JPH08335933A - クロック回路 - Google Patents

クロック回路

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JPH08335933A
JPH08335933A JP7142891A JP14289195A JPH08335933A JP H08335933 A JPH08335933 A JP H08335933A JP 7142891 A JP7142891 A JP 7142891A JP 14289195 A JP14289195 A JP 14289195A JP H08335933 A JPH08335933 A JP H08335933A
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Kenji Kashiwagi
健二 柏木
Akira Yamagiwa
明 山際
Masao Inoue
雅雄 井上
Suketaka Ishikawa
佐孝 石川
Yoshihiro Miyazaki
義弘 宮崎
Soichi Takatani
壮一 高谷
Koji Matsuda
光司 松田
Shinichiro Yamaguchi
伸一朗 山口
Kenichi Kurosawa
憲一 黒沢
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】クロック信号源の故障停止等におけるクロック
信号源の切替えを、クロック出力に影響を与えないで行
うことを目的とするクロック回路の提供にある。 【構成】上述目的を達成するため、基本クロックを出力
する信号源と、基本クロック相当のクロックを出力する
信号源と、基本クロック相当のクロックを出力する信号
源で基本クロックを出力する信号源の停止検出を行う回
路と、停止検出回路が基本クロックを出力する信号源の
停止を検出した時、出力を基本クロック相当のクロック
を出力する信号源に切替える切替回路からなるクロック
回路において、切替回路の後段にル−プフィルタのゲイ
ンを小さくすることによって、応答特性をオ−バ−ダン
プにしたPLL回路を挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発振回路を持つ全ての
処理装置に係り、特に無停止型計算機(フォ−ルト.ト
レラント.コンピュ−タ)システムの処理装置構築に関
する発明である。
【0002】
【従来の技術】2つ以上のクロック信号源を切替えて使
用する場合、そのまま単に切替えたのでは、クロック信
号源どうしは、まったく非同期であるため、スパイク状
のノイズが発生してしまう。それを防ぐための従来技術
の一例として、特開平1−189220号公報がある。
図3は、その公知例のクロック切替回路である。図の1
は、クロック信号源、2はクロック信号源1相当のクロ
ック信号源であり、10は前記クロック信号源1,クロ
ック信号源2のいずれか一方を選択するための選択信号
が入力される入力端子である。11は、入力端子10か
ら入力された選択信号をラッチするDフリップフロップ
であり、15はその出力である。12は、Dフリップフ
ロップ出力15の極性を反転させたインバ−タである。
4は、このインバ−タ12の出力に基ずいて前記クロッ
ク信号源1及びクロック信号源2のいずれか一方を選択
し、それがラッチのタイミングを与えるトリガ14の出
力となる。そして、セレクタである3は、Dフリップフ
ロップ出力15に基ずいて前記クロック信号源1及びク
ロック信号源2のいずれか一方を選択し、それを出力ク
ロックとして出力するセレクタである。13は、このセ
レクタ3の出力するクロック出力端子である。
【0003】この動作を図4のタイムチャ−トを用いて
説明する。図の(a)はクロック信号源1を,(b)は
クロック信号源2を,(c)は入力端子10を,(d)
はDフリップフロップ出力15を,(e)は出力端子1
3をそれぞれ表している。入力端子10がLowの時
は、出力端子13からはクロック信号源1の信号が出力
している。入力端子10がHighに切替えると、セレ
クタ4で選択されているクロック信号源2に同期してD
フリップフロップ11にHighがラッチされる。そし
て、Dフリップフロップ出力15は、セレクタ3の選択
をクロック信号源1からクロック信号源2に切替える。
このように切替えのタイミングを、選択されていない信
号源と同期することにより、切替えによるスパイクノイ
ズを防止している。
【0004】また、単にクロック信号源を切替えるだけ
でなく、クロック信号源の停止を検出して他のクロック
信号源に切替える機能を持った公知例として、特願平3
−7523号がある。この技術においては、前記公知例
同様クロック信号源とそれ相当のクロック信号源とに2
重化された信号源を有し、クロック信号源の発振状態を
もう一方のクロック信号源にて監視する停止検出回路を
持ち、クロック信号源の発振に異常が発生した時に、数
サイクル中にこれを検出し、クロック出力をもう一方の
クロック信号源に切替えることにより、クロック出力の
無停止化を実現している。その公知例の停止検出回路
を、図5にて説明する。
【0005】図の1はクロック信号源1の入力、2はク
ロック信号源2の入力である。32−1,2,3,4は
クロック信号源2をトリガにカウントアップするリプル
キャリ−カウンタで、32−1,2はクロック信号源1
のHighにてリセットされるため、クロック信号源1
のLow故障検出用である。32−3,4はクロック信
号源1のLowにてリセットされるため、クロック信号
源1のHigh故障検出用である。33はリプルキャリ
−カウンタ32−1,2,3,4の出力をAND−OR
し、その出力がSRフリップフロップ29にセットさ
れ、停止検出となる。尚、34はSRフリップフロップ
29の初期設定端子である。次に、この動作を図6にて
説明する。
【0006】図6において、(a)はクロック信号源1
の入力を、(b)はクロック信号源2の入力を、(c)
はリプルキャリ−カウンタ32−1の出力を、(d)は
リプルキャリ−カウンタ32−2の出力を、(e)はリ
プルキャリ−カウンタ32−3の出力を、(f)はリプ
ルキャリ−カウンタ32−4の出力を、(g)はSRフ
リップフロップ29の出力をそれぞれ示している。ここ
ではクロック信号源1がHighに故障した時のタイム
チャ−トを示している。
【0007】図において、リプルキャリ−カウンタ32
−1はクロック信号源2の立ち上がりをトリガに、リプ
