JPH08335216A - 読み情報付加支援方法及び文書作成支援装置 - Google Patents

読み情報付加支援方法及び文書作成支援装置

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Publication number
JPH08335216A
JPH08335216A JP7139770A JP13977095A JPH08335216A JP H08335216 A JPH08335216 A JP H08335216A JP 7139770 A JP7139770 A JP 7139770A JP 13977095 A JP13977095 A JP 13977095A JP H08335216 A JPH08335216 A JP H08335216A
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JP
Japan
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Application number
JP7139770A
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English (en)
Inventor
Kaitou Rai
海濤 雷
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7139770A priority Critical patent/JPH08335216A/ja
Publication of JPH08335216A publication Critical patent/JPH08335216A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文章中の地名に読み情報を利用者が付加する
作業を支援して作業効率を高めること。 【構成】 形態素解析部3は制御部2から渡された文章
を形態素解析して、解析結果を地名補処理部5に渡す。
地名補処理部5は形態素解析結果から地名を表した文字
列を検索し、更にこの文字列に読み情報の詳細情報が付
いているかどうかを判断し、付いていない文字列を他の
文字列と区別して表示部7に表示すると共に、この区別
表示した地名に読み情報を付けるかどうかを選択させる
メッセージを前記表示部7の同画面内に表示する。この
結果、利用者が読み情報を付加することを選択した場
合、利用者に入力部1から読み情報を入力させるメッセ
ージを表示し、その後、入力部1から入力された読み情
報を括弧に括って対象の地名の後に挿入して、これを表
示部7に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は入力文章に対して利用者
が地名の読み方等を付加する際の読み方情報を提示して
利用者を支援する読み方支援方法と、この方法を用いて
地名の読み方情報付加支援を行う文書作成支援装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、文書作成装置等で入力した文書中
に読み方が一般的でない(難読な)地名等があった場合
はルビを付けたり、或いは前記地名の後に括弧書きで読
み方を付加することが行われている。
【0003】しかし、上記のような地名に読み方を付加
するには、利用者が入力した文章を調べ、難読な読み方
をする地名を捜すと、この地名に読み方等の情報が付加
されているかどうかを判断し、そのような情報がない場
合、更に利用者がその読み方を手動で付加しなければな
らず、手間が掛かると共に、抜けも生じてしまうという
欠点があった。
【0004】例えば、「千葉県印旛郡…」のような文章
では、「千葉」は都道府県レベルの地名でほとんどの人
が読めるが、その下の行政単位の地名(「印旛」のよう
な地名)は難読なものが多く、読み情報が付いていたほ
うが読み易い文章になる。
【0005】しかし、このような難読な地名を含んだ文
章に対して読み情報を付け加えるには、利用者がその作
業を全てやらなければならず、このような読み方付加に
関して装置がその一部或いは全部を支援して、利用者の
負担を軽減するようなことはなされていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】入力文章に存在する地
名の読み方に関する情報が不足しているかどうかをチェ
ックして、不足した情報を追加する方法や装置が現在の
ところないため、難読な地名等に読み方を付加するに
は、利用者の目視や手動操作に頼るしかなく、この種の
作業に時間と労力が掛かり過ぎるという問題があった。
【0007】そこで本発明は上記の事情を考慮し、文章
中の地名に読み情報を付加する利用者の作業を支援して
作業効率を高めることができる読み情報付加支援方法及
びこの方法を用いた文書作成支援装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、入力
文章に含まれる地名にこの読み情報を付加する読み情報
付加支援方法にあって、前記入力文章を形態素解析する
ことにより、前記入力文章中の地名を表す文字列を検索
した後、この検索した文字列の周辺の文字列及び記号が
所定の条件を満たすかどうかによって、前記検索した文
字列に読み情報が付加されているかどうかを判定し、読
み情報が付加されていないと判定された文字列を利用者
に提示する方法を採用している。
【0009】請求項2の発明は、前記読み情報が付加さ
れていない文字列の提示を他の文字列と区別して表示す
ることにより行う方法を採用している。請求項3の発明
は、前記所定条件とは、前記地名として検索された文字
列の後に括弧がない、前記括弧があった場合でもその中
に文字列がないという2条件で、これら条件のいずれか
