JPH08335062A - 走査方式変換方法、走査方式変換装置及び画像表示装置 - Google Patents

走査方式変換方法、走査方式変換装置及び画像表示装置

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JPH08335062A
JPH08335062A JP7139274A JP13927495A JPH08335062A JP H08335062 A JPH08335062 A JP H08335062A JP 7139274 A JP7139274 A JP 7139274A JP 13927495 A JP13927495 A JP 13927495A JP H08335062 A JPH08335062 A JP H08335062A
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JP7139274A
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Masaya Tajima
正也 田島
Noriji Kariya
教治 苅谷
Toshio Ueda
壽男 上田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走査線数n本の表示画面を走査する飛越走査
方式の画像データを画像ブレや映像ちらつきのない走査
線数n/2本の非飛越走査方式の画像データに変換す
る。 【構成】 非飛越走査方式の表示ラインから「1」離れ
た飛越走査方式の奇数ライン又は表示ラインから「3」
離れた偶数ラインのデータを1ライン遅延する遅延回路
11と、遅延した奇数ラインのデータに3/4を乗算す
る演算器12と、表示ラインから「3」離れた奇数ライ
ンのデータに1/4を乗算する演算器13と、演算器1
2,13の出力を加算する加算器14と、遅延した偶数
ラインのデータに1/4を乗算する演算器15と、表示
ラインから「1」離れた偶数ラインのデータに3/4を
乗算する演算器16と、演算器15,16の出力を加算
する加算器17と、この2つの加算器の出力をフィール
ド判別信号に従って選択するセレクタ18とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査方式変換方法、走
査方式変換装置及び画像表示装置に関するものであり、
更に詳しく言えば、走査線数n本の表示画面を奇数フィ
ールドと偶数フィールドとに分解して走査する飛越走査
方式の画像データを走査線数n/2本の非飛越走査方式
の画像データに変換する方法、装置及びその応用装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、受像管を用いた画像表示装置で
は、ちらつきの少ない画面を表示するために飛越走査方
式が採用されている。この方式は1つの画面を組み立て
るときに、上から下へ順次画面を走査して1回で完全な
画面を走査し終了するのではなく、初めは画面の上から
下へあらく走査し、次に再び上に戻り、前に表示した走
査線の間を上から下へ走査して2回の垂直走査で完全な
画面を走査し終了する方法である。この方式では毎秒の
画像数が30枚であっても、見かけ上60枚の画像を表
示することになり、ちらつきの少ない画面になる。わが
国の標準テレビジョン方式(以下NTSC方式という)
では走査線の数は525本であるが、走査線の数が多い
ほど高解像度が得られることから、高品位テレビジョン
方式(HDTV方式)が採用されつつある。この方式の
走査線数は1125本である。
【0003】ところで、プラズマディスプレイ及び液晶
ディスプレイ等のデジタル表示デバイスでは、受像管で
は得られない1画素単位の表示機能を利用し、NTSC
信号やHDTV信号を取り入れて画像表示させる要求が
ある。これら表示デバイスでは走査線数が少なく、線順
位に画面を走査する非飛越走査方式が採用されるが、こ
のインターフェースには飛越走査方式の画像データを無
変換のまま表示デバイスに供給する方法と、走査線数n
本の飛越走査方式の画像データを表示デバイスの走査線
数,例えば、n/2本の非飛越走査方式の画像データに
変換する方法がある。
【0004】図8は、従来例に係る走査方式変換装置の
構成図を示している。図8において、1は飛越走査方式
の画像データ(カラー映像信号R,G,B)DINを1ラ
イン遅延する遅延回路であり、2及び3は飛越走査方式
の奇数フィールド又は偶数フィールドの画像データに1
/2を乗算する1/2演算器であり、4は1/2演算器
2及び3の出力データを加算する加算器であり、5は飛
越走査方式の画像データ又は加算器4の出力データをフ
ィールド判別信号SCに応じて選択するセレクタであ
る。
【0005】次に、走査方式変換装置の動作を説明す
る。例えば、図9(A)に示すような走査線数480本
の表示画面を奇数フィールドと偶数フィールドとに分解
して走査する飛越走査方式の画像データDIN(偶+
奇)を走査線数240本の非飛越走査方式の画像データ
に変換する場合に2つの方法がある。その第1の方法
は、奇数フィールドで隣接する2つのライン間を1対1
に分割する位置又は偶数フィールドの表示ラインの位置
を非飛越走査方式の表示ラインとするときに、偶数フィ
ールドの画像データを無変換のまま出力し、奇数フィー
ルドの画像データを補間して出力するものである。
【0006】第2の方法は、偶数フィールドで隣接する
2つのライン間を1対1に分割する位置又は奇数フィー
ルドの表示ラインの位置を非飛越走査方式の表示ライン
とするときに、奇数フィールドの画像データを無変換の