ルキャリ−カウンタ32−3はクロック信号源2の立ち
下がりをトリガにカウントアップするが、通常時はクロ
ック信号源1,2はほぼ同等の周期のため、リプルキャ
リ−カウンタ32−2,4にカウントアップすることは
ない。クロック信号源1がHighに故障すると、リプ
ルキャリ−カウンタ32−1,2はリセット状態となる
が、リプルキャリ−カウンタ32−3,4がカウントア
ップし、SRフリップフロップにキャリ−がセットされ
る。これが停止検出をした状態であり、この検出信号を
使用してクロックを切替える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の前者公知例
では、クロック信号源の切替えによるスパイク状のノイ
ズ発生を抑えることができるが、クロック信号源の切替
えのタイミングを制御しなければいけない、及びクロッ
クを切替えた瞬間のクロック出力のDuty cycl
eが保証できないなどの問題がでてくる。クロック出力
のDuty cycleが保証されない場合、クロック
供給先の動作が保証できなくなる場合があるため、クロ
ック供給先ではクロック切替えの瞬間は、動作を一時停
止する等の余分な処理が必要となることがある。
【0009】また、従来技術の後者公知例において、ク
ロック信号源の発振状態を常に監視する停止検出回路を
持っていることにより、クロック信号源の停止を検出し
た時に、他のクロック信号源に出力を切替え、再度クロ
ック供給を続けることができるが、クロック信号源が停
止し、停止検出回路がクロック信号源の停止を検出し
て、出力をもう一方のクロック信号源に切替えるまでの
間、クロック出力は固定となる。従来、停止検出からク
ロック切替えまで早くても2〜3サイクル以上必要であ
り、クロック供給先でその間のクロックの非連続性が保
証できなければ、前者公知例同様クロック供給先の動作
を一時停止する等の処理が必要となる。しかし、前者公
知例に比べ、後者公知例の場合は、またく非同期に故障
が発生するため、クロック供給先の動作を一時停止する
といっても止めるタイミングが難しくなる。また近年、
クロック供給先のプロセッサ等の高速化に伴い、クロッ
クの高速化が進んでいること、及びクロック供給が多岐
に分かれていることにより、その処理は一層難しいもの
となっている。
【0010】本発明では、上記問題点を一掃するクロッ
クの切替え技術、及びクロック供給の無停止化の実現を
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述目的を達成するた
め、複数のクロック信号源とクロック信号源の発振状態
を監視する停止検出回路と停止検出回路の状態、あるい
は他の制御信号によって出力するクロックを選択する切
替回路を備えるクロック回路において、切替回路の後段
に位相比較器,ル−プフィルタ,電圧制御発振器からな
るPLL(Phase−Locked Loop)回路
を備える。
【0012】
【作用】PLL回路は、外部より位相比較器に入力され
る信号は、一般的にリファレンスと呼ばれ、PLL回路
はこれを基準に動作する。また、電圧制御発振器の出力
から位相比較器への負帰還入力は、一般にフィ−ドバッ
クと呼ばれる。位相比較器は、リファレンス信号とフィ
−ドバック信号の位相差をエラ−として出力するが、そ
の出力には高周波成分が含まれているため、ル−プフィ
ルタで高周波成分を除去し、エラ−信号のDC分のみを
電圧制御発振器に出力する。電圧制御発振器では、それ
に合わせて発振を補正する。この動作が繰り返されるこ
とにより、PLL回路は位相比較器の入力部分で、リフ
ァレンス信号にフィ−ドバック信号の位相と周波数を合
わせることができる。
【0013】これを上記の解決手段のように、クロック
の切替回路の後段に挿入すると、上位処理装置からの制
御信号によって、切替回路が出力を他のクロック信号源
に切替えた時、PLL回路のリファレンス信号の位相が
一変するが、PLL回路出力のフィ−ドバック信号は、
ダイナミックにリファレンス信号に位相を合わせる事が
ない。フィ−ドバック信号の補正量は、位相比較器,ル
−プフィルタ,電圧制御発振器のそれぞれのゲインによ
って決まるが、位相比較器,電圧制御発振器のゲインを
下げることは、PLL回路自体の特性を悪くしてしまう
ため、あまり得策ではない。そこで、ル−プフィルタの
ゲインを調節することにより、フィ−ドバック信号の補
正量を調節する。ル−プフィルタのゲインを下げること
によって、位相比較器で出力されたエラ−量をル−プフ
ィルタで減らすことができ、電圧制御発振器の出力補正
を抑えることができる。つまり、クロックの切替動作に
よるPLL回路出力補正量をクロック供給先で動作保証
できる値まで調節することにより、クロック切替動作時
においてもクロック供給先の動作を継続させることがで
きる。
【0014】また、PLLの特性として、リファレンス
信号が入っていない時は、自らが適当な周波数で発振し
ているが、これを一般的に自走発振周波数という。リフ
ァレンス信号に入力されていた周波数が無くなった場
合、PLL回路出力のフィ−ドバック信号は、除々に自
走発振周波数に出力を変化していく。上述のクロック切
替回路の後段のPLL回路においては、クロック信号源
が停止して停止検出回路が停止を検出し、切替回路が他
のクロック信号源にクロックを切替えるまでの数サイク
ルの間がこの状態にあたる。この場合においても、ル−
プフィルタのゲインを小さくすることによって引込み特
性をオ−バ−ダンプにしたPLL回路を用いることによ
り、他のクロック信号源にクロックを切替えるまでの間
に、PLL回路出力がクロック信号源の周波数から大き
く変化することなく、また切替え後も切替えたクロック
信号源との周波数及び位相差を除々に補正していくた
め、クロック供給先ではクロック信号源の停止や、クロ
ック信号源の切替えをまったく意識することなく、動作
を継続させることができる。
【0015】このようにクロック切替回路の後段にル−
プフィルタのゲイン小さくすることによって、引込み特
性をオ−バ−ダンプにしたPLL回路を挿入することに
より、通常のクロック切替えや停止等の異常時のクロッ
ク切替えにおいて、クロック供給先にクロック切替えを
意識させないクロック供給を実現することができる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。
【0017】図1は、本発明の第1の実施例であり停止
検出時のクロック切替回路の構成図を示す。 図1にお
