JPH0916593A - 専門用語抽出装置及び文書理解支援システム - Google Patents

専門用語抽出装置及び文書理解支援システム

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JPH0916593A
JPH0916593A JP7160434A JP16043495A JPH0916593A JP H0916593 A JPH0916593 A JP H0916593A JP 7160434 A JP7160434 A JP 7160434A JP 16043495 A JP16043495 A JP 16043495A JP H0916593 A JPH0916593 A JP H0916593A
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meaning
technical
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JP7160434A
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English (en)
Inventor
Takeyoshi Nakagawa
剛喜 中川
Hiroko Babe
裕子 馬部
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Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
Original Assignee
Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Semiconductor Systems Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 意味不明語彙の調査に要する手間を最小限に
押さえ、意味不明語彙の内容理解を容易にする専門用語
抽出装置を得る。 【構成】 文書ファイル20内に格納された文書情報
は、テキスト抽出部2により、図表データ等の文章以外
の情報が取り除かれ、構文解析部3により名詞のみが抽
出され、さらに、フィルタ部5により一般名詞が削除さ
れて専門用語からなる専門用語情報が専門用語用のデー
タベース21に格納される。 【効果】 文書情報に基づき専門用語情報を自動的に得
ることができるため、この専門用語情報を利用して文書
内容を比較的容易に理解することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は文書に対する理解を支
援する専門用語抽出装置及び文書理解支援システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般的に技術文書は、その文章中に専門
用語が多く存在するため、理解するのが困難である。技
術文書の一つとして、ソフトウェア(プログラム)の要
求仕様書がある。
【0003】一般にソフトウェアは、開発を依頼する方
が作成した要求仕様書をベースに開発を進める。しかし
この仕様書の多くは、システム化の対象となる業務の専
門用語が多く、また、その業界で常識とされている事は
明記されていない。この様な仕様書を元に開発を進める
場合、ソフトウェア設計者が依頼元とのコミュニケーシ
ョンをうまく行えず、依頼元がソフトウェアに対して要
求する仕様を完全に理解できないまま開発してしまい、
要求仕様と違ったソフトウェアを開発してしまうという
不具合が生じる。
【0004】図10は技術文書の一つである要求仕様書
に基づきソフトウェアを設計するソフトウェア技術者の
作業工程を示す説明図である。
【0005】同図に示すように、段階ST1においてソ
フトウェア技術者は要求仕様書を入手すると、段階ST
2において、要求仕様書の内容解読を行い、この際、意
味不明語彙を発見すると、段階ST3において、自力で
専門書等の文献、当該要求仕様書に類似の仕様書を参照
したり、他のソフトウェア技術者にアドバイスをゆだね
たりして意味不明語彙の内容調査を行った後、段階ST
4で、意味不明語彙の内容を理解し、段階ST5で、そ
の調査結果を資料にまとめる等して、自己の知識蓄積に
つとめていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法で技術文書の解読を進めていては、段階ST3におけ
る意味不明語彙の調査に時間がかかりすぎ、効率よく文
