アルミニウム体7が充填
されている。
【0011】発泡アルミニウム体とは、独立気泡がハニ
カム状に分散した多孔体であり、軽量性、衝撃吸収性に
優れた軽量金属複合材である。発泡アルミニウム体を製
造する手段としては、例えば合金化、溶湯の酸化、セラ
ミック粒子を分散させるなどの方法により粘性を高めた
溶融アルミニウムに、その融点近傍の700℃前後でガ
スを発生する水素化物や天然鉱物などの粒子を発泡剤と
して添加混合し、発生したガスを溶湯内に独立気泡とし
て留める発泡アルミニウム体に成形する方法を例示する
ことができる。
【0012】更に、大気圧下にて溶融アルミニウムの粘
度を高め、増粘した溶融アルミニウムに水素、窒素、酸
素もしくはこれらの混合ガスを吹き込むかあるいは水素
化物、窒化物、酸化物、含水鉱物などの熱分解によって
ガスを発生する粒子を撹拌混合させることによりガスを
前記増粘後の溶融アルミニウム板に溶解させた後、−4
00〜−760mmHgの範囲の減圧雰囲気にすること
により、溶融アルミニウムを発泡させる方法を例示する
こともできる。このような方法により得られた見掛け比
重は、0.1〜0.5程度である。
【0013】本実施例の発泡アルミニウム体7は、この
発泡アルミニウム板素材を円柱状にくりぬき、軸方向中
央には空洞孔8を穿設した円筒状加工品からなってい
る。ただし発泡アルミニウム体7は、このような円筒状
加工品に限るものではなく、必要に応じて軸方向に4本
程度の空洞孔を設けるようにしてもよいし、また、比重
が上記のように小さいので、空洞孔なしで円柱状のまま
使用するようにしてもよい。
【0014】図3は、本発明の金属製バットの製造過程
における一実施例を示す切欠断面主体の分解側面図であ
る。9は、押出工程上りのアルミニウム製中空素管であ
るが、6はその中空筒体であり、打撃部とテ−パ部とグ
リップ部は既に形成されているが、ヘッド部の先端部分
10は、未だ開放状態になっている。
【0015】本実施例の11は栓で、軟質ポリウレタン
屑を接着剤で固めたクッション材からなる円錐状を呈し
ている。この円錐状の外径は、打撃部の内径12aから
テ−パ部の内径13へと縮小されるサイズと同等になっ
ており、この栓11は発泡アルミニウム7の一端14に
接着されている。また、発泡アルミニウム体7の他端1
5には、同上材質の打撃部の内径12bのサイズと同等
サイズの外径の、円柱状栓16が接着されている。なお
接着は、真空ろう付け等のハンダ付けの併用も可能であ
る。
【0016】両端に円錐状栓11と円柱状栓16を接着
して一体化した発泡アルミニウム7は、外径が打撃部の
内径12a〜12bのサイズと同等になっている。従っ
てこの一体化物17を、バットの先端部分10から中空
筒体6内に挿入すると、発泡アルミニウム体7の部分
は、同等サイズの打撃部の内径12a〜12b内には入
るが、サイズが縮小されるテ−パ部の内径13の手前で
止まる。この時円錐状栓11は、外径が打撃部の内径1
2aからテ−パ部の内径13へと縮小される円錐状の同
等サイズになっているため、一体化物17は中空筒体6
内の決まった位置に充填される。
【0017】本実施例は、発泡アルミニウム7が打撃部
3の内径12a〜12b内に充填された例を示したもの
である。しかし発泡アルミニウム7は、ヘッド部2やテ
−パ部4に跨がって、あるいは分離して充填させること
もできる。例えば、ヘッド部2内迄全部充填すると、衝
撃に対しても動くことはない。またテ−パ部4内にも充
填すれば、バットの折損防止に寄与させることができ
る。
【0018】その位置を固定するために、挿入に際して
は一体物17の外径表面には接着剤が塗布され、中空筒
体6の内面と十分に接着される。接着剤は、接着物が金
属質同志なので、発泡性のものや繊維質入りのもので、
隙間を埋めるように配慮することも望ましく、特に繰り
返しの衝撃に対しても外れることのない強固な接着をす
ることが必要である。
【0019】次に中空素管9の先端部分10を、雌型
(図示いせず)の入り口に当てがい、矢印の方向に冷間
で押圧する。この絞り加工によって、中空素管の先端1
0は内側に曲げられ自動的に先端キヤップ18の円環状
凹部19内に強固に嵌挿され、開放状態になっていた金
属製バットの先端部分10は、先端キヤップ18によっ
て塞がれる。
【0020】
【発明の効果】このようにして製造された本発明の金属
製バットは、金属製の快音を維持しながら、打球時の衝
撃波を緩衝させることができた。そのため、打球時の衝
撃によって手が痺れたり、肘を痛めるという従来の欠点
は解消させることができた。
【0021】本発明の金属製バットは、連通気泡のため
に吸音効果があり、打球音の消音に寄与させることがで
きた。
【0022】本発明の金属製バットは、飛距離を全く低
下させることなく、薄肉化に対しても、空洞内に充填し
た発泡アルミニウム体によって耐圧強度が著しく向上す
るために、バットの折損の欠点を解消させることができ
た。