いて、1はクロック信号源,2はクロック信号源1相当
のクロックを出力するクロック信号源,3はクロック信
号源1またはクロック信号源2のどちらか一方を選択し
て出力するセレクタ,5はクロック信号源1の発振状態
をクロック信号源2によって監視する停止検出回路であ
る。9はPLL回路であり、その中は位相比較器6,ル
−プフィルタ7,電圧制御発振器8とで構成されてい
る。13はPLL回路9の出力であり、この出力が処理
装置31へクロックを供給する出力端子である。
【0018】初期状態において、停止検出回路5はなに
も検出していないため、セレクタ3からはクロック信号
源1が出力される。PLL回路9は、セレクタ3からク
ロック信号源1が出力されるまで、電圧制御発振器8が
自走発振周波数を出力し、それを位相比較器6にフィ−
ドバックしている。セレクタ3の出力がPLL回路9の
リファレンスに入力されると、位相比較器6はリファレ
ンス信号とフィ−ドバック信号との位相差をエラ−とし
て出力する。位相比較器6のエラ−出力は高周波成分を
含んでいるため、ル−プフィルタ7で高周波成分を除去
し、エラ−のDC成分のみを電圧制御発振器8に送り、
電圧制御発振器8はそれにより出力を補正する。(尚、
ここで用いるPLL回路は、ル−プフィルタ7のゲイン
を調節することにより、電圧制御発振器8から出力され
るフィ−ドバック信号の補正量を調節したものを使用す
る。)この補正動作を繰返し行うことにより、PLL回
路の入力で、リファレンス信号にフィ−ドバック信号の
位相と周波数が一致する。ここまでが、電源が投入され
てから通常動作に移行するまでの回路動作で、それ以降
通常時は、常にPLL回路の入力でリファレンス信号に
フィ−ドバック信号の位相と周波数が一致している。次
にクロック信号源1が停止した時の動作を図2で説明す
る。
【0019】図2において、(a)はクロック信号源1
の出力を、(b)はクロック信号源2の出力を、(c)
は停止検出回路5の出力を、(d)はセレクタ3の出力
を、(e)はクロックの出力端子13をそれぞれ示して
いる。図は、通常状態からクロック信号源1がHigh
に故障したケ−スのそれぞれの動作を示すタイムチャ−
トである。クロック信号源1がHighに故障した時、
停止検出回路5がクロック信号源1の停止を検出してセ
レクタ3の出力をクロック信号源2に切替えるまでの
間、セレクタ3はHighに故障したクロック信号源1
を出力している。この信号がPLL回路9のリファレン
スに入力され、PLL回路9はリファレンス信号がない
ものとして自走発振周波数に近ずこうと電圧制御発振器
8の出力を補正する。しかしル−プフィルタ7のゲイン
を下げたPLL回路9を使用しているため、電圧制御発
振器8の出力があまり補正されない内にPLL回路9の
リファレンスにクロック信号源2の出力が入力される。
入力されたクロック信号源2とPLL回路9のフィ−ド
バック信号は、まったく非同期であり、位相差と若干の
周波数の差があるため、PLL回路9は、リファレンス
信号とフィ−ドバック信号との位相差や周波数差を補正
しようとする。しかし、この際もル−プフィルタ7のゲ
インを下げたPLL回路を使用しているため、補正動作
はゆっくりと繰返し繰返し行われる。このゆっくりとし
た補正動作により、出力端子13以降のクロック供給先
である処理装置31にクロック信号源1が停止したこ
と、及び発振源をクロック信号源2に切替えたことを意
識させることなく、クロックの停止検出及び切替えを行
うことができる。
【0020】図7は、本発明の第2の実施例であり、ク
ロック切替回路の構成図を示している。第1の実施例と
の相違点は、第1の実施例はクロック信号源の停止を検
出した時のクロック切替えであるのに対して、第2の実
施例は停止時でない通常動作時のクロック切替えを示し
ている。
【0021】図において、1はクロック信号源,2はク
ロック信号源1相当のクロックを出力するクロック信号
源,3はクロック信号源1またはクロック信号源2のど
ちらか一方を選択して出力するセレクタ,16はセレク
タ3から出力するクロック信号源を選択する入力端子で
ある。9はPLL回路であり、その中は位相比較器6,
ル−プフィルタ7,電圧制御発振器8とで構成されてい
る。13はPLL回路9の出力であり、この出力が処理
装置31へクロックを供給する出力端子である。このク
ロッックの切替動作を図8にて説明する。
【0022】図8において、(a)はクロック信号源1
の出力を、(b)はクロック信号源2の出力を、(c)
は入力端子16を、(d)はセレクタ3の出力を、
(e)はクロックの出力端子13をそれぞれ示してい
る。図は、通常状態においてのクロック信号源1からク
ロック信号源2へのクロック切替えの動作を示すタイム
チャ−トである。外部より、入力端子16にHighが
入力されると、セレクタ3の出力はクロック信号源1か
らクロック信号源2に、出力を切替える。その信号は、
PLL回路9のリファレンスに入力するが、入力された
クロック信号源2とPLL回路9のフィ−ドバック信号
は、まったく非同期であり、位相差があるため、PLL
回路9はリファレンスとフィ−ドバックとの位相差を補
正しようとする。第1の実施例同様、ここでもル−プフ
ィルタ7のゲインを下げたPLL回路を使用しているた
め、補正動作はゆっくりと繰返し繰返し行われる。この
ゆっくりとした補正動作により、出力端子13以降のク
ロック供給先である処理装置31に発振源をクロック信
号源1からクロック信号源2に切替えたことを意識させ
ることなく、クロックの切替えを行うことができる。ま
た、この実施例では、クロックの切替えをまったく非同
期に行っているため、クロック信号源を切替えた瞬間に
セレクタ3の出力にスパイク状のノイズか発生する場合
があるが、PLL回路9によりスパイク状のノイズを吸
収し、クロック供給先である処理装置31にノイズの影
響を与えることがない。
【0023】図9は、本発明の第3の実施例であり、2
つ以上のクロック回路を同期させて動作させている場合
における停止検出動作の例であり、図では、2つのクロ
ック回路を同期させて動作させている場合の構成図を示
す。図において、17−1,17−2は同期動作を行っ
ているクロック回路で、1はクロック信号源,3は17
−1のクロック信号源1、または17−2クロック信号
源1のどちらか一方を選択して出力するセレクタ,5は
17−1においては、17−1のクロック信号源1の発
振状態を17−2のクロック信号源1によって監視する