一つを前記文字列が満足した場合に、この文字列に読み
情報が付加されていないと判定する方法を採用してい
る。
【0010】請求項4の発明は、前記地名として検索さ
れた文字列にルビが付いているかどうかを判定し、ルビ
が付いていない場合はこの文字列に読み情報が付加され
ていないと判定し、ルビが付いている場合に限り前記文
字列が前記所定条件を満足するかどうかの判定に入る方
法を採用している。
【0011】請求項5の発明は、前記入力文章の形態素
解析結果に対して構文解析を施して、各単語間の係り受
け関係を求めることにより、前記地名を表す文字列の中
で他の語句の修飾先となる地名を捜し出し、この捜し出
した地名を表す文字列に読み情報が付加されているかど
うかを判定する方法を採用している。
【0012】請求項6の発明は、前記読み情報が付加さ
れていない文字列の提示と共に、提示した文字列に対す
る読みを入力することを利用者に勧告するメッセージを
表示する方法を採用している。
【0013】請求項7の発明は、前記読み情報が付加さ
れていない文字列の読みを利用者に入力させるスペース
を表示し、このスペースに読みが入力されると、この読
みを括弧の中に入れて前記文章中の該当の文字列の後に
挿入する方法を採用している。
【0014】請求項8の発明は、前記提示した文字列に
対して読み情報を付けるかどうかを利用者に選択させる
メッセージを表示し、利用者が読み情報を付けることを
選択した場合に限り、前記スペースを表示する方法を採
用している。
【0015】請求項9の発明は、前記読み情報が付加さ
れていない文字列が検索されると、見出しに対してその
読み情報を収集した辞書を参照して、前記文字列と同一
の見出しの読みを検索し、この読みを利用者に提示する
方法を採用している。
【0016】請求項10の発明は、前記読みの利用者へ
の提示は前記読みを括弧の中に入れて前記文章中の該当
の文字列の後に挿入することにより行われる方法を採用
している。
【0017】請求項11の発明は、前記提示した読み
を、読み情報が付加されていない文字列に付加するかど
うかを利用者に選択させるメッセージを表示し、利用者
が付加することを選択すると、前記提示した読みを括弧
の中に入れて前記文章中の該当の文字列の後に挿入する
方法を採用している。
【0018】請求項12の発明は、前記検索された読み
情報が付加されていない文字列に対する読みが前記辞書
から検索できない場合、前記読み情報が付加されていな
い文字列の提示と共に、提示した文字列に対する読みを
入力することを利用者に勧告するメッセージを表示する
方法を採用している。
【0019】請求項13の発明は、入力文章に含まれる
地名にその読み情報を付加するための支援を行う文書作
成支援装置において、前記入力文章を形態素解析する形
態素解析手段と、この形態素解析手段により解析された
形態素解析に基づいて前記入力文章中の地名を表す文字
列を検索する地名検索手段と、この地名検索手段により
検索された文字列の周辺の文字列及び記号が所定の条件
を満たすかどうかによって前記検索した文字列に読み情
報が付加されているかどうかを判定する判定手段と、こ
の判定手段によって判定された読み情報が付加されてい
ない文字列を利用者に提示する地名提示手段とを具備し
た構成を有している。
【0020】請求項14の発明は、前記形態素解析手段
による入力文章の形態素解析結果に対して構文解析を施
す構文解析手段を設け。前記地名検索手段は、前記構文
解析手段によって求められた前記入力文章の各単語間の
係り受け関係と前記形態素解析手段による入力文章の形
態素解析結果とに基づいて、地名を表し且つこの地名が
他の語句の修飾先である文字列を前記入力文章中から検
索する構成を有している。
【0021】請求項15の発明は、前記地名提示手段に
より提示された文字列に対する読みを利用者に入力させ
るメッセージ及び前記文字列の読みを利用者に入力させ
るスペースを表示する表示手段と、この表示手段により
表示されたスペースに読みが入力されると、この読みを
括弧の中に入れて前記入力文章中の該当の文字列の後に
挿入する読み挿入手段とを具備した構成を有している。
【0022】請求項16の発明は、前記地名検索手段に
より読み情報が付加されていない文字列が検索される
と、別途設けられた見出しに対してその読み情報を収集
した辞書を参照して前記検索された文字列と同一の見出
しの読みを検索する読み検索手段と、この読み検索手段
により検索された読みを利用者に提示する読み提示手段
とを具備した構成を有している。
【0023】請求項17の発明は、前記提示手段は前記
検索手段により検索された読みを括弧の中に入れて、こ
れを前記文章中の該当の文字列の後に挿入して表示する
構成を有している。
【0024】請求項18の発明は、前記読み提示手段が
提示した読みを、前記読み情報が付加されていない文字
列に付加するかどうかを利用者に選択させるメッセージ
を表示するメッセージ表示手段と、このメッセージ表示
手段により表示されたメッセージに対して利用者が前記
読みを付加することを選択すると、前記提示した読みを
括弧の中に入れて前記文章中の該当の文字列の後に挿入
する挿入手段とを具備した構成を有している。
【0025】
【作用】請求項1の発明の読み情報付加支援方法にあっ
て、前記入力文章を形態素解析することにより、前記入
力文章中の地名を表す文字列を検索した後、この検索し
た文字列の周辺の文字列及び記号が所定の条件を満たす
かどうかによって、前記検索した文字列に読み情報が付
加されているかどうかを判定し、読み情報が付加されて
いないと判定された文字列を利用者に提示する。
【0026】請求項2の発明の読み情報付加支援方法に
あって、前記読み情報が付加されていない文字列を他の
文字列と区別して表示することにより利用者に提示す
る。請求項3の発明の読み情報付加支援方法にあって、
