JP4382343B2 - 電子辞書及び電子辞書として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents
電子辞書及び電子辞書として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者が見出し語に関するメモを作成して表示することができる機能を備えた電子辞書に関する。この電子辞書は、専ら電子辞書として使用する電子辞書装置をはじめ、携帯情報端末、携帯電話、パソコンなど辞書機能を有する電子機器全般に適用できる。
【0002】
【従来の技術】
近年、辞書機能を有する電子機器が増加している。電子辞書では、従来、冊子で提供されていた辞書データがそのまま電子データとして収録してある。また、英和、和英、国語辞書など数種類もの辞書が統合的に利用できるように収録したものも登場している。利用者にとっては複数の辞書を何冊も持ち運ぶ必要がなくなるとともに、検索時間の短縮、多様な検索方法など冊子の辞書に比べて多くの利点がある。
【0003】
一方、冊子の辞書では検索した見出し語に対して、利用者自身でマーカ、用法、例文、注意事項等をメモ書きとして追記することにより、利用者にとってより使い勝手のよい自分だけの辞書にすることができる。
電子辞書でこのメモ書きと同様の機能を実現するために、指定された見出し語に対しキー入力や手書きメモ入力などにより補足データを登録できる電子辞書システムが提案されている(たとえば特許文献1参照)。
【特許文献1】
特開2002−207754号公報
【0004】
しかし、この電子辞書システムでは補足する個々のデータ入力を全て利用者の側で行う必要があり、入力に手間を要していた。また、補足データに対するタイトルを付ける機能はなく、利用者で付けたタイトルでの検索などの点で利便性に欠けていた。
【0005】
一方、利用者自身でデータの入力を行う場合、その入力作業をできるだけ軽減することが望ましい。このため、手書きメモを格納する指示がされるとベース画面の分類に対応するメモ格納場所に現時点の日付とメモ内容とを格納するシステムが提案されている(たとえば特許文献2参照)。
【特許文献2】
特開平8−76911号公報
【0006】
このシステムは既に利用者により手書き入力されたメモを別のベース画面に格納するものであり、メモデータの入力作業自体はすべて利用者が行う必要があり、入力作業を省略、軽減するものではなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
入力作業にかかる利用者の負担を軽減することは、利用者にとって利便性を向上させることになる。特に、携帯用のポケットサイズの電子辞書装置や携帯情報端末、携帯電話など、小型電子機器として構成される電子辞書では一般的に入力手段であるキー装置のサイズには制限があり、小さいキー装置で多数の文字入力を行わなければならないのは大変煩わしく感じられるので、負担を少しでも軽減する必要がある。
【0008】
また、従来例のように任意の見出し語に対してメモを作成することができることは、利用者自身が自由に新しいデータを入力または修正できるため大変便利な機能であるが、メモの全ての項目・内容について利用者自身が毎回入力しなければならないのは大変な負担となる。特にメモのタイトルについてはメモを作成する度に入力する必要がある。
そこで、本発明は、メモを入力して表示することが可能な電子辞書において、入力作業を軽減するようにした電子辞書を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた本発明の電子辞書は、データを表示するための表示部と、データや指示を入力するための入力部と、見出し語と見出し語に対応する辞書データとが関連付けて記憶される辞書データ記憶部と、任意の見出し語に対してタイトルデータとメモ本文データとを含むメモデータがその見出し語に関連付けて登録されるメモデータ記憶部と、入力された見出し語について辞書データ記憶部やメモデータ記憶部を検索して検索結果を表示部に表示するとともに、任意の見出し語についてメモデータ記憶部にメモデータを登録する制御を行う制御部とを備えた電子辞書であって、制御部は、任意の見出し語についてメモデータを登録する際に、メモデータ記憶部のタイトルデータとして、登録する見出し語又は予め設定した指定タイトルの少なくともいずれかを自動的に入力する制御を行うようにしている。
【0010】
