JPH083354Y2 - 収納パネルの取付構造 - Google Patents

収納パネルの取付構造

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JPH083354Y2
JPH083354Y2 JP4165393U JP4165393U JPH083354Y2 JP H083354 Y2 JPH083354 Y2 JP H083354Y2 JP 4165393 U JP4165393 U JP 4165393U JP 4165393 U JP4165393 U JP 4165393U JP H083354 Y2 JPH083354 Y2 JP H083354Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、浴室の壁面に入浴用品
収納部等の収納部を形成すべく壁パネルに収納パネルを
取り付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】浴室ユニットにおいて、壁面に入浴用品
の収納棚や鏡収納部といった収納部を形成する場合、壁
パネルに予め開口部を形成しておいて、この壁パネルを
躯体の所定位置に設置した後、壁パネルの開口部内に、
収納棚、鏡、シャワーユニット等の収納部となる収納パ
ネルを嵌め込み固定することが行われる。
【0003】このように、収納パネルの後付けするの
は、次のような利点があるためである。すなわち、ユニ
ットの構成材である壁パネルに背面側への突出部がな
く、躯体の浴室スペース内への壁パネルの搬入が行いや
すい。また、収納パネルも、単体で搬入することがで
き、壁パネルに組み付けて搬入する必要がないので、搬
入の際に傷付くことがない。さらに、壁パネルと躯体の
壁面との間には通常、若干の隙間ができ、この隙間はデ
ッドスペースとなるが、収納パネルは、このデッドスペ
ースを有効に利用することになる。
【0004】このような収納パネルは、壁パネルの開口
部内に嵌め込んだ後、収納パネルを壁パネルの側にねじ
止めするのでは、取り付けに手間がかかり施工性に問題
があるうえ、取り付け用のビスが浴室内に露出するので
見栄えが悪く、また、このねじ止め部分で防水性を損な
われることもある。
【0005】そこで、本願出願者は図7、図8に示す取
付構成を提案している。この取付構造は、収納パネル5
0の外縁に差し込み金具51を配設する一方、壁パネル
52の開口部内縁に差し込みスリット53を有する受け
部材54を配設し、スリット53に差し込み金具51を
弾力的に嵌合させることにより収納パネル50を壁パネ
ル52の開口部52aに嵌め込み固定するようになって
いる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このように
した改良した収納パネルの取付構造にも次のような不具
合があった。すなわち、収納パネル50に収納される鏡
には、昨今、防曇鏡ヒータの組み込みが行われ、収納パ
ネル50の裏面側にはヒータ用の電気配線が配設される
ようになっている。このような電気配線の結線は収納パ
ネル50を壁パネル52に嵌め込む前に行われるように
なっているが、時として結線を忘れたまま、収納パネル
50を壁パネル52に嵌め付けてしまうことがあった。
ところが、従来の取付構造では、いったん収納パネル5
0を嵌め付けてしまうと、取り外しが不可能なために対
処の仕方がなかった。
【0007】したがって、本考案においては、取り外し
も容易に行える収納パネルの取付構造の提供を目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、壁パネルの開口部の内縁に、差し込みスリッ
トを有する受け部材を配設する一方、収納部を形成する
収納パネルの外縁に、先端側に弾性屈曲部を有する差し
込み金具を配設しており、前記差し込み金具を前記差し
込みスリットに嵌入させるとともに、前記弾性屈曲部を
差し込みスリットの前方側でスリット端部に係合させる
ことにより収納パネルを壁パネルの開口部に嵌め込み固
定する収納パネルの取付構造において、第1の考案は前
記差し込みスリットの弾性屈曲部係合側端縁に切欠部を
形成したことに特徴を有している。
【0009】また、第2の考案は、前記弾性屈曲部の先
端に、この先端中央部から弾性屈曲部側部にわたって弾
性屈曲部を斜めに切り取って切欠部を形成したことに特
徴を有している。
【0010】
【作用】第1の構成によれば、収納パネルが壁パネルに
嵌め込まれている状態において、弾性屈曲部の先端と差
し込みスリットの端縁との間には切欠部によって隙間が
形成されることになる。そのため、この隙間を通してド
ライバー等の棒体を差し込みスリットの後方側からその
前方側に差し込めば、棒体の先端は弾性屈曲部の前方側
に到達する。そのため、差し込んた棒体によって弾性屈
曲部を弾性変形させれば、弾性屈曲部の係合は解除され
る。
【0011】第2の構成によれば、収納パネルが壁パネ
ルに嵌め込まれている状態において、切欠部の端縁と差
し込みスリットとの間には隙間が形成されることにな
る。そのため、この隙間を通じて差し込みスリットの後
方側からその前方側にドライバー等の棒体を差し込め
ば、棒体の先端は弾性屈曲部の前方側に到達する。そし
て、差し込んだ棒体を弾性屈曲部の幅方向中央部に向け
て移動させれば、棒体は傾斜している切欠部端縁に沿っ
て移動して弾性屈曲部を弾性変形させるので、弾性屈曲
部の係合は解除されることになる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。まず、図1ないし図2は、本考案の第1実
施例に係り、図1は取付構造全体の分解斜視図、図2
は、その要部を拡大して示した横断面図、図3は取付状
態を示す斜視図である。図1において、符号1は壁パネ
ル、2はその開口部、3は収納部を形成する収納パネ
ル、4はこの収納パネル3に対応する受け部材、5は受
け部材4への差し込み金具である。
【0013】壁パネル1の開口部2の周囲には、フレー
ム6が設けられ、これらフレーム6の背面側に、図2に
明示するように、受け部材4がビス7によりねじ止めさ
れている。受け部材4は、帯板状で、開口部2の内縁全
体に設けられており、この受け部材4には互いに所定間
隔を空けて複数の差し込みスリット8,…が形成されて
いる。
【0014】一方、収納パネル3は、開口部2内に収ま
る外形寸法のもので、その表面には、収納棚、鏡収納
部、シャワー収納部等の収納部A(図1中、それぞれ一