前記所定条件とは、前記地名として検索された文字列の
後に括弧がない、前記括弧があった場合でもその中に文
字列がないという2条件で、これら条件のいずれか一つ
を前記文字列が満足した場合に、この文字列に読み情報
が付加されていないと判定する。
【0027】請求項4の発明の読み情報付加支援方法に
あって、前記地名として検索された文字列にルビが付い
ているかどうかを判定し、ルビが付いていない場合はこ
の文字列に読み情報が付加されていないと判定し、ルビ
が付いている場合に限り前記文字列が前記所定条件を満
足するかどうかの判定に入る。
【0028】請求項5の発明の読み情報付加支援方法に
あって、前記入力文章の形態素解析結果に対して構文解
析を施して、各単語間の係り受け関係を求めることによ
り、前記地名を表す文字列の中で他の語句の修飾先とな
る地名を捜し出し、この捜し出した地名を表す文字列に
読み情報が付加されているかどうかを判定する。
【0029】請求項6の発明の読み情報付加支援方法に
あって、前記読み情報が付加されていない文字列の提示
と共に、提示した文字列に対する読みを入力することを
利用者に勧告するメッセージを表示する。
【0030】請求項7の発明の読み情報付加支援方法に
あって、前記読み情報が付加されていない文字列の読み
を利用者に入力させるスペースを表示し、このスペース
に読みが入力されると、この読みを括弧の中に入れて前
記文章中の該当の文字列の後に挿入する。
【0031】請求項8の発明の読み情報付加支援方法に
あって、前記提示した文字列に対して読み情報を付ける
かどうかを利用者に選択させるメッセージを表示し、利
用者が読み情報を付けることを選択した場合に限り、前
記スペースを表示する。
【0032】請求項9の発明の読み情報付加支援方法に
あって、前記読み情報が付加されていない文字列が検索
されると、見出しに対してその読み情報を収集した辞書
を参照して、前記文字列と同一の見出しの読みを検索
し、この読みを利用者に提示する。
【0033】請求項10の発明の読み情報付加支援方法
にあって、前記読みを括弧の中に入れて前記文章中の該
当の文字列の後に挿入することにより前記読みの利用者
への提示を行う。
【0034】請求項11の発明の読み情報付加支援方法
にあって、前記提示した読みを、読み情報が付加されて
いない文字列に付加するかどうかを利用者に選択させる
メッセージを表示し、利用者が付加することを選択する
と、前記提示した読みを括弧の中に入れて前記文章中の
該当の文字列の後に挿入する。
【0035】請求項12の発明の読み情報付加支援方法
にあって、前記検索された読み情報が付加されていない
文字列に対する読みが前記辞書から検索できない場合、
前記読み情報が付加されていない文字列の提示と共に、
提示した文字列に対する読みを入力することを利用者に
勧告するメッセージを表示する。
【0036】請求項13の発明の文書作成支援装置にお
いて、形態素解析手段は前記入力文章を形態素解析す
る。地名検索手段は前記形態素解析手段により解析され
た形態素解析に基づいて前記入力文章中の地名を表す文
字列を検索する。判定手段は前記地名検索手段により検
索された文字列の周辺の文字列及び記号が所定の条件を
満たすかどうかによって前記検索した文字列に読み情報
が付加されているかどうかを判定する。地名提示手段は
前記判定手段によって判定された読み情報が付加されて
いない文字列を利用者に提示する。
【0037】請求項14の発明の文書作成支援装置にお
いて、構文解析手段は前記形態素解析手段による入力文
章の形態素解析結果に対して構文解析を施す。前記地名
検索手段は、前記構文解析手段によって求められた前記
入力文章の各単語間の係り受け関係と前記形態素解析手
段による入力文章の形態素解析結果とに基づいて、地名
を表し且つこの地名が他の語句の修飾先である文字列を
前記入力文章中から検索する。
【0038】請求項15の発明の文書作成支援装置にお
いて、表示手段は前記地名提示手段により提示された文
字列に対する読みを利用者に入力させるメッセージ及び
前記文字列の読みを利用者に入力させるスペースを表示
する。読み挿入手段は前記表示手段により表示されたス
ペースに読みが入力されると、この読みを括弧の中に入
れて前記入力文章中の該当の文字列の後に挿入する。
【0039】請求項16の発明の文書作成支援装置にお
いて、読み検索手段は前記地名検索手段により読み情報
が付加されていない文字列が検索されると、別途設けら
れた見出しに対してその読み情報を収集した辞書を参照
して前記検索された文字列と同一の見出しの読みを検索
する。読み提示手段は前記読み検索手段により検索され
た読みを利用者に提示する。
【0040】請求項17の発明の文書作成支援装置にお
いて、前記提示手段は前記検索手段により検索された読
みを括弧の中に入れて、これを前記文章中の該当の文字
列の後に挿入して表示する。
【0041】請求項18の発明の文書作成支援装置にお
いて、メッセージ表示手段は前記読み提示手段が提示し
た読みを、前記読み情報が付加されていない文字列に付
加するかどうかを利用者に選択させるメッセージを表示
する。挿入手段は前記メッセージ表示手段により表示さ
れたメッセージに対して利用者が前記読みを付加するこ
とを選択すると、前記提示した読みを括弧の中に入れて
前記文章中の該当の文字列の後に挿入する。
【0042】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の文書作成支援装置の一実施例を
示したブロック図である。1は文字や各種指令等をキー
ボードなどから入力する入力部、2は読み情報付加支援
制御に関わる全体的な制御を行う制御部、3は入力文章
から単語列への解析を行って品詞情報を得る形態素解析
部、4は形態素解析に使用する知識情報を収容している