まま出力し、偶数フィールドの画像データを補間して出
力するものである。第1の方法を例に採って説明する
と、図8において、フィールド判別信号SCが偶数フィ
ールドを示す内容となると、セレクタ5は偶数フィール
ドの画像データを選択し、加算器4の出力データを非選
択する。この結果、図9(B)に示すように飛越走査方
式の偶数フィールドのライン番号L2,L4,L6…L
478 ,L480 の原画像データDIN(偶)が、非飛越走
査方式のフィールドのライン番号L1,L2,L3…L
239 ,L240 の画像データDOUT (偶)として出力され
る。
【0007】また、図8において、信号SCが奇数フィ
ールドを判別する内容となると、セレクタ5は加算器4
の出力データを選択する。なお、加算器4の出力データ
は、1/2演算器2及び3の出力データを加算したもの
である。1/2演算器2の出力データは飛越走査方式の
奇数フィールドの画像データDIN(奇)を1ライン遅
延させた遅延データに演算係数1/2を乗算したもので
ある。1/2演算器3の出力データは飛越走査方式の奇
数フィールドの画像データDIN(奇)に演算係数1/
2を乗算したものである。この演算係数1/2を画像デ
ータDIN(奇)に乗算するのは、このデータを構成す
る輝度の信号レベルを直線近似(以下補間という)する
ためである。
【0008】この結果、図9(C)に示すように飛越走
査方式の奇数フィールドのライン番号L1,L3,L5
…L477 ,L479 の画像データDIN(奇)が補間さ
れ、その補間データが、非飛越走査方式のフィールドの
ライン番号L1,L2,L3…L239 ,L240 の画像デ
ータDOUT (奇)として出力される。これにより、走査
線数240本の非飛越走査方式のプラズマディスプレイ
や液晶ディスプレイ等のデジタル表示デバイスに対して
NTSC信号やHDTV信号を適合(インターフェー
ス)させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
の飛越走査方式の原画像データを無変換のまま表示デバ
イスに供給する方法の場合には、偶数フィールドの画像
データと、奇数フィールドの画像データとが常に1/2
ラインずれて表示されるので、表示画面の垂直方向に画
像ブレが発生して解像度が低下する。
【0010】また、従来例の飛越走査方式の無変換のま
まの偶数フィールドの画像データと、隣接する2つの奇
数フィールドの画像データの算術平均値を採ったデータ
とを重ねて画面表示するような場合には、無変換のまま
の画像データで画面を走査したときの表示輝度と、平均
値を採った画像データで画面を走査したときの表示輝度
との間で輝度差が生じ、この輝度差が映像をちらつかせ
るフリッカ等の原因となり、視聴者に不快感を与えると
いう問題がある。
【0011】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、飛越走査方式の画像データを画像
ブレや映像ちらつきのない非飛越走査方式の画像データ
に変換すること可能となる走査方式変換方法、装置及び
それを応用した画像表示装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の走査方式変換方
法は、走査線数n本の表示画面を奇数フィールドと偶数
フィールドとに分解して走査する飛越走査方式の画像デ
ータを、走査線数n/2本の表示画面を走査する非飛越
走査方式の画像データに変換する方法であって、前記奇
数フィールドの画像データを非飛越走査方式の新しい表
示ラインの画像データに変換するときには、前記奇数フ
ィールドで隣接する2つのライン間を1対3に分割する
位置を非飛越走査方式の新しい表示ラインとすると、前
記表示ラインに近い方の奇数ラインの画像データには演
算係数3/4を乗算し、前記表示ラインから遠い方の奇
数ラインの画像データには演算係数1/4を乗算し、前
記演算係数3/4を乗算した画像データと前記演算係数
1/4を乗算した奇数ラインの画像データとを加算し、
前記偶数フィールドの画像データを非飛越走査方式の新
しい表示ラインの画像データに変換するときには、前記
偶数フィールドで隣接する2つのライン間を3対1に分
割する位置を非飛越走査方式の新しい表示ラインとする
と、前記表示ラインに近い方の偶数ラインの画像データ
には演算係数3/4を乗算し、前記表示ラインから遠い
方の偶数ラインの画像データには演算係数1/4を乗算
し、前記演算係数3/4を乗算した画像データと前記演
算係数1/4を乗算した画像データとを加算することを
特徴とする。
【0013】本発明の走査方式変換方法において、好ま
しくは、前記奇数フィールドの画像データから作成され
た非飛越走査方式の新しい表示ラインの画像データと、
前記偶数フィールドの画像データから作成された非飛越
走査方式の新しい表示ラインの画像データとを重ね合わ
せることを特徴とする。本発明の第1の走査方式変換装
置は、その実施例を図1に示すように、走査線数n本の
表示画面を奇数フィールドと偶数フィールドとに分解し
て走査する飛越走査方式の画像データを、走査線数n/
2本の表示画面を走査する非飛越走査方式の画像データ
に変換する装置であって、前記奇数フィールド又は偶数
フィールドで隣接する2つのライン間を3対1に分割す
る位置を非飛越走査方式の新しい表示ラインとするとき
に、前記表示ラインよりも1ラインの前の奇数ラインの
画像データ及び偶数ラインの画像データを1ライン遅延
する遅延回路と、前記遅延回路によって1ライン遅延さ
れた奇数ラインの画像データに演算係数3/4を乗算す