書を読むことができないという問題点があった。
【0007】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、技術文書等の比較的内容理解が困難な文
書を読むに際し、意味不明語彙の調査に要する手間を最
小限に押さえ、意味不明語彙の内容理解を容易にする専
門用語抽出装置及び文書理解支援システムを得ることを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載の専門用語抽出装置は、文章に図表等が付加された
文書を規定した文書情報を読み込む文書情報読み込み手
段と、前記文書情報を受け、前記文書情報で規定された
文書から文章のみを抽出して文章情報を出力する文章情
報抽出手段と、前記文章情報を受け、前記文章情報で規
定された文章から名詞のみを抽出して名詞情報を出力す
る名詞情報抽出手段と、あらかじめ登録された一般名詞
用データベースを用いて、前記名詞情報で規定された名
詞から一般名詞を削除し、残りの名詞を専門用語として
規定した専門用語情報を出力する専門用語抽出手段とを
備えて構成される。
【0009】この発明に係る請求項2記載の文書理解支
援システムは、請求項1記載の専門用語抽出装置と、種
々の専門用語に対する意味があらかじめ登録されてお
り、前記専門用語情報を受け、前記専門用語情報で規定
された専門用語それぞれに対してその意味を関連づけて
意味付き専門用語情報を出力する専門用語用データベー
スと、前記文書情報及び前記意味付き専門用語情報を受
け、前記文書情報で規定された文書内容を表示するとと
もに、前記意味付き専門用語情報で規定された専門用語
とその意味とを表示する表示手段とを備えて構成され
る。
【0010】また、請求項3記載の文書理解支援システ
ムのように、意味不明語彙からなる検索データを受け、
前記専門用語用データベースにアクセスして、前記検索
データにその意味を関連づけた情報からなる検索結果を
得る検索手段と、専門用語とその意味とからなる登録デ
ータを受け、前記専門用語用データベースにアクセスし
て、前記登録データを前記専門用語用データベースに登
録する登録手段とをさらに備え、前記表示手段は、前記
文書情報で規定された文書内容を表示する文書表示手段
と、前記意味付き専門用語情報で規定された専門用語と
その意味とを表示するとともに、前記検索結果を表示す
る語彙表示手段と、所定の入力手段で入力される入力デ
ータを前記検索データあるいは前記登録データとして出
力する検索・登録データ出力手段とを備えて構成しても
よい。
【0011】また、請求項4の文書理解支援システムの
ように、前記検索結果は、前記検索データの意味が前記
専門用語用データベースに登録されていない場合、前記
検索データに前記検索データが未登録であるという情報
を関連づけた情報であってもよい。
【0012】
【作用】この発明における請求項1記載の専門用語抽出
装置において、文章に図表等が付加された文書を規定し
た文書情報を文書情報読み込み手段に読み込ませると、
最終的に、文書情報で規定された文書から抽出された専
門用語からなる専門用語情報が専門用語抽出手段から出
力される。
【0013】したがって、文書を読むに際し、その文書
を規定した文書情報を請求項1記載の専門用語抽出装置
に与えれば、上記文書中において意味不明語彙となる可
能性の高い専門用語からなる専門用語情報を自動的に得
ることができる。
【0014】さらに、この専門用語情報を用いて、専門
用語が登録されている専門用語用データベースにアクセ
ス可能であれば、専門用語の意味内容をも簡単に知るこ
とができる。
【0015】この発明における請求項2記載の文書理解
支援システムは、専門用語情報で規定された専門用語そ
れぞれに対してその意味を関連づけて意味付き専門用語
情報を出力する専門用語用データベースと、文書情報で
規定された文書内容を表示するとともに、意味付き専門
用語情報で規定された専門用語とその意味とを表示する
表示手段とを備えている。
【0016】したがって、文書を読むに際し、その文書
の内容とともに、上記文書中において意味不明語彙とな
る可能性の高い専門用語とその意味内容とを上記表示手
段を用いて閲覧することができる。
【0017】この発明における請求項3記載の文書理解
支援システムは、前記専門用語用データベースにアクセ
スして、前記検索データにその意味を関連づけた情報か
らなる検索結果を得る検索手段と、専門用語用データベ