この電子辞書によれば、メモデータ記憶部にタイトルとメモ本文とを含むメモデータを登録しておくことにより、登録されたメモデータを表示部に表示することができる。新しくメモデータを作成して登録する場合に、見出し語を表示した状態でこの見出し語について登録を行うための指示を入力する。これにより制御部がメモデータ記憶部のタイトルを記憶する領域に自動的に見出し語、あるいは予めタイトルとして表示するために設定した指定タイトル、あるいは見出し語と指定タイトルが入力される。これにより、入力部からタイトルとなる文字列を入力する手間を省くことができる。
【0011】
制御部は、同じ見出し語に対して複数のメモデータを登録する際に、メモデータ記憶部のタイトルデータとして見出し語とともにその見出し語に関する各メモデータを区別するためのシリアル番号を自動的に入力する制御を行うようにしてもよい。
これにより、同じ見出し語に対して複数のメモデータが登録されている場合に、それぞれのメモデータのタイトルが一致することを防ぐことができ、メモデータを一意的に判別することができる。
【0012】
また、タイトルデータとして自動的に入力するデータの種類を選択するタイトル選択指示部をさらに設けてもよい。
これにより、自動入力するメモのタイトルを利用者が適宜選択できるので、好ましいメモデータに応じて適切なタイトルを付することができる。
【0013】
さらに、本発明は別の観点から、コンピュータを、データを表示するための表示部と、データを入力するための入力部と、見出し語と見出し語に対応する辞書データとが関連付けて記憶される辞書データ記憶部と、任意の見出し語に対してタイトルデータとメモ本文データとを含むメモデータがその見出し語に関連付けて登録されるメモデータ記憶部と、入力された見出し語について辞書データ記憶部やメモデータ記憶部を検索して検索結果を表示部に表示するとともに、任意の見出し語についてメモデータを登録する際にメモデータ記憶部のタイトルデータとして登録する見出し語又は予め設定した指定タイトルの少なくともいずれかを自動的に入力する制御を行う制御部とを備えた電子辞書として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体として提供することもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態である電子辞書のシステム構成を示すブロック図である。
この電子辞書は、辞書データやメモ内容をはじめ各種データを表示する表示装置11、各種データや指示(コマンド)を入力する入力装置12、電子辞書の制御を行う制御部として機能するCPU13、電子辞書として必要なプログラムデータ、辞書データ、メモデータ、必要な設定データなどを記憶するメモリ14を備えている。
【0015】
上記表示装置11や入力装置12を構成する具体的なハードウェア機器は、専用電子辞書装置、携帯情報端末、携帯電話、パソコンそれぞれにより適したものが選ばれる。
たとえば、表示装置11は、携帯電話、携帯情報端末のような小型機器ではLCDが用いられ、パソコン用や大型の表示画面の場合にはLCDの他にCRT、プラズマディスプレイなどが用いられる。
入力装置12は、専用電子辞書装置では電子辞書用に構成された専用のキー装置やタッチパネルなどが用いられ、また、携帯電話、携帯情報端末、パソコンではそれぞれの機器が備える汎用キー装置が用いられる。また、マウスやトラックボールなどの付属の入力装置を付設することもできる。
【0016】
メモリ14は、主にROM、RAMにより構成され、辞書機能に必要なプログラムや辞書データがここに記憶され、さらには利用者が作成して登録するメモデータが記憶される。パソコンなどで利用する電子辞書ではHDD、CD-ROM、メモリカードなどにプログラムが記憶しておき、電子辞書を使用する際に必要なプログラムなどをROM、RAMに読み込むようにしてもよい。
【0017】
図2乃至図4は、メモリ14に記憶されているデータの構造を説明する図であり、そのうち図2はシステムデータエリア(A0)を示し、図3は辞書データテーブルエリア(B0)を示し、また、図4はメモデータエリア(C0)を示す。なお、メモリ14は上記以外にも種々のデータ(たとえば使用環境設定データ)を記憶しているが、本発明と直接関係しないデータについては説明を省略する。
【0018】
ここでは複数の辞書が収録された電子辞書を扱うことにする。そのため本電子辞書では、個々の用語(単語)を特定するために、辞書IDとワードIDという2つのID(識別データ)を導入している。すなわち、辞書IDは英和辞典なら1、和英辞典は2、国語辞典は3、というように各収録辞書に対して固有の番号が付けられており、またワードIDはそれぞれの辞書内の全見出し語に対して固有の番号が付けられている。
【0019】