る第1の演算器と、前記表示ラインから遠い方の奇数ラ
インの画像データに演算係数1/4を乗算する第2の演
算器と、前記第1の演算器の出力データと前記第2の演
算器の出力データとを加算する第1の加算器と、前記遅
延回路によって1ライン遅延された偶数ラインの画像デ
ータに演算係数1/4を乗算する第3の演算器と、前記
表示ラインに近い方の偶数ラインの画像データに演算係
数3/4を乗算する第4の演算器と、前記第3の演算器
の出力データと前記第4の演算器の出力データとを加算
する第2の加算器と、前記第1の加算器の出力データ及
び第2の加算器の出力データをフィールド判別信号に従
って選択する選択回路とを備えていることを特徴とす
る。
【0014】本発明の第2の走査方式変換装置は、その
実施例を図5に示すように、走査線数n本の表示画面を
奇数フィールドと偶数フィールドとに分解して走査する
飛越走査方式の画像データを走査線数n/2本の非飛越
走査方式の画像データに変換する装置であって、前記奇
数フィールド又は偶数フィールドで隣接する2つのライ
ン間を3対1に分割する位置を非飛越走査方式の新しい
表示ラインとするときに、前記表示ラインよりも1ライ
ン前の奇数ラインの画像データ及び偶数ラインの画像デ
ータを1ライン遅延する遅延回路と、前記遅延回路の出
力データ、前記表示ラインよりも後の奇数ラインの画像
データ及び偶数ラインの画像データをフィールド判別信
号に従って選択する選択回路と、前記選択回路の出力デ
ータに演算係数1/4を乗算する第1の演算器と、前記
選択回路の出力データに演算係数3/4を乗算する第2
の演算器と、前記第1の演算器の出力データと第2の演
算器の出力データとを加算する加算器とを備えているこ
とを特徴とする。
【0015】本発明の画像表示装置は、その実施例を図
7(A)及び(B)に示すように走査線数n本の表示画
面を奇数フィールドと偶数フィールドとに分解して走査
する飛越走査方式の画像データを受信する受信回路と、
前記受信回路の出力データを走査線数n/2本の非飛越
走査方式の画像データに変換する走査方式変換回路と、
前記走査方式変換回路の出力データに基づいて画像表示
をする表示回路とを備え、前記走査方式変換回路が本発
明の第1又は第2の走査方式変換装置から成ることを特
徴とする。
【0016】本発明の画像表示装置において、好ましく
は、前記飛越走査方式の画像データは、NTSC方式又
はHDTV方式であることを特徴とし、上記目的を達成
する。
【0017】
【作 用】本発明の走査方式変換方法によれば、飛越走
査方式の表示画面で奇数ラインと偶数ラインとが等間隔
で並んでいるものとすれば、奇数フィールドで隣接する
2つのライン間を1対3に分割する位置と、偶数フィー
ルドで隣接する2つのライン間を3対1に分割する位置
と重ね合わせたときに、奇数フィールドの画像データを
非飛越走査方式の画像データに変換するときの新しい表
示ラインの位置と、偶数フィールドの画像データを非飛
越走査方式の画像データに変換するときの新しい表示ラ
インの位置とが一致するので、非飛越走査方式の表示画
面において、垂直方向の画像ブレが無くなる。
【0018】しかも、非飛越走査方式の表示ラインから
同じ距離にある飛越走査方式の奇数ライン及び偶数ライ
ンの画像データに対して、この離隔距離に反比例した同
じ割合の演算係数1/4や3/4が乗算されるので、飛
越走査方式の奇数フィールドの画像データを非飛越走査
方式の画像データに補間する条件と、その偶数フィール
ドの画像データを非飛越走査方式の画像データに補間す
る条件との間で差が生じなくなる。
【0019】このため、偶数フィールドの画像データを
補間したデータで画面を走査したときの表示輝度と、奇
数フィールドの画像データを補間したデータで画面を走
査したときの表示輝度との間には輝度差が生じなくなる
ので、映像をちらつかせるフリッカの原因が取り除け
る。
【0020】
【実施例】次に、図を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明をする。図1〜7は、本発明の実施例に係る走
査方式変換装置、走査方式変換方法及び画像表示装置の
説明図である。 (1)第1の実施例の説明 図1は、本発明の第1の実施例に係る走査方式変換装置
の構成図であり、走査線数480本の飛越走査方式の画
像データを走査線数240本の非飛越走査方式の画像デ
ータに変換する装置を示している。飛越走査方式の表示
装置では走査線数480本の表示画面を奇数フィールド
と偶数フィールドとに分解して走査するが、非飛越走査
方式の表示装置では走査線数240本の表示画面を線順
位に走査する。画像データはカラー映像信号R,G,B
を二値化したものであり、映像信号R,G,Bには色
相、輝度及び飽和度を含んでいる。
【0021】図1において、11は図2に示すような非
飛越走査方式の表示ラインから4分の3S離れた偶数ラ
インの画像データ及び表示ラインから4分の1S離れた
奇数ラインの画像データを1ライン遅延する1ライン遅
延回路である。遅延回路11には好ましくは、データが
ファースト・イン・ファースト・アウトするようなFI
FOメモリから構成すると良い。なお、図2は走査方式
変換前後の走査線図であり、飛越走査方式の奇数フィー
ルドで隣接する2つのライン間を1対3に分割する位置
又は偶数フィールドで隣接する2つのライン間を3対1
に分割する位置を非飛越走査方式の表示ラインとすると
きの走査線図を示している。図2において、破線は奇数
ラインであり、実線は偶数ラインである。Sは奇数フィ
ールド及び偶数フィールドの各々の2つのライン間の距
離である。