停止検出回路であり、17−2においては、17−2の
クロック信号源1の発振状態を17−1のクロック信号
源1によって監視する停止検出回路であり、19−1,
19−2は、停止検出回路5の停止検出状態を他の停止
検出回路5に送る停止検出信号である。9はPLL回路
であり、その出力13が処理装置31へクロックを供給
する出力端子である。18−1,18−2は、停止検出
回路5の初期状態を設定する入力端子である。
【0024】2つのクロック回路を同期させて動作させ
る場合、どちらか一方のクロック信号源1の出力を両方
で使用することにより、同期動作を行っている。次にそ
の動作を図11にて説明する。
【0025】図11において、(a)は17−1のクロ
ック信号源1の出力を、(b)は17−2のクロック信
号源1の出力を、(c)は17−1の停止検出回路5の
出力を、(d)は17−1のセレクタ3の出力を、
(e)は17−1のクロックの出力端子13を、(f)
は17−2のクロックの出力端子13をそれぞれ示して
いる。図は、入力端子18−1,18−2によって17
−1のクロック信号源1が選ばれている時に、17−1
のクロック信号源1がHighに故障したケ−スの停止
検出、及び切替動作を示すタイムチャ−トである。17
−1のクロック信号源1がHighに故障した時、17
−1の停止検出回路5が17−1のクロック信号源1の
停止を検出し、停止検出信号19−1で、クロック回路
17−2の停止検出回路5に17−1のクロック信号源
1の停止を知らせる。そして両クロック回路共に、セレ
クタ3の出力を17−2のクロック信号源1に切替え
る。これ以降の動作は、クロック回路17−1及びクロ
ック回路17−2個々には、第1の実施例同様である
が、PLL回路が物によって若干特性に差があることに
より、クロック信号源を切替えた直後や、PLL回路9
のリファレンスとフィ−ドバックの位相差を引込む過程
において17−1と17−2に過渡的に差ができる。そ
のため、位相補正時のクロック回路間の同期が保証でき
なくなるが、最終的に位相差の補正が完了すると他の同
期処理なしに、2つのクロック回路を同期動作させるこ
とができる。
【0026】図10は、本発明の第4の実施例であり、
第3の実施例同様2つ以上のクロック回路を同期させて
動作させている場合における停止検出動作の例であり、
図では、2つのクロック回路を同期させて動作させてい
る場合のクロック切替回路の構成図を示す。図におい
て、20−1,20−2は同期動作を行っているクロッ
ク回路で、1はクロック信号源,3は20−1のクロッ
ク信号源1または20−2クロック信号源1のどちらか
一方を選択して出力するセレクタ,5は20−1におい
ては、20−1のクロック信号源1の発振状態を20−
2のクロック信号源1によって監視する停止検出回路で
あり、20−2においては、20−2のクロック信号源
1の発振状態を20−1のクロック信号源1によって監
視する停止検出回路であり、19−1,19−2は、停
止検出回路5の停止検出状態を他の停止検出回路5に送
る停止検出信号である。9はPLL回路であり、13は
その出力である。21は、20−1のPLL回路9の出
力又は20−2のPLL回路9の出力のどちらか一方を
選択して出力するセレクタ、44は20−1においては
20−1のPLL回路9の出力状態を20−2のPLL
回路9の出力によって監視する停止検出回路であり、2
0−2においては20−2のPLL回路9の出力状態を
20−1のPLL回路9の出力によって監視する停止検
出回路であり、43−1,43−2は停止検出回路44
の停止検出状態を他の停止検出回路44に送る停止検出
信号である。22はPLL回路であり、その出力23が
処理装置31へクロックを供給する出力端子である。1
8−1,18−2は停止検出回路5及び停止検出回路4
4の初期状態を設定する入力端子である。
【0027】2つのクロック回路を同期させて動作させ
る場合、どちらか一方のクロック信号源1の出力を両方
で使用することにより、同期動作を行っている。次にそ
の動作を図12にて説明する。
【0028】図12において、(a)は20−1のクロ
ック信号源1の出力を、(b)は20−2のクロック信
号源1の出力を、(c)は20−1の停止検出回路5の
出力を、(d)は20−1のセレクタ3の出力を、
(e)は20−1のPLL回路9の出力13を、(f)
は20−2のPLL回路9の出力13を、(g)は20
−1の出力端子23を、(h)は20−2の出力端子2
3をそれぞれ示している。図では、入力端子18−1,
18−2によって20−1のクロック信号源1及び20
−1のPLL回路9の出力が選ばれている時に、20−
1のクロック信号源1がHighに故障したケ−スの停
止検出、及び切替動作を示すタイムチャ−トである。2
0−1のクロック信号源1がHighに故障した時、2
0−1の停止検出回路5が20−1のクロック信号源1
の停止を検出し、停止検出信号19−1で、クロック回
路20−2の停止検出回路5にクロック信号源の停止を
知らせる。そして両クロック回路共に、セレクタ3の出
力を20−2のクロック信号源1に切替える。これ以降
のPLL回路9までの動作は、クロック回路20−1及
びクロック回路20−2個々には、第3の実施例同様で
あり、PLL回路が物によって若干特性に差があること
により、クロック信号源を切替えた直後や、PLL回路
9のリファレンスとフィ−ドバックの位相差を無くすた
めの引込み過程に20−1と20−2に過渡的に差が生
じる。本実施例ではこの過渡的な位相差を小さくするた
め、第3の実施例にさらにPLL回路22を追加してい
る。また、そのリファレンス入力はセレクタ21より供
給されるが、初期設定端子18−1,18−2によって
20−1,20−2ともに出力を20−1のPLL回路
9の出力にしているため、20−1,20−2のPLL
回路9どうしの過渡的な位相差がキャンセルできるこ
と、及び20−1のPLL回路9で変動量の抑えられた
出力を20−1,20−2のPLL回路22に入力する
ことにより、20−1,20−2での出力端子23間の
位相差を更に抑えることができ、第3の実施例よりも更
に進んで、切替動作による位相差、及び周波数差を引込
んでいる引込み過程においても2つのクロック回路の同
期動作が保証でき、クロック供給先である処理装置31
にクロックの停止/切替えを意識させる必要がまったく
ない。
【0029】図12ではクロック信号源が故障した場合
の切替動作のみの説明であったが、PLL回路9が故障