図2は、本電子辞書システムの基本情報が格納されているシステムデータ領域(A0)であり、ここには以下に示す5つのデータが関連付けて記憶されている。
現在辞書ID(A1)のエリアには、今現在、表示装置11に表示している辞書の種類に対応する辞書IDが格納され、また、現在ワードID(A2)のエリアには、今表示している見出し語に対応するワードIDが格納される。この現在辞書ID(A1)と現在ワードID(A2)の2つのIDにより、現在表示中の見出し語がどの辞書の何という見出し語であるかを知ることができる。表示装置側から見れば、このシステムデータ領域(A0)に格納されたデータが表示装置11に表示される関係にある。
【0020】
また、現時刻データ(A3)のエリアには現在の日付および時刻が格納されている。このデータは、データの履歴情報や更新情報として利用される。指定タイトルデータ(A4)のエリアは、利用者が自由に指定したタイトルをメモデータのタイトルとして自動入力する際に参照するためのエリアであり、ここには予め利用者により入力されたタイトルデータが格納されている。
タイトル選択ID(A5)のエリアは、メモ作成の際に自動入力されるタイトルを見出し語にするか指定タイトルデータにするかなどを決定するフラグのためのエリアであり、デフォルト値あるいは利用者が予め設定したフラグ値が設定されている。
【0021】
図3は、電子化された辞書データを格納した辞書データテーブルエリア(B0)であり、収録辞書の数だけ用意されている。ここには以下に示す3つのデータが関連付けて記憶されている。
ワードID(B1)のエリアは、前述したように各辞書内に収録している全見出し語に対しての固有番号が記憶されている(各辞書内では同じワードIDが2以上重複して存在することはない)。
見出しデータ(B2)のエリアには見出し語自身の内容が格納されている。訳データ(B3)は見出し語に対する訳、読み方、意味、語源、用例などの解説が格納されている。すなわち、1つの辞書に対し、これらワードID(B1)、見出しデータ(B2)、訳データ(B3)が見出し語の数だけ格納されている。
【0022】
図4は、見出し語に対して添付するメモを管理・格納するためのメモデータエリア(C0)である。ここには以下に示す7つのデータが関連付けて記憶されている。このメモデータエリアは利用者がメモデータを作成するごとに追加されていく。
メモID(C1)のエリアには添付された各メモに固有に付けられる番号が格納される。添付辞書ID(C2)および添付ワードID(C3)は、それぞれ添付元である辞書の辞書IDと、その見出し語に対するワードIDが格納され、これにより添付のメモがどの辞書のどの見出し語に対して添付されたものであるかが区別される。
【0023】
更新日データ(C4)のエリアには添付のメモが作成または更新された日時が格納される。タイトルデータ(C5)のエリアは添付のメモのタイトルが格納されるエリアである。メモ本文データ(C6)のエリアは添付のメモの内容そのものが格納されるエリアである。
【0024】
シリアル番号(C7)のエリアは任意の見出し語に対するメモを複数登録することが可能である場合に、各メモを区別するとともに、利用者が希望する場合にはタイトルの一部として付すための通し番号である。すなわち、任意の1つの見出し語に対して複数のメモが存在する場合には、メモごとに固有のシリアル番号が付けられるようにすることで互いに区別できるようにしてある。なお1つの見出し語に対して1つのメモのみが登録可能となる設定がなされている場合は特に使用しない(常に0が格納される)。
【0025】
このようにして、1つのメモを作成する毎に上記のメモID(C1)、添付辞書ID(C2)、添付ワードID(C3)、更新日データ(C4)、タイトルデータ(C5)、メモ本文データ(C6)、シリアル番号(C7)のデータ群からなるメモデータがメモデータエリア(C0)に格納される。
【0026】
次に、上記構成の電子辞書が表示装置の画面に表示する表示内容について説明する。図5は、見出し語が表示された状態(通常の辞書引き結果を表示する状態)で、メモ機能を起動させるキー(以下「メモキー」と呼ぶ。)が押されてメモコマンドが入力されたときの表示状態を順次説明する図である。
【0027】
図5(a)は見出し語が表示された状態を示す表示例であり、英和辞典の「apologize」が表示されている。このときシステムデータエリア(A0)の現在辞書ID(A1)には英和辞典を示す辞書ID(たとえば英和辞典を示す「1」)が、現在ワードID(A2)には「apologize」を示すワードID(たとえば固有番号「25」)が格納されていることになる。
【0028】