【0022】さらに、図1において、12は1ライン遅
延回路11によって1ライン遅延された奇数ラインの画
像データに演算係数3/4を乗算する3/4演算器であ
り、第1の演算器の一例である。13は、表示ラインか
ら4分の3S離れた奇数ラインの画像データに演算係数
1/4を乗算する1/4演算器であり、第2の演算器の
一例である。14は3/4演算器12の出力データと1
/4演算器13の出力データとを加算する加算器であ
り、第1の加算器の一例である。
【0023】15は1ライン遅延回路11によって1ラ
イン遅延された偶数ラインの画像データに演算係数1/
4を乗算する1/4演算器であり、第3の演算器の一例
である。16は非飛越走査方式の表示ラインから4分の
1S離れた偶数ラインの画像データに演算係数3/4を
乗算する3/4演算器であり、第4の演算器の一例であ
る。なお、各演算器の構成については図3において説明
する。
【0024】17は第2の加算器の一例であり、1/4
演算器15の出力データと3/4演算器16の出力デー
タとを加算するものである。18は加算器14の出力デ
ータ及び加算器17の出力データをフィールド判別信号
(以下単にSC信号という)に従って選択するセレクタ
であり、選択回路の一例である。セレクタ18はスイッ
チ素子SW1、SW2及びインバータ INVから成る。S
W1はSC信号が奇数フィールドを示す「L」レベルの
ときにONする。SW2はSC信号が偶数フィールドを
示す「H」レベルのときにONする。
【0025】図3(A),(B)は、1/4及び3/4
演算器を説明するレジスタの構成図を示している。図3
(A)において、1/4演算器は2つのレジスタREG
1及びREG2から成る。REG1は例えば飛越走査方
式の8ビットの画像データDiを保持するものであり、
REG2はREG1に保持された画像データDiを2ビ
ットだけ桁位置を下にづらして保持するものである。こ
のようにすると、小数点の位置が2つ上位にづれ、飛越
走査方式の画像データDiに演算係数1/4を乗算した
画像データDi/4が得られる。なお、REG1は画像
データをストアする必要がない場合には省略しても良
い。
【0026】図3(B)において、3/4演算器は4つ
のレジスタREG1〜REG4及び1つの加算器ADD
から成る。REG1は1/4演算器と同様に飛越走査方
式の8ビットの画像データDiを保持するものであり、
REG2は1/4演算器を構成し画像データDi/4を
保持する。REG3はREG1に保持された画像データ
Diを1ビットだけ桁位置を下にづらして保持するもの
である。このようにすると、小数点の位置が1つ上位に
づれ、飛越走査方式の画像データDiに演算係数2/4
を乗算した画像データ2Di/4が得られる。この2つ
の画像データDi/4と画像データ2Di/4とを加算
器ADDによって加算すると、画像データ3Di/4が
得られる。REG4はこの加算結果を保持する。なお、
REG1及びREG4は画像データDiや3Di/4を
ストアする必要がない場合には省略しても良い。
【0027】次に、本発明の走査方式変換方法につい
て、本発明の装置の動作を説明する。まず、図2に示し
たように、飛越走査方式の奇数フィールドの画像データ
DINを非飛越走査方式の画像データDOUT (奇)に変換
する場合であって、飛越走査方式の奇数フィールドで隣
接する2つのライン間を1対3に分割する位置を非飛越
走査方式の表示ラインとすると、1ライン遅延回路11
はこの表示ラインから4分の1S離れた奇数ラインの画
像データを1ライン遅延する。そして、3/4演算器1
2は1ライン遅延回路11によって1ライン遅延された
奇数ラインの画像データDhに演算係数3/4を乗算す
る。また、1/4演算器13はこの表示ラインから4分
の3S離れた奇数ラインの画像データDiに演算係数1
/4を乗算する。さらに、加算器14は3/4演算器1
2の出力データ3Dh/4と1/4演算器13の出力デ
ータDi/4と加算する。そして、セレクタ18は垂直
同期信号Vsyncに同期して立ち下がったフィールド判別
信号SC=「L」レベルを受けてこの加算値Di/4+
3Dh/4を選択する。
【0028】この結果、図4(A)に示すように飛越走
査方式の奇数フィールドのライン番号L1,L3,L5
…L477 ,L479 の画像データDIN(奇)が補間さ
れ、その補間データが、非飛越走査方式のフィールドの
ライン番号L1,L2,L3…L239 ,L240 の画像デ
ータDOUT (奇)として出力される。また、飛越走査方
式の偶数フィールドの画像データDINを非飛越走査方式
の画像データDOUT (偶)に変換する場合であって、飛
越走査方式の偶数フィールドで隣接する2つのライン間
を3対1に分割する位置を非飛越走査方式の表示ライン
とすると、1ライン遅延回路11はこの表示ラインの4
分の3S離れた偶数ラインを1ライン遅延する。そし
て、1/4演算器15は1ライン遅延回路11によって
1ライン遅延された偶数ラインの画像データDhに演算
係数1/4を乗算する。また、3/4演算器16はこの
表示ラインから4分の1S離れた偶数ラインの画像デー
タDiに演算係数3/4を乗算する。さらに、加算器1
7は1/4演算器15の出力データDh/4と3/4演
算器16の出力データ3Di/4とを加算し、セレクタ
18はフィールド判別信号SCの「H」レベルを受け
て、この加算値3Di/4+Dh/4を選択する。
【0029】この結果、図4(B)に示すように飛越走
査方式の偶数フィールドのライン番号L2,L4,L6
…L478 ,L480 の原画像データDIN(偶)が、非飛
越走査方式のフィールドのライン番号L1,L2,L3
