JPH08336033A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JPH08336033A
JPH08336033A JP7140226A JP14022695A JPH08336033A JP H08336033 A JPH08336033 A JP H08336033A JP 7140226 A JP7140226 A JP 7140226A JP 14022695 A JP14022695 A JP 14022695A JP H08336033 A JPH08336033 A JP H08336033A
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Masayuki Mogi
雅幸 茂木
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Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 子機ファクスと無線接続した後に親機ファク
スと接続する電話回線に着信があり、無線接続を断とし
た場合は、着信処理後、電話回線を確保して、次の無線
接続後電話回線による通信を確実に実施できるようにす
る。 【構成】 子機ファクスが親機ファクスが無線接続した
後、親機ファクスに電話回線より着信があると、着信処
理を優先して無線接続を断とするが着信処理終了後、直
ちに電話回線を捕捉して通話中として着信を排除し、子
機ファクスの電話回線による通信を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電話回線と接続するとと
もにファクシミリ通信手順を実行可能な親機と、親機と
無線接続する子機ファクスとからなる無線通信システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】電話回線と接続する親機ファクスと、こ
の親機ファクスと無線接続する複数の子機ファクスとか
らなる無線通信システムが近年開発されている。このよ
うなシステムでは子機ファクスは親機ファクスと無線接
続した後、電話回線を介して通信相手と通信手順を確立
し通信する。また、電話回線より着信があると親機ファ
クスは自身で受信するか、子機ファクスと無線接続して
子機ファクスに受信させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】子機ファクスが電話回
線により通信を行う場合、まず親機ファクスと無線接続
した後、電話回線を介して通信相手と接続処理を行う
が、無線接続中または終了後、親機ファクスに着信があ
ると、着信処理が優先され、無線接続は断となる。この
ため子機は着信処理が終わった後に再度無線接続を行う
が、再び着信があると、無線接続が無駄になる。
【0004】また、子機ファクスが親機ファクスを介し
て電話回線で相手と通信しているとき、相手側のエラー
等で電話回線が断となることがあるが、子機ファクスに
は断となったことがわからないため、親機ファクスに対
してそのまま通信を続行し、データを無駄に送信してい
た。
【0005】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、子機ファクスと無線接続した後に電話回線に着
信があり、無線接続を断とした場合は、着信処理後、電
話回線を確保して次の無線接続により電話回線を介した
通信が行えるようにすることを目的とする。また、子機
ファクスが電話回線を介して通信中、回線断となったと
きは、親機は通信断を子機ファクスに通知し、子機ファ
クスが親機にデータを無駄に送信するのを防止すること
を目的とする。さらに子機ファクスが電話回線を介して
通信中、回線断となったときは、親機が子機ファクスか
らの送信データを蓄積し、回線接続後、代行送信出来る
ようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明では、電話回線と接続するとともにファ
クシミリ通信手順を実行可能な親機と、この親機と無線
接続する子機ファクスとからなり、前記子機ファクスが
前記親機と無線接続終了した後に電話回線に着信がある
と、前記親機は、前記着信を優先して無線接続した子機
ファクスに対して通信を中断する旨を通知するとともに
前記子機ファクスを記憶し、前記着信による通信が終了