ースにアクセスして、前記登録データを前記専門用語用
データベースに登録する登録手段とをさらに備えてい
る。
【0018】したがって、上記表示手段を用いて文書を
閲覧しながら、並行して意味不明語彙の登録作業や検索
作業が行えるため、専門用語用データベースへの専門用
語の登録による知識の蓄積作業を効率的に行える。
【0019】この発明における請求項4記載の文書理解
支援システムの検索結果は、前記検索データの意味が前
記専門用語用データベースに登録されていない場合は、
前記検索データに前記検索データが未登録であるという
情報を関連づけた情報であるため、上記検索データの意
味を調べる必要性を文書理解支援システムの利用者に促
すことができる。
【0020】
【実施例】
<<第1の実施例>>図1はこの発明の第1の実施例で
ある文書理解支援システムの構成を示すブロック図であ
る。同図に示すように、文書理解支援システムは、デー
タベース21、ディスプレイ24、専門用語抽出装置3
0及びディスプレイ制御部60から構成される。
【0021】<専門用語抽出装置>専門用語抽出装置3
0は、ファイル読込み部1、テキスト抽出部2、構文解
析部3、名詞格納部4及びフィルタ部5から構成され
る。
【0022】ファイル読込み部1は、文章に図表等が付
加された文書を規定した文書情報が格納されている文書
ファイル20を読み込んで、この文書ファイル20を内
部のテキスト抽出部2と外部のディスプレイ制御部60
内の文書表示部6とにそれぞれ出力する。
【0023】テキスト抽出部2は文書ファイル20内に
格納された文書情報で規定された文書から、図表データ
等の文章以外の情報を取り除き、文章情報のみからなる
テキストファイルを抽出して構文解析部3に出力する。
【0024】構文解析部3は、テキストファイルを読み
込み、テキストファイルに格納された文章を構文解析
し、名詞のみを抽出して得られる名詞情報を名詞格納部
4に格納する。フィルタ部5は、内部に一般名詞(固有
名詞を含む)があらかじめ登録されているフィルタ用デ
ータベース(図示せず)を用いて、名詞格納部4に格納
された名詞情報で規定された名詞のうち、一般名詞を削
除して得られる専門用語からなる専門用語情報を専門用
語用のデータベース21に格納する。
【0025】このように、専門用語抽出装置30は、文
書ファイル20に格納された文書情報から、意味不明語
彙となる可能性の高い専門用語を抽出して得られる専門
用語情報をデータベース21に出力することができる。
【0026】したがって、文書を読むに際し、その文書
を規定した文書情報を専門用語抽出装置30に与えれ
ば、上記文書中において意味不明語彙となる可能性の高
い専門用語からなる専門用語情報を自動的に得ることが
できる。
【0027】また、後述するように、データベース21
を利用して専門用語情報で規定された専門用語の意味内
容を簡単に知ることができる。
【0028】その結果、技術文書のような専門用語が多
く、内容理解が困難な文書を読むに際しても、その文書
内容を比較的容易に理解することができる。
【0029】<他の構成>専門用語用のデータベース2
1は種々の専門用語の意味があらかじめ登録されてお
り、専門用語抽出装置30のフィルタ部5から出力され
る専門用語情報を受けると、専門用語情報で規定された
名詞(専門用語)に対応してその意味を関連づける機能
を有しており、専門用語情報に登録された専門用語とそ
の意味とを関連づけた意味付き専門用語情報を語彙表示
部7に出力する。なお、専門用語に対する意味がデータ
ベース21に登録されていないときは、専門用語に“未
登録”という語を関連づける。
【0030】ディスプレイ制御部60は文書表示部6及
び語彙表示部7より構成される。文書表示部6はファイ
ル読込み部1から得た文書ファイル20に格納された文
書情報をディスプレイ24に表示する。語彙表示部7
は、意味付き専門用語情報に基づき文書表示部6の表示
に連動して、専門用語情報に格納されている専門用語と
その意味とを表示する。
【0031】<動作>図2は第1の実施例の文書理解支
援システムの動作を示すフローチャートである。同図を
参照して、ステップS1で、専門用語抽出装置30のフ
ァイル読込み部1は文書ファイル20を読み込みテキス
ト抽出部2及びディスプレイ制御部60内の文書表示部
6にそれぞれ出力する。
【0032】ステップS2で、専門用語抽出装置30の
テキスト抽出部2は文書ファイル20に格納された文書
情報から、文章情報以外の情報を取り除き文章情報のみ
