JPH08335540A - 処理装置およびその製造方法 - Google Patents

処理装置およびその製造方法

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JPH08335540A
JPH08335540A JP16806695A JP16806695A JPH08335540A JP H08335540 A JPH08335540 A JP H08335540A JP 16806695 A JP16806695 A JP 16806695A JP 16806695 A JP16806695 A JP 16806695A JP H08335540 A JPH08335540 A JP H08335540A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型の処理容器同士であっても、高い精度で
再現性良く組み立てることが可能な処理装置およびその
製造方法を提供する。 【構成】 本発明によれば、水平移動手段142によ
り、少なくとも一方のユニット120の処理容器124
をそのユニットの基台126上で水平面内において自在
に移動させることができるように構成されている。その
ため、連結するユニット同士の基台126、130を固
定した後、水平移動手段142を調整して処理容器12
4、128同士の位置合わせおよび固定を行うことで、
従来のように、基台同士の接合部分のずれの応力が処理
容器同士の接合部分に加わることがなく、高い精度で再
現性良くユニット同士を連結できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理装置およびその製
造方法に係り、特に処理容器とその処理容器を支持する
基台とから成る処理ユニットを複数ユニット組み合わせ
て成る処理装置およびその製造方法に関する。
【0002】なお、本明細書において、処理容器と称し
た場合には、エッチング処理装置、成膜処理装置、アッ
シング処理装置、スパッタリング処理装置など、その内
部チャンバにおいて被処理体に所定の処理を施す処理容
器の他に、ロードロック室、ロード/アンロード室、バ
ッファ室、カセット室、搬送室などの被処理体を中継処
理する処理容器も含むまれ、これらの処理容器を含む処
理ユニット同士を連結する全ての場合に本発明を適用す
ることが可能であると了解される。
【0003】
【従来の技術】半導体製造工程においては、半導体ウェ
ハやLCD基板などの被処理体に対して成膜処理やエッ
チング処理などの複数の処理工程を反復して施すことに
より製品が完成される。そこで、近時、複数の処理ユニ
ットから構成され、その各処理ユニットにおいて被処理
体に対して各個別の処理を施すことにより、被処理体に
対して連続的に複数の処理工程を施すことが可能なマル
チチャンバ方式の処理装置が大量処理およびスループッ
ト向上の観点から注目されている。
【0004】かかるマルチチャンバ方式の処理装置で
は、各処理ユニットは処理容器とその処理容器を支持す
る基台とから構成されている。そして、処理装置を組み
立てるには、複数の処理ユニット同士を高い精度で位置
合わせし相互に気密に連結する必要がある。この点、従
来の処理装置では、各処理容器は基台に対して上下動の
み調整可能に取り付けられていたので、処理ユニット同
士を結合し処理装置を組み立てる場合には、一方の処理
容器の外壁に設けられたノックピンを他方の処理容器の
外壁に設けられた受容孔に嵌合して処理容器同士を連結
し、次いで、その状態で基台同士を連結し、それから処
理ユニット同士の高さ調整を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基台の
製作誤差や床の平面度の相違により、処理容器同士を先
に接合してしまうと、その後接合する基台間に大きな段
差が生じることがある。かかる場合には、処理容器の接
合部分に応力が加わり、処理装置の全体の強度が低下す
るという問題が生じていた。また、通常、処理装置は処
理装置の製造工場にて一旦組み立てて最終調整を行って
から分解し、現場に搬入した後再度製造が行われるが、
従来の処理装置およびその製造方法では、処理装置の分
解製造の再現性が悪くなり、装置全体の寸法精度が悪化
するという問題が生じていた。さらに、生産ラインを変
更する際に、処理装置を分解し再度組み立てる場合にも