すると予め回線を捕捉した後、前記子機ファクスに通信
許可を通知し、無線接続を行わせる。
【0007】請求項2の発明では、電話回線と接続する
とともにファクシミリ通信手順を実行可能な親機と、こ
の親機と無線接続する子機ファクスとからなり、前記子
機ファクスが前記親機と無線接続処理を経て電話回線を
介して通信中に通信断があった場合、前記親機は前記子
機ファクスに対して通信断を通知する。
【0008】請求項3の発明では、電話回線と接続する
とともにファクシミリ通信手順を実行可能な親機と、こ
の親機と無線接続する子機ファクスとからなり、前記子
機ファクスが前記親機と無線接続処理を経て電話回線を
介して通信中に通信断があった場合、前記親機は前記子
機ファクスとの通信を継続してその送信データを蓄積
し、無線接続終了後、通信相手と回線接続して前記蓄積
した送信データを送信する。
【0009】
【作用】請求項1の発明では、子機ファクスが親機と無
線接続した後、親機に着信があると、着信を優先して無
線接続を断とするが、その際親機はこの子機ファクスを
記憶しておき、着信処理終了後、電話回線を捕捉して、
通話中とすることにより着信を排除する。その後、記憶
した子機ファクスに通信許可を与え、無線接続および電
話回線による外線との通信を行わせる。これにより子機
ファクスは2回目の無線接続で外線との通信を確実に行
うことができる。
【0010】請求項2の発明では、子機ファクスが親機
と無線接続し、電話回線を介して相手と通信していると
きに通信断となったとき、親機は極性反転やビジートー
ンの検出などにより、通信断を検知できるが、無線接続
された子機ファクスは通信断がわからずデータを親機に
送信するので、親機より子機ファクスに通信断を通知
し、親機へのデータ送信を中止させる。
【0011】請求項3の発明では、子機ファクスが親機
と無線接続し、電話回線を介して相手と通信していると
き、通信断となった時、親機は、子機ファクスからのデ
ータを蓄積して、子機ファクスの通信を完了させる。そ
の後親機は通信断となった相手と通信を再開し、蓄積し
たデータを送信して、子機ファクスの通信を完了させ
る。これにより子機ファクスは通信相手との通信断にか
かわらず通信を完了できるので、再度の無線接続および
電話回線による再通信を行う必要がなくなり、使い良い
システムとなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0013】図1は実施例の構成を示すブロック図であ
る。無線通信システムは電話回線1に接続された親機フ
ァクスと、親機ファクスと無線接続される1つまたは複
数の子機ファクスとから構成される。親機ファクスは電
話回線1と接続している。回線制御部2は電話回線1と
接続され、発呼、復旧、ダイヤル等の回線交換網の接続
制御を行う。受話/送話部3は内蔵の電話機である。モ
デム4は送受信する画像データの変調、復調を行う。通
話回路部5は電話と画像データの切り換えを行う。キー
操作部6は電話番号等のデータを入力するのに使われ
る。読取/記録部7は原稿を読取って画像データとし、
受信したデータを印字記録する。画像メモリ8は受信し
たデータ等を格納し、コーディク9は送信するデータを
符号化して圧縮し、受信したデータを復号化して元のデ
ータに復元する。多重分離部10は無線するデータを時
分割し、無線部11は子機ファクスとの間で時分割によ
る無線通信を行う。子機ファクスは無線部と、ファクシ
ミリ部および電話機能を有している。なお、親機ファク
スはファクス通信を子機に行わせる時は自身はファクシ
ミリ通信手順を実行可能であればよく、ファクシミリ装
置としてのプリンタやスキャナを有しなくてもよい。
【0014】上述の構成により以下の動作を行う各実施
例について説明する。図2は第1実施例の通信手順図で
ある。第1実施例は親機ファクスに子機ファクスが無線
接続した時、親機ファクスに着信があった場合、その着
信処理後、子機ファクスが電話回線を介して外線と直ち
に通信できるようにしたものである。図2において、左
側に子機ファクスがあり、本実施例では発呼側となる。
右側に子機ファクスの通信相手のファクスがあり、着呼
側となっている。間に親機ファクスと電話回線がある。
まず子機ファクスは親機ファクスと無線接続する必要が
あり、これをリンクチャネル確立という。このため子機
ファクスはリンクチャネル確立要求をし、親機ファクス