からなるテキストファイルを抽出して構文解析部3に出
力する。
【0033】ステップS3で、専門用語抽出装置30の
構文解析部3はテキストファイルに格納された文章情報
に対して構文解析を行って名詞のみを抽出して名詞情報
を得て、ステップS4で、名詞格納部4に格納する。
【0034】そして、ステップS5で、専門用語抽出装
置30のフィルタ部5は、内部のフィルタ用データベー
スを用いて、名詞格納部4に格納された名詞情報で規定
された名詞のうち、一般名詞(固有名詞を含む)を削除
した専門用語からなる専門用語情報をデータベース21
に格納する。データベース21は専門用語情報に基づ
き、専門用語情報で規定された専門用語とその意味とを
関連づけた意味付き専門用語情報を文書表示部6に出力
する。
【0035】その後、ステップS6で、ディスプレイ制
御部60の文書表示部6は、ファイル読込み部1より得
た文書ファイル20に基づき、文書ファイル20に格納
される文書情報で規定された文書をディスプレイ24上
に表示し、これと並行して語彙表示部7は、データベー
ス21から得た意味付き専門用語情報に基づき、専門用
語とその意味とを関連づけてディスプレイ24上に表示
する。
【0036】図3は、文書表示部6による文章表示ウィ
ンドウ11の表示と語彙入力部8による語彙編集ウィン
ドウ12の表示との一例を示す説明図である。同図に示
すように、文章表示ウィンドウ11に表示された文章の
専門用語として「オブジェクトファイル」が意味付き専
門用語情報に格納されていると、文章表示ウィンドウ1
1の表示に連動して語彙編集ウィンドウ12の中に「オ
フジェクトファイル」の意味が表示される。
【0037】このように、第1の実施例の文書理解支援
システムによれば、文書ファイル20内の文書を文章表
示ウィンドウ11で読む際に、専門用語抽出装置30に
より、文書ファイル20から抽出された専門用語それぞ
れの意味を語彙編集ウィンドウ12を同時に表示するこ
とができるため、文書の内容解読に際し語彙編集ウィン
ドウ12を参照するだけで、意味不明語彙となる可能性
の高い専門用語の意味内容を理解することができる。
【0038】その結果、文書を読むに際し、専門書等の
文献、当該要求仕様書に類似の仕様書等を参照したり、
専門用語の知識を有すると思われる人にアドバイスをゆ
だねたりする手間が省ける分、意味不明語彙の調査に要
する手間を最小限に押さえることができるため、文書の
内容理解を容易にする効果がある。
【0039】<<第2の実施例>> <構成>図4はこの発明の第2の実施例である文書理解
支援システムの構成を示すブロック図である。同図に示
すように、第2の実施例の文書理解支援システムは、語
彙検索部9、語彙登録部10、データベース21、キー
ボード22、マウス23、ディスプレイ24、専門用語
抽出装置30及びディスプレイ制御部61から構成され
る。
【0040】専門用語抽出装置30の構成及び動作並び
にデータベース21の専門用語情報に基づく意味付き専
門用語情報の出力動作は、第1の実施例と同様であるた
め、説明は省略する。
【0041】ディスプレイ制御部61内の語彙入力部8
はキーボード22あるいはマウス23等を用いて入力さ
れる入力データに基づき、検索データとして語彙検索部
9に出力したり登録語彙データとして語彙登録部10に
出力したりする。
【0042】語彙検索部9は語彙入力部8より受けた検
索データを検索キーとしてデータベース21にアクセス
し、その検索データと意味とを対応づけた検索結果をデ
ータベース21から語彙表示部7′に出力させる。語彙
表示部7′はデータベース21より得た検索結果をディ
スプレイ24上に表示したり、データベース21より得
た意味付き専門用語情報の内容をディスプレイ24上に
表示したりする。
【0043】一方、ディスプレイ制御部61内の語彙登
録部10は語彙入力部8より受けた登録語彙データをデ
ータベース21に登録する。
【0044】<動作>図5及び図6は、第2の実施例の
文書理解支援システムの動作を示すフローチャートであ
る。なお、図5で示したステップS1〜S6は、第1の
実施例の文書理解支援システムの動作と同様であるため
説明を省略する。
【0045】図6を参照して、ステップS7で、キーボ
ード22で入力したり、ディスプレイ24上で表示され
た文章内の一部分をマウス23を用いて指定したりし
て、検索登録ウィンドウに入力データを入力する。
【0046】図7は検索登録ウィンドウの構成を示す説
明図である。同図に示すように、検索登録ウィンドウ1