同様の問題が生じていた。特に、近年、処理対象である
LCD基板の大型化に伴い処理容器自体も大型化し、上
記弊害が顕著に表れるようになり、現場においてその解
決が希求されるに到っている。
【0006】本発明は、従来の処理装置およびその製造
方法が立脚する上記問題点に鑑みて成されたものであ
り、大型の処理容器同士であっても、容易かつ高い精度
で接合し組み立てることが可能であり、しかも分解製造
の再現性にも優れた新規かつ改良された処理装置および
その製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1によれば、処理容器とその処理容器を支持
する基台とから成る処理ユニットを複数ユニット組み合
わせて成る処理装置が提供され、その処理装置は、第1
ユニットの処理容器と第2ユニットの処理容器とを固定
する固定手段と、第1ユニットの基台と第2ユニットの
基台とを固定する固定手段と、少なくとも一方のユニッ
トの処理容器をそのユニットの基台上で水平面内におい
て自在に移動させる水平移動手段とを備えている。
【0008】なお、上記処理装置において、上記水平移
動手段は、請求項2に記載のように、処理容器の支持脚
に取り付けられた自在ベアリングとして構成することが
好ましい。あるいは、上記水平移動手段は、請求項3に
記載のように、X方向軌道およびY方向軌道を自在に移
動可能なX−Y方向ステージとして構成することもでき
る。また、上記水平移動手段を備えたユニットは、請求
項4に記載のように、処理容器の基台に対する垂直方向
位置および/または水準を微調整するアジャスタを備え
ていることが好ましい。
【0009】さらに、請求項5によれば、処理容器とそ
の処理容器を支持する基台とから成る処理ユニットを複
数ユニット組み合わせて成る処理装置の製造方法が提供
される。その方法によれば、第1ユニットの基台と第2
ユニットの基台とを位置合わせし固定するとともに、い
ずれか一方のユニットの処理容器をその処理容器を支持
する基台上で位置合わせし固定し、次いで、いずれか他
方のユニットの処理容器をその処理容器を支持する基台
上で水平移動させ前記一方のユニットの処理容器に対し
て位置合わせし、次いで、前記他方のユニットの処理容
器を前記一方のユニットの処理容器に対して固定すると
ともに、前記他方のユニットの処理容器をその処理容器
を支持する基台に固定することにより、処理装置の製造
が行われる。
【0010】さらに、上記製造方法において、請求項6
に記載のように、前記他方のユニットの処理容器を前記
一方のユニットの処理容器に対して固定する前に、前記
いずれか他方のユニットの処理容器とその処理容器を支
持する基台に対する垂直方向位置および/または水準を
微調整することが好ましい。
【0011】
【作用】請求項1によれば、水平移動手段により、少な
くとも一方のユニットの処理容器をそのユニットの基台
上で水平面内において自在に移動させることができるの
で、連結するユニット同士の基台を固定した後、上記水
平移動手段を調整して処理容器同士の位置合わせを行っ
てから処理容器同士の固定を行うことができるので、従
来のように、基台同士の接合部分のずれの応力が処理容
器同士の接合部分に加わることがなく、高い精度でしか
も再現性良くユニット同士を連結することができる。
【0012】また、請求項2または請求項3のように、
自在ベアリングまたはX−Y方向ステージを水平移動手
段として採用すれば、小さな力で微調整が可能となるの
で、処理装置を組み立てる際の作業性を高めることがで
きる。さらに、請求項4のように、アジャスタにより垂
直方向位置や水準を微調整できるように構成すれば、よ
り高い精度でユニット同士を連結することができる。
【0013】さらに、請求項5によれば、まず、第1ユ
ニットの基台と第2ユニットの基台とを位置合わせし固
定するとともに、いずれか一方のユニットの処理容器を
その処理容器を支持する基台上で位置合わせし固定す
る。このようにして、一方のユニットを基準ユニットと
することができる。次いで、いずれか他方のユニットの
処理容器をその処理容器を支持する基台上で水平移動さ
せ、基準ユニットである前記一方のユニットの処理容器
に対して位置合わせを行うので、処理容器同士を高い精
度で位置合わせすることができる。次いで、前記他方の
ユニットの処理容器を、基準ユニットである前記一方の
ユニットの処理容器に対して固定するとともに、前記他