点鎖線で略記されている)を備えている。また、収納パ
ネル3の表側の周囲には折り返し外縁3aが形成されて
いる。そして、複数の差し込み金具5が、この折り返し
外縁3aの内側に差し込みスリット8と対向して取り付
けられている。各差し込み金具5は受け部材4の差し込
みスリット8に弾力的に差し込まれるもので、板ばね材
からなり、V字形に折り曲げられた弾性屈曲部5aを有
している。そして、このように構成された差し込み金具
5が、その弾性屈曲部5aの折り曲げ方向を収納パネル
3から遠のく方向にして折り返し外縁3aに固定されて
いる。
【0015】本実施例は、差し込みスリット8の構造に
特徴を有している。すなわち、差し込みスリット8のフ
レーム側端縁8aに切欠部9が形成されている。切欠部
9はフレーム側端縁8aの長手方向中央部において、受
け部材4を台形状に切り取ることによって形成されてい
る。
【0016】この収納パネル3の取り付けは次のように
してなされる。すなわち、壁パネル1を浴室スペース内
の所定位置に設置した後、その開口部2内に収納パネル
3を嵌め込み、収納パネル3の差し込み金具5を受け部
材4の差し込みスリット8に差し込む。そうすると、差
し込み金具5の先端に形成した弾性屈曲部5aは、薄く
変形してスリット8内を挿通していき、最後には受け部
材4の前方側で弾性復帰して受け部材4と係合する。こ
のような係合を各差し込み金具5と受け部材4との間で
行うことによって収納パネル3を壁パネル1に取り付け
る。
【0017】また、収納パネル3の取り外しは次のよう
にしてなされる。すなわち、図2,図3に示すように、
収納パネル3を壁パネル1に固定した状態では、開口部
2の内縁と収納パネル3との間には若干の隙間Bが形成
されている。収納パネル3を取り外す場合には、壁パネ
ル1の室内側からこの隙間B内にマイナスドライバー等
の棒体10を挿入する。そして、さらに、棒体10を、
切欠部9によって差し込みスリット8と弾性屈曲部5a
との間に形成された隙間Cに挿入することにより、棒体
10の先端を差し込みスリット8の前方側に到達させ
る。このとき、棒体10の先端は弾性屈曲部5aの外側
に位置することになる。
【0018】このようにして棒体10を差し込みスリッ
ト8内に差し込んだ後、棒体10を差し込み金具5側に
移動させることによって弾性屈曲部5aを弾性変形させ
て差し込み金具5と差し込みスリット8との間の係合を
解除する。この動作を各差し込み金具5において行って
収納パネル3を壁パネル1から取り外す。
【0019】次に本考案の第2実施例を説明する。上述
の実施例では、差し込みスリット8の構成に特徴があっ
たが、本実施例では、差し込み金具5の構成に特徴があ
る。すなわち、図4ないし図6に示すように、差し込み
金具5の弾性屈曲部5aの先端は差し込み金具の挿通方
向とは直交して直線状に切り取られており、この弾性屈
曲部の先端に切欠部20が形成されている。切欠部20
は弾性屈曲部5aの先端中央部から弾性屈曲部5aの側
部にわたって弾性屈曲部5aを、斜めにつまり三角形状
に切り取ることによって形成されており、切欠部20の
端縁20aは弾性屈曲部5a先端の幅方向中央部から弾
性屈曲部5aの側部にわたって傾斜した直線形状となっ
ている。なお、それ以外の構成は第1実施例と同一であ
り、同一ないし同様の部分には同一の符号を付し、それ
らの説明は省略する。さらには、この収納パネル3の取
り付けも上述の実施例と同様であるためにその説明は省
略する。
【0020】この収納パネル3の壁パネル1からの取り
外しは次のようにしてなされる。すなわち、収納パネル
3を固定した状態において、開口部2の内縁と収納パネ
ル3との間に形成される隙間Bに、壁パネル1の室内側
からマイナスドライバー等の棒体10を挿入する。そし
て、さらに棒体10を差し込みスリット8内に挿入す
る。すると、切欠部20によってスリット8と弾性屈曲
部5aとの間には隙間Dが形成されるために、差し込み
スリット8内に挿入された棒体10の先端は端縁20a
に案内されて隙間D内に進入していって弾性屈曲部5a
の外側に到達する。
【0021】このようにして棒体10を差し込みスリッ
ト8内に差し込んだ後、棒体10を弾性屈曲部5aの幅
方向中央部側に移動させる。すると、棒体10が切欠部
端縁20aに沿って移動して弾性屈曲部5aを弾性変形
させるので、差し込み金具5と差し込みスリット8との
間の係合は解除されることになる。この動作を各差し込
み金具5において行って収納パネル3を壁パネル1から
取り外す。
【0022】なお、上記した各実施例では、収納パネル
3の折り返し外縁3aと開口部2との間には隙間Bが形
成されているが、この隙間Bは収納パネル3の取り付け
後、シリコンコーキングにより密封される。具体的に
は、まず、収納パネル3の折り返し外縁3aに形成され
た段部3b上に、シリコンコーキングの受け材となる発
泡スチロール製のバックアップ部材を折り返し外縁3a
全周にわたって配設し、そのうえから、隙間B内にシリ
コンコーキングを埋設する。
【0023】
【考案の効果】以上のように本考案は、差し込みスリッ
トに切欠部(第1の考案)を、または、差し込み金具の
弾性屈曲部に切欠部(第2の考案)を形成しているの
で、差し込み金具と差し込みスリットとの間には隙間が
形成されることになり、この隙間に棒体を挿入して弾性
屈曲部を弾性変形させれば簡単に差し込み金具の係合を
解除することができるようになった。そのため、収納パ
ネル取り付け後、防曇鏡ヒータ等の配線忘れ等に気づい
て収納パネルを壁パネルから取り外して配線をし直すと
いった作業を容易に行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る取付構造全体の分解
斜視図である。
【図2】上記第1実施例の要部を拡大した横断平面図で
ある。
【図3】上記第1実施例の要部の構成を示す斜視図であ
る。
【図4】本考案の第2実施例に係る取付構造全体の分解
斜視図である。
【図5】第2実施例の要部を拡大した横断平面図であ
る。
【図6】第2実施例の要部の構成を示す斜視図である。
【図7】従来例の取付構造全体の分解斜視図である。
【図8】従来例の用横断平面図である。
【符号の説明】
1 壁パネル 2 開口部 3 収納パネル 4 受け部材 5 差し込み金具 5a 弾性屈曲部 8 差し込みスリット 9 差し込みスリットの切欠部 20 弾性屈曲部の切欠部 20a 端縁 A 収納部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04H 1/12 301