3は語彙入力ウィンドウ14、検索開始ボタン15、登
録ボタン16、語彙編集ウィンドウ17から構成され、
ディスプレイ24上に表示される。入力データが検索デ
ータの場合、語彙入力ウィンドウ14にのみ入力データ
を入力し、入力データが語彙登録データの場合、語彙入
力ウィンドウ14に登録すべき語彙を、語彙編集ウィン
ドウ17にその意味内容を入力する。
【0047】図8は文章表示ウィンドウ及び検索登録ウ
ィンドウ13の構成を示す説明図である。図8に示すよ
うに、文章表示ウィンドウ11と検索登録ウィンドウ1
3とを同時に表示させてもよい。
【0048】図6に戻って、ステップS8で、キーボー
ド22あるいはマウス23を用いて、入力データが検索
データであるのか語彙登録データであるのかを指定す
る。例えば、図7で示した検索登録ウィンドウ13に対
して、検索データの場合は検索開始ボタン15をマウス
23でクリックし、語彙登録データの場合は登録ボタン
16をマウス23でクリックする。
【0049】ステップS8で検索の指定がなされるとス
テップS9に移行する。ステップS9において、語彙検
索部9は、検索データで指示される語彙を検索キーとし
てデータベース21にアクセスして検索動作を行う。
【0050】そして、ステップS10で、データベース
21は検索データ(で指示される用語)が登録されてい
るか否かを判断し、登録されている場合、ステップS1
1で、検索データとその意味とからなる検索結果を語彙
表示部7に出力し、語彙表示部7′により、ディスプレ
イ24上に検索結果を表示させ、登録されていない場
合、ステップS12で、検索データで指示される語彙と
“未登録”という語とからなる検索結果を語彙表示部7
に出力し、語彙表示部7′により、ディスプレイ24上
に検索結果を表示させる。
【0051】一方、ステップS8で登録の指定がなされ
るとステップS13に移行し、ステップS13におい
て、語彙登録部10は、登録語彙データで指示される語
彙とその意味とを関連づけてデータベース21に登録す
る。
【0052】これらステップS7〜S12の処理は、検
索または登録(新規、改訂)したい語彙がなくなるまで
繰り返し行われる。
【0053】このように、第2の実施例の文書理解支援
システムによれば、第1の実施例同様、文書ファイル2
0内の文書を文章表示ウィンドウ11で読む際に、専門
用語抽出装置30により、文書ファイル20から抽出さ
れた専門用語それぞれの意味を語彙編集ウィンドウ12
を同時に表示することができるため、文書の内容解読に
際し語彙編集ウィンドウ12を参照するだけで、意味不
明語彙となる可能性の高い専門用語の意味内容を理解す
ることができる。
【0054】加えて、文書の内容解読時に、並行して意
味不明語彙の登録作業や検索作業が行えるため、データ
ベース21への専門用語の登録による知識の蓄積作業を
効率的に行える。
【0055】その結果、第2の実施例の文書理解支援シ
ステムを利用して文書の内容解読を行う度に、データベ
ース21に登録される専門用語の登録情報量を増加させ
ることができ、データベース21の内容を充実させるこ
とができる。
【0056】また、検索データで指示される語彙に対す
る意味がデータベース21に登録されていない場合は、
検索データで指示される語彙と“未登録”という語とか
らなる検索結果がディスプレイ24上に表示させるた
め、検索データで指示される語彙に対する意味を調べる
必要性を文書理解支援システムの利用者に促すことがで
きる。
【0057】<文書理解支援システムの利用例>図9は
技術文書の一つである要求仕様書に基づきソフトウェア
(プログラム)を設計するソフトウェア技術者が第2の
実施例の文書理解支援システムを用いた場合の作業工程
を示す説明図である。
【0058】同図に示すように、段階ST11において
ソフトウェア技術者は要求仕様書が格納された文書ファ
イル20をフレキシブルディスクFD等を媒体として入
手すると、文書理解支援システムの専門用語抽出装置3
0は、文書ファイル20に基づき、自動的に専門用語情
報をデータベース21に出力する。すると、データベー
ス21は専門用語情報に基づき意味付き専門用語情報を
ディスプレイ制御部61の語彙表示部7′に出力し、語
彙表示部7′は意味付き専門用語情報の内容をディスプ
レイ24上に表示する。
【0059】したがって、段階ST12の調査におい
て、要求仕様書の意味不明語彙が意味付き専門用語に該
当する場合、ディスプレイ24上に表示される語彙編集