方のユニットの処理容器をその処理容器を支持する基台
に固定することにより、高い精度でしかも再現性良くユ
ニット同士を連結し、マルチチャンバ型の処理装置を構
築できる。
【0014】また、請求項6のように、前記他方のユニ
ットの処理容器を前記一方のユニットの処理容器に対し
て固定する前に、前記いずれか他方のユニットの処理容
器とその処理容器を支持する基台に対する垂直方向位置
および/または水準を微調整するようにすれば、より高
い精度でユニット同士を連結し、マルチチャンバ型の処
理装置を組み立てることができる。
【0015】
【実施例】以下に添付図面を参照しながら、本発明に基
づいて構成される処理装置およびその製造方法の一実施
例について詳細に説明する。
【0016】図1には、本発明を適用可能なマルチチャ
ンバ型処理装置の概略的な構成が示されている。図示の
ようにマルチチャンバ型処理装置は、搬送アーム102
などの搬送装置が設置されるロードロック室104を中
心にして、図中下方側にロード/アンロード室106、
図中左右両側に真空処理容器108、110がゲートバ
ルブG1、G2、G3を介してそれぞれ連結されてい
る。連結される処理容器として、たとえばエッチング装
置やCVD装置などである。
【0017】処理時には、ロード/アンロード室106
のロード台106aに載置されたカセットから搬送アー
ム102により被処理体が取り出され、ロードロック室
104を介して、たとえばエッチング装置である真空処
理容器108内に搬送され、所定のエッチング処理が施
される。エッチング終了後に被処理体は搬送アーム10
2により取り出され、ロードロック室104を介して、
たとえばCVD装置である真空処理容器110内に搬送
され、所定の成膜処理が施される。そして成膜終了後に
被処理体は搬送アーム102により取り出され、ロード
ロック室104を介して、ロード/アンロード室106
のアンロード台106bに載置されたカセットに収容さ
れる。
【0018】そして、本発明は、上記のようなマルチチ
ャンバ型処理装置を組み立てる際に適用可能であり、そ
の詳細については、図2〜図9に関連して後述する。な
お図示のマルチチャンバ型処理装置は、ほんの一例であ
り、本発明はかかる実施例に限定されないことは言うま
でもない。これ以外にも、各基台上に支持される任意の
数の処理容器を任意の配置構成で連結してマルチチャン
バ型処理装置を構築することが可能であり、本発明は、
それら全てのマルチチャンバ型処理装置を組み立てる場
合に適用可能であると了解される。
【0019】図2には、本実施例に基づいて第1の処理
ユニット120と第2の処理ユニット122とを連結す
る場合の装置構成が示されている。第1の処理ユニット
120は、たとえばエッチング装置である第1の処理容
器124と、その第1の処理容器124が支持される第
1の基台126とから主に構成される。第2の処理ユニ
ット122は、たとえばロードロック室である第2の処
理容器128と、その第2の処理容器128が支持され
る第2の基台130とから主に構成される。
【0020】各基台は、たとえばステンレス製のフレー
ム部材132から構成されている。各基台の底部の四隅
には、基台の垂直方向位置および/または水準を調整す
るアジャスタ134が取り付けられている。さらに各基
台の底部には、複数のキャスタ136が取り付けられて
おり、基台を床面上において自在に移動させることがで
きる。また各基台の連結面には、ボルト孔138aを有
する連結板138が設置されており、ボルト孔138a
同士を正確に位置決めした後に、ボルト孔138aに不
図示のボルトを通して締めることにより、高い精度で基
台同士を連結することが可能である。
【0021】たとえばエッチング装置として構成される
第1の処理容器124は、図3および図4に示すよう
に、アルミ製の六面体のチャンバから構成され、その中
央部に被処理体、たとえばウェハやLCD基板などの被
処理体124aが載置固定される載置台124bが設置
されている。この載置台124bには高周波電源124
cより所定の高周波電力を印加することが可能である。
処理容器124の上部には所定の処理ガスを導入可能な
ガス供給口124dが設けられていると共に、処理容器
の底部には不図示の排気口が設けられており、処理容器
124内を所定の圧力に調整することができる。処理時
には、所定の処理ガスを導入しながら、下部電極を成す