図5(a)を表示している状態で、メモキーが押された時の表示例を図5(b)に示す。メモのタイトルとして見出し語データ、すなわち「apologize」が画面上のタイトルを表示する領域に自動的に表示され、メモ本文データの入力待ちとなっている。この表示は、制御部13がシステムデータエリア(A0)および辞書データエリア(B0)を参照してタイトルデータ(C5)のエリアに見出し語データを格納し、格納された見出し語データを表示装置に表示することにより実行されている。
このように、見出し語が表示された状態の時にメモキーを押すだけでメモ表示画面のタイトルとなる見出し語データが自動入力されるので、利用者が入力装置12によるオペレーションでタイトルの文字をいちいち入力する手間が軽減されることがわかる。
【0029】
図5(b)の状態において、メモ本文に例文データを入力し、メモ入力を終了したときの表示例を図5(c)に示す。このときメモデータエリア(C0)のメモ本文データ(C6)に入力した例文データが格納されるとともに、メモID(C1)に新規番号が付されて登録が完了する。
【0030】
図6は、添付メモのタイトル領域に見出し語を自動的に入力する上記表示動作を実行するための処理のフローチャートを示す。ここで示す処理例は、任意の1つの見出し語に対して1つのメモのみが登録可能な場合である。
電子辞書で辞書引き動作を行い、検索により見出し語が一意に決定されると、その見出し語の辞書IDとワードIDがシステムデータエリア(A0)の現在辞書ID(A1)と現在ワードID(A2)のエリアに格納されるとともに、その辞書IDとワードIDから辞書データテーブルエリア(B0)に記憶されている対応する見出しデータ(B2)と訳データ(B3)を抽出し、これを表示装置11に表示する(s101)。
【0031】
続いて利用者によってメモ機能を起動させるメモキーが押されるのを待つ(s102)。
メモキーが押されると、現在表示中の見出し語に対するメモが既にメモデータエリア(C0)に登録されているかを調べる(s103)。具体的には、表示中の見出し語を示すシステムデータエリア(A0)の現在辞書ID(A1)と現在ワードID(A2)の2つのIDの組と、メモデータエリア(C0)の添付辞書ID(C1)と添付ワードID(C2)の組とを比較して一致するものがあるかにより判定する。
そして、登録されたメモがない場合は、新規にメモを作成するためs104に進む。
既に登録されたメモが存在する場合は、登録済みのメモ内容を表示する(s111)。なお、メモ内容を表示後、登録済みのメモ内容を修正するか、または登録済みのメモを破棄して新規作成するか、またはメモの登録をキャンセルすることとなる。このときの操作は一般的な操作を行うだけなので説明を省略する。
【0032】
メモの新規作成を行う場合、メモデータエリア(C0)の未使用領域を探して初期化する(s104)。初期化では、メモデータエリア(C0)の添付辞書ID(C2)および添付ワードID(C3)にシステムデータエリア(A0)の現在辞書ID(A1)と現在ワードID(A2)のデータが読みこまれて格納され、また、更新日データ(C4)には現時刻データ(A3)から日付情報が読み込まれて格納される。それとともにタイトルデータ(C5)およびメモ本文データはクリアされ入力可能な状態となる。
【0033】
続いてメモのタイトルにする見出し語のデータを取得する(s105)。システムデータエリア(A0)の現在辞書ID(A1)のデータを参照して対応する所望の辞書データテーブル(B0)を探し出し、現在ワードID(A2)のデータと一致するワードID(B1)より、表示中の見出し語に対する見出しデータ(B2)および訳データ(B3)を特定する。
このようにして得られた見出し語データ(B2)をメモデータエリア(C0)のタイトルデータ(C5)のエリアに転送する(s106)。そしてメモの画面を表示する際に、タイトルとして見出し語が自動入力された画面を表示する(s107)。
【0034】
自動入力されたタイトルはそのまま登録することができるほか、利用者のキーオペレーションにより修正することもできる。その後、利用者はメモ本文データの入力を行い、すべての入力が完了したらキーオペレーションによりメモ入力の終了をシステムに知らせる(s108)。
入力終了が確定すると、メモデータエリア(C0)のメモID(C1)のエリアに新規に番号が付けられメモが登録される(s109)。
そして登録したメモの内容が表示される(s110)。
【0035】
図7は、本発明の他の一実施形態であり、メモを新規作成する際にメモのタイトルとして予め設定した指定タイトルが自動入力される場合の表示例である。この例では「注意事項」という指定タイトルが入力されている。