ウィンドウ12の意味付き専門用語を閲覧するだけで意
味不明語彙の内容を理解することができる。また、意味
不明語彙が意味付き専門用語に該当しない場合、専門書
等を参照することにより意味不明語彙の内容を調べる。
【0060】そして、段階ST12の調査を経た段階S
T13において、意味不明語彙の内容を理解し、段階S
T14で、データベース21で登録されていなかった意
味不明語彙とその意味とを前述した登録作業により簡単
にデータベース21に登録して知識蓄積につとめる。
【0061】このように、第2の実施例の文書理解支援
システムを用いて、ソフトウェア設計者が要求仕様書の
内容の解読作業を進めることにより、比較的簡単にデー
タベース21から意味不明語彙を参照することができた
り、データベース21以外の専門書等から得た新たな知
識をデータベース21に蓄積してデータベース21の内
容を充実させることができるため、従来に比べかなり容
易に要求仕様書の内容を理解することができる。
【0062】その結果、依頼元とのコミュニケーション
があまりとれない場合でも、要求仕様に応じたソフトウ
ェアを開発することができる。
【0063】また、知識の蓄積する場合、従来は個人持
ちの資料としていたが、本実施例の文書理解支援システ
ムを用いれば、データベース21内に専門用語を登録す
ることにより知識の蓄積を図ることができるため、不特
定多数の人が文書理解支援システムのデータベース21
を通して技術の横通し(知識の共有化)を図ることがで
きる。
【0064】
【発明の効果】この発明における請求項1記載の専門用
語抽出装置において、文章に図表等が付加された文書を
規定した文書情報を文書情報読み込み手段に読み込ませ
ると、最終的に、文書情報で規定された文書から抽出さ
れた専門用語からなる専門用語情報が専門用語抽出手段
から出力される。
【0065】したがって、文書を読むに際し、その文書
を規定した文書情報を請求項1記載の専門用語抽出装置
に与えれば、上記文書中において意味不明語彙となる可
能性の高い専門用語からなる専門用語情報を自動的に得
ることができる。
【0066】さらに、この専門用語情報を用いて、専門
用語が登録されている専門用語用データベースにアクセ
ス可能であれば、専門用語の意味内容をも簡単に知るこ
とができる。
【0067】その結果、技術文書のような専門用語が多
く、内容理解が困難な文書を読むに際しても、その文書
内容を比較的容易に理解することができる。
【0068】この発明における請求項2記載の文書理解
支援システムは、専門用語情報で規定された専門用語そ
れぞれに対してその意味を関連づけて意味付き専門用語
情報を出力する専門用語用データベースと、文書情報で
規定された文書内容を表示するとともに、意味付き専門
用語情報で規定された専門用語とその意味とを表示する
表示手段とを備えている。
【0069】したがって、文書を読むに際し、その文書
の内容とともに、上記文書中において意味不明語彙とな
る可能性の高い専門用語とその意味内容とを上記表示手
段を用いて閲覧することができる。
【0070】その結果、技術文書のような専門用語が多
く、内容理解が困難な文書を読むに際しても、請求項2
記載の文書理解支援システムを利用することにより、文
書内容を比較的容易に理解することができる。
【0071】この発明における請求項3記載の文書理解
支援システムは、前記専門用語用データベースにアクセ
スして、前記検索データにその意味を関連づけた情報か
らなる検索結果を得る検索手段と、専門用語用データベ
ースにアクセスして、前記登録データを前記専門用語用
データベースに登録する登録手段とをさらに備えてい
る。
【0072】したがって、上記表示手段を用いて文書を
閲覧しながら、並行して意味不明語彙の登録作業や検索
作業が行えるため、専門用語用データベースへの専門用
語の登録による知識の蓄積作業を効率的に行える。
【0073】その結果、請求項3記載の文書理解支援シ
ステムを利用して文書の内容解読を行う度に、専門用語
用データベースに登録される専門用語の登録情報量を増
加させることができ、専門用語用データベースの内容を
充実させることができる。
【0074】この発明における請求項4記載の文書理解
支援システムの検索結果は、前記検索データの意味が前
記専門用語用データベースに登録されていない場合は、
前記検索データに前記検索データが未登録であるという
情報を関連づけた情報であるため、上記検索データの意
味を調べる必要性を文書理解支援システムの利用者に促