はリンクチャネル割当をする。これによりリンクチャネ
ルが確立する。
【0015】リンクチャネルが確立した後、回線から親
機ファクスに着信された場合を想定する。親機ファクス
は着信があると、この着信を優先し、回線の交換機との
間を閉結する。これにより、この着信を行った相手との
電話による通話、ファクスによる画像データの通信が可
能となる。この閉結を行った際、子機ファクスの識別番
号IDをメモリに記憶する。一方子機ファクスは着信を
知らないので、電話回線を介して、相手ファクスとファ
クシミリ通信を行うべく呼設定信号を親機ファクスに送
信してくる。これに対して親機ファクスは外線が着信し
たため、子機ファクスとの接続を切断する信号を送出
し、さらに接続している全ての子機ファクスに外信が着
信した旨を同報する。これにより全ての子機ファクスは
外線への発信ができないことを認識する。このようにし
た上で親機ファクスは着信した発信相手と電話による通
話またはファクシミリによる通信を行う。この場合、親
機ファクスは自身が通話、または通信せず、子機ファク
スを指定して、通話または通信させることができる。通
話または通信が終了すると回線を解放するが、直ちに閉
結し、着信を排除して回線を確保する。このとき、親機
ファクスに電話回線により通話または通信しても話中の
信号が出されるので、外線からの着信は起こらない。
【0016】このように閉結した後、ID番号を記憶し
た子機ファクスに対して、回線が使えることを知らせて
送信許可を与える。これを受けて子機ファクスは再びリ
ンクチャネル確立要求を出し、リンクチャネルを確立し
て無線接続を行い、呼設定から始まるファクシミリ通信
の回線確立の手順を行う。親機ファクスはこれに応じて
ダイヤルし、相手ファクスと回線確立をする。これに続
いて子機ファクスと相手ファクスとの間でFAX通信が
行われる。このように、本実施例では子機ファクスは親
機の外線着信により外線との通信を1度待たされても、
その着信処理終了後、直ちに電話回線を介しての通信が
可能になる。
【0017】図3,図4は第1実施例の親機ファクスの
動作フロー図である。図3において、親機ファクスはア
イドル期間後(S1)、公衆回線(電話回線)を監視
し、着信したか調べ(S2)、着信すれば、電話による
通話またはファクシミリによる通信処理を行う(S
3)。着信がなければ子機ファクスとの無線回線を監視
し、接続要求があるかを調べる(S4)。無線回線の接
続要求が子機ファクスからあれば、接続回線の解析をし
て(S5)、子機ファクス同志または子機ファクスと親
機ファクスとの内線であれば内線通話又は通信処理を行
う(S6)。また公衆回線を介した外線要求であれば、
公衆回線を監視して着信があるか調べ(S7)、着信が
なければ、接続要求した子機ファクスの外線通話又は通
信処理を行う。着信があった場合は、子機ファクスとの
無線回路の切断処理をし(S9)、その子機ファクスの
識別番号IDをメモリに記憶する(S10)。また、こ
れと共に全ての子機ファクスに外線着信があった旨の同
報を行う(S11)。
【0018】図4において、親機ファクスは着信処理を
行うが、自身で行うかいずれかの子機ファクスに行わせ
るかを決めて、通話又は通信を行う(S12)。この場
合、IDを記憶された子機ファクスとなることもある。
着信処理が終了すると回線を開放するが(S13)、直
ちに回線を閉結し、話中の状態にして、着信を防止し、
回線を確保する(S14)。次にメモリに記憶したID
番号の子機ファクスに送信できる旨の報知を行い(S1
5)、その子機ファクスからの無線接続要求がくるのを
監視する(S16)。接続要求がくると、無線回線接続
処理を行い(S17)、その後、公衆回線を介してのフ
ァクス送信処理を相手ファクスとの間で行う(S1
8)。ファクス送信終了後、無線回線切断処理を行い
(S19)、回線を開放する(S20)。
【0019】図5,図6は第1実施例の子機ファクスの
動作フロー図である。図5において、アイドル期間にフ
ァクス送信要求を行う(S21)。ファクス送信要求
は、スタートボタンを押したり、または送信原稿を読取
位置に設定することにより行われる。次に無線回線確立
要求を出し、その許可を待ち(S22)、許可される
と、無線回線接続処理を行い、リンクチャネルを確立す
る(S23)。この接続が正常であれば、公衆回線によ
るファクス送信を通常に行う(S24)。正常に接続さ