…L239 ,L240 の画像データDOUT (偶)として出力
される。これにより、走査線数480本の飛越走査方式
の画像データDINが走査線数240本の非飛越走査方式
の画像データDOUT に変換できる。なお、奇数フィール
ドの画像データから作成された非飛越走査方式の新しい
表示ラインの画像データと、偶数フィールドの画像デー
タから作成された非飛越走査方式の新しい表示ラインの
画像データとは.フィールド毎に交互に画像表示装置に
出力するものとする。
【0030】このようにして、本発明の第1の実施例に
係る走査方式変換装置によれば、図2に示したように非
飛越走査方式の表示ラインから4分の1S離れた奇数ラ
イン及び偶数ラインの各々の画像データDi、Dhに対
しては共に演算係数3/4が乗算され、この表示ライン
から4分の3S離れた奇数ライン及び偶数ラインの各々
の画像データDi、Dhに対しては共に演算係数1/4
が乗算される。そして、奇数フィールドの画像データD
IN(奇)を非飛越走査方式の新しい表示ラインの画像デ
ータDOUT (奇)に変換するときには、演算係数3/4
を乗算した奇数ラインの画像データ3Dh/4と演算係
数1/4を乗算した奇数ラインDi/4の画像データと
が加算され、また、偶数フィールドの画像データDIN
(偶)を非飛越走査方式の新しい表示ラインの画像デー
タDOUT (偶)に変換するときには、演算係数3/4を
乗算した偶数ラインの画像データ3Di/4と演算係数
1/4を乗算した偶数ラインの画像データDh/4とが
加算されるので、飛越走査方式の奇数フィールドの画像
データDIN(奇)を非飛越走査方式の画像データDOUT
(奇)に補間する表示ラインの位置や演算係数と、その
偶数フィールドの画像データDIN(偶)を非飛越走査方
式の画像データDOUT (偶)に補間する表示ラインの位
置や演算係数とが同等になる。
【0031】このため、偶数フィールドの画像データを
補間したデータで画面を走査したときの表示輝度と、奇
数フィールドの画像データを補間したデータで画面を走
査したときの表示輝度との間には輝度差が生じなくな
る。この表示輝度の差を無くことで、映像をちらつかせ
るフリッカの原因が取り除ける。また、奇数フィールド
で隣接する2つのライン間を1対3に分割する位置又は
偶数フィールドで隣接する2つのライン間を3対1に分
割する位置を非飛越走査方式の表示ラインとしているの
で、画像データの位置ずれが無くなり、垂直方向の画像
ブレが無くなる。
【0032】(2)第2の実施例の説明 図5は、本発明の第2の実施例に係る走査方式変換装置
の構成図を示している。第2の実施例では第1の実施例
と異なり、セレクタ22をライン遅延回路21の直後に
設けることによって、1/4演算器及び3/4演算器の
個数を減らしたものである。
【0033】本発明の第2の走査方式変換装置は、図6
に示すように、例えば、HDTV信号のような走査線数
1035本の飛越走査方式の画像データを走査線数51
7本の非飛越走査方式の画像データに変換する場合であ
って、表示画面の上下部分の合計37本の走査線の画像
データを切り捨てて、480本のPDP(プラズマディ
スプレイ)用のデータに変換するものである。
【0034】図5において、21は非飛越走査方式の表
示ラインから4分の3S離れた偶数ラインの画像データ
及び表示ラインから4分の1S離れた奇数ラインの画像
データを1ライン遅延する1ライン遅延回路である。2
2は、1ライン遅延回路21の出力データDh、表示ラ
インから4分の3S離れた奇数ラインの画像データ及び
表示ラインから4分の1S離れた偶数ラインの画像デー
タをフィールド判別信号に従って選択するセレクタであ
り、選択回路の一例である。セレクタ22はスイッチ素
子SW1〜SW4及びインバータ INVから成る。SW1
及びSW4はSC信号が奇数フィールドを示す「L」レ
ベルのときにONする。SW2及びSW3はSC信号が
偶数フィールドを示す「H」レベルのときにONする。
【0035】セレクタ22は奇数フィールドを示すSC
信号=「L」レベルのときに、SW1をONして非飛越
走査方式の表示ラインから4分の1離れた奇数ラインの
画像データDiを選択する。また、SC信号=「L」レ
ベルで、SW4をONして1ライン遅延回路21の出力
データDhを選択する。また、セレクタ22は偶数フィ
ールドを示すSC信号=「H」レベルのときに、SW2
をONして1ライン遅延回路21の出力データDhを選
択する。また、SC信号=「H」レベルで、SW3をO
Nして非飛越走査方式の表示ラインから4分の1S離れ
た偶数ラインの画像データDiを選択する。
【0036】23はセレクタ22の出力データDi又は
Dhに演算係数1/4を乗算する1/4演算器であり、
第1の演算器の一例である。24はセレクタ22の出力
データDi又はDhに演算係数3/4を乗算する3/4
演算器であり、第2の演算器の一例である。25は1/
4演算器23の出力データDi/4 又はDh/4 と3/
4演算器24の出力データ3Di/4 又は3Dh/4 と
を加算する加算器である。なお、1ライン遅延回路2
1、1/4演算器23及び3/4演算器24の構成は第
1の実施例と同様であるため、その説明を省略する。
【0037】次に、本実施例の走査方式変換方法につい
て、第2の実施例の装置の動作を説明する。本実施例で
は、走査線数1035本の飛越走査方式の画像データか
ら480本のPDP用のデータに変換する場合であっ
て、図2に示したように、飛越走査方式の奇数フィール
ドで隣接する2つのライン間を1対3に分割する位置を
非飛越走査方式の新しい表示ラインとすると、1ライン