解析辞書、5は地名の文字列の周囲又は後に読み情報が
あるかをないかをチェックし、ない場合、この地名を表
す文字列を他の文字列と区別して表示する等、読み情報
を付加する際の各種制御を行う地名補正処理部、6は磁
気ディスクなどの装置により文字や記号等からなるファ
イルを格納している外部記憶装置、7は文章や図形など
の各種情報を表示するLCD等の表示部である。
【0043】次に本実施例の動作について説明する。利
用者は入力部1から文字列を入力して文書を作成する
か、或いは外部記憶装置6に入っている文書を呼び出す
などして、表示部7に文書を表示させる。
【0044】このような状態で、前記文書中の読み情報
が難しい地名に読み情報(読み方)を付加したい場合、
利用者は入力装置1を操作して制御部2を読み情報付加
支援モードにする。これにより、制御部2は図2に示し
たフローチャートに従った読み情報付加の支援制御を行
う。
【0045】即ち、制御部2は支援対象となった文書の
文章を冒頭から順番に形態素解析部3に送って、形態素
解析を行う。これにより、形態素解析部3は図2のステ
ップ201にて解析辞書4を参照しながら与えられた文
章を形態素解析する。
【0046】ここで、「北九州から釜山までフェーリー
の定期便がある。」という文章が入力文1として形態素
解析部3に与えられると、形態素解析部3により前記文
章は図3に示すように形態素解析されて、各単語毎の品
詞情報が得られる。
【0047】制御部2は上記のようにして得られた形態
素解析結果を地名補正処理部5に渡すため、地名補正処
理部5はステップ202にて形態素解析結果を調べて、
その中から地名固有名詞を捜すことにより、地名を表す
文字列を検索し、更にステップ203にて検索した地名
を表す文字列にその読み情報を示す詳細情報があるかど
うかを以下に示すような判断基準を参照して判断する。
【0048】まず、条件Xとして地名を表す文字列にル
ビがあるかどうかを判断し、ルビがない場合、次の条件
a、bを全て満たしているかどうかを調べる。即ち、条
件a;地名の後に括弧があるか? 条件b;地名の後に
括弧がある場合、その中に平仮名又はカタカナ又はアル
ファベットの文字列があるか?上記の条件a、bを全て
満たした場合、該当の地名の後に詳細情報(読み情報な
ど)があると判断するが、その中の1つでも満たしてい
ない場合、地名の後に前記詳細情報がないと判断する。
【0049】図4は上記した条件a、bを用いて地名の
後に詳細情報がないと判断するためのテーブルであり、
一番右の欄の0が前記詳細情報がないと判断された場合
を示している。
【0050】上記のようにして、地名補正処理部5が前
記文章中の地名に読み情報に関する詳細情報がないと判
断すると、ステップ204にて該当の地名を表す文字列
を他の文字列と区別して制御部2により表示部7に表示
する。この時、地名補正処理部5は表示部7の画面の下
段などに地名の読み情報を利用者に付加させるためのメ
ッセージを表示する。
【0051】但し、地名を表す文字列にルビがふられて
いたり、地名の後に括弧書きで読み情報が付加されてい
るものに関しては通常表示される。その後、地名補正処
理部5は上記したメッセージに対する利用者の応答に従
って地名の読み情報を挿入する補正処理をステップ20
5にて行うが、この時、利用者が前記地名に読み情報を
付けないことを選択した場合には、何もしないで処理を
終了する。
【0052】上記した具体例である入力文1に対して形
態素解析が施されると、前述した図3に示したような解
析結果が得られる。この解析結果から「北九州」と「釜
山」は地名固有名詞であることが分かる。
【0053】更に、これら文字列「北九州」と「釜山」
にはルビがなく、且つこれら文字列の後に括弧がないこ
とから、地名に関する詳細情報がないと判断され、これ
ら文字列は以下に示すように他の文字列に対して区別し
て表示される。また、表示画面の下に地名情報補正に関
するメッセージが表示される。
【0054】即ち、上記した入力文1に対して地名補正
処理部5は「北九州から釜山までフェーリーの定期便が
ある。」というように読み情報が付加されていない地名
を区別して表示部7に表示すると共に、同画面の下段に
〔地名『北九州』に対して情報補正を行いますか?
Yes No〕というメッセージを表示する。
【0055】ここで、情報補正を行わない場合、利用者
は入力部1により「No」を選択すると、メッセージは
〔地名『釜山』に対して情報補正を行いますか? Y
esNo〕のように表示され、その後、リターンキーを
押すと、前記文章内の地名に対する読み情報付加処理が
終了する。
【0056】しかし、利用者がYesを選択してリター
ンキーを押した場合、地名補正処理部5は上記した入力
文1を「北九州から釜山までフェーリーの定期便があ
る。」と表示し直し、且つ「〔地名『北九州』に対して
情報補正を行いますか?Yes No〕というようなメ
ッセージを表示部7に表示する。
【0057】この場合、利用者がYesを選択してリタ
ーンキーを押すと、地名補正処理部5はメッセージを
〔地名『釜山』の読み情報を入力ください:〕のように
変えて表示する。
【0058】これを見た利用者は入力部1から地名の読
み情報を上記した入力スペースに〔地名『釜山』の読み
情報を入力ください:プサン〕というように入力して、
リターンキーを押す。
【0059】これにより、地名補正処理部5は入力され
た読み情報に自動的に括弧つけて前記地名文字列の後に
挿入するため、「北九州から釜山(プサン)までフェー
リーの定期便がある。」という文章が表示部7に表示さ
れる。
【0060】本実施例によれば、文章中の地名で読み情
報が付加されていない文字列を装置が自動的に検索した
後、検索した各地名について読み情報を付加するかどう
かを利用者に選択させるメッセージを表示するため、以
降、利用者が読み情報を付加することを選択して、その