した場合においても同期が保証できる。例えば、20−
1のPLL回路9が故障した場合、20−1の停止検出
回路44が20−1のPLL回路9の停止を検出し、停
止検出信号43−1で、クロック回路20−2の停止検
出回路44にPLL回路9の停止を知らせる。そして両
クロック回路共に、セレクタ21の出力を20−2のP
LL回路9の出力に切替える。ここで、PLL回路22
のリファレンス入力は20−1のPLL回路9が停止し
てから20−2のPLL回路9の出力に切替るまでの
間、クロックの連続性が崩れるが、PLL回路22の応
答特性をオ−バ−ダンプにすることにより、PLL回路
22の出力でクロックの連続性が保証できること、及び
PLL回路22に入力された20−2のPLL回路9の
出力が、停止前の20−1のPLL回路9の出力と同位
相のため、切替えによる位相変化を小さくでき、20−
1と20−2のクロック回路の同期動作を崩すことがな
い。
【0030】尚、本実施例では停止検出時のクロック切
替えを説明しているが、通常のクロック切替えにおいて
も停止検出動作同様、切替動作中においても2つのクロ
ック回路の同期動作が保証でき、クロック供給先である
処理装置31にクロックの切替えを意識させる必要がま
ったくない。
【0031】図13は、本発明の第5の実施例であり、
オンラインでのフィ−ルドアップグレ−ドを目的とする
クロック切替回路の構成図を示している。
【0032】図において、1はクロック信号源,24は
アップグレ−ド用のクロックを出力するクロック信号
源,3はクロック信号源1またはクロック信号源24の
どちらか一方を選択して出力するセレクタ,16はセレ
クタ3から出力するクロック信号源を選択する入力端子
である。9はPLL回路であり、その中は位相比較器
6,ル−プフィルタ7,電圧制御発振器8とで構成され
ている。13はPLL回路9の出力であり、この出力が
処理装置31へクロックを供給する出力端子である。こ
のクロックの切替動作を図14にて説明する。
【0033】図14において、(a)はクロック信号源
1の出力を、(b)はクロック信号源24の出力を、
(c)は入力端子16を、(d)はセレクタ3の出力
を、(e)はクロックの出力端子13をそれぞれ示して
いる。図では、通常状態においてのクロック信号源1か
らクロック信号源24へのクロック切替えの動作を示す
タイムチャ−トである。外部より、入力端子16にHi
ghが入力されると、セレクタ3の出力はクロック信号
源1からクロック信号源24に、出力を切替える。その
信号は、PLL回路9のリファレンスに入力するが、入
力されたクロック信号源とPLL回路9のフィ−ドバッ
ク信号は、まったく非同期であり、かつ周波数自体が異
なるため、PLL回路9は、まずリファレンスとフィ−
ドバックとの周波数差を補正しようとする。この点が他
の実施例と異なる点である。動作自体は、他の実施例同
様ル−プフィルタ7のゲインを下げたPLL回路を使用
しているため、補正動作はゆっくりと繰返し繰返し行わ
れる。周波数補正が完了すると今度は位相差の補正動作
をゆっくりと繰返し繰返し行い、フィ−ドバック信号
が、リファレンス信号に同期して周波数アップを完了す
る。このゆっくりとした補正動作により、出力端子13
以降のクロック供給先である処理装置31に発振源をク
ロック信号源1からクロック信号源24に切替えたこと
を意識させることなく、クロック周波数のアップを実現
できる。
【0034】尚、周波数アップ同様周波数ダウンも上記
実施例同様に実現できる。
【0035】図15は、本発明の第6の実施例であり、
2つ以上のクロック回路を同期させて動作させている場
合における停止検出動作の例である。図では、2つのク
ロック回路を同期させて動作させている場合における高
速停止検出動作のクロック切替回路の構成図を示す。図
において、26−1,26−2は同期動作を行っている
クロック回路で、1はクロック信号源,3は26−1の
クロック信号源1または26−2クロック信号源1のど
ちらか一方を選択して出力するセレクタ,5はクロック
信号源1の発振状態を出力端子13によって監視する停
止検出回路であり、19−1,19−2は、停止検出回
路5の停止検出状態を他の停止検出回路5に送る停止検
出信号である。9はPLL回路であり、その出力13が
処理装置31へクロックを供給する出力端子である。2
5は分周回路であり、出力端子13を分周してPLL回
路9にフィ−ドバックする。18−1,18−2は、停
止検出回路5の初期状態を設定する入力端子である。他
の実施例との相違点は、PLL回路9のフィ−ドバック
に分周回路25を追加している点で、PLLの特性より
PLLの入力部分でリファレンス信号とフィ−ドバック
信号の位相と周波数を合わせるため、PLL回路9の出
力である出力端子13は、リファレンス信号の周波数を
分周比倍した出力となる。この分周比倍した出力を使用
して、停止検出を行うのが本実施例の特徴であり、この
場合の停止検出回路の一例を図17に示す。
【0036】図において、13は出力端子を、1はクロ
ック信号源を、27−1,2,3,4は出力端子13の
立ち下がりをトリガにカウントアップするリプルキャリ
−カウンタで、リプルキャリ−カウンタ27−1,2
は、クロック信号源1のHighレベルにてリセットす
るようにしているカウンタで、クロック信号源1のLo
w故障を検出する。リプルキャリ−カウンタ27−3,
4は、クロック信号源1のLowレベルにてリセットす
るようにしているカウンタで、クロック信号源1のHi
gh故障を検出する。28はリプルキャリ−カウンタ2
7−2,4の出力をORするOR回路を、29はOR回
路28の状態を保持するSRフリップフロップを、30
はSRフリップフロップ29の出力をクロックの切替回
路に出力する出力端子を示している。次に、この動作を
図18を使用して説明する。
【0037】図18において、(a)は図15のクロッ
ク信号源1を、(b)は図15の出力端子13を、
(c)はリプルキャリ−カウンタ27−1の出力を、
(d)はリプルキャリ−カウンタ27−3の出力を、
(e)はリプルキャリ−カウンタ27−2の出力を、
(f)はリプルキャリ−カウンタ27−4を、(g)は
出力端子30をそれぞれ示している。ここでは、出力端
子13が2逓倍された時の動作で、クロック信号源1が
Highに故障した時の停止検出動作のタイムチャ−ト
を示している。
【0038】図において、通常時はPLL回路9の入力
で、リファレンス信号とフィ−ドバック信号の位相と周