【0036】
図8は、図7で示した処理を実行するためのフローチャートである。本処理では1つの見出し語に対して1つのメモのみ登録可能とする。メモ作成前に、利用者がタイトルとして入力させたい言葉を指定タイトルとして予め入力しておく。この指定タイトルデータはシステムデータエリア(A0)の指定タイトルデータ(A4)に格納される。
【0037】
このフローチャートにおいてs201〜s204は、図6のs101〜s104までと同じであるので説明を省略する。
本実施形態ではs201からs204を経てメモデータエリア(C0)の未使用領域を探して初期化した後、タイトルとする指定タイトルのデータをシステムデータエリア(A0)の指定タイトルデータの記憶領域(A4)から取得する(s205)。
【0038】
続いて、指定タイトルデータ(A4)のエリアの内容をメモデータエリア(C0)のタイトルデータ(C5)のエリアに転送する(s206)。
以下、s207〜s211についても図6のs107〜s111までと同じであるので説明を省略する。このようにしてフローチャートを実行することにより、メモを作成する際の画面には指定タイトルが自動入力されたものが表示される。
【0039】
図9は、本発明の他の一実施形態であり、メモを新規作成する際のタイトルとして見出し語と予め設定した指定タイトルとが自動入力される場合の表示例である。この例では「apologize」という見出し語と「試験での出題例」という指定タイトルとが自動入力されている。
【0040】
図10は、図9で示した処理のフローチャートである。本処理では1つの見出し語に対して1つのメモのみ登録可能とする。この場合もメモ作成の前に利用者がタイトルとして入力させたい言葉を指定タイトルとして予め入力しておく。この指定タイトルはシステムデータエリア(A0)の指定タイトルデータ(A4)に格納される。
【0041】
このフローチャートにおいてs301〜s304は、図6のs101〜s104までと同じであるので説明を省略する。
本実施形態ではs301からs304を経てメモデータエリア(C0)の未使用領域を探して初期化した後、タイトルとする見出し語および指定タイトルのデータを図6、図8のときと同様の方法で取得する(s305)。
続いて、見出し語のデータと、指定タイトルデータ(A4)のエリアの内容とをメモデータエリア(C0)のタイトルデータ(C5)に転送する(s306)。
以下、s307〜s311についても図6のs107〜s111までと同じであるので説明を省略する。このようにしてフローチャートを実行することにより、メモ画面には見出し語および指定タイトルの双方が表示される。
【0042】
図11は、本発明の他の一実施形態であり、メモを新規作成する際にメモのタイトルとして見出し語とその見出し語に対するメモの通し番号が自動入力される場合の表示例である。この例では「apologize」という見出し語と通し番号[2]とが入力されている。
【0043】
図12は、図11で示した処理のフローチャートである。本処理では任意の1つの見出し語に対して複数のメモが登録できるようになっている。
電子辞書で辞書引き動作を行い、検索により見出し語が一意に決定されると、その見出し語の辞書IDとワードIDがシステムデータエリア(A0)の現在辞書ID(A1)と現在ワードID(A2)のエリアに格納されるとともに、その辞書IDとワードIDから辞書データテーブルエリア(B0)に記憶されている対応する見出しデータ(B2)と訳データ(B3)を抽出し、これを表示装置に表示する(s401)。続いて利用者のメモ機能を起動させるメモキーが押されるのを待つ(s402)。以上は、図6と同じである。
【0044】
メモキーが押されるとメモデータエリア(C0)の未使用領域を探して初期化する(s403)。
初期化ではメモデータエリア(C0)の添付辞書ID(C2)および添付ワードID(C3)にシステムデータエリア(A0)の現在辞書ID(A1)と現在ワードID(A2)のデータが読みこまれて格納され、また、更新日データ(C4)には現時刻データ(A3)より日付情報を格納される。それとともにタイトルデータ(C5)およびメモ本文データはクリアされ入力可能な状態となる。
【0045】
続いてタイトルに入力する見出し語のデータとシリアル番号とを取得する(s404)。
システムデータエリア(A0)の現在辞書ID(A1)のデータを参照して対応する所望の辞書データテーブル(B0)を探し出し、現在ワードID(A2)のデータと一致するワードID(B1)より、表示中の見出し語に対する見出しデータ(B2)および訳データ(B3)を特定する。