読み情報を入力するだけで、装置が入力した読み情報を
括弧中に入れて、対象の地名の後に挿入するので、利用
者は容易に難読の地名に読み情報情報を漏れなくつける
ことができ、且つその作業効率をかなり向上させること
ができる。
【0061】尚、上記実施例では、文章中の地名で読み
情報が付加されていない文字列を提示すると共に、この
文字列に読み情報が付加するかどうかを利用者に選択さ
せるメッセージを表示するが、単に前記文字列に読み情
報を付加するための読みを入力部1から入力することを
利用者に勧告するメッセージを表示して、読み情報を付
加の手順を単純化することもできる。
【0062】又、上記実施例では、表示部7に表示され
た読み情報を入力するスペースに利用者が読みを入力す
る方法を採っていたが、利用者が表示部7に表示されて
いる文章中の該当の文字列の後に直接括弧を付けて前記
読みを入力する方法を採っても、同様の効果がある。更
にこの場合は、読みを付加するかどうかを利用者に聞い
て選択させるメッセージを省略することもできる。
【0063】更に、文章中の地名の中で、読み情報が付
加されていない文字列を判定する時の基準として、上記
実施例では地名にルビが付いているものが誤検索されな
いように条件Xを入れたが、地名にルビが付いているも
のがないことが分かっている文章に対しては、条件a、
bだけでも、上記した誤検出を生じないで、読み情報が
付加されていない地名を正確に判定することができる。
【0064】図5は本発明の他の実施例を示したブロッ
ク図である。本例は図1の構成に加えて、地名補正処理
部5に地名の見出しとその読み情報を収集した地名補正
適用辞書8を備えており、他の構成は図1の実施例と同
様である。
【0065】次に本実施例の読み情報支援動作について
図6のフローチャートに従って説明する。制御部2は支
援対象となった文書の文章を冒頭から順番に形態素解析
部3に送って、形態素解析を行う。これにより、形態素
解析部3は図6のステップ601にて解析辞書4を参照
しながら与えられた文章を形態素解析する。
【0066】ここで、「来月から関西国際空港と中国の
青島間の航空便運行を開始する。」という文章が入力文
2として形態素解析部3に与えられると、形態素解析部
3により前記文章は図7に示すように形態素解析され
て、各単語ごとの品詞情報が得られる。
【0067】制御部2は上記のようにして得られた形態
素解析結果を地名補正処理部5に渡すため、地名補正処
理部5はステップ602にて形態素解析結果を調べて、
その中から地名固有名詞を捜すことにより地名を表す文
字列を検索し、更にステップ603にて検索した地名を
表す文字列にその読み情報を示す詳細情報があるかどう
かを以下に示すような判断基準を参照して判断する。
【0068】まず、条件Xとして地名にルビがあるかど
うかを判断し、ルビがない場合、次の条件a、bを全て
満足するかを調べる。即ち、条件a;地名の後に括弧が
あるか? 条件b;地名の後に括弧がある場合、その中に平仮名又
はカタカナ又はアルファベットの文字列があるか? 上記の条件a、bを全て満たした場合、注目した地名の
後に詳細情報(読み情報など)があると判定するが、そ
の中の1つでも満たしていない場合、注目した地名の後
に前記詳細情報がないと判断する。
【0069】こうして、文書中の読み情報が付加されて
いない地名を表す文字列が検索されると、地名補正処理
部5はステップ604にて該当の地名を表す文字列を他
の文字列と区別して表示部7に表示する。
【0070】次に地名補正処理部5はステップ605に
て図8に示すような地名補正適用辞書8を参照して前記
読み情報が付加されていない地名の読み情報を検索し、
この地名の読み情報を地名情報補正に関するメッセージ
と共に表示部7に表示して利用者に提示する。
【0071】ここで、図8に示した地名補正適用辞書8
の構成例について説明する。この辞書は見出しに対して
仮名表記の読み情報とアルファベット表記の読み情報が
収集されていて、例えば見出し「東京」に関する仮名表
記の読み情報は「とうきょう」で、アルファベット表記
の読み情報は「Tokyo」であることが示されてい
る。
【0072】従って、前記読み情報が付加されていない
地名が「東京」であった場合、読み情報として、「とう
きょう」が検索され、これが利用者に提示されることに
なる。
【0073】その後、地名補正処理部5は上記したメッ
セージに対する利用者の応答に従って地名の読み情報を
挿入する補正処理をステップ606にて行うが、この
時、利用者が前記地名に読み情報を付けないことを選択
した場合には、何もしないで処理を終了する。
【0074】次に上記した入力文2に関する具体的動作
について説明する。上記した入力文2に対して形態素解
析が施され、前述したように図6に示したような解析結
果がえられる。この解析結果から「中国」と「青島」は
地名固有名詞であることが分かる。
【0075】更に、これら文字列「中国」と「青島」に
はルビがなく、且つこれら文字列の後に括弧がないこと
から、地名に関する詳細情報がないと判断され、これら
文字列は以下に示すように他の文字列に対して区別して
表示部7に表示される。また、表示画面の下に地名情報
補正に関するメッセージが表示される。
【0076】「来月から関西国際空港と中国青島間の
航空便運行を開始する。」 〔地名『中国』に読み情報を付けますか? チュウゴ
China 付けない〕 ここで、情報補正を行わない場合、利用者は入力部1か
ら「付けない」を選択するため、メッセージは、〔地名
『中国』に読み情報を付けますか? チュウゴク C
hina 付けない〕というように表示され、その後リ
ターンキーを押す。 これにより、地名補正処理部5は
「来月から関西国際空港と中国の青島間の航空便運行を
開始する」というように入力文2の表示を変えると共
に、以下に示すようなメッセーシを表示する。