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例である文書理解支援
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 第1の実施例の文書理解支援システムの動作
を示すフローチャートである。
【図3】 第1の実施例の文書理解支援システムのディ
スプレイ上での表示例を示す説明図である。
【図4】 この発明の第2の実施例である文書理解支援
システムの構成を示すブロック図である。
【図5】 第2の実施例の文書理解支援システムの動作
を示すフローチャートである。
【図6】 第2の実施例の文書理解支援システムの動作
を示すフローチャートである。
【図7】 第2の実施例の文書理解支援システムのディ
スプレイ上での表示例を示す説明図である。
【図8】 第2の実施例の文書理解支援システムのディ
スプレイ上での表示例を示す説明図である。
【図9】 第2の実施例の文書理解支援システムを利用
したソフトウェア設計者の作業例を示す説明図である。
【図10】 要求仕様書に基づくソフトウェア設計者の
作業工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ファイル読込み部、2 テキスト抽出部、3 構文
解析部、4 名詞格納部、5 フィルタ部、6 文章表
示部、7 語彙表示部、21 データベース、24 デ
ィスプレイ、60,61 ディスプレイ制御部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文章に図表等が付加された文書を規定し
    た文書情報を読み込む文書情報読み込み手段と、 前記文書情報を受け、前記文書情報で規定された文書か
    ら文章のみを抽出して文章情報を出力する文章情報抽出
    手段と、 前記文章情報を受け、前記文章情報で規定された文章か
    ら名詞のみを抽出して名詞情報を出力する名詞情報抽出
    手段と、 あらかじめ登録された一般名詞用データベースを用い
    て、前記名詞情報で規定された名詞から一般名詞を削除
    し、残りの名詞を専門用語として規定した専門用語情報
    を出力する専門用語抽出手段と、を備える、専門用語抽
    出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の専門用語抽出装置と、 種々の専門用語に対する意味があらかじめ登録されてお
    り、前記専門用語情報を受け、前記専門用語情報で規定
    された専門用語それぞれに対してその意味を関連づけて
    意味付き専門用語情報を出力する専門用語用データベー
    スと、 前記文書情報及び前記意味付き専門用語情報を受け、前
    記文書情報で規定された文書内容を表示するとともに、
    前記意味付き専門用語情報で規定された専門用語とその
    意味とを表示する表示手段と、を備える、文書理解支援
    システム。
  3. 【請求項3】 意味不明語彙(ごい)からなる検索デー
    タを受け、前記専門用語用データベースにアクセスし
    て、前記検索データにその意味を関連づけた情報からな
    る検索結果を得る検索手段と、 専門用語とその意味とからなる登録データを受け、前記
    専門用語用データベースにアクセスして、前記登録デー
    タを前記専門用語用データベースに登録する登録手段と
    をさらに備え、 前記表示手段は、 前記文書情報で規定された文書内容を表示する文書表示
    手段と、 前記意味付き専門用語情報で規定された専門用語とその
    意味とを表示するとともに、前記検索結果を表示する語
    彙表示手段と、 所定の入力手段で入力される入力データを前記検索デー
    タあるいは前記登録データとして出力する検索・登録デ
    ータ出力手段とを備える、請求項2記載の文書理解支援
    システム。
  4. 【請求項4】 前記検索結果は、前記検索データの意味
    が前記専門用語用データベースに登録されていない場
    合、前記検索データに前記検索データが未登録であると
    いう情報を関連づけた情報である、請求項3記載の文書
    理解支援システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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