波数があっているため、2逓倍された出力端子13の立
ち上がりエッジは、クロック信号源1の立ち上がり/立
ち下がりエッジに合っている。そのため、出力端子13
の立ち下がりエッジにてクロック信号源1のレベルを検
出できるが、クロック信号源1がHigh/Low交互
のレベルとなるため、リプルキャリ−カウンタ27−
2,4にはカウントアップされることがない。そして、
クロック信号源1がHighに故障した場合は、リプル
キャリ−カウンタ27−1,2はリセット状態になる
が、リプルキャリ−カウンタ27−3,4はカウントア
ップをし、停止検出としてSRフリップフロップ29に
セットされ、出力端子30より出力する。この停止検出
回路を使用することにより、クロック信号源の停止検出
を1サイクル以内で行うことができるが、図15におけ
るこの停止検出回路を使用した場合の動作を図16を使
用して説明する。
【0039】図16において、(a)は26−1のクロ
ック信号源1の出力を、(b)は26−2のクロック信
号源1の出力を、(c)は26−1の停止検出回路5の
出力を、(d)は26−1のセレクタ3の出力を、
(e)は26−1の分周回路25の出力を、(f)は2
6−2の分周回路25の出力をそれぞれ示している。図
では、入力端子18−1,18−2によって26−1の
クロック信号源1が選ばれている時に、26−1のクロ
ック信号源1がHighに故障したケ−スの停止検出、
及び切替動作を示すタイムチャ−トである。26−1の
クロック信号源1がHighに故障した時、26−1の
停止検出回路5が26−1のクロック信号源1の停止を
検出し、停止検出信号19−1で、クロック回路26−
2の停止検出回路5にクロック信号源の停止を知らせ
る。そして両クロック回路共に、セレクタ3の出力を2
6−2のクロック信号源1に切替える。このクロック信
号源を切替えるまでの時間が図17の停止検出回路を使
用することで、劇的に早くなり、図ではセレクタ3の出
力のHigh状態が半サイクル伸びた程度でクロック信
号源の切替えを実現している。これ以降の動作は、第3
の実施例同様であるが、停止検出までの時間が劇的に短
くなっているため、PLL回路のリファレンス信号が無
い状態をほとんど無視でき、PLL回路出力が変化する
前に入力を切替えられるため、位相差のみの補正動作相
当となる。そのため、第3の実施例に比べ、補正が完了
するまでの時間が早くなる。また第3の実施例同様、補
正が完了すると他の同期処理なしに、2つのクロック回
路を同期動作させることができる。
【0040】図21は、本発明の第7の実施例であり、
クロック分配系の一実施例である。図では、プロセッサ
や各LSIにクロックを分配する構成図を示す。図にお
いて、1はクロック信号源,2はクロック信号源1相当
のクロックを出力するクロック信号源,3はクロック信
号源1またはクロック信号源2のどちらか一方を選択し
て出力するセレクタ,5はクロック信号源1の発振状態
をクロック信号源2によって監視する停止検出回路であ
る。9はPLL回路であり、その出力がプロセッサ40
へクロックを供給する。25は分周回路であり、PLL
回路9の出力を分周してPLL回路9にフィ−ドバック
する。38は2段目のPLL回路であり、分周回路25
の出力をリファレンスにして動作する。PLL回路38
の出力は、クロック生成回路39に入力され、その出力
がLSI41−1から41−Nまで分配されている。ま
たクロック生成回路39の出力が、PLL回路38にフ
ィ−ドバックされている。42は、プロセッサ40,L
SI41−1間のバスである。図の2つのPLL回路の
目的はそれぞれ違っていて、PLL回路9は上述実施例
同様クロック切替えの際の急激な位相変化を抑えるのが
目的であり、PLL回路38はクロック生成回路39の
物によるディレ−バラツキをキャンセルすることを目的
としたPLL回路である。
【0041】この分配系が分周回路25及びクロック生
成回路39の初期設定無しに常に同一状態のクロック給
電を行うには、LSI41−1から41−Nまでのクロ
ック供給先で一番低速のクロックにPLL回路のフィ−
ドバック信号の周波数と、クロック信号源1又はクロッ
ク信号源2の周波数を合わせる必要がある。一例とし
て、プロセッサへのクロックを100MHz,LSIの
低速クロックを25MHzとすると、PLL回路9及び
38のフィ−ドバック信号,クロック信号源1,クロッ
ク信号源2の周波数,は25MHzで、分周回路25は
4分周必要となる。また、PLL回路9,38のフィ−
ドバック信号の周波数は同一周波数であるが、フィ−ド
バック信号を共通ル−プにせず自PLL回路出力をフィ
−ドバック信号にすることで、それぞれの干渉を防ぐこ
とができる。次にこの動作を図22にて説明する。
【0042】図22において、(a)はクロック信号源
1の出力を、(b)はクロック信号源2の出力を、
(c)は停止検出回路5の出力を、(d)はセレクタ3
の出力を、(e)は分周回路25の出力でPLL回路9
のフィ−ドバック信号を、(f)はクロック生成回路の
出力でPLL回路38のフィ−ドバック信号をそれぞれ
示している。図は、クロック信号源1がHighに故障
したケ−スの停止検出、及び切替動作を示すタイムチャ
−トである。クロック信号源1がHighに故障した
時、停止検出回路5がクロック信号源1の停止を検出
し、セレクタ3の出力をクロック信号源2に切替える。
PLL回路9の除々に補正された出力は、PLL回路3
8のリファレンスに入力されるが、PLL回路38の出
力はすぐに反応しないため、クロック切替動作によって
(e)と(f)の間に図のように過渡的に位相差が生じ
る。この位相差はダイレクトにプロセッサ40とLSI
41−1の間の位相差となるため、この間の転送マ−ジ
ンよりも大きな位相差が生じる場合、正常動作できなく
なる。それを防ぐため、このような分配系の場合はPL
L回路38のル−プフィルタのゲインを上げ、PLL回
路38の応答を早くすることにより、過渡的に発生する
位相差を小さくする必要がある。
【0043】図19は、クロック信号源1をクロック信
号源2によって停止検出する停止検出回路の一例であ
り、図5の公知例の停止検出回路よりも速く停止を検出
できる停止検出回路である。
【0044】図の1はクロック信号源1の入力、2はク
ロック信号源2の入力である。35は分周回路であり、
クロック信号源2を2分周する。36−1,2,3,4
は分周回路35をトリガにカウントアップするリプルキ