【0077】〔地名『青島』に対して読み情報を付けま
すか? あおしま/チンタオ Aoshima/Qi
ngdao 付けない〕 このケースでは、「青島」という地名は地名補正適用辞
書8中に2通りの登録があるため、ユーザが選択する
(間に/がはさむ)ことになる。なお、“/”で挟まれ
た候補の選択は〔shift+→〕で行い、ここでは
「チンタオ」を選択すると、メッセージの表示は〔地名
『青島』に対して読み情報を付けますか?あおしま/
ンタオ Aoshima/Qingdao 付けない〕
というように変更された後、利用者によりリターンキー
が押される。
【0078】これにより、地名補正処理部5は選択され
た読み情報に自動的に括弧をつけて地名文字列の後に挿
入して入力部2を以下のように表示する。 「来月から関西国際空港と中国の青島(チンタオ)間の
航空便運行を開始する。」 尚、上記した処理で、地名補正適用辞書8に検索したい
見出しがない場合、利用者の入力により地名の読み情報
を補正することができる。例えば、「武漢は中国の中部
にある最大な都市です。」のような例文では、「武漢」
という地名が地名補正適用辞書8にない時、地名補正処
理部5は以下のようなメッセージを表示部7に表示す
る。
【0079】〔地名『武漢』は読み情報候補がありませ
ん。読み情報 を入力してください。〕 これを見た、利用者が入力部1から前記読み入力用のス
ペースに読み情報を〔地名『武漢』は読み情報候補があ
りません。読み情報ぶかん を入力してくださ
い。〕と入力した後、リターンキーを押すと、その読み
情報の文字列は自動的に括弧つけられて地名文字列の後
に挿入され、入力文2は「武漢(ぶかん)は中国の中部
にある最大の都市です。」と表示される。
【0080】本実施例によれば、文書中の地名で読み情
報が付加されていないものを装置が自動的に検索した
後、検索した各地名について読み情報を付加するかどう
かを利用者に選択させ、利用者が読み情報を付加するこ
とを選択すると、その読み情報を装置が入力して再度こ
れを前記地名に付加するかを利用者に選択させ、利用者
が選択すると、後は装置が括弧で括った前記読み情報を
該当の地名の後に挿入するため、利用者が地名の読み情
報を知らなくとも、難読の地名に読み情報情報を漏れな
くつけることができ、その作業効率を著しく向上させる
ことができる。
【0081】尚、上記実施例では読み情報が付いていな
い地名の読み情報を検索すると一旦これを利用者に提示
して、この読みを前記地名を表す文字列に付加するかど
うかを聞いているが,前記読みがみつかると、直ちにこ
の読みを括弧の中に入れて前記地名を表す文字列の後に
挿入する方法を採ることにより、更に装置の自動化を進
めて利用者の負担を軽減させることができる。
【0082】図9は本発明の他の実施例を示したブロッ
ク図である。本例は、図5に示した実施例の構成に加え
て、形態素解析の結果である単語列の相互関係を解析す
る構文解析を行う構文解析部9を備えており、且つ解析
辞書4に構文解析用の知識情報を付け加えた構成を有し
ている。
【0083】次に本実施例の読み情報支援動作について
図10のフローチャートに従って説明する。制御部2は
図10のステップ101にて支援対象となった文書の文
章を冒頭から順番に形態素解析部3に送って、形態素解
析を行う。即ち、形態素解析部3は解析辞書4を参照し
ながら与えられた文章を形態素解析する。
【0084】ここで、「新しい店は東京西部の多摩地区
でオープンされる。」という文章が入力文3として形態
素解析部3に与えられると、形態素解析部3により前記
文章は形態素解析されて、各単語ごとの品詞情報が得ら
れる。
【0085】次に制御部2はステップ102にて上記の
ようにして得られた形態素解析結果を構文解析部9に渡
して構文解析させる。例えば上記した入力文3の構文解
析結果は図11に示すようになる。この解析結果から
は、「東京」と「多摩」は両方とも地名固有名詞である
が、構文の係り受け関係から、「多摩」は修飾先である
と判断される。構文解析部9はこのような構文解析によ
り得られた解析情報を制御部2を介して地名補正処理部
5に渡す。
【0086】地名補正処理部5はステップ103にて形
態素解析部3の形態素解析結果を調べて、その中から地
名固有名詞を検索し、更に上記した構文解析部9による
解析情報によって前記地名固有名詞の中の修飾先となっ
たものを検索して、ステップ104に進む。
【0087】地名補正処理部5はステップ104にて検
索した地名を表す文字列にその読み情報を示す詳細情報
があるかどうかを、条件Xで地名にルビがあるかどうか
を判断し、ルビがない場合、更に条件a;地名の後に括
弧があるか? 条件b;地名の後に括弧がある場合、そ
の中に平仮名又はカタカナ又はアルファベットの文字列
があるか?の判断基準を参照して判断する。
【0088】こうして、地名補正処理部5はステップ1
05にて、修飾先となった地名を表す文字列で且つ、そ
の読み情報を示す詳細情報を持っていないものを、他の
文字列と区別して表示部7に表示する。
【0089】次に地名補正処理部5はステップ106に
て地名補正適用辞書8を参照して前記読み情報が付加さ
れていない地名の読み情報を検索し、この地名の読み情
報を表示部7に地名情報補正に関するメッセージと共に
表示して利用者に提示する。
【0090】その後、地名補正処理部5は上記したメッ
セージに対する利用者の応答に従って地名の読み情報を
挿入する補正処理をステップ107にて行うが、この
時、利用者が前記地名に読み情報を付けないことを選択
した場合には、何もしないで処理を終了する。
【0091】上記した入力文3の例では、ステップ10
5、106の処理にて、表示部7には、「新しい店は東
京西部の多摩地区でオープンされる。」と表示され、そ
の下部には〔地名『多摩』に読み情報を付けますか?