このようにして得られた見出し語データ(B2)をメモデータエリア(C0)のタイトルデータ(C5)のエリアに転送する(s405)。
【0046】
また、通し番号は、既に登録済みのメモのシリアル番号(C7)から取得する。
即ち、現在辞書ID(A1)と現在ワードID(A2)の組を元に、メモデータエリア(C0)の添付辞書ID(C1)と添付ワードID(C2)の組とを比較し一致するものを検出する。一致する全てのメモデータエリア(C0)のシリアル番号(C7)の中から最大値を調べ、それを1を加えた値(+1)が今回のシリアル番号となる。たとえばシリアル番号(C7)が付いたメモがない場合は(「0」のシリアル番号があるとして)「1」が、シリアル番号(C7)として「1」と「2」が付いたメモがそれぞれあれば「3」が、シリアル番号C7として「1」と「2」と「4」がついたメモがそれぞれあれば「5」が今回作成したメモのシリアル番号(C7)となる。
このようにして得られたシリアル番号もメモデータエリア(C0)のタイトルデータ(C5)のエリアに転送する(s405)。
【0047】
そしてメモデータエリア(C0)の内容を元に、メモの画面を表示することにより、タイトルとして見出し語およびその見出し語に対するメモの通し番号が自動入力される(s406)。
自動入力されたタイトルはそのまま登録できるほか、利用者のキーオペレーションにより修正することもできる。その後、利用者はメモ本文データを入力し、すべて入力が完了したらキーオペレーションによりメモ入力の終了をシステムに知らせる(s407)。入力終了が確定するとメモデータエリア(C0)のメモID(C1)に新規に番号が付けられ、メモが登録され(s408)メモ内容が表示される(s409)。
このようにして、メモを表示する際に、タイトルとして見出し語および通し番号が自動入力された画面が表示される。
【0048】
次に、メモのタイトルとして何を入力させるかを選択する画面について説明する。
図13は、メモのタイトルとして何を入力させるかを選択する画面の表示例である。表示上段にはタイトルの自動入力をさせるかどうかを選択する項目がある。表示中段には自動入力させるタイトルとして見出し語、指定データ、見出し語+指定データ、見出し語+通し番号のどれにするかを選択する項目がある。ここでの設定内容が、システムデータエリア(A0)のタイトル選択ID(A5)のエリアにフラグ形式で記憶される。表示下段には利用者による指定タイトルを入力する項目がある。この内容がシステムデータエリア(A0)の指定タイトルデータ(A4)のエリアに記憶される。この例では「過去の出題例」というタイトルが自動入力されることとなる。
【0049】
このような入力画面を用意することにより、メモを作成する際のタイトルとして自動入力されるデータを利用者が容易に選択できるようにする。そしてメモ作成時に、タイトル選択ID(A5)のエリアと指定タイトルデータ(A4)のエリアとを参照してタイトルデータをメモデータエリア(C0)に転送させることで、利用者の指定したタイトルの自動入力を行うことができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、見出し語に対するメモを作成する際に、メモのタイトル領域へ見出し語又は指定タイトルの少なくともいずれか一方を自動入力されることによりタイトルの入力操作を省くことができる。
また長いスペルの見出し語や指定タイトルについても自動的に入力することができるため誤記を防ぐことができる。
【0051】
さらに見出し語を自動入力する場合は、メモのタイトルが見出し語で統一されることにより、メモの一覧表示やタイトルでの検索の際に整合が取れやすく利用者にとっても利便性が向上できる。
また指定タイトルを自動入力する場合は、利用者が自由にタイトルを指定できるとともに、長いタイトルについても自動的に入力されるため誤記を防ぐことができる。
【0052】
また、見出し語に対するメモを作成する際にメモ内容のタイトル領域に見出し語とその見出し語のメモのシリアル番号を自動入力される場合は、見出し語に対して複数のメモが登録されている場合、それぞれのメモのタイトルが一致することを防ぎ、一意にメモを判別することができる。
【0053】
また、自動的にタイトル領域部へ入力されるデータを利用者により選択できる場合は、自動入力されるメモのタイトルを見出し語や利用者の指定データ等適宜変更して利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である電子辞書の構成を示すブロック図。
【図2】電子辞書のメモリに含まれるシステムデータエリアのデータ構成を説明する図。