載置台124cに高周波電力を印加することにより、処
理ガスをプラズマ化し、被処理体124aに対して所定
のエッチング処理を施すことができる。
【0022】このようにして構成される第1の処理ユニ
ット120の第1の処理容器124の外周四隅には、図
2および図4に示すように、張り出し部140が設けら
れており、その張り出し部140に対して、その処理容
器124を第1の基台126上で水平面内において自在
に移動させることができる水平移動手段142が取り付
けられている。この水平移動手段142の詳細な構成に
ついては、図5〜図8に関連して後述する。なお張り出
し部140は、図5に示すように、略コ字状の断面を有
しており、その凹部140aに後述する水平移動手段1
42が固定される。また張り出し部140の処理容器1
24側には略L字状の断面を有した取付部140bが形
成されており、その張り出し端を処理容器124の下面
にネジ140cにより取り付けることが可能である。
【0023】さらに第1の処理ユニット120の第1の
処理容器124の第2の処理ユニット122と接合され
る面にはゲートバルブ143が取り付けられており、第
2の処理ユニット122の第2の処理容器128の対向
面に形成される開口部144に対して気密に接合するこ
とができる。また、第1の処理容器124の接合面(ゲ
ートバルブ143が取り付けられた面)にはノックピン
146が形成されており、これらのノックピン146を
第2の処理容器128の上記対向面に形成された受容孔
148に対して嵌合することにより、第1の処理容器1
24と第2の処理容器128とを位置合わせして接合す
ることができる。
【0024】次に、図5〜図8を参照しながら、水平移
動手段142の詳細な構成について説明する。水平移動
手段142は、基台126の水平方向フレーム132a
上に固定されるベース部202と、図8に示すような水
平面内において自在に移動可能な自在ベアリング204
と、自在ベアリング204を収容するハウジング206
とから主に構成されている。ベース部202の上面中央
部には略矩形平面の凹部208が形成されており、たと
えばステンレスなどの耐荷重板208aが貼設されてい
る。自在ベアリング204は、たとえばステンレス製の
ボール204aと、ボール受容部204bと、ピン20
4cとから構成されている。ボール204aは、ボール
受容部204bに回転自在に受容されており、自在ベア
リング204本体は、ピン204cを適当な受容孔(不
図示)に嵌合することにより固定される。ハウジング2
06は、自在ベアリング204を受容する受容部206
aを備えており、その受容部206aの底面に形成され
る受容孔(不図示)に上記ピン204cを嵌合すること
により、自在ベアリング204を固定することができ
る。なお、図示の例では、1つのハウジング206に対
して2つの自在ベアリング204が収容され、全体で8
つの自在ベアリング204により処理装置124が支承
されているが、処理装置124の重量および形状に応じ
て、ハウジング206およびベアリング204の数を任
意に調整することができることは言うまでもない。
【0025】さらに、図6および図7に示すように、ハ
ウジング206の長手方向両端側には、ネジ218aが
貫通する遊び孔218bが形成されており、このネジ2
18aの先端部は上記ベース部202に螺合され固定さ
れている。従って、自在ベアリング204の水平方向可
動領域は、ネジ218aが遊び孔218bに当接する範
囲(すなわち、遊び孔218bの平面領域)内に限定さ
れる。また、ハウジング206と自在ベアリング204
とはネジ210により固定されると共に、ハウジング2
06と張り出し部140とはネジ212により固定され
る。なおネジ212は組立用の仮止め用ネジであり、装
置の製造組立後に外すことにより上下位置の調整が可能
となる。さらにまた、張り出し部140の中央部にはネ
ジ孔214が貫設されており、このネジ孔214にネジ
216を螺合することにより、垂直方向アジャスタとし
て、張り出し部140(従って、処理容器124)と、
ハウジング206(従って、水平移動手段142)との
垂直方向の相対的位置を微調整することができる。
【0026】さて、本実施例にかかる水平移動手段14
2は、上述のように構成されているので、処理容器12
4に対して作業員が軽い力を加えるだけ、処理容器12