たま Tama 付けない〕というメッセージが表示
される。
【0092】ここで、情報補正を行う場合、利用者は上
記メッセージに提示された候補を入力部1から選択して
リターンキーを押すと、その読み情報の文字列に自動的
に括弧がつけられて該当の地名文字列の後に挿入され、
表示部7に「新しい店は東京西部の多摩(たま)地区で
オープンされる。」と表示される。
【0093】本実施例によれば、修飾先となる地名のほ
うが下部の行政単位で用いられる地名となる確率が高い
ため、修飾先となる地名で且つ読み情報が付加されてい
ない地名のみを検索した後、検索した各地名について読
み情報を付加するかどうかを利用者に選択させて、以降
は前実施例と同様の処理を行うため、前記実施例と同様
の効果があるが、特に検索される地名を絞ることができ
るため、地名の読み情報付加作業を短時間で行うことが
できる。
【0094】尚、本例も、読み情報が付けられていない
文字列の読みがみつかると、直ちにこの読みを括弧の中
に入れて前記文字列の後に挿入する方法を採ることによ
り、更に装置の自動化を進めて利用者の負担を軽減する
ことができる。
【0095】又、本例から地名補正適用辞書8を省くこ
とにより修飾先となった読みが付いていない地名を他の
文字列と区別表示するだけで、後は図1の実施例と同様
に利用者に読み情報を入力してもらう方法を採ることも
できる。
【0096】この方法を採用した場合、文章中の地名で
読み情報が付加されていない文字列を提示すると共に、
この文字列に読み情報が付加するかどうかを利用者に選
択させるメッセージを表示して、図1の実施例と同様な
読み情報付加手順とすることもできるが、単に前記文字
列に読み情報を付加するための読みを入力部1から入力
することを利用者に勧告するメッセージを表示して、読
み情報を付加の手順を単純化することもできる。
【0097】
【発明の効果】以上記述した如く請求項1又は13の発
明によれば、文章中の地名に読み情報を付加する利用者
の作業を支援して作業効率を高めることができる。請求
項2の発明によれば、入力文章中の読み情報が付加され
ていない地名を利用者に確実に知らせることができる。
【0098】請求項3の発明によれば、入力文章中の読
み情報が付加されていない地名を確実に判定することが
できる。請求項4の発明によれば、ルビが付いている地
名を入力文章中の読み情報が付加されていない地名と誤
判定することを防止することができる。
【0099】請求項5又は14の発明によれば、入力文
章中の地名で読み情報を付加するものを絞り込むことが
できる。請求項6の発明によれば、利用者による読みの
入力忘れを防止することができる。
【0100】請求項7の発明によれば、利用者による読
みの入力操作を簡単化することができる。請求項8の発
明によれば、地名に読みを付加するかどうかの選択権を
利用者に与えることができる。
【0101】請求項9又は16の発明によれば、読みが
付けられていない地名の読み情報を利用者に提供するこ
とができ、利用者が読みを知らなくとも前記地名に読み
を付けることができる。
【0102】請求項10又は17の発明によれば、入力
文章中の読み情報を付加されていない地名に読みを自動
的に付けることができ、利用者の負担を著しく軽減する
ことができる。
【0103】請求項11又は18の発明によれば、地名
に読みを付加するかどうかの選択権を利用者に与えるこ
とができると共に、利用者の選択指示だけで、読み情報
を地名の後に自動的に付加することができる。
【0104】請求項12の発明によれば、読みが付けら
れていない地名の読み情報を利用者に提供できない場合
でも、利用者がその読みを知っていれば、前記地名に読
みを付けることができる。請求項15の発明によれば、
利用者による読みの入力忘れを防止することができ、且
つ読みの入力操作を簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文書作成支援装置の一実施例を示した
ブロック図。
【図2】図1の装置による読み情報付加支援制御を示し
たフローチャート。
【図3】図1に示した形態素解析部の解析結果例を示し
た図。
【図4】図1に示した地名補正処理部の地名に読み情報
が付加されているかどうかを判断するための判断基準例
を示した図。
【図5】本発明の文書作成支援装置の他の実施例を示し
たブロック図。
【図6】図5の装置による読み情報付加支援制御を示し
たフローチャート。
【図7】図5に示した形態素解析部の解析結果例を示し
た図。
【図8】図5に示した地名補正適用辞書の構成例を示し
た図。
【図9】本発明の文書作成支援装置の更に他の実施例を
示したブロック図。
【図10】図9の装置による読み情報付加支援制御を示
したフローチャート。
【図11】図9に示した構文解析部の解析結果例を示し
た図。
【符号の説明】 1…入力部 2…制御部 3…形態素解析部 4…解析辞書 5…地名補正処理部 6…外部記憶装
置 7…表示部 8…地名補正適
用辞書 9…構文解析部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力文章に含まれる地名にこの読み情報
    を付加する読み情報付加支援方法にあって、前記入力文
    章を形態素解析することにより、前記入力文章中の地名
    を表す文字列を検索した後、この検索した文字列の周辺
    の文字列及び記号が所定の条件を満たすかどうかによっ
    て、前記検索した文字列に読み情報が付加されているか
    どうかを判定し、読み情報が付加されていないと判定さ
    れた文字列を利用者に提示することを特徴とする読み情
    報付加支援方法。
  2. 【請求項2】 前記読み情報が付加されていない文字列
    の提示を他の文字列と区別して表示することにより行う
    ことを特徴とする請求項1記載の読み情報付加支援方
    法。
  3. 【請求項3】 前記所定条件とは、前記地名として検索
    された文字列の後に括弧がない、前記括弧があった場合
    でもその中に文字列がないという2条件で、これら条件
    のいずれか一つを前記文字列が満足した場合に、この文
    字列に読み情報が付加されていないと判定することを特
    徴とする請求項1又は2記載の読み情報支援方法。
  4. 【請求項4】 前記地名として検索された文字列にルビ
    が付いているかどうかを判定し、ルビが付いていない場
    合はこの文字列に読み情報が付加されていないと判定
    し、ルビが付いている場合に限り前記文字列が前記所定
    条件を満足するかどうかの判定に入ることを特徴とする
    請求項3記載の読み情報付加支援方法。