れず切断される場合、公衆回線への着信による切断か調
べ(S25)、着信によるものでなければ、異常事態と
して例外処理する(S26)。着信による場合は無線回
線が切断される(S27)。この後親機ファクスから全
子機ファクスに着信により外線とは接続できない旨の同
報あった場合(S28)、この無線回線を切断された子
機ファクスがこの着信に応答してオフフックする場合は
(S29)、着信した相手と通常に通話又は通信を行う
(S30)。また同報がない場合や、オフフックしない
場合、着信処理が終わるのを待つ。
【0020】図6において、無線回線を切断された子機
ファクスは、送信許可の通知がくるのを待ち(S3
1)、この許可が下りると、無線回線確立要求をし、こ
の許可を待つ(S32)。許可があれば親機ファクスと
無線回線を接続し(S33)、引き続いて公衆回線によ
り相手ファクスと回線確立してファクス送信を行う(S
34)。ファクス送信終了後無線回線切断処理を行い
(S35)、終了する。
【0021】次に第2実施例を説明する。図7は第2実
施例の通信手順図である。本実施例は、子機ファクスが
親機ファクスを介して相手ファクスと通信中に電話回線
で通信断があった場合、子機ファクスはこれを検知でき
ず、そのまま送信するのでこれを防止するため、親機フ
ァクスより子機ファクスに回線断を報知して、送信を中
止させるようにしたものである。図7において子機ファ
クスは親機ファクスとリンクチャネルを確立して、無線
接続を行い、呼設定から始まるファクシミリ通信の回線
確立の手順を行う。親機ファクスはこれに応じてダイヤ
ルし、相手ファクスとの回線確立をする。引き続いて子
機ファクスと相手ファクスとで電話回線を介してファク
ス通信が行われるが、この間親機ファクスは電話回路の
極性反転やビジートーンを監視しており、親機ファクス
はこの極性反転やビジートーンを検出すると、子機ファ
クスに回線断を報知し、子機ファクスとの無線回線を切
断する。切断が完了すると子機ファクスから切断完了の
通知がくる。回線が切断した場合、子機ファクスに通知
することにより、子機ファクスは送信データを親機ファ
クスに無線送信することを中止するので、無駄な送信や
無線回線の接続を防止できる。従来は回線断しても子機
ファクスには通知されないため、無線回線を接続したま
ま親機ファクスにデータを送信していた。
【0022】図8は第2実施例の親機ファクスの動作フ
ロー図である。アイドル期間が終わると(S40)、無
線回線を監視して、子機ファクスから無線接続要求があ
るか調べ(S41)。接続要求があれば、無線回線の接
続をし(S42)、電話回線を閉結する(S43)。こ
の後、ファクシミリ通信の手順が行われ、子機ファクス
と相手ファクスとのファクシミリ通信が行われる。親機
ファクスは電話回線を監視し、回線断を示す極性反転信
号の検出を常に行っており(S44)、回線断がなくフ
ァクス送信が正常に終了した場合は(S45)、回線を
解放し(S46)、子機ファクスとの無線回線の切断処
理を行い(S47)、終了する。極性反転が発生し、回
線断となると(S44)、回線を開放して(S48)、
子機ファクスとの無線回線の切断処理を行い(S4
9)、回線断を子機ファクスに報知する(S50)。こ
れにより子機ファクスは送信したデータが相手ファクス
に送信されなかったことを知り、再度送信するなどの対
策をとることができる。
【0023】図9は第2実施例の子機ファクスの動作フ
ロー図である。アイドル期間にファクス送信要求を行
う。これはスタートボタンを押すとか送信原稿を設定す
るとかにより行われる。無線回線確立を要求し、親機フ
ァクスにより許可されると(S52)、無線回線を接続
し(S53)、続いてファクシミリ通信の回線確立の手
順を実施し、相手ファクスへファクス送信を行う(S5
4)。正常に終了すればファクシミリ通信は終了する
が、通信途中で回線断の報知を受けると(S55)、無
線回線を切断し(S56)、通信を終了する。
【0024】次に第3実施例を説明する。本実施例は第
2実施例が回線断を子機ファクスに通知して通信を終了
したのに対して、回線断した場合、子機ファクスからの
回線断以降の送信データを親機ファクスが画像メモリに
記憶し、再度回線接続を行って相手ファクスに記憶した
データを送信してファクシミリ通信を完了させるように
したものである。これにより子機ファクスは回線断に関
係なく、ファクス送信を完了することができる。