4を基台126に対して水平面内において自在に(ただ
し、図6に示す遊び孔208bとネジ208aとの当接
する範囲内において)移動させることが可能である。ま
た、調整ネジ216の螺合量を調整することにより、水
平移動手段142に対する処理容器124の垂直方向位
置を微調整することも可能である。
【0027】次に、図9を参照しながら、上記のように
構成された本実施例にかかる処理装置の製造手順につい
て簡単に説明する。まず、図9(A)に示すように、第
1処理ユニット120と第2処理ユニット122とを近
接して設置し、基台126、130同士を接近させる。
なお、その際に、一方のユニット(図示の例では、ロー
ドロック室として構成された第2処理ユニット122)
を、基準ユニットとして、予め基台130を床面に固定
するとともに、基台130に対して処理容器128を位
置決めし固定しておくことが好ましい。次いで、図9
(B)に示すように、第1および第2の基台126、1
30同士を位置決めした後、固定手段138、138a
により2つの基台126、130同士を固定する。な
お、第1および第2の基台126、130同士の位置決
めは水平方向および垂直方向に対して行われ、基台同士
の位置決め固定が行われた時点で、第1の処理容器12
4と第2の処理容器128との大まかな位置決めは設計
時の設定により達成できるものとする。
【0028】次いで、水平移動手段142により第1の
処理容器124を第2の処理容器128に対して正確に
位置決めし(必要な場合には、調整ネジ216により垂
直方向の位置決めも行う)、図9(C)に示すように、
第1の処理容器124を第2の処理容器128方向に移
動させ、第1の処理容器124のノックピン146を第
2の処理容器128の受容孔148に挿入する。その際
に、本実施例によれば、予め基台同士の位置決めが正確
に行われており、第1の処理容器124を第2の処理容
器128に対して自在に水平移動(必要な場合には垂直
方向への微調整)を行うことができるので、接続箇所に
不要な応力が加わることがなく、高い精度で再現性良
く、第1および第2の処理ユニット同士を接合すること
が可能である。そして、最後に第1の処理容器124を
その基台126に固定することにより一連の製造が完了
する。
【0029】以上添付図面を参照しながら、本発明の一
実施例に係る処理装置およびその製造方法について詳細
に説明したが、本発明はかかる実施例に限定されず、特
許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内において
当業者であれば容易に想到するであろう各種変更および
修正についても、本発明の技術的範囲に属するものと了
解される。
【0030】たとえば、上記実施例では、第1処理ユニ
ットがエッチング装置であり、第2処理ユニットがロー
ドロック室であるユニット同士を連結する構成を示した
が、連結するユニットとしては、成膜処理装置、アッシ
ング処理装置、スパッタリング処理装置など、その内部
チャンバにおいて被処理体に所定の処理を施す処理容器
を含む処理ユニットや、ロード/アンロード室、バッフ
ァ室、カセット室、搬送室などの被処理体を中継処理す
る処理容器を含む処理ユニットなどから必要に応じて任
意に種類および任意の数の処理ユニットを組み合わせて
マルチチャンバ型の処理装置を構築する場合に適用する
ことができる。
【0031】また上記実施例では、一方の処理ユニット
をすでに位置決めされ固定された基準ユニットとして構
成し、他方の処理ユニットのみに水平移動手段を設ける
構成を示したが、必ずしも基準ユニットを設定せずに、
双方の処理ユニットに水平移動手段を設けて相対移動可
能に構成することも可能である。
【0032】さらにまた上記実施例では、水平移動手段
として水平面内において自在に移動可能な自在ベアリン
グを採用しているが、本発明によれば、水平移動手段
は、支持される処理容器を基台に対して水平移動可能に
構成すれば良く、たとえば、水平移動手段を、X方向軌
道およびY方向軌道を自在に移動可能なX−Y方向ステ
ージとして構成することも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
水平移動手段により、少なくとも一方のユニットの処理
容器をそのユニットの基台上で水平面内において自在に
移動させることができるので、連結するユニット同士の