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁パネルの開口部の内縁に、差し込みス
    リットを有する受け部材を配設する一方、収納部を形成
    する収納パネルの外縁に、先端側に弾性屈曲部を有する
    差し込み金具を配設しており、前記差し込み金具を前記
    差し込みスリットに嵌入させるとともに、前記弾性屈曲
    部を差し込みスリットの前方側でスリット端部に係合さ
    せることにより収納パネルを壁パネルの開口部に嵌め込
    み固定する収納パネルの取付構造であって、 前記差し込みスリットの弾性屈曲部係合側端縁に切欠部
    を形成したことを特徴とする収納パネルの取付構造。
  2. 【請求項2】 壁パネルの開口部の内縁に、差し込みス
    リットを有する受け部材を配設する一方、収納部を形成
    する収納パネルの外縁に、先端側に弾性屈曲部を有する
    差し込み金具を配設しており、前記差し込み金具を前記
    差し込みスリットに嵌入させるとともに、前記弾性屈曲
    部を差し込みスリットの前方側でスリット端部に係合さ
    せることにより収納パネルを壁パネルの開口部に嵌め込
    み固定する収納パネルの取付構造であって、 前記弾性屈曲部の先端には、この先端中央部から弾性屈
    曲部側部にわたって弾性屈曲部を斜めに切り取って切欠
    部を形成したことを特徴とする収納パネルの取付構造。
JP4165393U 1993-07-29 1993-07-29 収納パネルの取付構造 Expired - Fee Related JPH083354Y2 (ja)

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JPH0711991U JPH0711991U (ja) 1995-02-28
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JPS4952922U (ja) * 1972-08-18 1974-05-10
JPS54102412U (ja) * 1977-12-27 1979-07-19
JPS63137740U (ja) * 1987-02-27 1988-09-12
JP2015194067A (ja) * 2014-03-19 2015-11-05 ヒガノ株式会社 ニッチ及び収納筐体の取付け構造及び取付け方法
JP7269813B2 (ja) * 2019-07-22 2023-05-09 株式会社ダイケン 点検口

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