【0023】本発明の金属製バットは、軽比重の発泡体
からなるために、使用体積によってウエイトコントロ−
ルを楽に行うことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属製バットの一実施例を示す一部切
欠断面を含む側面図である。
【図2】図1の金属製バットに充填されている発泡アル
ミニウムの一実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の金属製バットの製造過程における一実
施例を示す切欠断面主体の分解側面図である。
【符号の説明】
1 金属製バット 6 中空筒体 7 発泡アルミニウム体 9 中空素管 17 充填する発泡アルミニウムの一体化物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細川 敏宏 大阪府和泉市池田下町2840番地 株式会社 細川製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空筒体からなる金属製バットにおい
    て、該中空筒体内にハニカム状の発泡アルミニウム体を
    充填しするようにしたことを特徴とする金属製バット。
  2. 【請求項2】 発泡アルミニウム体は、溶融アルミニウ
    ム合金に、その融点近傍の700℃前後で発泡する発泡
    剤を添加混合し、発生したガスを溶融アルミニウム内に
    留め独立気泡を形成したものからなる請求項1記載の金
    属製バット。
JP7170488A 1995-06-14 1995-06-14 金属製バット Pending JPH08336627A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7170488A JPH08336627A (ja) 1995-06-14 1995-06-14 金属製バット

Applications Claiming Priority (1)

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JP7170488A JPH08336627A (ja) 1995-06-14 1995-06-14 金属製バット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08336627A true JPH08336627A (ja) 1996-12-24

Family

ID=15905894

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JP7170488A Pending JPH08336627A (ja) 1995-06-14 1995-06-14 金属製バット

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JP (1) JPH08336627A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008055062A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Nhk Spring Co Ltd 球技用バット
US8435143B2 (en) 2010-05-21 2013-05-07 Wilson Sporting Goods Co. Ball bat having performance adjusting annular member
JP2018534489A (ja) * 2015-09-11 2018-11-22 ティッセンクルップ フェデルン ウント シュタビリサトレン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングThyssenKrupp Federn und Stabilisatoren GmbH 自動車用の管状ばね、及び管状ばねの製造方法

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US8449412B2 (en) 2010-05-21 2013-05-28 Wilson Sporting Goods Co. Ball bat having performance adjusting annular member
JP2018534489A (ja) * 2015-09-11 2018-11-22 ティッセンクルップ フェデルン ウント シュタビリサトレン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングThyssenKrupp Federn und Stabilisatoren GmbH 自動車用の管状ばね、及び管状ばねの製造方法

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