ャリ−カウンタで、36−1,2はクロック信号源1の
Highにてリセットされるため、クロック信号源1の
Low故障検出用である。36−3,4はクロック信号
源1のLowにてリセットされるため、クロック信号源
1のHigh故障検出用である。37はリプルキャリ−
カウンタ36−1,2,3,4の出力をAND−OR
し、その出力がSRフリップフロップ29にセットさ
れ、停止検出となる。尚、34はSRフリップフロップ
29の初期設定端子である。次に、この動作を図20に
て説明する。
【0045】図20において、(a)はクロック信号源
1の入力を、(b)はクロック信号源2の入力を、
(c)は分周回路35の出力を、(d)はリプルキャリ
−カウンタ36−1の出力を、(e)はリプルキャリ−
カウンタ36−2の出力を、(f)はリプルキャリ−カ
ウンタ36−3の出力を、(g)はリプルキャリ−カウ
ンタ36−4の出力を、(h)はSRフリップフロップ
29の出力をそれぞれ示している。ここではクロック信
号源1がHighに故障した時のタイムチャ−トを示し
ている。
【0046】図において、リプルキャリ−カウンタ36
−1,3は分周回路35のQ出力の立ち上がりをトリガ
に、リプルキャリ−カウンタ36−2,4は分周回路3
5のQn出力の立ち上がりをトリガにカウントアップす
るが、通常時はクロック信号源1は分周回路35よりも
速い周期のため、リプルキャリ−カウンタ36−1,2
の出力、及びリプルキャリ−カウンタ36−1,2の出
力はANDがとれることがない。クロック信号源1がH
ighに故障すると、リプルキャリ−カウンタ36−
1,2はリセット状態となるが、リプルキャリ−カウン
タ36−3,4がカウントアップし、AND−OR回路
37の条件がとれ、SRフリップフロップに出力がセッ
トされる。これが停止検出をした状態であり、図の場合
では公知例の故障検出回路よりも1サイクル速く検出す
ることができる。
【0047】尚、これまで述べてきたル−プフィルタの
ゲインを下げたPLL回路の一例として、リファレンス
周波数15MHz,PLL回路出力周波数180MHz
と12逓倍型のPLL回路において、位相比較器のゲイ
ンが0.16V/rad,電圧制御発振器のゲインが5
3.3MHz/V,ル−プフィルタにアクティブ型ロ−
パスフィルタを用い、その減衰率が−20dB/dec
の時に、フィルタのカットオフ周波数を160Hzまで
落すことにより、クロック信号源を切替えた時における
PLL回路出力の周期変動を、最大2%以内に抑えるこ
とができ、位相差の引込み時間が最大5〜6μs程度と
なることを確認している。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、2つ以上のクロックを
切替えて使用するクロック回路において、クロックの切
替回路の後段にル−プフィルタのゲインを小さくするこ
とによって、引込み特性をオ−バ−ダンプにしたPLL
回路を入れることにより、クロック供給先にクロックの
停止やクロックの切替動作を意識させることなく、クロ
ック供給先の動作を継続させることができる。また、こ
のクロック回路を装置にて使用した場合、複数の装置を
無停止に同期させることができる。更に、この回路を使
用してオンライン上で、フィ−ルドアップグレ−ドを実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成図。
【図2】図1の実施例のタイムチャ−ト。
【図3】従来技術の基本構成図。
【図4】従来技術のタイムチャ−ト。
【図5】従来技術の停止検出回路。
【図6】従来技術の停止検出回路のタイムチャ−ト。
【図7】本発明の第2の実施例を示す構成図。
【図8】図7の実施例のタイムチャ−ト。
【図9】本発明の第3の実施例を示す構成図。
【図10】本発明の第4の実施例を示す構成図。
【図11】図9の実施例のタイムチャ−ト。
【図12】図10の実施例のタイムチャ−ト。
【図13】本発明の第5の実施例を示す構成図。
【図14】図13の実施例のタイムチャ−ト。
【図15】本発明の第6の実施例を示す構成図。
【図16】図15の実施例のタイムチャ−ト。
【図17】本発明の第6の実施例の停止検出回路例。
【図18】図17の実施例のタイムチャ−ト。
【図19】本発明の停止検出回路一例。
【図20】図19の停止検出回路のタイムチャ−ト。
【図21】本発明を用いたクロック分配系一例。
【図22】図21のクロック分配系のタイムチャ−ト。
【符号の説明】
1:クロック信号源,2:クロック信号源,<3:4
>:セレクタ,5:停止検出回路,6:位相比較器,
7:ル−プフィルタ,8:電圧制御発振器 9:PLL回路,10:入力端子,11:Dフリップフ
ロップ,12:インバ−タ 13:出力端子,14セレクタ4出力,15:Dフリッ
プフロップ11出力 16:入力端子,17−<1:2>:クロック回路,1
8−<1:2>:初期設定端子 19−<1:2>:停止検出信号,20−<1:2>:
クロック回路,21:セレクタ,22:PLL回路,2
3:出力端子,24:アップグレ−ド用クロック信号
源,25:分周回路,26−<1−2>:クロック回
路,27−<1−4>:リプルキャリ−カウンタ,2
8:OR回路,29:SRフリップフロップ,30:停
止検出信号,31:処理装置 32−<1−4>:リプルキャリ−カウンタ,33:A
ND−OR回路,34:初期設定端子,35:分周回
路,36−<1−4>:リプルキャリ−カウンタ,3
7:AND−OR回路,38:PLL回路,39:クロ
ック生成回路,40:プロセッサ,41−<1〜N>:
LSI,42:バス 43−<1:2>:停止検出信号,44:停止検出信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 佐孝 神奈川県海老名市下今泉810番地株式会社 日立製作所オフィスシステム事業部内 (72)発明者 宮崎 義弘 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号株式 会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 高谷 壮一 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号株式 会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 松田 光司 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号株式 会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 山口 伸一朗 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号株式 会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 黒沢 憲一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号株式 会社日立製作所日立研究所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロックを出力する第1,第2の信号源