  5. 【請求項5】 前記入力文章の形態素解析結果に対して
    構文解析を施して、各単語間の係り受け関係を求めるこ
    とにより、前記地名を表す文字列の中で他の語句の修飾
    先となる地名を捜し出し、この捜し出した地名を表す文
    字列に読み情報が付加されているかどうかを判定するこ
    とを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の読み情報
    付加支援方法。
  6. 【請求項6】 前記読み情報が付加されていない文字列
    の提示と共に、提示した文字列に対する読みを入力する
    ことを利用者に勧告するメッセージを表示することを特
    徴とする請求項1乃至5いずれか記載の読み情報付加支
    援方法。
  7. 【請求項7】 前記読み情報が付加されていない文字列
    の読みを利用者に入力させるスペースを表示し、このス
    ペースに読みが入力されると、この読みを括弧の中に入
    れて前記文章中の該当の文字列の後に挿入することを特
    徴とする請求項1乃至6いずれか記載の読み情報付加支
    援方法。
  8. 【請求項8】 前記提示した文字列に対して読み情報を
    付けるかどうかを利用者に選択させるメッセージを表示
    し、利用者が読み情報を付けることを選択した場合に限
    り、前記スペースを表示することを特徴とする請求項7
    記載の読み情報付加支援方法。
  9. 【請求項9】 前記読み情報が付加されていない文字列
    が検索されると、見出しに対してその読み情報を収集し
    た辞書を参照して、前記文字列と同一の見出しの読みを
    検索し、この読みを利用者に提示することを特徴とする
    請求項1乃至5いずれか記載の読み情報付加支援方法。
  10. 【請求項10】 前記読みの利用者への提示は前記読み
    を括弧の中に入れて前記文章中の該当の文字列の後に挿
    入することにより行われることを特徴とする請求項9記
    載の読み情報付加支援方法。
  11. 【請求項11】 前記提示した読みを、読み情報が付加
    されていない文字列に付加するかどうかを利用者に選択
    させるメッセージを表示し、利用者が付加することを選
    択すると、前記提示した読みを括弧の中に入れて前記文
    章中の該当の文字列の後に挿入することを特徴とする請
    求項9記載の読み情報付加支援方法。
  12. 【請求項12】 前記検索された読み情報が付加されて
    いない文字列に対する読みが前記辞書から検索できない
    場合、前記読み情報が付加されていない文字列の提示と
    共に、提示した文字列に対する読みを入力することを利
    用者に勧告するメッセージを表示することを特徴とする
    請求項9記載の読み情報付加支援方法。
  13. 【請求項13】 入力文章に含まれる地名にその読み情
    報を付加するための支援を行う文書作成支援装置におい
    て、前記入力文章を形態素解析する形態素解析手段と、
    この形態素解析手段により解析された形態素解析に基づ
    いて前記入力文章中の地名を表す文字列を検索する地名
    検索手段と、この地名検索手段により検索された文字列
    の周辺の文字列及び記号が所定の条件を満たすかどうか
    によって前記検索した文字列に読み情報が付加されてい
    るかどうかを判定する判定手段と、この判定手段によっ
    て判定された読み情報が付加されていない文字列を利用
    者に提示する地名提示手段とを具備したことを特徴とす
    る文書作成支援装置。
  14. 【請求項14】 前記形態素解析手段による入力文章の
    形態素解析結果に対して構文解析を施す構文解析手段を
    設け。前記地名検索手段は、前記構文解析手段によって
    求められた前記入力文章の各単語間の係り受け関係と前
    記形態素解析手段による入力文章の形態素解析結果とに
    基づいて、地名を表し且つこの地名が他の語句の修飾先
    である文字列を前記入力文章中から検索することを特徴
    とする請求項13記載の文書作成支援装置。
  15. 【請求項15】 前記地名提示手段により提示された文
    字列に対する読みを利用者に入力させるメッセージ及び
    前記文字列の読みを利用者に入力させるスペースを表示
    する表示手段と、この表示手段により表示されたスペー
    スに読みが入力されると、この読みを括弧の中に入れて
    前記入力文章中の該当の文字列の後に挿入する読み挿入
    手段とを具備したことを特徴とする請求項13又は14
    記載の文書作成支援装置。
  16. 【請求項16】 前記地名検索手段により読み情報が付
    加されていない文字列が検索されると、別途設けられた
    見出しに対してその読み情報を収集した辞書を参照して
    前記検索された文字列と同一の見出しの読みを検索する
    読み検索手段と、この読み検索手段により検索された読
    みを利用者に提示する読み提示手段とを具備したことを
    特徴とする請求項13又は14記載の文書作成支援装
    置。
  17. 【請求項17】 前記提示手段は前記検索手段により検
    索された読みを括弧の中に入れて、これを前記文章中の
    該当の文字列の後に挿入して表示することを特徴とする
    請求項16記載の文書作成支援装置。
  18. 【請求項18】 前記読み提示手段が提示した読みを、
    前記読み情報が付加されていない文字列に付加するかど
    うかを利用者に選択させるメッセージを表示するメッセ
    ージ表示手段と、このメッセージ表示手段により表示さ
    れたメッセージに対して利用者が前記読みを付加するこ
    とを選択すると、前記提示した読みを括弧の中に入れて
    前記文章中の該当の文字列の後に挿入する挿入手段とを
    具備したことを特徴とする請求項16記載の文書作成支
    援装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011133803A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Oki Electric Industry Co Ltd 入力補助装置、入力補助プログラム、音声合成装置及び音声合成プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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