基台を固定した後、上記水平移動手段を調整して処理容
器同士の位置合わせを行ってから処理容器同士の固定を
行うことができるので、従来のように、基台同士の接合
部分のずれの応力が処理容器同士の接合部分に加わるこ
とがなく、高い精度でしかも再現性良くユニット同士を
連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なマルチチャンバ型処理装置
の概略構成を示す構成図である。
【図2】本発明を適用可能な、第1の処理ユニットと第
2の処理ユニットから成る処理装置の概略構成を示す見
取図である。
【図3】図2に示す処理装置の第1の処理ユニットの概
略構成を示す断面図である。
【図4】図2に示す処理装置の第1の処理ユニットの概
略構成を示す平面図である。
【図5】本発明に係る水平移動手段の概略構成を示す正
面断面図である。
【図6】図5に示す水平移動手段の概略構成を示す平面
図である。
【図7】本発明に係る水平移動手段の概略構成を示す側
面断面図である。
【図8】本発明に係る水平移動手段に適用可能な自在ベ
アリングを示す側面図である。
【図9】本発明に係る第1および第2のの処理ユニット
から成る処理装置の製造方法の動作を示す説明図であ
り、それぞれ、(A)は製造前の状態を示し、(B)は
基台部を固定した状態を示し、(C)は処理容器も固定
した製造完成時の状態を示している。
【符号の説明】
120 第1の処理ユニット 122 第2の処理ユニット 124 第1の処理容器 126 第1の基台 128 第2の処理容器 130 第2の基台 138 連結板 142 水平移動手段 143 ゲートバルブ 146 ノックピン 148 受容孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理容器とその処理容器を支持する基台
    とから成る処理ユニットを複数ユニット組み合わせて成
    る処理装置において、 第1ユニットの処理容器と第2ユニットの処理容器とを
    固定する固定手段と、第1ユニットの基台と第2ユニッ
    トの基台とを固定する固定手段と、少なくとも一方のユ
    ニットの処理容器をそのユニットの基台上で水平面内に
    おいて自在に移動させる水平移動手段とを備えたことを
    特徴とする、処理装置。
  2. 【請求項2】 前記水平移動手段は、処理容器の支持脚
    に取り付けられた自在ベアリングであることを特徴とす
    る、請求項1に記載の処理装置。
  3. 【請求項3】 前記水平移動手段は、X方向軌道および
    Y方向軌道を自在に移動可能なX−Y方向ステージであ
    ることを特徴とする、請求項1に記載の処理装置。
  4. 【請求項4】 前記水平移動手段を備えたユニットは、
    処理容器の基台に対する垂直方向位置および/または水
    準を微調整するアジャスタを備えていることを特徴とす
    る、請求項1、2または3のいずれかに記載の処理装
    置。
  5. 【請求項5】 処理容器とその処理容器を支持する基台
    とから成る処理ユニットを複数ユニット組み合わせて成
    る処理装置の製造方法であって、 第1ユニットの基台と第2ユニットの基台とを位置合わ
    せし固定するとともに、いずれか一方のユニットの処理
    容器をその処理容器を支持する基台上で位置合わせし固
    定し、 次いで、いずれか他方のユニットの処理容器をその処理
    容器を支持する基台上で水平移動させ前記一方のユニッ
    トの処理容器に対して位置合わせし、 次いで、前記他方のユニットの処理容器を前記一方のユ
    ニットの処理容器に対して固定するとともに、前記他方
    のユニットの処理容器をその処理容器を支持する基台に
    固定すること、 から成ることを特徴とする処理装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記他方のユニットの処理容器を前記一
    方のユニットの処理容器に対して固定する前に、前記い
    ずれか他方のユニットの処理容器とその処理容器を支持
    する基台に対する垂直方向位置および/または水準を微
    調整する工程を含むことを特徴とする、請求項5に記載
    の処理装置の製造方法。
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