遅延回路21はこの表示ラインから4分の1S離れた奇
数ラインの画像データを1ライン遅延する。なお、飛越
走査方式の奇数フィールドのライン番号L1,L3…L
31,L33、及び、L997 ,L999 …L1033,L1035の画
像データDIN(奇)は取り込まずに無効にする。そし
て、セレクタ22は垂直同期信号Vsyncに同期して立ち
下がったフィールド判別信号SC=「L」レベルを受け
てSW1及びSW4をONする。これによって、1/4
演算器23は非飛越走査方式の表示ラインから4分の3
S離れた奇数ラインの画像データDiに演算係数1/4
を乗算する。また、3/4演算器24は1ライン遅延回
路21によって1ライン遅延された奇数ラインの画像デ
ータDhに演算係数3/4を乗算する。
【0038】さらに、加算器25は1/4演算器23の
出力データDi/4と3/4演算器24の出力データ3
Dh/4とを加算し、この加算値Di/4+3Dh/4
を出力する。この結果、図6(A)に示すように飛越走
査方式の奇数フィールドのライン番号L35,L37,L39
…L991 ,L993 ,L995 の画像データDIN(奇)が
補間され、その補間データが、非飛越走査方式のフィー
ルドのライン番号L0,L1,L2,L3…L477 ,L
478 ,L479 の画像データDOUT (奇)として出力され
る。
【0039】また、飛越走査方式の偶数フィールドの画
像データDINを非飛越走査方式の画像データDOUT
(偶)に変換する場合であって、飛越走査方式の偶数フ
ィールドで隣接する2つのライン間を3対1に分割する
位置を非飛越走査方式の表示ラインとすると、1ライン
遅延回路21はこの表示ラインから4分の3S離れた偶
数ラインを1ライン遅延する。なお、飛越走査方式の偶
数フィールドのライン番号L2,L4…L30,L32、及
び、L998 ,L1000…L1032,L1034の画像データDI
N(偶)は取り込まずに無効にする。そして、セレクタ
22はフィールド判別信号SCの「H」レベルを受け
て、SW2及びSW3をONする。これにより、1/4
演算器23は1ライン遅延回路21によって1ライン遅
延された偶数ラインの画像データDhに演算係数1/4
を乗算する。また、3/4演算器24はこの表示ライン
から4分の1S離れた偶数ラインの画像データDiに演
算係数3/4を乗算する。さらに、加算器25は1/4
演算器23の出力データDh/4と3/4演算器24の
出力データ3Di/4とを加算し、この加算値3Di/
4+Dh/4を出力する。
【0040】この結果、図6(B)に示すように飛越走
査方式の偶数フィールドのライン番号L34,L36,L38
…L990 ,L992 ,L994 ,L996 の原画像データDI
N(偶)が、非飛越走査方式のフィールドのライン番号
L0,L1,L2,L3…L477 ,L478 ,L479 の画
像データDOUT (偶)として出力される。これにより、
走査線数1035本の飛越走査方式の画像データからそ
の表示画面の上下部分の走査線数合計37本を切り捨
て、しかも、走査線数を1/2にした走査線数480本
のPDP用のデータを得ることができる。
【0041】このようにして、本発明の第2の実施例に
係る走査方式変換装置では、SC信号によってセレクタ
22を切り換えることにより、1ライン遅延回路21の
出力データDh、表示ラインから4分の3S離れた奇数
ラインの画像データ及び表示ラインから4分の1S離れ
た偶数ラインの画像データが、1/4演算器23又は3
/4演算器24に出力されるので、第1の実施例と同様
に、非飛越走査方式の表示ラインから4分の1S離れた
奇数ライン及び偶数ラインの各々の画像データDi、D
hに対しては共に演算係数3/4が乗算され、この表示
ラインから4分の3S離れた奇数ライン及び偶数ライン
の各々の画像データDi、Dhに対しては共に演算係数
1/4が乗算される。そして、奇数フィールドの画像デ
ータDIN(奇)を非飛越走査方式の新しい表示ラインの
画像データDOUT (奇)に変換するときには、演算係数
3/4を乗算した奇数ラインの画像データ3Dh/4と
演算係数1/4を乗算した奇数ラインDi/4の画像デ
ータとが加算され、また、偶数フィールドの画像データ
DIN(偶)を非飛越走査方式の新しい表示ラインの画像
データDOUT (偶)に変換するときには、演算係数3/
4を乗算した偶数ラインの画像データ3Di/4と演算
係数1/4を乗算した偶数ラインの画像データDh/4
とが加算されるので、飛越走査方式の奇数フィールドの
画像データDIN(奇)を非飛越走査方式の画像データD
OUT (奇)に補間する表示ラインの位置や演算係数と、
その偶数フィールドの画像データDIN(偶)を非飛越走
査方式の画像データDOUT (偶)に補間する表示ライン
の位置や演算係数とが同等になる。
【0042】これにより、偶数フィールドの画像データ
を補間したデータでPDPディスプレイ等の表示画面を
走査したときの表示輝度と、奇数フィールドの画像デー
タを補間したデータで画面を走査したときの表示輝度と
の間には輝度差が生じなくなるので、映像ちらつきのな
い画像表示ができる。また、第1の実施例と同様に奇数
フィールドで隣接する2つのライン間を1対3に分割す
る位置又は偶数フィールドで隣接する2つのライン間を
3対1に分割する位置を非飛越走査方式の表示ラインと
しているので、画像データの位置ずれが無くなり、垂直
方向の画像ブレが無くなる。
【0043】さらに、第2の実施例ではセレクタ22を
ライン遅延回路21の直後に設けているので、1/4演
算器及び3/4演算器をそれぞれ1つづ設ければ良い。