【図3】電子辞書のメモリに含まれる辞書データエリアのデータ構成を説明する図。
【図4】電子辞書のメモリに含まれるメモデータエリアのデータ構成を説明する図。
【図5】電子辞書によるメモデータ作成時の表示状態を説明する図。
【図6】図5の処理を実行するためのフローチャート。
【図7】電子辞書によるメモデータ作成時の表示状態を説明する図。
【図8】図7の処理を実行するためのフローチャート。
【図9】電子辞書によるメモデータ作成時の表示状態を説明する図。
【図10】図9の処理を実行するためのフローチャート。
【図11】電子辞書によるメモデータ作成時の表示状態を説明する図。
【図12】図11の処理を実行するためのフローチャート。
【図13】メモデータのタイトル領域へ自動入力するデータの種類を選択する画面を説明する図。
【符号の説明】
11:表示装置
12:入力装置(キー装置)
13:制御部(CPU)
14:メモリ
A0:システムデータエリア
A1:現在辞書ID
A2:現在ワードID
A4:指定タイトルデータ
A5:タイトル選択ID
B0:辞書データテーブルエリア
B1:ワードID
B2:見出しデータ
B3:訳データ
C0:メモデータエリア
C1:メモID
C2:添付辞書ID
C3:添付ワードID
C4:更新日データ
C5:タイトルデータ
C6:メモ本文データ
C7:シリアル番号
Claims (4)
- 辞書機能を有する電子機器において、タイトルデータとメモ本文データとからなるメモデータを辞書データに関連付けて登録する方法であって、
見出し語と各見出し語に対応付けられたデータとからなる辞書データを予め記憶する辞書データ記憶部から辞書データを読み出して表示部に表示させるステップと、
表示された辞書データの見出し語に関連付けて1以上のメモデータを登録すべく、所定の手順で決定された語句を前記メモデータのタイトルデータとして取得して表示部に表示させる自動入力ステップと、
取得されたタイトルデータの修正を受け付けるステップと、
メモ本文データの入力を受け付けるステップと、
取得され又は取得後に修正されたタイトルデータおよび入力されたメモ本文データをメモデータ記憶部に登録すべき旨の指示を取得するステップと、
前記指示に応答し、登録すべきタイトルデータおよびメモ本文データをメモデータ記憶部に記憶させるステップとを備え、
前記自動入力ステップは、所定の手順で決定された語句として、前記辞書データの見出し語、および/または、利用者が予め設定した語句を取得し、かつ、前記辞書データの見出し語、利用者が予め設定した語句および両者の組み合わせのうちいずれを取得すべきかを使用者が選択し得るものであり、
各ステップをコンピュータが実行することを特徴とするメモデータの登録方法。 - 前記自動入力ステップは、一つの見出し語に関連付けて複数のメモデータが登録されるとき、所定の手順で決定された語句として各メモデータを操作者に区別させるための通し番号および前記辞書データの見出し語を取得する請求項1に記載の登録方法。
- 語、メモデータおよび指示を操作者に入力させるための入力部と、
見出し語と各見出し語に対応付けられたデータとからなる辞書データを予め記憶する辞書データ記憶部と、
各見出し語に関連付けられ、少なくともタイトルデータとメモ本文データとからなる前記メモデータを記憶するメモデータ記憶部と、
入力された語で辞書データ記憶部の見出し語を検索してその結果を表示し、かつ、見出し語に関連付けて記憶されたメモデータを表示し得る表示部と、
表示された辞書データの見出し語に関連付けて1以上のメモデータを登録すべく、所定の手順で決定された語句を前記メモデータのタイトルデータとして取得して前記表示部に表示させ、取得されたタイトルデータの修正を入力部から受け付け、メモ本文データの入力を入力部から受け付け、取得され又は取得後に修正されたタイトルデータおよび入力されたメモ本文データをメモデータ記憶部に登録するよう制御する制御部とを備え、
前記制御部は、所定の手順で決定された語句として、前記辞書データの見出し語、および/または、利用者が予め設定した語句を取得し、かつ、所定の手順で決定された語句として、前記辞書データの見出し語、利用者が予め設定した語句および両者の組み合わせのうちいずれを取得すべきかを使用者に選択させることを特徴とする辞書機能付き電子機器。 - 前記制御部は、一つの見出し語に関連付けて複数のメモデータを登録するよう指示されたとき、所定の手順で決定された語句として各メモデータを操作者に区別させるための通し番号および前記辞書データの見出し語を取得する請求項3に記載の電子機器。
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