    と、該第2の信号源により前記第1の信号源の停止検出
    を行う停止検出回路と、該停止検出回路の状態により前
    記第1の信号源又は第2の信号源のどちらか一方を選択
    して出力する切替回路を有するクロック回路において、
    前記切替回路の後段にPLL回路を備えたことを特徴と
    するクロック回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載のクロック回路において、前
    記PLL回路の応答特性をオーバーダンプにすることに
    より、前記第1の信号源から前記第2の信号源へ前記切
    替回路の出力を切替えるまでの間の前記PLL回路から
    の出力クロックの連続性を保証することを特徴とするク
    ロック回路。
  3. 【請求項3】クロックを出力する第1の信号源及び第2
    の信号源と、クロック供給先の処理装置からの要求によ
    って出力する信号源を切替える切替回路からなるクロッ
    ク回路において、前記切替回路の後段にPLL回路を備
    えたことを特徴とするクロック回路。
  4. 【請求項4】請求項3記載のクロック回路において、前
    記PLL回路の応答特性をオ−バ−ダンプとすることに
    より、クロック切替えを非同期に行うことを可能とした
    クロック回路。
  5. 【請求項5】自装置の信号源を他装置からの信号源で停
    止検出する停止検出回路と、停止検出回路の状態により
    自装置の信号源又は他装置の信号源のどちらか一方を選
    択して出力する切替回路からなるクロック回路を持つ装
    置を複数台備え、該装置が同期して処理を行う並列処理
    装置において、前記複数台の装置の切替回路の後段にP
    LL回路を備えたことを特徴とするクロック回路。
  6. 【請求項6】請求項5記載のクロック回路において、前
    記PLL回路の応答特性をオ−バ−ダンプにとすること
    を特徴とするクロック回路。
  7. 【請求項7】自装置の信号源を他装置からの信号源で停
    止検出する第1の停止検出回路と、第1の停止検出回路
    の状態により自装置の信号源又は他装置の信号源のどち
    らか一方を選択して出力する第1の切替回路と、第1の
    切替回路の後段に第1のPLL回路を入れたクロック回
    路を持つ装置を複数台備え、該複数台の装置が同期して
    処理を行う並列処理装置において、前記第1のPLL回
    路の後段に自装置の第1のPLL回路出力を他装置から
    の第1のPLL回路出力で停止検出する第2の停止検出
    回路と、第2の停止検出回路の状態により自装置の第1
    のPLL回路出力又は他装置の第1のPLL回路出力の
    どちらか一方を選択して出力する第2の切替回路と、更
    にその後段に第2のPLL回路を設けることを特徴とし
    たクロック回路。
  8. 【請求項8】請求項7記載の並列処理装置のクロック回
    路において、前記第1のPLL回路の応答特性をオ−バ
    −ダンプとしたことを特徴とするクロック回路。
  9. 【請求項9】請求項7記載のの並列処理装置のクロック
    回路において、第2のPLL回路の応答特性をオ−バ−
    ダンプにすることを特徴とするクロック回路。
  10. 【請求項10】基本クロックを出力する信号源と、基本
    クロックと異なる周波数のクロック信号源と、クロック
    供給先の処理装置からの要求によって出力する信号源を
    切替える切替回路とで構成するクロック回路において、
    前記切替回路の後段にPLL回路を備えることにより、
    動作状態のままで周波数の切替えを実現することを特徴
    としたクロック回路。
  11. 【請求項11】前記停止検出回路の検出信号に、前記P
    LL回路の出力を使用することにより、基本クロックを
    出力する信号源のみで他の信号源を使用せずに停止検出
    を行うことができることを特徴とした請求項1、5、7
    記載のクロック回路。
  12. 【請求項12】前記停止検出回路の検出信号に、逓倍し
    たPLL回路の出力を使用することにより、基本クロッ
    クを出力する信号源の停止検出を、より高速に行うこと
    を特徴とした請求項1、5、7記載のクロック回路。
  13. 【請求項13】前記第2の信号源によって前記第1の信
    号源の停止検出を行う前記停止検出回路で、前記第2の
    信号源を前記第1の信号源よりも低速のクロックになる
    よう分周した出力を使用し、前記第1の信号源の停止検
    出を行うことにより、高速の停止検出が実現することを
    特徴としたクロック回路。
  14. 【請求項14】一つのクロック回路内に複数のPLL回
    路が搭載され、それぞれが直列に接続されているクロッ
    ク回路において、自PLL回路の出力を自PLL回路の
    フィ−ドバックとしてル−プを構成することにより、互
    いの特性を干渉しない回路を実現することを特徴とした
    クロック回路。
  15. 【請求項15】請求項14に記載のクロック回路におい
    て、前段のPLL回路の応答特性をル−プフィルタのゲ
    インを下げて遅く、後段のPLL回路の応答特性ル−プ
    フィルタのゲインを上げて早くすることにより、クロッ
    クの切替動作を行った時に、前段のPLL回路出力と後
    段のPLL回路出力の過渡的な位相差を小さくすること
    を特徴とするクロック回路。
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