これにより、第1の実施例に比べて1/4演算器及び3
/4演算器をそれぞれ1つづ減らすことができるので、
走査方式変換装置に占める演算器のチップ面積の削減化
に寄与する。
【0044】(3)第3の実施例の説明 図7(A),(B)は、本発明の第3の実施例に係る画
像表示装置の構成図を示している。第3の実施例では第
1及び第2の実施例の走査方式変換装置を応用した画像
表示装置を提供するものである。本発明の第1の画像表
示装置は、図7(A)に示すように受信回路31、走査
方式変換回路32及び表示機器33から成る。受信回路
31は信号同調回路、信号復調回路及び信号検波回路等
から成り、例えば、走査線数1125本の表示画面を奇
数フィールドと偶数フィールドとに分解して走査する飛
越走査方式の画像データを受信するものである。この画
像データは、好ましくは、NTSC方式又はHDTV方
式の映像信号を二値化したものである。
【0045】走査方式変換回路32は、受信回路31の
出力データを走査線数、例えば、480本の非飛越走査
方式の画像データに変換するものである。走査方式変換
回路32には、第1の実施例に係る走査方式変換装置を
用いる。なお、本発明の第2の画像表示装置では、図7
(B)に示すような第2の実施例で説明した走査方式変
換装置34を用いる。各変換装置32及び34の内部構
成及び機能は先に説明しているので説明を省略する。
【0046】表示機器33は走査方式変換回路32の出
力データに基づいて画像表示をするものである。表示機
器33にはプラズマディスプレイや液晶ディスプレイ等
のデジタル表示デバイスを用いる。この表示デバイスは
1画素単位に個別に表示する機能を有しており、受像管
では得られない高解像度を有している。表示機器33に
はこれらの表示デバイスを駆動する駆動回路を含んでい
る。
【0047】次に、本実施例の画像表示装置の動作を説
明する。受信回路31は、例えば、NTSC方式の受信
信号を入力すると、この信号を復調及び検波等すること
により、飛越走査方式の画像データ(カラー映像信号
R,G,B)を出力する。このデータは走査線数112
5本の表示画面を奇数フィールドと偶数フィールドとに
分解して走査するものである。また、受信回路31の出
力データを入力した走査方式変換回路32は、この画像
データを走査線数、例えば、480本の非飛越走査方式
の画像データに変換する。この走査方式変換回路32の
動作は第1又は第2の実施例で述べているので、その説
明を省略する。
【0048】さらに、走査方式変換回路32の出力デー
タを入力した表示機器33は、この画像データに基づい
て画像表示をする。表示機器33では画像データから表
示電圧が生成され、この表示電圧は、走査線数480本
の表示画面が線順位に走査すされる画像電極に供給され
る。これにより、プラズマディスプレイ等の表示画面に
NTSC方式の映像が1画素単位に個別に表示できる。
【0049】このようにして、本発明の第3の実施例に
係る画像表示装置では、走査方式変換回路32には第1
の実施例の走査方式変換装置が用いられ、走査方式変換
回路34には第2の実施例の走査方式変換装置が用いら
れるので、走査線数1125本の表示画面を走査する飛
越走査方式の画像データが、画像ブレや映像ちらつきの
ない走査線数480本の非飛越走査方式の画像データに
変換されることになる。
【0050】これにより、プラズマディスプレイや液晶
ディスプレイ等のデジタル表示デバイスにNTSC信号
やHDTV信号を取り入れて、高解像度の画像表示を行
うことができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の走査方式
変換方法によれば、飛越走査方式の奇数フィールドの画
像データを非飛越走査方式の画像データに補間する条件
と、その偶数フィールドの画像データを非飛越走査方式
の画像データに補間する条件とが同等になるので、偶数
フィールドの画像データを補間したデータで画面を走査
したときの表示輝度と、奇数フィールドの画像データを
補間したデータで画面を走査したときの表示輝度との間
には輝度差が生じなくなる。
【0052】また、遅延回路、1/4演算器、3/4演
算器、加算器及び選択回路を組み合わせることにより、
容易に走査方式変換装置を構成することができるので、
この装置を応用することによって、画像ちらつきや画像
ブレの無い画像表示装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る走査方式変換装置
の構成図である。
【図2】本発明の各実施例に係る走査方式変換前後の走
査線図である。
【図3】本発明の各実施例に係る1/4及び3/4演算
器の説明図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る走査方式変換装置
の動作説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る走査方式変換装置
の構成図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る走査方式変換装置
の動作説明図である。
【図7】本発明の第3の実施例に係る画像表示装置の構
成図である。
【図8】従来例に係る走査方式変換装置を説明する構成
図である。
【図9】従来例に係る走査方式変換方法を説明する走査
線図及び動作説明図である。
【符号の説明】
11,21…1ライン遅延回路、12,16,24…3
/4演算器、13,15,23…1/4演算器、14,
17,25…加算器、18,22…セレクタ、31…受