【0025】図10は第3実施例の通信手順図である。
本図は子機ファクスと相手ファクスとで通信中、回線断
までは図7に示した第2実施例と同一である。回線断を
極性反転により検出すると、親機ファクスは回線を開放
し、相手ファクスとの通信を終了すると共に子機ファク
スからの送信データを画像メモリ8に格納し、子機ファ
クスの送信を完了させる。送信完了後は無線回線切断を
通知し、子機ファクスより無線回線切断完了の通知を受
ける。子機ファクスはこれにより送信すべきデータを全
て送信して、通信を完了することができる。その後親機
ファクスは回線を閉結し、ファクシミリ通信の手順を実
施し、相手ファクスとの回線を再度確立する。次に画像
メモリ8に記憶された送信データを読み出して相手ファ
クスに送信する。送信終了後回線を開放する。
【0026】図11は第3実施例のファクシミリ通信手
順の詳細を示す図である。子機ファクスと親機ファクス
とで無線回線が接続され、親機ファクスを介して子機フ
ァクスと相手ファクスとで回線接続がなされると、相手
ファクスよりデジタル識別信号DISが送出され、受信
機の性能を示してくる。これに対して子機ファクスはデ
ジタル命令信号DCSを送出し、DISで表示された通
信機能の内から設定する機能を指示すると共にこの機能
によるトレーニングチェック信号TCFを送出してく
る。このトレーニングでよければ受信準備確認信号CF
Rを相手ファクスは送出してくるので、子機ファクスは
画信号の1頁分PIX−1を送信し、次頁が続く旨のマ
ルチページ信号MPSを相手ファクスに送出する。この
とき回線断が発生したものとする。親機ファクスは通信
手順も監視しており、回線断により相手ファクスよりM
PSに対する肯定応答信号MCFが送出されないことを
知る。このようなAの範囲は回線が正常に接続され子機
ファクスと相手ファクスの間で通信が行われる。Bの範
囲は子機ファクスと親機ファクスの間の無線通信であ
り、Cの範囲は親機ファクスと相手ファクスとの回線に
よる通信である。
【0027】Bの範囲において、親機ファクスは回線断
を検出すると、直ちにMCF信号を子機ファクスに送出
する。これにより子機ファクスは回線断の事実を知るこ
となく、2頁目の画信号PIX−2と、送信手続き終了
を示すEOPを送出してくる。親機ファクスはこのPI
X−2を画像メモリ8に記憶すると共にEOPに対する
肯定信号MCFを送出する。これに対し子機ファクスは
切断命令信号DCNを送出しファクシミリ通信を断とす
る。
【0028】Cの範囲において、親機ファクスは相手フ
ァクスと回線接続行う。これによりAの範囲と同様に相
手ファクスよりDISが送出され、親機ファクスはこれ
に応答してDCSを送出して通信機能を定め、TCFを
行いこの肯定信号CFRを受信すると、画像メモリ8よ
り2頁目のPIX−2を送信すると共に送信終了を示す
EOPを送出する。EOPの肯定信号MCFを受信する
と切断命令信号DCNを送出して回線切断を行い、ファ
クス通信を完了する。上記の説明では子機ファクスがM
PSを送出した後に回線断となった場合について説明し
たが、他の段階で回線断が発生しても親機ファクスはそ
の回線断の発生した段階に応じた適切な信号を子機ファ
クスに送出し、子機ファクスとの通信を持続する。
【0029】図12は第2実施例の親機ファクスの動作
フロー図である。アイドル期間が終わると(S60)、
無線回線を監視して接続要求があるか調べ(S61)、
接続要求があると無線回線の接続を行う(S62)。子
機ファクスとの無線接続が終わると電話回線を閉結し
(S63)、ファクシミリ通信手順により回線接続した
後、極性反転信号を監視して回線断を検出する(S6
4)。回線断を検出しない場合は子機ファクスと相手フ
ァクスとの手順を監視する。DIS,DCS信号、手順
履歴を画像メモリ8に保存する。回線断がなく、ファク
シミリ通信が終了すると(S65)、電話回線を開放し
(S66)、子機ファクスとの無線回線の切断処理をす
る(S67)。
【0030】回線断が生じた場合は(S64)、それ以
降のファクシミリ手順を相手ファクスに代わって子機フ
ァクスに対して行い(これを受信FAX代行と称す)、
画信号PIXを画像メモリ8に格納する。子機ファクス
との通信が完了すると(S68)、子機ファクスとの無
線回線の切断処理を行う(S69)。次に電話回線を閉
結し(S70)、ファクシミリ手順により相手ファクス