信回路、32,34…走査方式変換回路、33…表示機
器。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査線数n本の表示画面を奇数フィール
    ドと偶数フィールドとに分解して走査する飛越走査方式
    の画像データを、走査線数n/2本の表示画面を走査す
    る非飛越走査方式の画像データに変換する方法であっ
    て、 前記奇数フィールドの画像データを非飛越走査方式の新
    しい表示ラインの画像データに変換するときには、前記
    奇数フィールドで隣接する2つのライン間を1対3に分
    割する位置を非飛越走査方式の新しい表示ラインとし、 前記表示ラインに近い方の奇数ラインの画像データには
    演算係数3/4を乗算し、 前記表示ラインから遠い方の奇数ラインの画像データに
    は演算係数1/4を乗算し、 前記演算係数3/4を乗算した画像データと前記演算係
    数1/4を乗算した奇数ラインの画像データとを加算
    し、 前記偶数フィールドの画像データを非飛越走査方式の新
    しい表示ラインの画像データに変換するときには、前記
    偶数フィールドで隣接する2つのライン間を3対1に分
    割する位置を非飛越走査方式の新しい表示ラインとし、 前記表示ラインに近い方の偶数ラインの画像データには
    演算係数3/4を乗算し、 前記表示ラインから遠い方の偶数ラインの画像データに
    は演算係数1/4を乗算し、 前記演算係数3/4を乗算した画像データと前記演算係
    数1/4を乗算した画像データとを加算することを特徴
    とする走査方式変換方法。
  2. 【請求項2】 前記奇数フィールドの画像データから作
    成された非飛越走査方式の新しい表示ラインの画像デー
    タと、前記偶数フィールドの画像データから作成された
    非飛越走査方式の新しい表示ラインの画像データとを1
    フィールド毎に交互に出力することを特徴とする請求項
    1記載の走査方式変換方法。
  3. 【請求項3】 走査線数n本の表示画面を奇数フィール
    ドと偶数フィールドとに分解して走査する飛越走査方式
    の画像データを、走査線数n/2本の表示画面を走査す
    る非飛越走査方式の画像データに変換する装置であっ
    て、 前記奇数フィールド又は偶数フィールドで隣接する2つ
    のライン間を3対1に分割する位置を非飛越走査方式の
    新しい表示ラインとするときに、前記表示ラインよりも
    1ラインの前の奇数ラインの画像データ及び偶数ライン
    の画像データを1ライン遅延する遅延回路と、 前記遅延回路によって1ライン遅延された奇数ラインの
    画像データに演算係数3/4を乗算する第1の演算器
    と、 前記表示ラインから遠い方の奇数ラインの画像データに
    演算係数1/4を乗算する第2の演算器と、 前記第1の演算器の出力データと前記第2の演算器の出
    力データとを加算する第1の加算器と、 前記遅延回路によって1ライン遅延された偶数ラインの
    画像データに演算係数1/4を乗算する第3の演算器
    と、 前記表示ラインに近い方の偶数ラインの画像データに演
    算係数3/4を乗算する第4の演算器と、 前記第3の演算器の出力データと前記第4の演算器の出
    力データとを加算する第2の加算器と、 前記第1の加算器の出力データ及び第2の加算器の出力
    データをフィールド判別信号に従って選択する選択回路
    とを備えていることを特徴とする走査方式変換装置。
  4. 【請求項4】 走査線数n本の表示画面を奇数フィール
    ドと偶数フィールドとに分解して走査する飛越走査方式
    の画像データを走査線数n/2本の非飛越走査方式の画
    像データに変換する装置であって、 前記奇数フィールド又は偶数フィールドで隣接する2つ
    のライン間を3対1に分割する位置を非飛越走査方式の
    新しい表示ラインとするときに、前記表示ラインよりも
    1ライン前の奇数ラインの画像データ及び偶数ラインの
    画像データを1ライン遅延する遅延回路と、 前記遅延回路の出力データ、前記表示ラインよりも後の
    奇数ラインの画像データ及び偶数ラインの画像データを
    フィールド判別信号に従って選択する選択回路と、 前記選択回路の出力データに演算係数1/4を乗算する
    第1の演算器と、 前記選択回路の出力データに演算係数3/4を乗算する
    第2の演算器と、 前記第1の演算器の出力データと第2の演算器の出力デ
    ータとを加算する加算器とを備えていることを特徴とす
    る走査方式変換装置。
  5. 【請求項5】 走査線数n本の表示画面を奇数フィール
    ドと偶数フィールドとに分解して走査する飛越走査方式
    の画像データを受信する受信回路と、 前記受信回路の出力データを走査線数n/2本の非飛越
    走査方式の画像データに変換する走査方式変換回路と、 前記走査方式変換回路の出力データに基づいて画像表示
    をする表示回路とを備え、前記走査方式変換回路が請求
    項3及び4記載の走査方式変換装置から成ることを特徴
    とする画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記飛越走査方式の画像データは、NT
    SC方式又はHDTV方式であることを特徴とする請求
    項5記載の画像表示装置。
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