との電話回線を接続した後、中断した送信データを送信
してファクシミリ通信を完了する(S71)。完了後電
話回線を開放して(S72)、終了する。
【0031】図13は第3実施例の子機ファクスの動作
フロー図である。アイドル期間にファクス送信要求を行
う(S80)。次に無線回線確立を親機ファクスに要求
し、許可があると(S81)、無線回線を接続し(S8
2)、続いて親機ファクスを介して相手ファクスとファ
クシミリ手順により回線確立を行い、ファクス送信を実
施する。通信終了すると(S83)、終了する。子機フ
ァクスは電話回線が断となってもこれを意識することな
くファクス送信を完了することができる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は、子機ファクスが電話回線と接続すると共に、ファク
シミリ通信手順を実行可能な親機と無線接続した後、親
機の電話回線に着信があった場合、着信処理後、電話回
線を確保して子機ファクスの電話回線による通話、通信
を実施できるようにしたので、子機ファクスの電話回線
による通信の待ち時間が少なくなり使い易くなる。ま
た、子機ファクスが電話回線により相手ファクスと通話
中回線断が発生した場合、親機よりその旨通知されるの
で通信を中止することができ、無駄にデータを親機に無
線送信することを防止できる。また回線断の場合、親機
は子機ファクスとは通信を続行して相手ファクスの代行
受信を行い、受信後相手ファクスに代行受信したデータ
を送信するので、子機ファクスは回線断を意識すること
なく、通信完了することができ、使い易いシステムとな
っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成を示すブロック図
【図2】第1実施例の通信手順図
【図3】第1実施例の親機ファクスの動作フロー図
【図4】第1実施例の親機ファクスの動作フロー図で図
3に続く図
【図5】第1実施例の子機ファクスの動作フロー図
【図6】第1実施例の子機ファクスの動作フロー図で図
5に続く図
【図7】第2実施例の通信手順図
【図8】第2実施例の親機ファクスの動作フロー図
【図9】第2実施例の子機ファクスの動作フロー図
【図10】第3実施例の通信手順図
【図11】第3実施例のファクシミリ手順図
【図12】第3実施例の親機ファクスの動作フロー図
【図13】第3実施例の子機ファクスの動作フロー図
【符号の説明】
1 電話回線 2 回線制御部 3 受話/送話部 4 モデム 5 通話回路部 6 キー操作部 7 読取/記録部 8 画像メモリ 9 コーディク 10 多重分離部 11 無線部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線と接続するとともにファクシミ
    リ通信手順を実行可能な親機と、この親機と無線接続す
    る子機ファクスとからなり、前記子機ファクスが前記親
    機と無線接続終了した後に電話回線に着信があると、前
    記親機は、前記着信を優先して無線接続した子機ファク
    スに対して通信を中断する旨を通知するとともに前記子
    機ファクスを記憶し、前記着信による通信が終了すると
    予め回線を捕捉した後、前記子機ファクスに通信許可を
    通知し、無線接続を行わせることを特徴とする無線通信
    システム。
  2. 【請求項2】 電話回線と接続するとともにファクシミ
    リ通信手順を実行可能な親機と、この親機と無線接続す
    る子機ファクスとからなり、前記子機ファクスが前記親
    機と無線接続処理を経て電話回線を介して通信中に通信
    断があった場合、前記親機は前記子機ファクスに対して
    通信断を通知することを特徴とする無線通信システム。
  3. 【請求項3】 電話回線と接続するとともにファクシミ
    リ通信手順を実行可能な親機と、この親機と無線接続す
    る子機ファクスとからなり、前記子機ファクスが前記親
    機と無線接続処理を経て電話回線を介して通信中に通信
    断があった場合、前記親機は前記子機ファクスとの通信
    を継続してその送信データを蓄積し、無線接続終了後、
    通信相手と回線接続して前記蓄積した送信データを送信
    することを特徴とする無線通信システム。
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